JP4891627B2 - シャッター - Google Patents

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Description

本発明は、シャッターに係り、特にシャッター板の端板部にロック機構を解錠操作するための手掛けレバー部材を備えたシャッターに関するものである。
建物の窓や出入口等の開口にサッシを設けると共に、そのサッシの外側に防犯や雨除け等として、シャッターを取付けることが行われている(特許文献1参照)。このようなシャッターにおいては、建物の開口を開閉可能に閉鎖するシャッター板の端板部にこれを閉鎖位置で施錠するためのロック機構が設けられている。
また、シャッターにおいては、サッシの障子を左右何れの方向に開放しても上記ロック機構の解錠操作が容易に行えるようにするために、上記端板部の裏側に、その長手方向に沿って長尺に形成された手掛けレバー部材を水平軸回りに回動可能に設けることが行われている。
特開平9-317360号公報
しかしながら、上記シャッターにおいては、シャッター板を閉鎖し、ロック機構を施錠した状態であったとしても、上記端板部に外部から衝撃力が加わった場合、その衝撃力によって上記手掛けレバー部材が回動すると、これによってロック機構が解錠操作されてしまう不具合が発生することが考えられる。
本発明は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、シャッター板の端板部が外部から衝撃力を受けたとしてもその衝撃力による手掛けレバー部材の回動を抑制してロック機構の解錠を防止することができるシャッターを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、シャッター板を巻き上げ下げする巻取部を収容したシャッターケースと、シャッター板の両側部を昇降可能に案内するガイドレールと、シャッター板の端板部に設けられこれを閉鎖位置で施錠するためのロック機構と、このロック機構を解錠操作するために上記端板部の裏側にその長手方向に沿って長尺に形成されると共にヒンジ部を介して水平軸回りに回動可能に設けられた手掛けレバー部材とを備え、この手掛けレバー部材は手掛け部と、該手掛け部を上方に持ち上げることによる上記ヒンジ部を支点とする反作用で下方に回動してロック機構の解除部材を押し下げてロック機構を解除する解除レバー部とを有し、上記端板部又はロック機構に、外部からの衝撃力を利用して上記手掛けレバー部材の回動を抑制する回動抑制機構を設け、該回動抑制機構は手掛けレバー部材の下方に配置された水平の支軸を支点に室内外方向に揺動可能に設けられた上下方向に長い回動抑制レバーと、該回動抑制レバーの下方端に設けられた重りとを備え、回動抑制レバーの上方端が衝撃力による手掛けレバー部材の室内方向への回動を抑制するべく上記解除レバー部に近接されていることを特徴とする。
本発明によれば、シャッター板を巻き上げ下げする巻取部を収容したシャッターケースと、シャッター板の両側部を昇降可能に案内するガイドレールと、シャッター板の端板部に設けられこれを閉鎖位置で施錠するためのロック機構と、このロック機構を解錠操作するために上記端板部の裏側にその長手方向に沿って長尺に形成されると共にヒンジ部を介して水平軸回りに回動可能に設けられた手掛けレバー部材とを備え、この手掛けレバー部材は手掛け部と、該手掛け部を上方に持ち上げることによる上記ヒンジ部を支点とする反作用で下方に回動してロック機構の解除部材を押し下げてロック機構を解除する解除レバー部とを有し、上記端板部又はロック機構に、外部からの衝撃力を利用して上記手掛けレバー部材の回動を抑制する回動抑制機構を設け、該回動抑制機構は手掛けレバー部材の下方に配置された水平の支軸を支点に室内外方向に揺動可能に設けられた上下方向に長い回動抑制レバーと、該回動抑制レバーの下方端に設けられた重りとを備え、回動抑制レバーの上方端が衝撃力による手掛けレバー部材の室内方向への回動を抑制するべく上記解除レバー部に近接されているため、シャッター板の端板部が外部から衝撃力を受けたとしてもその衝撃力による手掛けレバー部材の回動を抑制してロック機構の解錠を防止することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を添付図面に基いて詳述する。図1は本発明の実施の形態であるシャッターの斜視図、図2は同シャッターの縦断面図である。
これらの図において、1は建物の開口部に設けられるシャッターで、このシャッター1は、開口部を遮蔽するシャッター板(シャッタースラット、シャッターカーテンともいう)2と、このシャッター板2を巻き上げ下げする巻取部3を収容したシャッターケース4と、シャッター板2の両側部を昇降可能に案内するガイドレール5,5とを備えている。更に具体的には、上記シャッター1は、建物の躯体の外面部に固着具例えばネジ6等で固定されるシャッター枠7を有し、このシャッター枠7に上記シャッターケース4及びガイドレール5が設けられている。上記巻取部3にはシャッター板2を巻き取る方向に付勢する付勢手段例えばコイルバネが組み込まれている。
シャッター枠7は、例えばアルミ押出形材からなる上枠7a、中枠7b、下枠7c及び左右の縦枠7d,7dにより構成されており、その上枠7aと中枠7bと縦枠7d,7dにより区画される空間を巻取部3の収容空間として利用するようにシャッターケース4が設けられ、縦枠7d,7dの前面部(室外面)にガイドレール5,5が設けられている。更に具体的には、上記シャッターケース4は、上枠(天板)7a、中枠7b及び左右の縦枠7d,7dからなる枠部4aと、該枠部4aの前面を覆うように設けられた前面カバー4bと、該前面カバー4bの左右両側面を覆うように設けられた側面カバー4c,4cと、枠部4aの背面を覆うように設けられた背板4dとによって主に構成されている。
上記躯体の開口部には窓サッシ(テラスサッシであってもよい)8が設けられており、この窓サッシ8を室外側から覆うようにシャッター1が設けられている。本実施の形態のシャッター1には、窓サッシ8が一体的に組み込まれている。すなわち、シャッター枠7の中枠7b、下枠7c及び左右の縦枠7d,7dが、窓サッシ8のサッシ枠部である上枠、下枠及び左右の縦枠を兼用しており、そのサッシ枠部に内外の障子9a,9bが引違い状に開閉可能に取付けられている。
上記シャッター板2は、水平に細長いスラットを鎧状に縦方向につないでおり、先端部である最下部に端板部(巾木ともいう)10を有している。上記下枠7cの前面部には、シャッター板2の端板部10の下端部を収容する溝状の受部11が設けられている。シャッター板2の端板部10には、これを閉鎖位置で施錠するためのロック機構12と、このロック機構12を解錠操作するために上記端板部10の裏側にその長手方向に沿って長尺に形成されると共に水平軸回りに回動可能に設けられた手掛けレバー部材13とが設けられている。上記下枠7c、具体的には受部11の内部には、上記ロック機構12と対応する位置に、ロック機構12と係合されるロック受部(ロック受部材又はストライカともいう)14が設けられている。
図3はシャッター板の端板の背面構造を概略的に示す背面図、図4は同端板部の背面構造を概略的に示す分解斜視図、図5はロック機構を示す図、図6は端板部の断面図である。端板部10は、例えばアルミ押出形材からなり、図6に示すように、室内側に開放した断面略コ字状に形成されており、その上下の対向面部には、ロック機構12を端板部10の左右方向の任意の位置に取付可能とする上下一対のリブ状ないしフィン状のガイド片部15a,15bと、これらガイド片部15a,15bによって区画され、ロック機構12の裏当板16を左右方向にスライド可能に係合可能なガイド溝17a,17bとが左右方向に連続して形成されている。
本実施の形態の端板部10においては、図3ないし図4に示すように、その背面部の両側部に、シャッター板2を上方に巻き上げた時に、中枠7bの近傍に配設された停止部材18に端板部10が当接する衝撃を吸収するための衝撃吸収機能(ダンパー)を有するストッパー19が上記ガイド溝17a,17bと、端板部10に穿設された係合孔20とを用いて取付けられ、背面部の中間部に、ロック機構12が取付けられている。ストッパー19には上記係合孔20に係合(嵌合)する図示しない係合突起部が形成されている。上記端板部10の下部には、シャッター板2の閉鎖時に下枠7cとの間、具体的には受部11の内底部との間を封止する気密部材21が設けられている。
ロック機構12は、図5に示すように断面コ字状のベースプレート22を有し、このベースプレート22の一側部には、上記端板部10のガイド溝17a,17bに室内側から差し込まれてガイド片部15a,15bの室外面に係止される係止爪部23a、23bが上下に突出形成され、他の一側部には、ガイド片部11a,11bの室内面に当接される当接板部24が外側に曲げ加工により一体形成されている。
この当接板部24の室外側には、上記端板部10のガイド溝17a,17bに差し込まれてガイド片部15a,15bの室外面に当接し、当接板部24との間でガイド片部15a,15bを前後から挟持する縦長の裏当板16が固着具例えばネジ25により締め付け可能及びネジ25を中心に回動可能に取付けられている。上記ベースプレート22の凹部側には、ロック部材(ラッチ)26と、レバー部材27とがそれぞれ支軸28,29を介して回動可能に取付けられている。上記ベースプレート22には、ロック受部14の受ピン14aが下方から入り込む切欠部30が形成されている。
上記ロック部材26は、受ピン14aを係合可能な窪み26aを有し、シャッター板2の端板部10が閉鎖位置に下降されると、ロック受部14の受ピン14aに当接して解錠位置から施錠位置に回動して受ピン14aを窪み26aと切欠部30内に抱え込んで係止するようになっている。レバー部材27とロック部材26とには、レバー27をロック部材26の周面に接触させる方向(下方向、時計方向)に付勢すると共にロック部材26を解錠方向(反時計方向)に付勢する付勢手段であるバネ31が掛け渡されている。
また、上記ロック部材26の周面には突起部26bが形成され、レバー部材27にはロック部材26が施錠方向に回動したときにその突起部26bと係合してロック部材26を施錠状態に保持するストッパー部27aが形成されている。上記レバー部材27には、これを解錠方向(反時計方向)に回動操作してロック部材26の突起部26bとストッパー部27aとの係合を解除するための解除部材32が設けられている。この解除部材32が手掛けレバー部材13により下方に操作されることにより、ロック部材26の突起部26bとストッパー部27aとの係合が外れ、ロック部材26がバネ31の付勢力で解錠方向に回動してロック受部14の受ピン14aを解放し、シャッター板2が開放可能となる。
手掛けレバー部材13は、例えばアルミ押出形材からなり、上記端板部10の上片部33にヒンジ部34を介して水平軸周りに回動可能に設けられている。端板部10の上片部33の室内側縁部には断面C字状の軸受部34aが形成され、上記手掛けレバー部材13には上記軸受部34aの内周に回動可能に嵌合する断面C字状の軸部34bが形成されている。上記軸受部34aと軸部34bによりヒンジ部34が構成されている。手掛けレバー部材13は、手を下方から引っ掛ける手掛け部13aと、該手掛け部13aを上方に持ち上げることによるヒンジ部34を支点とする反作用で下方に移動して上記ロック機構12の解除部材32を押し下げてロック機構12を解錠する解錠レバー部13bとを有している。図示例の手掛けレバー部材13は、手掛け部13aの上部に軸部34aが設けられ、手掛け部13aの室外面側にこれより室外方向に張り出すと共に先端を下方に曲げて延出された解錠レバー部13bが設けられている。したがって、手掛けレバー部材13が外部からの衝撃力によりヒンジ部34を支点に室内側に回動すると、解錠レバー部13bの先端がロック機構12の解除部材32を押し下げ、ロック機構12が解錠されることになる。
また、手掛けレバー部材13には、これを楽な姿勢で操作可能とする紐部材35が紐取付部材36を介して取付けられている。手掛けレバー部材13には、手掛け部13aに断面略C字状の取付溝37が形成され、この取付溝にはその長手方向(左右方向)(図6の紙面垂直方向)に沿って紐取付部材36がスライド可能に嵌合されている。紐取付部材36は、取付溝37の長手方向任意の位置にネジ38で固定することができる。この紐取付部材36に紐部材35の一端が固定され、紐部材35の他端にはシャッター板2に吸着保持可能な磁石を有する摘み部材39が取付けられている。
紐部材35を上方に引っ張って手掛けレバー部材13を回動操作することによりロック機構12を容易に解錠することができ、解錠後、更に紐部材35を上方に引っ張ることによりシャッター板2を上方に容易に巻き上げる(開放する)ことができる。そして、上記紐部材35ないし摘み部材39を手から離すと、紐部材39は下方に垂れ下がった状態となり、次にシャッター板2を巻き下げるときにその紐部材35を下方に引っ張ることによりシャッター板2を下方に容易に巻き下げる(遮蔽する)ことができる。
そして、外部からの衝撃力による上記手掛けレバー部材13の回動を抑制するために、上記端板部10又はロック機構12に、外部からの衝撃力を利用して上記手掛けレバー部材13に回動抑制部材41を押し当てて衝撃力による手掛けレバー部材13の回動を抑制する回動抑制機構40が設けられている。ここで、衝撃力とは、外側から端板部10を叩くことによる衝撃力の他、振動ないし震動による衝撃力を含む。
本実施の形態では、回動抑制機構40は、手掛けレバー部材13の下方に配置された水平の支軸42を支点に室内外方向に垂直回動可能(揺動可能)に設けられた上下方向に長いレバー状の回動抑制部材(回動抑制レバー)41と、この回動抑制部材41の入力部(力点)として下方に延出された下方端(一端)41aに設けられた重り43とを備え、回動抑制部材40の出力部(作用点)として上方に延出された上方端(他端)41bが衝撃力による手掛けレバー部材13の室内方向への回動を抑制するべく手掛けレバー部材13の解錠レバー部13bに近接されている。回動抑制部材41の上方端は解錠レバー部13bに非接触であってもよいが、応答性の向上を図るために、回動抑制部材41の上方端41bが解錠レバー部13bに接触している、具体的には、回動抑制部材41の上方端41bが解錠レバー部13bの先端側室内面に当接していることが好ましい。また、同様の理由及び手掛けレバー部材13の操作時に重り43による負荷を軽減するために、上記重り43は回動抑制部材41の下方端41aに支軸44を介して上端側が回動可能(揺動可能)に支持されていることが好ましい。
上記回動抑制機構40は、長尺の手掛けレバー部材13の回動を抑制するに十分な力を発揮させるために、端板部10に取付けられる左右一対の取付部材45,45を有し、両取付部材45,45の対向面に左右一対の回動抑制部材41,41が支軸42を介してそれぞれ軸支され、左右の回動抑制部材41,41の下方端41a,41a間に正面四角形の重り43の両側部の上端寄りの部分が支軸44を介して回動可能に軸支され、両回動抑制部材41,41の上方端41b,41bが手掛けレバー部材13の解錠レバー部13bにその室内方向への回動を抑制する状態に接触されていることが好ましい。上記取付部材45は、取付基板部45aを有し、該取付基板部45aとこれに図示しないネジで接合される裏板46との間で上記ガイド片部15a,15bを締め付け挟持することにより取付けられている。
以上のように構成されたシャッター1によれば、シャッター板2を巻き上げ下げする巻取部3を収容したシャッターケース4と、シャッター板2の両側部を昇降可能に案内するガイドレール5と、シャッター板2の端板部10に設けられこれを閉鎖位置で施錠するためのロック機構12と、このロック機構12を解錠操作するために上記端板部10の裏側にその長手方向に沿って長尺に形成されると共に水平軸回りに回動可能に設けられた手掛けレバー部材13とを備え、上記端板部10又はロック機構12に、外部からの衝撃力を利用して上記手掛けレバー部材13に回動抑制部材41を押し当てて衝撃力による手掛け部材13の回動を抑制する回動抑制機構40を設けているため、シャッター板2の端板部10が外部から衝撃力を受けたとしてもその衝撃力による手掛けレバー部材13の回動を抑制してロック機構12の解錠を防止することができる。したがって、強い衝撃や震動等によってロック機構12が解錠されてシャッター板2が勝手に開いてしまう不具合を防止することができ、ロック機構12及びシャッター1の信頼性及び防犯性の向上が図れる。
回動抑制機構40について更に詳しく説明する。端板部10に外部から衝撃力が加わると、その衝撃力によって手掛けレバー部材13がヒンジ部34を支点に室内方向(図6右方)に回動しようとする。この時、回動抑制機構40を構成する重り43にも端板部10から取付部材45、支軸42、回動抑制部材41及び支軸44を介して衝撃力が伝わり、この衝撃力で重り43が室内方向に振れ、回動抑制部材41の下方端を室内方向へ付勢する反作用で回動抑制部材41の上方端が手掛けレバー部材13の解錠レバー部13bを室内方向とは反対の方向(室外方向)に押圧するようになり、これにより手掛けレバー部材13の解錠方向への回動を抑制することができ、ロック機構12の解錠を防止することができる。
図7は本発明の他の実施の形態を示すシャッターの端板部の断面図である。本実施の形態において、前記実施の形態と同一部分は同一参照符号を付して説明を省略する。本実施の形態のシャッターの端板部10には次のような回動抑制機構50が設けられている。この回動抑制機構50は、外部からの衝撃力を利用して係止状態を解除することにより回動抑制部材51を上方にバネ力で突出させて手掛けレバー部材13に押し当て、該手掛けレバー部材13の回動を抑制ないし抑止するようにしたものである。
取付基板部45aには回動抑制部材51を昇降可能に収容するケース52が設けられ、このケース52内には回動抑制部材51を上方に付勢するバネ53と、このバネ53を圧縮させて回動抑制部材51を上方からケース52内に押し込んだ状態に係止(保持)する係止部(ストッパー)54とが設けられている。上記回動抑制部材51は、上下方向に長い棒状をなし、その下端側の側面に復帰操作用のレバー51aを一体的に突出した状態に有している。また、回動抑制部材51には上記係止部54に下方から係止される被係止部55がレバー51aとは反対側に突設されている。
ケース52の室内側の正面部にはレバー51aを突出させた状態で上下移動を許容するスリット56が設けられ、ケース52の上面には回動抑制部材51の突出・没入及び被係止部55が係止部54から離脱する際の回動規制部材51の室内方向への移動を許容する孔部57が設けられている。係止部54及び被係止部55は衝撃力を機械的に検出する検出部を構成しており、衝撃力により被係止部55が係止部54から離脱する(すなわち衝撃力を検出する)とバネ53の付勢力で回動規制部材51が上方に突出して手掛けレバー部材13の解錠レバー部13bを下方から押さえ、衝撃力による手掛けレバー部材13の回動を抑制ないし抑止するようになっている。衝撃力に対する応答性を向上させるために、上記被係止部54の近傍には重り58が設けられていることが好ましい。
このように作動した回動抑制機構50を復帰させる場合には、バネ53の付勢力に抗してレバー51aを押し下げ、被係止部55を係止部54に引っ掛けて保持すればよく、容易にリセットすることができる。なお、この回動抑制機構50は、シャッター板2の巻き上げ時の振動・衝撃により作動する場合があるので、シャッター板2の閉鎖時にロック機構12のロック部材26がロック受部14の受ピン14aにより押し上げられる力、すなわちロック時の力を利用して上記回動抑制機構50を自動的にリセットするようにしてもよい。本実施の形態のシャッターによれば、前記実施の形態のシャッターと同様の作用効果を奏することができる。
以上、本発明の実施の形態ないし実施例を図面により詳述してきたが、本発明は上記実施の形態ないし実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の設計変更が可能である。例えば、巻取部は、電動で駆動されるものであってもよい。回動抑制機構はロック機構(ロック機構の内部又は側部)又はその近傍に設けられていてもよい。図7の実施の形態では、衝撃力を機械的に検出するようになっているが、衝撃力を電気的に検出するようになっていてもよい。
本発明の実施の形態であるシャッターの斜視図である。 同シャッターの縦断面図である。 シャッター板の端板部の背面構造を概略的に示す背面図である。 同端板部の背面構造を概略的に示す分解斜視図である。 ロック機構を示す図で、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は底面図である。 端板部の断面図である。 本発明の他の実施の形態を示すシャッターの端板部の断面図である。
符号の説明
1 シャッター
2 シャッター板
3 巻取部
4 シャッターケース
5 ガイドレール
10 端板部
12 ロック機構
13 手掛けレバー部材
40,50 回動抑制機構
41、51 回動抑制部材

Claims (1)

  1. シャッター板を巻き上げ下げする巻取部を収容したシャッターケースと、シャッター板の両側部を昇降可能に案内するガイドレールと、シャッター板の端板部に設けられこれを閉鎖位置で施錠するためのロック機構と、このロック機構を解錠操作するために上記端板部の裏側にその長手方向に沿って長尺に形成されると共にヒンジ部を介して水平軸回りに回動可能に設けられた手掛けレバー部材とを備え、この手掛けレバー部材は手掛け部と、該手掛け部を上方に持ち上げることによる上記ヒンジ部を支点とする反作用で下方に回動してロック機構の解除部材を押し下げてロック機構を解除する解除レバー部とを有し、上記端板部又はロック機構に、外部からの衝撃力を利用して上記手掛けレバー部材の回動を抑制する回動抑制機構を設け、該回動抑制機構は手掛けレバー部材の下方に配置された水平の支軸を支点に室内外方向に揺動可能に設けられた上下方向に長い回動抑制レバーと、該回動抑制レバーの下方端に設けられた重りとを備え、回動抑制レバーの上方端が衝撃力による手掛けレバー部材の室内方向への回動を抑制するべく上記解除レバー部に近接されていることを特徴とするシャッター。
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