JP4896509B2 - プラスチック容器 - Google Patents

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Description

本発明は、プラスチック容器に関し、より詳しくは、内容物を個々独立して収容する複数の収容部を備え、この複数の収容部が一枚のフィルム材で封止された容器に関する。
特許文献1は、内視鏡写真撮影用フィルム材を収容するための容器として、上方に開放した複数の収容部をフィルム材で封止したプラスチック容器を開示している。具体的には、上方に開放した複数の収容部を備えた容器本体が、この複数の収容部を互いに連結する上端フランジを有し、この上端フランジに一枚のフィルム材が熱溶着されている。そして、上端フランジには、各収容部を個別的に分離することができるミシン目が形成され、また、フィルム材にもミシン目が形成されて、一部の収容部を分離させたときに、これと一緒にフィルム材も分離して当該フィルム材で密封された状態で収容部を分離させることができるようになっている。
上記の特許文献1は、全ての収容部に入っている内視鏡写真撮影用フィルムの全てを使用するために、一枚のフィルム材を一括して容器本体から剥離させるた操作を行ったときに、フィルム材の開封途中でフィルム材に設けられているミシン目で引き裂かれるのを防止することを目的として、フィルム材のミシン目のパターンと容器本体(上端フランジ)のミシン目のパターンとを異ならせる提案を行っている。
特開平8−194291号公報
特許文献1の提案の問題点は、フィルム材にミシン目を入れる工程と、容器本体にミシン目を入れる工程とが別工程になるという問題を含んでいる。換言すれば、溶器本体にフィルム材を熱溶着させた後に、一つの工程でミシン目を入れることは事実上不可能である。
本発明の目的は、特許文献1と実質的に同じ目的を別のやり方で達成することにある。
従来から容器本体の上端フランジにシール用突条を設け、このシール用突条に対してフィルム材を熱溶着する手法が周知であるが、本発明は、容器本体のシール用突条に着目し、一枚のミシン目入りフィルム材の全体を容器本体から引き剥がす一括開封の途中で、フィルム材がミシン目で裂けてしまうのを抑えることを企図するものである。
上記の技術的課題は、本発明によれば、
上方に開放した複数の収容部を上端フランジで互いに連結し、該上端フランジにフィルム材を熱溶着することで前記複数の収容部を封止したプラスチック容器において、
前記複数の収容部の各々に関連して前記上端フランジに上方に向けて突出し且つ各収容部の上端開口の回りに連続して延びるシール用突条と、
前記複数の収容部の各々に関連して前記フィルム材に形成された弱化線とを有し、
前記フィルム材の開封を始める部位に近接した前記シール用突条と前記弱化線を挟んで隣りに位置するシール突条に対して最初に前記フィルム材の剥離力が作用する部位に第1の剥離助勢部が形成されていることを特徴とするプラスチック容器を提供することにより達成される。
これによれば、フィルム材を容器本体から全体的に剥離させるために、フィルム材の開封を始める箇所を引き上げてフィルム材の剥離を開始させたときに、その途中で遭遇する新たなシール用突条での初期の剥離動作を円滑にすることができ、これによりフィルム材の全体を容器本体から剥離させるときにフィルム材の開封途中でミシン目で裂けるのを抑えることができる。
本発明の他の目的及びその作用効果は、以下の好ましい実施例の説明から明らかになろう。
以下に、添付の図面に基づいて本発明の好ましい実施例を説明する。
第1実施例(図1〜図4)
図1に示す参照符号1は第1実施例のプラスチック容器を示し、プラスチック容器1は、プラスチック成型品の容器本体2と、一枚のラミネートフィルム材3とで構成されている。
図2は、ラミネートフィルム材3を取り除いた状態の容器本体2の斜視図である。容器本体2は、上方に開放した有底の5つの収容部4を有し、この5つの収容部4は横断面略三角形状に形作られており、各収容部4にこれと略相似形の横断面略三角形状に成形した固形ルウ5が収容される。固形ルウ5は、この実施例ではカレーであるが、これに代えてシチューであってもよく、また、液体のルウ又は粉体のルウであってもよい。固形ルウ5は、例えば1人前、2人前というように所定の人数分の分量であるのがよく、この実施例では1人前の分量に調整されている。
図2に基づいて容器本体2の構成を詳しく説明する。容器本体2は、平面視したときに、手のひらに載る程度の大きさの略円形の形状を有し、これを5等分することで個々に独立した収容部4が形成されている。各収容部4の上端開口の回りは上端水平フランジ6が設けられており、この上端水平フランジ6によって各収容部4が相互に連結されている。
すなわち、上端水平フランジ6は、容器本体2の上端において容器本体2の外周に沿って延びる外周フランジ部6aと、内周に位置する内周フランジ部6bと、外周フランジ部6aと内周フランジ部6bとを連結し且つ隣接する収容部4、4間に位置する連結フランジ部6cとで構成されている。内周フランジ部6bは、その中心部分に星形開口7を有するのが好ましく、他方、外周フランジ部6aの外縁は、好ましくは、隣接する収容部4、4が外方に向けてアーチ状に窪んだ凹所8を備えているがよい。
上記の上端水平フランジ6には、上方に向けて突出したシール用突条9が形成されている。このシール用突条9は、各収容部4の略三角形状の上端開口に沿って略三角形状に連続的に延びており、この上にラミネートフィルム材10が熱溶着される。
ラミネートフィルム材10は、図1から分かるように、平面視したときに略円形の形状を有する。このラミネートフィルム材10は、図3から最も良く理解できるように、容器本体2の外周フランジ部6aの外周縁から外方に僅かな寸法Lだけ突出する外形寸法を有している。
ラミネートフィルム材10は、基材に酸素、HOのバリア層を積層したフィルム材であるのがよく、例えば、バリア層としてのアルミニウム(AL)層と、基材層としてポリエチレンテレフタレート(PET)及び/又はナイロン(NY)層を備えているのがよい。具体的には、この実施例では、PET層/AL層/NY層/ポリエチレン(PE)層の積層フィルム材で構成されている。この実施例で使用したラミネートフィルム材10の肉厚は約90μmであったが、実用上、60〜100μmのラミネートフィルム材であれば採用可能である。ラミネートフィルム材10は、図1から分かるように、好ましくはリップ11を備えている。
図3を参照して、容器本体2の上端水平フランジ6のシール用突条9は、その幅寸法Wが0.5〜1.5mmであるのが好ましく、実施例でのシール用突条9の幅寸法Wは約0.7mmである。前述したように、このシール用突条9の上に上記のラミネートフィルム材10が熱溶着されるが、シール強度は、シール用突条9の幅Wが15mmで換算したときに約4〜20Nであるのが好ましい。この実施例では、シール用突条9の幅Wが15mmで換算したときに平均値シール強度が7〜15Nである。シール強度が上記4Nよりも小さいと物流段階で剥離する可能性があり、他方、上記20Nよりも大きいと開封性が阻害される可能性がある。
容器本体2の各収容部4に上述した固形ルウ5を入れた後に、ラミネートフィルム材10を熱溶着することにより容器本体2は密封状態となる。この状態のプラスチック容器1に対して、図1から最もよく分かるように、典型的にはミシン目12からなる弱化線が入れられる。具体的には、ミシン目12は、略円形のラミネートフィルム材10を5等分するように入れられた5本のミシン目12で構成され、この5本のミシン目12はラミネートフィルム材10の中心で合流している。そして、各ミシン目12は最も典型的には容器本体2の上端水平フランジ6を含めて上下に貫通している。すなわち、ミシン目12を形成する工程がラミネートフィルム材10と容器本体2とに対して同時に行われる。
消費者がプラスチック容器1に収容されている固形ルウ5を使って調理するときには、例えば1人前のカレーを作るのであれば、任意の一つの収容部4(図4)を容器本体2からミシン目12に沿って切り離して分離させ、次いで、分離させた収容部4を密封している略三角形状のラミネートフィルム材10の外縁、典型的には任意のコーナ部分を引き上げてこれを剥離させることで、その中に入っている固形ルウ5を取り出すことができる。
ラミネートフィルム材10を剥離させるのに、切り離した一つの収容部4の上端水平フランジ6から外方に突出した部分、典型的には、平面視略三角形の収容部4の3つのコーナ部分に対応する3つの片10aのいずれか一つを摘んで引き上げることで、ラミネートフィルム材10を剥離させることができる。このような態様で使用した場合には、他の4つの固形ルウ5は未開封の状態を維持できるだけでなく、一部が欠落してはいるが、残る4つの収容部4が互いに連結した一つの容器本体2の形態で保管することができる。
図3を参照して、上端水平フランジ6に形成した略三角形状の各シール用突条9に関し、その3つのコーナ部分に、外方に突出した烏口状の剥離助勢部9aが形成されている。このように、各シール用突条9の3つのコーナ部分に剥離助勢部9aを形成することにより、図4を参照して上述したように一つの収容部4を切り離した場合に、ラミネートフィルム材10の任意のコーナ部分の片10aを摘んで引き上げてラミネートフィルム材10を剥離させるのが容易になる。
プラスチック容器1に収容されている5つの固形ルウ5の全てを使用する場合、リップ11を摘んで引き上げたときに、ラミネートフィルム材10がミシン目12で切り裂かれることなく全体的に一体化した状態で容器本体2から剥離するのが好ましいことは言うまでもない。
再び図3を参照して、リップ11の配置位置との関係で、この図3の矢印Aで示す部位の剥離助勢部9aは、ラミネートフィルム材10がミシン目12で切り裂かれることなく全体的に一体化した状態で剥離するのに役立つ。
この点について詳しく説明すると、リップ11を引き上げると、これに近接する収容部4の周囲のシール用突条9からラミネートフィルム材3の剥離が始まり、そして、このシール用突条9に隣接するミシン目12を越えて、両隣りシール用突条9、9に出会う。この様子を図3に一点鎖線Xで示してある。リップ11の引き上げに伴って最初に剥離が始まるシール用突条9の両隣りのシール用突条9に関し、ラミネートフィルム材3を剥離させる力が最初に加わるコーナ部分A、Aが剥離助勢部9aで構成されていると、この剥離助勢部9aによってラミネートフィルム材3の剥離を促進することができ、これによりラミネートフィルム材3の一括開封時の途中で、ラミネートフィルム材3がミシン目12で引き裂かれるのを抑えることができる。したがって、リップ11を摘んでラミネートフィルム材3を引き上げることで、その初期段階でのラミネートフィルム材3がミシン目12で裂けてしまうのを抑えながらラミネートフィルム材3を容器本体2から取り除くことができる。
上記第1実施例では、全てのシール用突条9のコーナ部分に烏口状の剥離助勢部9aを設けてあるため、容器本体2に対してラミネートフィルム材3を熱溶着するときに、ラミネートフィルム材3のリップ11がどこに位置していてもよい、つまり、リップ11が特定のシール用突条9に関連して位置していなければならないという制約が存在しないという利点があるが、この第1実施例の変形例のプラスチック容器1Aを図5に示してある。この図5から理解できるように、第1実施例の変形例1Aでは、リップ11との関係で、これに近接してラミネートフィルム材3が剥離を開始するシール用突条9、つまりリップ11に近接したシール用突条9とミシン目12を挟んで両隣りに位置するシール用突条9のうち、一括開封でリップ11を引き上げたときに最初に剥離力が作用するコーナ部分Aだけに烏口状の剥離助勢部9aを設けるようにしてあり、各シール用突条9の他のコーナ部分は、略三角形の収容部4の開口のコーナ部分に沿って湾曲した形状に作られている。
第2実施例(図6)
第2実施例のプラスチック容器20の容器本体21は平面視したときに矩形、具体的には略正方形の形状を有する。この第2実施例及び下記の第3実施例の説明において上記第1実施例と実質的に同じ要素には同一の参照符号を付して、その詳しい説明を省略する。
この平面視略正方形の容器本体21は、これを4等分した横断面略正方形の収容部4を4つ有し、各収容部4の回りのシール用突条9も平面視略正方形である。この平面視略正方形の収容部4には、これと略相似形の上記の固形ルウ5が収容される(図6では作図上の理由から固形ルウ5の図示を省略してある)。容器本体21を密封するラミネートフィルム材3は略正方形であり、第1実施例と同様に容器本体2の上端水平フランジ6の外周縁よりも外方に若干突出する大きさを備えている。
ラミネートフィルム材3は、略正方形の容器本体21の一つのコーナ部分Bに対応した位置だけにリップ11が設けられ、このリップ11の配置位置に関連して、リップ11を引き上げてラミネートフィルム材3を剥離させたときに、最初に出会うミシン目12を越えて初めて出会うシール用突条9のコーナ部分A、Aの各々だけに烏口状の剥離助勢部9aが形成されている。これにより、プラスチック容器20に収容されている4つの固形ルウ(図示せず)を容器本体2から取り出すときに、リップ11を引き上げてラミネートフィルム材3を剥離させるときに、このラミネートフィルム材3がミシン目12で引き裂かれるのを抑えながらラミネートフィルム材3を全体的に容器本体21から取り除くことができる。
また、図6に矢印Cで指し示す部位、つまりラミネートフィルム材3の全体を剥離している途中で、次にシール用突条9と出会う部位に剥離助勢部9aを設けるのが好ましい。このように、連鎖的に次々と剥離が開始されるシール用突条9に対して、当該シール用突条9の最初に剥離力が作用する部位に剥離助勢部9aを設けることで、ラミネートフィルム材3を一括して開封する途中で次々と出会うシール用突条9での初期の剥離動作を円滑にすることで、ラミネートフィルム材3の全体を開封している途中でラミネートフィルム材3がミシン目12で裂けてしまうのを効果的に抑えることができる。
再び図6を参照して、参照符号Bで示す部位、つまりラミネートフィルム材3のリップ11を引き上げて一括開封するときに、真っ先に剥離力が作用するコーナ部分Bにも烏口状の剥離助勢部9aを設けるのが好ましい。これによれば、ラミネートフィルム材3の一括開封での初期の剥離動作を円滑にすることができる。
図7は、第2実施例の変形例のプラスチック容器20Aを示す。この変形例のプラスチック容器20Aでは、4つの横断面略正方形の収容部4の各々の回りに形成された4つの平面視略正方形のシール用突条9の各コーナ部分の全てに烏口状の剥離助勢部9aが設けられ、また、好ましくは、略正方形のラミネートフィルム材3の4つのコーナ部分の全てにリップ11が設けられている。
これによれば、4つのリップ11のいずれのリップ11を引き上げても上述した作用効果を奏することができるだけでなく、図4を参照して第1実施例でも説明したように、いずれかの収容部4をミシン目12を切り裂くことで分離させたときに、この切り離した収容部4の4つのコーナ部分のいずれの部分から剥離を開始したとしても、これに関連した烏口状の剥離助勢部9aによってラミネートフィルム材3の一括開封時の初期の剥離動作を円滑にすることができる。もっとも、この変形例20Aでは、全ての収容部4の各々に関連した4つのリップ11を備えていることから、平面視略正方形の容器本体21の中心部分Dに位置するシール用突条9のコーナ部分に烏口状の剥離助勢部9aを形成しないで、図6に図示のように円弧状のままであってもよい。
第3実施例(図8)
第3実施例のプラスチック容器30は平面視したときに矩形、具体的には略正方形の形状を有しているが、これに均等に配置された4つの収容部4は横断面円形であり、各収容部4を包囲するシール用突条9も略円形である。すなわち、容器本体31の上端水平フランジ6は略正方形の外形輪郭を有している。
横断面円形の各収容部4には、これと略相似形(略円柱状)の上記の固形ルウ5が収容される(図8では作図上の理由から固形ルウ5の図示を省略してある)。容器本体31を密封するラミネートフィルム材3は、第1、第2実施例と同様に容器本体2の上端水平フランジ6の略正方形の外周縁よりも外方に若干突出する大きさを備え、4つの各辺の長手方向中央部分にリップ11が形成されている。
この実施例30では、略円形の各シール用突条9に関し、周方向に等間隔に4つの烏口状の剥離助勢部9aが形成されており、各烏口状剥離助勢部9aは、上端水平フランジ6の外縁又はミシン目12に最も隣接した状態で位置している。すなわち、各収容部4の回りの略円形のシール状突条9は、ミシン目12及び上端水平フランジ6の外周縁と平行に延びる十文字の仮想線31、32と交差する部位に烏口状の剥離助勢部9aが形成されている。
この第3実施例によれば、例えば図8の矢印Fの部位のリップ11を引き上げてラミネートフィルム材3の剥離を開始させ、これに隣接する2つのシール用突条9での剥離が終了してミシン目12を越えて初めて出会うシール用突条9の部分A、Aに烏口状剥離助勢部9aが形成されているため、ラミネートフィルム材3の一括開封時の途中での当該シール用突条9での剥離が促進され、これによりラミネートフィルム材3は、その一括開封時の途中でミシン目12で裂けることなく容器本体31から取り去ることができる。
図示の第3実施例は最も好ましい態様を示すものであり、図8の矢印Fの部位のリップ11を引き上げてラミネートフィルム材3の剥離操作を開始させたときに真っ先に出会うシール状突起9、9の部分B、Bにもクチバシ状剥離助勢部9aが形成されていることから、ラミネートフィルム材3の一括開封時の初期の剥離動作を促進することができる。このような作用効果は、他の3つのリップ11のいずれを引き上げても同様である。
以上、第1乃至第3の実施例ではラミネートフィルム材3にリップ11を設けた例を説明したが、第1実施例に対応する図9に例示するように、ラミネートフィルム材3を取り去るのに引き上げるべき箇所を指し示す例えば矢印15をラミネートフィルム材3に付してもよい。
また、上記の第1乃至第3の実施例は、ラミネートフィルム材3及び容器本体2、21、31に共に弱化線12を入れた例で説明したが、変形例として、ラミネートフィルム材3だけに弱化線12を入れ、容器本体2、21、31は弱化線12無しであってもよい。この場合には、例えば一つだけ収容部4を分離させるときにはハサミなどの切断具を使えばよい。
また、上記の第1から第3の実施例では、内容物である固形のカレールウ5との関係で、ラミネートフィルム材3を採用したが、内容物によっては、収容部4の上方に開放した上端開口を封止するフィルム材であってもよい。
第1実施例のプラスチック容器の斜視図である。 図1のプラスチック容器からラミネートフィルム材を取り除いた図である。 図1のプラスチック容器の平面図であり、ラミネートフィルム材を仮想線で示してある。 図1のプラスチック容器から1つだけ切り離した収納部の斜視図である。 第1実施例の変形例を示す、図3に対応した図である。 第2実施例のプラスチック容器の平面図であり、ラミネートフィルム材を仮想線で示してある。 第2実施例の変形例のプラスチック容器の平面図であり、ラミネートフィルム材を仮想線で示してある。 第3実施例のプラスチック容器の平面図であり、ラミネートフィルム材を仮想線で示してある。 第1乃至第3の実施例の変形例を説明するための図である。
符号の説明
1 第1実施例のプラスチック容器
2 容器本体
3 ラミネートフィルム材
4 収容部
5 固形ルウ(カレー)
6 上端水平フランジ
8 外縁凹所
9 シール用突条
9a 烏口状の剥離助勢部
10 ラミネートフィルム材
11 シール材のリップ
12 ミシン目
20 第2実施例のプラスチック容器
30 第3実施例のプラスチック容器

Claims (7)

  1. 上方に開放した複数の収容部を上端フランジで互いに連結し、該上端フランジにフィルム材を熱溶着することで前記複数の収容部を封止したプラスチック容器において、
    前記複数の収容部の各々に関連して前記上端フランジに上方に向けて突出し且つ各収容部の上端開口の回りに連続して延びるシール用突条と、
    前記複数の収容部の各々に関連して前記フィルム材に形成された弱化線とを有し、
    前記フィルム材の開封を始める部位に近接した前記シール用突条と前記弱化線を挟んで隣りに位置するシール突条に対して最初に前記フィルム材の剥離力が作用する部位に第1の剥離助勢部が形成されていることを特徴とするプラスチック容器。
  2. 前記フィルム材の開封を始める部位に近接した前記シール用突条において、最初に剥離力が作用する部位に第2の剥離助勢部が形成されている、請求項1に記載のプラスチック容器。
  3. 前記フィルム材の開封を始める部位に外方に突出したリップが形成されている、請求項1又は2に記載のプラスチック容器。
  4. 前記フィルム材の弱化線に対応して前記フランジに弱化線が形成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のプラスチック容器。
  5. 前記フィルム材が、ポリエチレンテレフタレート層及び/又はナイロン層を含むラミネートフィルム材からなる、請求項1〜4のいずれか一項に記載のプラスチック容器。
  6. 前記シール用突条の幅寸法が約0.5〜1.5mmである、請求項1〜5のいずれか一項に記載のプラスチック容器。
  7. 前記フィルム材と前記シール用突条とのシール強度が、前記シール用突条の幅寸法を15mmとして換算したときに約4〜20Nである、請求項6に記載のプラスチック容器。
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