JP3342303B2 - 内燃機関の点火装置 - Google Patents
内燃機関の点火装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の点火装置
に関し、特に、イオン電流による失火検出を行ない得る
内燃機関の点火装置に係る。
に関し、特に、イオン電流による失火検出を行ない得る
内燃機関の点火装置に係る。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の点火装置は、一般的に、点火
制御回路により内燃機関の運転状態に基づく点火タイミ
ング信号に応じて一次コイルの一次電流を断続し、これ
により二次コイルに発生した高電圧を、内燃機関の各気
筒に設けた点火プラグに供給して火花放電を発生させ、
各気筒内の混合気に点火するように構成されている。そ
して、各点火プラグ毎に点火コイルを設ける点火装置が
普及している。
制御回路により内燃機関の運転状態に基づく点火タイミ
ング信号に応じて一次コイルの一次電流を断続し、これ
により二次コイルに発生した高電圧を、内燃機関の各気
筒に設けた点火プラグに供給して火花放電を発生させ、
各気筒内の混合気に点火するように構成されている。そ
して、各点火プラグ毎に点火コイルを設ける点火装置が
普及している。
【0003】更に、近時の点火装置においては適切な失
火検出を行なう手段の確立が要請され、従前のクランク
シャフトの回転速度に基づく所謂ΔNe法に代る失火検
出手段の開発が急務となっている。この中で、イオン信
号検出回路を用いた失火検出手段が注目されている。こ
の検出原理は、内燃機関のシリンダ内の火炎中に種々の
イオンが存在するため、電位を有する電極を火炎中に配
置したときに電流が流れることを利用したものである。
従って、イオン電流もしくはこれを電圧に変換したイオ
ン信号を検出するため、イオン信号検出回路が用いられ
る。この電流検出には点火プラグの電極を用いることが
できるので、新たにセンサを設ける必要がなく容易に失
火検出手段に適用することができる。
火検出を行なう手段の確立が要請され、従前のクランク
シャフトの回転速度に基づく所謂ΔNe法に代る失火検
出手段の開発が急務となっている。この中で、イオン信
号検出回路を用いた失火検出手段が注目されている。こ
の検出原理は、内燃機関のシリンダ内の火炎中に種々の
イオンが存在するため、電位を有する電極を火炎中に配
置したときに電流が流れることを利用したものである。
従って、イオン電流もしくはこれを電圧に変換したイオ
ン信号を検出するため、イオン信号検出回路が用いられ
る。この電流検出には点火プラグの電極を用いることが
できるので、新たにセンサを設ける必要がなく容易に失
火検出手段に適用することができる。
【0004】例えば、特開平7−91357号公報に
は、燃焼イオン化測定をエンジン位置に同期させ、燃焼
イオン化測定を行ない、燃焼イオン化測定に基づいて不
点火(失火)が発生したか否かを決定し、不点火の発生
による触媒損傷及び所定の試験を行ない、内燃機関のシ
リンダ内の不点火を検出する方法が提案されている。
は、燃焼イオン化測定をエンジン位置に同期させ、燃焼
イオン化測定を行ない、燃焼イオン化測定に基づいて不
点火(失火)が発生したか否かを決定し、不点火の発生
による触媒損傷及び所定の試験を行ない、内燃機関のシ
リンダ内の不点火を検出する方法が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図6はイオン信号検出
回路を備えた一般的な点火装置の基本構成を示すもの
で、点火コイルによる火花放電時の放電電流をコンデン
サに充電し、この充電電圧をバイアス電圧として点火プ
ラグに印加してイオン電流の検出に供するように構成し
たものである。即ち、一次コイルL1及び二次コイルL
2を有する点火コイル1と、一次コイルL1の一端に接
続し一次電流を断続する点火制御回路(イグナイタ、あ
るいはイグニッションモジュールとも呼ばれる)2と、
この点火制御回路2に接続し内燃機関(図示せず)の運
転状態に応じた点火タイミング信号を出力するエンジン
コントロールユニットECUを有し、一次コイルL1の
他端に電源Vccが接続され、二次コイルL2の一端に点
火プラグ3が接続されている。そして、二次コイルL2
側には更にイオン信号検出回路4が介装されている。即
ち、コンデンサC1が二次コイルL2の他端に接続さ
れ、抵抗R1がコンデンサC1に接続されており、更に
コンデンサC1に対し並列にツェナーダイオードZD1
が接続されると共に、これらがツェナーダイオードZD
2を介して接地されている。
回路を備えた一般的な点火装置の基本構成を示すもの
で、点火コイルによる火花放電時の放電電流をコンデン
サに充電し、この充電電圧をバイアス電圧として点火プ
ラグに印加してイオン電流の検出に供するように構成し
たものである。即ち、一次コイルL1及び二次コイルL
2を有する点火コイル1と、一次コイルL1の一端に接
続し一次電流を断続する点火制御回路(イグナイタ、あ
るいはイグニッションモジュールとも呼ばれる)2と、
この点火制御回路2に接続し内燃機関(図示せず)の運
転状態に応じた点火タイミング信号を出力するエンジン
コントロールユニットECUを有し、一次コイルL1の
他端に電源Vccが接続され、二次コイルL2の一端に点
火プラグ3が接続されている。そして、二次コイルL2
側には更にイオン信号検出回路4が介装されている。即
ち、コンデンサC1が二次コイルL2の他端に接続さ
れ、抵抗R1がコンデンサC1に接続されており、更に
コンデンサC1に対し並列にツェナーダイオードZD1
が接続されると共に、これらがツェナーダイオードZD
2を介して接地されている。
【0006】而して、図6の点火装置においては、エン
ジンコントロールユニットECUから点火タイミング信
号IGtが点火制御回路2に供給され、この点火タイミ
ング信号に応じてダーリントントランジスタDTRがオ
ンオフ制御され、一次コイルL1の一次電流が断続され
る。この一次電流の断続に応じ、二次コイルL2側に逆
起電力が誘起されて高電圧が発生し、この高電圧が点火
プラグ3の電極間に印加され火花放電が生ずる。これに
より、点火プラグ3、二次コイルL2、コンデンサC
1、ツェナーダイオードZD2そしてグラウンド(接地
側)に電流が流れる。このとき、ツェナーダイオードZ
D1によって、バイアス電圧がコンデンサC1の耐電圧
以下に制限されると共に、バイアス電圧の変動が抑えら
れる。また、ツェナーダイオードZD2の存在によりコ
ンデンサC1への充電が迅速に行なわれる。
ジンコントロールユニットECUから点火タイミング信
号IGtが点火制御回路2に供給され、この点火タイミ
ング信号に応じてダーリントントランジスタDTRがオ
ンオフ制御され、一次コイルL1の一次電流が断続され
る。この一次電流の断続に応じ、二次コイルL2側に逆
起電力が誘起されて高電圧が発生し、この高電圧が点火
プラグ3の電極間に印加され火花放電が生ずる。これに
より、点火プラグ3、二次コイルL2、コンデンサC
1、ツェナーダイオードZD2そしてグラウンド(接地
側)に電流が流れる。このとき、ツェナーダイオードZ
D1によって、バイアス電圧がコンデンサC1の耐電圧
以下に制限されると共に、バイアス電圧の変動が抑えら
れる。また、ツェナーダイオードZD2の存在によりコ
ンデンサC1への充電が迅速に行なわれる。
【0007】そして、点火プラグ3にて火花放電が行な
われ、シリンダ内にて混合気の燃焼、爆発が正常に行な
われた場合には、シリンダ内の圧力及び温度が上昇し点
火プラグ3の電極部周辺には前述のようにイオンが生ず
る。このとき、コンデンサC1は100乃至数100V
に充電されており、この充電電圧がバイアス電圧として
点火プラグ3に印加されているので、抵抗R1、コンデ
ンサC1、二次コイルL2、点火プラグ3そしてグラウ
ンドという放電回路を介して放電電流が流れる。この電
流は抵抗R1にて負電圧として検出される。これに対
し、シリンダ内の燃焼が不十分で正常な爆発が行なわれ
ず、所謂失火が生じた場合には、シリンダ内の圧力上昇
及び温度上昇が小さいので点火プラグ3の電極部周辺に
はイオンが存在しない。このため、点火プラグ3の電極
間のエアギャップの抵抗が大となるので、コンデンサC
1の放電電流が流れることはなく、抵抗R1における電
圧変化は生じない。このようにして、内燃機関の失火が
検出される。
われ、シリンダ内にて混合気の燃焼、爆発が正常に行な
われた場合には、シリンダ内の圧力及び温度が上昇し点
火プラグ3の電極部周辺には前述のようにイオンが生ず
る。このとき、コンデンサC1は100乃至数100V
に充電されており、この充電電圧がバイアス電圧として
点火プラグ3に印加されているので、抵抗R1、コンデ
ンサC1、二次コイルL2、点火プラグ3そしてグラウ
ンドという放電回路を介して放電電流が流れる。この電
流は抵抗R1にて負電圧として検出される。これに対
し、シリンダ内の燃焼が不十分で正常な爆発が行なわれ
ず、所謂失火が生じた場合には、シリンダ内の圧力上昇
及び温度上昇が小さいので点火プラグ3の電極部周辺に
はイオンが存在しない。このため、点火プラグ3の電極
間のエアギャップの抵抗が大となるので、コンデンサC
1の放電電流が流れることはなく、抵抗R1における電
圧変化は生じない。このようにして、内燃機関の失火が
検出される。
【0008】上記図6の点火装置におけるイオン信号に
よる失火検出作動を図7乃至図9を参照して説明する。
尚、図7は図6の回路中に示した各信号の動作波形を示
す。先ず、図示しない内燃機関の回転に応じエンジンコ
ントロールユニットECUから方形波電圧信号の点火タ
イミング信号IGtが出力される。この点火タイミング
信号IGtがハイレベル(H)となったt1時点で点火
制御回路2のダーリントントランジスタDTRが導通
し、一次コイルL1に対する一次電流PRcの供給が開
始され、点火タイミング信号IGtがローレベル(L)
となるt3時点まで供給される。尚、t2時は一次電流
PRcに対する定電流制御が開始した時点を表し、PR
vは一次コイルL1の電圧を表す。
よる失火検出作動を図7乃至図9を参照して説明する。
尚、図7は図6の回路中に示した各信号の動作波形を示
す。先ず、図示しない内燃機関の回転に応じエンジンコ
ントロールユニットECUから方形波電圧信号の点火タ
イミング信号IGtが出力される。この点火タイミング
信号IGtがハイレベル(H)となったt1時点で点火
制御回路2のダーリントントランジスタDTRが導通
し、一次コイルL1に対する一次電流PRcの供給が開
始され、点火タイミング信号IGtがローレベル(L)
となるt3時点まで供給される。尚、t2時は一次電流
PRcに対する定電流制御が開始した時点を表し、PR
vは一次コイルL1の電圧を表す。
【0009】t3時に点火タイミング信号IGtがロー
レベル(L)となると、二次コイルL2に約35kVの
高電圧が誘起される。これにより、点火プラグ3の放電
電圧に達し、t3時直後に放電電流が流れる(図示省
略)。この放電に伴い二次コイルL2に流れる二次電流
によってコンデンサC1が充電され、ツェナーダイオー
ドZD1の設定電圧まで上昇し、その電圧がバイアス電
圧Vbとして維持される。而して、点火プラグ3の電極
部に火花放電が生じ、シリンダ内の圧縮混合気が着火さ
れる。これにより混合気が爆発し、シリンダ内の温度と
圧力上昇に伴いイオン電流が流れる。このイオン電流は
抵抗R1の電圧降下として検出され、図7に示す電圧信
号のイオン信号INvとなる。
レベル(L)となると、二次コイルL2に約35kVの
高電圧が誘起される。これにより、点火プラグ3の放電
電圧に達し、t3時直後に放電電流が流れる(図示省
略)。この放電に伴い二次コイルL2に流れる二次電流
によってコンデンサC1が充電され、ツェナーダイオー
ドZD1の設定電圧まで上昇し、その電圧がバイアス電
圧Vbとして維持される。而して、点火プラグ3の電極
部に火花放電が生じ、シリンダ内の圧縮混合気が着火さ
れる。これにより混合気が爆発し、シリンダ内の温度と
圧力上昇に伴いイオン電流が流れる。このイオン電流は
抵抗R1の電圧降下として検出され、図7に示す電圧信
号のイオン信号INvとなる。
【0010】即ち、シリンダ内で燃焼が生じたか否か
(点火か失火か)は、内燃機関に燃料を供給して点火し
たファイアリング時における図8に示す特性と、燃料を
供給することなくモータによって駆動したモータリング
時の特性を対比すれば、燃焼が生じたときには、図8に
Fsで示すイオン電流による電圧降下(以下、火花放電
信号Fsという)が表れることから、容易に判別され
る。
(点火か失火か)は、内燃機関に燃料を供給して点火し
たファイアリング時における図8に示す特性と、燃料を
供給することなくモータによって駆動したモータリング
時の特性を対比すれば、燃焼が生じたときには、図8に
Fsで示すイオン電流による電圧降下(以下、火花放電
信号Fsという)が表れることから、容易に判別され
る。
【0011】然し乍ら、図8及び図9の何れにおいて
も、Na,Nb,Ncで示したようにノイズが含まれて
いるので、火花放電信号Fsを識別することは困難であ
る。例えば、信号のピーク値で比較するピーク値判定法
ではノイズの方が大となる場合があるので、火花放電信
号Fsを特定出来ない。また、火花放電信号Fsの変化
量を面積に換算して判定する面積法によっても、火花放
電信号Fsとノイズとの差が小さい場合には火花放電信
号Fsの特定が困難となる。尚、後述するように回路設
計によっては種々のノイズが生じ得るが、これらについ
ては個々に対応できる。
も、Na,Nb,Ncで示したようにノイズが含まれて
いるので、火花放電信号Fsを識別することは困難であ
る。例えば、信号のピーク値で比較するピーク値判定法
ではノイズの方が大となる場合があるので、火花放電信
号Fsを特定出来ない。また、火花放電信号Fsの変化
量を面積に換算して判定する面積法によっても、火花放
電信号Fsとノイズとの差が小さい場合には火花放電信
号Fsの特定が困難となる。尚、後述するように回路設
計によっては種々のノイズが生じ得るが、これらについ
ては個々に対応できる。
【0012】上記のノイズNa,Nb,Ncは、図7に
示すように夫々発生時期を特定することができる。即
ち、ノイズNaは一次電流PRcの供給開始時点、ノイ
ズNbは(点火タイミング信号IGtがローレベルとな
った後で)放電が終了した時点、ノイズNcは一次電流
PRcに対する定電流制御が開始した時点に、夫々発生
することが分かる。従って、各ノイズの発生時期に応じ
てイオン信号検出回路を調整することによって、失火検
出時のノイズを除去することが可能である。特に、ノイ
ズNbは正確には一次電圧の終了時点に生じ、しかも一
次電圧の終了時点は点火毎の燃焼状態によって区々とな
る。このため、ノイズの除去が長すぎるとイオン信号ま
で除去することにもなりかねない。従って、一次電圧の
終了時点を基準にノイズの除去を行なうことが望まし
い。
示すように夫々発生時期を特定することができる。即
ち、ノイズNaは一次電流PRcの供給開始時点、ノイ
ズNbは(点火タイミング信号IGtがローレベルとな
った後で)放電が終了した時点、ノイズNcは一次電流
PRcに対する定電流制御が開始した時点に、夫々発生
することが分かる。従って、各ノイズの発生時期に応じ
てイオン信号検出回路を調整することによって、失火検
出時のノイズを除去することが可能である。特に、ノイ
ズNbは正確には一次電圧の終了時点に生じ、しかも一
次電圧の終了時点は点火毎の燃焼状態によって区々とな
る。このため、ノイズの除去が長すぎるとイオン信号ま
で除去することにもなりかねない。従って、一次電圧の
終了時点を基準にノイズの除去を行なうことが望まし
い。
【0013】そこで、本発明は、イオン信号検出回路を
備えた内燃機関の点火装置において、イオン信号に対す
るノイズを除去し、確実にイオン信号を検出することに
よって、適切に失火検出を行ない得る点火装置を提供す
ることを課題とする。
備えた内燃機関の点火装置において、イオン信号に対す
るノイズを除去し、確実にイオン信号を検出することに
よって、適切に失火検出を行ない得る点火装置を提供す
ることを課題とする。
【0014】また、本発明は、特にイオン信号の発生時
期に近接して発生するノイズを除去し、点火毎の燃焼状
態に応じて適切に失火検出を行ない得る点火装置を提供
することを課題とする。
期に近接して発生するノイズを除去し、点火毎の燃焼状
態に応じて適切に失火検出を行ない得る点火装置を提供
することを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
め、本発明は、一次コイル及び二次コイルを有する点火
コイルと、前記一次コイルに接続し点火タイミング信号
に応じて一次電流を断続制御する点火制御回路と、前記
二次コイルに接続し少くとも一対の電極を有する点火プ
ラグと、該点火プラグ及び前記二次コイルを含む二次回
路と、該二次回路に介装し前記点火プラグ近傍のイオン
に応じた電流を電圧信号に変換してイオン信号を検出す
るイオン信号検出回路を備えた内燃機関の点火装置にお
いて、前記イオン信号検出回路に接続し前記イオン信号
を増幅して出力する演算増幅器と、該演算増幅器のゲイ
ンを調整するゲイン調整回路と、該ゲイン調整回路に対
し、少くとも前記一次コイルに電圧が生じている間、及
び前記一次コイルの電圧消失後の所定時間の間は、前記
一次コイルに電圧が生じていないときに比し前記演算増
幅器のゲインが低くなるように設定するゲイン設定回路
とを備えることとしたものである。
め、本発明は、一次コイル及び二次コイルを有する点火
コイルと、前記一次コイルに接続し点火タイミング信号
に応じて一次電流を断続制御する点火制御回路と、前記
二次コイルに接続し少くとも一対の電極を有する点火プ
ラグと、該点火プラグ及び前記二次コイルを含む二次回
路と、該二次回路に介装し前記点火プラグ近傍のイオン
に応じた電流を電圧信号に変換してイオン信号を検出す
るイオン信号検出回路を備えた内燃機関の点火装置にお
いて、前記イオン信号検出回路に接続し前記イオン信号
を増幅して出力する演算増幅器と、該演算増幅器のゲイ
ンを調整するゲイン調整回路と、該ゲイン調整回路に対
し、少くとも前記一次コイルに電圧が生じている間、及
び前記一次コイルの電圧消失後の所定時間の間は、前記
一次コイルに電圧が生じていないときに比し前記演算増
幅器のゲインが低くなるように設定するゲイン設定回路
とを備えることとしたものである。
【0016】そして、前記ゲイン調整回路は、前記演算
増幅器に並列に接続した少くとも第1の帰還抵抗と、該
第1の帰還抵抗とは異なる抵抗値を有し当該第1の帰還
抵抗に対して並列に接続した第2の帰還抵抗と、前記演
算増幅器に対して前記第1及び第2の帰還抵抗の何れか
一方を導通し他方を遮断するように切換えるスイッチ手
段を備えたものとし、前記ゲイン設定回路は、前記一次
コイルの電圧を検出して検出信号を出力する一次電圧検
出回路と、該一次電圧検出回路の検出信号消失後の所定
時間の間遅延信号を出力する遅延回路を備えたものと
し、前記ゲイン設定回路が少くとも前記検出信号及び前
記遅延信号を出力している間は、前記スイッチ手段が、
前記第1及び第2の帰還抵抗のうち抵抗値が低い側の帰
還抵抗を導通するように切換えることとしている。
増幅器に並列に接続した少くとも第1の帰還抵抗と、該
第1の帰還抵抗とは異なる抵抗値を有し当該第1の帰還
抵抗に対して並列に接続した第2の帰還抵抗と、前記演
算増幅器に対して前記第1及び第2の帰還抵抗の何れか
一方を導通し他方を遮断するように切換えるスイッチ手
段を備えたものとし、前記ゲイン設定回路は、前記一次
コイルの電圧を検出して検出信号を出力する一次電圧検
出回路と、該一次電圧検出回路の検出信号消失後の所定
時間の間遅延信号を出力する遅延回路を備えたものと
し、前記ゲイン設定回路が少くとも前記検出信号及び前
記遅延信号を出力している間は、前記スイッチ手段が、
前記第1及び第2の帰還抵抗のうち抵抗値が低い側の帰
還抵抗を導通するように切換えることとしている。
【0017】例えば、前記第1の帰還抵抗より小さい抵
抗値を有する前記第2の帰還抵抗と、常開のアナログス
イッチとを直列に接続し、これらを前記演算増幅器に対
して並列に接続し、少くとも前記検出信号及び前記遅延
信号が出力している間は前記ゲイン調整回路の前記スイ
ッチ手段を閉成するように構成することができる。ある
いは、前記第1及び前記第2の帰還抵抗に夫々第1及び
第2のアナログスイッチを直列に接続し、これらを前記
演算増幅器に対して夫々並列に接続し、常時は第1のア
ナログスイッチを閉成すると共に第2のアナログスイッ
チを開放し、少くとも前記検出信号及び前記遅延信号が
出力している間は第1のアナログスイッチを開放すると
共に第2のアナログスイッチを閉成するように構成する
こともできる。
抗値を有する前記第2の帰還抵抗と、常開のアナログス
イッチとを直列に接続し、これらを前記演算増幅器に対
して並列に接続し、少くとも前記検出信号及び前記遅延
信号が出力している間は前記ゲイン調整回路の前記スイ
ッチ手段を閉成するように構成することができる。ある
いは、前記第1及び前記第2の帰還抵抗に夫々第1及び
第2のアナログスイッチを直列に接続し、これらを前記
演算増幅器に対して夫々並列に接続し、常時は第1のア
ナログスイッチを閉成すると共に第2のアナログスイッ
チを開放し、少くとも前記検出信号及び前記遅延信号が
出力している間は第1のアナログスイッチを開放すると
共に第2のアナログスイッチを閉成するように構成する
こともできる。
【0018】前記内燃機関の点火装置において、請求項
2に記載のように、前記ゲイン設定回路が、前記点火制
御回路の点火タイミング信号、前記一次電圧検出回路の
検出信号及び前記遅延回路の遅延信号の論理和に基づき
前記スイッチ手段を切換えるように構成してもよい。
2に記載のように、前記ゲイン設定回路が、前記点火制
御回路の点火タイミング信号、前記一次電圧検出回路の
検出信号及び前記遅延回路の遅延信号の論理和に基づき
前記スイッチ手段を切換えるように構成してもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の内燃機関の点火装
置の実施形態を図面を参照して説明する。図1は本発明
の一実施形態を示すもので、一次コイルL1及び二次コ
イルL2を有する点火コイル1と、一次コイルL1の一
端にダーリントントランジスタDTRを接続し点火タイ
ミング信号に応じて一次電流を断続制御する点火制御回
路2と、この点火制御回路2に接続し点火時期に応じた
点火タイミング信号を出力するエンジンコントロールユ
ニットECUを備えている。また、少くとも一対の電極
を有し、二次コイルL2の一端に一方の電極を接続する
点火プラグ3と、この点火プラグ3及び二次コイルL2
を含む二次回路を備えている。二次回路にはイオン信号
検出回路4が介装され、ここで点火プラグ3近傍のイオ
ンに応じたイオン電流が検出される。このイオン電流
は、抵抗R1及び演算増幅器たるオペアンプOP1を介
して電圧信号に変換されて増幅される。尚、一次コイル
L1の他端には電源(Vcc)が接続され、点火プラグ3
の他方の電極は接地されている。
置の実施形態を図面を参照して説明する。図1は本発明
の一実施形態を示すもので、一次コイルL1及び二次コ
イルL2を有する点火コイル1と、一次コイルL1の一
端にダーリントントランジスタDTRを接続し点火タイ
ミング信号に応じて一次電流を断続制御する点火制御回
路2と、この点火制御回路2に接続し点火時期に応じた
点火タイミング信号を出力するエンジンコントロールユ
ニットECUを備えている。また、少くとも一対の電極
を有し、二次コイルL2の一端に一方の電極を接続する
点火プラグ3と、この点火プラグ3及び二次コイルL2
を含む二次回路を備えている。二次回路にはイオン信号
検出回路4が介装され、ここで点火プラグ3近傍のイオ
ンに応じたイオン電流が検出される。このイオン電流
は、抵抗R1及び演算増幅器たるオペアンプOP1を介
して電圧信号に変換されて増幅される。尚、一次コイル
L1の他端には電源(Vcc)が接続され、点火プラグ3
の他方の電極は接地されている。
【0020】イオン信号検出回路4においては、コンデ
ンサC1が二次コイルL2の他端に接続され、コンデン
サC1に対し直列に抵抗R1が接続され、更にコンデン
サC1に対し並列にツェナーダイオードZD1が接続さ
れており、これらがツェナーダイオードZD2を介して
接地されている。そして、抵抗R1側はオペアンプOP
1の反転入力端子に接続され、オペアンプOP1の非反
転入力端子は接地され、出力端子OTから点火信号が出
力されるように構成されている。このオペアンプOP1
に対し、第1の帰還抵抗R2が並列に接続されて反転増
幅回路が構成されると共に、コンデンサC2が並列に接
続されている。これら第1の帰還抵抗R2及びコンデン
サC2を含み、オペアンプOP1のゲインを調整するゲ
イン調整回路5が構成されている。
ンサC1が二次コイルL2の他端に接続され、コンデン
サC1に対し直列に抵抗R1が接続され、更にコンデン
サC1に対し並列にツェナーダイオードZD1が接続さ
れており、これらがツェナーダイオードZD2を介して
接地されている。そして、抵抗R1側はオペアンプOP
1の反転入力端子に接続され、オペアンプOP1の非反
転入力端子は接地され、出力端子OTから点火信号が出
力されるように構成されている。このオペアンプOP1
に対し、第1の帰還抵抗R2が並列に接続されて反転増
幅回路が構成されると共に、コンデンサC2が並列に接
続されている。これら第1の帰還抵抗R2及びコンデン
サC2を含み、オペアンプOP1のゲインを調整するゲ
イン調整回路5が構成されている。
【0021】更に、ゲイン調整回路5は、第1の帰還抵
抗R2に比し格段に低い抵抗値を有する第2の帰還抵抗
R3、コンデンサC3及びアナログスイッチASの直列
回路を備え、この直列回路がオペアンプOP1(並びに
第1の帰還抵抗R2及びコンデンサC2)に対して並列
に接続されている。コンデンサC2は微小ノイズを除去
するもので、所謂ローパスフィルタを構成するものであ
る。また、コンデンサC3は、後述するようにゲインを
調整しても微小ノイズが残るので、これを低減するため
に設けられている。そして、ゲイン調整回路5に対し、
点火タイミング信号に応じてオペアンプOP1のゲイン
を設定するゲイン設定回路6が設けられている。
抗R2に比し格段に低い抵抗値を有する第2の帰還抵抗
R3、コンデンサC3及びアナログスイッチASの直列
回路を備え、この直列回路がオペアンプOP1(並びに
第1の帰還抵抗R2及びコンデンサC2)に対して並列
に接続されている。コンデンサC2は微小ノイズを除去
するもので、所謂ローパスフィルタを構成するものであ
る。また、コンデンサC3は、後述するようにゲインを
調整しても微小ノイズが残るので、これを低減するため
に設けられている。そして、ゲイン調整回路5に対し、
点火タイミング信号に応じてオペアンプOP1のゲイン
を設定するゲイン設定回路6が設けられている。
【0022】ゲイン設定回路6は、オア回路ORGと、
この入力側に接続されるオペアンプOP3等から成り、
一次電圧検出回路6aと遅延回路6bが構成されてい
る。図1に示すように、オア回路ORGには、点火タイ
ミング信号IGtがそのまま、あるいは適宜バッファ
(図示せず)等を介し、点火タイミング信号IGtに同
期した点火入力信号GIaが入力するように接続されて
いる。一次電圧検出回路6aは、一次コイルL1の接地
側が抵抗R4,R5を介してオペアンプOP2の反転入
力端子に接続され、抵抗R4と抵抗R5との接続点は抵
抗R6を介して接地されている。オペアンプOP2の非
反転入力端子は抵抗R7と抵抗R8の接続点に接続され
ており、これらによって電源電圧Vccが分圧された電圧
が非反転入力端子に印加される。オペアンプOP2の出
力端子は、エミッタ接地のトランジスタTr1のベース
に接続され、トランジスタTr1のコレクタ側は抵抗R
9を介して電源(Vcc)に接続されている。そして、ト
ランジスタTr1と抵抗R9の接続点がオア回路ORG
の入力側に接続されると共に、遅延回路6bのトランジ
スタTr2のベースに接続されている。従って、オペア
ンプOP2からは、図2に示すように、一次電圧信号P
Rvが所定のスレショルドレベルを超えているときにハ
イレベル(H)となる検出信号GIcが出力され、この
検出信号GIcがオア回路ORGに入力される。
この入力側に接続されるオペアンプOP3等から成り、
一次電圧検出回路6aと遅延回路6bが構成されてい
る。図1に示すように、オア回路ORGには、点火タイ
ミング信号IGtがそのまま、あるいは適宜バッファ
(図示せず)等を介し、点火タイミング信号IGtに同
期した点火入力信号GIaが入力するように接続されて
いる。一次電圧検出回路6aは、一次コイルL1の接地
側が抵抗R4,R5を介してオペアンプOP2の反転入
力端子に接続され、抵抗R4と抵抗R5との接続点は抵
抗R6を介して接地されている。オペアンプOP2の非
反転入力端子は抵抗R7と抵抗R8の接続点に接続され
ており、これらによって電源電圧Vccが分圧された電圧
が非反転入力端子に印加される。オペアンプOP2の出
力端子は、エミッタ接地のトランジスタTr1のベース
に接続され、トランジスタTr1のコレクタ側は抵抗R
9を介して電源(Vcc)に接続されている。そして、ト
ランジスタTr1と抵抗R9の接続点がオア回路ORG
の入力側に接続されると共に、遅延回路6bのトランジ
スタTr2のベースに接続されている。従って、オペア
ンプOP2からは、図2に示すように、一次電圧信号P
Rvが所定のスレショルドレベルを超えているときにハ
イレベル(H)となる検出信号GIcが出力され、この
検出信号GIcがオア回路ORGに入力される。
【0023】遅延回路6bにおいては、トランジスタT
r2のコレクタ−エミッタ間に並列にコンデンサC4が
接続され、コレクタ側がオペアンプOP3の反転入力端
子に接続されている。オペアンプOP3の非反転入力端
子は抵抗R10と抵抗R11の接続点に接続されてお
り、これらによって電源電圧Vccが分圧された電圧が非
反転入力端子に印加される。また、コンデンサC4、ト
ランジスタTr2及びオペアンプOP3の反転入力端子
は定電流回路SC1を介して電源(Vcc)に接続されて
いる。而して、図2に示すように、オペアンプOP2の
出力である検出信号GIcが立ち下がってから所定時間
tdの間、オペアンプOP3の出力信号である遅延信号
GIbがオン(ハイレベル)となる。この所定時間td
は、例えば100μsecに設定され、図2に示すよう
にノイズNbを包含し得る時間に設定される。
r2のコレクタ−エミッタ間に並列にコンデンサC4が
接続され、コレクタ側がオペアンプOP3の反転入力端
子に接続されている。オペアンプOP3の非反転入力端
子は抵抗R10と抵抗R11の接続点に接続されてお
り、これらによって電源電圧Vccが分圧された電圧が非
反転入力端子に印加される。また、コンデンサC4、ト
ランジスタTr2及びオペアンプOP3の反転入力端子
は定電流回路SC1を介して電源(Vcc)に接続されて
いる。而して、図2に示すように、オペアンプOP2の
出力である検出信号GIcが立ち下がってから所定時間
tdの間、オペアンプOP3の出力信号である遅延信号
GIbがオン(ハイレベル)となる。この所定時間td
は、例えば100μsecに設定され、図2に示すよう
にノイズNbを包含し得る時間に設定される。
【0024】LC共振縮小回路7は、一次電圧終了時の
LC共振を縮小してイオン信号への影響を防止すべく、
点火タイミング信号IGtがオフ(ローレベル)となっ
た後、例えば100μsec経過してから次の点火タイ
ミング信号IGtがオン(ハイレベル)となるまでの間
一次コイルL1を短絡するものである。トランジスタT
r3のコレクタ−エミッタ間に並列にコンデンサC5が
接続され、コレクタ側がオペアンプOP4の反転入力端
子に接続されている。オペアンプOP4の非反転入力端
子は抵抗R12と抵抗R13の接続点に接続されてお
り、これらによって電源電圧Vccが分圧された電圧が非
反転入力端子に印加される。また、コンデンサC5、ト
ランジスタTr3及びオペアンプOP4の反転入力端子
は定電流回路SC2を介して電源(Vcc)に接続されて
いる。そして、オペアンプOP4の出力端子がトランジ
スタTr4のベースに接続され、トランジスタTr4の
コレクタ側は抵抗R14を介して電源(Vcc)に接続さ
れている。そして、トランジスタTr4と抵抗R14の
接続点が電解効果トランジスタFETに接続されてい
る。この電解効果トランジスタFETは抵抗R15と共
に、一次コイルL1に対して並列に接続されており、電
解効果トランジスタFETがオンとなると一次コイルL
1が短絡されるように構成されている。
LC共振を縮小してイオン信号への影響を防止すべく、
点火タイミング信号IGtがオフ(ローレベル)となっ
た後、例えば100μsec経過してから次の点火タイ
ミング信号IGtがオン(ハイレベル)となるまでの間
一次コイルL1を短絡するものである。トランジスタT
r3のコレクタ−エミッタ間に並列にコンデンサC5が
接続され、コレクタ側がオペアンプOP4の反転入力端
子に接続されている。オペアンプOP4の非反転入力端
子は抵抗R12と抵抗R13の接続点に接続されてお
り、これらによって電源電圧Vccが分圧された電圧が非
反転入力端子に印加される。また、コンデンサC5、ト
ランジスタTr3及びオペアンプOP4の反転入力端子
は定電流回路SC2を介して電源(Vcc)に接続されて
いる。そして、オペアンプOP4の出力端子がトランジ
スタTr4のベースに接続され、トランジスタTr4の
コレクタ側は抵抗R14を介して電源(Vcc)に接続さ
れている。そして、トランジスタTr4と抵抗R14の
接続点が電解効果トランジスタFETに接続されてい
る。この電解効果トランジスタFETは抵抗R15と共
に、一次コイルL1に対して並列に接続されており、電
解効果トランジスタFETがオンとなると一次コイルL
1が短絡されるように構成されている。
【0025】以上の構成になる点火装置によれば、内燃
機関(図示せず)の回転に応じエンジンコントロールユ
ニットECUから点火タイミング信号IGtが出力され
る。この点火タイミング信号IGtに応じて一次コイル
L1の一次電流が断続されると、二次コイルL2側に高
電圧が発生し、点火プラグ3の電極間に印加される。こ
れにより、点火プラグ3にて火花放電が生じ、シリンダ
内にて混合気の燃焼、爆発が正常に行なわれた場合に
は、点火プラグ3の電極部周辺にはイオンが存在するの
で、二次回路に放電電流が流れる。この電流は抵抗R1
にて電圧信号として検出し得るが、このとき、ツェナー
ダイオードZD1によってコンデンサC1の耐電圧以下
に制限される。そして、電圧信号はオペアンプOP1の
反転増幅回路を介して反転増幅され、正常点火を表す電
圧信号として出力端子OTから出力される。これに対
し、シリンダ(図示せず)内に失火が生じた場合には、
点火プラグ3の電極部周辺にはイオンが存在しない。従
って、コンデンサC1の放電電流は流れず抵抗R1にお
ける電圧変化は生じないので、内燃機関の失火が検出さ
れる。
機関(図示せず)の回転に応じエンジンコントロールユ
ニットECUから点火タイミング信号IGtが出力され
る。この点火タイミング信号IGtに応じて一次コイル
L1の一次電流が断続されると、二次コイルL2側に高
電圧が発生し、点火プラグ3の電極間に印加される。こ
れにより、点火プラグ3にて火花放電が生じ、シリンダ
内にて混合気の燃焼、爆発が正常に行なわれた場合に
は、点火プラグ3の電極部周辺にはイオンが存在するの
で、二次回路に放電電流が流れる。この電流は抵抗R1
にて電圧信号として検出し得るが、このとき、ツェナー
ダイオードZD1によってコンデンサC1の耐電圧以下
に制限される。そして、電圧信号はオペアンプOP1の
反転増幅回路を介して反転増幅され、正常点火を表す電
圧信号として出力端子OTから出力される。これに対
し、シリンダ(図示せず)内に失火が生じた場合には、
点火プラグ3の電極部周辺にはイオンが存在しない。従
って、コンデンサC1の放電電流は流れず抵抗R1にお
ける電圧変化は生じないので、内燃機関の失火が検出さ
れる。
【0026】上記の失火検出に伴うノイズの発生及びこ
れの除去に係る作動を、図2に示した波形図を参照して
説明する。先ず、エンジンコントロールユニットECU
から出力される点火タイミング信号IGtがハイレベル
(H)となったt1時点で点火制御回路2のダーリント
ントランジスタDTRが導通し、一次コイルL1に対す
る一次電流の供給が開始され、点火タイミング信号IG
tがローレベル(L)となるt3時点まで供給される。
れの除去に係る作動を、図2に示した波形図を参照して
説明する。先ず、エンジンコントロールユニットECU
から出力される点火タイミング信号IGtがハイレベル
(H)となったt1時点で点火制御回路2のダーリント
ントランジスタDTRが導通し、一次コイルL1に対す
る一次電流の供給が開始され、点火タイミング信号IG
tがローレベル(L)となるt3時点まで供給される。
【0027】そして、t3時に点火タイミング信号IG
tがローレベル(L)となると、二次コイルL2に約3
5kVの高電圧が誘起され、点火プラグ3の放電電圧に
達するので、t3時直後に放電電流が流れる。この放電
に伴い二次コイルL2に流れる二次電流によってコンデ
ンサC1が充電され、ツェナーダイオードZD1の設定
電圧がバイアス電圧Vbとして維持されている。而し
て、点火プラグ3の電極部に火花放電が生じ、燃焼室
(図示せず)内の圧縮混合気が着火されると、混合気が
爆発し、シリンダ内の温度と圧力上昇に伴いイオン電流
が流れる。このイオン電流は抵抗R1の電圧降下として
検出され、オペアンプOP1で反転増幅される。
tがローレベル(L)となると、二次コイルL2に約3
5kVの高電圧が誘起され、点火プラグ3の放電電圧に
達するので、t3時直後に放電電流が流れる。この放電
に伴い二次コイルL2に流れる二次電流によってコンデ
ンサC1が充電され、ツェナーダイオードZD1の設定
電圧がバイアス電圧Vbとして維持されている。而し
て、点火プラグ3の電極部に火花放電が生じ、燃焼室
(図示せず)内の圧縮混合気が着火されると、混合気が
爆発し、シリンダ内の温度と圧力上昇に伴いイオン電流
が流れる。このイオン電流は抵抗R1の電圧降下として
検出され、オペアンプOP1で反転増幅される。
【0028】一方、オア回路ORGには、点火タイミン
グ信号IGtと同期して点火入力信号GIaが入力す
る。また、一次コイルL1の一次電流が供給されなくな
った時点でオペアンプOP2の出力によりトランジスタ
Tr1が導通し、図2に示す検出信号GIcがオア回路
ORGに入力する。更に、この検出信号GIcが消失し
た後(ローレベルとなった後)所定時間tdの間ハイレ
ベルとなる遅延信号GIbがオア回路ORGに入力す
る。結局、オア回路ORGへの上記の各入力信号に応じ
て、オア回路ORGから図2に示すゲイン調整信号GO
xが出力され、これが出力されている間(ハイレベルの
間)アナログスイッチASが導通(オン)する。而し
て、点火タイミング信号IGtの開始から一次電圧信号
PRvの終了後所定時間tdを経過するまでの間アナロ
グスイッチASがオンとされる。このアナログスイッチ
ASのオンによって、オペアンプOP1に対して第2の
帰還抵抗R3(<<R2)が導通し、オペアンプOP1
のゲインが低くなるので、図2に示すようにイオン信号
INc(図7のイオン信号INvを反転したもので、図
2では模式的に示している)は、ノイズNa乃至Ndが
消失し、燃焼状態を表す火花放電信号Fsのみとなる。
尚、本実施形態ではノイズNa乃至Ncの外、点火タイ
ミング信号IGtの終了時にノイズNdも発生するが、
回路構成によってはノイズNdは発生しない。
グ信号IGtと同期して点火入力信号GIaが入力す
る。また、一次コイルL1の一次電流が供給されなくな
った時点でオペアンプOP2の出力によりトランジスタ
Tr1が導通し、図2に示す検出信号GIcがオア回路
ORGに入力する。更に、この検出信号GIcが消失し
た後(ローレベルとなった後)所定時間tdの間ハイレ
ベルとなる遅延信号GIbがオア回路ORGに入力す
る。結局、オア回路ORGへの上記の各入力信号に応じ
て、オア回路ORGから図2に示すゲイン調整信号GO
xが出力され、これが出力されている間(ハイレベルの
間)アナログスイッチASが導通(オン)する。而し
て、点火タイミング信号IGtの開始から一次電圧信号
PRvの終了後所定時間tdを経過するまでの間アナロ
グスイッチASがオンとされる。このアナログスイッチ
ASのオンによって、オペアンプOP1に対して第2の
帰還抵抗R3(<<R2)が導通し、オペアンプOP1
のゲインが低くなるので、図2に示すようにイオン信号
INc(図7のイオン信号INvを反転したもので、図
2では模式的に示している)は、ノイズNa乃至Ndが
消失し、燃焼状態を表す火花放電信号Fsのみとなる。
尚、本実施形態ではノイズNa乃至Ncの外、点火タイ
ミング信号IGtの終了時にノイズNdも発生するが、
回路構成によってはノイズNdは発生しない。
【0029】次に、LC共振縮小回路7の作動を説明す
ると、一次電圧が終了して点火タイミング信号IGtが
オフ(ローレベル)となった後、例えば100μsec
経過してから次の点火タイミング信号IGtがオン(ハ
イレベル)となるまでの間、強制的に一次コイルL1が
短絡される。即ち、点火タイミング信号IGtのオフ
後、コンデンサC5及び抵抗R12,R13で決まる所
定時間Teの間、電解効果トランジスタFETがオンと
され、一次コイルL1が短絡される。これにより、一次
コイルL1及び抵抗R15を含む閉回路が形成され、一
次コイルL1の残留電流が抵抗R15で消費されるの
で、一次電圧信号PRvのノイズ、特に図2のt3時及
びt4時の直後に生ずるLC共振に起因するノイズが除
去され、正確な検出信号GIcが得られる。
ると、一次電圧が終了して点火タイミング信号IGtが
オフ(ローレベル)となった後、例えば100μsec
経過してから次の点火タイミング信号IGtがオン(ハ
イレベル)となるまでの間、強制的に一次コイルL1が
短絡される。即ち、点火タイミング信号IGtのオフ
後、コンデンサC5及び抵抗R12,R13で決まる所
定時間Teの間、電解効果トランジスタFETがオンと
され、一次コイルL1が短絡される。これにより、一次
コイルL1及び抵抗R15を含む閉回路が形成され、一
次コイルL1の残留電流が抵抗R15で消費されるの
で、一次電圧信号PRvのノイズ、特に図2のt3時及
びt4時の直後に生ずるLC共振に起因するノイズが除
去され、正確な検出信号GIcが得られる。
【0030】而して、上記の点火装置においては、イオ
ン信号INcの実際の波形は図3に示すようになり、基
準電圧Svと比較することによって容易に燃焼(点火)
状態が判別される。尚、このピーク値判定法の外、前述
の面積法を適用してもよく、後者によれば一層容易に燃
焼(点火)状態が判別される。即ち、火花放電信号の面
積を演算し、これが所定値以下のときは失火と判定する
ことにより、容易に失火検出を行なうことができる。
ン信号INcの実際の波形は図3に示すようになり、基
準電圧Svと比較することによって容易に燃焼(点火)
状態が判別される。尚、このピーク値判定法の外、前述
の面積法を適用してもよく、後者によれば一層容易に燃
焼(点火)状態が判別される。即ち、火花放電信号の面
積を演算し、これが所定値以下のときは失火と判定する
ことにより、容易に失火検出を行なうことができる。
【0031】図4は内燃機関の点火装置の他の実施形態
を示すもので、点火タイミング信号IGtを省略し、ゲ
イン設定回路6から図5に示すゲイン調整信号GOyを
出力するように構成したものである。図5に明らかなよ
うに、本実施形態ではノイズNa,Ncを除去すること
はできないが、これらは火花放電信号Fsとは峻別する
ことができるので、ノイズNa,Ncと区別してその存
否を判定することができる。その他の構成は図1の実施
形態と同様であるので、説明は省略する。
を示すもので、点火タイミング信号IGtを省略し、ゲ
イン設定回路6から図5に示すゲイン調整信号GOyを
出力するように構成したものである。図5に明らかなよ
うに、本実施形態ではノイズNa,Ncを除去すること
はできないが、これらは火花放電信号Fsとは峻別する
ことができるので、ノイズNa,Ncと区別してその存
否を判定することができる。その他の構成は図1の実施
形態と同様であるので、説明は省略する。
【0032】尚、上記の各実施形態においては、ゲイン
調整回路5におけるスイッチ手段としてアナログスイッ
チASを用いたが、これに限ることなく種々のスイッチ
手段を用いることができる。また、図1のアナログスイ
ッチASに換え、第1及び第2の帰還抵抗R2,R3に
夫々第1及び第2のアナログスイッチ(図示せず)を直
列に接続し、これらをオペアンプOP1に対して夫々並
列に接続し、常時は第1のアナログスイッチを閉成する
と共に第2のアナログスイッチを開放し、少くとも図2
に示す検出信号GIc及び遅延信号GIbが出力してい
る間(ハイレベルの間)は第1のアナログスイッチを開
放すると共に第2のアナログスイッチを閉成するように
構成することもできる。
調整回路5におけるスイッチ手段としてアナログスイッ
チASを用いたが、これに限ることなく種々のスイッチ
手段を用いることができる。また、図1のアナログスイ
ッチASに換え、第1及び第2の帰還抵抗R2,R3に
夫々第1及び第2のアナログスイッチ(図示せず)を直
列に接続し、これらをオペアンプOP1に対して夫々並
列に接続し、常時は第1のアナログスイッチを閉成する
と共に第2のアナログスイッチを開放し、少くとも図2
に示す検出信号GIc及び遅延信号GIbが出力してい
る間(ハイレベルの間)は第1のアナログスイッチを開
放すると共に第2のアナログスイッチを閉成するように
構成することもできる。
【0033】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で以下に記載の効果を奏する。即ち、本発明の内燃機関
の点火装置においては、演算増幅器のゲインを調整する
ゲイン調整回路に対し、少くとも一次コイルに電圧が生
じている間、及び一次コイルの電圧消失後の所定時間の
間は、一次コイルに電圧が生じていないときに比し演算
増幅器のゲインが低くなるように設定するゲイン設定回
路を備えており、一次コイルの電圧の状態に応じて適切
にゲインを調整することができるので、イオン信号を損
なうことなくノイズを含む信号部分のみのゲインを低下
させることができる。従って、点火毎の燃焼状態に応じ
てノイズを除去し、確実にイオン信号を検出することが
でき、適切に失火検出を行なうことができる。
で以下に記載の効果を奏する。即ち、本発明の内燃機関
の点火装置においては、演算増幅器のゲインを調整する
ゲイン調整回路に対し、少くとも一次コイルに電圧が生
じている間、及び一次コイルの電圧消失後の所定時間の
間は、一次コイルに電圧が生じていないときに比し演算
増幅器のゲインが低くなるように設定するゲイン設定回
路を備えており、一次コイルの電圧の状態に応じて適切
にゲインを調整することができるので、イオン信号を損
なうことなくノイズを含む信号部分のみのゲインを低下
させることができる。従って、点火毎の燃焼状態に応じ
てノイズを除去し、確実にイオン信号を検出することが
でき、適切に失火検出を行なうことができる。
【0034】特に、ゲイン設定回路が少くとも検出信号
及び遅延信号を出力している間は、スイッチ手段が、第
1及び第2の帰還抵抗のうち抵抗値が低い側の帰還抵抗
を導通するように切換えることとしているので、イオン
信号の発生時期に近接して発生するノイズを、一次電圧
の終了時点に基づく演算増幅器のゲイン調整により除去
し、点火毎の燃焼状態に応じて適切に失火検出を行なう
ことができる。
及び遅延信号を出力している間は、スイッチ手段が、第
1及び第2の帰還抵抗のうち抵抗値が低い側の帰還抵抗
を導通するように切換えることとしているので、イオン
信号の発生時期に近接して発生するノイズを、一次電圧
の終了時点に基づく演算増幅器のゲイン調整により除去
し、点火毎の燃焼状態に応じて適切に失火検出を行なう
ことができる。
【0035】更に、請求項2に係る内燃機関の点火装置
においては、点火タイミング信号、検出信号及び遅延信
号の論理和に基づきスイッチ手段を切換えるように構成
されているので、点火タイミング信号の開始からイオン
信号の発生時期に至るまでに発生するノイズを、演算増
幅器のゲイン調整により容易に除去することができる。
においては、点火タイミング信号、検出信号及び遅延信
号の論理和に基づきスイッチ手段を切換えるように構成
されているので、点火タイミング信号の開始からイオン
信号の発生時期に至るまでに発生するノイズを、演算増
幅器のゲイン調整により容易に除去することができる。
【図1】本発明の一実施形態に係る内燃機関の点火装置
の電気回路図である。
の電気回路図である。
【図2】本発明の一実施形態の点火装置におけるイオン
信号検出時の各信号を示すグラフである。
信号検出時の各信号を示すグラフである。
【図3】本発明の一実施形態の点火装置によって検出し
たイオン信号を示すグラフである。
たイオン信号を示すグラフである。
【図4】本発明の他の一実施形態に係る内燃機関の点火
装置の電気回路図である。
装置の電気回路図である。
【図5】本発明の他の実施形態の点火装置におけるイオ
ン信号検出時の各信号を示すグラフである。
ン信号検出時の各信号を示すグラフである。
【図6】一般的な内燃機関の点火装置の電気回路図であ
る。
る。
【図7】図6の点火装置におけるイオン信号検出時の各
信号を示すグラフである。
信号を示すグラフである。
【図8】図6の点火装置によるファイアリング時のイオ
ン信号検出に供する電圧信号を示すグラフである。
ン信号検出に供する電圧信号を示すグラフである。
【図9】図6の点火装置によるモータリング時のイオン
信号検出に供する電圧信号を示すグラフである。
信号検出に供する電圧信号を示すグラフである。
1 点火コイル, 2 点火制御回路, 3 点火
プラグ 4 イオン信号検出回路, 5 ゲイン調整回路,
6 ゲイン設定回路 6a 一次電圧検出回路, 6b 遅延回路, 7
LC共振縮小回路
プラグ 4 イオン信号検出回路, 5 ゲイン調整回路,
6 ゲイン設定回路 6a 一次電圧検出回路, 6b 遅延回路, 7
LC共振縮小回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02P 17/12 G01M 15/00
Claims (2)
- 【請求項1】 一次コイル及び二次コイルを有する点火
コイルと、前記一次コイルに接続し点火タイミング信号
に応じて一次電流を断続制御する点火制御回路と、前記
二次コイルに接続し少くとも一対の電極を有する点火プ
ラグと、該点火プラグ及び前記二次コイルを含む二次回
路と、該二次回路に介装し前記点火プラグ近傍のイオン
に応じた電流を電圧信号に変換してイオン信号を検出す
るイオン信号検出回路を備えた内燃機関の点火装置にお
いて、前記イオン信号検出回路に接続し前記イオン信号
を増幅して出力する演算増幅器と、該演算増幅器のゲイ
ンを調整するゲイン調整回路と、該ゲイン調整回路に対
し、少くとも前記一次コイルに電圧が生じている間、及
び前記一次コイルの電圧消失後の所定時間の間は、前記
一次コイルに電圧が生じていないときに比し前記演算増
幅器のゲインが低くなるように設定するゲイン設定回路
とを備え、前記ゲイン調整回路が、前記演算増幅器に並
列に接続した少くとも第1の帰還抵抗と、該第1の帰還
抵抗とは異なる抵抗値を有し当該第1の帰還抵抗に対し
て並列に接続した第2の帰還抵抗と、前記演算増幅器に
対して前記第1及び第2の帰還抵抗の何れか一方を導通
し他方を遮断するように切換えるスイッチ手段を備え、
前記ゲイン設定回路が、前記一次コイルの電圧を検出し
て検出信号を出力する一次電圧検出回路と、該一次電圧
検出回路の検出信号消失後の所定時間の間遅延信号を出
力する遅延回路を備え、前記ゲイン設定回路が少くとも
前記検出信号及び前記遅延信号を出力している間は、前
記スイッチ手段が、前記第1及び第2の帰還抵抗のうち
抵抗値が低い側の帰還抵抗を導通するように切換えるこ
とを特徴とする内燃機関の点火装置。 - 【請求項2】 前記ゲイン設定回路が、前記点火制御回
路の点火タイミング信号、前記一次電圧検出回路の検出
信号及び前記遅延回路の遅延信号の論理和に基づき前記
スイッチ手段を切換えるように構成したことを特徴とす
る請求項1記載の内燃機関の点火装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20306396A JP3342303B2 (ja) | 1996-07-11 | 1996-07-11 | 内燃機関の点火装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20306396A JP3342303B2 (ja) | 1996-07-11 | 1996-07-11 | 内燃機関の点火装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1030541A JPH1030541A (ja) | 1998-02-03 |
JP3342303B2 true JP3342303B2 (ja) | 2002-11-05 |
Family
ID=16467730
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20306396A Expired - Fee Related JP3342303B2 (ja) | 1996-07-11 | 1996-07-11 | 内燃機関の点火装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3342303B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010169063A (ja) * | 2009-01-26 | 2010-08-05 | Mitsubishi Electric Corp | イオン電流検出装置 |
-
1996
- 1996-07-11 JP JP20306396A patent/JP3342303B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1030541A (ja) | 1998-02-03 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |