JP4892467B2 - レーザ装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザ装置およびその制御方法に関する。
波長選択フィルタと半導体光増幅器とを含む共振器を備え、単一波長のレーザ光を出力する外部共振器型のレーザ装置がある。
図7は、外部共振器型のレーザ装置の1つである波長可変レーザモジュール90の構成を示すブロック図である。同図に示すように、波長可変レーザモジュール90は、ミラー22、波長可変フィルタ24(第1の波長選択フィルタ)、ITUグリッドフィルタ26(第2の波長選択フィルタ)、コリメートレンズ28、半導体光増幅器30を含む共振器20と、コリメートレンズ36と、ビームスプリッタ38と、集光レンズ40と、光出力検出素子42と、を含んで構成され、共振器20で発振する単一波長のレーザ光を光ファイバ44に出力する。
図7において半導体光増幅器30の左側に配置されたコリメートレンズ28は、半導体光増幅器30の端面31から出射される光をコリメート光に変換する。
ミラー22、波長可変フィルタ24、およびITUグリッドフィルタ26は、コリメートレンズ28で変換されるコリメート光の光軸上に配置される。ミラー22は、コリメート光の光軸に対して垂直に配置される。
半導体光増幅器30は、利得媒体として動作する光増幅領域34を含み半導体レーザとほぼ同様の構造を有するが、端面31の反射率が半導体レーザに比べて小さく、それ単体ではレーザ発振しない。その代わり、半導体光増幅器30は、外部に設けた反射体(ミラー22)と他の端面35とで構成した共振器20を用いてレーザ発振する。すなわち、半導体光増幅器30の端面31から出射された光は、コリメートレンズ28、ITUグリッドフィルタ26、波長可変フィルタ24を透過し、ミラー22で反射される。そして、波長可変フィルタ24、ITUグリッドフィルタ26、コリメートレンズ28を経て、半導体光増幅器30に入射する。半導体光増幅器30に入射した光は、光増幅領域34で増幅されるとともに端面35で反射され(一部透過)、再び端面31から出射される。なお、レーザ発振するのは、半導体光増幅器30による利得(光増幅率)が共振器20での損失を上回る場合である。
レーザ光の波長は、ミラー22と半導体光増幅器30の端面31との間に設けられた、動作波長を変化させることのできる波長選択フィルタ(特に、波長可変フィルタ24)により、可変に選択される。
半導体光増幅器30は、外部から入力される信号(一般には電流、以下「位相調整信号」という。)に応じて屈折率が変化する位相調整領域32をさらに含んでいる。位相調整領域32の屈折率が変化すると、位相調整領域32を透過する光の位相が変化し、結果として共振器20の真空換算の長さ(以下「実効長」という。)が変化する。すなわち、半導体光増幅器30によれば、位相調整領域32に印加する位相調整信号を変化させることにより、共振器20の実効長を調整することができる。なお、特許文献1には、1つの半導体素子の中に位相調整領域と光増幅領域とを設け、それら2つの領域を個別に制御する光源装置が開示されている。
図7において、共振器20の右側には、半導体光増幅器30の端面35から出射されるレーザ光の強度をモニタするための構成およびレーザ光を外部に出力するための構成が示されている。
半導体光増幅器30の右側に配置されたコリメートレンズ36は、半導体光増幅器30から出射されるレーザ光をコリメート光に変換する。
ビームスプリッタ38は、コリメートレンズ36で変換されたコリメート光の一部を光出力検出素子42方向に分岐する。光出力検出素子42は、ビームスプリッタ38で分岐されたコリメート光の一部をモニタし、その光強度を検出する。
集光レンズ40は、ビームスプリッタ38を透過したコリメート光を集光し、集光した光をレーザ光として光ファイバ44に出力する。こうして、波長可変レーザモジュール90で発振されるレーザ光が光出力として外部に取り出される。
次に、波長可変レーザモジュール90のレーザ発振波長(以下単に「発振波長」という。)について説明する。波長可変レーザモジュール90では、発振波長を決定する要素は3つある。それは、図1(a)に示す共振器20で共振する光の波長(以下「共振波長」という。)、図1(b)に示す波長可変フィルタ24の光透過特性、および図1(c)に示すITUグリッドフィルタ26の光透過特性である。
共振器20の共振波長は、共振器20内にミラー22と半導体光増幅器30の端面35で節となる定在波を形成する波長である。具体的には、「共振器20の長さは共振波長の1/2の整数倍である(共振器内の屈折率を1とした場合)」という条件(以下「共振条件」という。)を満たす波長が共振波長となる。この共振条件によれば、共振波長は共振器20の長さに依存し、また図1(a)に示すように波長帯域内に離散的に分布する(たとえば真空換算の共振器長が15mmで発振波長が1550nmである場合、共振波長間隔は約80pmとなる)。なお、共振器20の共振条件が成立する波長モードは、共振器モード(キャビティモード)と呼ばれる。
波長可変レーザモジュール90の発振波長は、上記共振条件を満たす複数の共振波長のうち共振器20内に安定的に存在しうる波長である。具体的には、ミラー22とコリメートレンズ28との間に配置された2つの波長選択フィルタ(波長可変フィルタ24およびITUグリッドフィルタ26)を透過する共振波長が発振波長となる。
波長可変フィルタ24は、特定の波長帯域に属する光だけを透過させ、その他の光を反射、散乱、または吸収する特性を持つ波長選択フィルタである。図1(b)に示すように、波長可変フィルタ24は、波長可変レーザモジュール90の動作波長帯域において通常は1つの透過ピーク波長(透過率がピークとなる波長)を有し、その透過波長帯域は図1(a)に示す共振波長間隔に比べ広い(波長の半値幅は、図1(c)に示すITUグリッドフィルタ26の2周期分より狭い方が望ましい)。また、波長可変フィルタ24の動作波長の確度および安定性は十分でない。
ITUグリッドフィルタ26は、国際電気通信連合(International Telecommunication Union:ITU)によって勧告された互いに離間する複数の波長(ITUグリッド波長)を透過させるように設定された波長選択フィルタである。図1(c)に示すように、ITUグリッドフィルタ26の各透過波長帯域は、広帯域に分布する複数のITUグリッド波長それぞれに対応し、図1(a)に示す共振波長間隔と同等またはそれ以下である。なお、ITUグリッド波長の間隔は、約100pm、約200pm、約400pmまたは800pmである。
上記のとおり、波長可変フィルタ24の透過波長帯域は共振波長間隔に比べて広いため、波長可変フィルタ24だけで単一の共振波長を発振波長として安定的に選択することは難しい。そこで、共振器20では、波長可変フィルタ24の光透過特性とITUグリッドフィルタ26の光透過特性とを組み合わせることにより、複数の共振波長の中から単一の共振波長を選択するようにしている。すなわち、透過させたいITUグリッド波長に波長可変フィルタ24の透過ピーク波長が来るよう波長可変フィルタ24に印加する波長設定信号を調整することにより、所望のITUグリッド波長を透過ピーク波長とする狭帯域の波長選択フィルタを構成している。かかる構成を備える波長可変レーザモジュール90では、波長可変フィルタ24に印加する波長設定信号を変化させることにより、発振波長を可変に選択できるようになっている。なお、非特許文献1には、第1の波長選択フィルタとITUグリッド波長を透過ピーク波長とする第2の波長選択フィルタとを組み合わせた構成が開示されている。
しかし、所望のITUグリッド波長を透過ピーク波長とする狭帯域の波長選択フィルタ(波長可変フィルタ24およびITUグリッドフィルタ26)を構成しても、発振波長がその透過ピーク波長から少しでもずれると、波長可変レーザモジュール90の発振波長に誤差が生じ、光強度も低下してしまう。
そこで、波長可変レーザモジュール90では、動作時の発振波長を所望のITUグリッド波長と一致させるため、波長のずれを検出し修正するフィードバック制御を行っている。具体的には、共振器20から出力されるレーザ光の光強度をモニタし、その光強度が最大となるよう発振波長を制御する「ピークサーチ」によって、発振波長を所望のITUグリッド波長に一致させるようにしている。
より具体的に言えば、波長可変レーザモジュール90では、共振器20から出力されるレーザ光のうちビームスプリッタ38により分岐される一部のレーザ光の光強度を光出力検出素子42によってモニタし、その光強度が最大となるよう半導体光増幅器30の位相調整領域32に印加される位相調整信号を上下に変動させる(交互に正負に変化させる)「ディザ制御」を行う。上記のとおり、位相調整信号が変動すると、それに応じて共振器20の実効長が伸縮する。共振器20の実効長が伸縮すると、それに応じて発振波長と所望波長とのずれが変化し、結果として共振器20から出力されるレーザ光の光強度が変化する。
たとえば、位相調整信号(電流)を上げたときに光強度が上昇すれば位相調整信号をさらに上げ、逆に、位相調整信号を上げたときに光強度が低下すれば位相調整信号を下げる。また、位相調整信号を下げたときに光強度が上昇すれば位相調整信号をさらに下げ、逆に、位相調整信号を下げたときに光強度が低下すれば位相調整信号を上げる。このように、波長可変レーザモジュール90におけるピークサーチでは、位相調整信号を上下に変動させるディザ制御によって光強度を最大化する。
図2(a)は、共振器20から出力されるレーザ光の位相変化量(横軸)と発振波長(縦軸)と光強度(縦軸)との関係の一例(後述するαパラメータが0の場合)を示す図である。同図に示すように、発振波長は、局所的には位相の変化に対してほぼ直線状(線形)に変化するが、位相変化量がさらに変化してモードホップ境界を超えると共振器モードが隣の共振器モードに遷移(モードホップ)してしまう。このため、発振波長は、位相の変化に対して全体としてのこぎり刃状に変化することになる。また、光強度は、位相の変化に対して左右対称な山形状の変化を繰り返す。
図2(b)は、図2(a)に示した発振波長および光強度をそれぞれ横軸および縦軸にとった波長−光強度特性を示す図である。同図に示すように、発振波長が波長選択フィルタの透過ピーク波長と一致したときに光強度は最大となり、発振波長が透過ピーク波長から離れるに従って光強度は低下する。そして、発振波長がモードホップ境界を越えると、共振器内で定在波の波の個数が不連続に変化し、光信号が劣化する。また、発振波長がモードホップ境界に近づくだけでも、光スペクトルにおいてサイドモードが大きくなったりマルチモードになったりして光信号が劣化してしまう。このため、光信号の劣化を防ぐためには、発振波長がモードホップ境界から離れるようレーザ装置を動作させなければならない。したがって、上記ピークサーチにおけるディザ制御では、図2(b)に示すように発振波長がモードホップ境界から離れた範囲内で変動するよう、位相調整信号を変化させる必要がある。
この点、特許文献2には、半導体レーザの位相調整領域に注入する電流と回折格子(波長選択フィルタ)の選択する波長とを同時に変えることにより、同一の共振器モードを保持しながら(モードホップの発生を防ぎながら)発振波長を変化させる可変波長光源装置が開示されている。
特開平3−129890号公報 特開平8−18167号公報 工藤耕治他9名「広帯域波長可変レーザ・モジュールの最近の進展」、信学技報OPE2005−46〜53(2005年8月)
位相調整領域32と光増幅領域34とを有する半導体光増幅器30では、屈折率(位相)の変化と利得(光強度)の変化との間に図3に示すような関係がある(これらの変化の比は「αパラメータ」と呼ばれる)。なお、同図における波線は、図2と同様、屈折率の変化と利得の変化とが相互に依存しない場合(αパラメータ=0の場合)の関係を示している。
図3(a)は、共振器20から出力されるレーザ光の位相変化量(横軸)と発振波長(縦軸)と光強度(縦軸)との関係の一例を示す図である。同図に示すように、αパラメータが0でない場合(実線)、発振波長は、位相の変化に対して直線状(線形)に変化しない。また、光強度は、位相の変化に対して左右非対称な山形状の変化を繰り返す。
図3(b)は、図3(a)に示した発振波長および光強度をそれぞれ横軸および縦軸にとった波長−光強度特性を示す図である。同図に示すように、αパラメータが0でない場合(実線)、発振波長が波長選択フィルタの透過ピーク波長と一致したときに光強度は最大なり、透過ピーク波長を中心として短波側(左側)と長波側(右側)で光強度の変化は非対称となる。特に、発振波長が透過ピーク波長より短波側の領域では、長波側の領域に比べて、透過ピーク波長からモードホップ境界までの波長マージンが小さくなっており、たとえば発明者による実験ではわずか6〜10pmであった。
ところで、光強度が数dBm以上の狭スペクトルの光線を光ファイバに入射すると、誘導ブルリアン散乱(Stimulated Brillouin Scattering:SBS)と呼ばれる現象によって、その大部分が光ファイバの入射端に戻されるため、光ファイバで伝送される光の電力が低下してしまう。特に、外部共振器型のレーザ装置では、共振器長が長いため出力される光のスペクトル線幅が狭くなり、SBSの影響を受けやすい。
従来、このSBSを抑制するために、レーザ光の発振波長を短周期で変動させる方法、すなわちレーザ光を「周波数変調」する方法が知られている。たとえば上記波長可変レーザモジュール90においてSBSの影響を小さくするためには、半導体光増幅器30の位相調整領域32に与える位相信号を交流信号で変調すればよい。こうすれば、共振器20の実効長が振動するため、波長可変レーザモジュール90から出力されるレーザ光の発信波長も振動する(レーザ光が周波数変調される)ことになる。なお、この周波数変調による波長の変位幅は最大で±5pm程度、変調された信号の周波数は10〜100kHz程度である。
しかしながら、位相調整領域32と光増幅領域34とを有する半導体光増幅器30では、上記のとおり、透過ピーク波長からモードホップ境界までの波長マージンが長波側よりも短波側で小さいので、ピークサーチのためディザ制御される位相調整信号にSBSを抑制するための周波数変調をさらに施すと、位相調整信号の変位幅が透過ピーク波長からモードホップ境界までの幅と同じかそれ以上に達する場合がある。すなわち、ピークサーチとSBS対策とを同時に行うと、光スペクトルにおいてサイドモードが大きくなったり、モードホップにより発振波長が不連続に変化したりして、光信号が劣化する場合がある。
なおこの問題は、波長選択フィルタと、位相調整領域と光増幅領域とを有する半導体光増幅器と、を含む共振器を備え、波長選択フィルタの透過ピーク波長からモードホップが生じる波長までの波長マージンが長波側よりも短波側で小さい非対称の波長−光強度特性を持つ外部共振器型のレーザ装置全般に共通するものである。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、光信号の劣化を防止するレーザ装置およびその制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るレーザ装置は、波長選択フィルタと、外部からの位相調整信号に応じて前記波長選択フィルタを透過する光の位相を変化させる位相調整領域と光増幅領域とを有する半導体光増幅器と、を含む共振器を備え、前記波長選択フィルタの透過率が最大となる透過ピーク波長からモードホップが生じる波長までの波長マージンが長波側よりも短波側で小さい外部共振器型のレーザ装置であって、前記共振器から出力される光の光強度を検出する光強度検出手段と、前記光強度検出手段により検出される光強度が最大となるよう、前記位相調整領域に印加される位相調整信号を変動させる位相調整信号変動手段と、前記位相調整信号変動手段による変動の周期より短い周期で、前記位相調整領域に印加される位相調整信号を振動させる位相調整信号振動手段と、を含み、前記光強度検出手段は、前記位相調整信号振動手段による前記位相調整信号の振動に同期して、前記光強度を検出することを特徴とする。
本発明によれば、共振器から出力される光の光強度が位相調整信号の振動に同期して検出される。このため、共振器から出力される光の波長が振動によって最大偏位するタイミングを考慮した波長の制御が可能となり、モードホップなどによる光信号の劣化を防止することができる。
また、本発明の一態様では、前記光強度検出手段は、前記共振器から出力される光の波長が前記位相調整信号振動手段による前記位相調整信号の振動に応じて短波側に偏位している期間に、前記光強度を検出する。
この態様によれば、共振器から出力される光の波長を短波方向に変動させる際、共振器から出力される光の光強度が最大化する前に、検出(サンプリング)される光強度が最大化するようになる。このため、共振器から出力される光の波長がモードホップの生じる波長付近にまで偏位することを防止することができる。
なお、この態様では、前記光強度検出手段は、前記共振器から出力される光の波長が前記位相調整信号振動手段による前記位相調整信号の振動に応じて短波側に最も偏位しているタイミングに応じて、前記光強度を検出してもよい。
また、本発明に係るレーザ装置の制御方法は、波長選択フィルタと、外部からの位相調整信号に応じて前記波長選択フィルタを透過する光の位相を変化させる位相調整領域と光増幅領域とを有する半導体光増幅器と、を含む共振器を備え、前記波長選択フィルタの透過率が最大となる透過ピーク波長からモードホップが生じる波長までの波長マージンが長波側よりも短波側で小さい外部共振器型のレーザ装置の制御方法であって、前記共振器から出力される光の光強度を検出する強度検出ステップと、前記光強度検出ステップで検出される光強度が最大となるよう、前記位相調整領域に印加される位相調整信号を変動させる位相調整信号変動ステップと、前記位相調整信号変動ステップによる変動の周期より短い周期で、前記位相調整領域に印加される位相調整信号を振動させる位相調整信号振動ステップと、を含み、前記光強度検出ステップでは、前記位相調整信号振動ステップよる前記位相調整信号の振動に同期して、前記光強度を検出することを特徴とする。
本発明によれば、共振器から出力される光の光強度が位相調整信号の振動に同期して検出される。このため、共振器から出力される光の波長が振動によって最大偏位するタイミングを考慮した波長の制御が可能となり、モードホップなどによる光信号の劣化を防止することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図4は、本発明の一実施形態に係る波長可変レーザモジュール10の構成を示すブロック図である。同図に示すように、波長可変レーザモジュール10は、ミラー22、波長可変フィルタ24、ITUグリッドフィルタ26、コリメートレンズ28、半導体光増幅器30を含む共振器20と、コリメートレンズ36と、ビームスプリッタ38と、集光レンズ40と、光出力検出素子42と、を含んで構成され、波長可変レーザモジュール制御部50により制御される。波長可変レーザモジュール10は、上述した波長可変レーザモジュール90と同様の構成を有するので、以下、波長可変レーザモジュール制御部50の構成を中心に説明する。
なお、図4には記載していないが、波長可変レーザモジュール10は、上記構成のほかにも、温度を一定に保つためのTEC(Thermoelectric Cooler:熱電子冷却素子)、温度検出用のサーミスタ、反射戻り光を除去する光アイソレータなどを含む。
図5は、波長可変レーザモジュール制御部50のブロック図である。同図に示すように、波長可変レーザモジュール制御部50は、制御部52、波長設定部54、位相設定部56、ディザ信号源58、FM信号源60、加算器62、光増幅領域駆動部64、増幅回路66、光出力サンプリング部68(スイッチ回路70、平滑回路72)、A/D変換器74、図示しない温度制御部、を含んで構成される。また、波長可変レーザモジュール制御部50は、波長可変レーザモジュール10と複数の信号線で接続されている。
制御部52は、たとえばマイクロコントローラおよびマイクロコントローラの動作を制御するプログラムで構成され、波長可変レーザモジュール制御部50の各部を制御する。
波長設定部54は、波長可変フィルタ24に接続され、波長可変フィルタ24に波長設定信号を印加することにより、波長可変フィルタ24の透過ピーク波長が所定のITUグリッド波長となるよう波長可変フィルタ24を駆動する。なお、波長可変フィルタ24の透過ピーク波長を所定のITUグリッド波長に精度良く一致させるために、波長可変フィルタ24に印加する波長設定信号に対してディザ制御を施してもよい。
位相設定部56は、加算器62を介して半導体光増幅器30の位相調整領域32に接続され、共振器20の実効長が所定の長さとなるよう位相調整領域32の屈折率を調整する。具体的には、波長ごとに位相設定量を記憶した記憶部(図示せず)から、波長設定部54で設定される波長に応じた位相設定量を読み出し、読み出した位相設定量に基づいて位相調整領域32に印加される位相調整信号(直流オフセット成分)を生成し、加算器62に出力する。
ディザ信号源58は、加算器62を介して半導体光増幅器30の位相調整領域32に接続され、ピークサーチのために、位相調整領域32に印加される位相調整信号を上下に変動させるディザ制御を行う。具体的には、ディザ信号源58は、制御部52などを介して後述する光出力サンプリング部68から入力される光出力モニタ信号値が最大となるよう、その光出力モニタ信号値が最大となる状態を中心として位相設定部56により生成される位相調整信号を上下に変動させるための交流信号(以下「ディザ信号」という。)を生成し、生成したディザ信号を加算器62に出力する。なお、ディザ信号源58で生成されるディザ信号の周期は、たとえば数ミリ秒程度である。
FM信号源60は、加算器62を介して半導体光増幅器30の位相調整領域32に接続され、誘導ブルリアン散乱(SBS)を抑制するために、位相調整領域32に印加される位相調整信号を短周期で振動させる。具体的には、ディザ信号源58で生成されるディザ信号の周期よりも短い周期(10〜20マイクロ秒程度、周波数にして数10〜100kHz程度)で振動する交流信号である周波数変調信号(以下「FM信号」という。)を生成し、生成したFM信号を加算器62に出力する。
加算器62は、位相設定部56から入力される位相調整信号にディザ信号源58から入力されるディザ信号とFM信号源60から入力されるFM信号を加算し、それら3つの信号が重畳された新たな位相調整信号(後述)を半導体光増幅器30の位相調整領域32に印加する。
光増幅領域駆動部64は、半導体光増幅器30の光増幅領域34に接続され、光増幅領域34の利得が所定の利得になるよう光増幅領域34に光利得制御信号を印加し、光増幅領域34を駆動する。
増幅回路66は、光出力検出素子42と接続され、光出力検出素子42から入力される微小な電流である光出力モニタ信号を増幅し、光出力サンプリング部68に出力する。
光出力サンプリング部68は、スイッチ回路70と平滑回路72を含んで構成される。スイッチ回路70は、FM信号源60と接続され、FM信号源60で生成されるFM信号の振動に同期して、増幅回路66から入力される光出力モニタ信号をサンプリングする。平滑回路72は、スイッチ回路70でサンプリングされた複数のサンプリング信号を平均化し、雑音などによって生じる誤差を低減する。こうして平均化されたサンプリング信号は、A/D変換器72で光出力モニタ信号値(ディジタル信号)に変換され、制御部52を介してディザ信号源58にフィードバックされる。
ここで、光出力サンプリング部68が増幅回路66から入力される光出力モニタ信号をサンプリングするタイミングを図6に基づきより詳細に説明する。
図6(a)は、共振器20から出力されるレーザ光の波長−光強度特性(αパラメータ≠0の場合)を示す図である。同図に示すように、波長選択フィルタ(波長可変フィルタ24およびITUグリッドフィルタ26)の透過ピーク波長からモードホップが生じる波長(モードホップ境界)までの波長マージンが、透過ピーク波長より短波側で小さくなっている。
図6(b)は、加算器62から位相調整領域32に印加される位相調整信号の時間変化を示す図である。同図に示す位相調整信号は、上記のとおり、位相設定部56で生成される位相調整信号(直流信号)にディザ信号源58で生成されるディザ信号(交流信号)とFM信号源60で生成されるFM信号(ディザ信号の変動周期より短周期で振動する交流信号)とが重畳された信号である。ここでは簡単のために、位相調整信号に重畳されるディザ信号が段階的(階段状)に変動する交流信号であるものとし、また、T1とT2がディザ信号の半周期に相当するものとする。
図6(a)と(b)に示すように、位相調整領域32に上記位相調整信号が印加されると、共振器20から出力されるレーザ光の発振波長は、位相調整信号のディザ信号成分の変動に応じて変動する。このため、共振器20から出力されるレーザ光の光強度は、位相調整信号のディザ信号成分の変動に応じて変動する。また、共振器20から出力されるレーザ光の発振波長は、位相調整信号のFM信号成分の振動に応じてさらに振動する。このため、共振器20から出力され光ファイバ44に入射するレーザ光は、誘導ブルリアン散乱(SBS)の影響を受けにくい。
こうして変動および振動するレーザ光の光強度は、光出力検出素子42によりモニタされ、増幅回路66で増幅された後に、光出力サンプリング部68に出力される。光出力サンプリング部68は、位相調整信号のFM信号成分に同期して光出力モニタ信号をサンプリングする。
すなわち、光出力サンプリング部68は、図6(a)および(b)に示すように、共振器20から出力されるレーザ光の波長が位相調整信号のFM信号成分の振動に応じて短波側に偏位している期間に(図6(b)に示すSの期間)光出力モニタ信号をサンプリングし、その他の期間(図6(b)に示すHの期間)ではサンプリングした光出力モニタ信号値を保持する。上記のとおり、ディザ信号の変動周期は数ミリ秒程度、FM信号の振動周期は10〜20マイクロ秒程度であるため、ディザ信号1周期分の期間に複数のサンプリング値が得られることになる。
これにより、共振器20から出力されるレーザ光の波長が位相調整信号のディザ信号成分の変動に応じて短波方向に変動する際、共振器20から出力されるレーザ光の光強度が最大化する前に、光出力サンプリング部68でサンプリングされる光強度が最大化するようになる。具体的には、図6(a)において、共振器20から出力されるレーザ光の光強度が最大となるT3より前にあたるT2の期間に、光出力サンプリング部68でサンプリングされる光出力モニタ信号値が最大となる。ディザ信号源58は、光出力モニタ信号値が最大となる状態を中心として位相調整信号が上下に変動するようなディザ信号を生成するので、ディザ信号はT2の期間に対応する状態を中心として、上下(正負)に変動する。その結果、ディザ信号とFM信号とが重畳された位相調整信号は、図6(b)の一点鎖線で示す範囲内で変動および振動し、共振器20から出力されるレーザ光の波長も図6(a)の一点鎖線で示す範囲内で変動および振動することになる。このように、波長可変レーザモジュール10では、レーザ光の波長がモードホップ境界付近にまで偏位しないよう光出力モニタ信号のサンプリングタイミングを決定し、光信号の劣化を防止している。
なお、光出力サンプリング部68は、共振器20から出力されるレーザ光の波長が位相調整信号のFM信号成分の振動に応じて短波方向に最も偏位しているタイミングに応じて、光出力モニタ信号をサンプリングしてもよい。たとえば、光信号の劣化をより確実に防止するためにディザ制御と周波数変調による発振波長の変動幅が透過ピーク波長からモードホップ境界までの波長マージンの1/2以下となるようにするには、光出力モニタ信号のサンプリング期間(図6(b)に示すSの期間)を、発振波長がFM信号の振動に応じて短波方向に最も偏位しているタイミングを中心としてFM信号の振動周期の20%以下にすることが望ましい。
以上説明した実施形態によれば、共振器20から出力される光の光強度が位相調整信号の振動に同期して検出される。このため、共振器20から出力される光の波長が振動によって最大偏位するタイミングを考慮した波長の制御が可能となり、モードホップなどによる光信号の劣化を防止することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。すなわち、上記実施形態では、外部共振器型のレーザ装置の1つである波長可変レーザモジュールに本発明を適用したが、本発明は、位相調整領域と光増幅領域とを有する半導体光増幅器と、を含む共振器を備え、波長選択フィルタの透過ピーク波長からモードホップが生じる波長までの波長マージンが長波側よりも短波側で小さい非対称の波長−光強度特性を持つ外部共振器型のレーザ装置全般に適用可能である。
また、上記実施形態において、図4に示したミラー22と波長可変フィルタ24とを反射波長を変更可能な波長選択ミラーに置き換えてもよい。この場合、図1(b)に示した波長可変フィルタ24の光透過特性における透過率を反射率と読み替えればよい。
波長可変レーザモジュールのレーザ発振波長を決定する3つの要素を示す図である。 共振器から出力されるレーザ光の位相変化量と発振波長と光強度との関係の一例(αパラメータ=0の場合)を示す図である。 共振器から出力されるレーザ光の位相変化量と発振波長と光強度との関係の一例(αパラメータ=0の場合とαパラメータ≠0の場合)を示す図である。 本発明の実施形態に係る波長可変レーザモジュールの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る波長可変レーザモジュール制御部のブロック図である。 共振器から出力されるレーザ光の波長−光強度特性(αパラメータ≠0の場合)と、本発明の実施形態に係る波長可変レーザモジュールにおける位相調整信号の時間変化と、を示す図である。 外部共振器型のレーザ装置の1つである波長可変レーザモジュールの構成を示すブロック図である。
符号の説明
10,90 波長可変レーザモジュール、20 共振器、22 ミラー、24 波長可変フィルタ、26 ITUグリッドフィルタ、28,36 コリメートレンズ、30 半導体光増幅器、31,35 半導体光増幅器の端面、32 位相調整領域、34 光増幅領域、38 ビームスプリッタ、40 集光レンズ、42 光出力検出素子、44 光ファイバ、46 波長選択ミラー、50 波長可変レーザモジュール制御部、52 制御部、54 波長設定部、56 位相設定部、58 ディザ信号源、60 FM信号源、62 加算器、64 光増幅領域駆動部、66 増幅回路、68 光出力サンプリング部、70 スイッチ回路、72 平滑回路、74 A/D変換器。

Claims (4)

  1. 波長選択フィルタと、外部からの位相調整信号に応じて前記波長選択フィルタを透過する光の位相を変化させる位相調整領域と光増幅領域とを有する半導体光増幅器と、を含む共振器を備え、前記波長選択フィルタの透過率が最大となる透過ピーク波長からモードホップが生じる波長までの波長マージンが長波側よりも短波側で小さい外部共振器型のレーザ装置であって、
    前記共振器から出力される光の光強度を検出する光強度検出手段と、
    前記光強度検出手段により検出される光強度が最大となるよう、前記位相調整領域に印加される位相調整信号を変動させる位相調整信号変動手段と、
    前記位相調整信号変動手段による変動の周期より短い周期で、前記位相調整領域に印加される位相調整信号を振動させる位相調整信号振動手段と、
    を含み、
    前記光強度検出手段は、前記共振器から出力される光の波長が前記位相調整信号振動手段による前記位相調整信号の振動に応じて短波側に偏位している期間に、前記光強度を検出する、
    ことを特徴とするレーザ装置。
  2. 請求項に記載のレーザ装置において、
    前記光強度検出手段は、前記共振器から出力される光の波長が前記位相調整信号振動手段による前記位相調整信号の振動に応じて短波側に最も偏位しているタイミングに応じて、前記光強度を検出する、
    ことを特徴とするレーザ装置。
  3. 波長選択フィルタと、外部からの位相調整信号に応じて前記波長選択フィルタを透過する光の位相を変化させる位相調整領域と光増幅領域とを有する半導体光増幅器と、を含む共振器を備え、前記波長選択フィルタの透過率が最大となる透過ピーク波長からモードホップが生じる波長までの波長マージンが長波側よりも短波側で小さい外部共振器型のレーザ装置の制御方法であって、
    前記共振器から出力される光の光強度を検出する強度検出ステップと、
    前記光強度検出ステップで検出される光強度が最大となるよう、前記位相調整領域に印加される位相調整信号を変動させる位相調整信号変動ステップと、
    前記位相調整信号変動ステップによる変動の周期より短い周期で、前記位相調整領域に印加される位相調整信号を振動させる位相調整信号振動ステップと、
    を含み、
    前記光強度検出ステップでは、前記共振器から出力される光の波長が前記位相調整信号振動ステップよる前記位相調整信号の振動に応じて短波側に偏位している期間に、前記光強度を検出する、
    ことを特徴とするレーザ装置の制御方法。
  4. 請求項3に記載のレーザ装置の制御方法において、
    前記光強度検出ステップでは、前記共振器から出力される光の波長が前記位相調整信号振動ステップによる前記位相調整信号の振動に応じて短波側に最も偏位しているタイミングに応じて、前記光強度を検出する、
    ことを特徴とするレーザ装置の制御方法。
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