JP4899653B2 - レンズ面シャッタ - Google Patents

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Description

本発明は、被検出面に形成された画像の濃度を測定する濃度センサのレンズ面を開閉するレンズ面シャッタに関する。
従来から、感光体(像担持体)や中間転写ベルト(ベルト部材)に形成されたトナー像を記録用紙(記録媒体)に転写・定着させることによって画像を形成する画像形成装置は知られている。このような画像形成装置において、転写搬送ベルト等にテスト用のパッチ画像を転写形成して、濃度センサによって該パッチ画像の濃度を測定するが、一般的に、濃度センサは、シャッタ部材等によってレンズ面を覆うようになっており、パッチ画像の濃度検出時にレンズ面が露出するようになっている。
例えば、特許文献1では、リンク機構を利用してシャッター部材を濃度センサのレンズ面に沿って平行移動させているが、濃度センサのレンズ面とシャッタ部材とが密着する配置では、シャッタ部材によりレンズ面が摺擦され、レンズ面が傷付く恐れがある。また、レンズ面とシャッター部材が離れた配置では、感光体周りの浮遊トナー(いわゆるクラウドトナー)がシャッター部材内部へ回り込んで、レンズ面に付着し、レンズ面が汚染される恐れが生じる。
また、他の従来技術としては、特許文献2では、円筒形状のシャッター部材を回転させることでシャッターの開閉機能を持たせる構造が提案されているが、構造上シャッター部材とレンズ面を密着させることが出来ず、シャッター部材とレンズ面の間に間隔を空けて配置しなければならず、クラウドトナーによってレンズ面が汚染されてしまう。
特開2001−100597号公報 特開2004−138776号公報
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、レンズ面の損傷を防止することができ、また、クラウドトナーによるレンズ面の汚染を防止するレンズ面シャッタを得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、被検出面に形成された画像の濃度を測定する濃度センサと、前記濃度センサのレンズ面に対向して配置され、前記レンズ面を露出させる開口部とレンズ面を覆う遮蔽面を設けたシャッタ部材と、を有し、前記シャッタ部材が、前記レンズ面に平行な軸を回動して前記レンズ面から離れる方向へ移動することで前記レンズ面を開閉することを特徴とする。
請求項1に記載の発明では、濃度センサと対向するシャッタ部材には、レンズ面を露出させる開口部とレンズ面を覆う遮蔽面を設けており、濃度センサのレンズ面と開口部の位置を一致させることで、レンズ面が露出し、濃度センサによるトナー濃度の検出が可能となる。一方、レンズ面と遮蔽面の位置を一致させると、レンズ面は該遮蔽面により覆われ、クラウドトナーによるレンズ面の汚染を防止する。
ここで、レンズ面が遮蔽面により覆われる位置(以下、「レンズ面保護位置」という)から該レンズ面を露出させる位置(以下、「レンズ面露出位置」という)へ移動する際、レンズ面に対してシャッタ部材を平行移動させた場合、遮蔽面のレンズ面への摺擦力は、遮蔽面がレンズ面から離れるまで略一定となる。
しかし、本発明のように、シャッタ部材がレンズ面に平行な軸を回動してレンズ面から離れる方向へ移動することで、シャッタ部材をレンズ面保護位置からレンズ面露出位置まで移動させる間、遮蔽面の該レンズ面への摺擦力を変動させることができる。つまり、レンズ面に対する摩擦負荷を小さくすることができ、レンズ面を傷付きにくくすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のレンズ面シャッタにおいて、前記シャッタ部材は、前記開口部と前記遮蔽部が設けられたシャッタ部と、前記シャッタ部の両端側に前記軸を介して回動可能に連結され、前記シャッタ部を前記レンズ面から離れる方向に移動させる一対のリンク部材と、を含んで構成されたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明では、開口部と遮蔽面が設けられたシャッタ部の両端側にレンズ面に平行な軸を介して回動可能に連結されたリンク部材が回動することで、シャッタ部を円弧を描くようにして移動させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のレンズ面シャッタにおいて、前記一対のリンク部材が同じ長さの平行リンク機構を構成し、被検出面の幅方向に沿って回動することを特徴とする。
請求項3に記載の発明では、被検出面の幅方向に沿ってリンク部材を回動させることで、シャッタ部は被検出面の幅方向に沿って移動することとなる。つまり、被検出面の幅方向に沿った濃度センサの両端側のデッドスペースにシャッタ部材を駆動させる駆動機構を配設することができるため、レンズ面シャッタを薄型にすることができ、画像形成装置の小型化を実現させることができる。
また、濃度センサの両端側のデッドスペースにシャッタ部材を駆動させる駆動機構を配設することで、濃度センサ周辺のスペースを確保することができ、濃度センサの冷却効果を期待できる。このため、濃度センサの検出精度が向上する。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載のレンズ面シャッタにおいて、前記リンク部材の一方にソレノイドのプランジャーを連結し、前記プランジャーを出入れしてリンク部材を揺動させることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載のレンズ面シャッタにおいて、前記レンズ面に接触するレンズ面保護部材を前記遮蔽面に設けたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明では、レンズ面保護部材はレンズ面に接触するが、シャッタ部の移動時に濃度センサのレンズ面を摺擦すると同時にレンズ面の表面から離れる方向へ移動するため、レンズ面に対してレンズ面保護部材を平行移動させた場合と比較して、レンズ面への摺擦力は小さくなる。また、レンズ面保護位置では、リンク部材を傾倒させることで、レンズ面に対してレンズ面保護部材が密着する方向に荷重を掛けることができるため、汚れが侵入し難く、レンズ面の汚染を防止する。
ここで、シャッタ部材を揺動させるリンク部材の長さを変えることで、レンズ面保護部材のレンズ面への密着と摺擦のバランスを調整することができる。具体的には、リンク部材の長さを長くし、リンク部材の自由端側の移動軌跡による曲率を小さくすることで、シャッタ部の移動量に対してレンズ面保護部材がレンズ面の表面から離れていく量を小さくすることができ、レンズ面保護部材によるレンズ面の摺擦力を上げることができる。このため、シャッタ部材をレンズ面のワイパー機構として利用することもできる。
なお、シャッタ部材をレンズ面を開放させるシャッター機構とする場合は、リンク部材の長さを短くする。これにより、リンク部材の自由端側の移動軌跡による曲率を大きくすることができるため、シャッタ部の移動量に対してレンズ面保護部材がレンズ面の表面から離れていく量は大きくなり、レンズ面保護部材によるレンズ面の摺擦力は低減されることとなる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のレンズ面シャッタにおいて、前記レンズ面保護部材がフェルトであり、前記フェルトが前記レンズ面を覆うときの前記シャッタ部の移動方向に沿ってフェルトの起毛が倒れていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明では、レンズ面保護部材がレンズ面を覆うときのシャッタ部の移動方向に沿ってフェルトの起毛を倒すようにすることで、起毛がレンズ面に当接するときのレンズ面への摺擦抵抗を小さくし、レンズ面を傷付き難くすることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項5に記載のレンズ面シャッタにおいて、前記レンズ面保護部材がフェルトであり、前記フェルトが前記レンズ面を覆うときの前記シャッタ部の移動方向と逆方向にフェルトの起毛が倒れていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明では、フェルトがレンズ面を覆うときのシャッタ部の移動方向と逆方向にフェルトの表面の起毛を倒すようにすることで、起毛がレンズ面に当接するときのレンズ面への摺擦抵抗を大きくして、レンズ面のワイパー機能を向上させるようにする。
本発明は上記構成としたので、クラウドトナーによるレンズ面の汚染を防止し、また、レンズ面の損傷を防ぐことができる画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の最良な実施の形態について、図面に示す実施例を基に詳細に説明する。なお、各図において、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色毎に配設されているものについては、符号の後に「Y」、「M」、「C」、「K」の英字が付されているものがある。
まず、本発明に係る画像形成装置10の概要について説明する。図1、図2で示すように、画像形成装置10は、像担持体(感光体)20及び現像ユニット16を着脱可能に収容する本体フレーム12と、その像担持体20及び現像ユニット16を開放・閉塞するカバー体14と、を有しており、そのカバー体14に、記録用紙Pを吸着搬送可能な搬送ベルト34を備えた搬送ユニット18が着脱可能に取り付けられている。
現像ユニット16には、ロール状の像担持体20の表面を一様に帯電する帯電ローラ22と、画像データに基づいて像担持体20に画像光を照射し、静電電位の差による潜像を形成する光学箱24と、潜像にトナーを選択的に転移して可視化する現像ローラ26と、トナー像が転写された後の像担持体20に摺接し、その像担持体20に残留するトナーをクリーニングするクリーニング部材28と、が備えられている。
像担持体20は、表面(周面)に感光体層を有し、帯電ローラ22によって、その表面(周面)が一様に帯電された後、光学箱24から照射されるレーザー光(画像光)によって、その表面(周面)が露光され、その露光された部分の電位が減衰することにより静電潜像(画像)が形成される。なお、帯電ローラ22は、像担持体20に当接し、これらの間に電圧が印加され、当接部付近の微少間隙内で放電が生じることにより、像担持体20の表面(周面)を略一様に帯電する。
光学箱24は、点滅するレーザー光を像担持体20の表面(周面)に走査させ、画像データに基づいた静電潜像を像担持体20の表面(周面)上に形成する。なお、光学箱24としては、LED等の発光素子を配列し、これらを画像データに基づいて点滅させるものなどが考えられる。
現像ローラ26は、像担持体20と近接して対向するように配置され、この現像ローラ26と像担持体20との間に現像バイアス電圧が印加されるようになっている。これにより、現像ローラ26と像担持体20との間には現像バイアス電界が形成され、電荷を有するトナーが像担持体20上の露光された部分に転移して可視像を形成する。
一方、搬送ユニット18は、少なくとも駆動ローラ30と従動ローラ32に張架された搬送ベルト34を備えており、その搬送ベルト34の内面側で、駆動ローラ30と従動ローラ32の間の所定位置には、転写ローラ36が所定間隔を隔てて複数(後述する各色に対応して4個)配設されている。
この転写ローラ36は、カバー体14が閉じられたとき(カバー体14を本体フレーム12側に回動して像担持体20等を閉塞したとき)、搬送ベルト34を挟んで像担持体20と対向するようになっており、像担持体20との間に転写電界を形成することによって、搬送ベルト34に吸着搬送されて通過する記録用紙P上に、像担持体20表面のトナー像(未定着像)を転写させるようになっている。
ここで、現像ユニット16は、フルカラーの印刷が可能なように、例えば、下からイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の順に鉛直方向に配設されており、これら現像ユニット16Y〜16Kよりも記録用紙Pの搬送方向下流側(本体フレーム12の上部)には、定着装置38が配設されている。
定着装置38は、互いの周面が対向して所定の圧力で圧接(ニップ)される加熱ローラ40と加圧ローラ42とを備えており、これら加熱ローラ40及び加圧ローラ42で記録用紙P上に転写された未定着のトナー像を加熱・加圧することにより、その記録用紙Pにトナー像を定着するようになっている。
なお、定着装置38(加熱ローラ40及び加圧ローラ42)によって加熱・加圧されてトナー像が定着された記録用紙Pは、排紙トレイ44上へ排出される。そして、記録用紙Pへトナー像を転写終了後、像担持体20の表面(周面)は、クリーニング部材28によってクリーニング処理され、次回の作像処理に備えるようになっている。
また、本体フレーム12の下部には、着脱自在な給紙カセット46が備えられている。この給紙カセット46は、記録用紙Pが送り出される方向と逆方向に引き抜き可能となっており、適宜記録用紙Pを給紙できるようになっている。
そして、給紙カセット46の先端部近傍には、給紙カセット46内から記録用紙Pを1枚ずつ送り出す給紙ローラ対48が設けられており、給紙ローラ対48から送り出された記録用紙Pは、レジストローラ対49によって、所定のタイミングで搬送ベルト34の吸着搬送面へ送り出され、各色のトナー像の転写位置へ搬送される。
以上のような構成の画像形成装置10において、次にカバー体14に着脱可能に取り付けられる搬送ユニット18について説明する。
図3に示すように、搬送ユニット18は、横断面が略コ字状とされた枠体51と、該枠体51を保持する略平板状の筐体50とを備えており、枠体51の上端部には、駆動ローラ30が回転可能に軸支され、下端部には従動ローラ32が回転可能に軸支されている。そして、その駆動ローラ30と従動ローラ32に、記録用紙Pを静電吸着可能な搬送ベルト34が巻回・張架されている。
この搬送ベルト34の内面側で、駆動ローラ30と従動ローラ32の間には、各色毎に所定間隔を隔てて転写ローラ36Y〜36Kが配設されており、各転写ローラ36Y〜36Kも筐体50に回転可能に軸支されている。一方、筐体50の外面側(カバー体14側)には、複数(図示のものは4個)のコイルバネ58が当接しており、カバー体14が閉じられたときに、搬送ユニット18を本体フレーム12側へ所定の圧力で押圧するようになっている。これにより、各転写ローラ36Y〜36Kは、カバー体14が閉じられたときに、搬送ベルト34を挟んで、各像担持体20Y〜20Kに所定の圧力で圧接され、搬送ベルト34の走行に追従して回転する。
また、筐体50の上端部からは庇部50Aが張り出しており、駆動ローラ30と対面可能としている。この庇部50Aの上面中央部には、搬送ベルト34と対面し、搬送ベルト34或いは搬送ベルト34に転写形成されたテスト用のトナー像の濃度を測定する濃度センサ60を配設している。
この濃度センサ60は、図4に示すように、搬送ベルト34の搬送方向から光が入射するようにLED照射部60Aを配設しており、LED照射部60Aから搬送ベルト34上のトナー像に対して所定の角度で光を照射し、トナー像からの反射光をトナー像に対し90°の角度でレンズ60Bへ入射させる。そして、このレンズ60Bを介してフォトダイオード60Cの受光面上に該反射光を結像させる。ここで、フォトダイオード60Cの直前にはマスク60Dが設けられており、トナー像の検出エリアを規制している。そして、フォトダイオード60Cに結像された反射光によって変換された電気信号は、図示しない検出装置へ送信され、トナー濃度が検出されることとなる。
また、濃度センサ60は、トナー像からの反射光をフォトダイオード60Cの受光面で受光する光路を開閉するシャッタ62を搬送ベルト34の測定位置上方に備えており、シャッタ62に形成された開口部62Aが濃度センサ60の下面に配置された状態で、搬送ベルト34上のトナー像の濃度が測定可能となる。
ここで、濃度センサ60の表面には透明のプラスチック61(以下、「レンズ面61」という)が設けられ、レンズ60B等、濃度センサ60内の部品を保護している。レンズ面61の前面には、後述するシャッタ部材62が配設されており、LED照射部60Aからの光路を遮断可能としている。
ここで、シャッタ部材62の構成について説明する。
図5及び図6に示すように、シャッタ部材62は、リンク部材64、66及びシャッタ部68を含んで構成され、リンク部材64、66が同じ長さで対面して配置された平行リンク機構である。リンク部材64の一端側64A(以下、「自由端側64A」という)には、孔部52が形成されており、シャッタ部68の一端側に固定されたピン53が挿通し、リンク部材64とシャッタ部68とを回動可能に連結している。
また、リンク部材66の一端側(以下、「自由端側66A」という)には、孔部(図示省略)が形成されており、シャッタ部68の他端側に、対面して形成された一対の軸支板54の間に配置され、該軸支板54に固定されたピン55が挿通し、リンク部材66とシャッタ部68とを回動可能に連結している。
一方、リンク部材64、66の他端側(以下、「基部64B」、「基部66B」という)には、それぞれ貫通孔56、57が形成されており、濃度センサ60が固定されたケース55から立設するピン58、59に挿通されて、リンク部材64、66の基部64B、基部66Bを回動可能に軸支している。
そして、該基部64B、基部66Bを中心に、リンク部材64、66の自由端側64A、66Aは円弧状に揺動可能となっており、円弧状の軌跡を描くようにシャッタ部68を揺動させることができる。
ところで、シャッタ部68には開口部70が形成されており、シャッタ部材62の揺動によって、図7(C)に示すように、開口部70が濃度センサ60のレンズ面61(図4参照)に対して略平行な状態を維持しつつ、開口部70の位置と該レンズ面61の位置とが一致するようになっている(以下、「レンズ面露出位置」という)。
また、シャッタ部68の内面には、レンズ面保護部材としてのフェルト72を貼着しており、開口部70の位置と濃度センサ60のレンズ面61の位置とがズレた状態で、図7(A)に示すように、フェルト72が濃度センサ60のレンズ面61に対して略平行な状態を維持しつつ、フェルト72と該レンズ面61の位置が一致するようになっている(以下、「レンズ面保護位置」という)。
ところで、リンク部材64の基部64B側には、リンク部材66と反対側に、シャッタ部68と平行になるようにソレノイド74を配設しており、リンク部材64の基部64B側には、該ソレノイド74のプランジャー74Aを連結している。ここで、ソレノイド74がONの状態では、プランジャー74Aをソレノイド本体74B内へ引き込み、ソレノイド74がOFFの状態では、プランジャー74Aはフリーとなる(後述する)。
一方、シャッタ部68の一端側には、平面視にて略L字状の装着片76がシャッタ部68と直交する方向へ延出しており、装着片76には、コイルスプリング78の一端部を装着している。そして、コイルスプリング78の他端部は、リンク部材64とリンク部材66の間に固定されたピン80に装着され、コイルスプリング78がシャッタ部68と略平行に配設されるようにしている。
このため、ソレノイド74をONにすると、図7(C)に示すように、プランジャー74Aがソレノイド本体74B内へ引き込まれ、リンク部材64の基部64Bを中心に自由端側64Aが揺動する(傾倒する)が、これに伴ってシャッタ部68が円弧状に揺動し、コイルスプリング78が伸張して弾性力が蓄積される。このとき、シャッタ部材62がレンズ面露出位置となるようにしている。
一方、ソレノイド74をOFFにすると、プランジャー74Aがフリーとなり、コイルスプリング78の復元力により、図7(B)、(A)に示すように、ソレノイド本体74Bからプランジャー74Aが引き出され、シャッタ部68は円弧状に揺動する。
そして、図7(A)に示すように、プランジャー74Aが完全に引き出された状態で、シャッタ部68は位置決めされるが、この位置が、レンズ面保護位置となるようにしている。
ここで、シャッタ部材62がレンズ面保護位置からレンズ面露出位置へ移動する課程で、図7(B)に示すように、シャッタ部68とリンク部材64及びシャッタ部68とリンク部材66との成す角が90度となるが、この状態ではレンズ面61とフェルト72とが完全に離間する。
なお、ここでは、ソレノイド74がOFFの状態で、プランジャー74Aがフリーとなるようにしたが、ソレノイドの74が、OFFの状態でプランジャー74Aがソレノイド本体74Bから突出する構成であれば、コイルスプリング78は必ずしも必要ではない。
次に、以上のような構成の画像形成装置10の作用について説明する。
まず、図1に示すように、給紙ローラ対48により、給紙カセット46内から1枚ずつ記録用紙Pが取り出され、レジストローラ対49によって所定のタイミングで搬送ベルト34上に送られる。搬送ベルト34上に送られた記録用紙Pは、その搬送ベルト34によって静電吸着され、各色の像担持体20Y〜20Kへ搬送される。
一方、現像ユニット16では、まず、帯電ローラ22によって像担持体20の表面(周面)が一様に帯電される。そして、光学箱24からレーザー光(画像光)が像担持体20の表面(周面)に走査され、画像データに基づいた静電潜像が像担持体20の表面(周面)上に形成される。その後、現像ローラ26によってトナーが像担持体20上に転移され、その像担持体20の表面(周面)に可視像が形成される。
こうして、像担持体20の表面(周面)に可視像が形成されたら、搬送ベルト34に吸着搬送されて通過する記録用紙P上に、像担持体20表面のトナー像(未定着像)が、像担持体20と転写ローラ36によって転写される。これをイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の順に行い、記録用紙P上にフルカラーのトナー像(未定着像)が転写されたら、記録用紙Pは、搬送ベルト34によって定着装置38へ搬送される。
定着装置38に搬送された記録用紙Pは、加熱ローラ40及び加圧ローラ42によって、それに転写されている未定着のトナー像が加熱・加圧されて定着される。そして、定着装置38によってトナー像が定着された記録用紙Pは、排紙トレイ44上へ排出される。なお、記録用紙Pへのトナー像の転写終了後、像担持体20の表面(周面)は、クリーニング部材28によってクリーニング処理され、次の作像処理に備える。
ここで、搬送ベルト34にテスト用のトナー像を転写形成して、該トナー像の濃度を測定する場合、ソレノイド74がONの状態となる。これにより、シャッタ部材62はレンズ面露出位置(図7(C)参照)となり、濃度センサ60によるトナー濃度の検出が可能となる。
そして、ソレノイド74をOFFにすると、シャッタ部材62はレンズ面保護位置(図7(A)参照)となり、フェルト72がレンズ面61に接触して、レンズ面61はフェルト72により覆われ、クラウドトナーなどによる汚染が防止される。
ところで、本発明では、図7(A)〜(C)に示すように、シャッタ部材62にリンク機構を用いて、リンク部材64、66の基部64Bを軸にシャッタ部68を円弧状に揺動させるようにしている。これにより、シャッタ部68がレンズ面保護位置(図7(A)参照)からレンズ面露出位置(図7(C)参照)まで移動するとき、フェルト72はレンズ面61に対して円弧を描くようにして移動することとなる。
シャッタ部68がレンズ面保護位置からレンズ面露出位置へ移動する際、レンズ面61に対してシャッタ部68を平行移動させた場合、フェルト72のレンズ面61への摺擦力は、フェルト72がレンズ面61から離れるまで略一定となる。
しかし、本発明では、フェルト72は、濃度センサ60のレンズ面61を摺擦すると同時にレンズ面61の表面から離れる方向へ移動するため、レンズ面61に対してフェルト72を平行移動させた場合と比較して、レンズ面61に対する摩擦負荷を小さくすることができ、レンズ面61を傷付き難くすることができる。
また、リンク機構を用いて、シャッタ部68を円弧状に移動させ、リンク部材64、66を傾倒させることで、レンズ面保護位置(図7(A)参照)では、レンズ面61に対してフェルト72が密着する方向に荷重を掛けることができるため汚れが侵入し難く、レンズ面61の汚染を防止することができる。
さらに、濃度センサ60の幅方向の両側にリンク部材64、66を配設し、リンク部材64、66を濃度センサ60の幅方向に沿って回動させることで、シャッタ部68はレンズ面61の前方で濃度センサ60の幅方向に沿って揺動することとなる。
これにより、濃度センサ60の幅方向の両側のデッドスペースに、シャッタ部材62を駆動させるソレノイド74を配設することができるため、シャッタ部材62を薄型にすることができ、画像形成装置10の小型化を実現させることができる。
また、濃度センサ60の幅方向の両側のデッドスペースにソレノイド74を配設することで、濃度センサ60周辺のスペースを確保することができ、濃度センサ60の冷却効果を期待できる。このため、濃度センサ60の検出精度が向上する。
ところで、シャッタ部68を揺動させるリンク部材64、66の長さを変えることで、フェルト72のレンズ面61への密着と摺擦のバランスを調整できる。例えば、シャッタ部材62をワイパー機構として適用することを主眼とする場合は、レンズ面61の摺擦動作を大きくするため、シャッタ部材62の移動量に対してフェルト72がレンズ面61から離れていく量を小さく設定することが有利であり、リンク部材64、66の長さを構造が許す範囲で長く設定して、円弧運動の曲率が小さくなるように設定する。
つまり、図8に示すように、シャッタ部68の水平方向のストロークS及びシャッタ部68の垂直方向の落差H(図7(B)に示すフェルト72とレンズ面61の離間距離H)によって、リンク部材64、66の揺動角度θは設定されるが、リンク部材の長さを長くする(リンク部材82;L2)ことで、リンク部材82の自由端側が描く円弧の曲率は小さくなる。
ここで、落差Hをリンク部材64、66のときと略同じにした場合、リンク部材の長さを長くする(リンク部材82;L2)ことで、ストロークS1(>S)が大きくなる。つまり、シャッタ部材62の移動量に対してフェルト72がレンズ面61から離れる量を小さくすることができるため、フェルト72によるレンズ面61の摺擦力を上げることができる。このため、シャッタ部材62をレンズ面61のワイパー機構として利用することができる。
なお、ここでは、落差Hを変えないようにしたが、フェルト72のレンズ面61への密着力を変えるため、落差Hを変えても良いのは勿論のことである。
一方、シャッタ部材62をシャッター機構として適用することを主眼とする場合は、レンズ面61の摺擦力を小さくするため、シャッタ部材62の移動量に対してフェルト72がレンズ面61から離れていく量を大きく設定すれば良く、リンク部材の長さを短くする。
さらに、フェルト72について、フェルト72の起毛72Aの方向を、前述したシャッター機構とワイパー機構とで変えても良い。具体的には、シャッター機構の場合、図9(A)に示すように、フェルト72がレンズ面61に接触する際のシャッタ部68の移動方向(矢印方向;便宜上、水平方向の成分のみを示している)に沿ってフェルト72の起毛72Aの先端側を倒し、フェルト72がレンズ面61に接触する際、レンズ面61に倣って倒れるようにする。
一方、ワイパー機能の場合は、図9(B)に示すように、フェルト72がレンズ面61に接触する際のシャッタ部68の移動方向(矢印方向)へ向かってフェルト72の起毛72Aの先端側を倒し、フェルト72がレンズ面61に接触する際、レンズ面61に対して逆らう方向となるようにする。
なお、ここでは、平行クランク機構を用いリンク部材を同じ長さとなるようにしたが、リンク部材は必ずしも同じ長さである必要はない。また、リンク部材の基部を軸に自由端側を円弧移動させるようにしたが、レンズ面に対して傾けた状態でシャッタ部を平行移動させるようにしても良い。
画像形成装置の構成を示す概略側面図である。 画像形成装置を構成する搬送ユニットが取り付けられたカバー体と本体フレームとを示す概略斜視図である。 本発明の実施の形態に係るレンズ面シャッタが備えられた搬送ユニットの部分破断図である。 濃度センサの構成を説明する説明図である。 本発明の実施の形態に係るレンズ面シャッタの構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るレンズ面シャッタの構成を示す斜視図である。 (A)〜(C)は、本発明の実施の形態に係るレンズ面シャッタの動作を示す一部断面図である。 本発明の実施の形態に係るレンズ面シャッタのリンク部材を長くした場合の説明図である。 (A)、(B)は、本発明の実施の形態に係るレンズ面シャッタのフェルトの起毛の向きを示す断面図である。
符号の説明
10 画像形成装置
60 濃度センサ
61 レンズ面
62 シャッタ部材
64 リンク部材(シャッタ部材)
66 リンク部材(シャッタ部材)
68 シャッタ部(シャッタ部材)
70 開口部
72 フェルト(レンズ面保護部材)
74A プランジャー
74 ソレノイド
82 リンク部材(シャッタ部材)

Claims (7)

  1. 被検出面に形成された画像の濃度を測定する濃度センサと、
    前記濃度センサのレンズ面に対向して配置され、前記レンズ面を露出させる開口部とレンズ面を覆う遮蔽面を設けたシャッタ部材と、
    を有し、
    前記シャッタ部材が、前記レンズ面に平行な軸を回動して前記レンズ面から離れる方向へ移動することで前記レンズ面を開閉することを特徴とするレンズ面シャッタ。
  2. 前記シャッタ部材は、前記開口部と前記遮蔽部が設けられたシャッタ部と、前記シャッタ部の両端側に前記軸を介して回動可能に連結され、前記シャッタ部を前記レンズ面から離れる方向に移動させる一対のリンク部材と、を含んで構成されたことを特徴とする請求項1に記載のレンズ面シャッタ。
  3. 前記一対のリンク部材が同じ長さの平行リンク機構を構成し、被検出面の幅方向に沿って回動することを特徴とする請求項2に記載のレンズ面シャッタ。
  4. 前記リンク部材の一方にソレノイドのプランジャーを連結し、前記プランジャーを出入れしてリンク部材を揺動させることを特徴とする請求項2又は3に記載のレンズ面シャッタ。
  5. 前記レンズ面に接触するレンズ面保護部材を前記遮蔽面に設けたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のレンズ面シャッタ。
  6. 前記レンズ面保護部材がフェルトであり、前記フェルトが前記レンズ面を覆うときの前記シャッタ部の移動方向に沿ってフェルトの起毛が倒れていることを特徴とする請求項5に記載のレンズ面シャッタ。
  7. 前記レンズ面保護部材がフェルトであり、前記フェルトが前記レンズ面を覆うときの前記シャッタ部の移動方向と逆方向にフェルトの起毛が倒れていることを特徴とする請求項5に記載のレンズ面シャッタ。
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