JP4899964B2 - 光学レンズ及びレンズ製造方法 - Google Patents

光学レンズ及びレンズ製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、金型の内部に溶融した樹脂材料を充填して光学レンズを製造するレンズ製造方法に関するものである。
近年、レーザビームプリンタ、レーザファクシミリ等で使用されている光走査装置において、樹脂材料により成形したプラスチックレンズ(光学レンズ)が使用されている。光走査装置によって照射されるレーザビームによって感光体ドラム等に画像が書き込まれるため、高精度な画像を感光体ドラム等に書き込むためには高精度で製造したプラスチックレンズを使用する必要がある。
一般的に光走査装置に使用されるプラスチックレンズは長尺のものが多く、高精度なプラスチックレンズを成形により製造しようとすると、金型からの離型時にプラスチックレンズが変形しないよう、複数のエジェクターピンにより金型からプラスチックレンズを離型させることが必要である。そこで複数のエジェクターピンによりプラスチックレンズが押される箇所を確保するため、特許文献1に記載されているようにプラスチックレンズの外周に鍔部を設けることが考えられる。その具体的な構成を図8に示す。
図8(a)はプラスチックレンズの平面図であり、図8(b)はプラスチックレンズの一部分を示す斜視図である。
図8(b)に示すようにプラスチックレンズ1000の中央部には、光学機能を有するレンズ部1001が設けられており、レンズ部1001の長手方向における断面形状はメニスカス形状となっている。また、レンズ部1001の外周には、プラスチックレンズ1000の成形時にエジェクターピンにより押される鍔部1002が設けられている。
図9はプラスチックレンズを成形する金型の構造を示した概略図である。
プラスチックレンズ1000を成形する金型は、基本的に金型2000と金型3000により構成される。レンズ部1001の一方の面は金型2000内に配置された不図示の入子の金型で形成され、レンズ部1001の他方の面は金型3000内に配置された不図示の入子の金型で成形される。
金型2000と金型3000が接触する位置で溶融した樹脂材料がキャビティに充填され、充填された樹脂材料がある程度冷却されると、金型2000と金型3000が離間する。そしてプラスチックレンズ1000の鍔部1002を複数のエジェクターピン3001で押して、金型3000からプラスチックレンズ1000が離型される。
このようにプラスチックレンズ1000の鍔部1002を複数のエジェクターピン3001で押すことによって、離型時にプラスチックレンズ1000が変形せず、高精度のレンズ部1001を有するプラスチックレンズ1000を製造することが出来る。
特開2000−111821号公報
図10(a)は、図8で示したプラスチックレンズ1000の斜視図であり、図10(b)は、図10(a)に示すx部分の断面図である。
図10に示すプラスチックレンズ1000ではレンズ部1001が光学機能を発揮するため、レンズ部1001を高精度で製造する必要がある。従って、プラスチックレンズ1000を成形する場合、溶融した樹脂材料の合流ムラであるウエルドがレンズ部1001に発生しないよう、プラスチックレンズ1000の長手方向における端部(図10(a)におけるy部分)より、まずレンズ部1001から充填されるように金型に溶融した樹脂材料を充填させる。
プラスチックレンズ1000における断面は図10(b)で示すように、レンズ部1001と鍔部1002により構成されているわけであるが、レンズ部1001の厚さYが小さく、鍔部1002の厚さXが大きいと、充填された樹脂材料が鍔部1002に流れやすくなってしまい、レンズ部1001にウエルドが発生しやすい。特に図10(c)で示すようにレンズ部1001の短手方向の形状が凹形状となっているプラスチックレンズは、レンズ部1001の厚みが中央部で小さいため、特にウエルドが発生しやすい。従って、短手方向の断面形状が凹形状であるレンズ部1001を有するプラスチックレンズ1000では、鍔部1002の最大の厚さと、レンズ部1001の最小の厚さとの関係を適正な範囲に設定する必要がある。
また、プラスチックレンズ1000の小型化や適正な成形条件等の観点でも鍔部1002の最大の厚さとレンズ部1001の最小の厚さを考慮する必要がある。
そこで、本発明の目的は、成形した際にレンズ部におけるウエルドを防止する光学レンズ及びレンズ製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る光学レンズは、
短手方向の断面形状が凹形状であるレンズ部と、当該レンズ部の外側に位置する鍔部と、を有し、長手方向における前記鍔部を含めた最大長さAと、短手方向における前記鍔部を含めた最大長さBが6≦A/B≦30の関係式を満たす光学レンズであって、
前記鍔部における最大の厚さXと、前記レンズ部における最小の厚さYが、以下の関係式を満たすことを特徴とするものである。
0.3≦X/Y≦0.9
2.0mm≦X≦3.0mm
3.2mm≦Y≦7.5mm
また、本発明に係るレンズ製造方法は、
請求項1乃至4の何れか1項に記載の光学レンズを、成形により製造するレンズ製造方法であって、
光学レンズの外周面に相当する箇所に以下の関係式を満たす抜きテーパを設けた金型を使用し、当該金型の内部に溶融した樹脂材料を充填して光学レンズを製造することを特徴とするものである。
3°≦T≦10°
但し、Tは、前記光学レンズの光軸と前記抜きテーパがなす角度である。
本発明に係る光学レンズであれば適正な形状であるため、成形した際にレンズ部におけるウエルドを防止することが出来る。また、本発明に係るレンズ製造方法によれば、成形時の変形を抑制して適正な形状を有する光学レンズを製造することが出来る。
まず、本発明に係るプラスチックレンズ(光学レンズ)を使用する光走査装置について説明する。
図1は光走査装置を示す斜視図である。
光走査装置10は、ハウジング11の中に、半導体レーザ12、回転多面鏡15、fθレンズ16等が設置された構成となっている。
半導体レーザ12から射出したレーザビームLは、コリメートレンズ13により平行光となり、第1結像光学系の第1シリンドリカルレンズ14を透過して高速で回転する回転多面鏡15に入射する。回転多面鏡15で反射したレーザビームLは、fθレンズ16、第2シリンドリカルレンズ17から成る第2結像光学系を透過して反射ミラー18に入射し、感光体ドラム1に所定のスポット径で照射される。感光体ドラム1上への画像情報の書込は、レーザビームLをインデックスセンサ19で検知することにより、所定のタイミングで実行される。
第2シリンドリカルレンズ17はトロイダル面や自由曲面を用いてもよいが、ここではこれらを総称して「シリンドリカルレンズ」と呼んでいる。
本発明に係るプラスチックレンズ(光学レンズ)を使用する光走査装置として、図1に示すような構成をとった場合、第2シリンドリカルレンズ17は、短手方向に凹の形状であるため、短手方向すなわち副走査方向の集光力を得るために、少なくともfθレンズ16または反射ミラー18のいずれかに、副走査方向に正の屈折力を負荷する必要がある。
このように光走査装置10によりレーザビームLが照射されることにより、感光体ドラム1には潜像画像が書き込まれる。なお、本実施形態では感光体ドラム1にレーザビームLを照射しているが、被照射体は感光体ドラムに限られず、感光体フィルム等の他の被照射体であってもよい。
図1における第2シリンドリカルレンズ17は本発明に係るプラスチックレンズであり、金型の内部に溶融した樹脂材料を充填して成形される。
なお、本発明に係るプラスチックレンズを図1に示す光走査装置10では第2シリンドリカルレンズ17に使用しているが、光走査装置に使用されるレンズであれば他のレンズに使用しても構わない。以下、第2シリンドリカルレンズ17を単にプラスチックレンズ17という。
図2はプラスチックレンズ17の詳細図である。
図2(a)はプラスチックレンズ17の斜視図、図2(b)はプラスチックレンズ17の正面図、図2(c)は図2(b)におけるプラスチックレンズ17のC−C断面図、図2(d)はプラスチックレンズ17の側面図である。
図2(b)で示すように、プラスチックレンズ17の中央部には光学機能を有するレンズ部17Aが設けられている。また、レンズ部17Aの外側には箱状に鍔部17Bが設けられている。また、図2(c)で示すように、レンズ部17Aは図の上方向に凸のメニスカス形状となっている。
プラスチックレンズ17を金型により成形する場合は、鍔部17Bの面をエジェクターピンで押すことによりプラスチックレンズ17が金型から離型される。プラスチックレンズ17を製造するレンズ製造方法については後述する。
図2(d)で示すように、プラスチックレンズ17の外周面には同一面上にレンズ位置決め部17C〜17Eが形成されている。レンズ位置決め部17Cは突起形状となっており、プラスチックレンズ17を光走査装置1の設置台20(図1参照)に設置する際の基準となる(つまり、位置決めの基準となる)。
また、レンズ位置決め部17Dと17Eもプラスチックレンズ17を設置台20に設置する際の基準となり、レンズ位置決め部17Dと17Eはプラスチックレンズ17の走査(光学レンズの光軸)方向に略平行な面を有する。鍔部底面に略垂直な面を有するとも言える。プラスチックレンズ17の設置台20への設置を容易にするため、レンズ位置決め部17D、17Eの長さαとプラスチックレンズ17の高さβとの関係は以下の関係式を満足することが好ましい。
1/3≦α/β≦2/3 ・・・(1)
より好ましくは、以下の関係式を満たすことである。
1/2≦α/β≦2/3 ・・・(1)’
プラスチックレンズ17において、外周面に設けられている位置決め部17D,17Eに相当する走査方向に略平行な面を持つ位置決め部は、プラスチックレンズ17では2つ設けられているが、少なくとも2つ以上あれば、良好にプラスチックレンズ17を設置台20に設置させることが出来る。
なお、レンズ位置決め部は、光学レンズを長手方向から見た際に(図2(d)の状態)、光学レンズの長手方向中心(17Cの位置)と光学レンズ端部との中間の位置よりも、光学レンズ端部よりの位置に、シンメトリに設けられていることが好ましい。また、レンズ位置決め部の光学レンズ長手方向の長さγは、1mm以上、15mm以下であることが好ましい。
プラスチックレンズ17は長尺のレンズであり、図2(a)に示すようにプラスチックレンズ17の長手方向における鍔部17Bを含めた最大長さAと、短手方向における鍔部17Bを含めた最大長さBとの関係が以下の(2)式を満たす形状である。
6≦A/B≦30 ・・・(2)
本発明の効果をより顕著に得られる形状は、以下の(2)’式を満たす形状であり、本発明の効果を更に顕著に得られる形状は、以下の(2)”式を満たす形状である。
10≦A/B≦30 ・・・(2)’
20≦A/B≦30 ・・・(2)”
次にプラスチックレンズ17を金型により製造する方法を詳しく説明する。
図3及び図4はプラスチックレンズ17の長手方向における金型の断面図である。
プラスチックレンズ17の外形は基本的に第1金型100と第2金型200により成形される。プラスチックレンズ17におけるレンズ部17Aの成形に関しては後述する。
第1金型100と第2金型200が接触する位置で溶融した樹脂材料がゲート401よりキャビティ300に射出され充填される。溶融した樹脂材料の充填はランナー400及びゲート401を経路として実行される。図3で示すように、プラスチックレンズ17の長手方向の端部に相当する箇所から金型の内部に溶融した樹脂材料を充填し、プラスチックレンズ17のレンズ部から樹脂材料を充填するようにする。このようにすれば、レンズ部におけるウエルドを防止することが可能である。
充填された樹脂材料がある程度冷却されると、第1金型100に対して第2金型200がa方向に移動し、図4に示すように第1金型100と第2金型200が離間する。500はプラスチックレンズ17のレンズ部17Aを成形するための第3金型であり、第1金型100と第2金型200が離間することにより図4のように見える状態となる。
第1金型100と第2金型200が離間した状態ではプラスチックレンズ17は第2金型200側に残っている。その後、図4に示すb方向に複数のエジェクターピン201がプラスチックレンズ17の鍔部17Bを押すことにより、プラスチックレンズ17が第2金型200から離型される。
プラスチックレンズ17におけるレンズ部17Aの成形に関しては図5及び図6を用いて説明する。
図5はプラスチックレンズ17のレンズ部17Aにおける金型の断面図である。
プラスチックレンズ17の外形は図3及び図4で説明したように第1金型100と第2金型200により成形されるが、プラスチックレンズ17のレンズ部17Aは第3金型500と第4金型600により成形される。図5で示すように、レンズ部17Aの一方の光学面171Aは第1金型100の中に位置する第3金型500により成形され、レンズ部17Aの他方の光学面172Aは第2金型200の中に位置する第4金型600により成形される。
図6はプラスチックレンズ17の短手方向における金型の断面図である。
図6に示すようにプラスチックレンズ17の鍔部17Bは第1金型100と第2金型200により成形され、光学面171A、172Aで構成されるレンズ部17Aは第3金型500と第4金型600により成形される。またプラスチックレンズ17の鍔部17Bを複数のエジェクターピン201が押す構造になっている。
図3及び図4で説明したように、充填された樹脂材料がある程度冷却されると、第1金型100、第3金型500に対して、第2金型200、第4金型400がa方向に移動し、その後、複数のエジェクターピン201がプラスチックレンズ17の鍔部17Bをb方向に押すことにより、プラスチックレンズ17が第2金型200及び第4金型400から離型される。エジェクターピン201により押される鍔部17Bの厚さtは1.5mm以上3.0mm以下である。
プラスチックレンズ17の鍔部17Bは、エジェクターピンの突き出し跡として、複数の凹部を有することになる。
複数のエジェクターピン201によるプラスチックレンズ17の突き出しが行われるため、第2金型200にはプラスチックレンズ17に接触する箇所(プラスチックレンズ17の外周面に相当する箇所)に抜きテーパTが設置されている。抜きテーパTの角度(テーパ方向と、走査(光軸)方向とがなす角度)は第2金型200からの離型性、レンズ部17Aのウエルド等の観点から、3°以上10°以下であることが好ましく、特に5°以上9°以下であることが好ましい。このような抜きテーパの角度にすれば、成形時の変形を抑制してプラスチックレンズ17を製造することが出来る。
図7(a)はプラスチックレンズ17の斜視図であり、図7(b)は図7(a)に示すD部分の断面図である。
プラスチックレンズ17におけるレンズ部17Aは光学機能を発揮させるため、短手方向の形状が凹形状となっている。なお、凹形状の曲率は大きくなり過ぎない事が好ましい。より具体的には、レンズ部短手方向中央における光軸方向の距離(図7(b)におけるY)と、レンズ部短手方向端部における光軸方向の距離(図7(b)におけるY’)とが以下の関係式を満たすことが好ましい。
0.9≦Y/Y’<1 ・・・(3)
プラスチックレンズ17ではレンズ部17Aが光学機能を発揮するため、レンズ部1001を高精度で製造する必要がある。従って、プラスチックレンズ17を成形する場合、溶融した樹脂材料の合流ムラであるウエルドがレンズ部17Aに発生しないよう、プラスチックレンズ1000の長手方向における端部(図7(a)におけるE部分)より、まずレンズ部17Aから充填されるように金型に溶融した樹脂材料を充填させる。
プラスチックレンズ17における断面は図7(b)で示すように、レンズ部17Aと鍔部17Bにより構成されているわけであるが、レンズ部17Aの厚さが小さく、鍔部17Bの厚さが大きいと、充填された樹脂材料が鍔部17Bに流れやすくなってしまい、レンズ部17Aにウエルドが発生しやすい。特に図7(c)で示すようにレンズ部17Aの短手方向の形状が凹形状となっているプラスチックレンズは、レンズ部17Aの厚みが中央部で小さいため、特にウエルドが発生しやすい。また、長手方向における断面形状がメニスカス形状である場合、長手方向の全体を通してレンズ厚が薄くなりやすいため、よりウェルドが発生しやすくなる。
従って、長手方向における断面形状がメニスカス形状であって短手方向の断面形状が凹形状であるレンズ部を有するプラスチックレンズ17では、図7(b)に示す鍔部17Bの最大の厚さX(走査方向と直交する方向の断面における鍔部17Bの最大の厚さ)と、レンズ部17Aの最小の厚さY(走査方向と直交する方向の断面におけるレンズ部17Aの最小の厚さ)との関係を適正な範囲に設定する必要がある。
まず、XとYの各々について検討すると、XやYが小さすぎると溶融した樹脂材料が金型におけるレンズ部17Aや鍔部17Bに充填されにくくなる。また、大きすぎるとプラスチックレンズ17が大きくなってしまったり、成形時にひけ等の問題が発生してしまったりする。そこで、Xは鍔部17Bの機能(複数のエジェクターピンにより押される等の機能)、Yはレンズ部17Aの機能(光学機能)を考慮し、XとYは以下の範囲に設定することが好ましい。
2.0mm≦X≦3.0mm ・・・(4)
3.2mm≦Y≦7.5mm ・・・(5)
このXとYの範囲を考慮し、XとYの適正な関係を求めるため、本発明者は実験を通じて検討した。その結果を以下の表1に示す。
Figure 0004899964
実験の評価項目はレンズ部17Aにおけるウエルドの状態であり、表1において「◎」は大変良好、「○」は良好、「△」はやや不良、「×」は不良を表す。
上記(4)式、(5)式を考慮してレンズ部17Aにおけるウエルドの状態を判断すると、X/Yの適正範囲は以下の範囲となる。
0.3≦X/Y≦0.9 ・・・(6)
このように鍔部17Bの最大の厚さXと、レンズ部17Aの最小の厚さYを上記(4)式〜(6)式の範囲に設定にすれば、プラスチックレンズ17が適正な形状となるため、成形した際にレンズ部におけるウエルドを防止することが出来る。
本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、本発明は当該実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
光走査装置を示す斜視図である。 プラスチックレンズの詳細図である。 プラスチックレンズの長手方向における金型の断面図である。 プラスチックレンズの長手方向における金型の断面図である。 プラスチックレンズのレンズ部における金型の断面図である。 プラスチックレンズの短手方向における金型の断面図である。 プラスチックレンズの断面構造に関する詳細図である。 外周に鍔部を設けたプラスチックレンズの説明図である。 プラスチックレンズを成形する金型の構造を示した概略図である。 プラスチックレンズの断面構造に関する詳細図である。
符号の説明
17 プラスチックレンズ
17A レンズ部
17B 鍔部
17C、17D、17E 位置決め部
100 第1金型
200 第2金型
201 エジェクターピン
500 第3金型
600 第4金型

Claims (7)

  1. 短手方向の断面形状が凹形状であるレンズ部と、当該レンズ部の外側に位置する鍔部と、を有し、長手方向における前記鍔部を含めた最大長さAと、短手方向における前記鍔部を含めた最大長さBが6≦A/B≦30の関係式を満たす光学レンズであって、
    前記鍔部における最大の厚さXと、前記レンズ部における最小の厚さYが、以下の関係式を満たすことを特徴とする光学レンズ。
    0.3≦X/Y≦0.9
    2.0mm≦X≦3.0mm
    3.2mm≦Y≦7.5mm
  2. 長手方向における断面形状がメニスカス形状である請求項1に記載の光学レンズ。
  3. 光学レンズの外周面にレンズ位置決め部を有する請求項1または2に記載の光学レンズ。
  4. 前記レンズ位置決め部は光学レンズの片側の外周面に少なくとも2つ以上設けられている請求項3に記載の光学レンズ。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の光学レンズを、成形により製造するレンズ製造方法であって、
    光学レンズの外周面に相当する箇所に以下の関係式を満たす抜きテーパを設けた金型を使用し、当該金型の内部に溶融した樹脂材料を充填して光学レンズを製造することを特徴とするレンズ製造方法。
    3°≦T≦10°
    但し、Tは、前記光学レンズの光軸と前記抜きテーパがなす角度である。
  6. 光学レンズの長手方向における端部に相当する箇所から前記金型の内部に溶融した樹脂材料を充填する請求項5に記載のレンズ製造方法。
  7. 前記鍔部をエジェクターピンで押すことにより、前記金型から光学レンズを離型させる請求項5又は6に記載のレンズ製造方法。
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