JP2003040548A - エレベータ前両開き防火子扉付両引き防火戸 - Google Patents

エレベータ前両開き防火子扉付両引き防火戸

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JP2003040548A JP2001262407A JP2001262407A JP2003040548A JP 2003040548 A JP2003040548 A JP 2003040548A JP 2001262407 A JP2001262407 A JP 2001262407A JP 2001262407 A JP2001262407 A JP 2001262407A JP 2003040548 A JP2003040548 A JP 2003040548A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エレベータ前に間口を広く取れる常開式の防火
戸を設ける 【解決手段】レール上を吊車により転動自在に吊設され
た両引き戸であって係止具を備え左右の全開位置から全
閉位置までを自閉する両引き親防火戸と左右親防火戸の
それぞれに設けられ全閉時は一方向開放の両開き防火子
扉となる自閉状にヒンジ止めされた防火子扉と親防火戸
に設けられた係止具を係止および係止解除する係止装置
とこの引き戸係止解除動作と連動して警報を発する警報
装置とを備えたことを特徴とするエレベータ前両開き防
火子扉付両引き防火戸

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエレベータ前に設け
られる大型で重量のある両引き式防火戸に設けられた一
方向からの脱出用両開き防火子扉に関する
【0002】
【従来の技術】防火引き戸は常時開放され普段は戸袋内
に係止装置により係止収納されている。非常時は煙感知
装置とか火災報知器と連動して係止装置の引き戸係止が
解除されて引き戸は自閉手段によって閉鎖方向に進み、
全閉して開口部を遮断することになる。これは片引き戸
でも両引き戸でも同様であり、取り付け場所とか用途に
よりその仕様が異なるだけである。
【0003】大型で重量のある両引き式防火戸等は一旦
閉鎖されると簡単には開放することが出来ず、緊急避難
する場合には親防火戸に設けられた子扉から脱出するこ
とになる。一般に扉面積が3mを越える防火戸につい
ては建築基準法施行令第112条によってくぐり戸の設
置が義務付けられている。特にエレベータ前などに設け
られる大型で重量のある両引き式防火戸においては緊急
避難する場合はエレベータに乗り込むのではなくエレベ
ータからの脱出がメインであるため子扉は一方向のみに
開放するよう自閉式の脱出用防火子扉が設けられていれ
ば良いことになる。これに関連する先行技術としては子
扉付の防火戸として実公平5−47266号公報にくぐ
り戸付の防火引き戸が、登録実用新案公報第30208
62号公報にくぐり戸付の金属製ドアがそれぞれ開示さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこれらは
いずれも1枚戸にくぐり戸が設けられたものであり、エ
レベータが開いて一斉に逃げ出すには狭すぎてパニック
に陥る懸念があるし、また病院などではベッドごと患者
を運ぶエレベータもあり、車椅子でエレベータに乗って
いる人もある。ところが実公平5−47266号公報の
ものも、登録実用新案公報第3020862号公報のも
のもベッドの運び出しや車椅子での脱出には対処出来な
いという問題点があった。またエレベータに乗ろうとし
た人が防火戸が閉鎖されていても何事かとエレベータに
近づいた際、急に子扉が内から開かれ扉にあたって怪我
をする恐れがあるという問題点があった。本発明はかか
る問題点を解決することを目的として提供されたもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はエレベータ前の
防火戸を防災システムの一環として捕らえ、エレベータ
前には場所を取らない両引きの2枚戸を用い、大量脱
出、大型物脱出、バリアフリー脱出させるために押し開
きする子扉を親扉に設けることにより問題点を解決し
た。すなわち本発明の一つはレール上を吊車により転動
自在に吊設された引き戸であって係止具を備え左右の全
開位置から全閉位置までを自閉手段によって自閉する両
引き親防火戸と左右の親防火戸のそれぞれに設けられ全
閉時は一方向への両開き防火子扉となるように自閉状に
ヒンジ止めされた片開き防火子扉と上記両引き親防火戸
に備えられた係止具の係止および係止解除手段を合わせ
備えた係止装置とを備えたことを特徴とするエレベータ
前両開き防火子扉付両引き防火戸であり、また一つはこ
の係止装置の引き戸係止解除動作と連動して警報を発す
る警報装置をエレベータ前に設けたものであり、また一
つはそれらに更に自閉速度を調整する調速装置を備えた
ものであり、また一つは上記両引き親防火戸の召し合わ
せ部と両開き防火子扉の召し合わせ部とが両者とも互い
に重ね合わせ形状を持ちこの両引き親防火戸が全閉する
時両開き防火子扉も追従全閉して防火構造をなし避難時
は防火子扉を開いて脱出できることを特徴とする両開き
防火子扉付の両引き防火戸であり、そして更には左右の
防火子扉のうち決まった片方側が必ず先に閉じるように
構成されているものでその構成は先閉じ防火子扉側の引
き戸に後閉じ防火子扉の閉鎖阻止手段を設けたものであ
ることを特徴とするエレベータ前両開き防火子扉付両引
き防火戸である。
【0006】引き戸を自閉させる手段は重錘を用いる方
法、弾機を用いる方法、レールを閉方向に傾斜させる方
法など種々方法があり、それらのいずれを用いても良
い。また弾機にもバネを用いる方法、ダンパーを用いる
方法などがあるがダンパーを用いる場合は減衰式のダン
パーを用いるのがより安全性が高い。またその他重錘や
傾斜レールを用いる場合は走行距離が長い場合や防火戸
重量が重い場合などは防火戸に加速がつき易く危険でも
あるので調速装置を設けることが好ましい。また安全重
視のため警報装置を設けたが警報装置の代わりに防火子
扉に耐熱ガラス製の覗き窓を設けても良い。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明を図に基づいて説明すると
図1は本発明のレール上を吊車により転動自在に吊設さ
れた両開き防火子扉付の両引き防火戸でエレベータ前を
閉鎖した状態の正面図を示し、図2はエレベータとの関
係位置を示した平面図である。図1、図2において通常
時、両引き親防火戸における左右の親防火戸1a、1b
は戸袋2a、2b内に係止装置(図示せず)により係止
収納されている。非常時は遠隔操作や煙感知装置とか火
災報知器等の係止解除手段12から発信される電気信号
あるいは無線信号により係止装置の引き戸係止が解除さ
れて引き戸は自閉手段によって閉鎖方向に進み、図1の
ように全閉して開口部を遮断することになる。
【0008】また防火戸付近の壁には警報音もしくは警
報光のいずれか一方または両方を発するように構成され
た警報装置13が取り付けられ、これは引き戸係止解除
動作と連動して警報を発するように構成されている。こ
れは非常時に遠隔操作や煙感知装置とか火災報知器等の
係止解除手段12から発信される電気信号あるいは無線
信号が中間分岐具15を介して分岐され警報装置13に
も接続されているためである。すでに警報装置が配備さ
れ重複する場合にはどちらか一方を除けば良い。
【0009】次に係止装置の構成について説明する。図
8は係止装置の一実施例であり係止具27が設けられた
親防火戸1aを全開して係止装置内係止フック上牙部2
6aにより係止具27を係止した時の正面図である。係
止装置は電磁レリーズ函14内に遠隔操作や煙感知装置
とか火災報知器等の係止解除手段12から中間分岐具1
5を介して接続されるところのDCソレノイド16が固
設されてあり、そのプランジャ17に枢着された縦レバ
ー18は上部の引っ張りバネ19と下方の軸20とによ
って係着され、縦レバーの段部18aに掛止させる他の
横レバー21は軸22を支点として時計回り方向に引っ
張りバネ23により付勢され、その後端部は軸24を支
点に反時計回り方向に引っ張りバネ25によって付勢さ
れる係止フック26と互いに縁部が接するように構成さ
れている。
【0010】次に係止装置の引き戸係止解除動作を説明
すると遠隔操作や煙感知装置とか火災報知器等の係止解
除手段12から中間分岐具15を介して発信される信号
によりDCソレノイド16が働いてプランジャ17が引
っ込むと横レバー21の先端部は縦レバーの段部18a
から外れる。すると引っ張りバネ25は引っ張りバネ2
3より引き力が大であるため、横レバー21後端部とフ
ック頂部との掛け止めは簡単に外れ、係止フック26は
引っ張りバネ25によって一気に反時計回りに回り、そ
のため横レバー21後端部が軸22を支点として上昇
し、反対に先端部は下降する。また、同時に係止フック
上牙部26aは反時計方向に傾動するため係止具27は
拘束を解除され係止具27を備えた両引き防火戸は自閉
手段により閉じてゆくことになる。
【0011】次に親防火戸1aの係止装置への係止動作
を説明すると手動で親防火戸1aを開いてゆくと親防火
戸1a、1bは左右に分かれて次第に開いてゆく。親防
火戸1aに設けられた係止具27は電磁レリーズ函14
内に入り込んで次第に係止フック26に近づきやがて接
触し、更に引き戸を開いてゆくと係止フック26は先端
部が押されて軸24を中心に時計回りに回り、係止フッ
ク上牙部26aが係止具27を咬止状に拘束してゆく。
係止フック26の回動に伴い横レバー21は引っ張りス
プリング23により軸22を中心に時計回りに回りその
先端部は縦レバー18に接触しながら引き上げられる。
そして親防火戸1aが全閉位置に達した時横レバー21
の先端部は縦レバーの段部18aに、横レバー21後端
部は係止フック26頂部と互いに掛止され、縦レバー1
0とプランジャ17は引っ張りスプリング19により引
っ張られて元位置に戻り、係止フック26上牙部は係止
具27を咬止状に拘束し終えて親防火戸1aを常開係止
する。それと同時に親防火戸1bもまた常開係止され
る。
【0012】次に両開き防火子扉付の両引き親防火戸の
構成について説明すると、図3〜図6は図1におけるイ
−イ、ロ−ロ、ハ−ハ、ニ−ニの各断面図である。図
3、図4に示すように両引き親防火戸の召し合わせ部も
両開き防火子扉の召し合わせ部も互いに重ね合わせ形状
を為し、図5に示すように親防火戸1aと防火子扉3a
同様に親防火戸1bと防火子扉3bの召し合わせ部もま
た重ね合わせ形状を為しておりそこから火も煙も通過出
来なく両引き親防火戸が全閉する時防火子扉も同じく全
閉し全体として防火構造をなす。また防火子扉3a、3
bの取付けは防火子扉3a、3b側にスプリングと油圧
機構の組み合わせによるオートパワーヒンジが内蔵され
親防火戸1a側に軸受金具が設けられて両者は接続され
て自閉状にヒンジ止めされ、防火子扉3a、3bが開か
れた後の閉鎖スピードと閉鎖力はオートパワーヒンジに
より調整される。
【0013】また、図5、図6に示すように両引き親防
火戸下端部と防火子扉下端部には共に同じ大きさの逆溝
型の蟻溝4c、4dが設けられ、防火子扉が全閉の時両
者の溝は一直線上に揃う。これは蟻溝4c、4dを戸袋
2から両開き防火子扉付の両引き親防火戸1が円滑な横
引き運動をして自閉するためのガイド車5の通路とする
ためである。そのため両開き防火子扉3a、3bの蟻溝
4dは後ろ側に張り出すことになる。また蟻溝4c、4
dの溝壁内面側には昇降自在に上下する垂板6c、6d
が床面との密着性を良くするため吊設され両引き親防火
戸に設けられた垂板6cは通常はバネの付勢力により持
ち上げられており全閉時両親防火戸1a、1bが対面し
てぶつかることによりレバー(図示せず)が押されて床
面に下降するように構成され、両開き防火子扉側の垂板
6dは親防火戸1a側に固定されたコイルスプリング付
ワイヤロープ(図示せず)により吊下げられており、扉
が開いて軸回転するとコイルスプリング付ワイヤロープ
に引っ張られて垂板6dが吊り上げられるように構成さ
れ垂板6c、6dはいずれも扉が開き始めると床とは接
触しないように工夫されている。また全閉時にはガイド
車5は蟻溝4c側にいるため両開き防火子扉3a、3b
は自由に開放可能である。
【0014】先閉じ側防火子扉3a上部の引き戸に設け
られた扉閉鎖優先順位設定装置10はスプリング方式の
ヒンジ8と扉接触部に案内車7付レバー9と開き角度調
整螺子(図示せず)とによって構成され、開き角度調整
螺子を用いて後閉じ扉との支え角度を調整する。スプリ
ング方式のためレバー飛び出しのスピード調整ができな
いがスプリングと油圧を併用した優先順位設定装置を用
いればスピード調整は可能となる。これは停止位置を付
勢力ゼロとしてヒンジ8を中心に手動で回動させ付勢力
をつけながら親防火戸1a内に収納し、親防火戸1a内
に設けられたレバーロック具(図示せず)によりレバー
9をロックし、全閉時に両親防火戸1a、1bが接合さ
れることによりレバーロック具が動作してロックが自動
解除されるように構成されてなる。
【0015】図7は扉閉鎖優先順位設定装置10のヒン
ジ8を中心として回動する案内車7付レバー9と両開き
扉の各ヒンジ部を中心として回動する防火子扉3a,3
b扉先との動作軌跡を描いたものである。一連の動作を
説明するとエレベータ内の火災報知器からの緊急信号に
より引き戸係止装置が連動し、両引き親防火戸の引き戸
係止が解除されて左右の親防火戸1a、1bは自閉手段
によって自閉してゆく。そして両引き戸の戸先同士が接
合した時、左右の両開き防火子扉3a,3bもまた追従
して扉先同士が接合して全閉し、引き戸戸先同士の接合
により垂板6cが着床してここにエレベータ前における
両開き防火子扉付の両引き防火戸による防火構造が整う
ことになる。
【0016】また、引き戸戸先同士の接合により全閉が
完了するとともに扉閉鎖優先順位設定装置10のレバー
ロックもロック解除され、案内車7付レバー9はあらか
じめ付勢された付勢力でもってヒンジ8を中心にして回
動して案内車7はA位置から防火子扉3bと接触するB
位置に達して停止する。
【0017】まずエレベータ側から飛び出してきた人が
防火子扉3aのみを押し開いて防火戸を通過することを
想定すると両開き防火子扉召し合わせ部の形状から両方
の防火子扉3a、3bは図7に示した軌跡を描いて両側
に開かれる。防火子扉3aが開かれ、防火子扉3bが開
かれると共にレバー8先端の案内車7も更に回動してC
位置に達するまで回動する。C位置は扉閉鎖優先順位設
定装置において開き角度調整螺子(図示せず)により調
整設定した位置であり防火子扉3bが閉じる際レバー8
が防火子扉3bと直角に当接して支え、防火子扉3bの
閉鎖を一時停止させる位置である。
【0018】さて左右の防火子扉3a、3bが交差する
P位置を過ぎて人は更に防火子扉3aのみを押し開いて
通過したとすると防火子扉3aの方が閉鎖地点より遠く
の位置まで押し開かれ、防火子扉3bが先に自閉力によ
り閉鎖してゆくことになる。防火子扉3bが次第に閉鎖
し、C位置まで達するとレバー8が直角に当接して支え
防火子扉3bの閉鎖を一時停止させてしまうことにな
る。
【0019】防火子扉3bが一時停止している間に防火
子扉3aはずっと動き続け人から受けた開放力が失われ
ると今度は自閉力により自閉してゆき、左右の防火子扉
3a、3bが交差するP位置を過ぎてQ位置に達すると
レバー8に当接し更に閉じてゆく。一方、レバー8に直
角に当接してバランスが保たれ一時停止していた防火子
扉3bは防火子扉3aのレバー8接触によりそのバラン
スがくずれて防火子扉3bもまた自閉力により全閉位置
まで閉じてゆくことになる。P位置を先に閉鎖方向に通
過したものが先閉じとなるため。防火子扉3aが先に閉
じることになる。
【0020】今度は途中から人は防火子扉3bを押し開
いて進んだとすると防火子扉3bの方が閉鎖地点より遠
くの位置まで押し開かれ、防火子扉3aが先に自閉力に
より閉鎖してゆくことになる。防火子扉3aが次第に閉
鎖し、Q位置まで達するとレバー8に当接するが防火子
扉3aの自閉力の方が大であるためレバー8を押し込み
ながら閉じてしまい先に全閉位置まで達する。防火子扉
3bはずっと動き続け人から受けた開放力が失われると
今度は自閉力により自閉してゆく、その時C位置には何
も障害物はないため防火子扉3bは更に閉じて全閉位置
に達することになる。従ってこの場合も。防火子扉3a
が先に閉じることになる。
【0021】次にエレベータ側から飛び出してきた人が
防火子扉3bのみを押し開いて防火戸を通過したことを
想定してみるとこの場合は防火子扉3bのみが開いて人
が通過しレバー8は防火子扉3aにより回動することが
出来なく防火子扉3aに当接したまま停止している。防
火子扉3bは人から受けた開放力が失われると今度は自
閉力により自閉してゆき何も障害物はないため全閉位置
に達することになる。従ってこの場合も防火子扉3aが
先に閉じたままである。
【0022】以上述べたようにこの両開き防火子扉3
a,3bをどのように押し開いて通過しても扉閉鎖優先
順位設定装置により必ず防火子扉3a側が先閉じするこ
とになり、しかも全閉することになる。
【0023】
【発明の効果】本発明はエレベータ前の防火戸として引
き分け方式の両引きの2枚戸を用いるため設置に場所を
取らず、両引きの親防火戸に両開き防火子扉が設けられ
ているため脱出開口幅が広くとれるため大量脱出がで
き、ベッドなどの大型物を搬送しながらの脱出が可能で
あり、しかもバリアフリー構成となっているため車椅子
でも一人で脱出可能である。また一方向への押し開き構
造であるためぶつかってゆけば防火子扉は開き、左右ど
ちら側の子扉を押して脱出しても通過後の防火子扉は互
いの扉先が正確な重ね合わせでもって自閉するため防火
戸としての役割を果たす。また防火戸前の壁には警報装
置が設けられているためエレベータ内での事故が外の人
も実感としてわかり近づかないため怪我が減ってより安
全性を増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防火戸でエレベータ前を閉鎖した状態
の正面図
【図2】本発明の防火戸設置とエレベータとの関係位置
を示した平面図
【図3】図1におけるイ−イ断面図
【図4】図1におけるロ−ロ断面図
【図5】図1におけるハ−ハ断面図
【図6】図1におけるニ−ニ断面図
【図7】扉閉鎖優先順位設定装置における案内車付レバ
ーと防火子扉扉先との動作軌跡図
【図8】係止装置の正面図
【符号の説明】
1a、1b 親防火戸 2a、2b 戸袋 3a、3b 防火子扉 4c、親防火戸における蟻溝 4d、防火子扉における蟻溝 6c、親防火戸における垂板 6d、防火子扉における垂板 10、扉閉鎖優先順位設定装置 11、エレベータ 12、係止解除手段 13、警報装置 15、中間分岐具 16、DCソレノイド 17、プランジャ 26、係止フック 26a、係止フック上牙部 27、係止具

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レール上を吊車により転動自在に吊設さ
    れた引き戸であって係止具を備え左右の全開位置から全
    閉位置までを自閉手段によって自閉する両引き親防火戸
    と左右の親防火戸のそれぞれに設けられ全閉時は一方向
    への両開き防火子扉となるように自閉状にヒンジ止めさ
    れた片開き防火子扉と上記両引き親防火戸に備えられた
    係止具の係止および係止解除手段を合わせ備えた係止装
    置とを具備していることを特徴とするエレベータ前両開
    き防火子扉付両引き防火戸
  2. 【請求項2】 上記係止装置の係止解除手段と連動して
    警報を発する警報装置を備えたことを特徴とする請求項
    1記載のエレベータ前両開き防火子扉付両引き防火戸
  3. 【請求項3】 上記自閉手段によって自閉する両引き親
    防火戸において該自閉手段が自閉速度を調整する調速装
    置を備えていることを特徴とする請求項1または請求項
    2記載のエレベータ前両開き防火子扉付両引き防火戸
  4. 【請求項4】 上記両引き親防火戸と両開き防火子扉と
    においてこの両引き親防火戸の召し合わせ部と両開き防
    火子扉の召し合わせ部とが双方とも互いに重ね合わせ形
    状を為し両引き親防火戸が全閉する時両開き防火子扉も
    同じく全閉して防火構造をなすことを特徴とする請求項
    1または請求項2または請求項3記載のエレベータ前両
    開き防火子扉付両引き防火戸
  5. 【請求項5】 上記両開き防火子扉のうち定められた片
    方側が必ず先に閉じるように閉鎖優先手段が設けられて
    いることを特徴とする請求項1または請求項2または請
    求項3または請求項4記載のエレベータ前両開き防火子
    扉付両引き防火戸
  6. 【請求項6】 上記閉鎖優先手段が先閉じ防火子扉側の
    親防火戸に設けられていることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2または請求項3または請求項4記載のエレ
    ベータ前両開き防火子扉付両引き防火戸
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100898185B1 (ko) * 2007-06-29 2009-05-19 주식회사 송산특수엘리베이터 비상 구난용 엘리베이터
KR200476079Y1 (ko) 2013-08-30 2015-01-28 현대엘리베이터 주식회사 가연성 의장재 적용을 위한 승강기 방화문 구조

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KR100898185B1 (ko) * 2007-06-29 2009-05-19 주식회사 송산특수엘리베이터 비상 구난용 엘리베이터
KR200476079Y1 (ko) 2013-08-30 2015-01-28 현대엘리베이터 주식회사 가연성 의장재 적용을 위한 승강기 방화문 구조

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