JP4898564B2 - プリント配線板の製造方法及びプリント配線板の製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は多層構造のフレキシブル部とリジッド部を有するプリント配線板を製造するプリント配線板の製造方法及びプリント配線板の製造装置関する。
携帯情報端末などの電子機器は、小型化、高性能化、薄型化に加えて形状のフレキシビリティなどが求められており、これら電子機器の要求に対応するため、各種モジュール部をフレキシブル接続したプリント配線板が開発され商品化されている。特に近年注目されているのは、部品実装性に優れる硬質性を有するリジッド部と、設置自由度に優れる屈曲性を有するフレキシブル部とを備えたフレックスリジッド・プリント配線板(Flex-rigid printed wiring board)であり、その中でも多層構造のものは、層間接続することができる等の理由で種々利用されている。
上記プリント配線板には、その各回路で発生する電磁波が他の回路と干渉するなどの理由から電磁波シールドが施され、この電磁波シールドとしては、フレキシブル配線板(フレキシブル部)に導電クロスを加熱接着剤にて熱貼着する方法(特許文献1)、フレキシブル配線板(フレキシブル部)のカバーレイの上から銀ペーストを塗布し、さらにカーボンブラックを塗布する方法(特許文献2)、予め接着剤層を介して金属層と、該金属層の接着剤層とは反対の面にカバーフィルムとを有するシールドシートをフレキシブル配線板(フレキシブル部)に重ね合わせて加熱・加圧手段により熱圧着するプリント配線板の製造方法が知られている(特許文献3)。
特許第2850786号公報 特開2006−173200号公報 特開2006−319216号公報
しかしながら、上記特許文献1〜3記載のシールド方法は、いずれもフレキシブル配線板(フレキシブル部)を対象としてシールド材を施すものであり、リジッド配線板(リジッド部)については、別工程にて別途シールド材を施すものである。特許文献2記載のシールドペーストの塗布方法は、シールドペーストを塗布するものであるが、フレキシブル部とリジッド部との境界部(段差)にてシールドペーストがひび割れし易く、シールドペーストがひび割れすると電気接続不良となったり、剥がれたシールドペーストが導電性異物となりショートするなどの品質上の問題を有する。しかもペーストの状態で塗布しているので作業性が悪い。特許文献1と3のシールド材の熱圧着方法のような方法で、フレキシブル部とリジッド部とを両方同時にシールド材にて熱圧着しようとすると、熱圧着の際に、シールド材の位置ずれによりショート不良や配線や回路を流れる電気信号に乱れを生じさせる問題を有する。
この位置ずれ対策としては、予めシールド材をフレキシブル部とリジッド部に仮貼り付けする方法が考えられる。しかし、リジッド部は電子部品を実装するために、フレキシブル部に比べて、厚みが大きく、ガラスなどの硬質材料(高密度材料)で出来ているため、その熱容量は大きくなり、又、熱伝導度の高い銅箔による配線パターンが配されていることから、仮貼り付けの際にシールド材をリジッド部に熱圧着しようとすると、シールド材の仮貼りエリアの熱がリジッド部へと放熱(熱拡散)されてしまい、仮貼りエリアの温度が上がらずに仮貼り不良となり易い。このため、仮貼り不良の状態で本熱圧着をするとシールド材の一部がずれてシワが寄ったり、位置ずれ不良となってしまう。また、作業性の悪さから、無理に半田コテなどの仮貼り工具を動かすと、半田コテなどの仮貼り工具の当てる位置が本来の位置からずれてしまい打痕ができるなどの品質上の問題を有する。
そこで、本発明の目的はシールド材を貼り付ける際において、低い温度で仮貼り付けすることができるとともに、シールド材の位置ずれやシワ等を生じさないプリント配線板の製造方法及びプリント配線板の製造装置を提供することにある。
本発明により得られるプリント配線板は、絶縁基板上に導体箔により配線パターンが形成されたリジッド部と、絶縁フィルムからなるフレキシブル部と、これらに亘って貼り合わせられるシールドシートを備え、上記フレキシブル部に配線パターンが形成されない無配線領域が設けられ、この無配線領域がシールドシートを熱圧着により貼り合わせるための仮貼りエリアとして仮熱圧着され、熱圧着後はプリント配線板から除去されている前記プリント配線板は、フレキシブル部とリジッド部が各々多層構造であるとともに、これらの外表面に段差が設けられていることを特徴とする。ここで、シールドシートとは、外部からの電磁波を遮蔽する電磁波シールドシートや磁気シールドシート等の金属導体を有する機能性樹脂シートの他、RFID(Radio Frequency Identification)用の磁性シートなどの金属導体を有する機能性樹脂シートを含むものとして以下に説明する。
本発明により得られるプリント配線板は、仮熱圧着の際に、前記仮貼りエリアにシワや打痕が生じたとしても、熱圧着後はプリント配線板から除去されているので、製品としてのプリント配線板としては高品質なプリント配線板となる。このプリント配線板は、次の製造方法と製造装置により製造される。
本発明のプリント配線板の製造方法は、絶縁基板上に導体箔により配線パターンが形成されたリジッド部と、絶縁フィルムからなるフレキシブル部と、これらに亘って貼り合わせられるシールドシートとが備わっており、フレキシブル部とリジッド部が各々多層構造で、フレキシブル部の外表面がリジッド部の外表面よりも低い位置に形成されたプリント配線板とするために、前記フレキシブル部に配線パターンが形成されない無配線領域を設けて仮貼りエリアとし、この仮貼りエリアを介して前記フレキシブル部が連装された状態で前記シールドシートを仮熱圧着するに際して、前記シールドシートを弾性力を持って加圧する複数のプランジャが加熱部と連結されてなる加熱加圧冶具を用いて、前記プランジャの先端を前記シールドシートに当接させて加熱しながら加圧することにより仮熱圧着しその後、本熱圧着してから前記仮貼りエリアを除去することを特徴とする。本発明は、前記仮熱圧着する際に、押さえ冶具を用いて、当該押さえ冶具の自重によって前記リジッド部を上から押さえた状態で、当該押さえ冶具に形成された逃がし穴に前記プランジャを通して前記フレキシブル部を加熱しながら加圧することが好ましい。
この発明によれば、フレキシブル部の無配線領域は導体箔により配線パターンが形成されていないので、シールドシートを熱圧着しても熱の拡散性がリジッド部よりも少なく、このためシールドシートを加熱・加圧手段により低い温度で正確に熱圧着することができる。
本発明では、前記プリント配線板は、フレキシブル部とリジッド部が各々多層構造で、フレキシブル部の外表面がリジッド部の外表面よりも低い位置に形成され、このフレキシブル部に対して加熱加圧冶具により仮熱圧着するこの発明によれば、上記低い位置に形成されたフレキシブル部に対して加熱加圧冶具により仮熱圧着するので、位置ずれを生じ難くして仮貼り付けを行うことができる。
本発明では、前記仮貼りエリアは、本熱圧着した後、前記仮貼りエリアを除去するこの発明によれば、仮熱圧着の際に、前記仮貼りエリアにシワや打痕が生じたとしても、熱圧着後はプリント配線板から除去されているので、製品としてのプリント配線板としては高品質なプリント配線板として製造される。
本発明のプリント配線板の製造装置は、絶縁基板上に導体箔により配線パターンが形成されたリジッド部と、絶縁フィルムからなるフレキシブル部と、これらに亘って貼り合わせられるシールドシートとが備わっており、フレキシブル部とリジッド部が各々多層構造で、フレキシブル部の外表面がリジッド部の外表面よりも低い位置に形成されたプリント配線板とするために、前記フレキシブル部に配線パターンが形成されない無配線領域が設けられて仮貼りエリアとされ、この仮貼りエリアを介して前記フレキシブル部が連装された状態で前記シールドシートを仮熱圧着するに際して使用されるプリント配線板の製造装置であって、前記シールドシートを弾性力を持って加圧する複数のプランジャが加熱部と連結されてなる加熱加圧冶具を備え、前記プランジャの先端が前記シールドシートに当接して加熱しながら加圧することにより仮熱圧着する構成であることを特徴とする。本発明は、前記リジッド部をその自重によって均一に押さえる押さえ冶具が備わっており、前記押さえ冶具の自重によって前記リジッド部を上から押さえた状態で、前記押さえ冶具に形成された逃がし穴に前記プランジャを通して前記フレキシブル部を加熱しながら加圧する構成であることが好ましい。本発明は、前記プランジャには、ピンの基端側にコイルバネが取り付けられて内蔵されており、これらピンの先端が前記シールドシートに当接して加熱しながら加圧する構成であることが好ましい。
この発明によれば、フレキシブル部とリジッド部のように硬質性の違いがあったとしても、この硬質性の違いを上記複数の弾性加熱加圧手段が吸収して全体として均一な仮熱圧着(仮貼り付け)ができる。
本発明では、前記プリント配線板は、フレキシブル部とリジッド部による多層構造であり、そのフレキシブル部の外表面がリジッド部の外表面よりも低い位置に形成され、前記加熱加圧冶具により前記フレキシブル部が仮熱圧着される
この発明によれば、上記低い位置に形成されたフレキシブル部に対して前記弾性加熱加圧手段により仮熱圧着するので、位置ずれを生じ難くして仮貼り付けを行うことができる。また、前記弾性加熱加圧手段は、上記フレキシブル部において、導体箔による配線パターンの有無やそのための厚みや屈曲性の違い等があったとしても、これらの違いを吸収して、全体として均一な仮熱圧着(仮貼り付け)を行うこととなる。
本発明のプリント配線板の製造方法によれば、上記フレキシブル部に配線パターンが形成されない無配線領域が設けられ、この無配線領域を仮貼りエリアとして上記シールドシートを加熱・加圧手段により仮熱圧着した後、本熱圧着することで、低い温度での仮熱圧着が可能であり、シワや打痕等のない高品質なプリント配線板を製造することができる。また、本発明のプリント配線板の製造装置によれば、加熱・加圧手段に、プリント配線板を弾性力を持って加圧する複数の弾性加圧手段が取り付けられていることから、フレキシブル部であってもリジッド部であっても、更には、フレキシブル部がリジッド部の外表面よりも低い位置に形成されていても均一な熱圧着ができる。また、本発明のプリント配線板によれば、前記仮熱圧着した後は仮貼りエリアを除去することで、シワや打痕等のない高品質なプリント配線板が提供可能である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を引用しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1(a)は、本発明を適用したプリント配線板Z1の平面図であり、図1(b)は(a)のA―A線断面図であり、図1(c)は(a)のB―B線断面図である。本実施の形態のプリント配線板Z1は、フレキシブル部Fとリジッド部R,Rが多層構造であり、そしてフレキシブル部Fとリジッド部R,Rに亘って異方性導電性樹脂を有するシールドシートdが貼り合わされている。フレキシブル部Fは、ポリイミドなどの絶縁フィルムb上に銅などの導体箔により配線パターンe1が形成された部分と、配線パターンが形成されない無配線領域が設けられている。配線パターンe1の外側(表層側)には、ポリイミドなどの絶縁フィルムからなるカバーレイフィルムcが配されている。リジッド部R,Rは、ガラス繊維入りエポキシなどの絶縁基板a,a上に銅などの導体箔により配線パターンe2,e2が形成されている。上記フレキシブル部Fとリジッド部R,Rとでは積層枚数が異なり、硬質なリジッド部R,Rの間において屈曲性を有するフレキシブル部Fが低い位置に形成されている。また、本実施の形態のシールドシートdは、配線パターンを電磁波ノイズからシールドする電磁波シールドフィルムであり、このシールドシートdの仮貼り付け面(接着面)には、予めポリイミドやエポキシなどからなる熱硬化性接着剤が印刷あるいは塗布されている。
本実施の形態のプリント配線板Z1の製造方法は、上記無配線領域を仮貼りエリアKとして上記シールドシートdを加熱・加圧手段により仮熱圧着(仮貼り付け)した後、本熱圧着する。仮熱圧着は、後述する加圧機U1,U2と加熱・加圧冶具T11,T12でも良いが、ここでは説明の便宜上(最も単純な例で本発明の内容を説明するために)、半田コテ(加熱・加圧手段)を使用してシールドシートdの仮貼り付けを行う場合で説明する。半田コテを低い位置に形成されているフレキシブル部Fの仮貼りエリアKに対してのみ当てるようにすると、上記フレキシブル部Fの仮貼りエリアKは導体箔による配線パターンが形成されておらず、シールドシートdを熱圧着しても熱の拡散性がリジッド部R,Rに比べて少ないために、シールドシートdを低い温度で仮熱圧着することができる。また、低い位置に形成されているフレキシブル部Fにのみ半田コテを当てるので、位置ずれのおそれは少ない。上記仮熱圧着後(仮貼り付け後)は、上記フレキシブル部Fのみならずリジッド部R,Rにも後述する加圧機U1,U2と加熱・加圧冶具T11,T12等により一度に熱圧着すれば、位置ずれのおそれ、シワや打痕等が生じ難く貼り付けることができる。ここで、仮貼りエリアKは、残してもよいが、配線が施されていないので、除去すると(切り取ると)よい。打痕は仮貼りエリアKで発生するので、除去すれば打痕についての外観上の問題が解決できるからである。
(第2の実施形態)
図2は、本発明を適用したプリント配線板Z2を2個連装した積層シート10の平面図である。図3(a)は、本発明を適用したプリント配線板Z2の平面図である。また、図3(b)は、図3(a)の断面図である。本実施の形態は、フレキシブル部F11と、立体配線がなされたリジッド部R11,R13とを有するフレックスリジッド配線板Z2である(図3(b))。積層シート10の四隅には、位置決めガイド穴wが形成され、加熱・加圧手段の基台T13のガイドピンgpに挿通される。
2個のプリント配線板Z2は、その一方が仮貼りエリアK11〜K21にて積層シート10や他のプリント配線板Z2と接続されているが、仮貼りエリアK11〜K21を最後に除去することで、その一方が積層シート10や他のプリント配線板Z2と分離される。フレキシブル部F11とリジッド部R11,R13の積層構造とカバーレイフィルムc11によるフレキシブル部F11の保護構造は、第1の実施の形態と同様であるが、図面上はこれらを省略している。上記フレキシブル部F1には、導体箔による配線パターンe3,e4,e5が形成された箇所と、配線パターンを設けない無配線領域が設けられているものとし、後述する仮貼りエリアK1〜K6は、いずれも上記無配線領域であり、絶縁フィルムb1又はカバーレイフィルムc11から形成されており、導体箔や上記絶縁基板a11,a12,a13,a14は形成されていない。
次に、本実施の形態のプリント配線板Z2の製造方法と製造装置について図4を用いて説明する。仮熱圧着する第1の加熱・加圧手段G1は、加圧機U1,U2と、ヒータH11が備わった加熱・加圧冶具T11と、積層シート10の押さえ冶具T12と、複数のガイドピンgpが備わった基台T13とを有する(図4(a)(b))。加熱・加圧冶具T11には、弾性加熱加圧手段であるプランジャSが複数取り付けられている。プランジャSは、図4(a)の右側の図に示すように、加熱・加圧冶具T11の下側に連結されるもので、ピンp11〜p21の基端側にコイルバネqが取り付けられて、ピンp11〜p21の先端がシールドシートd11に弾性力を持って当接する構成になっている。プランジャSとしては、ピンp11〜p21にコイルバネqが巻装されるものでも良い。プランジャSの取り付け位置は、上記積層シート10の仮貼りエリアK11〜K21と対応する位置に配されていることが位置ずれ防止の観点から好ましい。すなわち、プリント配線板の仮貼りエリアに応じて配設位置を異ならせて使用する。また、上記押さえ冶具T12には、プランジャSの逃がし穴x(x11〜x21)が形成され、積層シート10を押さえながらピンp11〜p21の先端がシールドシートd11に弾性力を持って当接するようになっている。なお、加圧U1,U2と加熱・加圧冶具T11には、基台T13のガイドピンgpに挿通されるガイド穴wが形成されている。一方、本熱圧着する第2の加熱・加圧手段G2は、上記第1の加熱・加圧手段G1の弾性加熱加圧手段Sとガイド穴wとガイドピンgpを有しないものであり、加圧機U1,U2と、ヒータH14が備わった加熱・加圧機T14と、ヒータH15が備わった基台T15とを有する(図4(c))。
本実施の形態は、プリント配線板Z2を2個連装したものであるが、フレキシブル部F11とリジッド部R11,R13に亘って異方性導電性樹脂を有するシールドシートd11が貼り合わされている。シールドシートd11は、転写フィルム付きのものであり、このシールドシートd10は、シールドシートd11に予め製造工程での異物付着からシールドシートd11を保護するための転写フィルムfs11(仮保護シート)を剥離可能に配したものであり、フレックスリジッド配線板の積層シート10とシールドシートd11の仮貼り付け面(接着面)には、予め熱硬化性接着剤が印刷されている。
プリント配線板Z2の製造方法としては、まず基台T13に備わるガイドピンgpに合わせて、上記積層シート10をガイド穴wを通して配設して、次に、転写フィルム付きシールドシートd10をガイド穴wを通して配設する(図4(a))。そして、転写フィルム付きシールドシートd10を自重にて均一に押さえるための押さえ冶具T12を配設して、プランジャp11〜p21が備わった加熱・加圧冶具T11を配設する(図4(a))。
押さえ冶具T12の自重により、積層シート10が均一に押さえられた状態で、加圧機U1,U2にて加圧することで、複数のプランジャSのピンp11〜p21を仮貼りエリアK11〜K21に接触させると、上記ピンp11〜p21が無配線領域である仮貼りエリアK11〜K21を確実に接触させながら、ヒータH11からの熱を仮貼りエリアK11〜K21に伝えて加熱・加圧する。すなわち、上記ピンp11〜p21が低い位置に形成されているフレキシブル部F11の段差の低い部分に対してのみ接触することで(弾性加熱加圧手段Sにより仮熱圧着することで)、上記低い位置に形成されたフレキシブル部F11に対してのみ仮貼りエリアK11〜K21の熱硬化性接着剤を熱硬化させて、シールドシートd11とフレックスリジッド配線板の積層シート10を仮貼り付けする(図4(b))。ここで、同じ低い位置に形成されているフレキシブル部F11であっても、導体箔により配線パターンが形成された部分と、配線パターンが形成されない無配線領域では、その厚みや屈曲性の違い等が生じるが、複数のプランジャSに内蔵されたコイルバネqの弾性力が働き、これらの違いを吸収して、全体として均一な仮熱圧着(仮貼り付け)を行うこととなる。なお、仮に誤ってプランジャSがリジッド部R11,R13と接触したとしても、コイルバネqの弾性力が働くと、フレキシブル部F11とリジッド部R11,R13との硬質性の違いや配線パターンの有無等を吸収して、全体として均一な仮熱圧着(仮貼り付け)を行うので、作業性の問題などは生じなくなる。シールドシートd11を仮貼り付けするに際しては、無配線領域である仮貼りエリアK11〜K21は配線パターンがないので、リジッド部R11,R13よりも熱拡散性が少なく、その分低い温度で仮貼り付けすることができ、異方性導電性樹脂に高熱による悪影響を及ぼすおそれは低い。また、低い位置に形成されているフレキシブル部F11に対してのみ弾性加熱加圧手段Sにより仮熱圧着するので、位置ずれを生じ難くして正確に仮貼り付けを行うことができる。
次に、複数のプランジャ(弾性加熱加圧手段)Sの備わった加熱・加圧冶具T11と押さえ冶具T12を取り外して、弾性加熱加圧手段Sとガイド穴wとガイドピンgpを有しない第2の加熱・加圧手段G2として加熱・加圧面が平らな加熱・加圧機T14と、基台T15を配置して、ヒータH14とH15、あるいは、ヒータH14にて加熱しながら、加圧機U1,U2により、絶縁フィルムb11とシールドシートd11や、絶縁基板a12(a14)又は絶縁基板a11(a13)とシールドシートd11とを加熱・加圧することで、仮貼りエリアK11〜K21以外の熱硬化性接着剤を熱硬化させる(図4(c))。転写フィルムfs11と加熱・加圧機T14との間や、絶縁基板a11と加熱・加圧機T15との間には、適宜クッション材cuや金属板suを入れると良い。クッション材cuとしては、テフロン(登録商標)シート、シリコーンゴムシート、エポキシシート、ポリイミドシートなどがあり、金属板suとしては、アルミ板、SUS板などがあり、これらクッション材cuや金属板suを適宜、組み合わせて挿入する。例えば、図5(c)に示すように、クッション材cuと転写フィルムfs11、クッション材cuと絶縁基板a11(a13)が接するように配置し、金属板suとクッション材cu、金属板suと加熱・加圧機T14(T15)が接するように配置することで、仮貼り付けされた転写フィルム付きシールドシートd10と積層シート10の組み合わせを複数段、積層して同時に加熱・加圧することができる。そして、所定時間、加圧・加熱硬化することにより、転写フィルム付きシールドシートd10を密着させて貼り合わせた積層シート10が形成される(図4(d))。最後に、仮貼りエリアK11〜K21を金型やルータ等の工具にて除去して、転写フィルムfs11を剥がすことで、シワのないプリント配線板Z2が製造される(図4(e))。
(実施例1)
本発明は、市販の半田コテによるプリント配線板の製造方法にも適用可能であるが、上記図2のプリント基板Z2のエリアK11〜K21をねらって市販の半田コテを押し当て、仮貼り付けを行なった。すなわち、コテ先温度を140℃〜170℃程度でエリアK11〜K21をねらって押し当て、巾約1mmの仮貼りエリアK11〜K21を手加減にて加圧しながら、10〜30秒程度加熱することで、仮貼りエリアK11〜K21の熱硬化性接着剤層を加熱硬化することができた。そして、仮貼りエリアK11〜K21を除去した。これに対して、従来の半田コテを使って行う場合(コテ先温度は、約210℃に設定することが多かった。)、リジッド部に仮貼りをしていたため、高温での仮貼りが要求されるとともに、リジッド部は接着し難いために、仮貼り部に強く半田コテを押し当てる等して時間もかかり、しかも、打痕(打痕不良)も生じていた。これら従来の打痕、シワ、位置ずれ等による不良は約10%発生していたが、今回の実施例1では打痕、シワ、位置ずれ等による不良率を約3%に抑制することができた。なお、今回の実施例1では、仮貼りエリアK11〜K21を除去したことにより、打痕不良は生じなくなり、上記不良率3%以下に実質減少させることができた。
(実施例2)
本発明の第2の実施の形態の製造方法と製造装置により、フレックスリジッド配線板Z2を作製した。フレックスリジッド配線板Z2は、銅箔により配線パターンが形成されたポリイミドフィルムb11からなるフレキシブル部F11と、上記ポリイミドフィルムb11を銅箔により配線パターンが形成されたガラス繊維入りエポキシ基板(FR4)a11とa12で挟んでビア等により立体配線がなされたリジッド部R11と、上記ポリイミドフィルムb11を銅箔により配線パターンが形成されたガラス繊維入りエポキシ基板(FR4)a13とa14で挟んでビア等により立体配線がなされたリジッド部R13とを有する。転写フィルム付きシールドシートd10としては、タツタシステム・エレクトロニクス株式会社製FPC用電磁波シールドフィルムSF−PC5000をこれらフレキシブル部F11とリジッド部R11とリジッド部R13とに亘って貼り合わせた。なお、フレックスリジッド配線板Z2の積層シート10からの取個数は21個とした。
電磁波シールドフィルムSF−PC5000は、フレキシブル部F11やリジッド部R11,R13への接着面から順に、異方性導電接着剤層(17μm)、銀薄膜層(0.1μm)、絶縁層(5μm)から形成され、絶縁層(5μm)の上側にはPET製の転写フィルム(50μm)が剥離可能に配されている。また、電磁波シールドフィルムSF−PC5000の上記接着面には、予めPET製の保護フィルム(120μm)が剥離可能に配されており、接着作業の際に、PET製の保護フィルム(120μm)を剥離して使用する。
第1の加熱・加圧手段G1である加熱・加圧冶具T11のヒータH11は、約170℃に設定され、プランジャSのピンpは140℃〜170℃に加熱された状態となり、巾約1mmの仮貼りエリアK11〜K21を0.1〜0.3MPaにて加圧しながら、5〜10秒程度加熱することで、仮貼りエリアK11〜K21の熱硬化性接着剤層を加熱硬化することができた。そして、第2の加熱・加圧手段G2である加熱・加圧冶具T14のヒータH14は、約170℃に設定され、積層シート10全体は140℃〜170℃に加熱された状態となり、積層シート10全体を2〜4MPaにて加圧しながら、1〜3時間程度加熱することで、熱硬化性接着剤層全体を加熱硬化することができた。位置ずれ不良やシワや打痕等はなかった。
以上、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、ここでは、ベースフィルムb11はポリイミドフィルムとしたが、液晶ポリマー等を使用しても問題ない。また、本実施の形態では、片面に転写フィルム付きシールドシートd10を貼り合わせたが、両面に転写フィルム付きシールドシートd10を貼り合わせてもよい。さらに、従来、フレキシブル部F11に配される配線パターンの絶縁保護のためのカバーレイフィルムc11を省くことも可能である。
また、上述した実施の形態では、異方性導電性樹脂を有するシールドシートd11としたが、電磁波シールドシートに限定されるものではなく、磁性シートなどを含む金属導体を有する機能性樹脂シート全般に応用できるものである。このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることは言うまでもない。
本発明を適用した第1の実施の形態のプリント配線板を示す模式図であり、(a)はその平面図であり、(b)は(a)のA−A線断面図であり、(c)は(a)のB−B線断面図である。 本発明を適用した第2の実施の形態のプリント配線板が連装された積層シートを示す模式図である。 上記第2の実施の形態のプリント配線板を示す模式図であり、(a)はその平面図であり、図3(b)は、図3(a)の断面図である。 上記第2の実施の形態のプリント配線板の製造方法と製造装置を示す模式図である。 上記第2の実施の形態の他のプリント配線板の製造装置を示す模式図である。
符号の説明
Z1,Z2 プリント配線板(フレックスリジッド基板)、
b,b1,b11 絶縁フィルム、
a,a11,・・・,a14 絶縁基板、
c,c11 カバーレイフィルム、
d,d11 シールドシート、
e1,・・・,e5 配線パターン(導体箔)、
F,F11 フレキシブル部(フレキシブル基板)、
R,R11,R13 リジッド部(リジッド基板)、
K,K11,・・,K21 仮貼りエリア(無配線領域)、
U1,U2 加圧機、
T11 加熱・加圧冶具、
T14 加熱・加圧機、
G1 第1の加熱・加圧手段、
G2 第2の加熱・加圧手段、
S 弾性加熱加圧手段(プランジャ)、
q コイルバネ

Claims (5)

  1. 絶縁基板上に導体箔により配線パターンが形成されたリジッド部と、絶縁フィルムからなるフレキシブル部と、これらに亘って貼り合わせられるシールドシートとが備わっており、フレキシブル部とリジッド部が各々多層構造で、フレキシブル部の外表面がリジッド部の外表面よりも低い位置に形成されたプリント配線板とするために、前記フレキシブル部に配線パターンが形成されない無配線領域を設けて仮貼りエリアとし、この仮貼りエリアを介して前記フレキシブル部が連装された状態で前記シールドシートを仮熱圧着するに際して、前記シールドシートを弾性力を持って加圧する複数のプランジャが加熱部と連結されてなる加熱加圧冶具を用いて、前記プランジャの先端を前記シールドシートに当接させて加熱しながら加圧することにより仮熱圧着しその後、本熱圧着してから前記仮貼りエリアを除去することを特徴とするプリント配線板の製造方法。
  2. 前記仮熱圧着する際に、押さえ冶具を用いて、当該押さえ冶具の自重によって前記リジッド部を上から押さえた状態で、当該押さえ冶具に形成された逃がし穴に前記プランジャを通して前記フレキシブル部を加熱しながら加圧することを特徴とする請求項記載のプリント配線板の製造方法。
  3. 絶縁基板上に導体箔により配線パターンが形成されたリジッド部と、絶縁フィルムからなるフレキシブル部と、これらに亘って貼り合わせられるシールドシートとが備わっており、フレキシブル部とリジッド部が各々多層構造で、フレキシブル部の外表面がリジッド部の外表面よりも低い位置に形成されたプリント配線板とするために、前記フレキシブル部に配線パターンが形成されない無配線領域が設けられて仮貼りエリアとされ、この仮貼りエリアを介して前記フレキシブル部が連装された状態で前記シールドシートを仮熱圧着するに際して使用されるプリント配線板の製造装置であって、前記シールドシートを弾性力を持って加圧する複数のプランジャが加熱部と連結されてなる加熱加圧冶具を備え、前記プランジャの先端が前記シールドシートに当接して加熱しながら加圧することにより仮熱圧着する構成であることを特徴とするプリント配線板の製造装置。
  4. 前記リジッド部をその自重によって均一に押さえる押さえ冶具が備わっており、前記押さえ冶具の自重によって前記リジッド部を上から押さえた状態で、前記押さえ冶具に形成された逃がし穴に前記プランジャを通して前記フレキシブル部を加熱しながら加圧する構成であることを特徴とする請求項記載のプリント配線板の製造装置。
  5. 前記プランジャには、ピンの基端側にコイルバネが取り付けられて内蔵されており、これらピンの先端が前記シールドシートに当接して加熱しながら加圧する構成であることを特徴とする請求項3または4記載のプリント配線板の製造装置。
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