JP4899781B2 - 容量式力学量検出装置 - Google Patents

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本発明は、力学量の印加に応じて前記可動電極が変位すると、可動電極と固定電極間の静電容量が変化するセンサ部を有するものであって、特に、可動電極の異常を診断する自己診断機能を備えた容量式力学量検出装置に関する。
自己診断機能を備えた容量式力学量検出装置として、例えば特許文献1に記載された装置が公知である。この特許文献1に記載された装置では、容量変化を検出するための期間と可動電極を変位させるための期間とを別個に設定している。つまり、容量変化を検出する期間においては、周期的に変化する信号を、可動電極と、その可動電極の両サイドに配置された固定電極との間に印加することにより、C−V変換回路により可動電極と両サイドの固定電極間のそれぞれの容量の差である差動容量の変化に応じた電圧を出力させて、加速度検出を行う。一方、可動電極を変位させる期間においては、可動電極2dにあたかも加速度が作用しているように、可動電極を変位させるための駆動信号を与えて、自己診断を行う。
特開2000−81449号公報
上述したように、従来装置では、加速度に応じた容量変化を検出する期間と、可動電極を変位させて自己診断を行うための期間を分けている。このため、自己診断を行う際には、加速度の検出を中断する必要があるとともに、加速度の検出を行う際には、自己診断を行うことができない。
本発明は上述した点に鑑みてなされたものであり、力学量の検出と、自己診断とを同時に実行可能な容量式力学量検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の容量式力学量検出装置は、
検出対象である力学量の印加に応じて変位する可動電極と、当該可動電極に対向して配置された固定電極とからなり、力学量の印加に応じて可動電極が変位すると、可動電極と固定電極間の静電容量が変化するセンサ部と、
センサ部における静電容量の変化を電圧信号の変化に変換するC−V変換回路と、
検出対象である力学量が変化する周波数の上限よりも高い周波数で、可動電極を振動させるための駆動電圧を、可動電極と固定電極間に与える駆動手段と、
駆動手段によって可動電極と固定電極間に駆動電圧が与えられた時に、C−V変換回路から出力される電圧信号に基づいて、可動電極の異常を診断する自己診断手段と、
C−V変換回路によって変換された電圧信号に対して、駆動手段による可動電極の振動周波数に相当する周波数成分を除去するフィルタ処理を行い、可動電極に印加された力学量に応じた信号を出力するフィルタ手段とを備え
固定電極は、可動電極の変位方向に沿って、当該可動電極の両側に設けられた第1固定電極と第2固定電極とからなり、
C−V変換回路は、可動電極と第1固定電極間の第1静電容量と、可動電極と第2固定電極間の第2静電容量との差を、電圧信号に変換するものであり、
駆動手段は、第1及び第2固定電極の一方と可動電極間に、当該可動電極を変位させる大きさの電位差を与え、第1及び第2固定電極の他方と可動電極間に、当該可動電極の変位を生じさせない大きさの電位差を与え、これらの電位差を周期的に切り換える態様で、可動電極と第1及び第2固定電極間に駆動電圧を与えるものであり、
フィルタ手段が出力する信号を、可動電極を変位させる大きさの電位差に応じてオフセット補正するオフセット補正手段を備えることを特徴とする。
上述したように、請求項1に記載の容量式力学量検出装置では、検出対象である力学量が変化する周波数の上限よりも高い周波数で可動電極を振動させたときにC−V変換回路から出力される電圧信号に基づいて、可動電極の異常を自己診断する。すなわち、可動電極が駆動電圧に従って振動していれば、可動電極は正常であり、振動していない場合、固着等の異常が生じていると診断できる。この請求項1に記載の容量式力学量検出装置は、さらに、C−V変換回路によって変換された電圧信号に対して、駆動手段による可動電極の振動周波数に相当する周波数成分を除去するフィルタ処理を行うフィルタ手段を備えている。可動電極の振動周波数と、検出対象である力学量が変化する周波数とが異なるため、フィルタ手段は、C−V変換回路より出力される電圧信号から、可動電極の振動周波数に対応する周波数成分を除去することができる。その結果、C−V変換回路から出力される電圧信号から、可動電極に印加された力学量に応じた信号を得ることができる。このようにして、請求項1に記載の容量式力学量検出装置は、力学量の検出と、自己診断とを同時に実行することができるようになる。
また、請求項1に記載の発明によれば、C−V変換回路が、可動電極と第1固定電極間の第1静電容量と、可動電極と第2固定電極間の第2静電容量との差を電圧信号に変換することにより、可動電極の変位の検知精度を向上することができる。さらに、駆動手段が、上述したような駆動電圧を可動電極と第1及び第2固定電極間に与える場合、第1及び第2固定電極の一方と、可動電極との間に、可動電極を変位させる大きさの電圧を周期的に与えれば済む。但し、この場合、可動電極は、第1及び第2固定電極の一方のみに接近する態様で振動するため、フィルタ手段が、その振動によって電圧信号に含まれる高周波成分を平滑化して除去するものであると、フィルタ手段は、本来の力学量に対応する信号に、その平滑化した成分を上乗せした信号を出力することになる。
そのため、請求項に記載の容量式力学量検出装置は、オフセット補正手段を備え、フィルタ手段が出力する信号を、本来の力学量に対応する信号に上乗せされた成分を相殺するように、駆動電圧に応じてオフセット補正する。これにより、上述した構成を採用する場合であっても、可動電極に印加された力学量に対応した信号を得ることができるようになる。
請求項に記載したように、駆動手段は、間欠的に、可動電極を振動させるための駆動電圧を、可動電極と固定電極間に与えるようにしても良い。この場合、可動電極に異常が生じても、即座にその異常を検出することができない可能性が生じるが、自己診断のための消費電力を低減できるメリットがある。さらに、間欠的に可動電極を振動させた場合、本来の力学量に上乗せされる平滑化成分も減少するので、オフセット補正手段を省略することも可能になる。
間欠的に可動電極を振動させて、自己診断を行う場合、請求項3、6に記載したように、駆動手段は、電圧信号が所定時間変化しないときに、可動電極を振動させるための駆動電圧を、可動電極と固定電極間に与えることが好ましい。フィルタ手段から出力された信号が所定時間変化しない場合、可動電極の固着等の異常が発生している可能性があるためである。
請求項4、5に記載したように、駆動手段によって可動電極を振動させるための駆動電圧が与えられていない間、フィルタ手段はフィルタ処理の実施を停止し、C−V変換回路によって変換された電圧信号をそのまま出力することが好ましい。フィルタ処理を実施すると、少なからず信号の位相の遅れが生じる。従って、駆動手段によって可動電極を振動させるための駆動電圧が与えられていなければ、フィルタ処理の実施を停止して、位相遅れの無い信号を出力することが好ましい。
なお、自己診断手段が、C−V変換回路から出力される電圧信号に基づいて、可動電極の異常を診断するには、請求項に記載したように、駆動電圧が与えられる前にC−V変換回路から出力された電圧信号と、駆動電圧が与えられたときにC−V変換回路から出力された電圧信号とを対比して、駆動電圧が与えられたときに電圧信号が変動しているかを判定しても良いし、請求項に記載したように、フィルタ手段によりフィルタ処理が施される前後の信号を対比して、電圧信号が駆動電圧に応じて変動しているかを判定しても良い。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態による容量式力学量検出装置について、図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、力学量として加速度を検出する容量式加速度検出装置として具現化した例について説明するが、その他にも、角速度や圧力などを力学量として検出する用途に適用することも可能である。
まず、図1に基づいて、容量式加速度検出装置におけるセンサ部について説明する。図1は、容量式加速度検出装置におけるセンサ部20の斜視断面図である。
センサ部20は、図1に示すように、例えばシリコンからなる第1半導体層1と第2半導体層2との間に、例えば酸化シリコンからなる絶縁層3が形成されたSOI(Silicon On Insulator)基板4において、半導体製造技術を利用した周知のマイクロマシニング技術により形成される。具体的には、センサ部20は、第2半導体層2から形成された可動部5と、可動部5の両側に設けられた一対の固定部6,7、及びこれらを取り囲む周囲部8を有し、各部位5〜8の間には所定の隙間が設けられ、相互に絶縁されている。
可動部5は、可動電極9、錘部10、梁部11、アンカ12、可動電極用パッド13から構成され、加速度が作用する質量部としての錘部10の両端を、四角枠形状の梁部11を介して絶縁層3と接続するアンカ12に連結した構造となっている。可動電極9は、錘部10の両側面から錘部10の長手方向と直交するように突出して形成され、例えば夫々の側面に3個ずつ設けられる。
可動電極9、錘部10、梁部11の直下は、選択的エッチングにより絶縁層3が除去され中空部が存在する。また錘部10に連結した梁部11は、その長手方向と直交する方向に変位するばね機能を有している。そのため、錘部10が、その長手方向の成分を含む加速度を受けると、錘部10及び可動電極9が、錘部10の長手方向に沿って変位し、加速度の消失により元の位置に戻る。
可動部5における一方のアンカ12の所定の位置に可動電極用パッド13が形成されており、この可動電極用パッド13を介して、可動部5に駆動電圧の印加を行うことができる。
固定部6,7は、それぞれ固定電極14a,14b、固定電極配線部15a,15b及び固定電極用パッド16a,16bからなる。夫々は第1半導体層1上に絶縁層3を介して固定されている。固定電極配線部15a,15bは錘部10と平行に配置される。この固定電極配線部15a,15bから延びる固定電極14a、14bは、錘部10の両側面から突出する可動電極9に対して、夫々所定の検出間隔(隙間)を有しつつ、平行状態で対向配置される。
ここで、固定電極14aが対向する可動電極9の側面と反対側の側面に、固定電極14bが対向するように、固定電極14a,14bが配置されている。また、固定電極14a,14bは、可動電極9と同じ数だけ設けられている。固定電極配線部15a,15bには、それぞれ固定電極用パッド16a,16bが接続されており、この固定電極用パッド16a,16bを介して、固定部6,7に駆動電圧を印加することができる。
上記のように構成されたセンサ部20において、錘部10の長手方向の加速度を受けると、錘部10が変位し、それに伴って可動電極9も変位する。このため、可動電極9の対向面とそれに対向配置された固定電極14a、14bの対向面との間の距離が増減することとなる。従って、加速度が印加されたとき、可動電極9と固定電極14a,14bとの間に形成されたコンデンサの各静電容量は、一方が増加し、一方が減少する。これらの静電容量の差の大きさは、印加された加速度の大きさに応じて変化するので、静電容量の差に基づいて、加速度を検出することができる。
なお、本実施形態では、センサ部20において、可動電極9と固定電極14aとからなるコンデンサの静電容量の総和をCS1とし、可動電極9と固定電極14bとからなるコンデンサの静電容量の総和をCS2とすると、加速度が印加されていない状態で静電容量の差ΔC(=CS1−CS2)が略0となるように、各電極9、14a,14bの大きさ、形状、初期位置等が設定されている。
加速度を検出するための処理回路について、本実施形態による容量式加速度検出装置の全体構成を示す図2に基づいて説明する。図2に示すように、加速度センサ30は、上述したセンサ部20に加えて、当該センサ部20と一体的に構成されたC−V変換回路21、サンプルホールド差動増幅回路22、AMP23、制御回路24、及び自己診断回路25などの信号処理回路も備えている。
C−V変換回路21は、センサ部20から出力された、印加加速度に応じた静電容量の差に相当する信号を入力し、その静電容量の差に相当する信号を、電圧信号に変換するものである。サンプルホールド差動増幅回路22は、所定の周期で、C−V変換回路21から出力される電圧信号をサンプリングし、その電圧信号を増幅して出力するものである。
これらのC−V変換回路21、サンプルホールド差動増幅回路22の回路構成の一例を、図3を用いて説明する。まず、C−V変換回路(スイッチドキャパシタ回路)21は、可動電極9と固定電極14aとからなるコンデンサ50の静電容量CS1と、可動電極9と固定電極14bとからなるコンデンサ51の静電容量CS2との差を電圧に変換して出力するもので、図3に示すように、演算増幅器61、コンデンサ62、及びスイッチ63から構成される。
演算増幅器61の反転入力端子は、可動電極用パッド13を介して可動電極9に接続されており、反転入力端子と出力端子と間には、コンデンサ62及びスイッチ63が並列に接続されている。また、演算増幅器61の非反転入力端子には、図示しない電圧源からV0/2の電圧が入力されている。従って、可動電極9には、電位がV0/2となる駆動電圧が与えられる。
また、一対の固定電極14a,14bには、固定電極用パッド16a,16bを介して、駆動電圧信号1と駆動電圧信号2とがそれぞれ入力される。駆動電圧信号1は、可動部5を変位させることが可能な静電気力を発生させる電圧V1と0(v)との間で、交互に周期的に変化する。一方、駆動電圧信号2は、可動部5を変位させることが不可能な電圧V0(<V1)と0(v)との間で、交互に周期的に変化するもので、駆動電圧信号2の位相は、駆動電圧信号1の位相と180°ずれている。
駆動電圧信号1及び駆動電圧信号2における電圧の切換周波数は、検出対象である加速度が変化する周波数の上限よりも高い周波数に設定される。例えば、本実施形態による容量式加速度検出装置が車両に搭載され、車両に作用する加速度を検出する場合、加速度が変化する周波数の上限は約10Hz程度となる。従って、このような用途においては、10Hzよりも高い周波数で、駆動電圧信号1,2における電圧の切換えが行われる。
駆動電圧信号1が立ち上がり、同時に駆動電圧信号2が立ち下がると、コンデンサ50は充電され、コンデンサ51は放電される。逆に、駆動電圧信号1が立ち下がり、駆動電圧信号2が立ち上がると、コンデンサ50は放電され、コンデンサ51は充電される。それぞれのコンデンサ50,51の充放電がなされるときに、可動電極9が加速度の印加によって変位していると、各々のコンデンサ50,51の静電容量CS1,CS2が変化するので、充放電量も変化する。そして、コンデンサ50,51における充放電量に応じた電荷がコンデンサ62に蓄えられ、そのコンデンサ62に蓄えられた電荷に応じて、演算増幅器61によって出力される電圧Voutは以下のように示される。
(数1)
Vout=−(CS1/V1−CS2/V0)/Cf+V0/2
なお、C−V変換回路21において、コンデンサ62の充電電荷をキャンセルするため、スイッチ63は駆動電圧信号1,2の周期に併せて所定の周期をもって開閉がなされ、スイッチ63が開の時に、電圧Voutが出力される。
サンプルホールド差動増幅回路22は、C−V変換回路21から加速度に応じた電圧Voutが出力されたときに、その電圧をサンプリングし、増幅して出力するものである。このサンプルホールド差動増幅回路22は、図3に示すように、スイッチ71、演算増幅器72及びコンデンサ73から構成されている。
スイッチ71は、C−V変換回路21から、加速度に応じた電圧Voutが出力されているときにオンとなり、その電圧Voutをコンデンサ73にサンプルホールドする。コンデンサ73によってサンプルホールドされて電圧Voutは、演算増幅器72によって増幅され、後述するAMP23に向けて出力される。
一対の固定電極14a,14bに、上述したような駆動電圧信号1,2がそれぞれ与えられることにより、センサ部20の可動部5は、検出すべき加速度の変化よりも高い周波数で振動する。この振動は、固定電極14aに対してのみ、可動電極9を変位させる電位V1を持つ駆動電圧信号1を与えているため、固定電極14aに接近する方向へ周期的に変位する態様で発生する。
このようにして可動電極9(可動部5)が振動したときに、サンプルホールド差動増幅回路22によって、C−V変換回路21からの出力電圧Voutを、駆動電圧信号1,2における電圧切換周期よりも早い所定周期でサンプルホールドすることにより、図4に示すセンサ信号に相当する電圧信号が、サンプルホールド差動増幅回路22から連続的に出力される。
センサ部20の可動部5が振動しているときには、C−V変換回路21(サンプルホールド差動増幅回路22)から、図4に示すように、その振動に応じて増減するセンサ信号が出力される。従って、上述した駆動電圧信号1,2を与えたときに、図4に示すような、その駆動電圧信号1,2の電圧切換周波数と同等の周波数で振動するセンサ信号が検出できれば、可動部5は正常であり、検出できない場合には、可動部5に固着等の異常が生じていると診断できる。
再び、図2に戻り、加速度を検出するための処理回路の残りの構成について説明する。図2において、AMP23は、サンプルホールド差動増幅回路22から出力された電圧信号をさらに増幅して出力するものである。制御回路24は、前述したC−V変換回路21におけるスイッチ63や、サンプルホールド差動増幅回路22におけるスイッチ71の開閉タイミングを制御するものである。また、制御回路24は、後述するマイコン40からの診断指示信号に基づいて、上述した駆動電圧信号1,2の発生を、自己診断回路25に指示する。自己診断回路25は、制御回路24からの指示に基づいて、駆動電圧信号1,2を発生し、固定電極用パッド16a,16bにそれぞれ供給する。
次に、加速度センサ30から出力されるセンサ信号に基づいて、可動部5の異常の有無を自己診断するための構成について説明する。この自己診断は、加速度センサ30とは別に設けられたマイクロコンピュータ40にて実行される。図2では、マイクロコンピュータ40において実行される各種の機能をブロック図として示している。
マイクロコンピュータ40は、入力されたセンサ信号をアナログデジタル変換するA/D変換回路31を備えている。このA/D変換回路31によってデジタル値に変換されたセンサ信号は、デジタルフィルタ32及び判定部34に入力される。デジタルフィルタ32は、上述した駆動電圧信号1,2による可動部5の振動のセンサ信号に対する影響を除去するため、可動部5の振動の周波数に相当する周波数成分を除去するローパスフィルタ処理を実行するものである。
可動部5の振動の周波数と、検出対象である加速度が変化する周波数とが異なるため、デジタルフィルタ32は、センサ信号から、可動部5の振動の周波数に対応する周波数成分のみを除去することができる。ただし、デジタルフィルタ32が、可動部5の振動によってセンサ信号に含まれる高周波成分を平滑化して除去するものであると、図4に示すように、デジタルフィルタ32から出力される平滑化信号には、本来の加速度に対応する信号に、その平滑化した成分が上乗せされることになる。
そのため、マイクロコンピュータ40は、オフセット補正部33を備えている。このオフセット補正部33は、デジタルフィルタ32が出力する平滑化信号を、本来の加速度に対応する信号に上乗せされた成分を相殺するように、駆動電圧信号1における電圧V1に応じてオフセット補正する。つまり、電圧V1による可動部5の変位量は予め判っているため、その電圧V1による変位量分を減じるように、平滑化信号を補正するのである。これにより、マイクロコンピュータ40のオフセット補正部33からは、印加された加速度による変位に相当する信号が出力される。
判定部34は、上述したA/D変換回路31の出力信号に加えて、デジタルフィルタ32からの平滑化信号を入力する。そして、これらの信号を対比することにより、加速度センサ30から、駆動電圧信号1,2の電圧切換周波数に相当する周波数で振動するセンサ信号が出力されているか否かを判定する。この判定において、センサ信号が振動していないと判定した場合には、異常信号を出力するとともに、加速度センサ30に対して診断指示信号の出力を停止する。一方、センサ信号が振動していると判定した場合には、異常の発生を監視するために、継続して、診断指示信号を加速度センサ30に出力する。
以上、説明したように、本実施形態の容量式加速度検出装置によれば、加速度の検出と、センサ部20の自己診断とを同時に実行することが可能である。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態による容量式力学量検出装置(容量式加速度検出装置)について、図面に基づいて説明する。
第1実施形態による容量式加速度検出装置では、可動電極9と一対の固定電極14a、14b間に、常時、可動部5を振動させるための駆動電圧信号1,2を印加していた。このようにすれば、可動部5に異常が生じたとき、遅滞なく、その異常を検出できるとのメリットがある。
しかし、可動部5に異常が生じたとき、その異常を検出するまでに、ある程度の時間遅れがあっても、それほど問題とはならない場合(用途)もある。本実施形態では、このような点に着目して、間欠的に可動部5を振動させて、可動部5の自己診断を行うようにするものである。このように、間欠的に可動部5を振動させるようにすると、振動発生に必要な消費電力を低減できるとともに、本来の加速度に上乗せされる平滑化成分も減少するので、オフセット補正部を省略できるメリットがある。
図5は、本実施形態による容量式加速度検出装置の全体構成を示すブロック図である。本実施形態では、マイクロコンピュータ40において、所定のタイミング(所定周期)で加速度センサ30に対して診断指示信号を発生させるための診断指示出力部35が追加されている。加速度センサ30の制御回路24は、この診断指示信号を受けた場合、自己診断回路25に対して、図6に示すように、1回だけ、可動電極9と固定電極14a間に、可動電極9を変位させるための電圧V1を印加するように指示する。自己診断回路25は、制御回路24から電圧V1の印加を指示されたときには、電圧V1を発生して固定電極用パッド16aに与えるが、なんら指示がないときには、電圧V0を発生して固定電極用パッド16aに与える。
これにより、加速度センサ30から出力される加速度信号は、電圧V1が印加されたときのみ、振動するようになる。判定部34は、この振動が生じたとき、デジタルフィルタ32によるフィルタ処理前後のセンサ信号を取り込み、センサ信号が振動しているか否かに基づいて、加速度センサ30の異常の有無を自己診断する。
なお、図5に示す構成においては、上述したように、可動部5の振動によるセンサ信号に対する影響がほぼ無視できる程度に微小であるため、オフセット補正部33が省略され、デジタルフィルタ32から直接、印加加速度を示す信号が出力されるようになっている。
(第3実施形態)
上述した第2実施形態では、所定周期で加速度センサ30の可動部5を間欠的に振動させるものであった。それに対して、第3実施形態による容量式力学量検出装置(容量式加速度検出装置)では、加速度センサ30から出力されるセンサ信号が所定時間変化しないときに、加速度センサ30の可動部5を振動させて、加速度センサ30の自己診断を行うものである。
加速度センサ30に作用する加速度が変化している間、加速度センサ30が正常に機能していれば、加速度センサ30から出力されるセンサ信号も変化する。このセンサ信号が変化しているときには、可動部5に固着等の異常は発生していないとみなすことができる。換言すれば、可動部5に固着等の異常が発生すると、センサ信号は変化せず一定となる。
本実施形態による容量式加速度検出装置は、このような点に鑑みて、加速度センサ30から出力されるセンサ信号が所定時間変化せず、加速度センサ30に異常が発生した可能性が生じたときにのみ、自己診断を実施する。
本実施形態による容量式加速度検出装置の構成は、基本的に第2実施形態による容量式加速度検出装置の構成と同様である。ただし、判定部34は、センサ信号が振動しているか否かの自己診断のための判定に加え、加速度センサ30からのセンサ信号が所定時間変化せず一定であるとみなすことができるか否かも判定する。具体的には、図7に示すように、センサ信号の変化幅が所定範囲に収まっている時間が所定時間に達した場合、判定部34はセンサ信号が所定時間一定であると判定する。
判定部34によって、センサ信号が所定時間一定であると判定されると、判定部34は診断指示出力部35に対して、診断指示信号を出力するように指示する。これにより、加速度センサ30において、センサ信号が所定時間変化しないときに自己診断が実施されるようになる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々、変形して実施することが可能である。
例えば、上述した第2、第3実施形態のように、間欠的に可動部5を振動させて、自己診断を行う場合には、その自己診断の実施期間以外の期間において、デジタルフィルタ32によるフィルタ処理の実施を停止し、加速度センサ30のセンサ信号をそのまま出力するようにしても良い。デジタルフィルタ32によるフィルタ処理を実施すると、図4に示すように、センサ信号の変化時に、少なからず信号の位相の遅れが生じる。従って、可動部5を振動させるための駆動電圧信号1,2が与えられていなければ、デジタルフィルタ32によるフィルタ処理の実施を停止して、位相遅れの無い信号を出力することが好ましいためである。
また、上述した各実施形態では、デジタルフィルタ32のフィルタ処理前後の信号を対比することにより、センサ信号が振動しているか否かを判定した。しかしながら、上述した第2、第3実施形態のように、間欠的に可動部5を振動させて、自己診断を行う場合には、その振動の前後のセンサ信号を対比することにより、センサ信号が振動しているか否かを判定することもできる。
さらに、上述した各実施形態では、容量式加速度検出装置が、加速度センサ30とマイクロコンピュータ40とを備える構成について説明した。しかしながら、図8に示すように、加速度センサ30が、すべての構成を備えるものであってもよい。すなわち、図8に示すように、加速度センサ30が、デジタルフィルタ32に代えて、アナログ信号のままフィルタ処理を行うLPF132、LPF132が出力する平滑化信号に対してオフセット補正を行う補正回路133、及びLPF132によるフィルタ処理前後の信号を対比して、自己診断を行う判定部134を備えるように構成しても良い。
第1実施形態による容量式加速度検出装置におけるセンサ部の斜視断面図である。 第1実施形態による容量式加速度検出装置の全体構成を示すブロック図である。 C−V変換回路21、サンプルホールド差動増幅回路22の回路構成の一例を示す回路図である。 第1実施形態による容量式加速度検出装置における各部の信号波形を示す波形図である。 第2実施形態による容量式加速度検出装置の全体構成を示すブロック図である。 第2実施形態による容量式加速度検出装置における各部の信号波形を示す波形図である。 第3実施形態による容量式加速度検出装置における各部の信号波形を示す波形図である。 変形例による容量式加速度検出装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
20 センサ部
21 C−V変換回路
22 サンプルホールド差動増幅回路
24 制御回路
25 自己診断回路
30 加速度センサ
31 A/D変換回路
32 デジタルフィルタ
33 オフセット補正部
34 判定部

Claims (8)

  1. 検出対象である力学量の印加に応じて変位する可動電極と、当該可動電極に対向して配置された固定電極とからなり、前記力学量の印加に応じて前記可動電極が変位すると、前記可動電極と固定電極間の静電容量が変化するセンサ部と、
    前記センサ部における静電容量の変化を電圧信号の変化に変換するC−V変換回路と、
    前記検出対象である力学量が変化する周波数の上限よりも高い周波数で、前記可動電極を振動させるための駆動電圧を、前記可動電極と固定電極間に与える駆動手段と、
    前記駆動手段によって前記可動電極と固定電極間に前記駆動電圧が与えられた時に、前記C−V変換回路から出力される電圧信号に基づいて、前記可動電極の異常を診断する自己診断手段と、
    前記C−V変換回路によって変換された電圧信号に対して、前記駆動手段による前記可動電極の振動周波数に相当する周波数成分を除去するフィルタ処理を行い、前記可動電極に印加された力学量に応じた信号を出力するフィルタ手段とを備え
    前記固定電極は、前記可動電極の変位方向に沿って、当該可動電極の両側に設けられた第1固定電極と第2固定電極とからなり、
    前記C−V変換回路は、前記可動電極と前記第1固定電極間の第1静電容量と、前記可動電極と前記第2固定電極間の第2静電容量との差を、電圧信号に変換するものであり、
    前記駆動手段は、前記第1及び第2固定電極の一方と可動電極間に、当該可動電極を変位させる大きさの電位差を与え、前記第1及び第2固定電極の他方と可動電極間に、当該可動電極の変位を生じさせない大きさの電位差を与え、これらの電位差を周期的に切り換える態様で、前記可動電極と前記第1及び第2固定電極間に駆動電圧を与えるものであり、
    前記フィルタ手段が出力する信号を、前記可動電極を変位させる大きさの電位差に応じてオフセット補正するオフセット補正手段を備えることを特徴とする自己診断機能を備えた容量式力学量検出装置。
  2. 前記駆動手段は、間欠的に、前記可動電極を振動させるための駆動電圧を、前記可動電極と固定電極間に与えることを特徴とする請求項に記載の容量式力学量検出装置。
  3. 前記駆動手段は、前記電圧信号が所定時間変化しない場合に、前記可動電極を振動させるための駆動電圧を、前記可動電極と固定電極間に与えることを特徴とする請求項に記載の容量式力学量検出装置。
  4. 前記駆動手段によって前記可動電極を振動させるための駆動電圧が与えられていない間、前記フィルタ手段は前記フィルタ処理の実施を停止し、前記C−V変換回路によって変換された電圧信号をそのまま出力することを特徴とする請求項2又は3に記載の容量式力学量検出装置。
  5. 検出対象である力学量の印加に応じて変位する可動電極と、当該可動電極に対向して配置された固定電極とからなり、前記力学量の印加に応じて前記可動電極が変位すると、前記可動電極と固定電極間の静電容量が変化するセンサ部と、
    前記センサ部における静電容量の変化を電圧信号の変化に変換するC−V変換回路と、
    前記検出対象である力学量が変化する周波数の上限よりも高い周波数で、前記可動電極を振動させるための駆動電圧を、前記可動電極と固定電極間に与える駆動手段と、
    前記駆動手段によって前記可動電極と固定電極間に前記駆動電圧が与えられた時に、前記C−V変換回路から出力される電圧信号に基づいて、前記可動電極の異常を診断する自己診断手段と、
    前記C−V変換回路によって変換された電圧信号に対して、前記駆動手段による前記可動電極の振動周波数に相当する周波数成分を除去するフィルタ処理を行い、前記可動電極に印加された力学量に応じた信号を出力するフィルタ手段とを備え、
    前記駆動手段は、間欠的に、前記可動電極を振動させるための駆動電圧を、前記可動電極と固定電極間に与えるものであり、
    前記駆動手段によって前記可動電極を振動させるための駆動電圧が与えられていない間、前記フィルタ手段は前記フィルタ処理の実施を停止し、前記C−V変換回路によって変換された電圧信号をそのまま出力することを特徴とする容量式力学量検出装置。
  6. 前記駆動手段は、前記電圧信号が所定時間変化しない場合に、前記可動電極を振動させるための駆動電圧を、前記可動電極と固定電極間に与えることを特徴とする請求項5に記載の容量式力学量検出装置。
  7. 前記自己診断手段は、前記駆動電圧が与えられる前に、前記C−V変換回路から出力された電圧信号と、前記駆動電圧が与えられたときに、前記C−V変換回路から出力された電圧信号とを対比して、前記駆動電圧が与えられたときに前記電圧信号が変動しているかを判定することにより、前記可動電極の異常を診断することを特徴とする請求項2乃至6のいずれかに記載の容量式力学量検出装置。
  8. 検出対象である力学量の印加に応じて変位する可動電極と、当該可動電極に対向して配置された固定電極とからなり、前記力学量の印加に応じて前記可動電極が変位すると、前記可動電極と固定電極間の静電容量が変化するセンサ部と、
    前記センサ部における静電容量の変化を電圧信号の変化に変換するC−V変換回路と、
    前記検出対象である力学量が変化する周波数の上限よりも高い周波数で、前記可動電極を振動させるための駆動電圧を、前記可動電極と固定電極間に与える駆動手段と、
    前記駆動手段によって前記可動電極と固定電極間に前記駆動電圧が与えられた時に、前記C−V変換回路から出力される電圧信号に基づいて、前記可動電極の異常を診断する自己診断手段と、
    前記C−V変換回路によって変換された電圧信号に対して、前記駆動手段による前記可動電極の振動周波数に相当する周波数成分を除去するフィルタ処理を行い、前記可動電極に印加された力学量に応じた信号を出力するフィルタ手段とを備え、
    前記自己診断手段は、前記フィルタ手段によりフィルタ処理が施される前後の信号を対比して、前記電圧信号が前記駆動電圧に応じて変動しているかを判定することにより、前記可動電極の異常を診断することを特徴とする容量式力学量検出装置。
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