JP4893647B2 - 有機物含有水の処理方法および処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、有機物含有水を嫌気的に処理する生物処理方法および装置に関し、特に、グラニュール汚泥を保持する反応槽内に有機物含有水を導入して嫌気的に生物処理する嫌気性生物処理方法および装置に関する。
有機物含有水の生物処理法は、メタン発酵を行う嫌気性処理と、増殖速度が速い好気性微生物を用いる好気性処理とに大別される。嫌気性処理は、有機物濃度が高い有機物含有水の処理に適しておりメタンガスが得られるため、近年、高濃度の有機物含有水を排出する食品工場等での採用が増えている。
嫌気性処理方法には、浮遊性汚泥を用いる方法と微生物が粒状化したグラニュール汚泥を用いる方法とがある。グラニュール汚泥は高密度で沈降性が大きいため、グラニュール汚泥を用いれば高負荷高速処理が可能である。グラニュール汚泥を用いる嫌気性処理は、UASB(Upflow Anaerobic Sludge Blanket…上向流嫌気性スラッジブランケット)法と呼ばれる。UASBでは、グラニュール汚泥で形成したスラッジブランケットを保持する反応槽内に有機物含有水を導入し上向流通液することで、スラッジブランケットと接触させる。同様にグラニュール汚泥を用いる高負荷高速嫌気性処理法として、スラッジブランケットを高展開率で展開させるEGSB法(Expanded Granule Sludge Blanket)も知られている。
グラニュール汚泥を用いるUASB法等において、有機物含有水を安定的かつ良好に処理するためには、グラニュール汚泥を維持、増殖させることが重要である。反応槽内にグラニュール汚泥を維持、増殖させることができないと、処理性能は徐々に低下し、やがて処理不能に陥ることもある。
反応槽にグラニュール汚泥を安定的に維持、増殖させるため、種々の検討が行われている。例えば特許文献1には、嫌気性生物反応槽に導入される原水にカルシウム化合物または鉄塩を添加することでグラニュール汚泥の浮上を防止する方法が記載されている。
また、嫌気性汚泥の微生物活性の低下を防止して処理を安定させるため、生物処理槽に導入する有機物含有水は適宜、加温される。この場合、有機物含有水を嫌気性微生物の至適温度に加温するために熱エネルギーを与える必要があるので処理コストが上昇する。さらに、グラニュール汚泥を用いた処理において、有機物含有水に含まれる固形有機物を除去して酸生成を行ってからメタン発酵をさせる場合、酸生成の過程でpHが低下するので中和用のアルカリ添加が必要となる。
特開平8−141590号公報
嫌気性処理を安定的に行うための上述した薬剤添加や被処理水の加温は処理コストの上昇を招く。このため、安価な手段で嫌気性処理を安定化させることが求められている。本発明は、嫌気性処理を行う際の加温やpH維持のためのコストを低下させることを目的とする。
本発明者らは、ボイラから排出される濃縮排水(ボイラブロー水)を有機物含有水に添加することで上記課題を解決でき、さらに、ボイラブロー水の性状によってはこれを有機物含有水に添加することで嫌気性微生物の活性を高め、増殖を促進できる場合があることを見出し、本発明を完成させた。具体的には、本発明は以下を提供する。
(1)有機物含有水とボイラブロー水とを、嫌気性生物反応槽に導入して嫌気性生物処理する有機物含有水の処理方法。
(2)前記ボイラブロー水は、リン酸を含む(1)に記載の有機物含有水の処理方法。
(3)前記ボイラブロー水は、pHが10以上12以下である(1)または(2)に記載の有機物含有水の処理方法。
(4)前記ボイラブロー水は、リン酸および/または水酸化カリウムが添加されたボイラ用水がブローされたものである(1)から(3)のいずれかに記載の有機物含有水の処理方法。
(5)前記嫌気性生物反応槽は、酸生成槽、およびグラニュール汚泥を保持するメタン発酵槽を含む(1)から(4)のいずれかに記載の有機物含有水の処理方法。
(6)前記ボイラブロー水は、前記酸生成槽またはその上流で前記有機物含有水に添加される(5)に記載の有機物含有水の処理方法。
(7)嫌気性生物反応槽を含む有機物含有水の処理装置であって、
有機物含有水とボイラブロー水とを前記嫌気性生物反応槽に導入する被処理液路を含む有機物含有水の処理装置。
(8)前記嫌気性生物反応槽は、酸生成槽、およびグラニュール汚泥を保持するメタン発酵槽を含む(7)に記載の有機物含有水の処理装置。
(9)前記被処理液路は、前記酸生成槽に接続された原水管、および前記原水管または前記酸生成槽に接続されたブロー配管を含む(8)に記載の有機物含有水の処理装置。
本発明によれば、嫌気性処理に適した温度に被処理水を加温するために要する熱エネルギーの使用量を低減できる。また、本発明によれば酸生成の際のpH低下を回避するために添加するアルカリの使用量を低減できる。よって、本発明によれば嫌気性処理を行う際の加温やpH維持のためのコストを低下させることができる。さらに、本発明によれば、従来、下水放流等するために排水として処理する必要があったボイラブロー水を活用し、嫌気性処理を安定化させることもできる。
以下、本発明について図面を用いて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る有機物含有水の嫌気性処理装置(以下、単に「処理装置」という)1の模式図である。本実施形態では、嫌気性生物処理工程を酸生成工程とメタン発酵工程とに分けており、嫌気性生物反応槽10は、酸生成を行う酸生成槽11とメタン発酵を行うメタン発酵槽12とが直列接続されて構成されている。酸生成槽11には原水管21が接続され、酸生成槽11とメタン発酵槽12とは、送液管22および循環液管23で互いに接続されている。メタン発酵槽12には、処理水を取り出す処理水管24と、発生したメタンガスを取り出すガス管25が接続されている。
酸生成槽11には酸生成菌が保持されている。一方、メタン発酵槽12には粒状のグラニュール汚泥が保持されている。送液管22はメタン発酵槽12下部に接続され、送液管22から送られた液はメタン発酵槽12内を上向きで流れる。メタン発酵槽12上部には気固液分離装置(GSS)が設けられ、GSSの頂部はメタン発酵槽12内の液面から突出する。ガス管25は、メタン発酵槽12上部に接続され、処理水管24はGSSの内側に連絡している。
メタン発酵槽12内において、GSSが設置されている部分は気固液分離部分であり、その下部は反応部であり、反応部ではグラニュール汚泥が展開してスラッジブランケットが形成される。グラニュール汚泥は、嫌気性微生物を含む微生物が自己造粒して平均粒径0.5〜3.0mm程度の粒状になった汚泥であり沈降性に優れる。反応部の液は一部が循環液管23から取り出されて酸生成槽11に循環され、一部はGSSで気固液分離される。GSS内部で気固液分離された液は処理水管24から取り出される。
本発明では、有機物含有水にボイラから排出されたブロー水(ボイラブロー水)を添加して嫌気性生物処理を行う。ボイラブロー水は、嫌気性生物反応槽10またはその前段で有機物含有水に添加されればよい。本実施形態ではボイラブロー水は酸生成槽11の前段で有機物含有水に添加するよう構成している。具体的には、ボイラ13と接続されボイラブロー水が排出されるブロー配管31を原水管21に接続している。原水管21およびブロー配管31は、有機物含有水とボイラブロー水との混合液を嫌気性生物反応槽10に導入する被処理液路を構成している。
以下、この処理装置1を用いた有機物含有水の処理方法について説明する。処理対象となる有機物含有水としては食品製造過程で排出されるような高濃度有機物含有水が挙げられ、有機物濃度がCODcr500〜30,000mg/L、特に1,000〜20,000mg/L程度の有機物含有水は好適な処理対象となる。
有機物含有水は原水管21から酸生成槽11に送り、その途中で原水管21に接続されたブロー配管31を介してボイラブロー水を添加する。給水管30からボイラ13に給水される水には、清缶剤、脱酸素剤、復水処理剤等の水処理薬品が添加される。ボイラ用水に添加されたこれら薬剤はボイラ水系を循環する間に濃縮され、ボイラブロー水はpH10〜12程度のアルカリ性を示す。また、ボイラ13から排出されたボイラブロー水は60〜95℃程度と高温であり、下水等に廃棄する場合は、種々の手段により中和および冷却処理する必要がある。
本発明は、従来、酸添加による中和処理や熱交換による冷却処理が必要であったボイラブロー水を、嫌気性生物処理を安定化させる添加剤として利用する。本発明で有機物含有水に添加されるボイラブロー水には、少なくともリン酸を含むことが求められ、リン酸濃度は5〜100mg/Lであることが好ましい。ボイラブロー水はさらに1質量%以上の水酸化カリウムを含み、温度は60〜95℃、pHは10〜12であることが好ましい。また、ボイラブロー水には糖類、窒素分、タンニンも含まれていることが好ましい。
一方でキレート剤または界面活性剤を含むボイラブロー水は本発明では使用を避ける。特に、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)は、グラニュール汚泥の活性を低下させるため、本発明で使用するボイラブロー水はEDTAやNTA(ニトリル三酢酸)等のキレート剤を実質的に含まない(キレート剤濃度が3mg/L未満)ことが好ましい。本発明では、ボイラブロー水が上記性状となるようにボイラ用水に添加する水処理薬品を選択し、嫌気性生物処理を安定化させる剤として得られたボイラブロー水を利用するとよい。
ボイラブロー水の添加量は、熱エネルギー利用の観点上、全量とすることが好ましい。ボイラブロー水の添加位置は本実施形態に限定されない。例えば、酸生成槽11の前に原水槽や固形物を分離する沈殿槽を設けている場合、原水槽や沈殿槽、またはこれらの槽を接続する配管の途中に添加してもよい。あるいは、酸生成槽11内の液にボイラブロー水を添加してもよい。ボイラブロー水を酸生成槽11、または酸生成槽11より上流に添加する場合には、ボイラブロー水を酸生成槽11での酸生成の際に要するpH調整剤(アルカリ)として利用できるうえ、酸生成での熱エネルギー利用を図ることができる。また、メタン発酵槽12またはその前でボイラブロー水を添加してもよい。具体的には、送液管22にブロー配管31を接続して酸生成槽11の後段であってメタン発酵槽12の手前でボイラブロー水を添加してもよく、メタン発酵槽12に添加してもよい。
また、酸生成槽11を省略して同一の反応槽で酸生成とメタン発酵とを行う構成とした装置で本発明を実施することもできる。この場合は、酸生成とメタン発酵とを行う同一の反応槽または前でボイラブロー水を有機物含有水に添加すればよい。
このように、有機物含有水にボイラブロー水を添加して嫌気性生物処理することで、以下のメリットが得られる。まず、酸生成に伴うpH低下に対するpH調整にボイラブロー水を利用できる。よって、従来、酸発酵の際に必要とされたアルカリの使用量を低減し、かつ、ボイラブロー水を下水等に排出する場合に必要とされる中和処理を不要にできる。
また、高温のボイラブロー水を有機物含有水に添加することで有機物含有水が加温されるので嫌気性微生物、特にグラニュール汚泥の生物活性を高くできる。すなわち、嫌気性生物反応槽10を加温するコストを低減して生物活性を高めることができるとともに、ボイラブロー水を下水等に排出する場合に必要とされる冷却処理を不要にできる。
ここで、熱エネルギーロスを回避し嫌気性処理を安定化させるため、ボイラブロー水の温度が低下しないようにして嫌気性生物反応槽10に添加することが好ましい。ボイラブロー水の温度低下を抑制して嫌気性生物反応槽10に添加する方法としては、ボイラブロー水を送水する配管(ここではブロー配管31)を保温材で保温する方法が挙げられる。また、ボイラから排出されたボイラブロー水を直接、嫌気性生物反応槽に送らない場合、すなわち、一時的に貯留槽に貯留してポンプアップして送水するような場合は、貯留槽も保温材で保温するとよい。さらに、貯留槽は必要最小限の容量としてボイラブロー水の貯留槽内での滞留時間を短くするとよい。
酸生成槽11では、ボイラブロー水が添加された有機物含有水を酸生成菌により処理して有機酸を生成する。ブロー配管31は原水管21のみならず酸生成槽11にも接続し、酸生成槽11内の液のpHを調整するために適宜、酸生成槽11にもボイラブロー水を添加するようにしてもよい。酸生成した液は送液管22を介して酸生成槽11からメタン発酵槽12に送る。
メタン発酵槽12では、酸生成された液を上向流で通液することで槽内に保持されているグラニュール汚泥を展開させ、スラッジブランケットを形成する。これにより有機物含有水とグラニュール汚泥との接触効率が高くなる。このため、高さ5〜7m程度のメタン発酵槽内に高さ3〜5m程度のスラッジブランケットを展開させるUASBでは、汚泥負荷0.1〜0.7kg−CODcr/kg−VSS/day程度、通液速度0.3〜1.5m/h程度の高負荷高速処理が可能である。高さ7〜20m程度のメタン発酵槽内に高さ5〜18m程度のスラッジブランケットを展開させるEGSBでは、汚泥負荷0.1〜1.0kg−CODcr/kg−VSS/day、通液速度3〜10m/h程度の処理ができる。
メタン発酵槽12に対する有機物負荷は5〜30kg−CODcr/m/day、特に8〜20kg−CODcr/m/dayが好ましい。嫌気性生物反応槽10はいずれも酸素が供給されない嫌気的条件で運転し、槽内液の温度を25〜40℃、特に30〜38℃とすることが好ましい。本発明では、有機物含有水にボイラブロー水を添加して嫌気性生物反応槽10に送る液を加温することで、嫌気性生物反応槽10を上記温度にするために要する熱エネルギーを節約する。
メタン発酵槽12内では、酸生成槽11で生成された有機酸がグラニュール汚泥の働きにより分解され、メタンを含むガスが発生する。メタン発酵槽12で生成されたガスおよび増殖した汚泥を含む混合液は、GSS内部で気固液分離され、ガスはガス管25からメタン発酵槽12外に取り出される。また、汚泥が分離され清澄化された液分は、処理水管24からメタン発酵槽12外に取り出される。処理水は、後段に設けた好気性生物処理装置(図示せず)等によりさらに処理してもよい。
また、メタン発酵槽12内の液は、循環液管23から取り出して酸生成槽11に循環させる。本実施形態では循環液管23から分注管23Bを分岐させ、メタン発酵槽12から循環させる液の一部を、分注管23Bを介して送液管22に注入している。
〈実施例1〉
以下、実施例に基づき本発明をさらに詳しく説明する。実施例では、図1に示す処理装置1を模して図2に示す実験装置2を作成した。被処理水として表1に示す性状の有機物含有水に表2に示す性状のボイラブロー水を添加して嫌気性生物処理した。
なお、表において、TOCは全有機物態炭素濃度、CODcrは化学的酸素消費量で示される有機物濃度、NH-Nはアンモニア態窒素濃度、PO-Pはリン酸濃度、SSは浮遊性物質濃度を意味している。また、pH8.3に調整するために必要な酸消費量で示されるアルカリ度をpアルカリ、pH4.8に調整するために必要な酸消費量で示されるアルカリ度をmアルカリと表示している。
酸生成槽11は、容量500mLの三角フラスコで構成し、ヒータHの上に載置して適宜、加温した。メタン発酵槽12は、内径10cm、高さ50mでGSSが設置された部分を除く反応部の容量は3L、GSS部を含めた部分の容量は4Lである。
酸生成槽11には、CODcr負荷72g−CODcr/L/dayで有機物含有水を通水した。また、メタン発酵槽12から取り出した槽内液を3〜4mL/分で酸生成槽11に循環させ、ボイラブロー水を添加した。ボイラブロー水の添加割合は、RUN1では循環水に対して2質量%の割合とし、RUN2では10質量%の割合とした。ボイラブロー水の温度は80℃であったが、酸生成槽11内部の液温が35℃となるよう、適宜ヒータHで加温した。また、酸生成槽11内の液のpHを測定するためにpH計Pを設け、その値が7になるように適宜、濃度1%の水酸化ナトリウム溶液をアルカリ添加管33から酸生成槽11に添加した。
メタン発酵槽12は、CODcr負荷12g−CODcr/L/day、汚泥負荷0.4g−CODcr/g−Vss/day(汚泥保持量30g−VSS)で運転した。
RUN1、RUN2とも、通水開始前にメタン発酵槽11内のグラニュール汚泥を取り出し、2種類の基質を与えて培養し、活性を調べた。2種類の基質はそれぞれ、酢酸基質、および有機酸混合(酢酸、酪酸およびプロピオン酸の混合)基質とした。また、RUN1では通水開始から14日後に、RUN2では通水開始から28日後にメタン発酵槽11内のグラニュール汚泥を取り出して、上記2種類の基質それぞれを与えた場合の活性を調べるとともに、その粒径を測定し平均粒径を求めた。
実施例1のRUN1では、メタン発酵槽12内のグラニュール汚泥の活性は、酢酸基質の場合、通水前が0.22kg−CODcr/kg−vss/day、通水開始から14日後で0.27kg−CODcr/kg−vss/dayであった。また、有機酸混合基質の場合は、通水前が0.38kg−CODcr/kg−vss/day、通水開始から14日後で0.52kg−CODcr/kg−vss/dayであった。グラニュール汚泥の平均粒径は、通水開始時は1.8mmであり、通水開始から14日後も1.8mmであった。
実施例1のRUN2では、メタン発酵槽12内のグラニュール汚泥の活性は、酢酸基質の場合、通水前はRUN1と同じ、通水開始から28日後が0.28kg−CODcr/kg−vss/dayであった。また、有機酸混合基質の場合は、通水前はRUN1と同じ、通水開始から28日後は0.53kg−CODcr/kg−vss/dayであった。グラニュール汚泥の平均粒径は、通水開始時はRUN1と同じで通水開始から28日後は2.1mmであった。
〈実施例2〉
実施例2として、実施例1で用いたボイラブロー水に代えて、アクリル酸ポリマーをさらに含むボイラブロー水を用いた。その他の条件は実施例1と同様にして試験を行ったところ、実施例2のRUN1では、メタン発酵槽12内のグラニュール汚泥の活性は、酢酸基質の場合、通水前が0.25kg−CODcr/kg−vss/day、通水開始から14日後で0.27kg−CODcr/kg−vss/dayであった。また、有機酸混合基質の場合は、通水前が0.37kg−CODcr/kg−vss/day、通水開始から14日後で0.48kg−CODcr/kg−vss/dayであった。グラニュール汚泥の平均粒径は、通水開始時は1.8mmであり、通水開始から14日後は2.0mmであった。
実施例2のRUN2では、メタン発酵槽12内のグラニュール汚泥の活性は、酢酸基質の場合、通水前はRUN1と同じで、通水開始から28日後が0.28kg−CODcr/kg−vss/dayであった。また、有機酸混合基質の場合は、通水前はRUN1と同じ、通水開始から28日後は0.50kg−CODcr/kg−vss/dayであった。グラニュール汚泥の平均粒径は、通水開始時はRUN1と同じで通水開始から28日後は2.1mmであった。
〈参考例1〉
参考例1として、実施例1で用いたボイラブロー水に代えて、リン酸イオンを含まない代わりにアクリル酸ポリマーを含むボイラブロー水を用いた。その他の条件は実施例1と同様にして試験を行ったところ、参考例1のRUN1では、メタン発酵槽12内のグラニュール汚泥の活性は、酢酸基質の場合、通水前が0.22kg−CODcr/kg−vss/day、通水開始から14日後で0.28kg−CODcr/kg−vss/dayであった。また、有機酸混合基質の場合は、通水前が0.35kg−CODcr/kg−vss/day、通水開始から14日後で0.40kg−CODcr/kg−vss/dayであった。グラニュール汚泥の平均粒径は、通水開始時は1.8mmであり、通水開始から14日後も1.8mmであった。
参考例1のRUN2では、メタン発酵槽12内のグラニュール汚泥の活性は、酢酸基質の場合、通水前はRUN1と同じで、通水開始から28日後も0.28kg−CODcr/kg−vss/dayであった。また、有機酸混合基質の場合は、通水前はRUN1と同じ、通水開始から28日後は0.51kg−CODcr/kg−vss/dayであった。グラニュール汚泥の平均粒径は、通水開始時はRUN1と同じで通水開始から28日後も1.8mmであった。
〈参考例2〉
参考例2として、実施例1で用いたボイラブロー水に代えて、リン酸イオンを含まずキレート剤(EDTA)を含むボイラブロー水を用いた。その他の条件は実施例1と同様にして試験を行ったところ、参考例2のRUN1では、メタン発酵槽12内のグラニュール汚泥の活性は、酢酸基質の場合、通水前が0.24kg−CODcr/kg−vss/dayであったのに、通水開始から14日後は0.21kg−CODcr/kg−vss/dayとなった。また、有機酸混合基質の場合は、通水前が0.38kg−CODcr/kg−vss/dayであったのに、通水開始から14日後には0.30kg−CODcr/kg−vss/dayになった。グラニュール汚泥の平均粒径は、通水開始時は1.8mmあったのが、通水開始から14日後には1.7mmになった。
比較例1のRUN2では、メタン発酵槽12内のグラニュール汚泥の活性は、酢酸基質の場合、通水前はRUN1と同じで、通水開始から28日後は0.18kg−CODcr/kg−vss/dayまで低下した。また、有機酸混合基質の場合は、通水前はRUN1と同じ、通水開始から28日後は0.20kg−CODcr/kg−vss/dayになった。グラニュール汚泥の平均粒径は、通水開始時はRUN1と同じで通水開始から28日後は1.7mmであった。
〈ブランク〉
ブランクとして、実施例1で用いたボイラブロー水に代えて、80℃に加温した純水を用いた。その他の条件は実施例1と同様にして試験を行ったところ、ブランクのRUN1では、メタン発酵槽12内のグラニュール汚泥の活性は、酢酸基質の場合、通水前が0.22kg−CODcr/kg−vss/dayであったのに、通水開始から14日後は0.20kg−CODcr/kg−vss/dayとなった。また、有機酸混合基質の場合は、通水前が0.38kg−CODcr/kg−vss/dayであったのに、通水開始から14日後には0.35kg−CODcr/kg−vss/dayになった。グラニュール汚泥の平均粒径は、通水開始時は1.8mmあり通水開始から14日後も1.8mmであった。
ブランクのRUN2では、メタン発酵槽12内のグラニュール汚泥の活性は、酢酸基質の場合、通水前はRUN1と同じで、通水開始から28日後は0.21kg−CODcr/kg−vss/dayであった。また、有機酸混合基質の場合は、通水前はRUN1と同じ、通水開始から28日後は0.35kg−CODcr/kg−vss/dayになった。グラニュール汚泥の平均粒径は、通水開始時はRUN1と同じで通水開始から28日後も1.8mmであった。
表2に、実施例1、2、参考例1、2、およびブランクで有機物含有水に添加したボイラブロー水または純水の性状を示す。
実施例1、2、参考例1、2およびブランクにおけるグラニュール活性について、酢酸基質で測定した場合の結果を図3に示し、有機酸基質で測定した場合の結果を図4に示す。両図において、(A)はRUN1の結果を示し、(B)はRUN2の結果を示す。また実施例1、2、参考例1、2およびブランクのRUN1およびRUN2におけるグラニュールの平均粒径の変化を表3に示す。
さらに実施例1、2、参考例1、2およびブランクについて、28日間の実験期間中に使用した中和用アルカリの総使用量および被処理水加温用電力の総使用量を表4に示す。
表4に示すように、実施例1、2および参考例1、2では、中和用アルカリの使用量および電力使用量を低減できた。また、図3および図4に示すように、ボイラブロー水がキレート剤を含まない場合は、ボイラブロー水を有機物含有水に添加することで、アルカリ使用量および電力使用量を低減できるのみならず、グラニュール活性を高めることができることが示された。さらに、表3に示すように、ボイラブロー水がリン酸を含む場合は、嫌気性微生物の増殖を促進できることが示された。
本発明は、有機物含有水の処理に好適に用いることができる。
本発明の一実施形態に係る有機物含有水の嫌気性処理装置の模式図。 実験に用いた嫌気性処理装置の模式図。 実験結果を示すグラフ図。 実験結果を示すグラフ図。
符号の説明
1、2 嫌気性処理装置
10 嫌気性生物反応槽
11 酸生成槽
12 メタン発酵槽
13 ボイラ
21 原水管(被処理液路)
31 ブロー配管(被処理液路)

Claims (7)

  1. 有機物含有水とボイラブロー水とを、酸生成槽、およびグラニュール汚泥を保持するメタン発酵槽を含む嫌気性生物反応槽に導入して嫌気性生物処理する有機物含有水の処理方法。
  2. 前記ボイラブロー水は、リン酸を含む請求項1に記載の有機物含有水の処理方法。
  3. 前記ボイラブロー水は、pHが10以上12以下である請求項1または2に記載の有機物含有水の処理方法。
  4. 前記ボイラブロー水は、リン酸および/または水酸化カリウムが添加されたボイラ用水がブローされたものである請求項1から3のいずれかに記載の有機物含有水の処理方法。
  5. 前記ボイラブロー水は、前記酸生成槽またはその上流で前記有機物含有水に添加される請求項1から4のいずれかに記載の有機物含有水の処理方法。
  6. 酸生成槽、およびグラニュール汚泥を保持するメタン発酵槽を有する嫌気性生物反応槽を含む有機物含有水の処理装置であって、
    有機物含有水とボイラブロー水とを前記嫌気性生物反応槽に導入する被処理液路を含む有機物含有水の処理装置。
  7. 前記被処理液路は、前記酸生成槽に接続された原水管、および前記原水管または前記酸生成槽に接続されたブロー配管を含む請求項に記載の有機物含有水の処理装置。
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