JP4890211B2 - 引戸装置 - Google Patents
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Description
又、吊り戸体が全開された状態を維持するのは、エンドストッパーとストッパ受け体であるので、引き戸の全開状態で、戸袋体と吊り戸体を開放揺動させると、遠心力によって戸袋体から吊り戸体が飛び出す事があった。
開放防止装置は、吊り戸体の戸先側端部上面に設けられた作動部材と、戸袋体の出入口側端部上端に回動自在に設けられた係合部材と、引き戸装置の上枠に設けられた係止部材よりなり、係合部材は係止部材に係止されて常時は戸袋体の開放揺動を防止し、作動部材は、吊り戸体の全開状態で係合部材に作用し、係合部材と係止部材の係止状態を解除し、戸袋体と吊り戸体の開放揺動を可能とするものであって、作動部材は、作動用基板と、作動用ローラーから構成され、係合部材は、係合基板と、係止突部と、ロック用突片と、回動用作動部と、吊り戸体保持部を有し、常に、吊り戸体保持部が、前記作動用ローラーの通過位置より上方の水平位置で、回動用作動部が作動用ローラーに当接する位置となるよう、回動力が付与され、係止部材は、係止突部を有し、該係止突部が前記係合部材の係止突部に重合するように取付けられているものである。
飛び出し防止装置は、係合部材に設けられた吊り戸体の全開状態を保持する前記吊り戸体保持部と、引き戸装置の上枠に設けられたロック解除部材と、ロック解除部材と係合部材に連係して戸袋体の上部に設けられたロック部材よりなり、係合部材が係止部材との係止状態を解除された姿勢で吊り戸体保持部は作動部材を保持し、戸袋体と吊り戸体が開放揺動した時、ロック解除部材から離間して、吊り戸体保持部が作動部材を保持した状態を維持する姿勢にロック部材が変移するものであって、ロック部材は、連結座と、ロック片保持座と、ロック片よりなり、ロック片は常に出入口側の端部と連結座の出入口側の端部が当接する方向に回動力が付与され、ロック解除部材は、解除用突部を有し、解除用突部が前記ロック部材に近接して取付けられ、戸袋体が閉鎖された状態で、前記解除用突部に、ロック片が押付けられて、ロック片と連結座との間に係合部材のロック用突片が通過可能な通過用間隙が形成されているものである。
さらに、吊り戸体の全開時に戸袋体と吊り戸体が開放揺動しても吊り戸体が戸袋体から飛び出すことがないので安全な状態で使用する事ができる。
又、前記効果に加え、開放防止装置は、作動部材と係合部材と係止部材より構成され、係合部材は戸袋体に設けられ、係止部材は上枠に設けられ、常時、係合部材は係止部材に係止されているので、戸袋体は開放揺動する事がなく安全であり、作動部材は吊り戸体の戸先側端部に設けられ、吊り戸体の全開状態で、係合部材に作用して、係合部材と係止部材の係止状態を解除するので、吊り戸体の全開姿勢の時にのみ、戸袋体と吊り戸体を開放揺動する事ができ、したがって、吊り戸体が開放途中あるいは全閉状態で開放揺動する時と比較すると開放時に大きなスペースを必要としない。
又、係合部材は戸袋体の出入口側端部に設けられているので、戸袋体の開放揺動の中心部分から最も遠い位置で係止部材と係止することとなり、不用意に戸袋体の落し錠が開錠されても戸袋体のガタツキは小さくてすむ。
図1において、符号1は壁面に形成されて開口部内に配設された引戸枠を示し、符号2は、引き戸枠1の開口部の一側部を閉鎖する戸袋体を示し、符号3は戸袋体2に沿って開口部の他側部を開閉するように構成された吊り戸体を示している。
以下、引き戸枠1内(開口部)で戸袋体2が位置する側を戸袋側、吊り戸体3が全閉状態で位置する側を出入口側と云う。
引戸枠1は、図1から図5に示すように、建物側の鉄骨11・・・にブラケット12・・・を介して固定された戸尻側縦枠13および戸先側縦枠14と、戸尻側縦枠13と戸先側縦枠14の上端間に連結座を介して配設された上枠15より門形に形成されている。
そして、出入口側の上下端部の内部には落し錠(フランス落し)200、200が設けられ、その操作部20、20が上下端部の出入口側端面に臨んで設けられている。
すなわち、落し錠200、200によって、戸袋体2の出入口側の上下端部は上枠15と床面に固定された状態となっている。
又、戸袋体2の上端部室外側内面には断面L字形の開放側レール22が戸袋側全幅に渡って取付けられている。
一方、上枠15の出入口側下面にはレール取付材23が出入口側ほぼ全幅に渡って設けられ、レール取付材23の室外側には、開放側レール22の出入口側に一直線上に連続する開放側レール22と同形の固定側レール24が取付けられている。
そして、自閉機構によって吊り戸体3には常に閉鎖方向の走行力が付与されている。
そして、符号351、361は、戸尻側吊り座33と作動部材4に螺合されて、固定側レール24、移動側レール23の下方に突出し、戸尻側滑車35と戸先側滑車36が浮き上がって脱輪するのを防止する上がり止めネジを示している。
次に、全開ストッパー受け332の弾性による保持力より大きい力で吊り戸体3を閉鎖方向に移動させ、全開ストッパー受け332と全開ストッパー331の係合状態を解除する、自閉機構5によって吊り戸体3は自閉し、出入口側を全閉状態とする手前で、吊り戸体に設けたブレーキ当たり321がレール取付材23の戸先側縦枠14側端部の室外側に取付けたエアーシリンダー322のピストンロッドの先端に衝突し、自閉スピードを減少させながら全閉状態となる。
尚、ブレーキ当たり321、エアーシリンダー322からなるブレーキ作用はすでに周知であるので詳細な説明は省略する。
飛び出し防止装置70は、係合部材6に設けられた吊り戸体3の全開状態を保持する吊り戸体保持部61と、上枠15に設けられたロック解除部材81と、ロック解除部材81と係合部材7に連係する戸袋体2に設けられたロック部材8より構成されている。
そして、作動用基板41の戸先側縦枠13側の端部の室内側に戸先側滑車36が回転自在に設けられている。
すなわち、係止突部63(係合部材6)が下向き係止突部71(係止部材7)の室外側に近接して位置しているので、戸袋体2の落し錠200、200が開錠されても、戸袋体2に設けられた係合部材6(係止突部63)が、上枠15(引き戸装置の固定側)に設けられた係止部材7(下向き係止突部71)に係止するので、戸袋体2が室内側に開放揺動する事はない。
ロック解除部材8は、下方に突出する解除用突部81を有する逆L字形で、解除用突部81が前記ロック部材9の室外側に近接して取付けられている。
しかしながら、戸袋体2が閉鎖された通常使用の場合、前記解除用突部81の室内側に、ロック片93の戸尻側縦枠13側の端部が連結座91方向に押付けられて、ロック片93の出入口側端部と連結座91の室外側面との間に係合部材6のロック用突片64が通過可能な通過用間隙95が形成されている。
したがって、係合部材6のロック用突片64はロック片93の上突片931に当接するので、係合部材6は、図10で反時計周りに回動することはなく、係合部材6の吊り戸体保持部66が作動用ローラー42の出入口側に位置した状態を維持し、吊り戸体3は戸袋体2に重合して保持された状態で、戸袋体2と共に開放揺動する。
したがって、全開ストッパー受け332と全開ストッパー331の係合に抗して、吊り戸体3を出入り口側にひきだすと、作動用ローラー42が吊り戸体保持部66を上方に回動移動させると同時にロック用突片64は通過用間隙95を下方に移動し、吊り戸体3の出入口側端部が戸袋体2より引き出されると、引張りバネ67によって、常に、吊り戸体保持部66が、作動用ローラー42の通過位置より上方の水平位置で、回動用作動部65が作動用ローラー42に当接する位置となるよう維持され、係止突部63は、下向き係止突部71(係止部材7)の室外側に近接して位置するので、戸袋体2の落し錠200、200が開錠されていても、戸袋体2が室内側に開放揺動する事はない。
13 戸尻側縦枠
14 戸先側縦枠
15 上枠
100 化粧ボード
2 戸袋体
3 吊り戸体
4 作動部材
6 係合部材
60 開放防止装置
7 係止部材
70
飛び出し防止装置
8 ロック解除部材
9 ロック部材
Claims (2)
- 開口部の一側部を閉鎖する戸袋体と、該戸袋体に沿って開口部の他側部を開閉するよう構成された吊り戸体を備え、吊り戸体が開口部の他側部を全開する全開姿勢で、戸袋体と吊り戸体とが開放揺動して開口部を全開するようにし、吊り戸体の開閉途中での戸袋体の開放揺動を阻止する開放防止装置と、戸袋体と吊り戸体が開放揺動する時、吊り戸体が戸袋体からの飛び出すのを阻止する飛び出し防止装置を有する引き戸装置において、
開放防止装置は、吊り戸体の戸先側端部上面に設けられた作動部材と、戸袋体の出入口側端部上端に回動自在に設けられた係合部材と、引き戸装置の上枠に設けられた係止部材よりなり、係合部材は係止部材に係止されて常時は戸袋体の開放揺動を防止し、作動部材は、吊り戸体の全開状態で係合部材に作用し、係合部材と係止部材の係止状態を解除し、戸袋体と吊り戸体の開放揺動を可能とするものであって、作動部材は、作動用基板と、作動用ローラーから構成され、係合部材は、係合基板と、係止突部と、ロック用突片と、回動用作動部と、吊り戸体保持部を有し、常に、吊り戸体保持部が、前記作動用ローラーの通過位置より上方の水平位置で、回動用作動部が作動用ローラーに当接する位置となるよう、回動力が付与され、係止部材は、係止突部を有し、該係止突部が前記係合部材の係止突部に重合するように取付けられていることを特徴とする引き戸装置。 - 飛び出し防止装置は、係合部材に設けられた吊り戸体の全開状態を保持する吊り戸体保持部と、引き戸装置の上枠に設けられたロック解除部材と、ロック解除部材と係合部材に連係して戸袋体の上部に設けられたロック部材よりなり、係合部材が係止部材との係止状態を解除された姿勢で吊り戸体保持部は作動部材を保持し、戸袋体と吊り戸体が開放揺動した時、ロック部材がロック解除部材から離間して、吊り戸体保持部が作動部材を保持した状態を維持する姿勢にロック部材が変移するものであって、ロック部材は、連結座と、ロック片保持座と、ロック片よりなり、ロック片は常に出入口側の端部と連結座の出入口側の端部が当接する方向に回動力が付与され、ロック解除部材は、解除用突部を有し、解除用突部が前記ロック部材に近接して取付けられ、戸袋体が閉鎖された状態で、前記解除用突部に、ロック片が押付けられて、ロック片と連結座との間に係合部材のロック用突片が通過可能な通過用間隙が形成されている事を特徴とする請求項1に記載の引き戸装置。
Priority Applications (1)
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JP2006318024A JP4890211B2 (ja) | 2006-11-27 | 2006-11-27 | 引戸装置 |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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JP (1) | JP4890211B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
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JPS52105848A (en) * | 1976-03-01 | 1977-09-05 | Sharp Corp | Electrochromic indication device |
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2006
- 2006-11-27 JP JP2006318024A patent/JP4890211B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2008127974A (ja) | 2008-06-05 |
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