JP2014031701A - 引戸装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】全体構造を簡単化する。
【解決手段】戸枠10と、戸枠10の戸尻側の縦枠12に水平揺動可能に連結する戸袋体20と、閉じ姿勢の戸袋体20に出没するように直線移動させる引戸30とを設け、引戸30は、ガイドレール14上の吊車32から戸先側を吊下し、戸尻側の戸車33と、振れ止め用のガイドローラ34とを有し、開放限において、下端戸先側の補助ローラ36を介して吊車32から分離可能に戸先側を上昇させる。
【選択図】図1

Description

この発明は、必要に応じて建物の開口部を全面開放することができる引戸装置に関する。
建物の開口部の片側に水平揺動可能に連結する戸袋体と、戸袋体に出没させるようにして直線移動させる吊戸形式の引戸とを組み合わせる引戸装置が知られている(たとえば特許文献1)。
従来の引戸装置は、吊戸形式の引戸を戸袋体に収納して戸袋体を水平揺動させることにより、開口部を全面開放させることができ、開口部以外の壁面に戸袋を設ける必要がない。すなわち、前後の吊車によって水平の上部バーを戸袋体の上方に吊下し、上部バーの戸先側下面の前後2箇所を引戸の戸先側に連結し、引戸の戸尻側は、戸袋体の内部に配置する水平レールに対して引戸の戸尻側の支持ローラを係合させるとともに、引戸の側面に付設する水平レールに対して戸袋体の内部戸先側の支持ローラを係合させて支持している。引戸を戸袋体に出没させると、戸袋体の内部の2個の支持ローラによる支持点が相対移動するため、引戸の開放限において引戸の戸先側を吊下する吊下荷重を実質的に無くし、引戸の戸先側を上部バーから簡単に切り離して引戸と一体に戸袋体を揺動させるとともに、引戸を戸袋体に安定に出没させることができる。
特開2010−24806号公報
かかる従来技術によるときは、引戸は、戸先側、戸尻側の吊車と上部バーとを介して戸先側の2箇所を吊下するとともに、戸袋体内に2組の水平レール、支持ローラを配備するから、全体構造が極めて複雑であるという問題があった。
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の問題に鑑み、引戸に対し、戸先側の吊車、戸尻側の戸車、上端戸尻側の振れ止め用のガイドローラと、下端戸先側の補助ローラとを設けることによって、全体構造を大幅に簡単化することができる引戸装置を提供することにある。
かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、建物の開口部に装着する戸枠と、戸枠の戸尻側の縦枠に水平揺動可能に連結し、戸枠と平行な閉じ姿勢において戸枠の戸尻側半部を閉じる戸袋体と、閉じ姿勢の戸袋体に出没するように直線移動させて戸枠の戸先側半部を開閉する引戸とを備えてなり、引戸は、戸枠の上枠に設けるガイドレール上の吊車から戸先側を吊下するとともに、戸袋体の下端のレール上を走行して戸尻側を支持する戸車と、戸袋体の上端のガイド材に係合して戸尻側を振れ止めするガイドローラとを有し、引戸の開放限において下端戸先側の補助ローラが戸袋体の下端戸先側のブロック体に乗り上げると、吊車側の係合部材に連結中の引戸側の係合部材が分離可能に上昇することをその要旨とする。
なお、吊車側、引戸側の係合部材は、引戸に搭載する上げ落し金物を介して分離不能にロックすることができ、引戸は、上げ落し金物に連動する拘束部材を介し、上げ落し金物により係合部材が分離可能に解放されると同時に戸袋体内に拘束することができる。
また、吊車側、引戸側の係合部材は、引戸に搭載するロックユニットの昇降ロッドを介して分離不能にロックし、戸袋体は、戸袋体に搭載するラッチユニットのラッチロッドを介して閉じ姿勢に拘束してもよく、ロックユニットは、引戸の開放限において、ラッチロッドに連動して係合部材を分離可能に解放してもよく、引戸には、引戸が開放限にあるときにのみ、ラッチロッドによる戸袋体の拘束の解除動作を許容する第1の規制部材を搭載してもよく、引戸は、ラッチロッドによる戸袋体の拘束が解除されると、第1の規制部材を介して戸袋体内に拘束してもよく、戸袋体には、戸袋体が閉じ姿勢にあるときにのみラッチロッドによる戸袋体の拘束動作を許容する第2の規制部材を搭載してもよい。
なお、引戸は、戸車の浮き上り防止用の規制ローラを上端戸尻側に付設してもよく、上枠には、引戸を開放限に停止させるストッパを配置してもよい。
かかる発明の構成によるときは、引戸は、戸先側の吊車、戸尻側の戸車と、振れ止め用のガイドローラとを介して安定に直線移動させ、戸枠と平行な閉じ姿勢の戸袋体に出没させて戸枠の戸先側半部を開閉することができる。また、戸袋体は、開放限の引戸を収納したまま、引戸と一体に開き姿勢に水平揺動させることにより、戸枠内を全面開放することができる。一方、引戸は、開放限において、下端戸先側の補助ローラが戸袋体の下端戸先側のブロック体に乗り上げ、吊車側の係合部材に連結中の引戸側の係合部材が分離可能に上昇するため、戸袋体を水平揺動させることにより、戸先側を吊車から自動的に切り離して戸袋体の揺動を許容することができる。
なお、補助ローラは、引戸の下端戸尻側の戸車と同形式の戸車としてもよいが、戸袋体側のブロック体に円滑に乗り上げて引戸の戸先側を上昇させることができる限り、単純な円形ローラであってもよい。また、引戸の戸先側を吊車に連結する吊車側、引戸側の各係合部材は、たとえば水平に屈曲するフック部材と、フック部材が係脱するハット部材とを組み合わせて使用することができ、フック部材、ハット部材は、吊車側、引戸側のいずれにも相互に使用可能である。ただし、引戸側の係合部材は、開放限の引戸とともに戸袋体を戸枠と平行な閉じ姿勢に閉じると、吊車側の係合部材に対して直角方向に係合し、引戸とともに戸袋体を水平揺動させると、引戸側の係合部材が吊車側の係合部材から分離して係合が解除される。
引戸に搭載する上げ落し金物を介して吊車側、引戸側の係合部材を分離不能にロックすることにより、開放限にない引戸の戸先側が不用意に吊車から切り離されて分離するおそれがない。なお、吊車側、引戸側の係合部材は、引戸を開放限に開き、さらに戸袋体を開き姿勢に水平揺動させるときにのみ、上げ落し金物を操作して分離可能に解放するものとする。ただし、上げ落し金物とは、いわゆるフランス落しをいう。
上げ落し金物に連動する拘束部材は、上げ落し金物を介して吊車側、引戸側の係合部材を分離可能に解放すると同時に引戸を戸袋体内に拘束し、戸袋体の水平揺動中に引戸が戸袋体から不用意に抜け出る事故を有効に防止することができる。
吊車側、引戸側の係合部材は、引戸に搭載するロックユニットの昇降ロッドを介して分離不能にロックすることにより、引戸が開放限以外にあるときに、引戸の戸先側が不用意に吊車から切り離されてしまうおそれがない。ただし、ロックユニットの昇降ロッドは、たとえばばねを介して常時上向きに付勢して吊車側、引戸側の係合部材を分離不能にロックするものとし、引戸を開放限に開き、ラッチユニットを操作してラッチロッドによる戸袋体の拘束を解除すると、ラッチロッドに連動して吊車側、引戸側の係合部材を分離可能に解放するものとする。
引戸に搭載する第1の規制部材は、引戸が開放限にあるときにのみ、ラッチロッドによる戸袋体の拘束の解除動作を許容し、引戸が開放限以外にあるとき、戸袋体の拘束の解除動作を禁止する。すなわち、引戸が開放限にない状態では、戸袋体の拘束が解除されたり、それによって戸袋体が不用意に水平揺動したりするおそれがない。また、引戸は、ラッチロッドによる戸袋体の拘束が解除されると、第1の規制部材を介して戸袋体内に拘束され、閉じ姿勢以外の水平揺動中の戸袋体から不用意に抜け出るおそれがない。さらに、戸袋体に搭載する第2の規制部材は、戸袋体が閉じ姿勢にあるときにのみ、ラッチロッドによる戸袋体の拘束動作を許容し、それ以外のときのラッチユニットの誤操作を阻止する。
引戸の上端戸尻側の規制ローラは、引戸の移動操作に際し、引戸の戸尻側が浮き上がったり、それによって戸車が戸袋体内のレールから外れたりすることを防止する。
上枠に配置するストッパは、引戸を所定の開放限に安全に停止させ、その後の戸袋体の水平揺動操作の安全性、確実性を向上させる。
全体正面図(1) 図1のX1 −X1 線矢視相当要部拡大模式図 要部構成説明図(1) 要部構成説明図(2) 全体正面図(2) 図5のX3 −X3 線矢視相当要部拡大模式図 要部構成説明図(3) 要部構成説明図(4) 要部構成説明図(5) 他の実施の形態を示す図1相当図 図10のW1 −W1 線矢視相当要部拡大模式図 係合金具の斜視図 図10の要部拡大図(1) 規制ユニットの分解斜視図 図10のW2 −W2 線矢視相当要部拡大模式図 揺動金具の関連部材分解斜視図 図10の要部拡大図(2) ロックユニットの斜視図 図10の要部構成拡大説明図 図10のW3 −W3 線矢視相当要部拡大模式説明図 要部動作説明図(1) 要部動作説明図(2) 要部動作説明図(3)
以下、図面を以って発明の実施の形態を説明する。
引戸装置は、戸枠10と、戸袋体20と、引戸30とを備えてなる(図1、図2)。ただし、図1、図2において、戸袋体20は、戸枠10と平行な閉じ姿勢にあり、引戸30は、全閉状態にある。
戸枠10は、上枠11と、戸尻側の縦枠12、戸先側の縦枠13とを門形に組み立てて構成されている。戸枠10は、床面F上に立設することにより、図示しない建物の開口部に装着されている。上枠11、縦枠12、13は、それぞれ図示しない建物駆体に連結して固定されている。
戸袋体20は、表裏のパネル体21、22を平行に立て並べ、パネル体21、22の間に引戸30を収納し得る戸袋用のスペースSを形成している。パネル体21、22の戸尻側は、共通の連結板23を介して連結され、戸先側は、それぞれ端板21a、22aを介して閉じられている。また、パネル体21、22の上端は、共通の段付きの連結板24を介して連結され(図3(A)、(C))、下端は、共通の連結板25を介して連結されている。ただし、図3(A)は、図1のX2 −X2 線矢視相当要部拡大模式図であり、図3(B)、(C)は、それぞれ図1、図3(A)の要部拡大図である。
戸袋体20は、ヒンジ26を介して戸尻側の縦枠12に連結されている(図2)。また、裏のパネル体22の戸先側の端板22a上には、上下の上げ落し金物27、27が装着されている(図2、図3(A))。上下の上げ落し金物27、27の昇降ヘッド27a、27aは、それぞれ上枠11、床面Fに上向き、下向きに突出させることにより、戸袋体20を閉じ姿勢に拘束することができる。
引戸30は、戸袋体20のパネル体21、22と同様の方形のパネル体31を主要部材として形成されている(図1、図2)。引戸30の戸先側端面には、断面山形のクッション材31aが付設されており、戸尻側端面には、高低のクッション材31b、31b、31c、31cが付設されている。
引戸30の戸先側は、吊車32から吊下され、吊車32は、上枠11内のガイドレール14に沿って前後に走行可能である。なお、ガイドレール14は、取付板14bを介して上枠11内に設置されている(図1、図3(A))。引戸30の戸尻側は、戸車33によって支持され、戸車33は、戸袋体20の下端の連結板25上のレール25a上を前後に走行可能である。さらに、引戸30の上端戸尻側には、振れ止め用のガイドローラ34、戸車33の浮き上り防止用の規制ローラ35が配設され、下端戸先側には、補助ローラ36が装着されている。ただし、補助ローラ36は、戸車33と同形式の戸車が使用されている。
吊車32は、ガイドレール14の上向きのレール部14aに係合する前後一対の走行ローラ32a、32aを有する(図1、図4)。走行ローラ32a、32aは、共通のブラケット32bに組み付けられており、ブラケット32bには、各一対の小径のサブローラ32c、32c、32d、32dが併せて組み付けられている。垂直回転するサブローラ32c、32cは、ガイドレール14の下面に接して走行ローラ32a、32aを外れ止めし、水平回転する上向きのサブローラ32d、32dは、ガイドレール14の下側に並設する下向きのガイド材14c内を転動して走行ローラ32a、32aの左右の振れを規制する。
吊車32は、ブラケット32bの下端縁中央部を下向きに延長して水平方向に屈曲させるフック部材32eを有する。吊車32は、フック部材32eと、引戸30の上端戸先側にねじ止めするハット部材37とを係合させることにより、引戸30の戸先側を吊下している。
引戸30の戸先側には、上げ落し金物38が上向きに装着されている(図1)。上げ落し金物38は、昇降ヘッド38aを上昇させてフック部材32e、ハット部材37を下から上に貫通させることにより(図4(A)、同図(B)の二点鎖線)、フック部材32e、ハット部材37を分離不能にロックすることができ、昇降ヘッド38aを下降させてフック部材32e、ハット部材37から抜き去ることにより(図4(B)の実線)、フック部材32e、ハット部材37を分離可能に解放することができる。なお、フック部材32e、ハット部材37には、それぞれ昇降ヘッド38a用の孔32e1 、37aが開口されている(図4(C)、(D))。フック部材32e、ハット部材37は、それぞれ引戸30の戸先側を吊車32に連結する吊車32側の係合部材、引戸30側の係合部材となっている。
引戸30の上端戸先側には、上げ落し金物38に連動する拘束部材39がハット部材37に隣接して搭載されている(図1、図4(A)、(E))。拘束部材39は、引戸30の上端に固定するヒンジ金具39aを介して上下に揺動可能であり、拘束部材39の一端は、上げ落し金物38の昇降ヘッド38aによって押し上げられ、他端には、上向きのフック39bが形成されている。なお、拘束部材39は、ヒンジ金具39aに内蔵する図示しないばねを介し、フック39bが上昇する方向に付勢されている(図4(A)の矢印方向)。ただし、図4(A)は、図1の要部拡大図であり、図4(B)、(C)は、それぞれ図4(A)のY1 矢視、Y2 矢視相当模式図であり、図4(D)、(E)は、それぞれハット部材37、拘束部材39の上面図である。
引戸30の上端戸尻側のガイドローラ34、規制ローラ35は、戸袋体20の上端の下向きのガイド材24aに収納されている(図1、図3(B)、(C))。ガイド材24aは、戸袋体20の戸袋用のスペースSの天面、すなわち連結板24の下面に固定されている。水平回転するガイドローラ34は、ガイド材24a内を転動し、垂直回転する規制ローラ35は、ガイド材24aの天面との間に僅かな隙間を介して設置されている。
引戸30は、戸袋体20の戸袋用のスペースSに収納するようにして開放限にまで直線移動させ、戸枠10の戸先側半部を開放することができる(図5、図6の実線)。引戸30の開放限において、引戸30の戸尻側の高いクッション材31b、31bは、それぞれ戸袋体20の後端の連結板23に形成する図示しない開口を貫通して戸尻側の縦枠12に当接し、低いクッション材31c、31cは、それぞれ連結板23に当接する。また、引戸30は、戸袋体20から引き出すようにして戸先側に直線移動させ、戸枠10の戸先側半部を閉じることができる(図1)。
上枠11内には、引戸30を開放限に停止させるために、減速用の板ばね15と、吊車32に対向するストッパ16とが固定されており、吊車32には、板ばね15に対応する係合ローラ32fが付設されている(図5、図7)。ただし、図7(A)、(B)は、それぞれ図5の要部拡大図、図7(A)のZ1 矢視相当要部模式図である。
吊車32上の係合ローラ32fは、ブラケット32gを介して吊車32のブラケット32bの戸尻側に装着されている(図7、図8)。ただし、図8(A)、(B)は、それぞれ図7(A)のZ2 矢視相当要部模式図、図7(A)の要部模式図である。
板ばね15は、ブラケット15aを介してガイドレール14用の取付板14bに固定されている。板ばね15は、戸尻側に向けて水平に支持されており、板ばね15の先端部は、下向きにV字状に屈曲され、引戸30の開放限の直前において係合ローラ32fの外周に弾発的に係合して吊車32を適切に制動する。また、板ばね15は、係合ローラ32fがV字状の屈曲部分を通過すると、係合ローラ32fの戸先側にV字状の屈曲部分が落ち込んで引戸30を開放限に軽く拘束する。
ストッパ16は、板ばね15と対向するようにしてガイドレール14上に固定されている。ストッパ16の戸先側の先端には、クッション材16aが付設されている。ストッパ16は、クッション材16aを介して係合ローラ32f用のブラケット32gに当接して吊車32を停止させ、引戸30を開放限に停止させることができる。
引戸30を開放限に移動させると、引戸30の戸尻側の戸車33は、戸袋体20の下端のレール25a上を転動して戸尻側に移動する(図5)。また、引戸30の戸先側の補助ローラ36は、引戸30の開放限の直前において、戸袋体20の下端戸先側、すなわちレール25aの戸先側先端のブロック体25bの直前に移動する(図9(A)、(B))。ただし、図9(A)は、図3(A)の要部拡大模式図であり、図9(B)、(C)は、それぞれ図5の要部拡大動作図である。
ブロック体25bの上面は、戸先側の急斜面、戸尻側の緩斜面を組み合わせる側面視山形に形成されている。そこで、引戸30が開放限にまで進行すると、補助ローラ36は、ブロック体25bに乗り上げて(図9(C))、引戸30の戸先側を僅かに上昇させることができる。したがって、このときの引戸30の上昇量δとすると、引戸30の戸先側を吊下している吊車32のフック部材32eに対して引戸30側のハット部材37が上昇し、フック部材32e、ハット部材37の間に隙間δを形成することができる(図7(A)、(B))。
その後、引戸30上の上げ落し金物38の昇降ヘッド38aを下降させてフック部材32e、ハット部材37を分離可能に解放し(図7(A)、(B))、フック部材32eの屈曲方向に引戸30を水平移動させると(図7(B)の矢印方向)、引戸30を吊車32から円滑に切り離すことができる。なお、上げ落し金物38の昇降ヘッド38aを下降させると、拘束部材39のフック39bがヒンジ金具39a内のばねを介して上向きに回転駆動され、戸袋体20の上端の連結板24、ガイド材24aに共通の係合孔24bに進入し(図7(A))、引戸30を戸袋体20内に拘束する。なお、連結板24、ガイド材24aには、拘束部材39のフック39b用の係合孔24bに加えて、拘束部材39、ヒンジ金具39aに対応する切欠き24cが戸先側に形成されている。
つづいて、戸袋体20のパネル体22の上下の上げ落し金物27、27を操作して閉じ姿勢の戸袋体20の拘束を解放し、引戸30を収納している戸袋体20を引戸30とともにヒンジ26を介して90°水平揺動させると(図6の矢印K1 方向)、引戸30を吊車32から自動的に切り離して戸袋体20を開き姿勢にし、戸枠10を全面開放することができる(図6の二点鎖線)。また、このような開き姿勢の戸袋体20は、逆方向に90°水平揺動させて元の閉じ姿勢に復帰させ(図6の矢印K2 方向、実線)、上げ落し金物27、27を介して拘束し、上げ落し金物38を介してフック部材32e、ハット部材37を分離不能にロックするとともに拘束部材39による引戸30の拘束を解除すれば、引戸30を戸袋体20から引き出して戸枠10の戸先側半部を開閉することができる。
以上の説明において、戸袋体20の上下の上げ落し金物27、27は、互いに連動させて一挙に操作可能としてもよい。また、引戸30の補助ローラ36は、単純な円形ローラとしてもよい。さらに、吊車32側のフック部材32e、引戸30側のハット部材37は、互いに逆にしてそれぞれ引戸30側、吊車32側に設けることもでき、さらに、互いに係合可能な一対のフック部材にすることもできる。すなわち、吊車32側、引戸30側の係合部材は、それぞれの機能を実現し得る限り、具体的な形態を任意に変更することができる。
他の実施の形態
戸袋体20は、上下の上げ落し金物27、27に代えて、表のパネル体21の戸先側に埋設して搭載するラッチユニット41を介して戸枠10と平行な閉じ姿勢に拘束することができる(図10)。なお、引戸30の戸先側上端部には、上げ落し金物38に代えて、吊車32側、引戸30側の係合部材を分離不能にロックするロックユニット42が埋設して搭載されており、ロックユニット42は、引戸30を開放限に開くと、ラッチユニット41に連動して引戸30を吊車32から切離し可能に解放することができる。ただし、図10において、戸枠10、戸袋体20、引戸30は、上下のピボットヒンジ51、52を介して戸袋体20を戸尻側の縦枠12に水平揺動可能に連結する他、前実施の形態と基本的に同一に構成されている。
ラッチユニット41は、パネル体21の表面に突出するハンドル41aをたとえば正逆に90°回転操作することにより、上下のラッチロッド41b、41bを同時に対称的に昇降させることができる(図10、図11)。すなわち、ラッチユニット41は、上下のラッチロッド41b、41bの先端のヘッド41c、41cをそれぞれ上枠11、床面Fに上向き、下向きに突出させて戸袋体20を閉じ姿勢に拘束し、ヘッド41c、41cを上枠11、床面Fから後退させて戸袋体20を水平揺動可能に解放することができる。なお、下のヘッド41cは、パネル体21の下端のガイドブッシュ41dを上から下に貫通しており、上のヘッド41cは、パネル体21の上端のガイドブッシュ41dを下から上に貫通した上、上枠11の中間部下側に水平に突設する係合金具43の前端部に係合している(図11、図12)。
係合金具43は、長方形の板材の後端に上向きの取付片43aを形成し、前端の左右の下向きの脚片43b、43b、前端部の前向きの開口部43c、開口部43cの後端の上向きの舌片43dを備えている。そこで、上向きのラッチロッド41bのヘッド41cは、開口部43c内に下から上に進入し、舌片43dに係合して戸袋体20を閉じ姿勢に拘束する。なお、上枠11内には、戸袋体20を閉じ姿勢に停止させる規制板17が固定されている(図10、図11)。規制板17には、パネル体21の上方に垂下する旗状のストッパ17aが形成されており(図11、図13)、ストッパ17aは、戸袋体20の上端の段付きの連結板24の垂直面に対応する。
上のヘッド41c用のガイドブッシュ41dは、パネル体21の戸先側上端にねじ止めする規制ユニット44用のブラケット44cに装着されている(図13、図14)。ブラケット44c上には、スタッド44aを介して揺動部材44bが水平回転自在に搭載されている。ブラケット44cの一端には、捻りばね44d用の係止溝44c2 を上端部片側に有する折曲片44c1 が立設され、中間部片側には、水平の折曲部44e1 を上端に有する折曲片44eが形成されている。スタッド44a上の揺動部材44bは、止め輪44a1 を介して抜け止めされており、捻りばね44dの一端を係止溝44c2 に係止させ、他端を揺動部材44bに収納することにより、捻りばね44dを介して折曲片44eに向けて付勢されている。なお、戸袋体20が閉じ姿勢にあるとき、揺動部材44bは、係合金具43の一方の脚片43bと干渉し、捻りばね44dに抗して折曲片44eから離れるように内側に水平回転する(図15)。
戸袋体20の戸先側上端には、上のラッチロッド41bに連動して上下に揺動する揺動金具45が装着されている(図11、図16)。揺動金具45は、チャンネル形の2部材を前後に段違いに連結して構成されている。揺動金具45の後端は、連結ピン45bを介し、戸袋体20の上端面にねじ止めするブラケット45aに対して上下に揺動自在に連結され、前端は、連結ピン45cを介してラッチロッド41b上のヘッド41cに連結されている。ただし、連結ピン45cは、ヘッド41cを水平に貫通しており、揺動金具45の後端部、前端部には、それぞれ連結ピン45b用のブッシュ付きの丸孔45d、45d、連結ピン45c用の長孔45e、45eが形成されている。また、戸袋体20の上端の段付きの連結板24には、引戸30を収納する戸袋用のスペースSの上方からパネル体21側の下端縁にかけて、ブラケット45a、揺動金具45に対応する切欠きが形成されているものとする。
引戸30の上端面には、揺動金具45を下から支承する長尺のL形材46が搭載されている。L形材46は、引戸30の戸先側から戸尻側のガイドローラ34の直近にまで連続しており(図10、図13)、引戸30を開放限に開いたときにのみ、揺動金具45を下向きに揺動可能とし、上向きのラッチロッド41bの下降を許容する。すなわち、L形材46は、引戸30が開放限にあるときにのみ、ラッチロッド41b、41bによる戸袋体20の拘束の解除動作を許容する第1の規制部材となっている。ただし、L形材46は、引戸30が開放限以外にあるとき、揺動金具45の下向きの揺動を阻止できればよく、任意の断面形状の棒材、パイプ材などを使用してもよい。
一方、ラッチロッド41b上のヘッド41cを貫通する連結ピン45cは、規制ユニット44の揺動部材44b側に長く突出しており(図13、図15)、ラッチロッド41bの昇降に伴って揺動部材44bの上下に変位する。そこで、揺動部材44bは、戸袋体20が閉じ姿勢となって内側に水平回転しているときにのみ、ラッチロッド41bの上昇を許容する。すなわち、揺動部材44bは、戸袋体20が閉じ姿勢にあるときにのみ、ラッチロッド41b、41bによる戸袋体20の拘束動作を許容する第2の規制部材となっている。なお、揺動部材44bは、このような規制動作ができる限り、図示以外の任意の形態に変更可能である。
引戸30の戸先側上端部のロックユニット42は、吊車32側のフック部材32e、引戸30側のハット部材37に共通に貫通する昇降ロッド42aを備えている(図10、図17)。昇降ロッド42aは、駆動ロッド42bとともに、共通のブラケット42cに対し、互いに平行に、昇降可能に組み付けられている(図17、図18)。
昇降ロッド42a、駆動ロッド42bは、連結材42dを介して連結され、連結材42dの駆動ロッド42b側の一端は、ブラケット42c上の水平スタッド42eにより上下に回転自在に支持されている。また、駆動ロッド42bは、下側の小径部に装着する圧縮ばね42fを介して上向きに付勢されている。昇降ロッド42a、駆動ロッド42bは、それぞれ連結ピン42a1 、42b1 を連結材42dの長孔に挿通して連結材42dと相対移動可能に連結されており、昇降ロッド42a側の連結ピン42a1 の一端は、ブラケット42cに形成する上下方向の長孔42c1 に挿通され、昇降ロッド42aの昇降方向を規制している。また、ブラケット42cの上端には、昇降ロッド42aを貫通させ、ハット部材37をねじ止めする補強板42gがねじ止めされている。
昇降ロッド42aは、駆動ロッド42bの上端がフリーであるとき、圧縮ばね42f、駆動ロッド42b、連結材42dを介して上向きに駆動される。そこで、ロックユニット42は、昇降ロッド42aを介してハット部材37、フック部材32eを分離不能にロックすることができる。一方、駆動ロッド42bを下向きに押し下げると(図17の矢印方向)、連結材42dを介して昇降ロッド42aが下降してハット部材37、フック部材32eの下方に抜去され、ハット部材37、フック部材32eを分離可能に解放する。なお、昇降ロッド42aは、つば付きのブッシュ32e2 を介してフック部材32eを貫通している。
上下のピボットヒンジ51、52は、戸袋体20の裏のパネル体22の戸尻側の上端、下端に組み付けられている(図19)。ただし、図19(A)、(B)は、それぞれ図10の要部拡大図、図19(A)のW4 矢視相当図である。
上のピボットヒンジ51は、戸枠10側の下向きのヒンジピン51aと、戸袋体20側の受体51bとを組み合わせ、中心吊りに形成されている。ヒンジピン51aは、取付板51a1 に固定され、取付板51a1 は、補強板51a2 、大きな支持板51a3 を介して上枠11内に装着されている。ヒンジピン51a用の受体51bは、調節ねじ51c1 付きのブラケット51cを介して上向きに支持され、ブラケット51cは、取付板51c2 、補強板51c3 を介してパネル体22に組み付けられている。ヒンジピン51aの下半部は、ブッシュ付きの受体51b内に相対回転自在に挿入されており、受体51bは、調節ねじ51c1 を介し、パネル体22の幅方向に位置調節可能である。
下のピボットヒンジ52は、戸枠10側のスラストベアリング52a、つば付きのヒンジピン52bと、戸袋体20側のアーム52cとを組み合わせている。スラストベアリング52aは、戸尻側の縦枠12の下端にねじ止めするL形のブラケット52a1 の先端部に上向きに埋め込まれており、ブラケット52a1 の下面は、床面Fに埋設する支持材52a2 を介して支持されている。ヒンジピン52bは、下側の軸をスラストベアリング52aに挿入して軸心上の止めねじを介して抜止めし、上側の軸をアーム52cの受座に挿入してスラストベアリング52a上に着座させ、戸袋体20、引戸30の全重量をスラストベアリング52aに伝達している。なお、アーム52cは、補強材52c1 を介してパネル体22に組み付けられている。
戸袋体20は、開放限の引戸30とともに、上下のピボットヒンジ51、52のヒンジピン51a、52bを回転中心として、戸枠10と平行な閉じ姿勢(図20の実線)と、戸枠10に直角の開き姿勢(図20の二点鎖線)との間に水平揺動させることができる。ただし、図20には、上のピボットヒンジ51のヒンジピン51aのみが図示されている。なお、戸袋体20の戸尻側には、連結板23、補助連結板23aを介し、閉じ姿勢の戸袋体20の戸尻側と縦枠12との間を閉じる表裏のシール材28、28が上下方向に装着されている。
戸袋体20に搭載するラッチユニット41と、引戸30に搭載するロックユニット42との連動動作の概要は、次のとおりである。
閉じ姿勢に拘束されている戸袋体20から引戸30が閉鎖方向に引き出されているとき、引戸30側のハット部材37、吊車32側のフック部材32eは、ロックユニット42の昇降ロッド42aを介して分離不能にロックされている(図17、図21(A))。また、このとき、戸袋体20側の揺動金具45は、引戸30側のL形材46と干渉して下向きに揺動不能であり、揺動金具45に連結するヘッド41c、ラッチロッド41bは、戸袋体20の拘束の解除動作が阻止されている。
引戸30を開放限に開くと(図21(B))、ロックユニット42の駆動ロッド42bは、揺動金具45の直下に移動し、揺動金具45は、引戸30側のL形材46の戸先側の先端を外れ、下向きに揺動可能となる。また、引戸30の戸先側は、下端の補助ローラ36が戸袋体20側の下端戸先側のブロック体25bに乗り上げて上昇し、ハット部材37、フック部材32eの間に隙間が形成される。
そこで、ラッチユニット41を操作してラッチロッド41b、41bによる戸袋体20の拘束を解除すると、上向きのラッチロッド41bのヘッド41cが下降し(図22(A)、(B))、下向きに揺動する揺動金具45によりロックユニット42の駆動ロッド42bが押し下げられ、連結材42dを介して昇降ロッド42aが下降し、ハット部材37、フック部材32eが分離可能に解放される。なお、このとき、揺動金具45とヘッド41cとを連結する連結ピン45cは、内側に水平回転中の揺動部材44bより低い位置に移動する。また、引戸30は、L形材46の戸先側を揺動金具45が斜め下向きに横切るため、戸袋体20から引出不能となり、戸袋体20内に拘束される。
つづいて、戸袋体20を引戸30とともに開き姿勢に向けて水平揺動させると(図23(A)、(B))、ハット部材37がフック部材32eから円滑に分離するとともに、戸袋体20の水平揺動に伴って揺動部材44bが係合金具43の脚片43bから離れて折曲片44eに当接するまで水平回転し、連結ピン45cの上方に位置してラッチロッド41b、ヘッド41cの上昇を阻止し、ラッチユニット41の誤操作を防止する。なお、図23(B)には、揺動金具45が引戸30側のL形材46の戸先側を斜め下向きに横切り、引戸30を戸袋体20内に拘束している点が明示されている。
戸袋体20は、引戸30とともに、そのまま水平揺動させて開き姿勢に開くことができる(図20の二点鎖線)。また、戸袋体20は、開き姿勢から閉じ姿勢に閉じた上、ラッチユニット41を操作してラッチロッド41b、41bを介して閉じ姿勢に拘束することにより、ロックユニット42を介してハット部材37、フック部材32eを分離不能にロックして引戸30を戸袋体20から閉鎖方向に引き出すことができ、この間の各部の作動は、図23(A)、(B)から図22(A)、(B)、図21(B)を経て図21(A)に移行するとおりである。ただし、図21〜図23において、戸袋体20、引戸30の一部の構成部材は、透視化して図示することにより、各部の作動の理解の便宜を図っている。
以上の説明において、引戸30は、たとえばうず巻ばねを使用する駆動ユニットを介して吊車32を戸先側に駆動して自動閉鎖形に構成してもよく、自動閉鎖時の移動速度を緩和するために、適切な制動ユニットを上枠11の戸先側に設置してもよい。また、引戸30は、全閉状態で施錠可能としてもよい。なお、戸袋体20には、水平揺動限を制限して開き姿勢を適切に規制するために、戸枠10との間に規制部材を付設してもよく、開き姿勢の戸袋体20を閉じ姿勢側に付勢するドアクローザを組み合わせてもよい。また、規制部材の機能をドアクローザ内に一体に組み込むことも可能である。
この発明は、外付けの戸袋を設けることなく、必要に応じて全面開放を要請される任意の建物の開口部に対し、広く好適に適用することができる。
10…戸枠
11…上枠
12…縦枠
14…ガイドレール
16…ストッパ
20…戸袋体
25a…レール
25b…ブロック体
30…引戸
32…吊車
33…戸車
34…ガイドローラ
35…規制ローラ
36…補助ローラ
38…上げ落し金物
39…拘束部材
41…ラッチユニット
41b…ラッチロッド
42…ロックユニット
42a…昇降ロッド

特許出願人 小松ウオール工業株式会社

Claims (10)

  1. 建物の開口部に装着する戸枠と、該戸枠の戸尻側の縦枠に水平揺動可能に連結し、前記戸枠と平行な閉じ姿勢において前記戸枠の戸尻側半部を閉じる戸袋体と、閉じ姿勢の前記戸袋体に出没するように直線移動させて前記戸枠の戸先側半部を開閉する引戸とを備えてなり、該引戸は、前記戸枠の上枠に設けるガイドレール上の吊車から戸先側を吊下するとともに、前記戸袋体の下端のレール上を走行して戸尻側を支持する戸車と、前記戸袋体の上端のガイド材に係合して戸尻側を振れ止めするガイドローラとを有し、前記引戸の開放限において下端戸先側の補助ローラが前記戸袋体の下端戸先側のブロック体に乗り上げると、前記吊車側の係合部材に連結中の前記引戸側の係合部材が分離可能に上昇することを特徴とする引戸装置。
  2. 前記吊車側、引戸側の係合部材は、前記引戸に搭載する上げ落し金物を介して分離不能にロックすることを特徴とする請求項1記載の引戸装置。
  3. 前記引戸は、前記上げ落し金物に連動する拘束部材を介し、前記上げ落し金物により前記係合部材が分離可能に解放されると同時に前記戸袋体内に拘束することを特徴とする請求項2記載の引戸装置。
  4. 前記吊車側、引戸側の係合部材は、前記引戸に搭載するロックユニットの昇降ロッドを介して分離不能にロックし、前記戸袋体は、該戸袋体に搭載するラッチユニットのラッチロッドを介して閉じ姿勢に拘束することを特徴とする請求項1記載の引戸装置。
  5. 前記ロックユニットは、前記引戸の開放限において、前記ラッチロッドに連動して前記係合部材を分離可能に解放することを特徴とする請求項4記載の引戸装置。
  6. 前記引戸には、該引戸が開放限にあるときにのみ、前記ラッチロッドによる前記戸袋体の拘束の解除動作を許容する第1の規制部材を搭載することを特徴とする請求項4または請求項5記載の引戸装置。
  7. 前記引戸は、前記ラッチロッドによる前記戸袋体の拘束が解除されると、前記第1の規制部材を介して前記戸袋体内に拘束することを特徴とする請求項6記載の引戸装置。
  8. 前記戸袋体には、該戸袋体が閉じ姿勢にあるときにのみ前記ラッチロッドによる前記戸袋体の拘束動作を許容する第2の規制部材を搭載することを特徴とする請求項4ないし請求項7のいずれか記載の引戸装置。
  9. 前記引戸は、前記戸車の浮き上り防止用の規制ローラを上端戸尻側に付設することを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか記載の引戸装置。
  10. 前記上枠には、前記引戸を開放限に停止させるストッパを配置することを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれか記載の引戸装置。
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