JP5168734B2 - キューイング遅延計測方法、その方法を用いた同期システム、その方法及びそのプログラム - Google Patents
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Description
<構成の説明>
図6の上部分を参照すると、本発明の実施形態は全体構成として、マスタノード200、スレーブノード210及びパケットネットワーク220を有する。マスタノード200とスレーブノード210は、パケットネットワーク220を介して相互に接続されている。
マスタノード200は、TSパケット生成部201と、TSパケット送信部202を有する。
スレーブノード210は、TSパケット受信部211、パケットフィルタ212、PLL部213、遅延計測部214及びパケットカウンタ215を有する。
・遅延[ビット数]=カウンタ最大値L28−到着時カウンタ値C10〜C19
・遅延[時間]=(カウンタ最大値L28−到着時カウンタ値C10〜C19)/LS
なお、前述のようにカウンタ最大値L28は所定のモニタ期間におけるカウンタ値を計測して最大値を検出している。この検出したカウンタ最大値は次のモニタ期間における遅延算出に用いられる。したがって、上の式をより詳しく書くと、
・或るモニタ期間Xにおける遅延[ビット数]=モニタ期間X−1におけるカウンタ最大値L28−モニタ期間Xに到着したパケットの到着時カウンタ値C10〜C19
・或るモニタ期間Xにおける遅延[時間]=モニタ期間X−1におけるカウンタ最大値L28−モニタ期間Xに到着したパケットの到着時カウンタ値C10〜C19/LS
となる。
課題解決の基本的な考え方で説明したように、本発明では、モニタ期間におけるカウンタ最大値と各パケットの到着時のカウンタ値との差分から遅延量を算出することを特徴としている。これを実現するためのスレーブノードの動作について図10及び図11を参照して説明する。
・D(i,n)=P(i−1)−C(i,n)
ここで注意するのは、カウンタ最大値P(i)がP(i−1)となっていることである。すなわち、一つ前のモニタ期間の最大値P(i−1)が、モニタ期間iにおける遅延計算に使用される。
・D(i,n)≦Dthならば採用
・D(i,n)>Dthならば廃棄
このフィルタ条件を図7乃至9で説明したパケットカウンタ215のカウンタ値に当てはめた図が図12である。
・遅延=カウンタ最大値−到着時カウンタ値=10000−10000=0
となる。パケットフィルタ212での判定としては、
・遅延=0<フィルタ閾値=100
となるため、採用となる。
・TSパケットP23:遅延=カウンタ最大値−到着時カウンタ値=10000−9950=50
・TSパケットP26:遅延=カウンタ最大値−到着時カウンタ値=10000−9900=100
となる。パケットフィルタ212での判定としては、
・TSパケットP23:遅延=50≦フィルタ閾値=100
・TSパケットP26:遅延=100≦フィルタ閾値=100
となるため、採用となる。
・TSパケットP24:遅延=カウンタ最大値−到着時カウンタ値=10000−9850=150
・TSパケットP25:遅延=カウンタ最大値−到着時カウンタ値=10000−9800=200
・TSパケットP28:遅延=カウンタ最大値−到着時カウンタ値=10000−9700=300
となる。パケットフィルタ212での判定としては、
・TSパケットP24:遅延=150>フィルタ閾値=100
・TSパケットP25:遅延=200>フィルタ閾値=100
・TSパケットP28:遅延=300>フィルタ閾値=100
となるため、いずれも廃棄となる。
実施形態1では、各パケットの遅延量を算出するために、遅延ゼロのパケットが到着した時のカウンタ値であるカウンタ最大値を遅延ゼロの基準点と見なし、各パケットが到着する際に、カウンタ最大値と到着時のカウンタ値との差分を計算することにより遅延を算出した。
・遅延[ビット数]=カウンタ最大値L30−到着時カウンタ値C20〜C29
・遅延[時間]=(カウンタ最大値L30−到着時カウンタ値C20〜C29)/LS
図15で説明した遅延算出におけるカウンタ値の取り扱いの変更に伴い、遅延計測部214の動作フローも一部変更となる。図16は実施形態2における遅延計測部214の動作を示すフローチャートである。実施形態1における遅延計測部214の動作フローを示した図11に対して、ステップS101とS103がステップS201、S203に変更となる。他のステップは、対象をPからP’へ、CからC’へと変更したのみであり、実質的には図11に示す各ステップと同様の動作である。
・D(i,n)=P’(i−1)−C’(i,n)
なお、ステップS101での記載の繰り返しになるが、カウンタ最大値P’(i)はモニタ期間経過毎にカウンタ最大値モニタ部214−2から受信され、更新される。
・D(i,n)≦Dthならば採用
・D(i,n)>Dthならば廃棄
図15では、遅延ゼロの基準ラインとなるカウンタ最大値L30に対して、フィルタ閾値ラインL31はカウンタ最大値L30からフィルタ閾値に相当するカウンタ量だけ減少した値となる。パケット到着時のカウンタ値が閾値ラインL31とカウンタ最大値L30との間にあれば採用、閾値ラインL31よりも下回っていれば廃棄となる。図15の例では、TSパケットP24、P25、P28が廃棄、それ以外は採用となる。
実施形態1、2では、各パケットの遅延量を算出するために、遅延ゼロのパケットが到着した時のカウンタ値であるカウンタ最大値を遅延ゼロの基準点と見なし、各パケットが到着する際に、カウンタ最大値と到着時のカウンタ値との差分を計算することにより遅延を算出していた。
・遅延[ビット数]=到着時カウンタ値C30〜C39−カウンタ最小値1820
・遅延[時間]=(到着時カウンタ値C30〜C39−カウンタ最小値1820)/LS
図18で説明した遅延算出におけるカウンタ値の取り扱いの変更に伴い、遅延計測部214の構成ならびに動作フローも一部変更となり、遅延計測部314となる。
・D(i,n)=A(i,n)−M(i−1)
最後に、遅延算出部314−1はステップ2004で遅延D(i,n)を計算する毎に、パケットフィルタ212に遅延情報D(i,n)を通知する(ステップS306)。
・D(i,n)≦Dthならば採用
・D(i,n)>Dthならば廃棄
図18では、遅延ゼロの基準ラインとなるカウンタ最小値L42に対して、フィルタ閾値ラインL43はカウンタ最小値L42からフィルタ閾値に相当するカウンタ量だけ増加した値となる。パケット到着時のカウンタ値がカウンタ最小値L42と閾値ラインL43との間にあれば採用、閾値ラインL43よりも上回っていれば廃棄となる。図18の例では、TSパケットP24、P25、P28が廃棄、それ以外は採用となる。
実施形態4では、実施形態3の遅延算出方法を一部変更する。
・遅延[ビット数]=到着時カウンタ値C40〜C49−カウンタ最小値2120
・遅延[時間]=(到着時カウンタ値C40〜C49−カウンタ最小値2120)/LS
図21で説明した遅延算出におけるカウンタ値の取り扱いの変更に伴い、遅延計測部314の動作フローも一部変更となる。図22は実施形態4における遅延計測部314の動作を示すフローチャートである。実施形態3における遅延計測部314の動作フローを示した図20に対して、ステップS301とS303がステップS401、S403に変更となる。他のステップは、対象をMからM’へ、AからA’へと変更したのみであり、実質的には図20に示す各ステップと同様の動作である。
・D(i,n)≦Dthならば採用
・D(i,n)>Dthならば廃棄
図21では、遅延ゼロの基準ラインとなるカウンタ最小値L44に対して、フィルタ閾値ラインL45はカウンタ最小値L44からフィルタ閾値L45に相当するカウンタ量だけ増加した値となる。パケット到着時のカウンタ値がカウンタ最小値L44と閾値ラインL45との間にあれば採用、閾値ラインよりも上回っていれば廃棄となる。図18の例では、TSパケットP24、P25、P28が廃棄、それ以外は採用となる。
以上説明したように、本発明によれば、遅延計測部が所定の計測時間の間、パケットカウンタのカウンタ値を監視し、計測時間における最大値または最小値を遅延ゼロパケット到着時の基準点と認識し、基準点であるカウンタ最大値または最小値と各パケットの到着時のカウンタ値との差分から遅延量を算出することができるという効果を奏する。
110、150、210、310 スレーブノード
120、230、P11、P12、P13、P14、P15、P20、P21、P22、P23、P24、P25、P26、P27、P28、P29 TSパケット
130、220 パケットネットワーク
140、213 PLL
141、213−1 位相比較器
142、213−2 LPF
143、213−3 PI制御器
144、213−4 VCO
145、213−5 カウンタ
151、212 パケットフィルタ
201 TSパケット生成部
202 TSパケット送信部
211 TSパケット受信部
214、314 遅延計測部
215 パケットカウンタ
214−1、314−1 遅延算出部
214−2 カウンタ最大値モニタ部
214−3 到着時カウンタ値モニタ部
314−2 カウンタ最小値モニタ部
315 減算/加算パケットカウンタ
C10、C11、C12、C13、C14、C15、C16、C17、C18、C19、C20、C21、C22、C23、C24、C25、C26、C27、C28、C29、C30、C31、C32、C33、C34、C35、C36、C37、C38、C39、C40、C41、C42、C43、C44、C45、C46、C47、C48、C49 カウンタ値
L11 マスタノードの時間軸
L12 マスタクロック
L13 スレーブノードの時間軸
L14、501 スレーブクロック
L20、L23、L26、L40 カウンタ値の推移
L21、L24、L27、L41 TSパケットの到着タイミング
L22、L25、L28、L30 カウンタ最大値
L31、L43、L45 フィルタ閾値
L42、L44 カウンタ最小値
Claims (27)
- 送信側ノードと受信側ノードが相互に接続されており、送信側ノードが受信側ノードに対してパケットを送信するパケットネットワークにおいてキューイング遅延を計測する受信側ノードであって、
前記送信側ノードが定期的に送信してくるパケットを受け取る受信手段と、
前記受け取ったパケットの到着状況、及び、前記送信側ノードと同期するために前記受け取ったパケットに基づいて当該受信側ノードで生成した周波数のクロック、の一方に応じてカウンタ値を加算し他方に応じてカウンタ値を減算することによってカウンタ値を管理するパケットカウンタと、
前記パケットカウンタの管理する前記カウンタ値を監視することにより、前記送信側ノードから送信されてきた前記パケットに対して前記パケットネットワーク内で付加されたキューイング遅延を計測するキューイング遅延計測手段と、
を備えることを特徴とする受信側ノード。 - 送信側ノードと受信側ノードが相互に接続されており、送信側ノードが受信側ノードに対してパケットを送信するパケットネットワークにおいてクロックを同期させる受信側ノードであって、
前記送信側ノードが定期的に送信してくるパケットを受け取る受信手段と、
前記受け取ったパケットの到着状況、及び、前記送信側ノードと同期するために前記受け取ったパケットに基づいて当該受信側ノードで生成した周波数のクロック、の一方に応じてカウンタ値を加算し他方に応じてカウンタ値を減算することによってカウンタ値を管理するパケットカウンタと、
前記パケットカウンタの管理する前記カウンタ値を監視することにより、前記送信側ノードから送信されてきた前記パケットに対して前記パケットネットワーク内で付加されたキューイング遅延を計測するキューイング遅延計測手段と、
前記キューイング遅延計測手段で計測したキューイング遅延量と所定の閾値とを比較し、比較の結果前記閾値以下のキューイング遅延を含むと判断されたパケットのみを採用するパケットフィルタと、
前記パケットフィルタにおいて採用された前記パケットを元に当該受信側ノードのクロックを再生する位相同期手段と、
を備えることを特徴とする受信側ノード。 - 請求項1又は2に記載の受信側ノードであって、
前記キューイング遅延計測手段は、所定の計測時間の間、前記パケットカウンタの管理する前記カウンタ値を監視することにより、送信されてきた前記パケットの中でキューイング遅延がゼロのパケットが到着した時のカウンタ値を検出し、その値を基準値とし、前記パケット到着時のカウンタ値と前記基準値との差分からキューイング遅延を求めることを特徴とする受信側ノード。 - 請求項1乃至3の何れか1項に記載の受信側ノードであって、
前記パケットカウンタは、前記パケットの到着時に所定のカウンタ値が加算され、通常時には前記送信側ノードが前記パケットを1つ送信する時間間隔に前記所定のカウンタ値と同じ値だけ減算される速さでカウンタ値が減算されることを特徴とする受信側ノード。 - 請求項1乃至3の何れか1項に記載の受信側ノードであって、
前記送信されてくる前記パケットはタイムスタンプパケットであり、前記パケットカウンタは、前記パケットの到着時に格納されるタイムスタンプ値と一つ前に到着した前記パケットに格納されるタイムスタンプ値の差分が所定の値のN(Nは1以上の自然数)倍である時に、前記所定のカウンタ値のN倍の値が加算され、通常時には前記送信側ノードが前記パケットを1つ送信する時間間隔に前記所定のカウンタ値と同じ値だけ減算される速さでカウンタ値が減算されることを特徴とする受信側ノード。 - 請求項4又は5に記載の受信側ノードであって、
前記キューイング遅延計測手段は、前記パケット到着時に前記所定のカウンタ値を加算した後の値を到着時カウンタ値とし、前記所定の計測時間の間での前記到着時カウンタ値の最大値をカウンタ最大値として基準値とし、前記カウンタ最大値と前記到着時カウンタ値との差分からキューイング遅延を求めることを特徴とする受信側ノード。 - 請求項4又は5に記載の受信側ノードであって、
前記キューイング遅延計測手段は、前記パケット到着時に前記所定のカウンタ値を加算する前の値を到着時カウンタ値とし、前記所定の計測時間の間での前記到着時カウンタ値の最大値をカウンタ最大値として基準値とし、前記カウンタ最大値と前記到着時カウンタ値との差分からキューイング遅延を求めることを特徴とする受信側ノード。 - 請求項1乃至3の何れか1項に記載の受信側ノードであって、
前記パケットカウンタは、前記パケットの到着時に所定のカウンタ値が減算され、通常時には前記送信側ノードが前記パケットを1つ送信する時間間隔に前記所定のカウンタ値と同じ値だけ加算される速さでカウンタ値が加算されることを特徴とする受信側ノード。 - 請求項1乃至3の何れか1項に記載の受信側ノードであって、
前記送信されてくる前記パケットはタイムスタンプパケットであり、前記パケットカウンタは、前記パケットの到着時に格納されるタイムスタンプ値と一つ前に到着した前記パケットに格納されるタイムスタンプ値の差分が所定の値のN(Nは1以上の自然数)倍である時に、前記所定のカウンタ値のN倍の値が減算され、通常時には前記送信側ノードが前記パケットを1つ送信する時間間隔に前記所定のカウンタ値と同じ値だけ加算される速さでカウンタ値が加算されることを特徴とする受信側ノード。 - 請求項8又は9に記載の受信側ノードであって、
前記キューイング遅延計測手段は、前記パケット到着時に前記所定のカウンタ値を減算した後の値を到着時カウンタ値とし、前記所定の計測時間の間での前記到着時カウンタ値の最大値をカウンタ最大値として基準値とし、前記カウンタ最大値と前記到着時カウンタ値との差分からキューイング遅延を求めることを特徴とする受信側ノード。 - 請求項8又は9に記載の受信側ノードであって、
前記キューイング遅延計測手段は、前記パケット到着時に前記所定のカウンタ値を減算する前の値を到着時カウンタ値とし、前記所定の計測時間の間での前記到着時カウンタ値の最大値をカウンタ最大値として基準値とし、前記カウンタ最大値と前記到着時カウンタ値との差分からキューイング遅延を求めることを特徴とする受信側ノード。 - 請求項1乃至11の何れか1項に記載の受信側ノードと、前記送信側ノードと相互に接続されている送信側ノードと、を備えるパケットネットワークシステムであって、
前記送信側ノードが、
パケットを生成するパケット生成手段と、
前記パケット生成手段において生成した前記パケットを前記受信側ノードに対して定期的に送信する送信手段と、
を備えることを特徴とするパケットネットワークシステム。 - 送信側ノードと受信側ノードが相互に接続されており、送信側ノードが受信側ノードに対してパケットを送信するパケットネットワークにおいてキューイング遅延を計測するキューイング遅延対処方法であって、
前記受信側ノードが、前記送信側ノードが定期的に送信してくるパケットを受け取る受信ステップと、
前記受信側ノードのパケットカウンタが、前記受け取ったパケットの到着状況、及び、前記送信側ノードと同期するために前記受け取ったパケットに基づいて当該受信側ノードで生成した周波数のクロック、の一方に応じてカウンタ値を加算し他方に応じてカウンタ値を減算することによってカウンタ値を管理する第1のステップと、
前記受信側ノードが、前記パケットカウンタの管理する前記カウンタ値を監視することにより、前記送信側ノードから送信されてきた前記パケットに対して前記パケットネットワーク内で付加されたキューイング遅延を計測するキューイング遅延計測ステップと、
を備えることを特徴とするキューイング遅延対処方法。 - 送信側ノードと受信側ノードが相互に接続されており、送信側ノードが受信側ノードに対してパケットを送信するパケットネットワークにおいてクロックを同期させるキューイング遅延対処方法であって、
前記受信側ノードが、前記送信側ノードが定期的に送信してくるパケットを受け取る受信ステップと、
前記受信側ノードのパケットカウンタが、前記受け取ったパケットの到着状況、及び、前記送信側ノードと同期するために前記受け取ったパケットに基づいて当該受信側ノードで生成した周波数のクロック、の一方に応じてカウンタ値を加算し他方に応じてカウンタ値を減算することによってカウンタ値を管理する第2のステップと、
前記受信側ノードが、前記パケットカウンタの管理する前記カウンタ値を監視することにより、前記送信側ノードから送信されてきた前記パケットに対して前記パケットネットワーク内で付加されたキューイング遅延を計測するキューイング遅延計測ステップと、
前記受信側ノードのパケットフィルタが、前記キューイング遅延計測ステップで計測したキューイング遅延量と所定の閾値とを比較し、比較の結果前記閾値以下のキューイング遅延を含むと判断されたパケットのみを採用する第3のステップと、
前記パケットフィルタにおいて採用された前記パケットを元に当該受信側ノードのクロックを再生する位相同期ステップと、
を備えることを特徴とするキューイング遅延対処方法。 - 請求項13又は14に記載のキューイング遅延対処方法であって、
前記キューイング遅延計測ステップにおいて、所定の計測時間の間、前記パケットカウンタの管理する前記カウンタ値を監視することにより、送信されてきた前記パケットの中でキューイング遅延がゼロのパケットが到着した時のカウンタ値を検出し、その値を基準値とし、前記パケット到着時のカウンタ値と前記基準値との差分からキューイング遅延を求めることを特徴とするキューイング遅延対処方法。 - 請求項13乃至15の何れか1項に記載のキューイング遅延対処方法であって、
前記パケットカウンタは、前記パケットの到着時に所定のカウンタ値が加算され、通常時には前記送信側ノードが前記パケットを1つ送信する時間間隔に前記所定のカウンタ値と同じ値だけ減算される速さでカウンタ値が減算されることを特徴とするキューイング遅延対処方法。 - 請求項13乃至15の何れか1項に記載のキューイング遅延対処方法であって、
前記送信されてくる前記パケットはタイムスタンプパケットであり、前記パケットカウンタは、前記パケットの到着時に格納されるタイムスタンプ値と一つ前に到着した前記パケットに格納されるタイムスタンプ値の差分が所定の値のN(Nは1以上の自然数)倍である時に、前記所定のカウンタ値のN倍の値が加算され、通常時には前記送信側ノードが前記パケットを1つ送信する時間間隔に前記所定のカウンタ値と同じ値だけ減算される速さでカウンタ値が減算されることを特徴とするキューイング遅延対処方法。 - 請求項16又は17に記載のキューイング遅延対処方法であって、
前記キューイング遅延計測ステップにおいて、前記パケット到着時に前記所定のカウンタ値を加算した後の値を到着時カウンタ値とし、前記所定の計測時間の間での前記到着時カウンタ値の最大値をカウンタ最大値として基準値とし、前記カウンタ最大値と前記到着時カウンタ値との差分からキューイング遅延を求めることを特徴とするキューイング遅延対処方法。 - 請求項16又は17に記載のキューイング遅延対処方法であって、
前記キューイング遅延計測ステップにおいて、前記パケット到着時に前記所定のカウンタ値を加算する前の値を到着時カウンタ値とし、前記所定の計測時間の間での前記到着時カウンタ値の最大値をカウンタ最大値として基準値とし、前記カウンタ最大値と前記到着時カウンタ値との差分からキューイング遅延を求めることを特徴とするキューイング遅延対処方法。 - 請求項13乃至15の何れか1項に記載のキューイング遅延対処方法であって、
前記パケットカウンタは、前記パケットの到着時に所定のカウンタ値が減算され、通常時には前記送信側ノードが前記パケットを1つ送信する時間間隔に前記所定のカウンタ値と同じ値だけ加算される速さでカウンタ値が加算されることを特徴とするキューイング遅延対処方法。 - 請求項13乃至15の何れか1項に記載のキューイング遅延対処方法であって、
前記送信されてくる前記パケットはタイムスタンプパケットであり、前記パケットカウンタは、前記パケットの到着時に格納されるタイムスタンプ値と一つ前に到着した前記パケットに格納されるタイムスタンプ値の差分が所定の値のN(Nは1以上の自然数)倍である時に、前記所定のカウンタ値のN倍の値が減算され、通常時には前記送信側ノードが前記パケットを1つ送信する時間間隔に前記所定のカウンタ値と同じ値だけ加算される速さでカウンタ値が加算されることを特徴とするキューイング遅延対処方法。 - 請求項20又は21に記載のキューイング遅延対処方法であって、
前記キューイング遅延計測ステップにおいて、前記パケット到着時に前記所定のカウンタ値を減算した後の値を到着時カウンタ値とし、前記所定の計測時間の間での前記到着時カウンタ値の最大値をカウンタ最大値として基準値とし、前記カウンタ最大値と前記到着時カウンタ値との差分からキューイング遅延を求めることを特徴とするキューイング遅延対処方法。 - 請求項20又は21に記載のキューイング遅延対処方法であって、
前記キューイング遅延計測ステップにおいて、前記パケット到着時に前記所定のカウンタ値を減算する前の値を到着時カウンタ値とし、前記所定の計測時間の間での前記到着時カウンタ値の最大値をカウンタ最大値として基準値とし、前記カウンタ最大値と前記到着時カウンタ値との差分からキューイング遅延を求めることを特徴とするキューイング遅延対処方法。 - 請求項13乃至23の何れか1項に記載のキューイング遅延対処方法であって、
前記送信側ノードが、パケットを生成するパケット生成ステップと、
前記送信側ノードが、前記パケット生成ステップにおいて生成した前記パケットを前記受信側ノードに対して定期的に送信する送信ステップと、
を更に備えることを特徴とするキューイング遅延対処方法。 - 送信側ノードと受信側ノードが相互に接続されており、送信側ノードが受信側ノードに対してパケットを送信するパケットネットワークにおいてキューイング遅延を計測するキューイング遅延対処プログラムであって、
前記送信側ノードが定期的に送信してくるパケットを受け取る受信手段と、
前記受け取ったパケットの到着状況、及び、前記送信側ノードと同期するために前記受け取ったパケットに基づいて当該受信側ノードで生成した周波数のクロック、の一方に応じてカウンタ値を加算し他方に応じてカウンタ値を減算することによってカウンタ値を管理するパケットカウンタと、
前記パケットカウンタの管理する前記カウンタ値を監視することにより、前記送信側ノードから送信されてきた前記パケットに対して前記パケットネットワーク内で付加されたキューイング遅延を計測するキューイング遅延計測手段と、
を備える受信側ノードとしてコンピュータを機能させることを特徴とするキューイング遅延対処プログラム。 - 送信側ノードと受信側ノードが相互に接続されており、送信側ノードが受信側ノードに対してパケットを送信するパケットネットワークにおいてクロックを同期させるキューイング遅延対処プログラムであって、
前記送信側ノードが定期的に送信してくるパケットを受け取る受信手段と、
前記受け取ったパケットの到着状況、及び、前記送信側ノードと同期するために前記受け取ったパケットに基づいて当該受信側ノードで生成した周波数のクロック、の一方に応じてカウンタ値を加算し他方に応じてカウンタ値を減算することによってカウンタ値を管理するパケットカウンタと、
前記パケットカウンタの管理する前記カウンタ値を監視することにより、前記送信側ノードから送信されてきた前記パケットに対して前記パケットネットワーク内で付加されたキューイング遅延を計測するキューイング遅延計測手段と、
前記キューイング遅延計測手段で計測したキューイング遅延量と所定の閾値とを比較し、比較の結果前記閾値以下のキューイング遅延を含むと判断されたパケットのみを採用するパケットフィルタと、
前記パケットフィルタにおいて採用された前記パケットを元に当該受信側ノードのクロックを再生する位相同期手段と、
を備える受信側ノードとしてコンピュータを機能させることを特徴とするキューイング遅延対処プログラム。 - 請求項25又は26に記載のキューイング遅延対処プログラムであって、
前記キューイング遅延計測手段は、所定の計測時間の間、前記パケットカウンタの管理する前記カウンタ値を監視することにより、送信されてきた前記パケットの中でキューイング遅延がゼロのパケットが到着した時のカウンタ値を検出し、その値を基準値とし、前記パケット到着時のカウンタ値と前記基準値との差分からキューイング遅延を求める受信側ノードとしてコンピュータを機能させることを特徴とするキューイング遅延対処プログラム。
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