JP2011179822A - 物理量センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】静電容量の差分を用いて物理量を検出する物理量センサにおいて、シールド配線による外来ノイズの影響の低減と、容量変換回路の内部ノイズと入力端子における対地入力容量に起因する検出誤差の低減を両立することにより、高精度な物理量センサを提供する。
【解決手段】可動体に接続された電極に高周波の搬送波信号を入力し、対となる2つの検出電極から2本の検出配線を取り出し、各々を2つの容量変換回路にて電圧信号に変換し、各々の電圧信号を差動増幅器に入力することで2つの容量差に比例した出力を得る。
【選択図】 図1

Description

本発明は、物理量センサに係り、特に容量変換回路の入力配線への外部ノイズと回路内部ノイズに起因する検出誤差を低減するセンサに関する。
従来から、外界からの物理量に応じた機械的変位量を電気信号に変換して物理量を検出する様々な物理量センサが知られている。
例えば、特許文献1に記載の加速度センサでは、検出素子内において加速度に応じて変位する可動電極と固定された検出電極との間の静電容量の差分を電気信号として取り出して加速度を検出している。
図2はこの従来の加速度センサの容量検出回路の回路図である。
図2において、加速度センサは検出電極容量11,12、およびそれらからの配線13,14,15からなる検出素子1と、互いに位相が反転した搬送波信号21および22からなる搬送波印加部2、および、OPアンプ31,帰還容量32,基準電圧34、および出力端子37からなる容量検出部3から構成される。
この回路では、搬送波信号21および22を印加することにより検出電極容量と12の差に比例した電荷信号がOPアンプ31および帰還容量32から構成される容量変換回路により電圧信号に変換され、出力端子39に交流信号の振幅として出力される。
この出力信号の振幅を検出することにより、検出電極容量11と12の差を検出するものである。
この方式の容量検出方式のことを、以下ではシングルCV方式と呼ぶ。
このような物理量センサは、検出素子の静電容量の差分を容量検出回路を用いて電気信号に変換しているが、検出素子と容量検出回路の接続部15(以下、容量検出入力部)は電気的に高インピーダンスとなるため電磁的、あるいは静電的な外来ノイズに弱い。このため、特許文献1に記載の加速度センサでは検出素子1を接地された導電部材で覆って電磁シールド16とし、外来ノイズの低減を図っている。
また、複数軸の加速度・角速度の検出を1つのセンサで行う多軸化の要求もあり、1つのチップに複数軸の検出素子を集積したり、1つの集積回路に複数軸の検出回路を集積したりすることで小型化・低コスト化を図ることは一般に行われている。
特開平7−306222号公報
前記のシールド配線16は容量検出入力部15により近接させ、より大規模に施すほど外来ノイズに強くなるが、一方、このシールド配線による副作用として、容量検出部の配線の対地容量18が増加してしまうことが挙げられる。
また、前述のように複数軸の検出素子や検出回路を特に角速度センサなどの能動的に大振幅の信号を発生させるセンサと1つの集積回路やチップに集積する場合、集積回路内やチップ内での相互干渉が少なからず発生する。
これはすなわち、検出素子間で容量的な結合17が発生して検出電極15にノイズ19が重畳したり、隣接した回路間の共有インピーダンス等による結合が発生して基準電位34等にノイズ35が重畳してしまうことを意味する。
容量式の物理量センサにおいて、以上の2つの副作用、すなわち容量検出部の配線の対地容量の増加、および検出電極や基準電位へのノイズの重畳が生じると、後述する理由により結果として検出出力に大きな検出誤差が重畳することとなる。
この検出誤差は特に直流オフセットとして顕在化しやすく、特に加速度センサのように直流を含む低周波の物理量入力を検出することを目的としたセンサでは大きな問題となることがわかった。
本発明はこの点に鑑みてなされ、その目的は、外来ノイズに対する耐性を維持しつつ、内部ノイズに由来するノイズを抑えられる構成とすることで、高精度な物理量センサを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明で提案する静電容量式物理量センサにおいて、図1に示すように可動体に接続された電極15に高周波の搬送波信号21または直流バイアス電圧を入力し、対となる2つの検出電極容量11および12から2本の検出配線13および14を取り出し、各々を2つの容量変換回路にて電圧信号に変換し、各々の電圧信号を差動増幅器38に入力することで2つの検出電極の容量の差に比例した出力39を得る構成とすることで達成できる。
この方式の容量検出方式のことを、以下ではマルチCV方式と呼ぶ。
マルチCV方式は、前述の従来の構成の物理量センサと比べ、2つの容量変換回路の変換ゲインを決定する帰還容量321および322の値がばらついていると、差動増幅を行った後にそれに起因するオフセットが生じてしまう短所が存在する。
この理由から、従来は特に加速度センサや圧力センサなど、直流を含む低周波の物理量を検出するためのセンサにおいてマルチCV方式よりもシングルCV方式が用いられてきた。
しかし、検出素子の微細化に伴い容量検出回路も高感度となるにつれて、後述する理由により容量検出部の配線の対地容量と検出電極や基準電位へのノイズの影響によるノイズの重畳が無視できなくなった。
このノイズは容量変換回路毎に生じるため、従来のシングルCVではそのまま出力に現われてしまうが、本発明のマルチCV方式では2つの容量検出回路に生じたノイズを差動構成によりキャンセルすることができ、大幅にノイズを低減することができる。
また、帰還容量のばらつきに関しては、容量検出回路を集積回路内に対称性に考慮して製作することによりばらつきを非常に小さくすることが可能であり、帰還容量のばらつきに起因するオフセットはこうした工夫で低減が可能である。
以上から、検出素子の微細化に伴い、シングルCV方式に比べ、マルチCV方式でのノイズ耐性の高さという長所がより重要となり、一方で帰還容量のばらつきによるオフセットの発生という短所は克服できることを本発明により明確にした。
本発明によれば、外来ノイズによる影響の低減と内部ノイズに由来するノイズの影響の両者を低減することができ、高精度な物理量の検出が可能となる。
実施例1の物理量センサの容量検出回路の基本回路図である。 従来の物理量センサの容量検出回路の基本回路図である。 実施例5の物理量センサの容量検出部の回路図である。 実施例6の物理量センサの容量検出回路の回路図である。 実施例7の物理量センサの容量検出回路の回路図である。 実施例1の物理量センサの検出素子の平面構造を表した図である。 実施例2の物理量センサの検出素子の平面構造を表した図である。 実施例3の物理量センサの検出素子の断面構造を表した図である。 実施例4の物理量センサのブロック図である。
以下に、本発明による物理量センサの例を図1と図6を用いて説明する。
図1は、本発明に係る加速度センサの検出素子とその変位を電気信号として取り出すための容量検出回路の回路図である。
図6は本実施例での検出素子の平面構成を表した図である。
本実施例での加速度センサは、検出素子1と搬送波印加部2、および容量検出部3から構成される。
まず、図6を用いて検出素子1の構成について説明する。図6において、検出素子1はシリコン基板をフォトリソグラフィ技術を用いて加工することで作成され、複数の電気的に絶縁された電極から構成され、互いに静電容量を構成すると同時に、その一部が機械的に変位できるように支持されている。各電極は固定された検出電極13および14と、加速度により変位可能に支持された可動体151と電気的に導通した可動電極15から構成され、検出電極13と可動電極15との間に検出電極容量11、同様に検出電極14と可動電極15との間に検出電極容量12が形成されている。
また、検出電極13と14の周辺には電気的に接地されたシールド配線16が配置されている。
ここで、検出電極13と14とシールド配線16との間は近接しているため、寄生容量が発生する。
このように、検出電極13および14と接地された配線・基板との間に寄生容量171および172とが形成される。
なお、ここで言う接地の接続先は、必ずしもグラウンド電位とは限らず、低インピーダンスの直流電位であればシールドの役を果たす。
本実施例でも、シールド配線16の接続先はグラウンドではなく、可動電極15と同じ直流電位を持つ低インピーダンスの電位に接続されている。
このようにシールド配線16と可動体151との直流電位を同じとすることで、その電位差により可動体に不要な静電引力が作用することを防ぐことができる。
次に、図1を用いて容量検出回路について説明する。図1において、容量検出回路は搬送波印加部2、および容量検出部3から構成される。
搬送波印加部2は搬送波信号21から構成され、それぞれ検出素子1の可動電極15に接続されている。
容量検出部3はワンチップの集積回路内に形成され、OPアンプ311と312、帰還容量321と322、入力端子331と332、基準電位34,差動増幅回路38、および出力端子39から構成され、入力端子331と332は検出素子1の検出電極13および14と接続されている。
なお、入力端子331および332の対地容量も検出素子内の検出電極13および14とシールド配線16との間の容量と同じように振る舞うため、寄生容量171および172に含まれる。
次に、動作について説明する。検出素子1に加速度が作用すると、可動体151が加速度に比例して変位し、可動体1と検出電極13および14との距離が変化する。その結果、検出電極容量11および12の値が差動で変化するように構成されている。
ここで、検出電極容量11および12の値をそれぞれCd1,Cd2とすると、次式の関係がある。
Cd1=C0−1/2・ΔC (式1)
Cd2=C0+1/2・ΔC (式2)
ここで、C0は検出電極容量11と12との容量の平均値であり、ΔCは、各々の容量差の半分の値である。
本実施例では、C0は1.1pF、ΔCは定格の加速度が印加された時に0.11pFである。
ΔCは加速度が加わることにより変化するため、これを検出するのが容量検出回路の目的である。
可動電極15に接続された搬送波信号21は高周波でVcaの振幅を持った信号であり、本実施例ではVcaは全振幅で0.4Vである。
この搬送波信号により検出電極検出電極13および14に検出電極容量11および12に比例した電荷信号が発生する。この電荷信号は容量検出部3の入力端子331および332に入力され、電圧信号に変換される。
容量検出部3にはOPアンプを用いた帰還増幅回路が構成されている。OPアンプ311および312には帰還容量321および322により負帰還回路が構成されており、入力端子331および332の電圧が基準電位34の電圧と等しくなるように端子371および372に信号を出力する。
本実施例では、帰還容量321および322の値Cf1およびCf2は共に2pFである。
この結果、入力端子331および332に入力された電荷信号が端子371および372に電圧信号として変換される。搬送波信号21の電圧振幅がV21であるとき、端子371および372に現れる信号電圧の振幅V371SおよびV372Sは
V371S=−Vca・Cd1/Cf1
=−Vca(C0−1/2・ΔC)/Cf1 (式3)
V372S=−Vca・Cd2/Cf2
=−Vca(C0+1/2・ΔC)/Cf2 (式4)
と表せる。
この2つの信号はその後に差動増幅回路38に入力され、その電圧差に比例した電圧が出力端子39に出力される。差動増幅回路のゲインがA38であるとき、出力端子39に現われる信号電圧の振幅V39Sは
V39S=A38(V371S−V372S)
=−A38・Vca{(C0−1/2・ΔC)/Cf1−(C0+1
/2・ΔC)/Cf2} (式5)
と表せる。ここで、Cf1とCf2が十分に等しい値(Cf0)であれば、そのときの出力端子39の振幅V39S′は
V39S′=−A38・Vca・ΔC/Cf0 (式5′)
と表すことができ、これは検出電極容量11と12との容量差ΔCに比例し加速度による可動体の変位に比例するため、この信号電圧振幅V39Sを測定することにより加速度を検出することができる。
本実施例では前述のように容量検出部3はワンチップの集積回路内に形成されているため、比較的容易にCf1とCf2の値を高精度にマッチングさせることができる。
以下、特記しない限りCf1とCf2が十分に等しい(=Cf0)場合について議論する。
以上は加速度による信号成分の変換に関する動作であるが、検出素子1と容量検出部3の接続部13と24に存在する、周囲の低インピーダンスの信号341に対する寄生容量(以下、対地容量)181と182が大きく、かつ基準電位34に含まれるノイズ成分が大きいと、出力39での検出誤差が大きくなり問題となる。
次に、この内部ノイズに由来するノイズのメカニズムとその影響について説明する。
容量検出回路の基準電位34に搬送波信号21と同期した回路内部ノイズ35が含まれていると、このノイズ35が容量検出入力部の対地容量と容量検出回路の帰還容量を通じて増幅され、出力に現れてしまう。回路内部ノイズ35の電圧がV35N、容量検出入力部の対地容量の値の合計がCin1(=検出電極容量の値C0+寄生容量181の値Cp1)およびCin2(=検出電極容量の値C0+寄生容量182の値Cp2)であるとき、回路内部ノイズに由来し容量検出回路の出力371および372に現れるノイズ電圧V371NIおよびV372NIは
V371NI=V35N(Cin1+Cf0)/Cf0
=V35N(C0+Cp1+Cf0))/Cf0 (式6)
V372NI=V35N(Cin2+Cf0)/Cf0
=V35N(C0+Cp2+Cf0))/Cf0 (式7)
となり、これらが差動増幅回路38を通るとそのノイズ成分の出力V39NIは
V39NI=A38(V371NI−V372NI)
=V35N(Cp1−Cp2)/Cf0 (式8)
となる。
ここで、本実施例では検出電極からの配線13と14を十分近接して並走するよう留意して配線する。
このとき、それらの配線への対地容量はほぼ同じとなる(Cp1≒Cp2)ため、内部ノイズによる出力V39NIは差動増幅回路38にて差動を取る中でキャンセルでき、差動を取らない従来の構成に比べ、内部ノイズによる検出誤差を低減することができる。
次に、外部からのノイズ(外来ノイズ)に由来するノイズのメカニズムとその影響について説明する。本実施例は、検出素子に外来ノイズの影響を減じるためのシールド配線16を設けていることを前提としているが、本項目ではシールド配線を超えて混入するノイズについて議論する。
検出電極容量11および12からの配線13および14に、ノイズ源19からそれぞれ容量結合171および172が存在していると、この結合を通じて容量検出回路にノイズが混入して出力に現われてしまう。
外来ノイズ源19のうち搬送波信号21と同期した成分がV19N、容量結合の容量値がCc1およびCc2であるとき、回路内部ノイズに由来し容量検出回路の出力371および372に現れるノイズ電圧V371NEおよびV372NEは
V371NE=−V19N・Cc1/Cf0 (式9)
V372NE=−V19N・Cc2/Cf0 (式10)
となり、これらが差動増幅回路38を通るとそのノイズ成分の出力V39NIは
V39NE=A38(V371NE−V372NE)
=−V19N(Cc1−Cc2)/Cf0 (式11)
となる。
ここでも、本実施例では検出電極からの配線13と24と、および331と332とを十分近接して並走するよう留意して配線しているため、それらの配線へのノイズ源19からの結合容量はほぼ同じとなる(Cc1≒Cc2)ため、外来ノイズによる出力V39NEも差動増幅回路38にて差動を取る中でキャンセルでき、差動を取らない従来の構成に比べ、内部ノイズによる検出誤差を低減することができる。
以上、本発明の具体的な実施形態を説明したが、本発明はこれに限らず種々の改変が可能である。
例えば、本実施例では容量検出のために高周波の搬送波信号を用いているが、高周波の信号の代わりに直流のバイアス電圧を用いる構成となっていてもよい。
この場合、扱う信号の周波数が低くなるため、検出電極容量11と12、および帰還容量321と322のインピーダンスが高くなるため検出回路の入力インピーダンスもそれ以上に高いものが要求されるが、搬送波の発生のための回路を省くことができる。
また、検出素子1は例えば図7に示すように、検出電極13および14の他に、電圧を印加することで可動体に能動的に静電力を与えて変位させ、可動体151の固着などの故障を診断するための診断電極43および44を備えていてもよい。
図7は本実施例について、診断電極を付与した例の平面構成を表した図である。
また、検出素子1は図8に示すように、SOI(シリコン・オン・インシュレータ)基板を用いて製作されていてもよい。
また、検出素子1は同じく図8に示すように、各電極から容量検出回路への配線において、導体である基板の中を絶縁部を介して貫通する貫通電極構造を用いて製作されていてもよい。
図8は本実施例について、検出素子1の一部の断面構造を示した図である。
検出素子1は活性層501,犠牲層502、および基板層503からなるSOI基板を用いて製作され、さらに下面に表面酸化による裏面絶縁層504および蒸着により生成される裏面配線層505を形成した後にエッチング加工および貫通電極加工が施され、表面側の検出素子の構造と裏面側の配線、および貫通電極が形成される。
貫通電極は、活性層501における配線131と裏面配線層505における配線134との間をスルーホール132が貫通しすることで構成される。
シリコン堆積物から成るスルーホール132と基板層503との間は酸化物によるスルーホール絶縁部5031によって隔てられ、電気的な絶縁を確保している。
また、電気的な雑音を低減するため、基板層503は低インピーダンスの電位に接続されている。
このような構造で検出素子1内に検出電極13およびそこからの配線が製作された場合、検出電極13と基板層503との間は薄い犠牲層502,スルーホール絶縁部5031、および裏面絶縁層504によって隔てられているため、その間に小さくない寄生容量が発生する。
基板層503は低インピーダンスの電位に接続されているため、この寄生容量は検出電極からの配線13の対地容量181に含まれる。
ここから、SOIや貫通電極構造を用いた場合、検出電極からの配線の対地容量181や182は大きくなる傾向にあるため、この対地容量によって容量検出回路の出力371や372に大きなノイズが現われるが、本実施例では差動増幅回路38にて差動を取る中でキャンセルでき、差動を取らない従来の構成に比べ、内部ノイズによる検出誤差を低減することができる。
また、検出素子1は例えば図9に示すように、他の物理量を検出する検出素子と同じチップ内に製作されていてもよい。
図9は複数の種類の物理量を検出する物理量センサのブロック図である。
この例では角速度センサの検出素子101と本実施例での加速度検出素子1が同一のチップ100の中に形成されている。
角速度センサ等の能動的に大振幅の交流電圧信号を印加する他の物理量を検出する検出素子も一緒に形成した場合、角速度の検出には大振幅の駆動信号1021を用いるため、その配線1011と加速度検出側の検出電極からの配線13および14との間に容量結合171および172が存在する場合、この容量結合を介しての加速度検出側の容量検出部3への影響が出やすい。
しかし、本実施例では先に述べたように外来ノイズによる出力V39NEは差動増幅回路38にて差動を取る中でキャンセルできるため、この容量結合による影響を受けにくい。
また、搬送印加部2と容量検出部3は同じく図9に示すように、他の物理量を検出する信号処理回路と同じ集積回路内に製作されていてもよい。
この例では角速度センサの信号処理用の駆動信号印加部104と搬送波印加部102、および容量検出部103と本実施例での搬送波印加部2と容量検出部4が同一の集積回路200の中に形成されている。
先に述べたように、角速度センサ等の能動的に大振幅の交流電圧信号を印加する他の物理量を検出する検出素子も一緒に形成した場合、角速度の検出には大振幅の駆動信号1021を用いるため、集積回路内の共通インピーダンス等により駆動信号1021と基準電圧34との間に結合351が存在する場合、この結合を介しての加速度検出側の容量検出部3への影響が出やすい。
しかし、本実施例では先に述べたように外来ノイズによる出力V39NEは差動増幅回路38にて差動を取る中でキャンセルできるため、この容量結合による影響を受けにくい。
また、容量検出部3は図3に示すように、OPアンプ311や312に代えて完全差動アンプ313を用いても構成されていてもよい。
この例では検出電極からの配線331および332は完全差動アンプ313の入力端子に、基準電位34は完全差動アンプの基準入力端子に、そして完全差動アンプの2つの出力は端子371および372に接続される。
この場合でも、差動構成による内部由来ノイズおよび外来ノイズのキャンセルの効果を同様に享受することができる。
また、搬送波生成部2および容量検出部3は、連続的な交流波形を搬送波に用いるのではなく、スイッチトキャパシタ回路を用いて構成することもできる。
図4はスイッチトキャパシタ回路を用いて、搬送印加部2および容量検出部3を構成した例の回路図である。
図1と異なるところは、搬送印加部2においては搬送波信号に相当する部分が直流電位342と基準電位34、およびそれらに接続された双投スイッチ23から構成され、容量検出部3においては帰還容量321と322にそれぞれ並列にスイッチ3211と3221が接続されている。
また、差動増幅器38と出力端子39との間にスイッチ391が直列に、そしてグラウンド電位との間に容量392が接続され、サンプルアンドホールド回路が構成されている。ここで、直流電位342と基準電位34との間にはVcaの電位差が存在する。
次に、このスイッチトキャパシタ回路の動作を説明する。
このスイッチトキャパシタ回路はφ1およびφ2の2つのタイミングで交互に動作し、φ1ではスイッチ23は基準電位34に接続され、スイッチ3211および3212はクローズとなり、また、スイッチ391はオープンとなる。
φ2ではスイッチ23は電位342に接続され、スイッチ3211および3212はオープンとなり、また、スイッチ391はクローズとなる。
このとき、φ1のタイミングでは検出電極容量11および12は基準電位34と容量検出入力端子331および332と接続されるが、容量検出入力端子331および332はOPアンプの動作(バーチャルショート)により基準電位34と同じ電位となるため、検出電極容量11および12の電荷は放電される。
さらに、スイッチ3211と3221によって帰還容量321と322がショートされるため、帰還容量321と322の電荷も放電される。
ここで、容量392はスイッチ391がオープンであるため、前段階のφ2で充電された電圧を維持している。
次に、φ2のタイミングでは検出電極容量11および12の図中左端は電位211に接続され、φ1の時と比べてVcaだけ高い電位に接続されるために充電される。
このとき、充電のための電流は検出入力端子331および332を流れる。
さらにOPアンプの入力端子はほぼ絶縁端子と見なせるため、帰還容量321と322を充電する。
ここで、スイッチ3211と3221はオープン状態となっているため電流は流れないため、検出電極容量11および12を充電する電荷量と帰還容量321と322を充電する電荷量は等しくなる。
このとき、端子371および372に現れる信号電圧の振幅V371SおよびV372Sは、前述の式3および式4と同じ関係式で表される電圧となり、差動増幅回路38を通ることでその出力は式5と同じ関係式で表される電圧となる。
ここで、容量392はスイッチ391がクローズであるため、差動増幅回路38の出力電圧で充電され、そのまま出力端子39の電圧となり、これは検出電極容量11と12との容量差ΔCに比例し加速度による可動体の変位に比例するため、この信号電圧振幅V39Sを測定することにより加速度を検出することができる。
本構成を用いると、連続的な交流波形を搬送波に用いた場合と比べ、変位に比例した直流出力が直接得られるため、交流信号から振幅を取り出すための検波等の処理が必要ない利点がある。
また、容量検出部3は、図7に示すようなスイッチトキャパシタ回路で構成されていてもよい。図4と異なる部分は、入力部の配線331と332の部分に双投スイッチ3311と3312が挿入されており、該スイッチ3311と3312のφ2における接点は基準電圧34に接続されている。また、帰還容量321と322の代わりに容量3214と3224、スイッチ3211と3221の代わりに双投スイッチ3212と3222が接続され、双投スイッチ3212と3222の共通端子と基準電位342との間にそれぞれ容量3213と3214が接続されている。
また、出力端子39のところのサンプルアンドホールド回路が削除されている。
ただし、図5ではノイズ源19,35と容量結合171と172、および対地容量181,182は説明の簡略化のため省略している。
次に、この回路の動作を説明する。
なお本回路は実施例6と同じくφ1およびφ2の2つのタイミングで交互に動作し、スイッチ23および391についての動作は全く同じである。
まず、あるときφ2からφ1に切り替わるタイミングでOPアンプ311および312の基準電位34に対する出力電圧がV371[n]およびV372[n]であったとする。
次に、φ2からφ1に切り替わるとφ1のタイミングでは検出電極容量11および12は両端が基準電位34と接続されるため、検出電極容量11および12の電荷は放電される。
OPアンプの出力電圧V371[n]およびV372[n]はOPアンプの入力端子の入力電圧変化がないため、電圧が保持される。
また、スイッチ3212と3222により容量3213と3223はOPアンプ311および312の出力端子に接続され、OPアンプの出力電圧V371[n]およびV372[n]で充電される。
次に、φ1からφ2に切り替わると検出電極容量11および12は直流電位342により充電される。
また、スイッチ3212と3222により容量3213と3223は配線331と332と接続され、充電されていた電荷が放電される。
これらの充放電による電流は容量3214および3224を充電する。
φ2での充放電が収束した後の出力電圧V371[n+1]およびV372[n+1]は以下のように表される。
V371[n+1]=V371[n]+(−Vca・Cd1+V371[n]
・Ca1)/Cb1 (式12)
V372[n+1]=V372[n]+(−Vca・Cd2+V372[n]
・Ca2)/Cb2 (式13)
スイッチトキャパシタ回路が以上の動作を繰り返すと、出力電圧V371およびV372はある値に収束していく。
この収束値V371[∞]およびV372[∞]は以下のように表される。
V371[∞]=Vca(Cd1/Ca1) (式14)
V372[∞]=Vca(Cd2/Ca2) (式15)
この2つの信号はその後に差動増幅回路38に入力され、その電圧差に比例した電圧が出力端子39に出力される。このV39[∞]は
V39[∞]=A38(V371[∞]−V372[∞])
=A38・Vca{(C0−1/2・ΔC)/Ca1−(C0+1
/2・ΔC)/Ca2} (式16)
と表せる。ここで、Ca1とCa2が十分に等しい値(Ca0)であれば、そのときの出力端子39の振幅V39′[∞]は
V39′[∞]=−A38・Vca・ΔC/Ca0 (式16′)
と表すことができ、これは検出電極容量11と12との容量差ΔCに比例し加速度による可動体の変位に比例するため、この信号電圧振幅V39を測定することにより加速度を検出することができる。
実施例6のスイッチトキャパシタ回路を用いた場合はOPアンプ311および312の出力電圧V371およびV372はφ1で必ず基準電圧34の電位に戻るため、φ1とφ2のタイミングにおける変化が大きい。
それに比べ、本実施例においては出力電圧V371およびV372はφ1とφ2のタイミングにおいて検出電極容量11および12の変化量(ΔC)に応じた量しか変化しないため、実施例6と比べて使用するOPアンプ311および312のスルーレートおよび応答周波数が低くても正確に動作する利点がある。
また、実施例6では必要であった出力端子39のところのサンプルアンドホールド回路が不要であることも利点である。
1 検出素子
2 搬送印加部
3 容量検出回路部
11,12 検出電極容量
13,14 検出電極および配線
16 シールド配線
17,171,172 結合容量
18,181,182 対地容量
19 外来ノイズ源
21,22 搬送波信号
31,311,312 OPアンプ
32,321,322 帰還容量
33,331,332 入力端子
34 基準電位
35 回路内部ノイズ
38 差動増幅回路
39 出力端子

Claims (12)

  1. 外界からの物理量により変位可能に支持された可動体を有し、相対する二方向に検出電極が形成され、可動体と検出電極の間に形成される容量の可動体の変位による差分を容量検出回路によって電気信号に変換し、物理量を検出する静電容量式の物理量センサにおいて、
    前記可動体に接続された電極に高周波の搬送波信号または直流バイアス電圧を入力し、対となる2つの検出電極から2本の検出配線を取り出し、各々を2つの容量変換回路にて電圧信号に変換し、各々の電圧信号を差動増幅器に入力することで2つの容量差に比例した出力を得ることを特徴とする物理量センサ。
  2. 請求項1において、
    2つの容量変換回路が1チップの集積回路に形成されていることを特徴とする物理量センサ。
  3. 請求項1において、
    検出電極から容量検出回路への配線の周囲に低インピーダンスの配線が設けられていることを特徴とする物理量センサ。
  4. 請求項1において、
    検出対象の物理量が直流を含む低周波の信号であることを特徴とする物理量センサ。
  5. 請求項1において、
    検出素子内の可動体に静電引力を印加するための診断電極を備えることを特徴とする物理量センサ。
  6. 請求項1において、
    センサエレメント(可動体を含む物理量の検出部分)がSOI(シリコン・オン・インシュレータ)基板を使用して製造されていることを特徴とする物理量センサ。
  7. 請求項1において、
    少なくとも検出電極から容量検出回路への配線において導体中を絶縁部を介して貫通するスルーホール構造を用いていることを特徴とする物理量センサ。
  8. 請求項1において、
    同じチップ内において他の物理量を検出するための検出素子も一緒に形成されていることを特徴とする物理量センサ。
  9. 請求項1において、
    同じ集積回路内、または同じ回路基板内において他の物理量を検出するための回路も一緒に形成されていることを特徴とする物理量センサ。
  10. 請求項1において、
    容量差を電圧信号に変換する容量変換回路を1つの完全差動アンプを用いて実装したことを特徴とする物理量センサ。
  11. 請求項1において、
    前記検出電極の容量を充放電させる手段と、前記静電容量を充放電することにより生じる電流により充電される帰還容量を備え、さらに前記帰還容量を放電する手段を備えるスイッチトキャパシタ回路が構成されていることを特徴とする物理量センサ。
  12. 請求項1において、
    前記検出電極の容量を充放電させる手段と、前記静電容量を充放電することにより生じる電流を積分する積分手段と、前記積分手段の出力電圧を充電する容量と、前記容量に充電した電荷を前記積分手段にフィードバックする手段とを有することを特徴とする物理量センサ。
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