JP4900317B2 - フレーム送信装置、フレーム送信方法およびフレーム送信プログラム - Google Patents

フレーム送信装置、フレーム送信方法およびフレーム送信プログラム Download PDF

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Description

この発明は、フレーム送信装置、フレーム送信方法およびフレーム送信プログラムに関する。
従来より、フレーム送信装置からのフレーム送信処理について、様々な手法が用いられている。
例えば、従来の手法では、フレーム送信装置は、フレーム受信装置が有するバッファに蓄積されたフレームの状況(フレーム蓄積情報)を、フレーム受信装置から受信する。そして、フレーム送信装置は、受信したフレーム蓄積情報を用いて、フレーム送信処理を制御していた。
具体的な例をあげて説明すると、フレーム送信装置は、フレーム受信装置からフレーム蓄積情報を短い周期で受信する。そして、フレーム送信装置は、短い周期で受信するフレーム蓄積情報を用いて、フレーム受信装置が有するバッファの蓄積状況に連動したフレーム送信処理を行っていた。
また、例えば、フレーム送信装置にかかる処理負荷やフレーム流量を考慮してフレーム送信処理を制御する手法(処理負荷等を考慮する手法)がある(例えば、特許文献1)。また、例えば、フレーム送信装置がフレームを複数の方路に対して送信する際に、過去に用いた方路を記憶した送信履歴を用いて、次にフレームを送信する方路を選択する手法(送信履歴を用いる手法)がある(例えば、特許文献2)。
特開2005−20307号公報(第1−6頁、第1図) 特開平3−69231号公報(第1−3頁、第1図)
ところで、上記した手法では、フレーム受信装置側の蓄積状況を考慮したフレーム送信処理を行う上で、フレーム受信装置からフレーム送信装置へのトラフィックを軽減することが難しかったという課題があった。
例えば、従来のフレーム送信装置は、フレーム受信装置側の蓄積状況を考慮したフレーム送信処理を行う上で、フレーム受信装置からフレーム蓄積情報を短い周期で受信することが必要であった。このため、フレーム受信装置からフレーム送信装置へのトラフィックを軽減することは困難であった。
なお、例えば、上記した処理負荷等を考慮する手法や、上記した送信履歴を用いる手法は、フレーム受信装置側の蓄積状況を考慮したフレーム送信処理を行うものではない。
そこで、この発明は、上述した従来手法の課題を解決するためになされたものであり、フレーム受信装置からフレーム送信装置へのトラフィックを軽減することが可能であるフレーム送信装置、フレーム送信方法およびフレーム送信プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、複数の方路各々に対してフレームを送信するフレーム送信装置であって、前記方路各々に対応付けて、前記方路ごとに前記フレームを蓄積するバッファが設けられたフレーム受信装置のバッファに蓄積されている前記フレームの容量を示す値として、前記フレーム送信装置において演算した値である蓄積容量値各々を記憶する蓄積容量値記憶手段と、前記方路各々に対応付けて、前記フレーム受信装置が前記バッファに蓄積されているフレームを当該バッファから読み出す周期と、前記フレーム受信装置が当該周期ごとに読み出すフレームの読出容量との対応付け各々を記憶する周期容量記憶手段と、前記方路各々に対応付けて、前記蓄積容量値記憶手段によって記憶されている蓄積容量値の閾値として、第一の閾値各々と第二の閾値各々とを記憶する閾値記憶手段と、フレームを送信するごとに、前記蓄積容量値記憶手段によってフレームを送信した方路に対応付けて記憶されている蓄積容量値に、当該フレームの容量を示す値を加算する加算手段と、前記方路各々について、前記周期容量記憶手段によって記憶されている周期のうち当該方路に対応付けられた周期ごとに、前記蓄積容量値記憶手段によって記憶されている蓄積容量値のうち当該方路に対応付けられた蓄積容量値から、前記周期容量記憶手段によって記憶されているフレームの読出容量のうち当該方路に対応付けられたフレームの読出容量を示す値を減算する減算手段と、前記蓄積容量値記憶手段によって方路各々について記憶されている蓄積容量値各々を用いてフレームの送信をラウンドロビンにて制御する際に、前記蓄積容量値記憶手段によって前記方路各々に対応付けて記憶されている蓄積容量値各々が、前記閾値記憶手段によって当該方路各々に対応付けられて記憶されている前記第一の閾値より大きい値であるかを判定し、大きな値であると判定した蓄積容量値が対応付けられた方路に対する送信を停止し、かつ、前記蓄積容量値各々が、前記閾値記憶手段によって当該方路各々に対応付けられて記憶されている前記第二の閾値より小さい値であるかを判定し、小さな値であると判定した蓄積容量値が対応付けられた方路に対する送信を、小さな値であると判定されていない蓄積容量値に対応付けられた方路に対する送信に比較して優先する送信制御手段と、を備える。
フレーム受信装置からフレーム送信装置へのトラフィックを軽減することが可能である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るフレーム送信装置、フレーム送信方法およびフレーム送信プログラムの実施例を詳細に説明する。なお、以下では、実施例1で用いる主要な用語、実施例1に係るフレーム送信装置の概要、フレーム送信装置の構成および処理の流れを順に説明し、その後、その他の実施例について説明する。
[フレーム送信装置の概要]
まず最初に、図1を用いて、実施例1に係るフレーム送信装置の概要を説明する。図1は、実施例1に係るフレーム送信装置の概要を説明するための図である。
同図に示すように、実施例1に係るフレーム送信装置100は、フレーム受信装置300にフレームを送信するものである。なお、図1には、説明の便宜上、フレーム送信装置100から送信されたフレームを受信するフレーム受信装置300についても、併せて示した。フレーム受信装置300は、バッファ306を有するものであり、フレーム送信装置100から受信したフレームをバッファ306に格納する。そして、フレーム受信装置300は、バッファ306にフレームを格納した後に、バッファ306からフレームを読み出して処理(例えば、他の装置に送信するなど)するものである。
そして、実施例1に係るフレーム送信装置100は、以下で説明するように、フレーム受信装置300からフレーム送信装置100へのトラフィックを軽減することが可能である。
すなわち、実施例1に係るフレーム送信装置100は、図1に示すように、蓄積容量値を記憶するカウンタ101を有する。具体的な例をあげて説明すると、実施例1に係るフレーム送信装置100では、カウンタ101が、蓄積容量値として、「800バイト」や「1500バイト」を記憶する。なお、蓄積容量値とは、フレーム受信装置300のバッファ306に蓄積されているフレームの容量を示す値として、フレーム送信装置100において演算した値である。
そして、実施例1に係るフレーム送信装置100は、図1に示すように、「周期」と「読出容量」とを記憶する周期容量記憶部102を有する。なお、「周期」とは、フレーム受信装置300がバッファ306に蓄積されているフレームをバッファ306から読み出す周期を示す。また、「読出容量」とは、フレーム受信装置300が周期ごとに読み出すフレームの容量を示す。
具体的な例をあげて説明すると、実施例1に係るフレーム送信装置100では、周期容量記憶部102が、周期「1クロック(125MHz)」と読出容量「1バイト」とを記憶する。
ここで、実施例1に係るフレーム送信装置100は、蓄積容量値を加算する。具体的には、図1に示すように、実施例1に係るフレーム送信装置100では、加算部103が、フレームを送信するごとに、カウンタ101によって記憶されている蓄積容量値に、送信するフレームの容量を示す値を加算する。
例えば、実施例1に係るフレーム送信装置100が、フレーム受信装置300に対して「100バイト」のフレームを送信した場合を例に、具体的に説明する。なお、ここで、カウンタ101は、蓄積容量値「800バイト」を記憶しているものとする。図1に示すように、実施例1に係るフレーム送信装置100では、加算部103が、カウンタ101によって記憶されている蓄積容量値「800バイト」に「100バイト」を加算し、「900バイト」とする。
また、実施例1に係るフレーム送信装置100は、蓄積容量値を減算する。具体的には、図1に示すように、実施例1に係るフレーム送信装置100では、減算部104が、周期容量記憶部102によって記憶されている周期ごとに、カウンタ101によって記憶されている蓄積容量値を減算する。また、実施例1に係るフレーム送信装置100では、減算部104が、周期容量記憶部102によって記憶されている読出容量を示す値を、蓄積容量値から減算する。
例えば、周期容量記憶部102が、周期「1クロック(125MHz)」と読出容量「1バイト」とを記憶する場合を例に、具体的に説明する。なお、ここで、カウンタ101は、蓄積容量値「900バイト」を記憶しているものとする。実施例1に係るフレーム送信装置100では、減算部104は、「1クロック」ごとに、カウンタ101によって記憶されている蓄積容量値から「1バイト」減算する。例えば、減算部104は、蓄積容量値「900バイト」から「1バイト」減算し、蓄積容量値「899バイト」とする。また、その後、減算部104は、「1クロック」経過すると、蓄積容量値「899バイト」から「1バイト」減算し、蓄積容量値「898バイト」とする。
そして、実施例1に係るフレーム送信装置100は、カウンタ101によって記憶されている蓄積容量値を用いてフレームの送信を制御する。例えば、実施例1に係るフレーム送信装置100では、送信制御部105が、カウンタ101によって蓄積容量値「1500バイト」が記憶されている場合には、フレーム送信処理を停止する。そして、例えば、その後、実施例1に係るフレーム送信装置100では、送信制御部105が、減算部104によって蓄積容量値が減算されることで、カウンタ101によって蓄積容量値「1500バイト」未満になった場合に、フレーム送信を再開する。
このようなことから、実施例1に係るフレーム送信装置100は、上記した如く、フレーム受信装置300からフレーム送信装置100へのトラフィックを軽減することが可能である。
具体的には、従来の手法では、フレーム送信装置は、フレーム受信装置が有するバッファのフレーム蓄積情報をフレーム受信装置から受信し、受信したフレーム蓄積情報を用いて、フレームの送信処理を制御していた。
このような従来の手法と比較して、開示のフレーム送信装置100では、フレーム送信装置100自身が、フレーム受信装置300のフレーム蓄積状態をエミュレーションする。そして、フレーム受信装置300から受信するフレーム蓄積情報ではなく、エミュレーション結果を用いてフレーム送信処理を制御するので、フレーム受信装置300からフレーム送信装置100へのトラフィックを軽減することが可能である。
[フレーム送信装置の構成]
次に、図2〜図6を用いて、図1に示したフレーム送信装置100の構成を説明する。なお、以下では、まず、出力方路毎FIFO(First−In First−Out)容量エミュレーション部200を含むフレーム送信装置100の全体構成について説明する。そして、フレーム受信装置300の構成について説明する。その後、出力方路毎FIFO容量エミュレーション部200の構成について説明する。
[フレーム送信装置の全体構成]
まず、図2を用いて、出力方路毎FIFO容量エミュレーション部200を含むフレーム送信装置100の構成について説明する。なお、図2は、実施例1に係るフレーム送信装置100の構成を説明するためのブロック図である。また、以下では、図2においては、フレーム送信装置100から送信されたフレームを受信するフレーム受信装置300の構成についても併せて示した。
図2に示すように、フレーム送信装置100は、フレームをフレーム受信装置300に送信する。具体的には、フレーム送信装置100は、バッファ制御部110を有する。また、フレーム送信装置100では、バッファ制御部110が、宛先方路毎バッファ121からフレームを読み出し、読み出したフレームをフレーム受信装置300に送信する。
バッファ制御部110は、特に、宛先方路毎バッファ121と、多重部131と、読出し制御部132と、出力方路毎FIFO容量エミュレーション部200と、を有する。なお、以下では、バッファ制御部110は、方路それぞれについて、それぞれ別個の出力方路毎FIFO容量エミュレーション部200を有するものとして説明する。つまり、バッファ制御部110は、方路が「n」個ある場合には、出力方路毎FIFO容量エミュレーション部200を「n」個有するものとして、説明する。
宛先方路毎バッファ121は、読出し制御部132と多重部131とに接続する。また、宛先方路毎バッファ121は、フレーム送信装置100からフレーム受信装置300に対して送信されるフレームを記憶する。具体的には、宛先方路毎バッファ121は、複数のバッファ(送信側)を有する。また、宛先方路毎バッファ121は、複数の方路各々に対して送信されるフレーム各々を、方路毎に異なるバッファ(送信側)各々に記憶する。
例えば、方路が「1」〜「n」まである場合を例に、具体的に説明する。宛先方路毎バッファ121は、バッファ(送信側)「方路1」〜「方路n」を有し、バッファ(送信側)「方路1」〜「方路n」各々が、方路「1」〜「n」に対して送信するフレーム各々を記憶する。
なお、実施例1では、宛先方路毎バッファ121が、方路が「1」〜「n」各々に対して送信されるフレームを、それぞれ異なるバッファ(送信側)に格納する場合を例に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、宛先方路毎バッファ121は、一つのバッファ(送信側)のみを有し、方路毎に使用することが許される容量と使用している容量とを管理することで、いずれの方路に対して送信されるフレームかを関係なく、当該一つのバッファ(送信側)にフレームを格納してもよい。
また、宛先方路毎バッファ121は、フレーム受信装置300に対して送信されるフレームを、フレーム送信装置100によって入力されて格納する。なお、フレーム送信装置100によって宛先方路毎バッファ121に入力されるフレームは、例えば、他の装置からフレーム送信装置100に対して送信されたものが該当する。また、宛先方路毎バッファ121が記憶しているフレームは、読出し制御部132によって読み出され、読出し制御部132によって多重部131に送られるものである。
多重部131は、宛先方路毎バッファ121に接続する。また、多重部131は、光回線等を介して、フレーム受信装置300(振分け部331)と接続する。また、多重部131は、フレーム受信装置300に対してフレームを送信する。具体的には、多重部131は、読出し制御部132によって宛先方路毎バッファ121から読み出されたフレームを、フレーム受信装置300に対して送信する。具体的な例をあげて説明すると、多重部131は、読出し制御部132によって、宛先方路毎バッファ121が有する方路毎に異なるバッファ(送信側)各々から読み出されたフレーム各々を、宛先方路毎バッファ121から読出し制御部132によって送られて受け取る。そして、多重部131は、宛先方路毎バッファ121から受け取ったフレームを、多方路多重伝送路を介して方路各々に対して送信する。
なお、多重部131が行うフレーム送信処理は、読出し制御部132によるフレーム読出処理によって制御されるものである。
読出し制御部132(「送信制御手段」とも称する)は、宛先方路毎バッファ121と出力方路毎FIFO容量エミュレーション部200とに接続する。また、読出し制御部132は、宛先方路毎バッファ121からのフレーム読み出し処理を制御する。また、読出し制御部132は、宛先方路毎バッファ121から読み出したフレームについての情報を、出力方路毎FIFO容量エミュレーション部200各々に伝達する。以下では、まず、フレーム読み出し処理について説明し、その後、出力方路毎FIFO容量エミュレーション部200各々への伝達について説明する。
まず、読出し制御部132によるフレーム読み出し処理について説明する。具体的には、読出し制御部132は、宛先方路毎バッファ121からのフレーム読み出しを、ラウンドロビンにて制御する。
より詳細には、読出し制御部132は、出力方路毎FIFO容量エミュレーション部200各々内(FIFO容量バイトカウンタ部203各々)に記憶されている蓄積容量値を用いて、宛先方路毎バッファ121からのフレーム読み出しを制御する。なお、ここで、出力方路毎FIFO容量エミュレーション部200各々内(FIFO容量バイトカウンタ部203各々)に記憶されている蓄積容量値各々とは、方路各々について記憶されている蓄積容量値各々を示す。
ここで、具体的な一例をあげて、読出し制御部132によるフレーム読み出し処理について説明する。なお、方路は、「1」〜「n」まであるものとする。例えば、読出し制御部132は、方路「1」〜「n」に対して送信するフレームを格納しているバッファ(送信側)「方路1」〜「方路n」それぞれから、フレームを順番に読み出す。また、読出し制御部132は、バッファ(送信側)「方路1」〜「方路n」それぞれから読み出す処理を繰り返す。
また、読出し制御部132は、方路各々に設けられた出力方路毎FIFO容量エミュレーション部200各々から、Full信号(後述)やFull解除信号(後述)、Empty信号(後述)、または、Empty解除信号(後述)を、受け付ける。そして、読出し制御部132は、フレームを読み出す処理を制御する。
なお、ここで、Full信号やFull解除信号、Empty信号、Empty解除信号は、出力方路毎FIFO容量エミュレーション部200各々(後述するFIFO状態判定処理部213各々)によって読み出し制御部132に送信される情報である。
読出し制御部132がFull信号を受け付けた場合について説明する。読出し制御部132は、Full信号が送られた方路について、当該方路に対して送信するフレームを宛先方路毎バッファ121から読み出す処理を、停止する。
例えば、方路が「1」〜「n」まである場合を例に、具体的に説明する。また、バッファ(送信側)「方路1」〜「方路n」それぞれは、方路「1」〜「n」に対して送信するフレーム各々を記憶するものとして説明する。また、読出し制御部132は、方路「1」についての出力方路毎FIFO容量エミュレーション部200から、Full信号を受け付けたものとして説明する。ここで、読出し制御部132は、バッファ(送信側)「方路1」からフレームを読み出す処理を停止する。つまり、読出し制御部132は、バッファ(送信側)「方路1」からのフレーム読み出し処理をスキップし、その他のバッファ(送信側)「方路2」〜「方路n」からのフレーム読み出し処理を繰り返す。
また、読出し制御部132がFull解除信号を受け付けた場合について説明する。読出し制御部132は、Full解除信号が送られた方路について、当該方路に対して送信するフレームをバッファ(送信側)から読み出す処理を再開する。
例えば、読出し制御部132は、方路「1」についての出力方路毎FIFO容量エミュレーション部200から、Full信号を受け付け、その後、Full解除信号を受け付けたものとして説明する。ここで、読出し制御部132は、バッファ(送信側)「方路1」からフレームを読み出す処理を再開する。つまり、読出し制御部132は、バッファ(送信側)「方路1」からのフレーム読み出し処理のスキップを解除し、バッファ(送信側)「方路1」〜「方路n」からのフレーム読み出し処理を繰り返す。
また、読出し制御部132がEmpty信号を受け付けた場合について説明する。読出し制御部132は、Empty信号が送られた方路について、当該方路に対して送信するフレームをバッファ(送信側)から読み出す処理を優先して行う。
例えば、読出し制御部132は、方路「1」についての出力方路毎FIFO容量エミュレーション部200から、Empty信号を受け付けたものとして説明する。ここで、読出し制御部132は、バッファ(送信側)「方路1」からフレームを読み出す処理を、その他のバッファ(送信側)からのフレーム読み出し処理に比較して優先する。つまり、読出し制御部132は、バッファ(送信側)「方路1」からのフレーム読み出し処理を、バッファ(送信側)「方路2」〜「方路n」からのフレーム読み出し処理各々に比較して、優先して行う。具体的な例をあげて説明すると、例えば、読出し制御部132は、バッファ(送信側)「方路2」〜「方路n」からのフレーム読み出し処理各々が行われる回数各々よりも、バッファ(送信側)「方路1」からのフレーム読み出し処理が行われる回数が多くなるように、フレーム読み出し処理を繰り返す。
また、読出し制御部132がEmpty解除信号を受け付けた場合について説明する。読出し制御部132は、Empty解除信号が送られた方路について、当該方路に対して送信するフレームをバッファ(送信側)から読み出す処理を再開する。
例えば、読出し制御部132は、方路「1」についての出力方路毎FIFO容量エミュレーション部200から、Empty信号を受け付け、その後、Empty解除信号を受け付けたものとして説明する。ここで、読出し制御部132は、バッファ(送信側)「方路1」からフレームを読み出す処理を、その他のバッファ(送信側)からのフレーム読み出し処理と同等に行う。つまり、読出し制御部132は、バッファ(送信側)「方路1」からのフレーム読み出し処理を、バッファ(送信側)「方路2」〜「方路n」からのフレーム読み出し処理各々に比較して、優先することなく、同等の処理として行う。
すなわち、読出し制御部132は、Full判定信号を受け付けた場合には、受け付けた方路に対してのフレーム送信を停止する設定を行う。また、読出し制御部132は、FULL判定解除信号を受け付けた場合には、受け付けた方路に対してのフレーム送信を停止する設定を解除する。また、読出し制御部132は、Empty判定信号を受け付けた場合には、受け付けた方路に対してのフレーム送信を優先する設定を行う。また、読出し制御部132は、Empty判定解除信号を受け付けた場合には、受け付けた方路に対してのフレーム送信を優先する設定を解除する。
次に、出力方路毎FIFO容量エミュレーション部200への伝達について説明する。読出し制御部132は、宛先方路毎バッファ121からフレームを読み出すごとに、出力方路毎FIFO容量エミュレーション部200各々に、フレームを読み出したバッファ(送信側)が記憶しているフレームが送信される方路と、読み出したフレームの容量とを伝達する。
例えば、バッファ(送信側)「1」から、「100」バイトのフレームを読み出した場合を例に、具体的に説明する。読出し制御部132は、方路「1」〜「n」各々についての出力方路毎FIFO容量エミュレーション部200各々に、方路「1」と容量「100バイト」とを伝達する。
なお、実施例1では、読出し制御部132は、すべての出力方路毎FIFO容量エミュレーション部200に対して、方路と容量とを伝達する手法について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、読出し制御部132は、関係する方路についての出力方路毎FIFO容量エミュレーション部200にのみ、方路と容量とを伝達してもよい。具体的な例をあげて説明すると、読出し制御部132は、バッファ(送信側)「1」からフレームを読み出した場合には、方路「1」についての出力方路毎FIFO容量エミュレーション部200にのみ、方路と容量とを伝達してもよい。
[フレーム受信装置の構成]
次に、図2を用いて、フレーム受信装置300の構成について説明する。フレーム受信装置300は、フレーム送信装置100から送信されたフレームを受信する。また、フレーム受信装置300は、出力方路振分け部310を有し、出力方路振分け部310が、バースト吸収用FIFO321に格納されたフレームを読み出す。ここで、出力方路振分け部310は、特に、バースト吸収用FIFO321と、振分け部331を有するものである。
バースト吸収用FIFO321は、振分け部331に接続している。また、バースト吸収用FIFO321は、フレーム送信装置100から送信されたフレームを記憶する。具体的には、バースト吸収用FIFO321は、複数のバッファを有する。また、バースト吸収用FIFO321は、フレーム送信装置100によって複数の方路各々に対して送信されたフレーム各々を、方路毎に異なるバッファ(受信側)各々に蓄積する。
例えば、方路が「1」〜「n」まである場合を例に、具体的に説明する。バースト吸収用FIFO321は、バッファ(受信側)「方路1」〜「方路n」を有し、バッファ(受信側)「方路1」〜「方路n」各々が、方路「1」〜「n」に対して送信するフレーム各々を記憶する。
また、バースト吸収用FIFO321は、振分け部331によってフレームが入力され、フレームを蓄積する。また、バースト吸収用FIFO321に蓄積されているフレームは、フレーム受信装置300によって読み出されるものである。なお、バースト吸収用FIFO321に蓄積されているフレームが読み出された場合には、読み出されたフレームはバースト吸収用FIFO321から削除され、または、他のフレームによって上書きされるものである。
なお、実施例1では、説明の便宜上、フレーム送信装置100から送信されるフレームすべては、フレーム受信装置300に対して送信されるものとする。このため、バースト吸収用FIFO321は、フレーム送信装置100がフレームを送信する方路の数、バッファ(受信側)を有するものとして説明する。
振分け部331は、バースト吸収用FIFO321と接続する。また、光通信回線などを介して、フレーム送信装置100と接続している。また、振分け部331は、フレーム送信装置100からフレームを受信する。そして、振分け部331は、受信したフレーム各々を、当該フレーム各々が送信された方路毎に、バッファ各々に格納する。
具体的な例をあげて説明すると、振分け部331は、フレーム送信装置100によって方路「1」に対して送信されたフレームを受信すると、当該フレームをバッファ(受信側)「1」に格納する。
なお、図2においては図示しなかったが、フレーム受信装置300は、フレーム送信装置100が有するフレーム送信処理に必要な構成部各々を有するものである。これにより、例えば、フレーム受信装置300は、フレーム送信装置100から受信したフレームを、他の装置に送信するものである。
[出力方路毎FIFO容量エミュレーション部の構成]
次に、図3〜図6を用いて、出力方路毎FIFO容量エミュレーション部200の構成について説明する。なお、図3は、実施例1における出力方路毎FIFO容量エミュレーション部200の構成を説明するためのブロック図である。
なお、実施例1では、出力方路毎FIFO容量エミュレーション部200は、方路各々について設けられている手法について説明する。なお、出力方路毎FIFO容量エミュレーション部200各々は、それぞれ割り当てられた方路についての処理のみを行うものである。なお、以下では、特に言及しない限り、方路「1」について処理を行う出力方路毎FIFO容量エミュレーション部200について説明するものとする。
図3に示すように、出力方路毎FIFO容量エミュレーション部200は、記憶部として、特に、出力方路帯域設定記憶部201と、状態判定閾値設定記憶部202と、FIFO容量バイトカウンタ部203と、を有する。
出力方路帯域設定記憶部201は、減算帯域変換部212に接続する。また、出力方路帯域設定記憶部201は、図4に示すように、出力帯域を記憶する。具体的な例をあげて説明すると、出力方路帯域設定記憶部201は、方路「1」についての出力帯域「1Gbps」を記憶する。
なお、実施例1では、出力方路帯域設定記憶部201は、処理を行う方路についてのみ出力帯域を記憶するものとして説明を行う。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、出力方路帯域設定記憶部201は、複数の方路各々について出力帯域各々を記憶してもよい。なお、図4は、実施例1における出力方路帯域設定記憶部に記憶されている方路と出力帯域との一例を説明するための図である。図4では、方路「1」についての出力帯域だけではなく、その他の方路についての出力帯域についても併せて例示した。
また、出力方路帯域設定記憶部201が記憶する方路と出力帯域との対応付けは、例えば、フレーム送信装置100を利用する利用者によって、予め入力されるものである。また、出力方路帯域設定記憶部201が方路に対応付けて記憶する出力帯域は、減算帯域変換部212によって用いられるものである。
状態判定閾値設定記憶部202(「閾値記憶手段」とも称する)は、FIFO状態判定処理部213に接続する。また、状態判定閾値設定記憶部202は、図5に示すように、判定閾値を記憶する。なお、この判定閾値とは、FIFO容量バイトカウンタ部203によって記憶されている蓄積容量値(後述)の閾値である。なお、図5は、実施例1における状態判定閾値設定記憶部202に記憶されている判定閾値の一例を説明するための図である。
具体的には、状態判定閾値設定記憶部202は、図5に示すように、判定閾値として、Full判定やEmpty判定に使用する閾値を記憶する。例えば、図5に示す例では、Full判定に使用する閾値(「第一の閾値」とも称する)として、「1800バイト以上」を記憶する。また、状態判定閾値設定記憶部202は、Empty判定に使用する閾値(「第二の閾値」とも称する)として、「64バイト以下」を記憶する。
また、状態判定閾値設定記憶部202は、図5に示すように、Full判定解除に使用する閾値(Full判定を解除する際に用いる閾値)と、Empty判定解除に使用する閾値(Empty判定を解除する閾値)とを記憶する。例えば、図5に示す例では、状態判定閾値設定記憶部202は、Full判定解除に使用する閾値として、「1600バイト以下」を記憶する。また、状態判定閾値設定記憶部202は、Empty判定解除に使用する閾値として、「128バイト以上」を記憶する。
なお、ここで、Full判定とは、FIFO状態判定処理部213によって、バッファ(受信側)に現在蓄積されている容量以上のフレームを蓄積可能でない状態であると判定されることを示す。このため、Full判定に使用する閾値とは、例えば、バッファ(受信側)に蓄積可能なフレームの上限容量値などが用いられる。
また、Empty判定とは、FIFO状態判定処理部213によって、バッファ(受信側)に現在フレームが蓄積されていない空の状態であると判定されることを示す。このため、Empty判定に使用する閾値とは、例えば、バッファ(受信側)に蓄積可能なフレームの容量に比較して「0バイト」に近いとみなせる値などが用いられる。
また、Full解除判定とは、FIFO状態判定処理部213によってFull判定がされた後に、バッファ(受信側)に再びフレームを蓄積可能である状態であると判定されることを示す。このため、Full判定に使用する閾値とは、例えば、バッファ(受信側)に蓄積可能なフレームの上限容量から、所定の容量が減算された値などが用いられる。
また、Empty解除判定とは、FIFO状態判定処理部213によってEmpty判定がされた後に、バッファ(受信側)にフレームが蓄積されて空の状態ではない判定されることを示す。このため、Empty解除判定に使用する閾値とは、例えば、バッファ(受信側)に蓄積可能なフレームの容量に比較して「0バイト」に近い値から、所定の容量が加算された値などが用いられる。
なお、状態判定閾値設定記憶部202が記憶する閾値は、例えば、フレーム送信装置100を利用する利用者によって、任意の値が予め入力されるものである。また、状態判定閾値設定記憶部202が記憶する閾値は、FIFO状態判定処理部213によって用いられるものである。
なお、実施例1では、状態判定閾値設定記憶部202は、処理を行う方路についてのみ判定閾値を記憶するものとして説明を行う。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、出力方路帯域設定記憶部201は、複数の方路各々について判定閾値各々を記憶してもよい。また、実施例1では、特に言及しないが、判定閾値は、方路それぞれに別個の判定閾値を用いてもよく、複数の方路にて同一の判定閾値を用いてもよい。
FIFO容量バイトカウンタ部203(「蓄積容量値記憶手段」とも称する)は、蓄積加算制御部211と減算帯域変換部212とFIFO状態判定処理部213とに接続する。また、FIFO容量バイトカウンタ部203は、蓄積容量値を記憶する。なお、蓄積容量値とは、フレーム受信装置300のバースト吸収用FIFO321に蓄積されているフレームの容量を示す値として、フレーム送信装置100において演算した値である。
例えば、図6に示すように、FIFO容量バイトカウンタ部203は、方路「1」についての蓄積容量値「1500バイト」を記憶する。なお、図6は、実施例1におけるFIFO容量バイトカウンタ部203に記憶されている蓄積容量値の一例を説明するための図である。
なお、実施例1では、FIFO容量バイトカウンタ部203は、処理を行う方路についてのみ蓄積容量値を記憶するものとして説明を行う。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、FIFO容量バイトカウンタ部203は、複数の方路各々について蓄積容量値各々を記憶してもよい。例えば、図6には、方路「1」についての蓄積容量値だけではなく、その他の方路についての蓄積容量値についても併せて例示した。
また、FIFO容量バイトカウンタ部203によって記憶されている蓄積容量値は、蓄積加算制御部211や減算帯域変換部212によって、加算減算されるものである。また、FIFO容量バイトカウンタ部203によって記憶されている蓄積容量値は、FIFO状態判定処理部213によって用いられるものである。
また、図3に示すように、出力方路毎FIFO容量エミュレーション部200は、制御部として、特に、蓄積加算制御部211と、減算帯域変換部212と、FIFO状態判定処理部213と、を有する。
蓄積加算制御部211(「加算手段」とも称する)は、FIFO状態判定処理部213に接続する。また、蓄積加算制御部211は、読出し制御部132にも接続する。また、蓄積加算制御部211は、蓄積容量値に値を加算する。具体的には、蓄積加算制御部211は、フレーム送信装置100がフレームを送信するごとに、FIFO容量バイトカウンタ部203によって記憶されている蓄積容量値に、送信したフレームの容量を示す値を加算する。
例えば、蓄積加算制御部211は、読出し制御部132から、フレームが送信された「方路」と、送信されたフレームの「容量」とを受け付ける。ここで、蓄積加算制御部211は、当該蓄積加算制御部211が処理を行う方路と、受け付けた方路とが一致するかを判定する。そして、蓄積加算制御部211は、方路が一致する場合に、蓄積容量値に、読出し制御部132から受け付けた「容量」を加算する。
例えば、方路「1」についての蓄積容量値が「800バイト」であるものとして説明する。ここで、蓄積加算制御部211は、読出し制御部132から、方路「1」と容量「100バイト」とを受け付けると、当該蓄積加算制御部211が処理を行う方路「1」と受け付けた方路「1」とが一致するかを判定する。ここで、蓄積加算制御部211は、一致すると判定する。そして、蓄積加算制御部211は、蓄積容量値「800バイト」に受け付けた「100バイト」を加算し、「900バイト」とする。
減算帯域変換部212は、出力方路帯域設定記憶部201とFIFO容量バイトカウンタ部203とに接続する。また、減算帯域変換部212は、蓄積容量値から値を減算する。具体的には、減算帯域変換部212は、出力方路帯域設定記憶部201に記憶されている出力帯域から算出される周期ごとに、FIFO容量バイトカウンタ部203によって記憶されている蓄積容量値から、出力帯域から算出される読出容量を減算する。
例えば、方路「k」について、周期「1クロック」と読出容量「1バイト」とである場合を例に、具体的に説明すると、減算帯域変換部212は、「k」についての蓄積容量値から、「1クロック」経過する毎に、「1バイト」減算する。なお、「周期」と「読出容量」とは、出力帯域から算出される値であるため、方路各々について算出されるものである。
なお、出力帯域から算出される周期と読出容量について、さらに説明する。例えば、フレーム送信装置100とフレーム受信装置300とが125MHzで動作する場合を例に説明する。例えば、出力帯域が「1Gbps」に対応する「周期」と「減算容量」とは、周期「1クロック」と読出容量「1バイト」となる。つまり、125MHzで動作する装置における「1クロック」ごとに、「1バイト」減算する。また、同様に、例えば、出力帯域が「100Mbps」に対応する「周期」と「減算容量」とは、周期「10クロック」と読出容量「1バイト」となる。つまり、125MHzで動作する装置における「10クロック」ごとに、「1バイト」減算する。
また、同様に、例えば、装置が150MHzで動作する場合には、例えば、出力帯域が「1Gbps」に対応する「周期」と「減算容量」とは、周期「6クロック」と読出容量「5バイト」となる。つまり、150MHzで動作する装置における「6クロック」ごとに、「5バイト」減算する。
なお、減算帯域変換部212は、出力帯域から算出される周期と読出容量とを用いて減算処理を行う場合には、例えば、周期と読出容量とを記憶部(図には示していない。「周期容量記憶手段」とも称する)に記憶する。具体的な例をあげて説明すると、例えば、減算帯域変換部212は、キャッシュやメモリなどの記憶領域を有し、当該記憶領域に周期と読出容量とを記憶する。そして、減算帯域変換部212は、記憶領域に記憶している周期と読出容量とを用いて、減算処理を行う。
また、実施例1では、出力帯域から周期と読出容量とを算出する手法について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない、例えば、利用者から周期と読出容量とを予め入力されて記憶することにより、減算帯域変換部212は、減算処理を行ってもよい。
FIFO状態判定処理部213(「送信制御手段」とも称する)は、状態判定閾値設定記憶部202とFIFO容量バイトカウンタ部203とに接続する。また、FIFO状態判定処理部213は、状態判定閾値設定記憶部202によって記憶されている蓄積容量値を用いて、Full判定や、Empty判定、Full解除判定、Empty解除判定を行う。また、FIFO状態判定処理部213は、判定結果を読出し制御部132に伝える。
具体的には、FIFO状態判定処理部213は、FIFO容量バイトカウンタ部203によって記憶されている容量蓄積値を読み出す。そして、FIFO状態判定処理部213は、蓄積容量値が、状態判定閾値設定記憶部202に記憶されている閾値を満たしているかを判定する。そして、FIFO状態判定処理部213は、状態判定閾値設定記憶部202に記憶されている閾値を満たしていると判定すると、判定結果を読出し制御部132に伝達する。
具体的な例をあげて説明すると、FIFO状態判定処理部213は、蓄積容量値が「1800」である場合に、「Full判定」についての閾値「1800バイト以上」を満たしていると判定する。そして、FIFO状態判定処理部213は、Full判定であると判定した旨の情報であるFull判定信号を、読出し制御部132に伝達する。
なお、FIFO状態判定処理部213は、例えば、一定周期ごとに判定処理を行う。なお、本発明は、FIFO状態判定処理部213が一定周期ごとに判定処理を行う場合に限定されるものではない。例えば、FIFO容量バイトカウンタ部203によって記憶されている蓄積容量値に値が加算される毎に判定処理を行ってもよい。また、例えば、FIFO状態判定処理部213は、FIFO容量バイトカウンタ部203によって記憶されている蓄積容量値に値が減算される毎に判定処理を行ってもよい。
なお、開示のフレーム送信装置100は、例えば、フレーム送信装置とフレーム受信装置とが物理的に分離している装置において、用いられるものである。例えば、フレーム送信装置とフレーム受信装置とは、装置間、パッケージ間、デバイス間に分散配置され、その間が全出力方路を多重した伝送路にて接続される構成となる。このため、開示のフレーム送信装置100は、開示のフレーム送信装置100から送信されるフレームを受信する装置が同一の装置内に存在する場合においても適用することが可能である。
[フレーム送信装置による処理]
次に、図7〜図10を用いて、フレーム送信装置による処理を説明する。なお、以下では、蓄積容量値加算処理の流れの一例について説明し、続いて、蓄積容量値減算処理の流れの一例について説明する。そして、判定処理の流れの一例について説明し、フレーム送信処理制御の流れの一例について説明する。
[蓄積容量値加算処理]
図7を用いて、実施例1に係るフレーム送信装置100による蓄積容量値加算処理の流れの一例について説明する。なお、図7は、実施例1に係るフレーム送信装置100による蓄積容量値加算処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図7に示すように、蓄積加算制御部211は、読出し制御部132から、フレームが送信された「方路」と、送信されたフレームの「容量」とを受け付けると(ステップS101肯定)。方路が一致するかを判定する(ステップS102)。つまり、蓄積加算制御部211は、当該蓄積加算制御部211が処理を行う方路と、受け付けた方路とが一致するかを判定する。
そして、蓄積加算制御部211は、方路が一致する場合には(ステップS102肯定)、蓄積容量値に、読出し制御部132から受け付けた「容量」を加算する(ステップS103)。例えば、蓄積加算制御部211が処理を行う方路が方路「1」であり、方路「1」についての蓄積容量値は、「800バイト」であるものとする。ここで、蓄積加算制御部211は、読出し制御部132から、方路「1」と容量「100バイト」とを受け付けると、蓄積容量値「800バイト」に「100バイト」を加算し、「900バイト」とする。
一方、蓄積加算制御部211は、方路が一致しない場合には(ステップS102否定)、処理を終了する。
[蓄積容量値減算処理]
また、図8を用いて、実施例1に係るフレーム送信装置100による蓄積容量値減算処理の流れの一例ついて説明する。なお、図8は、実施例1に係るフレーム送信装置100による蓄積容量値減算処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図8に示すように、減算帯域変換部212は、周期となると(ステップS201肯定)、蓄積容量値を減算する(ステップS202)。つまり、減算帯域変換部212は、周期ごとに、FIFO容量バイトカウンタ部203によって記憶されている蓄積容量値から、出力帯域から算出される読出容量を減算する。例えば、方路「k」について、周期「1クロック」と読出容量「1バイト」とである場合を例に、具体的に説明すると、減算帯域変換部212は、「k」についての蓄積容量値から、「1クロック」経過する毎に、「1バイト」減算する。
また、減算帯域変換部212は、周期となるごとに、蓄積容量値から読出容量を減算する処理を繰り返す。
[判定処理]
また、図9を用いて、実施例1に係るフレーム送信装置100による判定処理の流れの一例ついて説明する。なお、図9は、実施例1に係るフレーム送信装置100による判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図9に示すように、FIFO状態判定処理部213は、判定タイミングとなると(ステップS301肯定)、FIFO容量バイトカウンタ部203によって記憶されている容量蓄積値を読み出す(ステップS302)。例えば、FIFO状態判定処理部213は、蓄積容量値「1800」を読み出す。
そして、FIFO状態判定処理部213は、蓄積容量値が、状態判定閾値設定記憶部202に記憶されている閾値を満たしているかを判定する(ステップS303)。そして、FIFO状態判定処理部213は、状態判定閾値設定記憶部202に記憶されている判定閾値を満たしていると判定すると(ステップS303肯定)、判定結果を読出し制御部132に伝達する(ステップS304)。例えば、FIFO状態判定処理部213は、「Full判定」についての閾値「1800バイト以上」を満たしていると判定する。そして、FIFO状態判定処理部213は、Full判定であると判定した旨の情報であるFull判定信号を、読出し制御部132に伝達する。
一方、FIFO状態判定処理部213は、状態判定閾値設定記憶部202に記憶されている判定閾値をいずれも満たさない場合には(ステップS303否定)、処理を終了する。
[フレーム送信処理制御]
また、図10を用いて、実施例1に係るフレーム送信装置100によるフレーム送信処理制御の流れの一例ついて説明する。なお、図10は、実施例1に係るフレーム送信装置100によるフレーム送信処理制御の流れの一例を示すフローチャートである。
図10に示すように、読出し制御部132は、Full判定信号を受け付けた場合には(ステップS401肯定)、スキップ処理を行う(ステップS402)。つまり、読出し制御部132は、受け付けた方路に対してのフレーム送信を停止する設定を行う。
また、読出し制御部132は、FULL判定解除信号を受け付けた場合には(ステップS401否定およびS403肯定)、スキップ処理を解除する(ステップS404)。つまり、読出し制御部132は、受け付けた方路に対してのフレーム送信を停止する設定を解除する。
また、読出し制御部132は、Empty判定信号を受け付けた場合には(ステップS401否定およびS403否定およびS405肯定)、優先割り当て処理を行う(ステップS406)。つまり、読出し制御部132は、受け付けた方路に対してのフレーム送信を優先する設定を行う。
また、読出し制御部132は、Empty判定解除信号を受け付けた場合には(ステップS401否定およびS403否定およびS405否定およびS407肯定)、優先割り当て処理を解除する(ステップS408)。つまり、読出し制御部132は、受け付けた方路に対してのフレーム送信を優先する設定を解除する。
そして、読出し制御部132は、方路各々について読み出し制御を行う際の設定を用いて、読み出し処理を制御する(ステップS409)。
なお、読出し制御部132は、なんら信号を受け付けなかった場合には(ステップS401否定およびS403否定およびS405否定およびS407否定)、方路各々について読み出し制御を行う際の設定を、信号を受け付けるまで変更しない。
[実施例1の効果]
上記したように、実施例1によれば、開示のフレーム送信装置100は、蓄積容量値を記憶する。そして、開示のフレーム送信装置100は、フレームを送信するごとに、フレームの容量を示す値を蓄積容量値に加算し、周期ごとに読出容量を示す値を蓄積容量値から減算する。そして、開示のフレーム送信装置100は、蓄積容量値を用いてフレームの送信を制御する。このようなことから、開示のフレーム送信装置100は、フレーム受信装置300からフレーム送信装置100へのトラフィックを軽減することが可能である。
具体的には、従来の手法では、図11に示すように、フレーム送信装置は、フレーム受信装置が有するバッファのフレーム蓄積情報をフレーム受信装置から受信し、受信したフレーム蓄積情報を用いて、フレームの送信処理を制御していた。なお、図11は、実施例1に係るフレーム送信装置100の効果を説明するための図である。
このような従来の手法と比較して、開示のフレーム送信装置100では、フレーム送信装置自身が、フレーム受信装置300のフレーム蓄積状態をエミュレーションする。そして、フレーム受信装置300から受信するフレーム蓄積情報ではなく、エミュレーション結果を用いてフレーム送信処理を制御するので、図12に示すように、フレーム受信装置300からフレーム送信装置100へのトラフィックを軽減(または、不要に)することが可能である。
また、開示のフレーム送信装置100によれば、従来の手法に比較して、フレーム送信装置100からフレーム受信装置300にフレーム蓄積情報を送信しなくても、フレーム送信装置100のフレーム蓄積情報に応じたフレーム送信処理が可能である。このため、例えば、フレーム受信装置300からフレーム送信装置100への通信のため回路や接続配線を削減または簡略化することが可能である。また、開示のフレーム送信装置100によれば、フレーム受信装置300にて発生するバーストを最小限に抑えることが可能である。
また、従来の手法では、アンダーフローを防止するために、伝送路帯域を、「伝送路の実際の帯域+α」としていた。しかし、このような従来の手法と比較して、開示のフレーム送信装置100によれば、ある方路(ポート)においてアンダーフローが発生する可能性が高いと判定された場合には(例えば、Empty判定がされた場合)、当該方路に対する送信を優先的に行うことが可能である。結果、開示のフレーム送信装置100によれば、多方路多重伝送路の伝送路帯域をΣ全出力方路帯域で実現可能となり、伝送路帯域を+α以上にアップする必要がなく、動作周波数を抑えることが可能である。なお、Σ出力方路帯域とは、方路各々についての出力帯域の合計となる帯域である。
また、従来の手法と比較してフレーム受信装置300側にて、膨大な容量を有するバースト吸収用FIFO部321を実装する必要がなくなり、バースト吸収用FIFO部321の容量を最大送出バイト長分に抑えることが可能である。
さて、これまで、実施例1では、フレーム送信装置100のクロック信号の偏差(クロック偏差)を解消する手法について特に言及しなかった。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。実施例2では、フレーム送信装置100のクロック偏差を解消する手法について説明する。
なお、クロック偏差とは、フレーム受信装置300のクロック信号と比較した場合におけるフレーム送信装置100のクロック信号のズレである。例えば、クロック偏差は、フレーム送信装置100とフレーム受信装置300とが用いるクロック信号が、それぞれ別系統のクロック信号である場合に生じるものである。
そこで、以下では、図13および図14を用いて、実施例2として、クロック信号の偏差を解消する手法について説明する。なお、以下では、実施例2に係るフレーム送信装置100を説明する上では、実施例1に係るフレーム送信装置100と同様の点については、簡単に説明し、または、説明を省略する。
図13に示すように、実施例2に係るフレーム受信装置300は、図2に示したフレーム受信装置300の構成に加えて、送信部(受信装置)401をさらに有する。なお、図13は、実施例2に係るフレーム送信装置を説明するための図である。
送信部(受信装置)401は、光通信回線等を介して、フレーム送信装置100(受信部(送信装置)402)に接続している。また、送信部(受信装置)401は、フレームをフレーム送信装置100に送信する。なお、例えば、送信部(受信装置)401は、実施例1に係るフレーム送信装置100と同様の構成を有するものである。
また、図13に示すように、実施例2に係るフレーム送信装置100は、図2に示した実施例1に係るフレーム送信装置100の構成に加えて、受信部(送信装置)402(「受信手段」とも称する)と、クロック検出部403(「クロック検出手段」とも称する)と、をさらに有する。
受信部(送信装置)402は、クロック検出部403に接続する。また、受信部(送信装置)402は、光通信回線等を介して、フレーム受信装置300(送信部(受信装置)401)に接続している。また、受信部(送信装置)402は、フレーム受信装置300からフレーム送信装置100に送信されたフレームを受信する。なお、例えば、受信部(送信装置)402は、実施例1に係るフレーム受信装置300と同様の構成を有するものである。
クロック検出部403は、受信部(送信装置)402と出力方路毎FIFO容量エミュレーション部200各々とに接続している。また、クロック検出部403は、受信部(送信装置)402によってフレームと並走され伝送されるクロックを受信してクロック信号を取得する。また、クロック信号を取得する別方法として、クロックがフレームと並走されない場合はCDR(クロック・データ・リカバリ)機能を受信部(送信装置)402に設けクロックを再生する。そのCDR機能とは、具体的にPLL(位相同期回路)によりフレームデータのエッジタイミングを検出し、VCO(電圧制御発信器)の発信周波数および位相を調整する機能を用いてクロックを再生してクロック信号を取得する。そして、クロック検出部403は、取得したクロック信号を、出力方路毎FIFO容量エミュレーション部200各々(減算帯域変換部212各々)に伝達する。
減算帯域変換部212は、クロック検出部403からクロック信号を受信する。そして、減算帯域変換部212は、クロック検出部403によって検出されたクロック信号を用いて、減算処理を行う。
なお、実施例2の意義について、付言する。フレーム送信装置100とフレーム受信装置300とは、それぞれ独自のクロック信号に基づいて処理を行うものである。そして、フレーム送信装置100が用いるクロック信号に、フレーム受信装置300が用いるクロック信号に比較してクロック偏差が生じる場合がある。ここで、クロック偏差が生じると、FIFO容量バイトカウンタ部203の蓄積容量値と、バースト吸収用FIFO321に実際に蓄積されているフレームの容量とにズレが発生することになる。
例えば、フレーム送信装置100が用いるクロック信号に比較して、フレーム受信装置300が用いるクロック信号が遅い場合には、減算帯域変換部212は、実際の周期よりも早い周期で減算処理を行うことになる。また、フレーム送信装置100が用いるクロック信号に比較して、フレーム受信装置300が用いるクロック信号が早い場合には、減算帯域変換部212は、実際の周期よりも遅い周期で減算処理を行うことになる。結果、FIFO容量バイトカウンタ部203の蓄積容量値と、バースト吸収用FIFO321に実際に蓄積されているフレームの容量とにズレが発生することになる。実施例2に係るフレーム送信装置100は、クロック偏差によるズレを防止することが可能となるものである。
[実施例2に係るフレーム送信装置の処理]
次に、図14を用いて、実施例2に係るフレーム送信装置100の処理の流れの一例について説明する。なお、図14は、実施例2に係るフレーム送信装置100による処理の流れの一例を説明するためのフローチャートである。
図14に示すように、実施例2に係るフレーム送信装置100では、フレームを受信すると(ステップS501肯定)、クロック検出部403は、クロック信号を取得する(ステップS502)。そして、クロック検出部403は、取得したクロック信号を減算帯域変換部212各々に伝達する(ステップS503)。なお、減算帯域変換部212各々は、クロック検出部403からクロック信号が伝達されると、伝達されたクロック信号を用いて減算処理を行うものである。
[実施例2の効果]
上記したように、実施例2によれば、開示のフレーム送信装置100は、フレーム受信装置300からフレーム送信装置100に送信されたフレームを受信し、受信したフレームからクロック信号を取得する。そして、開示のフレーム送信装置100は、取得したクロック信号を用いて減算処理を行う。これにより、開示のフレーム送信装置100は、フレーム送信装置100とフレーム受信装置300とにクロック信号の偏差が存在する場合に、当該偏差を解消し、フレーム送信装置100におけるエミュレーションの精度を高めることが可能である。
さて、これまで、実施例1と実施例2では、フレーム送信装置100が、フレーム蓄積情報をフレーム受信装置300から受信する手法について、特に言及しなかった。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。具体的には、フレーム受信装置300は、バッファ(受信側)に蓄積されているフレームが所定の上限値を超えた場合に、上限値を超えた旨の情報をフレーム送信装置100に送信してもよい。
そこで、以下では、図15と図16を用いて、実施例3として、フレーム送信装置100が、上限値を超えた旨の情報をハードまたはファームによりフレーム受信装置300から通知される手法について説明する。なお、以下では、実施例3に係るフレーム送信装置100を説明する上では、実施例1または実施例2に係るフレーム送信装置100と同様の点については、簡単に説明し、または、説明を省略する。
図15の(1)に示すように、実施例3におけるフレーム受信装置300は、バッファ(受信側)に蓄積されているフレームの容量が所定の上限値を超過すると、所定の上限値を超過した旨を示す超過情報をフレーム受信装置300に送信する。なお、図15は、実施例3に係るフレーム送信装置を説明するための図である。
例えば、方路「1」から送信されたフレームを蓄積するバッファ(受信側)「1」の所定の上限値が「1800バイト」である場合を例に説明する。フレーム受信装置300は、バッファ(受信側)「1」にフレームが1800バイト以上蓄積されると、方路「1」についての超過情報(例えば、「バッファFull」)をフレーム送信装置100にする。
実施例3に係るフレーム送信装置100では、超過情報受信部501(「超過情報受信手段」とも称する)と、補正部502(「補正手段」とも称する)と、をさらに有する。
超過情報受信部501は、補正部502に接続する。また、超過情報受信部501は、光通信回線等を介して、フレーム受信装置300に接続する。また、超過情報受信部501は、フレーム受信装置300から超過情報を受信する。そして、超過情報受信部501は、受信した超過情報を、補正部502に伝達する。
例えば、超過情報受信部501は、方路「1」についての超過情報(例えば、「バッファFull」)をフレーム受信装置300から受信する。そして、超過情報受信部501は、方路「1」についての超過情報を、補正部502に伝達する。
補正部502は、超過情報受信部501とFIFO容量バイトカウンタ部203とに接続する。また、補正部502は、超過情報受信部501によって超過情報が受信されると、FIFO容量バイトカウンタ部203によって記憶されている蓄積容量値を、所定の上限値に補正する。
例えば、補正部502は、方路「1」についての超過情報が超過情報受信部501から伝達される。そして、補正部502は、方路「1」について蓄積容量値を、所定の上限値(例えば、「1800バイト」)に補正する。
[実施例3に係るフレーム送信装置の処理]
次に、図16を用いて実施例3に係るフレーム送信装置100による処理の流れの一例について説明する。なお、図16は、実施例3に係るフレーム送信装置100による処理の流れの一例を説明するためのフローチャートである。
図16に示すように、実施例3に係るフレーム送信装置100では、超過情報をフレーム受信装置300から受信すると(ステップS601肯定)、補正部502は、蓄積容量値を所定の上限値に補正する(ステップS602)。例えば、方路「1」についての超過情報が超過情報受信部501から伝達されると、方路「1」について蓄積容量値を、所定の上限値に補正する。
[実施例3の効果]
上記したように、実施例3によれば、開示のフレーム送信装置100は、超過情報をフレーム受信装置300から受信する。そして、開示のフレーム送信装置100は、超過情報を受信すると、蓄積容量値を、所定の上限値に補正する。これにより、開示のフレーム送信装置100によれば、フレーム受信装置300においてバッファが満杯になったときに、蓄積容量値を補正することができる。つまり、開示のフレーム送信装置100によれば、フレーム受信装置300からフレーム送信装置100へのトラフィックを従来の手法に比較して抑えつつ、フレーム送信装置100におけるエミュレーションの精度を高めることが可能である。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、その他の実施例にて実施されてよいものである。そこで、以下に、その他の実施例について説明する。
[出力方路毎FIFO容量エミュレーション部]
例えば、実施例1〜実施例3では、バッファ制御部110は、方路それぞれについて、出力方路毎FIFO容量エミュレーション部200を有するものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、バッファ制御部110は、一つの出力方路毎FIFO容量エミュレーション部200が複数の方路について処理を行うことにより、方路の数よりも少ない数の(例えば、1個の)出力方路毎FIFO容量エミュレーション部200のみ有してもよい。
[実施例の組み合わせについて]
例えば、実施例1〜実施例3では、(1)フレーム送信装置にてエミュレーションした蓄積容量値を用いてフレーム送信制御を行う手法と、(2)クロック偏差を解消する手法と、(3)フレーム受信装置300から超過情報を受信する手法と、についてそれぞれ説明した。ここで、実施例1〜実施例3では、特に言及しなかったが、開示のフレーム送信装置100では、(1)に加えて、(2)と(3)との内、いずれか一方、または、その両方を併せて実施してもよい。
[システム構成]
また、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については(例えば、図1〜図16)、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図3を例に説明すると、蓄積加算制御部211と減算帯域変換部212とを統合してもよい。
[プログラム]
また、上記の実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図17を用いて、上記の実施例と同様の機能を有するフレーム送信プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。なお、図17は、実施例1に係るフレーム送信装置のプログラムを説明するための図である。
同図に示すように、実施例1におけるフレーム送信装置3000は、多重部3001、読出し制御部3002、宛先方路毎バッファ3003、CPU3010、ROM3011、HDD3012、RAM3013をバス3009などで接続して構成されている。
ROM3011には、上記の実施例1で示した蓄積加算制御部211と、減算帯域変換部212と、FIFO状態判定処理部213と同様の機能を発揮する制御プログラム、つまり、同図に示すように、蓄積加算制御プログラム3011aと、減算帯域変換プログラム3011bと、FIFO状態判定処理プログラム3011cと、が予め記憶されている。なお、これらのプログラム3011a〜3011cについては、図2や図3に示したフレーム送信装置の各構成要素と同様、適宜統合または分離してもよい。
そして、CPU3010が、これらのプログラム3011a〜3011cをROM3011から読み出して実行することにより、図17に示すように、各プログラム3011a〜3011cについては、蓄積加算制御プロセス3010aと、減算帯域変換プロセス3010bと、FIFO状態判定処理プロセス3010cとして機能するようになる。なお、各プロセス3010a〜3010cは、図2や図3に示した、蓄積加算制御部211と、減算帯域変換部212と、FIFO状態判定処理部213とにそれぞれ対応する。
そして、HDD3012には、出力方路帯域設定テーブル3012aと、状態判定閾値設定テーブル3012bと、蓄積容量値テーブル3012cと、が設けられている。なお、各テーブル3012a〜3012cは、図3に示した、出力方路帯域設定記憶部201と、状態判定閾値設定記憶部202と、FIFO容量バイトカウンタ部203とにそれぞれ対応する。
そして、CPU3010は、出力方路帯域設定テーブル3012aと、状態判定閾値設定テーブル3012bと、蓄積容量値テーブル3012cと、を読み出してRAM3013に格納し、RAM3013に格納された出力方路帯域設定データ3013aと、状態判定閾値設定データ3013bと、蓄積容量値データ3013cとを用いて、フレーム送信プログラムを実行する。
[その他]
なお、本実施例で説明したフレーム送信装置は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
以上の実施例1〜4を含む実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)フレーム受信装置にフレームを送信するフレーム送信装置であって、
前記フレーム受信装置のバッファに蓄積されている前記フレームの容量を示す値として、前記フレーム送信装置において演算した値である蓄積容量値を記憶する蓄積容量値記憶手段と、
前記フレーム受信装置が前記バッファに蓄積されているフレームを当該バッファから読み出す周期と、前記フレーム受信装置が当該周期ごとに読み出すフレームの読出容量とを記憶する周期容量記憶手段と、
フレームを送信するごとに、前記蓄積容量値記憶手段によって記憶されている蓄積容量値に、当該フレームの容量を示す値を加算する加算手段と、
前記周期容量記憶手段によって記憶されている周期ごとに、前記蓄積容量値記憶手段によって記憶されている蓄積容量値から、当該周期容量記憶手段によって記憶されている前記フレームの読出容量を示す値を減算する減算手段と、
前記蓄積容量値記憶手段によって記憶されている蓄積容量値を用いてフレームの送信を制御する送信制御手段と、
を備えたことを特徴とするフレーム送信装置。
(付記2)前記フレーム送信装置は、複数の方路各々に対してフレームを送信するものであり、前記フレーム受信装置は、当該方路各々に対して送信されたフレームを当該方路ごとのバッファ各々に蓄積するものであって、
前記フレーム送信装置は、
前記方路各々に対応付けて、前記蓄積容量値記憶手段によって記憶されている蓄積容量値の閾値として、第一の閾値各々と第二の閾値各々とを記憶する閾値記憶手段をさらに備え、
前記蓄積容量値記憶手段は、前記方路各々に対応付けて、前記蓄積容量値各々を記憶し、
前記周期容量記憶手段は、前記方路各々に対応付けて、前記周期と前記容量との対応付け各々を記憶し、
前記加算手段は、フレームを送信するごとに、前記蓄積容量値記憶手段によってフレームを送信した方路に対応付けて記憶されている蓄積容量値に、当該フレームの容量を示す値を加算し、
前記減算手段は、前記方路各々について、当該方路に対応付けられた前記周期ごとに、当該方路に対応付けられた蓄積容量値から、当該方路に対応付けられた前記読出容量を示す値を減算し、
前記送信制御手段は、前記蓄積容量値記憶手段によって方路各々について記憶されている蓄積容量値各々を用いてフレームの送信をラウンドロビンにて制御する際に、
前記蓄積容量値記憶手段によって前記方路各々に対応付けて記憶されている蓄積容量値各々が、前記閾値記憶手段によって当該方路各々に対応付けられて記憶されている前記第一の閾値より大きい値であるかを判定し、大きな値であると判定した蓄積容量値が対応付けられた方路に対する送信を停止し、
かつ、
前記蓄積容量値各々が、前記閾値記憶手段によって当該方路各々に対応付けられて記憶されている前記第二の閾値より小さい値であるかを判定し、小さな値であると判定した蓄積容量値が対応付けられた方路に対する送信を、小さな値であると判定されていない蓄積容量値に対応付けられた方路に対する送信に比較して優先することを特徴とする付記1に記載のフレーム送信装置。
(付記3)前記フレーム送信装置と前記フレーム受信装置とは、それぞれ独自のクロック信号に基づいて処理を行うものであって、
前記フレーム送信装置は、
前記フレーム送信装置から送信されたフレームを受信するフレーム受信装置から当該フレーム送信装置に送信されたフレームを受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信されたフレームからクロック信号を取得するクロック取得手段と、
をさらに備え、
前記減算手段は、前記クロック取得手段によって取得されたクロック信号を用いて、減算処理を行うことを特徴とする付記1または2に記載のフレーム送信装置。
(付記4)前記フレーム送信装置は、
前記フレーム受信装置のバッファが所定の上限値を超過した旨を示す超過情報を前記フレーム受信装置から受信する超過情報受信手段と、
前記超過情報受信手段によって前記超過情報が受信されると、前記蓄積容量値記憶手段によって記憶されている前記蓄積容量値を、前記所定の上限値に補正する補正手段と、
をさらに備えることを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載のフレーム送信装置。
(付記5)フレーム受信装置にフレームを送信するフレーム送信方法であって、
前記フレーム受信装置のバッファに蓄積されている前記フレームの容量を示す値として、前記フレーム送信装置において演算した値である蓄積容量値を記憶する蓄積容量値記憶部に記憶されている蓄積容量値に、フレームを送信するごとに、当該フレームの容量を示す値を加算する加算工程と、
前記フレーム受信装置が前記バッファに蓄積されているフレームを当該バッファから読み出す周期ごとに、前記蓄積容量値記憶部によって記憶されている蓄積容量値から、前記フレーム受信装置が当該周期ごとに読み出すフレームの読出容量を示す値を減算する減算工程と、
前記蓄積容量値記憶部によって記憶されている蓄積容量値を用いてフレームの送信を制御する送信制御工程と、
を含んだことを特徴とするフレーム送信方法。
(付記6)フレーム受信装置にフレームを送信するフレーム送信装置を制御する処理をコンピュータに実行させるフレーム送信プログラムであって、
前記フレーム受信装置のバッファに蓄積されている前記フレームの容量を示す値として、前記フレーム送信装置において演算した値である蓄積容量値を記憶する蓄積容量値記憶部に記憶されている蓄積容量値に、フレームを送信するごとに、当該フレームの容量を示す値を加算する加算手順と、
前記フレーム受信装置が前記バッファに蓄積されているフレームを当該バッファから読み出す周期ごとに、前記蓄積容量値記憶部によって記憶されている蓄積容量値から、前記フレーム受信装置が当該周期ごとに読み出すフレームの読出容量を示す値を減算する減算手順と、
前記蓄積容量値記憶部によって記憶されている蓄積容量値を用いてフレームの送信を制御する送信制御手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするフレーム送信プログラム。
実施例1に係るフレーム送信装置の概要を説明するための図である。 実施例1に係るフレーム送信装置の構成を説明するためのブロック図である。 実施例1における出力方路毎FIFO容量エミュレーション部の構成を説明するためのブロック図である。 実施例1における出力方路帯域設定記憶部に記憶されている出力帯域の一例を説明するための図である。 実施例1における状態判定閾値設定記憶部に記憶されている判定閾値の一例を説明するための図である。 実施例1におけるFIFO容量バイトカウンタ部に記憶されている蓄積容量値の一例を説明するための図である。 実施例1に係るフレーム送信装置による蓄積容量値加算処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施例1に係るフレーム送信装置による蓄積容量値減算処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施例1に係るフレーム送信装置による判定処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施例1に係るフレーム送信装置によるフレーム送信処理制御の流れの一例を示すフローチャートである。 実施例1に係るフレーム送信装置の効果を説明するための図である。 実施例1に係るフレーム送信装置の効果を説明するための図である。 実施例2に係るフレーム送信装置を説明するための図である。 実施例2に係るフレーム送信装置による処理の流れの一例を説明するためのフローチャートである。 実施例3に係るフレーム送信装置を説明するための図である。 実施例3に係るフレーム送信装置による処理の流れの一例を説明するためのフローチャートである。 実施例1に係るフレーム送信装置のプログラムを説明するための図である。
符号の説明
100 フレーム送信装置
110 バッファ制御部
121 宛先方路毎バッファ
131 多重部
132 読出し制御部
200 出力方路毎FIFO容量エミュレーション部
201 出力方路帯域設定記憶部
202 状態判定閾値設定記憶部
203 FIFO容量バイトカウンタ部
211 蓄積加算制御部
212 減算帯域変換部
213 FIFO状態判定処理部
300 フレーム受信装置
310 出力方路振分け部
321 バースト吸収用FIFO
331 振分け部
401 送信部(受信装置)
402 受信部(送信装置)
403 クロック検出部
501 超過情報受信部
502 補正部

Claims (5)

  1. 複数の方路各々に対してフレームを送信するフレーム送信装置であって、
    前記方路各々に対応付けて、前記方路ごとに前記フレームを蓄積するバッファが設けられたフレーム受信装置のバッファに蓄積されている前記フレームの容量を示す値として、前記フレーム送信装置において演算した値である蓄積容量値各々を記憶する蓄積容量値記憶手段と、
    前記方路各々に対応付けて、前記フレーム受信装置が前記バッファに蓄積されているフレームを当該バッファから読み出す周期と、前記フレーム受信装置が当該周期ごとに読み出すフレームの読出容量との対応付け各々を記憶する周期容量記憶手段と、
    前記方路各々に対応付けて、前記蓄積容量値記憶手段によって記憶されている蓄積容量値の閾値として、第一の閾値各々と第二の閾値各々とを記憶する閾値記憶手段と、
    フレームを送信するごとに、前記蓄積容量値記憶手段によってフレームを送信した方路に対応付けて記憶されている蓄積容量値に、当該フレームの容量を示す値を加算する加算手段と、
    前記方路各々について、前記周期容量記憶手段によって記憶されている周期のうち当該方路に対応付けられた周期ごとに、前記蓄積容量値記憶手段によって記憶されている蓄積容量値のうち当該方路に対応付けられた蓄積容量値から、前記周期容量記憶手段によって記憶されているフレームの読出容量のうち当該方路に対応付けられたフレームの読出容量を示す値を減算する減算手段と、
    前記蓄積容量値記憶手段によって方路各々について記憶されている蓄積容量値各々を用いてフレームの送信をラウンドロビンにて制御する際に、
    前記蓄積容量値記憶手段によって前記方路各々に対応付けて記憶されている蓄積容量値各々が、前記閾値記憶手段によって当該方路各々に対応付けられて記憶されている前記第一の閾値より大きい値であるかを判定し、大きな値であると判定した蓄積容量値が対応付けられた方路に対する送信を停止し、
    かつ、
    前記蓄積容量値各々が、前記閾値記憶手段によって当該方路各々に対応付けられて記憶されている前記第二の閾値より小さい値であるかを判定し、小さな値であると判定した蓄積容量値が対応付けられた方路に対する送信を、小さな値であると判定されていない蓄積容量値に対応付けられた方路に対する送信に比較して優先する送信制御手段と、
    を備えたことを特徴とするフレーム送信装置。
  2. フレーム受信装置にフレームを送信するフレーム送信装置であって、
    前記フレーム送信装置とは別系統のクロック信号に基づいて処理を行うフレーム受信装置のバッファに蓄積されている前記フレームの容量を示す値として、前記フレーム送信装置において演算した値である蓄積容量値を記憶する蓄積容量値記憶手段と、
    前記フレーム受信装置が前記バッファに蓄積されているフレームを当該バッファから読み出す周期と、前記フレーム受信装置が当該周期ごとに読み出すフレームの読出容量とを記憶する周期容量記憶手段と、
    フレームを送信するごとに、前記蓄積容量値記憶手段によって記憶されている蓄積容量値に、当該フレームの容量を示す値を加算する加算手段と、
    前記フレーム送信装置から送信されたフレームを受信するフレーム受信装置から当該フレーム送信装置に送信されたフレームを受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信されたフレームからクロック信号を取得するクロック取得手段と、
    前記クロック取得手段によって取得されたクロック信号を用いて、前記周期容量記憶手段によって記憶されている周期ごとに、前記蓄積容量値記憶手段によって記憶されている蓄積容量値から、前記周期容量記憶手段によって記憶されている前記フレームの読出容量を示す値を減算する減算手段と、
    前記蓄積容量値記憶手段によって記憶されている蓄積容量値を用いてフレームの送信を制御する送信制御手段と、
    を備えたことを特徴とするフレーム送信装置。
  3. フレーム受信装置にフレームを送信するフレーム送信装置であって、
    前記フレーム受信装置のバッファに蓄積されている前記フレームの容量を示す値として、前記フレーム送信装置において演算した値である蓄積容量値を記憶する蓄積容量値記憶手段と、
    前記フレーム受信装置が前記バッファに蓄積されているフレームを当該バッファから読み出す周期と、前記フレーム受信装置が当該周期ごとに読み出すフレームの読出容量とを記憶する周期容量記憶手段と、
    前記フレーム受信装置のバッファが所定の上限値を超過した旨を示す超過情報を前記フレーム受信装置から受信する超過情報受信手段と、
    前記超過情報受信手段によって前記超過情報が受信されると、前記蓄積容量値記憶手段によって記憶されている前記蓄積容量値を、前記所定の上限値に補正する補正手段と、
    フレームを送信するごとに、前記蓄積容量値記憶手段によって記憶されている蓄積容量値に、当該フレームの容量を示す値を加算する加算手段と、
    前記周期容量記憶手段によって記憶されている周期ごとに、前記蓄積容量値記憶手段によって記憶されている蓄積容量値から、前記周期容量記憶手段によって記憶されている前記フレームの読出容量を示す値を減算する減算手段と、
    前記蓄積容量値記憶手段によって記憶されている蓄積容量値を用いてフレームの送信を制御する送信制御手段と、
    を備えたことを特徴とするフレーム送信装置。
  4. コンピュータが複数の方路各々に対してフレームを送信するフレーム送信方法であって、
    前記コンピュータは、
    前記方路各々に対応付けて、前記方路ごとに前記フレームを蓄積するバッファが設けられたフレーム受信装置のバッファに蓄積されている前記フレームの容量を示す値として、前記フレーム送信装置において演算した値である蓄積容量値各々を記憶する蓄積容量値記憶手段と、
    前記方路各々に対応付けて、前記フレーム受信装置が前記バッファに蓄積されているフレームを当該バッファから読み出す周期と、前記フレーム受信装置が当該周期ごとに読み出すフレームの読出容量との対応付け各々を記憶する周期容量記憶手段と、
    前記方路各々に対応付けて、前記蓄積容量値記憶手段によって記憶されている蓄積容量値の閾値として、第一の閾値各々と第二の閾値各々とを記憶する閾値記憶手段とを有し、
    前記コンピュータが、
    フレームを送信するごとに、前記蓄積容量値記憶手段によってフレームを送信した方路に対応付けて記憶されている蓄積容量値に、当該フレームの容量を示す値を加算する加算工程と、
    前記方路各々について、前記周期容量記憶手段によって記憶されている周期のうち当該方路に対応付けられた周期ごとに、前記蓄積容量値記憶手段によって記憶されている蓄積容量値のうち当該方路に対応付けられた蓄積容量値から、前記周期容量記憶手段によって記憶されているフレームの読出容量のうち当該方路に対応付けられたフレームの読出容量を示す値を減算する減算工程と、
    前記蓄積容量値記憶手段によって方路各々について記憶されている蓄積容量値各々を用いてフレームの送信をラウンドロビンにて制御する際に、
    前記蓄積容量値記憶手段によって前記方路各々に対応付けて記憶されている蓄積容量値各々が、前記閾値記憶手段によって当該方路各々に対応付けられて記憶されている前記第一の閾値より大きい値であるかを判定し、大きな値であると判定した蓄積容量値が対応付けられた方路に対する送信を停止し、
    かつ、
    前記蓄積容量値各々が、前記閾値記憶手段によって当該方路各々に対応付けられて記憶されている前記第二の閾値より小さい値であるかを判定し、小さな値であると判定した蓄積容量値が対応付けられた方路に対する送信を、小さな値であると判定されていない蓄積容量値に対応付けられた方路に対する送信に比較して優先する送信制御工程と、
    を実行することを特徴とするフレーム送信方法。
  5. 複数の方路各々に対してフレームを送信するフレーム送信装置を制御する処理をコンピュータに実行させるフレーム送信プログラムであって、
    前記コンピュータは、
    前記方路各々に対応付けて、前記方路ごとに前記フレームを蓄積するバッファが設けられたフレーム受信装置のバッファに蓄積されている前記フレームの容量を示す値として、前記フレーム送信装置において演算した値である蓄積容量値各々を記憶する蓄積容量値記憶手段と、
    前記方路各々に対応付けて、前記フレーム受信装置が前記バッファに蓄積されているフレームを当該バッファから読み出す周期と、前記フレーム受信装置が当該周期ごとに読み出すフレームの読出容量との対応付け各々を記憶する周期容量記憶手段と、
    前記方路各々に対応付けて、前記蓄積容量値記憶手段によって記憶されている蓄積容量値の閾値として、第一の閾値各々と第二の閾値各々とを記憶する閾値記憶手段とを有し、
    前記コンピュータに、
    フレームを送信するごとに、前記蓄積容量値記憶手段によってフレームを送信した方路に対応付けて記憶されている蓄積容量値に、当該フレームの容量を示す値を加算する加算手順と、
    前記方路各々について、前記周期容量記憶手段によって記憶されている周期のうち当該方路に対応付けられた周期ごとに、前記蓄積容量値記憶手段によって記憶されている蓄積容量値のうち当該方路に対応付けられた蓄積容量値から、前記周期容量記憶手段によって記憶されているフレームの読出容量のうち当該方路に対応付けられたフレームの読出容量を示す値を減算する減算手順と、
    前記蓄積容量値記憶手段によって方路各々について記憶されている蓄積容量値各々を用いてフレームの送信をラウンドロビンにて制御する際に、
    前記蓄積容量値記憶手段によって前記方路各々に対応付けて記憶されている蓄積容量値各々が、前記閾値記憶手段によって当該方路各々に対応付けられて記憶されている前記第一の閾値より大きい値であるかを判定し、大きな値であると判定した蓄積容量値が対応付けられた方路に対する送信を停止し、
    かつ、
    前記蓄積容量値各々が、前記閾値記憶手段によって当該方路各々に対応付けられて記憶されている前記第二の閾値より小さい値であるかを判定し、小さな値であると判定した蓄積容量値が対応付けられた方路に対する送信を、小さな値であると判定されていない蓄積容量値に対応付けられた方路に対する送信に比較して優先する送信制御手順と、
    を実行させることを特徴とするフレーム送信プログラム。
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