JP4891932B2 - 扉取付部材 - Google Patents

扉取付部材

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Description

本発明は、扉が取り付けられる取付部に当該扉を回動自在に取り付けるための扉取付部材に関する。
扉が取り付けられる取付部に当該扉を回動自在に取り付けるための扉取付部材としては、例えば門扉や玄関用扉などを取り付ける扉取付用のヒンジなどが知られている(特許文献1参照)。扉取付用のヒンジは、取り付けられる扉の位置をねじなどによって容易に調整できるものがある。このようなヒンジは、扉の支持部が設けられた支持アーム内に収容された調整片をねじにて見込み方向に移動させることにより、支柱等に取り付けられた本体に対する支持部の見込み方向の位置を調整することが可能であり、また、支持アームを本体に対し見付け方向に移動可能なねじにより支持部を見付け方向に移動させることが可能である。そして、支持部の位置調整後は支持アームと本体とが固定ねじにて固定される。
実開平7−1293号公報
上記従来の扉取付部材は、支持部の位置調整後に支持アームと本体とを固定ねじにて固定するが、例えば調整片のように位置調整するために移動可能に設けられた部材が全て固定ねじにて固定されているわけではない。このため、扉を支持する支持部が安定しなかったり、また、誤って調整用のねじを回してしまった場合及び、何らかの原因で調整片が移動してしまうと支持部の位置が変わってしまい、扉が傾いたり滑らかに開閉できない畏れがあるという課題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、位置調整後の支持部の位置が変わりにくい扉取付部材を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の扉取付部材は、扉が取り付けられる取付部に当該扉を回動自在に取り付けるための扉取付部材であって、前記扉を回動自在に支持する支持部を備えた本体部と、前記本体部内に設けられた空隙に収容され、当該空隙の内壁に案内されて移動可能な移動片と、前記扉にて塞がれる開放部における見付け方向に前記本体部を移動可能に保持しつつ当該本体部を覆うカバー部材と、前記カバー部材を、前記開放部における見込み方向に移動可能に保持しつつ前記取付部との間に位置させて当該取付部に固定される固定部材と、前記カバー部材を挿通して前記本体部に螺合され、回動されて本体部を前記見付け方向に移動させることにより前記支持部の前記見付け方向における位置を調整するための第1調整ねじと、前記見込み方向に前記カバー部材を挿通して前記本体部内に挿入されるとともに前記移動片に螺合され、回動されて前記移動片を前記見込み方向に移動させることにより前記支持部の前記見込み方向における位置を調整するための第2調整ねじと、前記固定部材と前記カバー部材とを上下方向に挿通するとともに前記本体部内の前記移動片に螺合され、締め込まれて前記カバー部材と前記本体部と前記固定部材とを固定する固定ねじと、を有することを特徴とする扉取付部材である。
このような扉取付部材によれば、扉が支持される支持部の位置を調整するために、移動可能に設けられている本体部とカバー部とが、固定ねじに螺合された移動片とねじの頭部とにより挟み込まれて固定部材とともに固定される。このため、取付部に固定される固定部材に、本体部、カバー部、移動片のいずれもが固定されるので、位置調整後の支持部の位置が変化し難い、すなわち、ずれ難い扉取付部材を提供することが可能である。そして、支持部に支持される扉を安定した状態にて支持することが可能であり、滑らかに回動させることが可能である。
また、固定ねじは、見付け方向の位置を調整する第1調整ねじ及び見込み方向の位置を調整する第2調整ねじのいずれの方向とも異なる上下方向に配置されているので、固定ねじを締め込むことにより第1及び第2調整ねじによる調整に対してずれが生じにくい。このため、調整した状態を維持したままで容易に固定することが可能である。
かかる扉取付部材であって、前記固定部材は、前記移動片の上下に位置する部位を有し、前記固定ねじは、上下のいずれか一方から前記移動片を貫通し、前記固定部材の他方側の部位に挿通されて固定されることが望ましい。
このような扉取付部材によれば、上下の一方から移動片に締め込まれた固定ねじが、移動片の他方側にて固定部材の他方側の部位に固定されるので、移動片より一方側にて固定されている固定ねじの他方側の端が振れにくくなり、本体部、カバー部、移動片がより安定して保持される。このため、支持部の位置がより変化しにくくなり、扉をより安定した状態にて支持して、より滑らかに回動させることが可能である。
かかる扉取付部材であって、カバー部材は、2対の対向面を有し、一方の対向面が前記本体部の上下に位置し、他方の対向面が前記本体部を前記見込み方向における両側に位置することが望ましい。
支持部にて扉を支持すると支持部を備えている本体部には、扉の重量により大きな力が作用するが、移動片を収容するために空隙が設けられた本体部は、高い強度を備えることが難しい。このため、上記扉取付部材のように、2対の対向面を有するカバー部材の、一方の対向面を本体部の上下に位置させ、他方の対向面を本体部の見込み方向における両側に位置させて、カバー部材にて本体部を覆うことにより本体部を補強することが可能である。
かかる扉取付部材であって、前記カバー部材は、前記固定部材に対し見込み方向に揺動自在に支持されていることが望ましい。
このような扉取付部材によれば、カバー部材に保持されている本体部が収容している移動片が見込み方向に移動されると、本体部とともにカバー部材を揺動させることが可能である。このため、本体部を補強した状態にて支持部の見込み方向の位置を調整可能な扉取付部材を実現することが可能である。
かかる扉取付部材であって、前記カバー部材は、前記本体部及び前記本体部に螺合された前記第1調整ねじとともに揺動することが望ましい。
このような扉取付部材によれば、支持部の見込み方向の位置を調整するためにカバー部材が揺動された際に、カバー部材を挿通して本体部に螺合される第1調整ねじとカバー部材及び本体部とがとともに揺動されるので、第1調整ねじとカバー部材と本体部との配置を維持したままで揺動させることが可能である。このため、第1調整ねじがカバー部材や本体部に対し傾かないので見付け方向に調整された状態を安定した状態にて保持することが可能である。
本発明によれば、位置調整後の支持部の位置が変わりにくい扉取付部材を提供することができるという効果がある。
以下、本発明の一実施形態に係る建具について図面を参照して説明する。本実施形態の扉取付部材は、例えば門柱に門扉を回動自在に支持するための所謂肘壺を構成する肘金物であり、組み合わされる壺金物は門扉側に設けられている。本実施形態では、扉を門扉とし、扉が取り付けられる取付部を門柱として説明する。以下の説明においては、門扉により塞がれる開放部、すなわち門扉にて仕切られた領域への出入り口における左右となる方向を見付け方向、領域の内外となる方向を見込み方向、上下となる方向を上下方向として説明する。そして、門扉にて仕切られた領域の内側から扉取付部材を見た状態について説明し、門柱に門扉が取り付けられた状態にて、門扉側を右側、門柱側を左側とし、門扉の手前側を内側、門扉より奥側を外側として示す。
扉取付部材1は、図1、図2に示すように門扉2を回動自在に支持する支持部としての軸ピン11を備えた本体部5と、本体部5内に設けられた空隙19に収容され、当該空隙19の上下の内壁15aに案内されて移動可能な移動片20と、門扉2にて塞がれる開放部における見付け方向に本体部5が移動可能に、当該本体部5を覆うカバー部材30と、カバー部材30を、開放部における見込み方向に移動可能に保持しつつ門柱3との間に位置させて門柱3に固定される固定部材50と、カバー部材30を挿通して本体部5に螺合され、回動されて本体部5を見付け方向に移動させることにより軸ピン11の見付け方向における位置を調整するための第1調整ねじとしての見付け方向調整ボルト60と、見込み方向にカバー部材30を挿通して本体部5内に挿入されるとともに移動片20に螺合され、回動されて移動片20を見込み方向に移動させることにより軸ピン11の見込み方向における位置を調整するための第2調整ねじとしての見込み方向調整ボルト62と、固定部材50とカバー部材30とを、上下の一方としての上方側から他方としての下方側に挿通するとともに本体部5内の移動片20に螺合され、締め込まれてカバー部材30と本体部5と固定部材50とを固定する固定ボルト64と、を有している。図1には、扉取付部材1を覆い、固定部材50と係合して取り付けられる外装部材4が示されているが、必ずしも設ける必要はない。
本体部5は、軸ピン11が挿入されて固定される円筒状の軸保持部12と軸保持部12と繋がってほぼ直方体状をなす本体ブロック部15とを有している。軸保持部12は、円筒状の内部空間が上下方向に貫通するように配置され、上下方向のほぼ中央に縮径された底部12aを有している。軸ピン11は、軸保持部12の上方から挿入され、軸保持部12の上方に突出する状態にて、軸保持部12の下方から挿入されたねじ9にて底部12aに固定されている。
本体ブロック部15は、扉取付部材1が門柱3に取り付けられた際に、見付け方向において軸保持部12に対し門扉2と反対側に設けられており、正面から見た際に見付け方向の幅が上下方向の高さより長い長方形状をなしている。本体ブロック部15の上下方向における中央部分には、正面から見た際に長方形状をなし、見込み方向に貫通された空隙19が設けられている。
空隙19を形成している上側の部位15bには、上方と空隙19とを連通し、見付け方向に長い楕円状の上開口15cが設けられており、下側の部位15dには、下方と空隙19とを連通し、見付け方向に長い楕円状の下開口15eが設けられている。また、空隙19を形成する、軸保持部12とは反対側の部位15fには、見付け方向調整ボルト60が螺合される見付け方向タップ孔15gが見付け方向に貫通するように形成されている。
移動片20は、直方体状のブロックであり、高さは空隙19の高さより僅かに低く、見込み方向の幅は本体ブロック部15の見込み方向の幅より小さく、見付け方向の幅は空隙19の見付け方向の幅より十分に小さく形成されている。このため、移動片20が空隙19に収容されると、空隙19を形成する上下の内壁15aに案内されて、見付け方向及び見込み方向に移動可能に形成されている。また、移動片20には、見付け方向における左側の領域に見込み方向に貫通し見込み方向調整ボルト62が螺合される見込み方向タップ孔20aが、また、見付け方向における右側の領域に上下方向に貫通し固定ボルト64が螺合される上下方向タップ孔20bが設けられている。
カバー部材30は、本体ブロック部15の高さより僅かに広く上下方向に間隔を隔てて配置された上板部31及び下板部32と、門柱3と反対側にて上板部31と下板部32との縁を繋ぐ正面板部33と、上板部31の門柱3側の縁から下方に垂設された垂壁部34と、下板部32の門柱3側の縁から上方に立設された立壁部35と、正面板部33の見付け方向における左側の縁から見込み方向において門柱3側に延出された延出部36とを有している。正面板部33と垂壁部34及び立壁部35とは、本体ブロック部15の見込み方向の幅より僅かに広く間隔が隔てられている。
そして、カバー部材30の右端側、すなわち延出部36とは反対側の開放された部位から本体ブロック部15が軸保持部12とは反対側から挿入可能に設けられている。カバー部材30に挿入された本体ブロック部15は、上板部31と本体ブロック部15の上面とが、下板部32と本体ブロック部15の下面とが、正面板部33と本体ブロック部15の反門柱側の面15hとが、垂壁部34及び立壁部35と本体ブロック部15の門柱3側の面15iとが、それぞれ僅かな間隔を隔てて対面して、本体部5はカバー部材30に対し見付け方向に移動可能に保持される。
また、カバー部材30に本体ブロック部15が挿入されると、本体ブロック部15の軸保持部12とは反対側の面15jがカバー部材30の延出部36と対面するように形成されている。延出部36には、カバー部材30内に挿入された本体部5の見付け方向タップ孔15gに螺合される見付け方向調整ボルト60が貫通される見付け方向貫通孔36aが形成されている。また、カバー部材30の正面板部33には、本体部5内に挿入されて移動片20に螺合される見込み方向調整ボルト62の挿通孔33aが形成されている。そして、カバー部材30に本体ブロック部15が挿入されて、本体部5がカバー部材30に覆われた状態で、垂壁部34及び立壁部35が本体ブロック部15の空隙19を覆わないように構成されている。
上板部31及び下板部32には、見付け方向における中央より右側に見付け方向に長いカバー長孔31aが設けられており、見付け方向における中央より左側には固定部材50に螺合されたねじ7が挿通される貫通孔31bがそれぞれ設けられている。そして、上板部31及び下板部32に設けられた、貫通孔31b同士及びカバー長孔31a同士は上下方向に対向する位置に設けられている。図1においては、下板部32のカバー長孔及び貫通孔は示されていない。
固定部材50は、扉取付部材1が門柱3に取り付けられた状態にて、カバー部材30の上方を覆う固定上面部51と、カバー部材30の下方を覆う固定下面部52と、カバー部材30の反門柱側を覆い固定上面部51と固定下面部52とを繋ぐ前面部53と、固定上面部51の門柱3側の縁と繋がって門柱3と対面する上固定板部54と、固定下面部52の門柱3側の縁と繋がって門柱3と対面する下固定板部55と、を有している。
上固定板部54及び下固定板部55には、それぞれ中央に固定部材50を門柱3に固定するための固定孔54a、55aが設けられている。固定上面部51と固定下面部52との上下方向の間隔は、カバー部材30の高さより僅かに広く形成され、固定孔54a、55aを貫通するボルト8により固定部材50が門柱3に固定された際に、門柱3、固定上面部51、前面部53、固定下面部52にて囲まれる空間にはカバー部材30が見付け方向及び見込み方向に移動可能に収容される。
固定上面部51及び固定下面部52には、見付け方向における中央より右側に見込み方向に長い固定長孔51aが設けられており、見付け方向における中央より左側にはカバー部材30を固定部材50に移動自在に保持するためのねじ7が貫通されるタップ穴51b、52bが設けられている。このため、固定上面部51のタップ穴51bに上方から螺合されたねじ7が下方に突出して、カバー部材30の上板部31に設けられた貫通孔31bに挿通され、固定下面部52のタップ穴(不図示)に下方から螺合されたねじ7が上方に突出して、カバー部材30の下板部32に設けられた 貫通孔(不図示)に挿通されると、カバー部材30がねじ7を支点として見込み方向に揺動可能となる。また、固定部材50の前面部53には、カバー部材30を挿通して本体部5内に挿入されるとともに移動片20に螺合される見込み方向調整ボルト62の挿通孔53aが形成されている。
扉取付部材1の組立は、まず、固定部材50にカバー部材30が揺動自在にねじ7にて取り付けられる。固定部材50に取り付けられたカバー部材30には、軸ピン11が固定された本体ブロック部15が、空隙19に移動片20が収容された状態で挿入される。そして、カバー部材30の延出部36の見付け方向貫通孔36aを貫通された見付け方向調整ボルト60を本体部5の見付け方向タップ孔15gに螺合することにより、本体部5を見付け方向に移動自在にカバー部材30に取り付ける。
また、前面部53の挿通孔53aからは見込み方向調整ボルト62を挿通し、カバー部材30の挿通孔33aを挿通させて本体部5に挿入させ、本体部5に収容されている移動片20の見込み方向タップ孔20aに螺合する。これにより、見込み方向調整ボルト62が回動されることにより移動片20は固定部材50に対し見込み方向に移動可能となる。
移動片20には、固定部材50の固定上面部51に設けられた固定長孔51a、カバー部材30の上板部31に設けられたカバー長孔31a、本体ブロック部15の空隙19を形成する上側の部位15bに設けられた楕円状の上開口15cを、上下の一方としての上方から貫通させた固定ボルト64を螺合する。この固定ボルト64は、移動片20を貫通して、本体ブロック部15の空隙19を形成する下側の部位15dに設けられた楕円状の下開口15e、カバー部材30の下板部32に設けられたカバー長孔(不図示)、固定部材50の固定下面部52に設けられた固定長孔(不図示)を貫通し、固定下面部52の下方に突出されてナット66が螺合される。このため、移動片20は、固定ボルト64とともに見込み方向に移動可能であるとともに、固定ボルト64を中心に見込み方向に揺動可能に構成されている。
このように組み立てられた扉取付部材1は、門柱3に設けられた溝部3aに収容されるプレートナット65に、固定部材50の固定孔54a、55aを貫通したボルト8が螺合されることにより門柱3に固定される。
そして、見付け方向調整ボルト60が回動されてカバー部材30に案内されて本体部5が見付け方向に移動することにより軸ピン11の見付け方向の位置が調整され、見込み方向調整ボルト62が回動されて移動片20が見込み方向に移動することにより固定ボルト64を介してカバー部材30及び本体部5が移動され、固定部材50に螺合されたねじ7を支点としてカバー部材30及び本体部5が揺動して軸ピン11の見込み方向の位置が調整される。このとき、カバー部材30及び本体部5がねじ7を支点に揺動すると、固定部材50の前面部53とカバー部材30及び本体部5とには傾きが生じるが、本体部5内に収容されている移動片20も固定ボルト64を中心に揺動することが可能なので、見込み方向調整ボルト62は固定部材50の前面部53に対しほぼ直角な状態を維持することが可能である。すなわち、見込み方向調整ボルト62が、前面部53に対し傾かないため、より適切に調整することが可能である。
そして、軸ピン11の位置が適切な位置に調整されると、固定ボルト64が締め込まれ、固定ボルト64の頭部と移動片20とにより固定部材50の固定上面部51、カバー部材30の上板部31、本体部5の空隙19の上側の部位15bが締め込まれて強固に固定される。その後、固定部材50の固定下面部52より下方に突出している固定ボルト64の先端側に螺合されているナット66が締め込まれて固定ボルト64の下端側も固定部材50に保持される。
本実施形態の扉取付部材1によれば、門扉2が支持される軸ピン11の位置を調整するために、移動可能に設けられている本体部5とカバー部材30とが、固定ボルト64に螺合された移動片20と固定ボルト64の頭部とにより挟み込まれ、固定部材50とともに固定される。このため、門柱3に固定される固定部材50に、本体部5、カバー部材30、移動片20のいずれもが固定されるので、軸ピン11の位置が変化しないように、すなわちずれないように扉取付部材1を固定することが可能である。このため、軸ピン11に支持される門扉2を安定した状態にて支持することが可能であり、滑らかに回動させることが可能である。また、固定ボルト64は、見付け方向調整ボルト60及び見込み方向調整ボルト62のいずれの方向とも異なる上下方向に配置されているので、固定ボルト64を締め込むことにより見付け方向調整ボルト60及び見込み方向調整ボルト62による調整にずれが生じにくい。このため、調整した状態を維持したままで、容易に且つ強固に固定することが可能である。
また、上方から移動片20に締め込まれた固定ボルト64が、移動片20の下方にて固定部材50の固定下面部52にナット66にて固定されるので、移動片20より上側にて固定されている固定ボルト64の下端が振れにくくなり、本体部5、カバー部材30、移動片20をより安定した状態にて保持することが可能である。このため、軸ピン11の位置がより変化しにくくなり、門扉2をより安定した状態にて支持することが可能であり、より滑らかに回動させることが可能である。
ところで、軸ピン11にて門扉2を支持すると軸ピン11を備えている本体部5には、大きな力が作用するが、移動片20が収容されるために上下方向および見込み方向に開口した(貫通した)空隙19が設けられた本体部5は、高い強度を備えることが難しい。このため、上記扉取付部材1のように、カバー部材30の上板部31と下板部32との対向面を本体ブロック部15の上下に位置させ、正面板部33と垂壁部34及び立壁部35を本体ブロック部15の見込み方向における両側に位置させることにより、本体部5を補強することが可能である。
また、カバー部材30に保持されている本体部5が収容している移動片20が見込み方向に移動されると、本体部5とともにカバー部材30が揺動されるので、本体部5を補強した状態にて軸ピン11の見込み方向の位置を調整可能な扉取付部材1を実現することが可能である。
また、軸ピン11の見込み方向の位置を調整するためにカバー部材30が移動された際に、カバー部材30を挿通して本体部5に螺合される見付け方向調整ボルト60とカバー部材30及び本体部5とがとともに移動されるので、見付け方向調整ボルト60とカバー部材30と本体部5との相対位置は変化しない。このため、見付け方向調整ボルト60がカバー部材30や本体部5に対し傾くことはなく、また、上述したように見込み方向調整ボルト62が固定部材50の前面部53に対し傾くことはないので、見付け方向に調整された状態を維持しつつ見込み方向の位置を調整すること、また、見込み方向に調整された状態を維持しつつ見付け方向の位置を調整することが可能である。
上記実施形態においては、門柱3に取り付けられる扉取付部材(肘金物)1に軸ピン11を設け、門扉2側に軸ピン11を組み合わされる壺金物6を備えた例について説明したが、扉取付部材1側に壺金物を設け、門扉2側に肘金物を設けても良い。
上記実施形態においては、扉を門扉2とし取付部を門柱3としたが、これに限るものではない。
また、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
本実施形態に係る扉取付部材の分解斜視図である。 門柱に固定された扉取付部材の縦断面図である。
符号の説明
1 扉取付部材、2 門扉、3 門柱、5 本体部、11 軸ピン、15a 内壁、
19 空隙、20 移動片、30 カバー部材、31 上板部、32 下板部、
33 正面板部、34 垂壁部、35 立壁部、50 固定部材、51 固定上面部、
52 固定下面部、60 見付け方向調整ボルト、62 見込み方向調整ボルト、
64 固定ボルト

Claims (5)

  1. 扉が取り付けられる取付部に当該扉を回動自在に取り付けるための扉取付部材であって、
    前記扉を回動自在に支持する支持部を備えた本体部と、
    前記本体部内に設けられた空隙に収容され、当該空隙の内壁に案内されて移動可能な移動片と、
    前記扉にて塞がれる開放部における見付け方向に前記本体部を移動可能に保持しつつ当該本体部を覆うカバー部材と、
    前記カバー部材を、前記開放部における見込み方向に移動可能に保持しつつ前記取付部との間に位置させて当該取付部に固定される固定部材と、
    前記カバー部材を挿通して前記本体部に螺合され、回動されて本体部を前記見付け方向に移動させることにより前記支持部の前記見付け方向における位置を調整するための第1調整ねじと、
    前記見込み方向に前記カバー部材を挿通して前記本体部内に挿入されるとともに前記移動片に螺合され、回動されて前記移動片を前記見込み方向に移動させることにより前記支持部の前記見込み方向における位置を調整するための第2調整ねじと、
    前記固定部材と前記カバー部材とを上下方向に挿通するとともに前記本体部内の前記移動片に螺合され、締め込まれて前記カバー部材と前記本体部と前記固定部材とを固定する固定ねじと、
    を有することを特徴とする扉取付部材。
  2. 請求項1に記載の扉取付部材であって、
    前記固定部材は、前記移動片の上下に位置する部位を有し、
    前記固定ねじは、上下のいずれか一方から前記移動片を貫通し、前記固定部材の他方側の部位に挿通されて固定されることを特徴とする扉取付部材。
  3. 請求項1または請求項2に記載の扉取付部材であって、
    カバー部材は、2対の対向面を有し、一方の対向面が前記本体部の上下に位置し、他方の対向面が前記本体部を前記見込み方向における両側に位置することを特徴とする扉取付部材。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の扉取付部材であって、
    前記カバー部材は、前記固定部材に対し見込み方向に揺動自在に支持されていることを特徴とする扉取付部材。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の扉取付部材であって、
    前記カバー部材は、前記本体部及び前記本体部に螺合された前記第1調整ねじとともに揺動することを特徴とする扉取付部材。
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JPH0268999A (ja) * 1988-09-05 1990-03-08 Chisso Corp 導電性熱可塑性樹脂シート及び成形物

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