JPH0490943A - 故障診断回路 - Google Patents

故障診断回路

Info

Publication number
JPH0490943A
JPH0490943A JP2206142A JP20614290A JPH0490943A JP H0490943 A JPH0490943 A JP H0490943A JP 2206142 A JP2206142 A JP 2206142A JP 20614290 A JP20614290 A JP 20614290A JP H0490943 A JPH0490943 A JP H0490943A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
signal
output
diagnosis
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2206142A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukinori Midorikawa
幸則 緑川
Shunji Mizumura
水村 俊二
Michio Tsunoda
道雄 角田
Hitoshi Kasai
仁 笠井
Yuji Moriyama
森山 勇二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Fujitsu Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd, Fujitsu Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2206142A priority Critical patent/JPH0490943A/ja
Publication of JPH0490943A publication Critical patent/JPH0490943A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Bags (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両のエアバッグシステム、ブリテンショナ
ーシステム等に用いる衝突検出装置に関し、特に衝突検
出装置の故障診断回路の改良に関する。
(従来の技術) 加速度センサ部の断線やショー)・及び信号処理回路の
故障等の異常の有無を診断する居合、従来は加速度セン
サに機械的振動を与えたり、逆圧電効果を生じるパルス
信号を与えたりする方法を用いた故障診断装置が知られ
ている(例えば特開昭63−241467号公報又は特
開平1−168545号公報)。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前記従来装置では加速度センサ部の圧電
効果素子に、故障診断のための機械的振動を加える機構
を付加したり逆圧電効果を発生させるために必要な電極
を取付けたりすることそれ自体が故障の確率を上げてし
まうといった矛盾が避けられなかった。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、加速
度センサからの本来の加速度出力信号に悪影響を与える
こと無く、且つ構造簡単で故障率を上げずに確実に加速
度センサ及びその周辺回路の異常を検出できる故障診断
回路を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため本発明は、加速度検出用の圧電
効果素子を含む加速度センサ回路と、核力り速度センサ
回路の加速度出力を信号処理する加速度信号処理回路を
備える衝撃検出装置の故障診断回路において、前記加速
度センサ回路に前記加速度センナ回路及びまたは前記加
速度信号処理回路の故障が検出可能な診断信号を入力す
る診断信号発生器と、該診断信号入力時の前記加速度セ
ンサ回路及びまたは前記加速度信号処理回路の応答出力
により前記加速度センサ回路及びまたは前記加速度信号
処理回路の故障を判別する判別回路とを設けるようにし
たものである。
(作用) 加速度センサ回路に、加速度センサ回路及びまたは加速
度信号処理回路の故障が検出可能な診断信号が入力され
ると、その診断信号に対する加速度センサ回路及びまた
は加速度信号処理回路の応答出力が圧電効果素子の異常
時において正常時と異なるものとなり、圧電効果素子の
異常が検出される。また、圧電効果素子の異常時と同様
の応答出力の変化を招来する他の回路部品の異常も検出
される。
(実施例) 以下本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図1ま、本発明の一実施例に係る車両衝突検出装置
の故障診断回路の構成を示すブロック図である。この故
障診断回路は、加速度センサとしての圧電効果素子は、
正常時には静電容量を有することに着目し、加速度セン
サに異常検出用の電極を設けることなく、車両の運転開
始時に加速度センサ及び衝突検出信号処理回路及びその
出力段という全体の系についての故障診断を行い、その
後の運転中は比較的故障確率の高い加速度センサ回路(
圧電効果素子及びその周辺回路)のみを故障診断するよ
うに構成したものである。
同図中、1は圧電効果素子であり、加速度(マイナス値
も含む)に応じた歪みを生じて起電力を発生するように
配されている。圧電効果素子】の一端には抵抗2の一端
が接続され、該抵抗2は圧電素子1の出力インピーダン
スに対して十分大きな高抵抗を有し、圧電効果素子lが
発生する電荷を放電する。圧電効果素子1の前記一端は
、同時にインピーダンス変換回路3を介して、加速度信
号処理回路5及び運転時故障判別回路16に接続されて
いる。また、抵抗2の他端には基準電圧Vcが与えられ
ている。
圧電効果素子1の他端には、波形整形回路4が接続され
ており、この波形整形回路4は、後述する運転開始時診
断信号発生器10及び運転時診断信号発生器11から加
算器18を介して入力されるそれぞれの診断信号に対し
て、コンデンサ(静電容量を有する素子)とみなした圧
電効果素子1へ出力すべき所定の波形整形を行うもので
ある。
前記加速度信号処理回路5は、圧電効果素子1が受けた
加速度に応じた電気信号がインピーダンス変換回路3を
経由して入力されるとき、該加速度が車両の衝突条件を
満足するものであるが否かを判別するものであり、衝突
と判別したときには、エアバッグ等を作動させるための
雷管6を点火すべく点火信号を駆動素子7へ出力する。
駆動素子7は、雷管6の一端に接続されており、点火信
号が入力されると雷管6の一端を接地する。雷管6の他
端は、回路断続器13及びスイッチ17を介してイグニ
ッションスイッチIGに接続されており、イグニッショ
ンスイッチIG、回路断続器13及びスイッチ17が全
てオン状態のときに雷管6の前記一端が点火信号によっ
て接地されると、雷管6が点火される。雷管6の前記他
端は、更に後述する運転開始時故障判別回路14にも接
続されている。なお、回路断続器工3は、後述するよう
に出力禁止回路12の出力により、そのオン/オフ(閉
成/開成)が制御されるものであり、またスイッチ17
は、実際に所定以上の負の加速度が加わっている時のみ
雷管6が点火され得るように安全のために設けられた機
械式の加速度検出スイソチであり、通常−1,5Gから
一2Gで閉成(オン)されるようになっている。
ここで、回路断続器13及びスイッチ17の直列回路と
並列に抵抗15が接続されているが、この抵抗15は、
運転開始時故障判別回路14が雷管6の前記他端の電圧
により、故障検出ができるようにするために設けられた
ものであり、駆動素子7がオンとなっても抵抗15を流
れる電流だけでは雷管6が絶対に点火されないような抵
抗値を持つ。
方、運転開始条件検出回路8は、例えば車両ツキ−・ス
インチャイグニッション・スイッチIGに接続され、こ
れらのスイッチのオン等を検出するなどして該車両が走
行可能状態、つまりエアバング等の安全装置(衝突検出
装置)が作動可能であることが必要となる待機状態に切
り替わったタイミングを検出する回路であり、信号切り
替え器9に接続されている。信号切り替え器9は、前記
運転開始条件検出回路8が該車両の走行可能状態を検出
した時点から所定の時間のみ運転開始時診断信号発生器
10から診断信号が発生し、その後該車両が走行可能状
態にある間室に運転時診断信号発生器11から診断信号
が発生するように前記発生器10及び11を制御する。
運転開始時診断信号発生器10は、車両の走行可能状態
検出直後の所定時間のみ加算器18を経由してそれぞれ
前述の、波形整形回路4→圧電効果素子1−インピーダ
ンス変換回路3−加速度信号処理回路5→駆動素子7→
雷管6という系全体(以下、「系AJと記す)を診断す
る(以下「始動時診断」という)ための信号を送る。
なおこの際前記系A全体が正常な場合、駆動素子7に実
際の点火信号と同程度の出ノJが発生し雷管6が作動し
てしまうことも有りうる条件となるため、それを防止す
べく出力禁止回路12を経由して前記回路断続器13の
オン/オフを制御し、これを運転開始時診断信号発生器
10が作用している時間のみ開路(オフ)状態として故
障診断時における雷v6への通電を確実に防止している
前記運転開始時故障判別回路14は運転開始時診断信号
発生器10が作用している時間のみ前記系Aの故障診断
を行い、故障検出がなされた場合のみオア回路19及び
出力禁止回路12を介して回路断続器13を開路状態に
制御して雷管6の作動を禁止する。
一方、運転時診断信号発生器11は運転開始時診断信号
発生器10の作用が終了した時点から当該車両が走行可
能状態にある間室に加算器】8を経由してそれぞれ前述
の波形整形回路4→圧電効果素子I→インピ一ダンス変
換回路3という系全体(以下、「系BJと記す)を診断
する(以下「運転時診断」という)ための信号を送る。
運転時故障判別回路16は、運転時診断信号発生器11
が作用している間室に前記系Bの故障診断を行い、故障
検出がなされた場合のみオア回路19及び出力禁止回路
12を介して回路断続器I3を開路状態に制御して雷管
6の作動を禁止する。
前述の様に出力禁止回路12は、運転開始時診断信号発
生器]0が作用している時間は回路断続器〕3を開路状
態に制御して雷管6の作動を確実に禁止するが、運転開
始時故障判別回路14もしくは運転時故障判別回路16
により故障検出がなされた場合については回路断続器】
3を開路状態に制御して雷管6の作動を禁止しても良い
し、しなくても良い。なお、故障診断中の出力禁止時や
故障検出状態である時には、その状態を運転者等に表示
するだめの表示回路(図示せず)を設け、出力禁止回路
12の出力信号lNl−1を該表示回路に供給するよう
にしてもよい。
また、図示しないが、車両の停車状態/走行状態を検出
する信号を取り込み、その信号を第1図における運転開
始条件検出回路8と同様の診断開始条件回路に入力して
利用することで、車両の停車のたびに故障診断を行うよ
うにすることも可能である。
尚、本実施例では、車両の走行可能状態検出直後の所定
時間内における前記系Aの故障診断及び車両が走行−状
態にある間室に前記系Bの故障診断を行うようにした、
即ち始動時診断及び運転時診断をともに行うようにした
が、これに限るものではなく、始動時診断又は運転時診
断のいずれが方のみを行うようにしてもよい。
更に、前記系Bの運転時診断は、常時実行するのではな
く、タイマ等を使用して、任意の時間間隔で実行するよ
うにしてもよい。
第2図は、前記実施例に係る故障診断回路のより具体的
な構成例を示す図であり、第1図の構成要素と対応する
ものには同一の参照番号を付しである。
遅延回路l旧は、イグニッションスイッチIGに接続さ
れており、該イグニッションスイッチIGのオンタイミ
ングを遅延させて、該遅延信号を第1の切換スイッチ1
02の端子a及びタイムウィンドウコンパレータ103
に供給する。タイムウィンドウコンパレータ103は、
前記遅延信号に墓づいて、第1の故障診断時間を設定す
る信号を発生させ、電圧ウィンドウコンパレータ104
に入力する。電圧ウィンドウコンパレータ】04は、第
2の切換スイッチ105を介して入力されるR点(オペ
アンプ108の出力)の電圧が、前記第1の診断時間内
において所定電圧範囲内にあるが否かを判別し7、その
判別結果を示す信号をラッチ回路+07及び第2の診断
時間を設定する診断時間設定回路116に供給する。ラ
ンチ回路107は前記判別結果を保持するものであり、
本実施例では、R点の電圧が前記所定電圧範囲内にある
ときには、ランチ回路107の出力はハイレールに保持
される。ラッチ回路307の出力はダイオード114を
介してS点(コンパレータ110の出力)に接続されて
いる。
なお、イグニノションスイノチオ/直後においては後述
するように、ランチ回路118の出力(P点の電圧)が
ローレベルとなり、第1及び第2の切換スイッチ102
.105はいずれも端子a−c間が接続された状態とな
っている。これらの切換スイッチ]02. +05は、
P点の電圧がハイレベルのときには、端子b−c間が接
続された状態となる。
前記第1の切換スイッチ102の端子CはコンデンサI
11及び抵抗1】2から成るバイパスフィルタを介して
圧電効果素子lの一端に接続されており、前記遅延回路
1旧から出力される遅延信号が運転開始時診断信号とし
て圧電効果素子1に供給される。圧電効果素子]の他端
はインピーダンス変換器として作用するオペアンプ10
8の非反転入力に接続されている。前記バイパスフィル
タの抵抗112及び圧電効果素子1の前記他端に接続さ
れる抵抗2には、基準電圧Vcが供給される。本構成例
では、圧電効果素子】、抵抗2及びオペアンプ108が
加速度センサ回路を構成する。
オペアンプ108の出力は、該オペアンプ108の反転
入力及び前記第2の切換スイッチ105の端子Cに接続
されるとともに、コンデンサ及び抵抗から成るバイパス
フィルタ127を介して衝突検出処理回路109に接続
されている。衝突検出処理回路+09は、例えば積分機
能を有する増幅回路等によって構成されるものであり、
本実施例では入力レベルが増加すれば出力レベルも増加
するように構成されている。衝突検出処理回路109の
出力はコンパレータ110の非反転入力に接続されてお
り、該コンパレータ110の反転入力には所定電圧VI
L1が供給されている。衝突検出処理回路+09の出力
は、圧電効果素f1が正常時又は短絡している場合には
、前記運転開始時診断信号が供給されたとき、ハイレベ
ルとなり、所定電圧Vに1より高くなって、コンパレー
タ110の出力はハイレベルトする。コンパレータ11
0の出力は抵抗113を介して電源(バッテリ電圧を安
定化した電圧VBを供給する電源)に接続され、更に第
1のトランジスタ7のヘースに接続されている。本構成
例では、衝突検出処理回路109及びコンパレータ11
0が加速度信号処理回路を構成する。
第1のトランジスタ7のエミッタは接地され、コレクタ
は雷管6、回路断続器13、スイッチ17、抵抗15か
ら成る第1図の回路と同様の構成を有する回路に接続さ
れている。雷管6と回路断続器13との接続点(Q点)
は、インバータ115を介してアンド回路121に接続
されている。従って、アンド回路12]の出力は、Q点
の電圧がローレl〜ルでありかつ診断時間設定回路の出
力がハイレベルのとき、ハイレベルとなる。アンド回路
121の出力はランチ回路118を介して正弦波発生回
路117及び第1及び第2の切換スイッチ102.10
5に接続されている。更に、ランチ回路118の出力は
、コンデンサ及び抵抗より成る微分回路122を介して
オア回路123の一方の入力に接続されている。
方、前記第2の切換スイッチ105の端子すはピーク電
圧検出回路119及びウィンドウコンパレータ120を
介してオア回路123の他方の入力に接続されている。
オア回路123の出力は第2のトランジスタ125のベ
ース及び回路断続器13の制御入ノJに接続されている
。回路断続器13は、その制御入力がハイレベルのとき
オン状態となり、ローレベルのときオフ状態となる。第
2のトランジスタ125のコレクタは接地され、エミッ
タは異常発生警告用のランプ126を介してイグニッシ
ョンスイッチIGに接続されている。
正弦波発生回路117は、比較的低い周波数の正弦波信
号を発生し、運転時診断信号として第1の切換スイッチ
の端子すに供給する。前記ピーク電圧検出回路]19は
、正弦波信号が圧電効果素子1こ供給されるときに、R
点の電圧のピーク値を検出して出力し、ウィンドウコン
パレータ120はそのピーク電圧が所定電圧範囲内にあ
るとき正常と判別してハイレベル信号を出力する。
以」−のように構成される故障診断回路の作用を、第3
図及び第4図を合わせて参照して説明する。
先ず、イグニッションスイッチオン(時刻to)直後に
おいては、P点の電圧はローレベルであるため、2つの
切換スイッチ102.105は端子a−c間が接続され
た状態にある。従って、時刻t1に立」二がる遅延回路
101の出力信号(第3図(b))が運転開始時診断信
号として、回路ブロックエに供給される。圧電効果素子
]は、正常時には静電容量を有するので、R点の電圧は
第3図(c)■に示すような波形となる。また、圧電効
果素子】の短絡時には、入力された診断信号がほぼその
まま出力され(同図(c)■〉、開放時には基準電圧V
eを継続する(同図(C)■)、。
方、タイムウィンドウコンパレータ103の出力は、時
刻t1から所定時間経過後の時刻t2にハイレベルとな
り、第1の診断時間T1経過後の時刻+ 3にローレベ
ルとなる(同図(d))。電圧ウィンドウコンパレータ
104は、R点の電圧が第1の診断時間内(時刻t2−
t3の間)例えば第4図のvl及び■2で設定される所
定範囲内にあるとき、ハイレベルを出力する一方、この
所定範囲外にあるときローレベルを出力する。ラッチ回
路107は、この出力状態を保持し、異常時(圧電効果
素子1の短絡又は開放時)には5点の電圧をローレベル
に保持する。その結果、トランジスタ7はオンされるこ
となく、故障検出時に雷管6が点火されることを防止す
る。
衝突検出処理回路109は、R点の電圧が大きく変化す
るとき、即ち、圧電効果素子1の正常時及び短絡時に、
入力電圧の変化に応じた時間に亘って所定電圧V+uよ
り高い電圧を出力する。ただし短絡時は前述したように
ラッチ回路107の出力がローレベルとなるため、5点
の電圧は正常時のみ第3図(f)に示すように時刻ts
−t7間でハイレベルとなる。その結果、正常時のみ時
刻ts−17間でトランジスタがオンしてQ点の電圧が
ロレベルとなり、従ってインバータ115の出力は第3
図(f)と同様に変化する。なお、このとき回路断続器
13及びスイッチI7はともにオフ状態であるため、雷
管6が点火されることはない。
一方、診断時間設定回路116の出力は、電圧ウィンド
ウコンパレータ104の出力がハイレベルとなってから
所定時間経過後の時刻t4においてハイレベルとなり、
第2の診断時間T2経過後の時刻t5にローレベルとな
る(第3図(e))。このとき、圧電効果素子I及び回
路定数が正常であれば、インバータ115の出力は第2
の診断時間T2内にハイレベルとなるので、アンド回路
12+の出力がハイレベルとなり、ラッチ回路118の
出力もローレベルからハイレベルに変化して以後その状
態が保持される。
ラッチ回路11gの出力、即ちP点の電圧がローレベル
からハイレベルに変化すると、T点の電圧も同様に変化
しく同図(g))、オア回路+23の出力も同様に変化
して回路断続器13がオンされるとともに、第2のトラ
ンジスタ125がオフされて、ランプ126が消灯する
。なお、ランプ126は第2のトランジスタがイグニッ
ションスイッチオンと略同時にオンするため、該オン時
点から点灯を開始している。更に、P点の電圧がハイレ
ベルとなると、第1及び第2の切換スイッチ102.1
05がb側に切換えられ、正弦波発生回路が正弦波信号
の出力を開始する。
また、圧電効果素子]の異常時においては、第2の診断
時間内にインバータ115の出力がハイレベルとならな
い(3点の電圧がハイレベルとならない)ので、ランチ
回路】18の出力はローレベル状態を継続する。その結
果、オア回路123の出力はローレベルを継続するため
、回路断続器13はオフ状態を継続し、ランプ126は
点灯し続ける。
このように、始動時(運転開始時)においては、イグニ
ッションスイッチのオン信号を遅延させたパルス信号を
運転開始時診断信号として使用して故障診断を行い、正
常時には、回路断続器13をオンさせて雷管6を点火可
能な状態とし、ランプ126を消灯させて運転時診断を
行うモード(切換スイッチ+02. ]05をb側にす
るモード)に移行する。また、異常検出時には、回路断
続器13をオフ状態として雷管6の点火を確実に防止す
るとともに、ランプ126の点灯を継続して運転者に異
常を知らせることができる。
次に、第1及び第2の切換スイッチ102.105がb
側に切換えられた後は、正弦波発生回路117の出力信
号が運転時診断信号として、回路ブロックIに供給され
る。この回路ブロックlの利得及び位相の周波数特性は
第5図(a)、 (b)に示すように、圧電効果素子1
が正常時と短絡時とで明らかに異なる特性となる。従っ
て、利得又は位相のいずれかの差異を検出することによ
り、圧電効果素子1の正常、短絡、又は開放(この場合
、出力信号は出ない)を判別することができる。本実施
例では、利得によってこの判別を行うようにしており、
回路ブロックIに所定周波数の正弦波信号を入力する。
このとき、R点の電圧は、圧電効果素子1の正常時、短
絡時、開放時に対応して第6図に示すようになる。従っ
て、ピーク電圧検出回路119は、R点の電圧のピーク
値を検出し、ウィンドウコンパレータ120は該ピーク
値が所定範囲(例えば第6図のV]とv4と間の範囲)
内にあるとき、正常と判別してその出力をハイレベルと
する。また、短絡時又は開放時には、R点の電圧は前記
所定範囲外となり、ウィンドウコンパレータ120の出
力はローレベルとなる。
一方、T点の電圧は、始動時に正常であれJf度ハイレ
ベルとなるが、微分回路122の時定数に応じて徐々に
そのレベルが低下する(第3図(g))。
この時定数は、運転時診断の結果が正常であって、ウィ
ンドウコンパレータ120の出力がハイレベルをなるま
では、T点の電圧が略ハイレベル状態にあるように設定
されている。従って、始動時診断の結果が正常であれば
、その後運転時診断によって異常が検出されない限り、
オア回路123の出力はハイレベル状態を維持する。こ
れに対し、異常検出時には、ウィンドウコンパレータ1
20の出力はローレベルとなり、前記時定数に応じた時
間経過後は、回路断続器13はオフ状態とされ、ランプ
126が点灯される。
なお、R点の電圧変化は低周波数であるため、バイパル
スフィルタ127により、衝突検出処理回路109には
ほとんど入力されない。従って、運転中に運転時診断信
号(正弦波信号ンを常時回路ブロックIに供給しても衝
突検出回路としての機能には何ら影響を与えない。
なお、回路ブロックIは第7図(a)又は(b)に示す
ような構成としてもよい。
本実施例によれば、圧電効果素子1が正常のときには、
該素子1が静電容量を有することに着目し、コンデンサ
の故障検出が可能な診断信号により異常を検出するよう
にしたので、圧電効果素子lに異常検出用の電極を設け
る必要がなく、故障帯を上げることなく簡単な構成で圧
電効果素子1の異常を検出することができる。
また、イグニッションスイッチのオン信号を遅延させた
パルス信号を運転開始時診断信号として使用するので、
パルス発生器を別個に設ける必要がなく、回路の構成を
簡単にすることができる。
更に、診断信号を回路ブロックIから入力し、故障判別
のための応答出力を雷管6の電源側の端子(第2図Q点
)から取り出すようにしたので、回路ブロックIから衝
突検出回路109、コンパレータ110等を経由して雷
管6に至る回路系全体の故障判別が可能となる。ここで
、圧電効果素子1以外の回路部品の異常(例えば、バイ
パスフィルタ127のコンデンサ若しくは抵抗、あるい
はトランジスタ等が本来使用されるべきものと異なるも
のが使用されているといった異常)によって、Q点の電
圧がローレベルとならない場合も、故障として判別され
ることはいうまでもない。
更に、運転時診断信号として低周波の正弦波信号を使用
しているので、最も簡単な構成のバイパスフィルタ12
7によって衝突検出処理回路+09以降の回路系への影
響を除去することができ、衝突検出装置本来の機能を損
なうことなく、車両の運転中常時故障診断を行うことが
可能となる。
第8図は、本発明に係る故障診断回路の第2の具体的な
構成例を示す図であり、第1図又は第2図の構成要素と
対応するものには同一の参照番号を付しである。なお、
第8図の構成例は、始動時診断のみ実行するものである
以下、第2図の構成と異なる部分の構成のみ説明する。
遅延回路101の出力は、ダイオード130及び抵抗1
3]を介して回路ブロック■に接続されるとともに、タ
イムウィンドウコンパレータ103及びアンド回路13
2に接続されている。タイムウィンドウコンパレータ1
03の出力は、直接アンド回路121に接続され、アン
ド回路121の出力はランチ回路118を介してアンド
回路132に接続されている。
上述の構成において、イグニソションスインチがオンさ
れると、該オン時点から所定時間遅れて、X点の電圧が
ローレベルからハイレベルに変化する(第10図(a)
の時刻t1)。このときR点及びY点の電圧は、同図(
b)、 (c)に示すように、圧電効果素子1の正常時
、短絡時、開放時でそれぞれ異なる電圧波形となる。そ
の結果、衝突検出処理回路109の出力は、圧電効果素
子1の正常時のみ基準電圧VRを越え、8点の電圧がハ
イレベルとなり、トランジスタ7がオンしてQ点の電圧
がローレベルとなる。ここで、タイムウィンドウコンパ
レータ103の出力がハイレベルとなる時間、即ち故障
診断時間は、正常時にQ点の電圧がローレベルとなる時
点が含まれるように設定されており、圧電効果素子1が
正常のときのみ、アンド回路121の出力がハイレベル
となる。その結果、ラッチ回路118及びアンド回路1
32の出力もハイレベルとなり、回路断続器13がオン
されるとともにランプ126が消灯される。
圧電効果素子1が短絡又は開放状態のときには、Q点の
電圧はハイレベルを維持し、アンド回路+21の出力は
ハイレベルとならないので、回路断続器13はオフ状態
を維持し、ランプ126は点灯し続ける。
なお、第10図(b)、 (c)は正常時又は短絡時の
電圧が開放時の電圧と本来一致する部分も、わかり易く
するため若干ずらして表示している。
第9図は、第3の具体的な構成例を示す図であり、第3
の構成例は、前記第2の構成例の一部を変更したもので
ある。
オペアンプ108の出力は、直接衝突検出処理回路10
9の入力に接続されるとともに、コンパレータ133の
非反転入力に接続されている。このコンパレータ133
の反転入力には基準電圧vに′が供給されている。コン
パレータ133の出力は、抵抗134を介して電源Vs
に接続され、更にラッチ回路135の入力に接続されて
いる。ランチ回路135の出力は、ダイオード114を
介してコンパレータ]+1)の出力(8点)に接続され
ている。上記以外は第8図の構成例と同じである。
第9図において、X点の電圧がローレベルからハイレベ
ルへ変化したとき、R点の電圧は第10図(b)のよう
に変化する。ここで、基準電圧Vえ′は同図(b)に示
すような値に設定されており、コンパレータ133の出
力は、圧電効果素子1が正常時のみハイレベルとなる。
その結果、ランチ回路135の出力がローレベルからハ
イレベルとなり、その状態が保持される。
このとき、衝突検出処理回路109の出力は、基準電圧
■λを越えて8点の電圧がハイレベルとなり、Q点の電
圧はローレベルとな−る。従って、回路断続器13がオ
ンされ、ランプ126が消灯される。
一方、圧電効果素子1の短絡時又は開放時には、R点の
電圧が第2の基準電圧V+t’を越えないので、コンパ
レータ133及びラッチ回路135の化ノアはローレベ
ル状態を維持する。従って、衝突検出回路109の出力
電圧が第1の基準電圧■1を越えても、8点の電圧はロ
ーレベルに維持され、Q点の電圧はハイレベルを維持す
る。その結果、回路断続器】3及びランプ126はそれ
ぞれオフ状態及び点灯状態を継続する。
なお、上述した構成例では、イグニッションスイッチオ
ン時のパルス信号を遅延させて、始動時診断信号として
使用したが、これに限るものではなく、別途診断信号発
生器を設けるようにしてもよい。
また、上述の説明では、短絡、開放の異常が圧電効果素
子1において発生することを想定したが、圧電効果素子
1と他の回路とを維持するワイヤ等、あるいはオペアン
プ108、衝突検出処理回路109、コンパレータ11
0等の周辺回路において異常が発生した場合にも、同様
に検出し得ることはいうまでもない。
以上のように、第8図又は第9図に示す構成によっても
、圧電効果素子1が正常のときには、静電容量を有する
という点に着目した異常検出を、簡単な回路で行うこと
ができる。
また、前記加速度センサ回路の故障判別については、車
両衝突検出装置が作動している間は常時行うことが望ま
しい。この場合、前記診断信号として前記車両衝突検出
装置で検出したい衝突波の周波数よりも低い周波数(前
記圧電効果素子と入力抵抗とからなる、バイパスフィル
タのカットオフ周波数の10倍程度よりも低い周波数)
の信号を用いるとよい。
また、前記加速度センサ回路及び又は前記加速度信号処
理回路の故障判別は、前記車両衝突検出装置の電源投入
時に、及び/又は電源投入後に任意の時間間隔で、及び
/又は電源投入後でかつ当該検出装置が搭載された車両
の停止時に停止検出手段を設けて行うことが望ましい。
また、前記電源投入時又は電源投入後の車両の停止時に
行う故障判別は、前記加速度センサ回路及び又は前記加
速度信号処理回路の回路定数の異常診断を含むことが望
ましい。
加速度センサ回路の圧電効果素子が正常であれば該素子
が静電容量を有する一方、異常(短絡又は開放)時には
静電容量を有しないので、加速度センサ回路にコンデン
サの故障が検出可能な診断信号が入力されると、その診
断信号に対する加速度センサ回路及び又は加速度信号処
理回路の応答出力が圧電効果素子の異常時において正常
時と異なるものとなり、圧電効果素子の異常が検出され
る。また、圧電効果素子の異常時と同様の応答出力の変
化を招来する他の回路部品の異常も検出される。
なお、前記診断信号発生器及び又は前記判別回路が故障
した場合も診断信号に対する正常な応答出力が検出され
ないということで故障検出と同一のモードになることよ
り、本件の故障診vfr回路は前記診断信号発生器及び
又は航記判別回路の故障検出まで可能システムであるこ
とは言うまでもない (発明の効果) 以上詳述したように本発明の故障診断回路によれば、加
速度センサ回路及びまたは力U速度信号処理回路の故障
検出が可能な診断信号にょ1)異常が検出されるので、
圧電効果素子に異常検出用の電極を設けることなく、且
つ本来の加速度信号に悪影響を与えることなく、圧電効
果素子及びその周辺回路の異常検出が可能となる。その
結果、簡単な構造で衝突検出装置の故障率を上昇させる
ことなく、かつ衝突検出装置本来の機能を損うことなく
確実に異常を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る故障診断回路の構成を
示すブロック図、第2図は第1図の故障診断回路の具体
的な構成例を示す図、第3図は第2図の回路の動作を説
明するためのタイミングチャート、第4図は第2図の電
圧ウィンドウコンパレータの動作を説明するためのタイ
ミングチャート、第5図は第2図の回路ブロックJの周
波数特性を示す図、第6図は第2図のピーク電圧検出回
路の動作を説明するための図、第7図は第2図の回路ブ
ロック■の他の構成例を示す図、第8図は運転開始時診
断のみ行う故障診断回路の具体的構成例を示す図、第9
図は第8図の構成の変形例を示す図、第10図は第8図
又は第9図の回路の動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。 1・圧電効果素子、3・インピーダンス変換回路、5・
加速度信号処理回路、6・雷管、10・・運転開始時診
断信号発生器、11・運転時診断信号発生器、14・・
運転開始時故障判別回路、16・−運転時故障判別回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  1.加速度検出用の圧電効果素子を含む加速度センサ
    回路と、該加速度センサ回路の加速度出力を信号処理す
    る加速度信号処理回路を備える衝撃検出装置の故障診断
    回路において、前記加速度センサ回路に前記加速度セン
    サ回路及びまたは前記加速度信号処理回路の故障が検出
    可能な診断信号を入力する診断信号発生器と、該診断信
    号入力時の前記加速度センサ回路及びまたは前記加速度
    信号処理回路の応答出力により前記加速度センサ回路及
    びまたは前記加速度信号処理回路の故障を判別する判別
    回路とを設けたことを特徴とする故障診断回路。
JP2206142A 1990-08-03 1990-08-03 故障診断回路 Pending JPH0490943A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2206142A JPH0490943A (ja) 1990-08-03 1990-08-03 故障診断回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2206142A JPH0490943A (ja) 1990-08-03 1990-08-03 故障診断回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0490943A true JPH0490943A (ja) 1992-03-24

Family

ID=16518489

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2206142A Pending JPH0490943A (ja) 1990-08-03 1990-08-03 故障診断回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0490943A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007285824A (ja) * 2006-04-14 2007-11-01 Aisin Seiki Co Ltd 圧電センサシステム及び挟み込み検出装置
US7337669B2 (en) * 2003-10-03 2008-03-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Inertial sensor and combined sensor therewith
JP2008107108A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Denso Corp 容量式力学量検出装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7337669B2 (en) * 2003-10-03 2008-03-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Inertial sensor and combined sensor therewith
JP2007285824A (ja) * 2006-04-14 2007-11-01 Aisin Seiki Co Ltd 圧電センサシステム及び挟み込み検出装置
JP2008107108A (ja) * 2006-10-23 2008-05-08 Denso Corp 容量式力学量検出装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5146104A (en) Electronic device for triggering a safety device
JP3351171B2 (ja) コンデンサ容量診断回路
JPH01297335A (ja) 車両用乗員保護システムのための故障判断装置
KR950003270B1 (ko) 내연기관의 점화시기 제어장치
JPH05170045A (ja) 車両用乗員保護装置の起動装置
KR950001811B1 (ko) 차량 안전 시스템
JP2728600B2 (ja) 乗員保護装置の起動回路
JPH0490943A (ja) 故障診断回路
JP2005325716A (ja) 内燃機関用点火時期制御装置
JPH07243370A (ja) 内燃機関用点火装置
US6218739B1 (en) Procedure for the functional testing of a vehicle occupant protection system as well as a test circuit for implementing the procedure
JPH0828415A (ja) 内燃機関用点火装置
JP2773518B2 (ja) 加速度検出方法及び装置
JP2707878B2 (ja) エアバッグ装置の故障検出装置
JP3283605B2 (ja) イオン電流検出装置
JPH1018952A (ja) 内燃機関の点火装置
JPH07257314A (ja) 点火装置駆動回路の診断回路
JPH08188113A (ja) 車両用乗員保護装置
JPH08310338A (ja) 車両用保護装置
JP3342303B2 (ja) 内燃機関の点火装置
JPH0396638A (ja) 車両搭載機器の自己診断装置
JP3342304B2 (ja) 内燃機関の点火装置
KR100535105B1 (ko) 엔진의 점화장치
JP3929591B2 (ja) 乗員保護装置
KR960039528A (ko) 배터리 방전 방지장치