JP4900230B2 - バタフライ弁制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば内燃機関の動作に伴う流体が流れる流体通路に設けられたバタフライ弁の制御を行うバタフライ弁制御装置の技術分野に関する。
この種の装置が制御するバタフライ弁(即ちバタフライバルブ)は、例えば内燃機関の吸気通路の途中に配置され、内燃機関の燃焼室側へ空気が吸入される吸気タイミングや吸気量を制御する吸気制御弁として設けられる。例えば特許文献1では、吸気制御弁としてのバタフライ弁を、略90度揺動型のロータリーソレノイドアクチュエータを用いて駆動する技術が開示されている。
一方、例えば特許文献2では、吸気制御弁としてロータリーバルブを用いて、このロータリーバルブをエンジンのクランクシャフトの回転に連動して回転させる技術が開示されている。
特開平6−58192号公報 実開平3−17141号公報
しかしながら、例えば特許文献1に開示された技術では、略90度に限られた揺動角度範囲でしかバタフライ弁が動作しないため、バラフライ弁の軸受部に偏磨耗が生じてしまったり、吸気通路における不感帯部分にデポジットが堆積してしまったりするおそれがあるという技術的問題点がある。更には、バタフライ弁の弁体の一の面と他の面とで、内燃機関の燃焼室側に向く回数に偏りがあるため、バタフライ弁の弁体に、その一の面と他の面とで非対称な熱負荷がかかったり、非対称な変形が生じたり、デポジットが非対称に付着したりするおそれがあるという技術的問題点がある。
本発明は、例えば上述した問題点に鑑みなされたものであり、バタフライ弁の耐久性を向上させることができ、バタフライ弁を安定して動作させることが可能なバタフライ弁制御装置を提供することを課題とする。
本発明のバタフライ弁制御装置は上記課題を解決するために、流体通路の途中に設けられた板状の弁体を弁軸の回りに回動させることにより前記流体通路の開閉状態を変化させて前記流体通路を流れる流体の流量を調節するバタフライ弁の制御を行うバタフライ弁制御装置であって、前記バタフライ弁の使用状況を検出する検出手段と、前記弁体を前記弁軸の回りに回動させる回動角度範囲を、前記開閉状態が互いに同じとなる互いに異なる角度を夫々含む互いに異なる複数の所定角度範囲間で、前記検出された使用状況に応じて選択的に切り替える切替手段とを備える。
本発明のバタフライ弁制御装置によれば、その動作時には、バタフライ弁の弁体を弁軸の回りに回動させる回動角度範囲が、切替手段によって、互いに異なる複数の所定角度範囲間で選択的に切り替えられる。この際、切替手段は、検出手段によって検出されたバタフライ弁の使用状況に応じて回動角度範囲を切り替える。ここで、複数の所定角度範囲は、例えば、開閉状態が全閉となる弁体の一の角度位置を0度として一の回動方向に沿って、0度(即ち、開閉状態が全閉となる一の角度位置)から90度(即ち、開閉状態が全開となる一の角度位置)までの第1の所定角度範囲と、90度から180度(即ち、開閉状態が全閉となる他の角度位置)までの第2の所定角度範囲と、180度から270度(即ち、開閉状態が全開となる他の角度位置)までの第3の所定角度範囲と、270度から360度(言い換えれば0度)までの第4の所定角度範囲との4つの所定角度範囲として予め定められる。複数の所定角度範囲は、開閉状態が互いに同じとなる互いに異なる角度を夫々含む。上述の例では、0度及び180度は、開閉状態がいずれも全閉で互いに同じとなる互いに異なる角度であり、90度及び270度は、開閉状態がいずれも全開で互いに異なる角度である。即ち、上述の例では、開閉状態が互いに同じとなる互いに異なる角度は、弁軸の回りに一の回転方向に沿って互いに180度だけずれた角度となる。また、バタフライ弁の使用状況は、例えば複数の所定角度範囲の各々でバタフライ弁の弁体が回動された回数、期間等、典型的には、複数の所定角度範囲の各々での弁体の使用頻度或いは動作頻度を意味する。
よって、切替手段によって、回動角度範囲を、例えば、バタフライ弁の使用状況が複数の所定角度範囲で均等に近づくように、複数の所定角度範囲間で切り替えることができる。従って、バタフライ弁の弁体を弁軸の回りに全体として均等に回動させることができる。このため、バラフライ弁の軸受部に偏磨耗が生じてしまうことを低減或いは防止できる。更に、流体通路における不感帯部分にデポジットが堆積してしまうことを低減或いは防止できる。加えて、バタフライ弁の弁体に、その一の面と他の面とで非対称な熱負荷がかかったり、非対称な変形が生じたり、デポジットが非対称に付着したりすることを低減或いは防止できる。
これらの結果、本発明のバタフライ弁制御装置によれば、バタフライ弁の耐久性を向上させることができ、バタフライ弁を安定して動作させることが可能となる。
本発明のバタフライ弁制御装置の一態様では、前記検出手段は、前記使用状況として、前記複数の所定角度範囲の各々で前記弁体が回動された回数を検出し、前記切替手段は、前記回動角度範囲を、前記検出された回数が前記複数の所定角度範囲で均等に近づくように、切り替える。
この態様によれば、弁体を複数の所定角度範囲の各々で互いに殆ど等しい回数だけ回動させることができる。即ち、バタフライ弁を複数の所定角度範囲間で殆ど均等に動作させることが可能となる。よって、バラフライ弁の軸受部に偏磨耗が生じてしまうことなどをより確実に低減或いは防止でき、バタフライ弁の耐久性をより確実に向上させることができる。
本発明のバタフライ弁制御装置の他の態様では、前記検出手段は、前記使用状況として、前記複数の所定角度範囲の各々で前記弁体が回動された期間を検出し、前記切替手段は、前記回動角度範囲を、前記検出された期間が前記複数の所定角度範囲で均等に近づくように、切り替える。
この態様によれば、弁体を複数の所定角度範囲の各々で互いに殆ど等しい期間だけ回動させることができる。即ち、バタフライ弁を複数の所定角度範囲間で殆ど均等に動作させることが可能となる。よって、バラフライ弁の軸受部に偏磨耗が生じてしまうことなどをより確実に低減或いは防止でき、バタフライ弁の耐久性をより確実に向上させることができる。
本発明の作用及び他の利得は次に説明する実施するための最良の形態から明らかにされる。
以下では、本発明の実施形態について図を参照しつつ説明する。尚、以下の実施形態では、本発明のバラフライ弁制御装置を内燃機関に適用した場合を例として説明する。
<第1実施形態>
第1実施形態に係るバタフライ弁制御装置について、図1から図6を参照して説明する。
先ず、第1実施形態に係るバタフライ弁制御装置が適用された内燃機関の全体構成について、図1を参照して説明する。ここに図1は、第1実施形態に係るバタフライ弁制御装置が適用された内燃機関を示す模式図である。
図1において、内燃機関1は、車両に走行用動力源として搭載されるエンジンであり、吸気(即ち、外界から導かれる空気である吸入空気)を内燃機関1(より具体的には、その燃焼室)まで導く吸気管20を備えている。
吸気管20の内部には、本発明に係る「バタフライ弁」の一例としての吸気制御弁100が設けられている。吸気制御弁100は、図示しないアクチュエータを備えており、このアクチュエータによって板状の弁体110が弁軸120を中心に回動することができるように構成されている。吸気制御弁100は、その弁体110を弁軸120の回りに回動させることにより吸気管20の開閉状態を変化させて吸気管20を流れる吸気の流量を調節することができる。
吸気制御弁100を含む内燃機関1の各部の動作は、エンジンコントロールユニット(ECU)500によって制御される。ECU500は、マイクロプロセッサ及びその動作に必要なRAM、ROM等の周辺装置を備えた周知のコンピュータであり、各種センサから入力される信号に基づいて内燃機関1の運転状態を取得して点火時期、燃料噴射量等の各種パラメータが適正に制御されるように所定の処理を実行する。
本実施形態に係るバタフライ弁制御装置は、ECU500の一部として実現されている。本実施形態に係るバタフライ弁制御装置は、ECU500の一部として構成される使用状況検出部510及び作動領域切替部520を備えている。
使用状況検出部510は、本発明に係る「検出手段」の一例であり、吸気制御弁100の使用状況を検出可能に構成されている。ここで、吸気制御弁100の使用状況には、後述する4つの作動領域(即ち、弁体110が弁軸120の回りを回動する回動角度範囲)の各々で吸気制御弁100の弁体110が回動された回数が含まれる。使用状況検出部510は、弁体110が各作動領域において回動された回数を例えばメモリ等の記憶手段に記憶可能に構成されており、後述する作動領域切替部520によって作動領域が選択的に切り替えられる際、前記回動された回数を検出する。
作動領域切替部520は、本発明に係る「切替手段」の一例であり、吸気制御弁100の弁体110の作動領域を、使用状況検出部510によって検出された使用状況に応じて、後述する4つの作動領域間で切り替える。
次に、本実施形態に係るバタフライ弁制御装置による吸気制御弁の制御について、図2から図6を参照して説明する。
先ず、本実施形態に係る吸気制御弁の4つの作動領域について、図2から図5を参照して説明する。ここに図2から図5は、本実施形態に係る吸気制御弁の4つの作動領域を示す模式図であり、図2は、第1の作動領域(0度から90度まで)を示し、図3は、第2の作動領域(90度から180度まで)を示し、図4は、第3の作動領域(180度から270度まで)を示し、図5は、第4の作動領域(270度から360度まで)を示している。尚、図2から図5では、開閉状態が全開となる場合の弁体110を実線で示し、開閉状態が全閉となる場合の弁体110を一点鎖線で示している。
図2から図5において、吸気制御弁100は、その弁体110が弁軸120を中心に回動する作動領域(或いは回動角度範囲)が、作動領域切替部520によって4つの作動領域A1〜A4間で選択的に切り替えられるように構成されている。
図2に示すように、第1の作動領域A1は、開閉状態が全閉となり且つ弁体110の面112が内燃機関1(図1参照)の燃焼室側に向く弁体110の角度位置である0度から開閉状態が全開となり且つ弁体110の面112が図2中で下側に向く弁体110の角度位置である90度まで弁体110が弁軸120の回りに回動する回動角度範囲として設定されている。弁体110が第1の作動領域A1で作動(即ち、回動)する際(言い換えれば、弁体110が0度から90度までの第1の回動角度範囲で作動する際)には、弁体110の端部は、吸気制御弁100の弁箱150の内表面における不感帯D1近傍を通過する。尚、弁箱150は、吸気管20の一部として形成されていてもよいし、吸気管20とは別体として形成されていてもよい。
図3に示すように、第2の作動領域A2は、開閉状態が全開となり且つ弁体110の面111が図3中で上側に向く弁体110の角度位置である90度から開閉状態が全閉となり且つ弁体110の面111が内燃機関1の燃焼室側に向く弁体110の角度位置である180度まで弁体110が弁軸120の回りを回動する回動角度範囲として設定されている。弁体110が第2の作動領域A2で作動する際(言い換えれば、弁体110が90度から180度までの第2の回動角度範囲で作動する際)には、弁体110の端部は、吸気制御弁100の弁箱150の内表面における不感帯D2近傍を通過する。
図4に示すように、第3の作動領域A3は、開閉状態が全閉となり且つ弁体110の面111が内燃機関1の燃焼室側に向く弁体110の角度位置である180度から開閉状態が全開となり且つ弁体110の面111が図4中で下側に向く弁体110の角度位置である270度まで弁体110が弁軸120の回りに回動する回動角度範囲として設定されている。弁体110が第3の作動領域A3で作動する際(言い換えれば、弁体110が180度から270度までの第3の回動角度範囲で作動する際)には、弁体110の端部は、吸気制御弁100の弁箱150の内表面における不感帯D1近傍を通過する。
図5に示すように、第4の作動領域A4は、開閉状態が全開となり且つ弁体110の面112が図5中で上側に向く弁体110の角度位置である270度から開閉状態が全閉となり且つ弁体110の面112が内燃機関1の燃焼室側に向く弁体110の角度位置である360度(即ち、0度)まで弁体110が弁軸120の回りに回動する回動角度範囲として設定されている。弁体110が第4の作動領域A4で作動する際(言い換えれば、弁体110が270度から360度までの第4の回動角度範囲で作動する際)には、弁体110の端部は、吸気制御弁100の弁箱150の内表面における不感帯D2近傍を通過する。
図2及び図4において、第1の作動領域A1及び第3の作動領域A3は、弁体110の端部が不感帯D1近傍を通過する点で同じであり、第1の作動領域A1では開閉状態が全閉となる際に板状の弁体110の2つの面111及び112のうち面112が内燃機関1の燃焼室側に向くのに対して、第3の作動領域A3では開閉状態が全閉となる際に板状の弁体110の2つの面111及び112のうち面111が内燃機関1の燃焼室側に向く点で異なる。
図3及び図5において、第2の作動領域A2及び第4の作動領域A4は、弁体110の端部が不感帯D2近傍を通過する点で同じであり、第2の作動領域A2では開閉状態が全閉となる際に板状の弁体110の2つの面111及び112のうち面111が内燃機関1の燃焼室側に向くのに対して、第4の作動領域A4では開閉状態が全閉となる際に板状の弁体110の2つの面111及び112のうち面112が内燃機関1の燃焼室側に向く点で異なる。
次に、本実施形態に係るバタフライ弁制御装置による吸気制御弁の制御の流れについて、図2から図5に加えて、図6を参照して説明する。ここに図6は、本実施形態に係るバタフライ弁制御装置による吸気制御弁の制御の流れを示すフローチャートである。
図6において、先ず、ECU500は、吸気制御弁100の開閉動作の要求があるか否かを内燃機関1の運転状態に応じて判定する(ステップS110)。
吸気制御弁100の開閉動作の要求があると判定された場合には(ステップS110:Yes)、ECU500は、吸気制御弁100の開閉動作の制御を行う。即ち、ECU500は、吸気制御弁100を、例えば、弁体110が図2を参照して上述した第1の作動領域A1で作動するように制御する。この際、ECU500の使用状況検出部510は、第1の作動領域A1で作動した回数を加算してメモリ等の記憶手段に記憶する。
一方、吸気制御弁100の開閉動作が要求されていないと判定された場合には(ステップS110:No)、吸気制御弁100の開閉動作が要求されるまで待つ。
次に、ECU500は、作動領域を変更すべき条件が成立したか否かを判定する(ステップS130)。より具体的には、先ず、ECU500の使用状況検出部510が、吸気制御弁100の開閉動作の結果、これまでに図2から図5を参照して上述した4つの作動領域A1〜A4の各々で吸気制御弁100の弁体110が回動された回数を例えばメモリ等の記憶手段から検出する。続いて、検出された各作動領域での回数に基づいて、吸気制御弁100の開閉動作の制御を行う際の作動領域を現在設定されている作動領域から他の作動領域へ切り替えるべき条件が成立したか否かが判定される。例えば、第1の作動領域A1で弁体110が回動された回数が、所定回数以上となったか否かが判定される。
作動領域を変更すべき条件が成立したと判定された場合には(ステップS130:YYes)、ECU500の作動領域切替部520は、作動領域を更新する(ステップS140)。即ち、例えば、第1の作動領域A1で弁体110が回動された回数が、所定回数以上となったと判定された場合には、作動領域切替部520は、次に吸気制御弁100の開閉動作の制御を行う際の作動領域を、第1の作動領域A1とは異なる例えば第2の作動領域A2に切り替える。これにより、次に吸気制御弁100の開閉動作の要求があると判定された場合には(ステップS110:Yes)、ECU500は、吸気制御弁100を、例えば、弁体110が第2の作動領域A2で作動するように制御する(ステップS120)。
一方、作動領域を変更すべき条件が成立しないと判定された場合には(ステップS130:No)、ECU500の作動領域切替部520は、作動領域を継続する(ステップS150)。即ち、例えば、第1の作動領域A1で弁体110が回動された回数が、所定回数以上とならないと判定された場合には、次に吸気制御弁100の開閉動作の制御を行う際の作動領域を、第1の作動領域A1のまま継続或いは維持する(即ち、切り替えない)。これにより、次に吸気制御弁100の開閉動作の要求があると判定された場合には(ステップS110:Yes)、ECU500は、吸気制御弁100を、再び、例えば、弁体110が第1の作動領域A1で作動するように制御する(ステップS120)。
このように本実施形態では特に、作動領域を変更すべき条件が成立したか否かが判定され(ステップS130)、その判定結果に応じて、吸気制御弁100の作動領域が、図2から図5を参照して上述した4つの作動領域間で切り替えられる(ステップS140)。よって、吸気制御弁100の弁体110を弁軸120の回りに全体として均等に回動させることができる。即ち、吸気制御弁100を4つの作動領域A1〜A4の各々dで殆ど同じ回数だけ作動させることができる。従って、吸気制御弁100の軸受部に偏磨耗が生じてしまうことを低減できる。
更に、本実施形態によれば、吸気制御弁100の作動領域が、図2から図5を参照して上述した4つの作動領域間で切り替えられるので、弁体110の端部が、吸気制御弁100の弁箱150の内表面における不感帯D1及びD2の各々の近傍を通過する回数の差を小さくすることができる。よって、吸気制御弁100の弁箱150の内表面における不感帯D1及びD2にデポジットが堆積してしまうことを低減できる。
加えて、本実施形態によれば、吸気制御弁100の作動領域が、図2から図5を参照して上述した4つの作動領域間で切り替えられるので、弁体110の面111及び112の各々が内燃機関1の燃焼室側へ向く回数の差を小さくすることができる。よって、吸気制御弁100の弁体110に、その一の面111と他の面112とで非対称な熱負荷がかかったり、非対称な変形が生じたり、デポジットが非対称に付着したりすることを低減できる。
これらの結果、本実施形態に係るバタフライ弁制御装置によれば、吸気制御弁100の耐久性を向上させることができ、吸気制御弁100を安定して動作させることが可能となる。
尚、本実施形態では、作動領域を変更すべき条件として、現在設定されている作動領域で弁体110が回動された回数が、所定回数以上となったか否かが判定されるように構成したが、この条件に加えて或いは代えて、現在設定されている作動領域で弁体110が回動された期間が、所定期間以上となったか否かが判定されるように構成してもよい。この場合にも、吸気制御弁100を4つの作動領域A1〜A4で殆ど均等に動作させることが可能となる。よって、吸気制御弁100の軸受部に偏磨耗が生じてしまうことなどを低減でき、吸気制御弁100の耐久性を向上させることができる。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うバタフライ弁制御装置もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
第1実施形態に係るバタフライ弁制御装置が適用された内燃機関を示す模式図である。 第1実施形態に係る吸気制御弁の第1の作動領域を示す模式図である。 第1実施形態に係る吸気制御弁の第2の作動領域を示す模式図である。 第1実施形態に係る吸気制御弁の第3の作動領域を示す模式図である。 第1実施形態に係る吸気制御弁の第4の作動領域を示す模式図である。 第1実施形態に係るバタフライ弁制御装置による吸気制御弁の制御の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1…内燃機関、20…吸気管、100…吸気制御弁、110…弁体、120…弁軸、500…ECU、510…使用状況検出部、520…作動領域切替部

Claims (3)

  1. 流体通路の途中に設けられた板状の弁体を弁軸の回りに回動させることにより前記流体通路の開閉状態を変化させて前記流体通路を流れる流体の流量を調節するバタフライ弁の制御を行うバタフライ弁制御装置であって、
    前記バタフライ弁の使用状況を検出する検出手段と、
    前記弁体を前記弁軸の回りに回動させる回動角度範囲を、前記開閉状態が互いに同じとなる互いに異なる角度を夫々含む互いに異なる複数の所定角度範囲間で、前記検出された使用状況に応じて選択的に切り替える切替手段と
    を備えることを特徴とするバタフライ弁制御装置。
  2. 前記検出手段は、前記使用状況として、前記複数の所定角度範囲の各々で前記弁体が回動された回数を検出し、
    前記切替手段は、前記回動角度範囲を、前記検出された回数が前記複数の所定角度範囲で均等に近づくように、切り替える
    ことを特徴とする請求項1に記載のバタフライ弁制御装置。
  3. 前記検出手段は、前記使用状況として、前記複数の所定角度範囲の各々で前記弁体が回動された期間を検出し、
    前記切替手段は、前記回動角度範囲を、前記検出された期間が前記複数の所定角度範囲で均等に近づくように、切り替える
    ことを特徴とする請求項1に記載のバタフライ弁制御装置。
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