JPH08310338A - 車両用保護装置 - Google Patents

車両用保護装置

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JPH08310338A
JPH08310338A JP14394295A JP14394295A JPH08310338A JP H08310338 A JPH08310338 A JP H08310338A JP 14394295 A JP14394295 A JP 14394295A JP 14394295 A JP14394295 A JP 14394295A JP H08310338 A JPH08310338 A JP H08310338A
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JP
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squib
transistor
failure
current
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JP14394295A
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Inventor
Norihiko Nagae
典彦 長江
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スクイブの不完全なオープン故障や不完全な
ショート故障を精度よく検出するようにする。 【構成】 可変パルス発生器9が発生するパルス信号の
周波数を変化させる。F−V変換器8がそのパルス信号
の周波数に応じて出力電圧を変化させ、FET6を介し
て上流トランジスタ1のゲート・ソース間の電圧値を制
御する。マイコン13が発生するパルス信号の周波数を
変化させる。F−V変換器14がそのパルス信号の周波
数に応じて出力電圧を変化させ、下流トランジスタ2の
ゲート・ソース間の電圧値を制御する。電流増加期間で
は通常期間に比較して上流及び下流トランジスタ1,2
のドレイン電流の値が高くなるようゲート・ソース間の
電圧値を制御する。これによりスクイブ3を流れる電流
の値が高くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に搭載される車両
用保護装置に関し、特に、車両に所定値以上の衝撃が加
わった場合に、スクイブによりガス発生剤に点火して、
発生したガスによりエアバックやプリローダー付きのシ
ートベルトなどの保護具を駆動する車両用保護装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的な車両用保護装置において、スク
イブ周辺の回路は図10に示すごとくになっている。す
なわち、図10に示すように、スクイブ103には車両
電源107側にセーフィングスイッチ100が、アース
側に点火トランジスタ102が、それぞれ直列に接続さ
れている。そして、セーフィングスイッチ100と点火
トランジスタ102には、それぞれ並列にダイアグノー
シス(診断)用抵抗器104,105が接続されてい
る。なお、このような車両用保護装置としては、例え
ば、特開平5−262202号公報に記載のものが挙げ
られる。
【0003】衝突などにより車両に対し減速度が加わり
その値が所定の第1の設定値を超えると、セーフィング
スイッチ100がオンし、さらに減速度が加わって所定
の第2の設定値を超えると、点火トランジスタ102も
オンして、車両電源107からスクイブ103に対し所
定の閾値以上の電流が流れる。それにより、スクイブ1
03はガス発生剤(図示せず)に点火してガスを発生さ
せ、そのガスによってエアバック(図示せず)を展開さ
せたり、プリローダー(図示せず)を駆動してシートベ
ルト(図示せず)の乗員拘束効果を高めたりする。
【0004】ところで、車両用保護装置においては、必
要時にスクイブ103が必ずガス発生剤(図示せず)に
点火するように、少なくともスクイブ103と点火トラ
ンジスタ102について、次のような故障の診断を行っ
ている。
【0005】スクイブ103の故障診断としては、常時
診断において、スクイブ103が開放(オープン)故障
または短絡(ショート)故障していないかどうかを診断
している。具体的には、セーフィングスイッチ100と
点火トランジスタ102にそれぞれ並列に接続されたダ
イアグノーシス用抵抗器104,105によって、スク
イブ103に常時一定の電流(ガス発生剤に点火せず、
しかも、スクイブ103自体が劣化しない程度の電流)
を流しておき、スクイブ103の両端間の電圧を検出す
ることによって、スクイブ103のオープンまたはショ
ートの有無を検査している。
【0006】一方、点火トランジスタ102の故障診断
としては、プライマリーチェックにおいて、点火トラン
ジスタ102がオン故障(常にオンしたままとなる故
障)またはオフ故障(常にオフしたままとなる故障)し
ていないかどうかを診断している。具体的には、車両電
源107のオン直後の約6秒の間に行われるプライマリ
ーチェックの一環として、安全回路(図示せず)を作動
させ点火禁止状態にして、点火トランジスタ102をオ
ンすることによって行っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のスクイブ故障診断,点火トランジスタ故障診断
においては、次のような問題があった。すなわち、スク
イブ故障診断については、ダイアグノーシス用抵抗器1
04,105の抵抗値が各々数kΩ(例えば約1.2k
Ω)であるのに対し、スクイブ103の抵抗値は数Ω
(例えば約3Ω)程度であって、ダイアグノーシス用抵
抗器104,105の抵抗値に比べ大変小さいので、ス
クイブ103に常時流れる電流の値はほぼダイアグノー
シス用抵抗器104,105の抵抗値によって決まり、
その値は約10mA弱と非常に低い。そのため、スクイ
ブ103の完全なオープン故障(抵抗値が約1kΩ程度
になってしまうオープン故障)や完全なショート故障
(抵抗値が約0Ω程度になってしまうショート故障)は
或る程度精度よく検出することができるが、不完全なオ
ープン故障(抵抗値が約10Ω程度になってしまうオー
プン故障)や不完全なショート故障(抵抗値が約1Ω程
度になってしまうショート故障)を精度よく検出するこ
とが困難であった。
【0008】また、点火トランジスタ故障診断について
は、安全回路を作動させ点火禁止状態にして点火トラン
ジスタ102を実際にオンすることによって行っている
ため、車両電源オン直後の約6秒間のプライマリーチェ
ックの間にしか、故障診断を行うことができなかった。
【0009】従って、本発明の第1の目的は、通常流し
ている電流よりも大きな電流を一時的にスクイブに流
し、その時のスクイブの両端の電圧値に基づいて故障診
断を行うことにより、上記した従来技術の問題点を解決
し、スクイブの不完全なオープン故障や不完全なショー
ト故障を精度よく検出することが可能な車両用保護装置
を提供することにある。また、本発明の第2の目的は、
点火トランジスタを、スクイブに流れる電流の値が閾値
よりも低くなるようなオン状態としておくことにより、
点火トランジスタの故障診断を常時行うことができる車
両用保護装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段及びその作用】上記した第
1の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
車両に所定値以上の衝撃が加わった場合に、ガス発生剤
に点火して、発生したガスによりエアバッグ等の保護具
を駆動する車両用保護装置であって、電源とアースとの
間に接続され、流れる電流の値が所定の閾値以上になっ
た場合に前記ガス発生剤に点火をするスクイブと、前記
スクイブの電源側またはアース側の少なくとも一方に直
列に接続され、前記スクイブに流れる電流の値を変化さ
せ得る電流可変手段と、該電流可変手段を制御して、定
常状態では第1の値にある前記スクイブの電流値を、間
欠的に前記第1の値よりも高く前記閾値よりも低い第2
の値に変化させる電流制御手段と、少なくとも前記第2
の値に変化させた際の前記スクイブの両端間の電圧を検
出し、その検出値に基づいて前記スクイブの故障診断を
行うスクイブ故障診断手段と、を備えることを特徴とし
ている。
【0011】このように、請求項1に記載の発明では、
定常状態では第1の値にあるスクイブの電流値を、間欠
的に、その第1の値よりも高くガス発生剤に点火してし
まう閾値よりも低い第2の値に変化させるようしてい
る。このようにスクイブの電流値を第2の値に変化させ
た場合は、スクイブの両端間の電圧の値も比較的大きく
なるため、スクイブの微少な抵抗値変化も検知し易くな
る。
【0012】上記した第2の目的を達成するために、請
求項2に記載の発明は、車両に所定値以上の衝撃が加わ
った場合に、ガス発生剤に点火して、発生したガスによ
りエアバッグ等の保護具を駆動する車両用保護装置であ
って、電源とアースとの間に接続され、流れる電流の値
が所定の閾値以上になった場合に前記ガス発生剤に点火
をするスクイブと、前記スクイブの電源側またはアース
側の少なくとも一方に直列に接続され、前記スクイブに
流れる電流の値を変化させ得る点火トランジスタと、前
記車両に前記所定値以上の衝撃が加わった場合には、前
記スクイブに流れる電流の値が前記閾値以上の値となる
ように前記点火トランジスタをオンさせて、それ以外の
場合には、前記スクイブに流れる電流の値が前記閾値よ
りも低い値となるように前記点火トランジスタをオンさ
せる点火トランジスタ制御手段と、前記スクイブの少な
くとも一端の電位を検出し、その検出値に基づいて前記
点火トランジスタの故障診断を行う点火トランジスタ故
障診断手段と、を備えることを特徴としている。
【0013】このように、請求項2に記載の発明では、
車両に所定値以上の衝撃が加わっていない場合には、点
火トランジスタを、スクイブに流れる電流の値が閾値よ
りも低くなるようなオン状態としている。そのため、点
火トランジスタがオン故障もしくはオフ故障を起こす
と、その故障により、点火トランジスタと直列に接続さ
れたスクイブの一端の電位が変化する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。図1は本発明の一実施例としての車両用保護
装置の主要部の構成を示す構成図である。図1に示すよ
うに、スクイブ3には車両電源7側にFETである上流
トランジスタ1が、アース側に同じくFETである下流
トランジスタ2が、それぞれ直列に接続されている。上
流及び下流トランジスタ1,2において、Sはソース、
Dはドレイン、Gはゲートの各端子を表している。
【0015】また、上流及び下流トランジスタ1,2に
は、それぞれ並列にダイアグノーシス(診断)用抵抗器
4,5が接続されている。ダイアグノーシス用抵抗器4
は上流トランジスタ1がオフ故障等の場合にスクイブ3
の車両電源側をプルアップし、また、ダイアグノーシス
用抵抗器5は下流トランジスタ2がオフ故障等の場合に
スクイブ3のアース側をプルダウンする。なお、ダイア
グノーシス用抵抗器4,5の抵抗値は何れも上流及び下
流トランジスタ1,2のオン抵抗値よりも十分大きいも
のとする(例えば、10kΩ)。
【0016】上流トランジスタ1のゲート端子には抵抗
器を介してFET6が接続されており、そのFET6の
ゲート端子にはダイオードを介して処理回路18,周波
数−電圧(以下、F−Vという)変換器8が接続されて
いる他、点火禁止回路10が接続されている。処理回路
18には加重減速度を検出するGセンサ19が、F−V
変換器8には可変パルス発生器9がそれぞれ接続されて
いる。
【0017】一方、下流トランジスタ2のゲート端子に
はダイオードを介してマイクロコンピュータ(以下、マ
イコンと略す)13が接続されている。すなわち、下流
トランジスタ2は点火トランジスタとして動作する。マ
イコン13にはアナログ/ディジタル(以下、A/Dと
いう)変換器12を介してGセンサ15が接続されてい
る。また、マイコン13には点火禁止回路10やマイコ
ン監視回路11が接続される他、ランプ駆動回路16を
介してウォーニングランプ17が接続されている。
【0018】では、本実施例における各種処理について
フローチャートを用いて以下説明する。図2は図1の車
両用保護装置における故障診断処理のメインルーチンの
流れを示すフローチャートである。車両電源7がオンさ
れると、図2に示すように、メインルーチンが開始さ
れ、電源オン直後から約6秒の間にプライマリーチェッ
クとして、まず、マイコン13が動作モード等について
初期設定を行い(ステップd1)、次に、ROM,RA
M(図示せず)の検査や、スクイブ3及びGセンサ1
5,19等の初期故障診断を行う(ステップd2)。
【0019】こうして、プライマリーチェックが終わる
と、次に常時故障診断に移る(ステップd3)。常時故
障診断については後ほど詳しく説明する。この常時故障
診断はその後一定時間毎に繰り返される。すなわち、ス
テップd4において一定時間が経過したかどうかが判定
され、一定時間が経過したらステップd5を介してステ
ップd3に戻る。ステップd5では、マイコン13から
出力されるウォッチドッグ(watch−dog)信号
の極性を反転させる。本実施例では、上記した一定時間
は例えば約5msに設定されているため、ステップd3
の常時故障診断は5ms毎に繰り返され、また、ウォッ
チドッグ信号は半周期が5msのパルス信号となる。
【0020】マイコン13から出力されたウォッチドッ
グ信号は図1に示すマイコン監視回路11に入力され
る。マイコン監視回路11は入力されたウォッチドッグ
信号によってマイコン13が正常時状態にあるか否かを
監視する。ウォッチドック信号が入力されない、周期が
乱れているなどによって、マイコン13の異状(例え
ば、マイコン13が暴走するなど)を検知すると、マイ
コン監視回路11は点火禁止回路10及びランプ駆動回
路16を起動する。点火禁止回路10は起動するとFE
T6をオフ状態にして、上流トランジスタ1がオンしな
いようにする。これにより、スクイブ3は誤って点火す
ることがない。また、ランプ駆動回路16は起動すると
ウォーニングランプ17を点灯させ、乗員に警告を発す
る。
【0021】一方、このようなメインルーチンと並行し
て、一定時間間隔(例えば、約0.2ms)毎に、衝突
判定のための割り込み処理を実行する。図3はそのよう
な割り込み処理の流れを示すフローチャートである。図
3に示すように、まず、車両内の所定の位置に設置され
たGセンサ15が、車両に加わる減速度を測定する(ス
テップe1)。そして、Gセンサ15による測定値はA
/D変換器12においてアナログ値からディジタル値に
変換されてマイコン13に入力される。マイコン13
は、入力された測定値に基づいて所定の演算を行なうこ
とにより、衝突判定値を演算する(ステップe2)。次
に、マイコン13は衝突判定を中止すべき状態にあるか
否かを判断し(ステップe3)、例えば、Gセンサ15
が後述するようなハイ故障である場合など、衝突判定を
中止すべき状態である場合には、衝突判定中止処理を行
う(ステップe4)。逆に衝突判定を中止すべき状態に
ない場合には、衝突判定処理を行う(ステップe5)。
これら衝突判定中止処理または衝突判定処理が終了する
と、図3に示す割り込み処理は終了する。
【0022】ステップe5における衝突判定処理では、
ステップe2で求めた衝突判定値を所定の第1の設定値
と比較して、衝突判定値が設定値を越えたかどうかに基
づいて車両が衝突したかどうかを判定する。
【0023】一方、車両内のGセンサ15とは異なる位
置に設置されたGセンサ19も、車両に加わる減速度を
測定する。そして、Gセンサ19による測定値は処理回
路18に入力される。処理回路18はオペアンプ,コン
デンサ,抵抗器などによって構成され、入力された測定
値から減速度を得て、その減速度が所定の第2の設定値
を超えたかどうかを検知する。なお、第2の設定値は第
1の設定値よりも低い値に設定されている。
【0024】そこで、衝突などにより車両に多大な減速
度が加わって、その減速度が第2の設定値を超えたこと
を処理回路18が検知すると、処理回路18はFET6
をオンし、それにより上流トランジスタ1がオンする。
さらに、減速度が加わり、その衝突判定値が第1の設定
値を超えマイコン13が衝突であると判定すると、マイ
コン13は点火トランジスタである下流トランジスタ2
をオンする。こうして、上流及び下流トランジスタ1,
2が共にオンすると、車両電源7よりスクイブ3に所定
の閾値以上の電流が流れる。スクイブ3に所定の閾値以
上の電流が所定期間以上継続して流れた場合に図示しな
いガス発生剤が点火されるのである。
【0025】図4は図1の上流及び下流トランジスタ
1,2の特性を示すグラフである。図4において、
(a)は上流トランジスタ1の特性を、(b)は下流ト
ランジスタ2の特性をそれぞれ示している。何れにおい
ても、縦軸はドレイン電流を、横軸はゲート・ソース間
電圧をそれぞれ表している。
【0026】すなわち、処理回路18が、減速度が第2
の設定値を超えたことを検知して、FET6をオンする
と、上流トランジスタ1のゲート・ソース間には、図4
(a)に示す電圧値V1cが印加され、それにより上流
トランジスタ1は完全なオン状態となって、ドレイン・
ソース間に電流値I1cが流れる。また、マイコン13
が衝突であると判定すると、マイコン13は下流トラン
ジスタ2のゲート・ソース間に図4(b)に示す電圧値
V2cを印加する。それにより下流トランジスタ2は完
全なオン状態となって、ドレイン・ソース間に電流値I
2cが流れる。上流及び下流トランジスタ1,2のドレ
イン電流の値がI1c,I2cになると、スクイブ3に
は所定の閾値以上の電流が流れることになる。
【0027】こうして、スクイブ3に所定の閾値以上の
電流が流れると、スクイブ3はガス発生剤(図示せず)
に点火してガスを発生させ、そのガスによってエアバッ
ク(図示せず)を展開させたり、プリローダー(図示せ
ず)を駆動してシートベルト(図示せず)の乗員拘束効
果を高めたりする。
【0028】次に、図2のステップd3に示した常時故
障診断について詳細に説明する。図5及び図6は図2に
おける常時故障診断処理の流れを示すフローチャートで
ある。なお、図5の,は図6の,にそれぞれ接
続される。図5及び図6に示すように、常時故障診断処
理では、本発明に関わる上流トランジスタ1,下流トラ
ンジスタ2及びスクイブ3についての故障診断処理の
他、ステップf1やステップf11において、Gセンサ
15について故障診断や、バッテリ電圧の検査などを行
う。例えば、Gセンサ15についての故障診断におい
て、Gセンサ15がハイ故障(出力が通常時よりハイレ
ベルになり、そのまま戻らなくなってしまう故障)であ
ることをマイコン13が検知すると、マイコン13は点
火禁止回路10を起動してスクイブ3が誤って点火する
のを防止すると共に、ランプ駆動回路16を起動してウ
ォーニングランプ17により乗員に警告を発する。な
お、故障内容によっては、ランプ駆動回路16のみ起動
するようにする。
【0029】一方、上流トランジスタ1,下流トランジ
スタ2及びスクイブ3についての故障診断処理は以下の
ようにして行われる。本実施例においては、上流及び下
流トランジスタ1,2の故障診断を常時行うために、こ
れらトランジスタを常時オン状態にしておく。但し、完
全なオン状態にしてしまうと、上述のごとく車両電源7
よりスクイブ3に所定の閾値以上の電流が流れて点火し
てしまうため、不完全なオン状態としておく。
【0030】すなわち、上流トランジスタ1のゲート・
ソース間には、図4(a)に示すように電圧値V1cよ
りも低い電圧値V1aまたはV1bを印加し、下流トラ
ンジスタ2のゲート・ソース間には、図4(b)に示す
ように電圧値V2cよりも低い電圧値V2aまたはV2
bを印加し、上流及び下流トランジスタ1,2を不完全
なオン状態とする。こうして、上流及び下流トランジス
タ1,2が不完全なオン状態となることにより、後述す
るように、上流及び下流トランジスタ1,2のオン故障
またはオフ故障の診断が可能となる。しかも、このよう
な不完全なオン状態では、上流トランジスタ1には、図
4(a)に示すように電流値I1cよりも低いドレイン
電流(電流値I1aまたはI1b)しか流れず、下流ト
ランジスタ2には、図4(b)に示すように電流値I2
cよりも低いドレイン電流(電流値I2aまたはI2
b)しか流れないため、スクイブ3に所定の閾値以上の
電流が流れず点火には至らない。
【0031】また、本実施例においては、スクイブ3の
不完全なオープン故障や不完全なショート故障を精度よ
く検出するために、スクイブ3に流れる電流を周期的に
増加させている。
【0032】図7は図1の上流及び下流トランジスタ
1,2に流れるドレイン電流の時間的変化を示すタイミ
ングチャートである。図7において、(a)は上流トラ
ンジスタ1のドレイン電流の時間的変化を、(b)は下
流トランジスタ2のドレイン電流の時間的変化をそれぞ
れ示している。何れにおいても、縦軸はドレイン電流
を、横軸は時間をそれぞれ表している。
【0033】すなわち、図7に示すように、通常期間T
1では、上流トランジスタ1のゲート・ソース間に図4
(a)に示す電圧値V1aを印加し、下流トランジスタ
2のゲート・ソース間には図4(b)に示す電圧値V2
aを印加し、上流及び下流トランジスタ1,2のドレイ
ン電流の値をI1a,I2aとする。そして、電流増加
期間T2では、上流トランジスタ1のゲート・ソース間
に電圧値V1bを印加し、下流トランジスタ2のゲート
・ソース間には電圧値V2bを印加し、上流及び下流ト
ランジスタ1,2のドレイン電流の値をI1b,I2b
にそれぞれ高くする。こうして、通常期間T1と電流増
加期間T2を交互に繰り返すようにする。このように、
通常期間T1では、上流及び下流トランジスタ1,2の
ドレイン電流の値が低く、スクイブ3を流れる電流の値
も低いため、スクイブ3については完全なオープン故障
や完全なショート故障しか精度よく検出することができ
ないが、電流増加期間T2では、上流及び下流トランジ
スタ1,2のドレイン電流の値が上昇し、スクイブ3を
流れる電流の値が高くなるため、スクイブ3について不
完全なオープン故障や不完全なショート故障も精度よく
検出することができる。
【0034】また、スクイブ3を流れる電流の値が高く
なるほどスクイブ3は劣化し易くなるが、本実施例で
は、図7に示すように、電流値の高い電流増加期間T2
は通常期間T1の約1/10の期間しかないため、スク
イブ3の劣化を低く抑えることができる。
【0035】さて、以上のように上流及び下流トランジ
スタ1,2のドレイン電流の値を変化させるためには、
上流及び下流トランジスタ1,2のゲート・ソース間の
電圧値を制御しなければならないが、それは次のように
して行う。すなわち、上流トランジスタ1については、
可変パルス発生器9がF−V変換器8に対しパルス信号
を発生し、そのパルス信号の周波数を変化させることに
より、F−V変換器8がそのパルス信号の周波数に応じ
て出力電圧を変化させ、FET6を介して上流トランジ
スタ1のゲート・ソース間の電圧値を制御する。また、
下流トランジスタ2については、マイコン13がF−V
変換器14に対しパルス信号を発生し、そのパルス信号
の周波数を変化させることにより、F−V変換器14が
そのパルス信号の周波数に応じて出力電圧を変化させ、
下流トランジスタ2のゲート・ソース間の電圧値を制御
する。
【0036】では、図5及び図6に戻って、上流トラン
ジスタ1,下流トランジスタ2及びスクイブ3について
の故障診断処理をフローチャートに従って説明する。最
初に、上流トランジスタ1,下流トランジスタ2につい
ての故障診断が行われる。図5に示すように、ステップ
f2では、スクイブ3の車両電源側の電位VAとアース
側の電位VBをそれぞれ測定する。測定された電位V
A,VBはA/D変換器12でアナログ値からディジタ
ル値に変換されマイコン13に入力される。マイコン1
3は、入力された電位VA,VBに基づいて、まず下流
トランジスタ2がオン故障しているかどうか判定し(ス
テップf3)、次に上流トランジスタ1がオン故障して
いるかどうか判定し(ステップf4)、続いて上流及び
下流トランジスタ1,2がオフ故障しているかどうか判
定する(ステップf5)。
【0037】図8は図1の上流及び下流トランジスタ
1,2がオン故障,オフ故障しているかどうかの判定の
基準を示す説明図である。図8に示すように、例えば、
電位VA,VBが共に通常時よりも上昇している場合に
は、上流トランジスタ1がオン故障しているか、下流ト
ランジスタ2がオフ故障しているものと判断する。すな
わち、上流トランジスタ1がオン故障していれば、上流
トランジスタ1の両端間での電圧降下が低くなるため、
電位VA,VBは共に上昇し、また、下流トランジスタ
2がオフ故障していれば、下流トランジスタ2の両端間
での電圧降下が高くなるため、この場合も電位VA,V
Bが共に上昇するからである。なお、上流トランジスタ
1のオン故障、下流トランジスタ2のオフ故障の何れで
あるかの判断は測定された電位VA,VBの値によって
行われる。
【0038】一方、電位VA,VBが共に通常時よりも
下降している場合には、上流トランジスタ1がオフ故障
しているか、下流トランジスタ2がオン故障しているも
のと判断する。すなわち、上流トランジスタ1がオフ故
障していれば、上流トランジスタ1の両端間での電圧降
下が高くなるため、電位VA,VBは共に下降し、ま
た、下流トランジスタ2がオン故障していれば、下流ト
ランジスタ2の両端間での電圧降下が低くなるため、こ
の場合も電位VA,VBが共に下降するからである。な
お、上流トランジスタ1のオフ故障、下流トランジスタ
2のオン故障の何れであるかの判断も測定された電位V
A,VBの値によって行われる。
【0039】さて、ステップf3の判定において下流ト
ランジスタ2がオン故障していると判定された場合に
は、故障時間をカウントするために、マイコン13内の
故障時間カウンタ(図示せず)のカウント値を「1」増
加させる(ステップf12)。そして、そのカウント値
が予め設定された値になったかどうかを判定して、故障
時間がカウント開始から一定時間(例えば、約1〜2秒
間)経過したかどうかを判断する(ステップf13)。
故障時間が一定時間経過していれば、マイコン13はラ
ンプ駆動回路16を起動し、ウォーニングランプ17を
点灯させ(ステップf14)乗員に警告を発する共に、
点火禁止回路10を起動して(ステップf15)、スク
イブ3が誤って点火しないようにする。その後はステッ
プf11に進む。
【0040】また、ステップf4の判定において上流ト
ランジスタ1がオン故障していると判定された場合、ス
テップf5の判定において上流または下流トランジスタ
1,2がオフ故障していると判定された場合にも、それ
ぞれ、前述のステップf12,f13,f14と同様の
処理を行うことになる(ステップf16〜f21)。し
かし、これらの場合は、下流トランジスタ2がオン故障
していると判定された場合と異なり、ステップf15に
相当する処理は行わない。
【0041】なぜなら、下流トランジスタ2がオン故障
している場合、スクイブ3を流れる電流の値は上流トラ
ンジスタ1のみによって制御されることになる。だが、
前述したように、処理回路18において設定されている
第2の設定値は、マイコン13において設定されている
第1の設定値よりも低い値に設定されているため、上流
トランジスタ1は下流トランジスタ2に比べてより低い
減速度が加わってもオンしてしまう。従って、上流トラ
ンジスタ1がオンするほどの減速度は加わってはいる
が、衝突ではないような場合にも、スクイブ3が誤って
点火してしまう可能性がある。それゆえ、下流トランジ
スタ2がオン故障していると判定された場合には、点火
禁止回路10を起動して、スクイブ3が誤って点火しな
いようにしている。
【0042】これに対し、上流トランジスタ1のオン故
障の場合は、スクイブ3を流れる電流の値は下流トラン
ジスタ2のみによって制御されるが、下流トランジスタ
2は点火トランジスタであって、マイコン13によって
衝突であると判定されない限りオンしないため、スクイ
ブ3が誤って点火してしまう可能性は少ない。従って、
この場合にはウォーニングランプ17の点灯だけに留め
ている。
【0043】一方、上流または下流トランジスタ1,2
がオフ故障している場合は、オフ故障により、スクイブ
3に所定の閾値以上の電流はもはや流れなくなる。よっ
て、これらの場合もウォーニングランプ17の点灯だけ
に留めている。
【0044】さて、ステップf3〜f5においてオン故
障もしくはオフ故障と判定されなかった場合、または、
ステップf13,f17,f20において故障時間が一
定時間経過していない場合には、続いて、スクイブ3に
ついての故障診断が行われる。図6に示すように、ま
ず、その時点が図7で述べた電流増加期間T2であるか
どうかを判定する処理が行われる(ステップ6)。電流
増加期間T2であれば、ステップf7において、電流増
加時における電圧基準値を算出し、電流増加期間T2で
なく、通常期間T1であれば、ステップf22におい
て、通常時における電圧基準値を算出する。このうち、
電流増加時における電圧基準値は、スクイブ3が不完全
なオープン故障あるいは不完全なショート故障であるか
どうかを判定するための基準となるものであり、通常時
における電圧基準値は、スクイブ3が完全なオープン故
障あるいは完全なショート故障であるかどうかを判定す
るための基準となるものである。
【0045】こうして電圧基準値の算出が終了すると、
次にスクイブ3の車両電源側の電位VAとアース側の電
位VBをそれぞれ測定する処理が行われる(ステップf
8)。測定された電位VA,VBはA/D変換器12で
アナログ値からディジタル値に変換されマイコン13に
入力される。マイコン13は、入力された電位VA,V
Bからスクイブ3の両端間の電圧(VA−VB)を算出
する(ステップf9)。そして、算出した電圧(VA−
VB)とステップf7またはステップf22で求めた電
圧基準値とを比較し、スクイブ3がオープン故障あるい
はショート故障であるかどうかを判定する(ステップf
10)。すなわち、その時点が電流増加期間T2である
ならば、電流増加時における電圧基準値と比較し、スク
イブ3が不完全なオープン故障あるいは不完全なショー
ト故障であるかどうかを判定する。また、その時点が通
常期間T1であるならば、通常時における電圧基準値と
比較し、スクイブ3が完全なオープン故障あるいは完全
なショート故障であるかどうかを判定する。
【0046】ステップf10の判定において、スクイブ
3がオープン故障あるいはショート故障(不完全,完全
の何れの場合も)と判定された場合には、前述のステッ
プf12,f13,f14と同様の処理を行うことにな
る(ステップf23〜f25)。その後、ステップf1
1において、その他の故障診断処理を行ったら、常時故
障診断処理を終了する。
【0047】以上説明したように、本実施例によれば、
上流及び下流トランジスタ1,2を常時不完全なオン状
態としておくことにより、上流または下流トランジスタ
1,2がオン故障もしくはオフ故障を起こすと、それが
スクイブ3の両端の電位の変化となって直ちに表れるた
め、スクイブ3の両端の電位の変化を監視することによ
り、上流及び下流トランジスタ1,2の故障診断を常時
行うことができる。
【0048】また、本実施例によれば、スクイブ3に流
れる電流を周期的に増加させることにより、その電流増
加期間T2においてはスクイブ3の両端間の電圧(VA
−VB)も比較的大きくなるため、スクイブ3の微少な
抵抗値変化も検知し易くなり、スクイブ3について不完
全なオープン故障や不完全なショート故障も精度よく検
出することができる。
【0049】さて、以上説明した実施例においては、図
1に示したように、スクイブ3の車両電源7側にはFE
T(上流トランジスタ1)が接続されていたが、その代
わりとして、図10に示したようにセーフィングスイッ
チが接続されていても良い。この場合は、上述した上流
及び下流トランジスタ1,下流トランジスタ2について
の故障診断処理のうち、上流トランジスタ1についての
故障診断処理は行わず、点火トランジスタである下流ト
ランジスタ2について故障診断処理のみを行うようにす
る。また、図9に示すように、セーフィングスイッチ2
0と並列に、FETから成る上流トランジスタ1’を設
けるようにしても良い。このようにした場合は、上述し
た故障診断処理をそのまま用いることができる。
【0050】また、上記した実施例においては、上流ま
たは下流トランジスタ1,2のゲート・ソース間の電圧
値を制御するのに、可変パルス発生器9やマイコン13
によってパルス信号の周波数を変化させ、それをF−V
変換器8,14により電圧に変換してFET6や下流ト
ランジスタ2に印加していた。しかし、本発明はこれに
限定されるものではなく、可変パルス発生器9やマイコ
ン13によってパルス信号のデューティを変化させ、そ
のパルス信号を直接FET6や下流トランジスタ2に印
加するようにしても良い。さらに、上記した実施例にお
いては、図7に示したように、電流増加期間T2は通常
期間T1の約1/10であったが、本発明はこれに限定
されるものではなく、任意の比率にして良い。尚、本実
施例では上流トランジスタ2及び下流トランジスタ3に
ついてFETを採用した例についてのみ述べたが、これ
に限らず、バイポーラ型等の他の種類のトランジスタを
採用することも可能である。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明では、スクイブに流れる電流の値を定常状態にある
第1の値からそれよりも高い第2のを値に間欠的に変化
させている。第2の値に変化させた場合には、スクイブ
の両端間の電圧の値も比較的大きくなるため、スクイブ
の微少な抵抗値変化も検知し易くなる。従って、スクイ
ブについて不完全なオープン故障や不完全なショート故
障も精度よく検出することができる。
【0052】また、請求項2に記載の発明では、所定値
以上の衝撃が加わっていない場合、点火トランジスタ
を、スクイブに流れる電流の値が閾値よりも低くなるよ
うなオン状態としている。このようなオン状態としてお
くことにより、点火トランジスタがオン故障もしくはオ
フ故障を起こすと、それがスクイブの両端の電位の変化
となって直ちに表れるため、スクイブの両端の電位の変
化を監視することにより、点火トランジスタの故障診断
を常時行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての車両用保護装置の主
要部の構成を示す構成図である。
【図2】図1の車両用保護装置における故障診断処理の
メインルーチンの流れを示すフローチャートである。
【図3】図2のメインルーチンと並行して実行される割
り込み処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】図1の上流及び下流トランジスタ1,2の特性
を示すグラフである。
【図5】図2における常時故障診断処理の前半部分の流
れを示すフローチャートである。
【図6】図2における常時故障診断処理の後半部分の流
れを示すフローチャートである。
【図7】図1の上流及び下流トランジスタ1,2に流れ
るドレイン電流の時間的変化を示すタイミングチャート
である。
【図8】図1の上流及び下流トランジスタ1,2がオン
故障,オフ故障しているかどうかの判定の基準を示す説
明図である。
【図9】セーフィングスイッチを用いた変形例を示す回
路図である。
【図10】一般的な車両用保護装置におけるスクイブ周
辺の回路を示す回路図である。
【符号の説明】
1…上流トランジスタ 2…下流トランジスタ 3…スクイブ 4,5…ダイアグノーシス用抵抗器 6…FET 7…車両電源 8…F−V変換器 9…可変パルス発生器 10…点火禁止回路 11…マイコン監視回路 12…A/D変換器 13…マイコン 14…F−V変換器 15…Gセンサ 16…ランプ駆動回路 17…ウォーニングランプ 18…処理回路 19…Gセンサ 20…セーフィングスイッチ 100…セーフィングスイッチ 102…点火トランジスタ 103…スクイブ 104,105…ダイアグノーシス用抵抗器 107…車両電源 T1…通常期間 T2…電流増加期間 VA,VB…電位

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に所定値以上の衝撃が加わった場合
    に、ガス発生剤に点火して、発生したガスによりエアバ
    ッグ等の保護具を駆動する車両用保護装置であって、 電源とアースとの間に接続され、流れる電流の値が所定
    の閾値以上になった場合に前記ガス発生剤に点火をする
    スクイブと、 前記スクイブの電源側またはアース側の少なくとも一方
    に直列に接続され、前記スクイブに流れる電流の値を変
    化させ得る電流可変手段と、 該電流可変手段を制御して、定常状態では第1の値にあ
    る前記スクイブの電流値を、間欠的に前記第1の値より
    も高く前記閾値よりも低い第2の値に変化させる電流制
    御手段と、 少なくとも前記第2の値に変化させた際の前記スクイブ
    の両端間の電圧を検出し、その検出値に基づいて前記ス
    クイブの故障診断を行うスクイブ故障診断手段と、 を備える車両用保護装置。
  2. 【請求項2】 車両に所定値以上の衝撃が加わった場合
    に、ガス発生剤に点火して、発生したガスによりエアバ
    ッグ等の保護具を駆動する車両用保護装置であって、 電源とアースとの間に接続され、流れる電流の値が所定
    の閾値以上になった場合に前記ガス発生剤に点火をする
    スクイブと、 前記スクイブの電源側またはアース側の少なくとも一方
    に直列に接続され、前記スクイブに流れる電流の値を変
    化させ得る点火トランジスタと、 前記車両に前記所定値以上の衝撃が加わった場合には、
    前記スクイブに流れる電流の値が前記閾値以上の値とな
    るように前記点火トランジスタをオンさせて、それ以外
    の場合には、前記スクイブに流れる電流の値が前記閾値
    よりも低い値となるように前記点火トランジスタをオン
    させる点火トランジスタ制御手段と、 前記スクイブの少なくとも一端の電位を検出し、その検
    出値に基づいて前記点火トランジスタの故障診断を行う
    点火トランジスタ故障診断手段と、 を備える車両用保護装置。
JP14394295A 1995-05-17 1995-05-17 車両用保護装置 Pending JPH08310338A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000203371A (ja) * 1999-01-19 2000-07-25 Tokai Rika Co Ltd エアバッグ衝突判定システム
US6495930B1 (en) * 1998-05-20 2002-12-17 Siemens Aktiengesellschaft Method and apparatus for checking an electric circuit, in particular an ignition circuit of a motor vehicle occupant protection system
JP2012025231A (ja) * 2010-07-21 2012-02-09 Denso Corp 車両用乗員保護装置
JP2019023011A (ja) * 2017-07-24 2019-02-14 本田技研工業株式会社 ステアリングホイールユニット

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