JP4894269B2 - 誘導加熱装置 - Google Patents

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本発明は、誘導加熱調理器などとして用いられる誘導加熱装置に関するものである。
従来、この種の誘導加熱装置において、加熱コイルに供給する電力制御は、位相シフト制御方法などで行なわれているものが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許第2816621号公報 特開2005−149915号公報
しかしながら、前記従来の位相シフト制御方法では、低電力時の無効電流が多く、インバータの効率が低くなり、誘導加熱装置の効率が低くなる。また、加熱コイルと共振コンデンサで決まる共振周波数と全スイッチング素子の駆動周波数の差が大きくなる場合もインバータの効率が低くなり、誘導加熱装置の効率が低くなる。さらに、スイッチング素子に流れている電流が多い状態でスイッチング素子の切り換えを行う場合が発生し、この場合はスイッチング素子の電力損失が大きくなり、スイッチング素子の発熱量の増大やインバータ効率の低下、ひいてはスイッチング素子の破壊の原因となるものであった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、加熱コイルに大電力が供給できるとともに、高効率で電力制御ができ、スイッチング素子の電力損失を低減することができる誘導加熱装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の誘導加熱装置は、加熱コイルと、前記加熱コイルと直列に接続した共振コンデンサと、前記加熱コイルにエネルギーを供給する直流電源と、前記加熱コイルと前記直流電源の正極側との間に接続した第1のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子と並列に接続された第1のダイオードと、前記加熱コイルと前記直流電源の負極側との間に接続した第2のスイッチング素子と、前記第2のスイッチング素子と並列に接続された第2のダイオードと、前記共振コンデンサと前記直流電源の正極側との間に接続した第3のスイッチング素子と、前記第3のスイッチング素子と並列に接続された第3のダイオードと、前記共振コンデンサと前記直流電源の負極側との間に接続した第4のスイッチング素子と、前記第4のスイッチング素子と並列に接続された第4のダイオードと、前記第1〜第4のスイッチング素子に駆動信号を与える制御回路とを備え、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子からなる第1のスイッチング素子の組、および前記第3のスイッチング素子と前記第4のスイッチング素子からなる第2のスイッチング素子の組に与える駆動信号を交互に切り換え、前記第1のスイッチング素子の組と前記第2のスイッチング素子の組のどちらか一方の組は、力率を高くするために前記加熱コイルと前記共振コンデンサで決まる共振周波数の近傍の周波数で駆動し、もう一方の組は、前記スイッチング素子の組の駆動周波数より低い周波数で駆動して電力供給を行うものである。
これによって、インバータの負荷接続部分は正の電源電圧と負の電源電圧を交互に印加することができるため、加熱コイルに大電力を供給することができる。また、スイッチング素子の駆動周波数、オン期間とオフ期間の駆動比率、スイッチング素子駆動期間とスイッチング素子非駆動期間の割合、さらに制御回路から発生する駆動信号の位相差を制御することにより、高効率で平均電力を任意に制御することができる。さらに、スイッチング素子に流れている電流が少ない状態でスイッチング素子の切り換えを行うことが全てのスイッチング素子において可能であるため、スイッチング素子の切り換え時の電力損失が低減し、高効率で電力を供給することができる。
本発明の誘導加熱装置は、加熱コイルに大電力を供給できるとともに、スイッチング素子の切り換え時の電力損失が低減し、高効率で平均電力を任意に制御することができる。
第1の発明は、加熱コイルと、前記加熱コイルと直列に接続した共振コンデンサと、前記加熱コイルにエネルギーを供給する直流電源と、前記加熱コイルと前記直流電源の正極側との間に接続した第1のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子と並列に接続された第1のダイオードと、前記加熱コイルと前記直流電源の負極側との間に接続した第2のスイッチング素子と、前記第2のスイッチング素子と並列に接続された第2のダイオードと、前記共振コンデンサと前記直流電源の正極側との間に接続した第3のスイッチング素子と、前記第3のスイッチング素子と並列に接続された第3のダイオードと、前記共振コンデンサと前記直流電源の負極側との間に接続した第4のスイッチング素子と、前記第4のスイッチング素子と並列に接続された第4のダイオードと、前記第1〜第4のスイッチング素子に駆動信号を与える制御回路とを備え、第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子からなる第1のスイッチング素子の組、および第3のスイッチング素子と第4のスイッチング素子からなる第2のスイッチング素子の組とに与える駆動信号を交
互に切り換え、第1のスイッチング素子の組と第2のスイッチング素子の組とのどちらか一方の組は、力率を高くするために加熱コイルと共振コンデンサで決まる共振周波数の近傍の周波数で駆動し、もう一方の組は、前記スイッチング素子の組の駆動周波数より低い周波数で駆動して電力供給を行う誘導加熱装置としたものである。これにより、加熱コイルと共振コンデンサで決まる共振周波数の近傍の周波数で駆動しているスイッチング素子の組により、力率が常に高い状態で加熱コイルに電力を供給することができる。また、2つのスイッチング素子の組のうち低い周波数で駆動しているスイッチング素子の組により、加熱コイルと共振コンデンサの部分は正の電源電圧と負の電源電圧を交互に印加することができるため、加熱コイルに大電力を供給することができる。さらに、スイッチング素子に流れている電流が少ない状態でスイッチング素子の切り換えを行うため、スイッチング素子の切り換え時の電力損失が低減し、高効率で電力を供給することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明において、第1のスイッチング素子の組と第2のスイッチング素子の組とのうち、駆動周波数の低いスイッチング素子の組の駆動周波数を変化して電力制御を行うことにより、2つのスイッチング素子の組のうち高い周波数で駆動しているスイッチング素子の組の駆動周波数を変化することなく電力制御することができ、高力率・高効率動作を維持することができる。また、電力制御してもスイッチング素子に流れている電流が少ない状態でスイッチング素子の切り換えを行うため、スイッチング素子の切り換え時の電力損失が低減し、高効率で電力を供給することができる。
また、第1のスイッチング素子の組と第2のスイッチング素子の組とのうち、駆動周波数の低いスイッチング素子の組に含まれる2つのスイッチング素子のオン期間とオフ期間の駆動比率を変化して電力制御を行うことにより、2つのスイッチング素子の組のうち高い周波数で駆動しているスイッチング素子の組の駆動周波数を変化することなく電力制御することができ、高力率・高効率動作を維持することができる。また、電力制御してもスイッチング素子に流れている電流が少ない状態でスイッチング素子の切り換えを行うため、スイッチング素子の切り換え時の電力損失が低減し、高効率で電力を供給することができる。さらに、2つのスイッチング素子の組の駆動周波数を変化しないため、一定の周波数で電力制御することができ、2つの異なる誘導加熱装置を隣接して設置しても、うなり干渉音が発生しないようにすることができる。
また、第1のスイッチング素子の組と第2のスイッチング素子の組とのうち、駆動周波数の高いスイッチング素子の組に含まれる2つのスイッチング素子の両方がオフする駆動信号停止期間を設け、スイッチング素子に駆動信号を与える期間と駆動信号停止期間の和の期間を一定とし、スイッチング素子に駆動信号を与える期間と駆動信号停止期間の割合を変化して電力制御を行うことにより、2つのスイッチング素子の組のうち高い周波数で駆動しているスイッチング素子の組の駆動周波数を変化することなく電力制御することができ、高力率・高効率動作を維持することができる。また、電力制御してもスイッチング素子に流れている電流が少ない状態でスイッチング素子の切り換えを行うため、スイッチング素子の切り換え時の電力損失が低減し、高効率で電力を供給することができる。さら
に、スイッチング回数が減少するため、スイッチング素子の切り換え時の電力損失が低減し、高効率で電力を供給することができる。さらに、2つのスイッチング素子の組の駆動周波数を変化しないため、一定の周波数で電力制御することができ、2つの異なる誘導加熱装置を隣接して設置してもうなり干渉音が発生しないようにすることができる。
また、第1のスイッチング素子の組と第2のスイッチング素子の組との駆動に位相差を設けて電力制御を行うことにより、位相差制御を併用して用いることで加熱コイルに供給する電力の分解能を高くすることができるため、加熱コイルに任意の電力を供給しやすくなり電力を制御できる間隔を狭くすることができ、利便性の向上を図ることができる。
また、第1のスイッチング素子の組と第2のスイッチング素子の組とのうち、駆動周波数の低いスイッチング素子の組の駆動周波数を一定の周期で駆動周波数の高いスイッチング素子の組の駆動周波数と同じ周波数で駆動する期間を設けて電力制御を行うことにより、加熱コイルに大電力を供給するときは力率を殆ど1で動作させることができるため、高力率・高効率でインバータを動作することができる。また、スイッチング素子に流れている電流が少ない状態でスイッチング素子の切り換えを行うため、スイッチング素子の切り換え時の電力損失が低減し、高効率で電力を供給することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1、図2は、本発明の実施の形態1における誘導加熱装置を示すものである。
図1に示すように、本実施の形態における誘導加熱装置は、鍋などの被加熱物体10を加熱する加熱コイル16と、加熱コイル16と直列に接続した共振コンデンサ17と、加熱コイル16にエネルギーを供給する直流電源11と、加熱コイル16と直流電源11の正極側との間に接続した第1のスイッチング素子12と、加熱コイル16と直流電源11の負極側との間に接続した第2のスイッチング素子13と、共振コンデンサ17と直流電源11の正極側との間に接続した第3のスイッチング素子14と、共振コンデンサ17と直流電源11の負極側との間に接続した第4のスイッチング素子15と、第1〜第4のスイッチング素子12〜15に駆動信号を与える制御回路18とを備えている。そして、第1のスイッチング素子12と第2のスイッチング素子13からなる第1のスイッチング素子の組、および第3のスイッチング素子14と第4のスイッチング素子15からなる第2のスイッチング素子の組とに与える駆動信号を交互に切り換え、第1のスイッチング素子12と第2のスイッチング素子13を加熱コイル16と共振コンデンサ17で決まる共振周波数の近傍の周波数で駆動し、第3のスイッチング素子14と第4のスイッチング素子15を第1のスイッチング素子12と第2のスイッチング素子13の駆動周波数より低い周波数で駆動して電力供給を行うものである。
また、各スイッチング素子12〜15は、フルブリッジ型インバータを構成しており、各スイッチング素子12〜15にはそれぞれ並列に第1〜第4のダイオード12a〜15aを接続している。さらに、スイッチング素子13、15にはそれぞれ並列に第1のスナバコンデンサ19、第2のスナバコンデンサ20を接続しており、第1〜第4の全てのスイッチング素子12〜15でソフトスイッチング動作を行うようにしている。
次に、上記構成における誘導加熱装置の動作を説明する。
第1のスイッチング素子12と第4のスイッチング素子15をオンすると、直流電源11→第1のスイッチング素子12→加熱コイル16→共振コンデンサ17→第4のスイッチング素子15→直流電源11の回路ループを形成し、直流電源11と加熱コイル16が接続した状態となり、加熱コイル16に電力を供給する。一定期間後に第1のスイッチング素子12をオフすると、第1のスナバコンデンサ19で電荷の放電が起こり、その後、加熱コイル16に流れていた電流は第2のスイッチング素子13と並列に接続したダイオード13aを流れ、加熱コイル16→共振コンデンサ17→第4のスイッチング素子15→ダイオード13a→加熱コイル16の回路ループを形成する。この期間に第2のスイッチング素子13に駆動信号を与えておくと、共振により一定期間後には加熱コイル16→第2のスイッチング素子13→ダイオード15a→共振コンデンサ17→加熱コイル16の回路ループを形成する。
次に、一定期間後に第2のスイッチング素子13をオフすると、第1のスナバコンデンサ19で電荷の充電が起こり、その後、加熱コイル16に流れていた電流は第1のスイッチング素子12と並列に接続したダイオード12aを流れ、加熱コイル16→ダイオード12a→直流電源11→ダイオード15a→共振コンデンサ17→加熱コイル16の回路ループを形成する。この期間に第1のスイッチング素子12に駆動信号を与えておくと、共振により一定期間後には直流電源11→第1のスイッチング素子12→加熱コイル16→共振コンデンサ17→第4のスイッチング素子15→直流電源11の回路ループを形成し、直流電源11と加熱コイル16が接続した状態となり、加熱コイル16に電力を供給する。
これらの動作を数回繰り返した後、第4のスイッチング素子15をオフすると、第2のスナバコンデンサ20で電荷の充電が起こり、その後、加熱コイル16に流れていた電流は第3のスイッチング素子14と並列に接続したダイオード14aを流れ、加熱コイル16→共振コンデンサ17→ダイオード14a→直流電源11→ダイオード13a→加熱コイル16の回路ループを形成する。この期間に第2のスイッチング素子13と第3のスイッチング素子14に駆動信号を与えておくと、共振により一定期間後には直流電源11→第3のスイッチング素子14→共振コンデンサ17→加熱コイル16→第2のスイッチング素子13→直流電源11の回路ループを形成し、直流電源11と加熱コイル16が接続した状態となり加熱コイル16に電力を供給する。このときのスイッチング素子のオン状態は初期状態に対して、第1のスイッチング素子12と第2のスイッチング素子13、および第3のスイッチング素子14と第4のスイッチング素子15がそれぞれ対称になっている。
また、第2のスイッチング素子13から第1のスイッチング素子12へ、および第3のスイッチング素子14から第4のスイッチング素子15への切り換え動作も前述と同様の手順で行うことにより成り立つ。
さらに、再び第1のスイッチング素子12と第4のスイッチング素子15をオン状態にすることで一連の動作となる。
上記制御方法において、第1のスイッチング素子12と第2のスイッチング素子13の動作により、力率が常に高い状態で加熱コイル16に電力を供給することができるため、インバータの高効率動作が可能となる。また、それによりスイッチング動作時に発生する第1のスイッチング素子12と第2のスイッチング素子13の発熱量を低減させることができるため、スイッチング素子を取り付ける放熱フィンを小型化にしたり、スイッチング素子の熱による破壊を回避したりすることができる。
さらに、第3のスイッチング素子14と第4のスイッチング素子15の動作により、加熱コイル16と共振コンデンサ17の部分は正の電源電圧と負の電源電圧を交互に印加することができるため、加熱コイル16に大電力を供給することができる。また、第3のスイッチング素子14および第4のスイッチング素子15に流れている電流が少ない状態でスイッチング動作を行うため、スイッチング素子の切り換え時の電力損失を最低限にし、高効率で加熱コイル16に電力を供給することができる。
なお、本実施の形態における誘導加熱装置の電圧と電流波形は、図2に示すとおりである。
以上のように、本実施の形態では、加熱コイル16と共振コンデンサ17で決まる共振周波数の近傍の周波数で駆動している第1のスイッチング素子12と第2のスイッチング素子13の動作により、力率が常に高い状態で加熱コイル16に電力を供給することができる。また、第3のスイッチング素子14と第4のスイッチング素子15の動作により、加熱コイル16と共振コンデンサ17の部分は正の電源電圧と負の電源電圧を交互に印加することができるため、加熱コイル16に大電力を供給することができる。さらに、第1〜第4の全てのスイッチング素子12〜15に流れている電流が少ない状態でスイッチング素子の切り換えを行うため、スイッチング素子の切り換え時の電力損失が低減し、高効率で加熱コイル16に電力を供給することができる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2における誘導加熱装置の電圧と電流波形を示すものである。実施の形態1と回路構成は同じであるのでその説明は省略する。
本実施の形態における誘導加熱装置は、駆動周波数の低いスイッチング素子の組である第3のスイッチング素子14と第4のスイッチング素子15の駆動周波数を変化して電力制御を行うものである。
すなわち、加熱コイル16と共振コンデンサ17の部分に印加する正の電源電圧と負の電源電圧を切り換える期間を変化することにより、加熱コイル16に供給する電力を制御するものである。この制御方法において、加熱コイル16に供給できる電力の最小値は、第3のスイッチング素子14と第4のスイッチング素子15の駆動周波数が0Hzのときであり、加熱コイル16に供給できる電力の最大値は、第3のスイッチング素子14と第4のスイッチング素子15の駆動周波数が加熱コイル16と共振コンデンサ17で決まる共振周波数またはその近傍の周波数のときである。
以上のように、本実施の形態では、第3のスイッチング素子14および第4のスイッチング素子15に流れている電流が少ない状態でスイッチング素子の切り換えを行うため、スイッチング素子の切り換え時の電力損失が低減し、高効率で加熱コイル16に供給する電力を制御することができる。また、加熱コイル16に供給する電力を小さくするにつれて第3のスイッチング素子14と第4のスイッチング素子15とのスイッチング動作の回数が減少するため、スイッチング素子の切り換えによる電力損失が低減し、小電力のときも高効率で加熱コイル16に電力を供給することができる。さらに、誘導加熱装置から発生する電流の主な周波数成分は第1のスイッチング素子12と第2のスイッチング素子13の駆動周波数で決まるため、一定の周波数で電力制御することができ、2つの異なる誘導加熱装置を隣接して設置してもうなり干渉音が発生しないようにすることができる。
(実施の形態3)
図4は、本発明の実施の形態3における誘導加熱装置の電圧と電流波形を示すものである。実施の形態1と回路構成は同じであるのでその説明は省略する。
本実施の形態における誘導加熱装置は、加熱コイル16と共振コンデンサ17で決まる共振周波数の近傍の周波数で駆動する第1のスイッチング素子12と第2のスイッチング素子13と、それより低い周波数で駆動する第3のスイッチング素子14と第4のスイッチング素子15との両方の駆動周波数を変化して電力制御を行うものである。
すなわち、加熱コイル16と共振コンデンサ17で決まる共振周波数の近傍の周波数で駆動していた第1のスイッチング素子12と第2のスイッチング素子13の駆動周波数を変化し、それに伴いインバータを高効率で動作するために、第3のスイッチング素子14と第4のスイッチング素子15の駆動周波数も変化する。
以上のように、本実施の形態では、加熱コイル16と共振コンデンサ17で決まる共振周波数の近傍の周波数で駆動していた第1のスイッチング素子12と第2のスイッチング素子13の駆動周波数を任意に変化するため、加熱コイル16に供給する電力の分解能を高くすることができる。そのため、加熱コイル16に任意の電力を供給しやすくなり、利便性の向上を図ることができる。また、周波数を大きく変化することにより加熱コイル16に供給する電力を零からある一定値まで任意に制御することができるので、加熱コイル16に超小電力も供給でき、利便性の向上を図ることができる。
(実施の形態4)
図5は、本発明の実施の形態4における誘導加熱装置の電圧と電流波形を示すものである。実施の形態1と回路構成は同じであるのでその説明は省略する。
本実施の形態における誘導加熱装置は、加熱コイル16と共振コンデンサ17で決まる共振周波数の近傍の周波数で駆動する第1のスイッチング素子12と第2のスイッチング素子13のオン期間とオフ期間の駆動比率を変化して電力制御を行うものである。
すなわち、加熱コイル16と共振コンデンサ17で決まる共振周波数の近傍の周波数で駆動していた第1のスイッチング素子12と第2のスイッチング素子13の駆動比率を変化して加熱コイル16に供給する電力を制御するため、加熱コイル16に流れる電流の周波数成分を変化することなく供給する電力を制御でき、2つの異なる誘導加熱装置を隣接して設置しても、うなり干渉音が発生しないようにすることができる。また、第3のスイッチング素子14と第4のスイッチング素子15の駆動周波数が変化できない状態であっても加熱コイル16に供給する電力を任意に制御することができる。
以上のように、本実施の形態では、加熱コイル16と共振コンデンサ17で決まる共振周波数の近傍の周波数で駆動していた第1のスイッチング素子12と第2のスイッチング素子13の駆動比率を変化して加熱コイル16に供給する電力を制御することにより、2つの異なる誘導加熱装置を隣接して設置しても、うなり干渉音が発生しないようにすることができる。また、第3のスイッチング素子14と第4のスイッチング素子15の駆動周波数に束縛されることなく、加熱コイル16に供給する電力を任意に制御することができる。
(実施の形態5)
図6は、本発明の実施の形態5における誘導加熱装置の電圧と電流波形を示すものである。実施の形態1と回路構成は同じであるのでその説明は省略する。
本実施の形態における誘導加熱装置は、加熱コイル16と共振コンデンサ17で決まる共振周波数の近傍の周波数よりも低い周波数で駆動する第3のスイッチング素子14と第4のスイッチング素子15のオン期間とオフ期間の駆動比率を変化して電力制御を行うものである。
すなわち、加熱コイル16と共振コンデンサ17で決まる共振周波数の近傍の周波数よりも低い周波数で駆動していた第3のスイッチング素子14と第4のスイッチング素子15の駆動比率を変化して加熱コイル16に供給する電力を制御するため、加熱コイル16に流れる電流の周波数成分を変化することなく供給する電力を制御でき、2つの異なる誘導加熱装置を隣接して設置しても、うなり干渉音が発生しないようにすることができる。また、第1のスイッチング素子12と第2のスイッチング素子13の駆動周波数は変化しないため、第1のスイッチング素子12および第2のスイッチング素子13に流れている電流が少ない状態でスイッチング動作でき、スイッチング素子の切り換え時の電力損失を最低限にし、高効率で加熱コイル16に電力を供給することができる。
以上のように、本実施の形態では、加熱コイル16と共振コンデンサ17で決まる共振周波数の近傍の周波数よりも低い周波数で駆動していた第3のスイッチング素子14と第4のスイッチング素子15の駆動比率を変化して加熱コイル16に供給する電力を制御することにより、2つの異なる誘導加熱装置を隣接して設置しても、うなり干渉音が発生しないようにすることができる。また、第1のスイッチング素子12および第2のスイッチング素子13に流れている電流が少ない状態でスイッチング動作でき、スイッチング素子の切り換え時の電力損失を最低限にし、高効率で加熱コイル16に電力を供給することができる。
(実施の形態6)
図7は、本発明の実施の形態6における誘導加熱装置の電圧と電流波形を示すものである。実施の形態1と回路構成は同じであるのでその説明は省略する。
本実施の形態における誘導加熱装置は、加熱コイル16と共振コンデンサ17で決まる共振周波数の近傍の周波数で駆動する第1のスイッチング素子12と第2のスイッチング素子13の両方がオフする駆動信号停止期間を設け、スイッチング素子に駆動信号を与える期間と駆動信号停止期間の和の期間を一定とし、スイッチング素子に駆動信号を与える期間と駆動信号停止期間の割合を変化して電力制御を行うものである。
すなわち、第1のスイッチング素子12と第2のスイッチング素子13の両方に一定期間オフ信号を与え続ける。そうすると、直流電源11から加熱コイル16に電力を供給することができなくなり、加熱コイル16に流れていた共振電流は減衰しやがて零になる。この現象を利用して電力の制御を行う。
以上のように、本実施の形態では、加熱コイル16と共振コンデンサ17で決まる共振周波数の近傍の周波数で駆動する第1のスイッチング素子12と第2のスイッチング素子13の両方がオフする駆動信号停止期間を設けて加熱コイル16に供給する電力を制御することにより、加熱コイル16に小電力を供給しているときは第1のスイッチング素子12および第2のスイッチング素子13に流れている電流が少ない状態でスイッチング動作を行うため、スイッチング素子の切り換え時の電力損失を最低限にし、高効率で加熱コイル16に電力を供給することができる。また、加熱コイル16に供給する電力が小さくなるにつれてスイッチング回数が減少するため、スイッチング素子の切り換え時の電力損失が低減し、高効率で電力を供給することができる。さらに、誘導加熱装置から発生する電流の周波数成分は一定のため、2つの異なる誘導加熱装置を隣接して設置しても、うなり干渉音が発生しないようにすることができる。
(実施の形態7)
図8は、本発明の実施の形態7における誘導加熱装置の電圧と電流波形を示すものである。実施の形態1と回路構成は同じであるのでその説明は省略する。
本実施の形態における誘導加熱装置は、第1のスイッチング素子12と第2のスイッチング素子13からなるスイッチング素子の組と、第3のスイッチング素子14と第4のスイッチング素子15からなるスイッチング素子の組との駆動に位相差を設けて電力制御を行うものである。
すなわち、フルブリッジ型インバータの従来の制御方法である位相シフト制御法を本実施の形態の制御方法に組み込んだ形となる。これにより、位相シフト制御法の特徴である供給する電力の連続的な制御と一定周波数での制御を併せ持つことができる。また、供給する電力の大まかな制御を、例えば、実施の形態2で示した方法で行い、供給する電力の微調整を本実施の形態で示した位相シフト制御法で行うことにより、供給する電力の制御法を最適な状態にすることができる。
以上のように、本実施の形態では、第1のスイッチング素子12と第2のスイッチング素子13からなるスイッチング素子の組と、第3のスイッチング素子14と第4のスイッチング素子15からなるスイッチング素子の組との駆動に位相差を設けて電力制御を行うことを、各実施の形態で提案した制御方法に組込むことにより、供給する電力を高効率で、かつ連続的に制御することができる。
(実施の形態8)
図9は、本発明の実施の形態8における誘導加熱装置の電圧と電流波形を示すものである。実施の形態1と回路構成は同じであるのでその説明は省略する。
本実施の形態における誘導加熱装置は、加熱コイル16と共振コンデンサ17で決まる共振周波数の近傍の周波数より低い周波数で駆動する第3のスイッチング素子14と第4のスイッチング素子15の駆動周波数を、一定の周期で第1のスイッチング素子12と第2のスイッチング素子13の駆動周波数と同じ周波数で駆動する期間を設けて電力制御を行うものである。
すなわち、第1〜第4の全てのスイッチング素子12〜15を一定の期間同じ周波数で駆動するものである。これにより、加熱コイル16と共振コンデンサ17で決まる共振周波数の近傍の周波数でフルブリッジ型インバータが動作するため、加熱コイル16に超大電力を供給することができる。また、加熱コイル16に超大電力を供給しているときも第1〜第4の全てのスイッチング素子12〜15に流れている電流が少ない状態でスイッチング動作できるため、スイッチング素子の切り換え時の電力損失を最低限にし、高効率で加熱コイル16に電力を供給することができる。
以上のように、本実施の形態では、第1〜第4の全てのスイッチング素子12〜15を一定の期間同じ周波数で駆動することにより、加熱コイル16に超大電力を供給することができる。また、第1〜第4の全てのスイッチング素子12〜15に流れている電流が少ない状態でスイッチング動作できるため、スイッチング素子の切り換え時の電力損失を最低限にし、高効率で加熱コイル16に電力を供給することができる。
なお、上記した各実施の形態1〜8の制御法は、必要に応じて適宜組み合わせることもできるものであり、各実施の形態で示した制御法そのものに限定されるものではない。
以上のように、本発明にかかる誘導加熱装置は、加熱コイルに大電力を供給できるとともに、高効率で平均電力を任意に制御することができ、しかもスイッチング素子の切り換え時の電力損失を最低限に抑え、高効率で電力を制御することができるので、IHクッキングヒーターやIH炊飯器のような家電製品のみならず、金属の焼入れなど業務用製品を含め誘導加熱により加熱を行う全ての装置に適用可能である。さらに、この制御方法はスイッチング素子を高周波で駆動してもスイッチング素子の負担が小さいため、アルミや銅など固有抵抗の小さい金属を実用レベルにまで加熱することもできる。
本発明の実施の形態1における誘導加熱装置を示す回路図 同誘導加熱装置における電圧波形と電流波形を示す図 本発明の実施の形態2における誘導加熱装置の電圧波形と電流波形を示す図 本発明の実施の形態3における誘導加熱装置の電圧波形と電流波形を示す図 本発明の実施の形態4における誘導加熱装置の電圧波形と電流波形を示す図 本発明の実施の形態5における誘導加熱装置の電圧波形と電流波形を示す図 本発明の実施の形態6における誘導加熱装置の電圧波形と電流波形を示す図 本発明の実施の形態7における誘導加熱装置の電圧波形と電流波形を示す図 本発明の実施の形態8における誘導加熱装置の電圧波形と電流波形を示す図
符号の説明
10 被加熱物体
11 直流電源
12 第1のスイッチング素子
12a 第1のダイオード
13 第2のスイッチング素子
13a 第2のダイオード
14 第3のスイッチング素子
14a 第3のダイオード
15 第4のスイッチング素子
15a 第4のダイオード
16 加熱コイル
17 共振コンデンサ
18 制御回路
19 第1のスナバコンデンサ
20 第2のスナバコンデンサ

Claims (6)

  1. 加熱コイルと、前記加熱コイルと直列に接続した共振コンデンサと、前記加熱コイルにエネルギーを供給する直流電源と、前記加熱コイルと前記直流電源の正極側との間に接続した第1のスイッチング素子と、前記第1のスイッチング素子と並列に接続された第1のダイオードと、前記加熱コイルと前記直流電源の負極側との間に接続した第2のスイッチング素子と、前記第2のスイッチング素子と並列に接続された第2のダイオードと、前記共振コンデンサと前記直流電源の正極側との間に接続した第3のスイッチング素子と、前記第3のスイッチング素子と並列に接続された第3のダイオードと、前記共振コンデンサと前記直流電源の負極側との間に接続した第4のスイッチング素子と、前記第4のスイッチング素子と並列に接続された第4のダイオードと、前記第1〜第4のスイッチング素子に駆動信号を与える制御回路とを備え、前記第1のスイッチング素子と前記第2のスイッチング素子からなる第1のスイッチング素子の組、および前記第3のスイッチング素子と前記第4のスイッチング素子からなる第2のスイッチング素子の組に与える駆動信号を交互に切り換え、前記第1のスイッチング素子の組と前記第2のスイッチング素子の組のどちらか一方の組は、力率を高くするために前記加熱コイルと前記共振コンデンサで決まる共振周波数の近傍の周波数で駆動し、もう一方の組は、前記スイッチング素子の組の駆動周波数より低い周波数で駆動して電力供給を行う誘導加熱装置。
  2. 第1のスイッチング素子の組と第2のスイッチング素子の組のうち、駆動周波数の低いスイッチング素子の組の駆動周波数を変化して電力制御を行う請求項1に記載の誘導加熱装置。
  3. 第1のスイッチング素子の組と第2のスイッチング素子の組のうち、駆動周波数の低いスイッチング素子の組に含まれる2つのスイッチング素子のオン期間とオフ期間の駆動比率を変化して電力制御を行う請求項1または請求項2に記載の誘導加熱装置。
  4. 第1のスイッチング素子の組と第2のスイッチング素子の組のうち、駆動周波数の高いスイッチング素子の組に含まれる2つのスイッチング素子の両方がオフする駆動信号停止期間を設け、且つスイッチング素子に駆動信号を与える期間と駆動信号停止期間の和の期間を一定とし、スイッチング素子に駆動信号を与える期間と駆動信号停止期間の割合を変化
    して電力制御を行う請求項1〜のいずれか1項に記載の誘導加熱装置。
  5. 第1のスイッチング素子の組と第2のスイッチング素子の組の駆動に位相差を設けて電力制御を行う請求項1〜のいずれか1項に記載の誘導加熱装置。
  6. 第1のスイッチング素子の組と第2のスイッチング素子の組のうち、駆動周波数の低いスイッチング素子の組の駆動周波数を一定の周期で駆動周波数の高いスイッチング素子の組の駆動周波数と同じ周波数で駆動する期間を設けて電力制御を行う請求項1〜のいずれか1項に記載の誘導加熱装置。
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