JP4897552B2 - プリーツスクリーン - Google Patents

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Description

この発明は、プリーツスクリーンのボトムレールに関するものである。
プリーツスクリーンは、上下方向にジクザグ状に折り曲げ可能としたスクリーンをヘッドボックスから吊下支持し、そのスクリーンを操作装置により昇降して採光量を適宜に調節するものである。
このようなプリーツスクリーンの一種類として、図13(a)に示すように、上下方向中間部に折り目1を設けた生地2の上下両端縁に接合片3をそれぞれ設け、その接合片3を他の生地の接合片3に溶着等の手段により接合して、スクリーン4を形成したものがある。
このようなスクリーン4を備えたプリーツスクリーンでは、接合片(昇降コード保持部)3に昇降コード5を挿通し、その昇降コード5の下端にボトムレールを吊下支持し、スクリーン4の下縁をボトムレールに取着している。そして、そのボトムレールを昇降することにより図13(a)に示すようにスクリーン4を下方へ引き延ばし、あるいは同図(b)に示すようにスクリーン4を上方へ畳み込み可能である。
従って、このスクリーン4では昇降コードを挿通する挿通孔はスクリーン背面の接合片3に設けられるので、その挿通孔からの光洩れが防止される。
上記スクリーン4は、下方へ引き延ばしたとき、図14(a)に示すように、折り目1の近傍ではスクリーン4を上下方向に引き伸ばす力に反発する力F1が発生し、接合片3近傍においても、スクリーン4を上下方向に引き伸ばす力に反発する力F2が発生する。
また、スクリーン4を上方へ畳み込んだとき、図14(b)に示すように、接合片3を積層させて上下方向に押圧する力F4が作用すると、生地2の折り目1近傍部分では、畳み込みに反発する力F3が発生する。
通常、ボトムレール6の前後幅は、上方に畳み込んだスクリーン4の前後幅程度に形成され、重心Wはその前後方向中央部に位置している。このようなボトムレール6では、図15(a)に示すように、ボトムレール6がその昇降範囲の中間位置まで下降した状態では、ボトムレール6の後端近傍が昇降コード5に吊下支持される状態となるため、ボトムレール6の前端側が下がる方向に傾いて吊下支持される。
また、ボトムレール6が下限まで下降されると、図15(b)に示すように、スクリーン4の引き延ばしに反発する力F1により、ボトムレール6の前端側が持ち上がる方向に傾いて吊下支持される。
また、ボトムレール6が上限まで引き上げられると、図15(c)に示すように、力F3によりスクリーン4の折り目部分が拡がろうとするため、ボトムレール6の前端側が下がる方向に傾いて吊下支持される。
従って、ボトムレール6の昇降操作によりボトムレール6が前後方向に傾き、その傾き方向もボトムレール6の高さによって変化するため、美観上好ましくない。
図16は、ボトムレール6を中間位置まで引き上げたとき、同ボトムレール6が水平方向となるように、ボトムレール6の前後方向後端部に重心Wを位置させた場合を示す。この場合には、同図(a)に示すように、ボトムレール6を下限まで下降させると、ボトムレール6の前端側が大きく持ち上げられて傾く。同図(b)に示すように、ボトムレール6が中間位置まで引き上げられると、スクリーン4の前端側でボトムレール6を下方へ押し下げようとする力と、ボトムレール6の重心Wとが釣り合って、ボトムレール6はほぼ水平方向に保持される。
しかし、ボトムレール6を上限近傍まで引き上げると、図16(c)に示すように、力F3によりスクリーン4の折り目部分が拡がろうとするため、ボトムレール6の前端側が僅かに下がる方向に傾いて吊下支持される。
図17は、ボトムレール6を下限まで下降させたとき、同ボトムレール6が水平方向となるように重心Wをボトムレール6の前端側に位置させた場合を示す。この場合には、同図(a)に示すように、ボトムレール6を下限まで下降させると、ボトムレール6はほぼ水平方向に保持されるが、同図(b)に示すように、ボトムレール6が中間位置まで引き上げられると、スクリーン4の前端側でボトムレール6を下方へ押し下げようとする力F3により、ボトムレール6の前端側が下がる。
また、ボトムレール6を上限近傍まで引き上げると、図17(c)に示すように、力F3がさらに増大し、ボトムレール6がさらに傾いて吊下支持される。
実公昭58−13817号公報 特許第2606944号公報 特許第3247792号公報
上記のようなプリーツスクリーンでは、スクリーンを昇降するためにボトムレールを昇降すると、ボトムレールが前後方向に傾動して、美観上好ましくない。
特許文献1にはカーテン下端の支持板に重錘を取り付けて、支持板のバランスを確保する構成が開示されているが、カーテンの昇降時に支持板の傾動を防止するための構成は開示されていない。
特許文献2には、上記スクリーンと同様なスクリーンを使用したプリーツカーテンが開示されているが、ウェイトバーの傾動防止に関する構成は開示されていない。
特許文献3には、ボトムレールの中心線上からオフセットした位置で昇降コードに吊下支持されるボトムレールの重心を、昇降コードによる吊下げ位置の真下に位置させて、ボトムレールを水平方向に吊下支持するプリーツカーテンが開示されている。しかし、ボトムレールの昇降操作時にスクリーンからボトムレールに作用する力によるボトムレールの傾きを抑制する構成は開示されていない。
この発明の目的は、スクリーンの前後幅の中央部からずれた位置で昇降コードをスクリーンに挿通したプリーツスクリーンにおいて、昇降操作時にスクリーンからボトムレールに作用する力によるボトムレールの傾動を防止し得るプリーツスクリーンを提供することにある。
請求項1では、スクリーンの前後幅の中央部からずれた位置で昇降コードをスクリーンの昇降コード保持部に挿通し、前記昇降コードの下端にボトムレールを取着して、該ボトムレールの昇降操作により前記スクリーンを昇降可能としたプリーツスクリーンにおいて、前記ボトムレールの上端部に水平部を設け、該水平部の後端から下方に延びる垂直部を設け、前記ボトムレールは、前記水平部と前記垂直部を構成する低質量密度の長尺形材と、前記垂直部に備えられる高質量密度で断面縦長の錘を備え、前記錘の重心を前記昇降コードの延長線上より後方に位置させ、前記垂直部の質量密度を前記水平部の質量密度より大きくして前記ボトムレールの重心を前記水平部の後端部下方に位置させ、該重心の上方で前記ボトムレールに前記昇降コードを取着した。
請求項2では、スクリーンの前後幅の中央部からずれた位置で昇降コードをスクリーンの昇降コード保持部に挿通し、前記昇降コードの下端にボトムレールを取着して、該ボトムレールの昇降操作により前記スクリーンを昇降可能としたプリーツスクリーンにおいて、前記ボトムレールの上端部に水平部を設け、該水平部の後端から下方に延びる垂直部を設け、前記ボトムレールは、前記水平部と前記垂直部を構成する低質量密度の長尺形材と、前記垂直部に備えられる高質量密度で断面縦長の錘を備え、前記錘に螺入したネジの先端を前記垂直部に押し当てて、該錘の上下両端を前記形材に係合させ、前記垂直部の質量密度を前記水平部の質量密度より大きくして前記ボトムレールの重心を前記水平部の後端部下方に位置させ、該重心の上方で前記ボトムレールに前記昇降コードを取着した。
請求項3では、前記垂直部は、下方に向かって質量密度を徐々に大きくした。
請求項4では、前記垂直部の後端面と、前記スクリーンの後端縁とを前後方向にほぼ揃えて位置させた。
請求項5では、前記水平部に、前記昇降コードの下端を保持する空間を備えた
請求項では、前記垂直部には、前記ネジを押し当てる位置にリブを設けた。
請求項では、前記水平部は、一部を開口した溝形として、前記昇降コードの下端とピッチ保持コードの下端を着脱可能に支持する取付具を挿入可能とした。
請求項では、生地の折り目に接合片を設け、前記接合片に前記昇降コードを挿通し、前記水平部で前記接合片を押し上げて、前記スクリーンを畳み込み可能とした。
請求項では、最下段の前記接合片を前記水平部に固定した。
本発明によれば、スクリーンの前後幅の中央部からずれた位置で昇降コードをスクリーンに挿通したプリーツスクリーンにおいて、昇降操作時に、ボトムレールの傾動を防止し得るプリーツスクリーンを提供することができる。
以下、この発明を具体化した一実施の形態を図面に従って説明する。前記従来例と同一構成部分は同一符号を付して説明する。
図1に示すプリーツスクリーンは、上下方向に多数の折り目1を設けてジグザグ状に畳み込み可能とした生地2の1段おきの折り目に接合片(昇降コード保持部)3が形成されてスクリーン4が形成されている。前記接合片3は、スクリーン4の背面側に向かって凸となる折り目を所定の幅で接合して形成される。その接合方法は、生地2の幅方向に非連続となる超音波溶着を施したり、縫着あるいは接着剤による接着でも可能である。
また、前記接合片3に代えて、生地とは別体のリング部材や孔を備えた接合テープをしようすることもできる。
前記接合片3には昇降コード5が挿通され、その昇降コード5の下端にボトムレール11が吊下支持されている。そして、昇降コード5を介してボトムレール11を昇降することにより、図1(a)に示すようにスクリーン4を下方へ引き延ばし、あるいは同図(c)に示すようにスクリーン4を上方へ畳み込み可能となっている。
このボトムレール11は、断面縦長となる直方体状に形成されてその上端部がスクリーン4を上方へ押し上げる水平部12として作用し、その水平部12の前後両端が下方に延設されて垂直部13が形成されている。そして、垂直部13内に縦長の錘14が収容され、その錘の重心は昇降コード5の取付位置より後方にオフセットされて、昇降コード5の取付位置の下方にボトムレールの重心Wが位置している。
また、ボトムレール11はその後端面と生地2の後端縁とが前後方向にほぼ揃う位置で吊下支持され、最下段の接合片3は前記水平部12の上面に取着されている。
このように構成されたボトムレール11では、重心Wが昇降コード5の取付位置の下方に位置し、垂直部13に錘14を取着したことにより、垂直部13の質量密度が水平部12の質量密度より大きくなる。このため、図1(a)に示すように、ボトムレール11を下限まで下降させたとき、ボトムレール11の前端側で同ボトムレール11を上方へ引き上げようとする力F2が作用するが、縦長のボトムレール11は力F2による傾動を阻止するように動作する。また、スクリーン4の最下部の接合片3が、ボトムレール11への昇降コード5の取付位置付近である水平部12の上面に固定されているので、力F2は小さくなる。従って、ボトムレール11は傾動し難い。
図1(b)に示すように、ボトムレール11を昇降範囲の中間位置まで引き上げると、ボトムレール11上に積層されたスクリーン4には、畳み込みに反発する力F3が作用するが、縦長のボトムレール11が力F3による傾動を阻止するように動作する。
さらに、図1(c)に示すように、ボトムレール11を上限近傍まで引き上げると、力F3はさらに大きくなるため、ボトムレール11の前端側が僅かに下方に下がるが、縦長のボトムレール11によりその傾動は抑制される。また、錘14の取付位置を下方に下げれば、ボトムレール11の傾動抑制効果をさらに向上させることができる。
図2は、ボトムレールの別例を示す。このボトムレール15は、水平部16の後端側が下方へ延設されて垂直部17が形成され、断面L型に形成されている。前記垂直部17の下部は、鉄等の質量密度の高い材質で形成されて錘18が形成され、垂直部17の上部及び水平部は、木材等の質量密度の低い材質で形成されている。そして、ボトムレール15の重心Wが昇降コード5の取付位置の下方に位置している。
このように構成されたボトムレール15では、重心Wが昇降コード5の取付位置の下方で水平部16のやや下方に位置する。従って、図2(a)に示すように、ボトムレール15を下限まで下降させたとき、スクリーン4の前端側でボトムレール15を上方へ引き上げようとする力F2がわずかに作用するが、ボトムレール15の垂直部17の錘18が力F2による傾動を阻止するように動作する。
また、図2(b)に示すように、ボトムレール15を昇降範囲の中間位置まで引き上げると、ボトムレール15上に積層されたスクリーン4には、畳み込みに反発する力F3が作用するが、ボトムレール15の垂直部17の錘が力F3による傾動を阻止するように動作する。
さらに、図2(c)に示すように、ボトムレール15を上限近傍まで引き上げると、力F3はさらに大きくなるため、ボトムレール15の前端側が僅かに下方に下がるが、垂直部17の錘18の作用によりその傾動は抑制される。
図3は、ボトムレールの更なる別例を示す。このボトムレール19は、水平部20の後端部から下方に延びる垂直部21が形成され、その垂直部21の下部に縦長の錘22が取着されている。また、水平部20の上面にスクリーン4の下端部が取着されるとともに、水平部20に昇降コード5の下端が取着されている。なお、水平部20の下面と錘22の上端との間には、昇降コード5の下端を水平部20に取着するための空間が確保されている。
このように構成されたボトムレール19では、垂直部21に縦長の錘22を取着したことにより、図1に示すボトムレール11と同様な作用効果を得ることができる。
図4は、ボトムレールの更なる別例を示す。このボトムレール23は、形材で断面コ字状に形成された水平部24の下辺後端部26に縦長の錘27が取着されて垂直部25が形成されている。なお、水平部24には昇降コード5の下端を取着するための空間が確保されている。
このように構成されたボトムレール23では、垂直部25として縦長の錘27を取着したことにより、図1に示すボトムレール11と同様な作用効果を得ることができる。
また、水平部24は昇降コード5を上方へ導出するために、上辺のみに溝状の開口部を設けた形状としてもよい。
図5は、ボトムレールの更なる別例を示す。このボトムレール28の水平部29及び垂直部30は、図3に示すボトムレール19の水平部20及び垂直部21と同様な構成である。そして、垂直部30の上端及び下端に縦長の錘31を保持する錘受32a,32bが形成されている。
前記ボトムレール28はアルミ等の比較的軽量な金属の押出形材で形成され、錘31は鉄等の比重の重い金属板で形成される。また、水平部29及び垂直部30の前面は、スクリーン4の下端の生地2で覆われている。
このように構成されたボトムレール28では、図3に示すボトムレール19と同様な作用効果を得ることができるとともに、錘受32a,32bで錘31を容易に保持することができる。また、錘受32bの肉厚を厚くすれば、ボトムレールの重心をさらに下げることができる。
図6は、ボトムレールの更なる別例を示す。このボトムレール33は、水平部34の前端部及び後端部から下方に向かって湾曲しながら延びる垂直部35が設けられ、垂直部35の下端に取着される底辺36は水平部34より幅広に形成されて、断面紡錘形に形成されている。
また、水平部34及び垂直部35は、木材等の低質量密度の材料で形成され、その中心部には下端から水平部34まで、昇降コード5を保持する収容部35aが形成され、その収容部35aの上方に昇降コード5を挿通するための挿通孔が形成されている。そして、昇降コード5を挿通孔及びに挿通して垂直部35の下方へ引き出し、その昇降コード5の下端に結び目等の係止端を形成して、その係止端を収容部35a内に引き込ませると、昇降コード5の下端にボトムレール33が吊下支持される。
前記垂直部35内の後部には、縦長の2個の錘37a,37bが上下に収容され、上方に位置する錘37aは、下方に位置する錘37bより小さく形成されている。なお、底辺36は垂直部35とは別体として、昇降コード5及び錘37a,37bの取付後に垂直部35に取り付ける構成とする。
このように構成されたボトムレール33では、垂直部35内の後部に縦長の錘37a,37bを取着したことにより、図3に示すボトムレール19と同様な作用効果を得ることができる。また、錘を2個に分割し、下方に大きな錘37bを配設したことにより、ボトムレールの重心を下げることができる。
図7は、ボトムレールの更なる別例を示す。このボトムレール38は、水平部39の後端部から下方に延びる垂直部40が一体に形成され、水平部39の前端から垂直部40の下端にかけて、スクリーン4の下端の生地2で覆われている。そして、前記垂直部40に縦長の錘42が取着されている。なお、水平部39には、昇降コード5の下端を水平部39に取着するための空間が確保されている。
このように構成されたボトムレール38では、図3に示すボトムレール19と同様な作用効果を得ることができる。
図8は、ボトムレールの更なる別例を示す。このボトムレール43は、水平部44の後端部から下方に延び、さらに前方に延びる垂直部45が一体に形成され、水平部44の前端から垂直部45の前端47にかけて、スクリーン4の下端の生地2で覆われている。そして、前記垂直部45に縦長の錘48が収容されている。
このように構成されたボトムレール43では、垂直部45に縦長の錘48を取着したことにより、図3に示すボトムレール19と同様な作用効果を得ることができる。
図9は、ボトムレールの更なる別例を示す。このボトムレール49はアルミ形材で形成され、断面縦長の板状の鉄等の錘50にネジ51を螺入し、そのネジ51の先端を垂直部52の内側面に押し当てることにより、錘50の上下両端をリブ53に押し当てて、錘50をボトムレール49に固定する構成としたものである。
前記垂直部52は、僅かに後方に湾曲して形成され、その頂部内側にリブ54が形成されている。そして、ネジ51の先端をリブ54に押し当てることにより、ネジ51の押圧による垂直部52の外側面の変形を防止するようになっている。また、錘50を保持するリブ53間は大きく開口されていて、ネジ51を錘50に容易に螺入可能となっている。
また、スクリーン4の下端を取着した生地押さえ59がリブ53に取着されて、錘50がスクリーン4の下端部で覆い隠されている。
また、図10に示すように、ボトムレール49を上方へ引き上げると、スクリーン4がボトムレール49上に畳み込まれる。この状態では、スクリーン4の後端縁とボトムレール49の垂直部52が、前後方向にほぼ連なるように位置している。
このように構成されたボトムレール49では、図3に示すボトムレール19と同様な作用効果を得ることができるとともに、錘50を垂直部52に容易に取着することができる。また、錘50の露出を防止して美観を向上させることができる。
図9及び図10に示すボトムレール49では、昇降コード5及びピッチ保持コード60を取付具61に取着し、その取付具61をボトムレール49,55の上部に保持する構成である。その具体的構成を以下に説明する。
図11に示すように、ボトムレール55の上端部に設けられた水平部62には、昇降コード5及びピッチ保持コード60を挿通可能とした溝部63が開口され、その溝部63の下方には、前記取付具61を収容可能とした空間として収容部64が形成されている。
前記取付具61は合成樹脂で形成され、その水平片65の中央部には前記昇降コード5とピッチ保持コード60をそれぞれ挿通可能とした2つの挿通孔66が形成されている。前記挿通孔66の両側において、前記水平片65の下面には係止部67がそれぞれ設けられ、その係止部67には前記昇降コード5あるいはピッチ保持コード60の端部に設けられる結び目5a,60aを保持可能とした保持孔68が形成されている。
そして、昇降コード5及びピッチ保持コード60を取付具61の上方から挿通孔66に挿通し、その昇降コード5及びピッチ保持コード60の端部に結び目5a,60aを形成して保持孔68に保持させる。そして、取付具61をボトムレール55の側方から収容部64内に挿入して所定の位置まで移動させると、図12に示すように、昇降コード5及びピッチ保持コード60がボトムレール55に取着される。
この状態では、結び目5a,60aが水平片65の下方に位置するため、結び目5a,60aがボトムレール55の溝部63から露出することはない。また、昇降コード5あるいはピッチ保持コード60の長さを調整する場合には、ピンセット等で結び目5a,60aを水平片65の下方からつまみ出し、その状態で昇降コード5あるいはピッチ保持コード60上での結び目5a,60aの位置を調整すればよい。
上記のようなプリーツスクリーンでは、次に示す作用効果を得ることができる。
(1)ボトムレールの重心を、昇降コードの取付位置の下方に位置させたので、ボトムレールを昇降してスクリーンを昇降操作するとき、ボトムレールの傾動を抑制することができる。
(2)スクリーンの前後幅の中央部からずれた位置で昇降コードをスクリーンに挿通したプリーツスクリーンにおいても、ボトムレール重心を、昇降コードの取付位置の下方に位置させたので、スクリーンの昇降操作時のボトムレールの傾動を抑制することができる。
(3)図1に示すように、ボトムレール11を縦長とし、その上端部で昇降コード5を取着することにより、重心Wの上方に昇降コード5を取着することができる。
(4)図2に示すように、ボトムレール15の水平部16の後端部に垂直部17を設けて、ボトムレール15の重心Wを水平部16の後端側に位置させ、その重心Wの上方でボトムレール15に昇降コード5を取着することができる。
(5)水平部の後端部から下方に延びる垂直部近傍に縦長の錘を取着したので、スクリーン4の昇降操作時に、ボトムレールの傾動を抑制することができる。
(6)図9に示すように、錘50をネジ51でボトムレール49の垂直部52に容易に取着することができる。
(7)図9に示すボトムレール49では、錘50を保持するリブ53間が開口されているので、ネジ51の螺入操作を容易に行なうことができる。
(8)図9及び図10に示すボトムレール49では、錘50をスクリーン4の下端部で覆って美観を向上させることができる。
上記実施の形態は、以下の態様で実施してもよい。
・ボトムレールは、昇降コードの取付位置の下方に重心が位置するような形状であれば、任意の断面形状としてもよい。
・昇降コード5はスクリーン4の接合片以外に、スクリーンに取着したリング等の昇降コード保持部に挿通してもよい。
・スクリーン4は、上下両端に接合片を備えた多数枚の生地を、その接合片で上下方向に接続して形成してもよい。
(a)〜(c)は一実施の形態のボトムレールを示す側面図である。 (a)〜(c)はボトムレールの別例を示す側面図である。 ボトムレールの別例を示す側面図である。 ボトムレールの別例を示す側面図である。 ボトムレールの別例を示す側面図である。 ボトムレールの別例を示す側面図である。 ボトムレールの別例を示す側面図である。 ボトムレールの別例を示す側面図である。 ボトムレールの別例を示す側面図である。 ボトムレールの別例を示す側面図である。 ボトムレールと取付具を示す分解斜視図である。 ボトムレールと取付具を示す断面図である。 (a)(b)はプリーツスクリーンの引き出し及び畳み込み動作を示す側面図である。 (a)(b)はプリーツスクリーンの引き出し及び畳み込み動作時にスクリーンに作用する力を示す側面図である。 (a)〜(c)はボトムレールの従来例を示す側面図である。 (a)〜(c)はボトムレールの従来例を示す側面図である。 (a)〜(c)はボトムレールの従来例を示す側面図である。
符号の説明
3…昇降コード保持部(接合片)、4…スクリーン、5…昇降コード、11,15,19,23,28,33,38,43,49…ボトムレール、12,16,20,24,29,34,39,44,62…水平部、13,17,21,25,30,35a,35b,40,45,52…垂直部、W…重心。

Claims (9)

  1. スクリーンの前後幅の中央部からずれた位置で昇降コードをスクリーンの昇降コード保持部に挿通し、前記昇降コードの下端にボトムレールを取着して、該ボトムレールの昇降操作により前記スクリーンを昇降可能としたプリーツスクリーンにおいて、
    前記ボトムレールの上端部に水平部を設け、該水平部の後端から下方に延びる垂直部を設け、
    前記ボトムレールは、前記水平部と前記垂直部を構成する低質量密度の長尺形材と、前記垂直部に備えられる高質量密度で断面縦長の錘を備え、前記錘の重心を前記昇降コードの延長線上より後方に位置させ、
    前記垂直部の質量密度を前記水平部の質量密度より大きくして前記ボトムレールの重心を前記水平部の後端部下方に位置させ、該重心の上方で前記ボトムレールに前記昇降コードを取着したことを特徴とするプリーツスクリーン。
  2. スクリーンの前後幅の中央部からずれた位置で昇降コードをスクリーンの昇降コード保持部に挿通し、前記昇降コードの下端にボトムレールを取着して、該ボトムレールの昇降操作により前記スクリーンを昇降可能としたプリーツスクリーンにおいて、
    前記ボトムレールの上端部に水平部を設け、該水平部の後端から下方に延びる垂直部を設け、
    前記ボトムレールは、前記水平部と前記垂直部を構成する低質量密度の長尺形材と、前記垂直部に備えられる高質量密度で断面縦長の錘を備え、前記錘に螺入したネジの先端を前記垂直部に押し当てて、該錘の上下両端を前記形材に係合させ、
    前記垂直部の質量密度を前記水平部の質量密度より大きくして前記ボトムレールの重心を前記水平部の後端部下方に位置させ、該重心の上方で前記ボトムレールに前記昇降コードを取着したことを特徴とするプリーツスクリーン。
  3. 前記垂直部は、下方に向かって質量密度を徐々に大きくしたことを特徴とする請求項1又は2に記載のプリーツスクリーン。
  4. 前記垂直部の後端面と、前記スクリーンの後端縁とを前後方向にほぼ揃えて位置させたことを特徴とする請求項1又は2に記載のプリーツスクリーン。
  5. 前記水平部に、前記昇降コードの下端を保持する空間を備えたことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のプリーツスクリーン。
  6. 前記垂直部には、前記ネジを押し当てる位置にリブを設けたことを特徴とする請求項記載のプリーツスクリーン。
  7. 前記水平部は、一部を開口した溝形として、前記昇降コードの下端とピッチ保持コードの下端を着脱可能に支持する取付具を挿入可能としたことを特徴とする請求項記載のプリーツスクリーン。
  8. 生地の折り目に接合片を設け、前記接合片に前記昇降コードを挿通し、前記水平部で前記接合片を押し上げて、前記スクリーンを畳み込み可能としたことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のプリーツスクリーン。
  9. 最下段の前記接合片を前記水平部に固定したことを特徴とする請求項記載のプリーツスクリーン。
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