JP4890200B2 - 高強度コークスの製造方法 - Google Patents
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Z=SV×BD ……(1)
ここで、SVは、成型炭を構成する石炭の軟化時の比容積(cm3/g)であり、BDは、コークス炉装入時の配合炭の嵩密度(g/cm3)である。
(a)成型炭につき、下記式(1)で定義する空隙充填度Zを測定し、
(b)空隙充填度Zで粒径d(mm)の成型炭を、配合率X(%)で原料炭に配合してコークス強度DIを測定し、
(c)上記測定結果に基づいて、配合率X(%)におけるコークス強度DIの変化代(DI向上代又はDI低下代):ΔDIと粒径d(mm)の関係を規定する関数DI(d)を設定し、
(d)関数DI(d)に基づいて、所要のコークス強度DIの変化代(DI向上代又はDI低下代):ΔDIを達成する成型炭の粒径d(mm)又は配合率X(%)を算出し、
(e)上記算出値に基づいて、空隙充填度Zの成型炭を原料炭に配合する
ことを特徴とする高強度コークスの製造方法。
Z=SV×BD ……(1)
ここで、SV:成型炭を構成する石炭の軟化時の比容積(cm3/g)
BD:コークス炉装入時の配合炭の嵩密度(g/cm3)
(a)下記式(1)で定義する空隙充填度Zの成型炭の粒径d(mm)及び配合率X(%)を、コークス強度DIの変化代(DI向上代又はDI低下代):ΔDIを調整する、下記式(2)で定義するDI調整関数:DI(d)に基づいて算出し、
(b)上記算出値に基づいて、空隙充填度Zの成型炭を原料炭に配合する
ことを特徴とする高強度コークスの製造方法。
Z=SV×BD ……(1)
ここで、SV:成型炭を構成する石炭の軟化時の比容積(cm3/g)
BD:コークス炉装入時の配合炭の嵩密度(g/cm3)
DI(d)=DI−DI(0) ……(2)
ここで、DI:空隙充填度Zで粒径d(mm)の成型炭を、配合率Xで原料炭に配合し て乾留した時のコークス強度
DI(0):d<d1、d2<dでのDI(基準DI)、d1、d2:定数
DI(d)=0(d<d1、d2<d)
DI(d)≠0(d1≦d≦d2)
∫d1 d2DI(x)f(x)dx
に対応することを特徴とする前記(3)に記載の高強度コークスの製造方法。
∫d1 d2DI(x)f(x)dx
に対応することを特徴とする前記(4)に記載の高強度コークスの製造方法。
(1)配合する成型炭の粒径d1'〜d2'(d1'<d2')、粒径分布関数:f(x)を設定する。
(2)算出根拠のDI調整関数:DI(d)(配合率:X、d1≦d1'<d2'≦d2)を選択する。
(3)粒径d1'〜d2'の成型炭を配合率Xで配合した時のDI向上代:ΔDIを、下記式で算出する。
ΔDI=∫d1' d2'DI(x)f(x)dx
(4)粒径d1'〜d2'の成型炭の配合率X'を下記式で算出する。
X'=(ΔDI'/ΔDI)×X
(1)配合しない成型炭の粒径d1〜d1'及び粒径d2'〜d2における成型炭の粒径分布関数:f(x)を設定する。
(2)算出根拠のDI調整関数:DI(d)(配合率:X、d1≦d1'<d2'≦d2)を選択する。
(3)粒径d1〜d1'及び粒径d2'〜d2の成型炭を配合率Xで配合した時のDI低下代:ΔDI(≧ΔDI')を、下記式で算出する。
ΔDI=∫d1 d1'DI(x)f(x)dx+∫d2' d2DI(x)f(x)dx
(4)粒径d1〜d1'及び粒径d2'〜d2の成型炭の配合率X'を下記式で算出する。
X'=(ΔDI'/ΔDI)×X
石炭軟化時の空隙充填度=石炭軟化時の比容積(cm3/g)
×コークス炉装入時の石炭の嵩密度(g/cm3)…(1')
石炭軟化時の比容積(cm3/g)
=最大膨張時の石炭体積(cm3)/ディラトメーターへの石炭投入量(g)
=0.96π(1+b/100)/ディラトメーターへの石炭投入量(g)…(2')
ここで、b:JIS M 8801に従い測定した全膨張率(%)
成型炭を構成する石炭の軟化時の空隙充填度Z=SV×BD ……(1)
ここで、SV:成型炭を構成する石炭の軟化時の比容積(cm3/g)
=最大膨張時の成型炭体積(cm3)/ディラトメーターへの成型炭投入量(g)
=0.96π(1+b/100)/ディラトメーターへの成型炭投入量(g)
b:成型炭を構成する石炭成分につき、JIS M 8801に従って測定し た全膨張率(%)、b1、b2、…、bnの加重平均値
BD:コークス炉装入時の配合炭の嵩密度(g/cm3)
(a1)軟化時の空隙充填度Z(以下「空隙充填度Z」という)が1.5以下の時、著しく低下し、
(a2)空隙充填度Zが1.5を超える時、低下しないか、又は、向上し、
(a3)空隙充填度Zが1.75以上の時、著しく向上する
ことが判明した。
(ii-a)空隙充填度Zが大きければ、粒径15mm超の成型炭の場合と同様の現象が起き、強固又は均一なコークス構造が形成され、一方、
(ii-b)空隙充填度Zが小さければ、成型炭の周囲の空隙が押し潰されないので、嵩密度の低い粉炭部分が圧密されず、嵩密度が低いまま残り、この粉炭部分に、脆弱なコークス構造が形成される。
(b1)図1に示す成型炭粒径−コークス強度曲線と同様に、所定の粒径範囲(以下、粒径を「粒径d」と記載し、粒径範囲を「d1〜d2(d1<d2)」と記載することがある)で、極大値又は極小値を示すこと、及び、
(b2)d<d1、及び、d>d2の粒径範囲で、ほぼ一定値を示すこと
が判明した。
(c1)粒径範囲d1〜d2(d1<d2)で、空隙充填度Ziに依存して異なる極大値を有する、上に凸の成型炭粒径(d)−コークス強度変化分(ΔDI)曲線、又は、
(c2)粒径範囲d1〜d2(d1<d2)で、空隙充填度Ziに依存して異なる極小値を有する、下に凸の成型炭粒径(d)−コークス強度変化分(ΔDI)曲線
で表示できることを見出した。
ΔDI=∫d1 d2DI(x)f(x)dx
である。
ΔDI'=∫d1' d2'DI(x)f(x)dx
から、所望のコークス強度の変化分(DI向上分)を担う粒径範囲d1'〜d2'(d1<d1'<d2'<d2)を算出できるし、また、配合率X'(<X)を算出することができる。
ΔDI'=∫d1 d1'DI(x)f(x)dx+∫d2' d2DI(x)f(x)dx
から、所望のコークス強度の変化分(DI低下分)を担う粒径範囲d1〜d1'及びd2'〜d2(d1<d1'<d2'<d2で、粒径範囲d1'〜d2'の成型炭を配合しない)を算出できるし、また、配合率X'(<X)を算出することができる。
<1>DI調整関数:DIij(d)の設定
下記式(1”)で定義する空隙充填度Zi(i=1、2、…、n)を測定した成型炭iを配合率Xj(j=1、2、…、m)で原料炭に配合し、乾留した時のコークス強度DIijを測定し、空隙充填度Zi、配合率Xjでの成型炭粒径(dij)−コークス強度(DIij)曲線を得る。
Zi=SVi×BD ……(1”)
ここで、SVi:成型炭iを構成する石炭の軟化時の比容積(cm3/g)
BD:コークス炉装入時の配合炭の嵩密度(g/cm3)
DIij(d)=DIij−DIij(0) ……(2”)
ここで、DIij(d)は、DIij(d)=0(d<d1ij、d2ij<d)、DIij(d)≠0(d1ij≦d≦d2ij)であり、粒径dij(mm)の成型炭を配合率Xj(%)で原料炭に配合した場合におけるコークス強度DIの変化代:ΔDIijを意味している。
上に凸のDI調整関数:DIij(d)に基づいて、下記手順に従って、原料炭に配合する成型炭の配合率X’j(%)を決定又は算出する。
(1)配合する成型炭の粒径d1'ij〜d2'ij(d1'ij<d2'ij)を設定する。
(2)算出根拠のDI調整関数:DIij(d)(配合率:Xj、d1ij≦d1'ij<d2'ij≦d2ij)を選択する。
(3)粒径分布関数:fij(d)(∫d1'ij d2'ijfij(x)dx=1 となるように規格化した粒径分布関数)の粒径d1'ij〜d2'ijの成型炭を、配合率Xjで配合した場合におけるDI向上代:ΔDIijを、下記式で算出する。
ΔDIij=∫d1'ij d2'ijDIij(x)fij(x)dx
(4)向上代ΔDI'ijを得る場合における粒径d1'ij〜d2'ijの成型炭の配合率X'jを下記式で算出する。
X'j=(ΔDI'ij/ΔDIij)×Xm
上に凸のDI調整関数:DIij(d)に基づいて、下記手順に従って、原料炭に配合する成型炭の粒径d'ijを決定又は算出する。
(1)配合する成型炭の配合比率X'j(%)を設定する。
(2)算出根拠のDI調整関数:DIij(d)(配合率:X'j、d1ij≦d1'ij<d2'ij≦d2ij)を選択する。
(3)粒径分布関数:fij(d)(∫d1'ij d2'ijfij(x)dx=1 となるように規格化した粒径分布関数)の粒径d1'ij〜d2'ijの成型炭を配合率X'jで配合した場合におけるDI向上代:ΔDIijを下記式で求め、向上代ΔDI'ijとΔDIijが等しくなるように、下記式において粒径d1'ij〜d2'ijを調整することにより、向上代ΔDI'ijを得る場合における成型炭粒径d1'ij〜d2'ijを算出する。
ΔDIij=∫d1'ij d2'ijDIij(x)fij(x)dx
下に凸のDI調整関数:DIij(d)に基づいて、下記手順に従って、原料炭に配合する成型炭の配合率X'j(%)を決定又は算出する。基本的には、上記<2−1>の場合と同様である。
(1)配合しない成型炭の粒径d1'ij〜d2'ij(d1'ij<d2'ij)を設定する。
(2)算出根拠のDI調整関数:DIij(d)(配合率:Xj、d1ij≦d1'ij<d2'ij≦d2ij)を選択する。
(3)粒径分布関数:fij(d)(∫d1ij d1'ijfij(x)dx+∫d2'ij d2ijfij(x)dx=1となるように規格化した粒径分布関数)の粒径d1ij〜d1'ij及び粒径d2'ij〜d2ijの成型炭を配合率Xjで配合した場合におけるDI低下代:ΔDIijを、下記式で算出する。
ΔDIij=∫d1ij d1'ijDIij(x)fij(x)dx+∫d2'ij d2ijDIij(x)fij(x)dx
(4)低下代をΔDI'ijに抑制する場合における粒径d1ij〜d1'ij及び粒径d2'ij〜d2ijの成型炭の配合率X'jを下記式で算出する。
X'j=(ΔDI'ij/ΔDIij)×Xm
下に凸のDI調整関数:DIij(d)に基づいて、下記手順に従って、原料炭に配合する成型炭の粒径d'ijを決定又は算出する。
(1)配合しない成型炭の配合比率X'j(%)を設定する。
(3)粒径分布関数:fij(d)(∫d1ij d1'ijfij(x)dx+∫d2'ij d2ijfij(x)dx=1となるように規格化した粒径分布関数)の粒径d1ij〜d1'ij及び粒径d2'ij〜d2ijの成型炭を配合率X'jで配合した場合におけるDI低下代:ΔDIijを下記式で求め、目標低下代ΔDI'ijとΔDIijが等しくなるように、下記式において粒径d1'ij〜d2'ijを調整することにより、低下代をΔDI'ijに抑制する場合における成型炭粒径d1'ij〜d2'ijを算出する。
ΔDIij=∫d1ij d1'ijDIij(x)fij(x)dx+∫d2'ij d2ijDIij(x)fij(x)dx
<1>DI調整関数:DIij(d)の設定
下記式(1”)で定義する空隙充填度Zi=1.5の成型炭iを配合率Xj=20%で原料炭に配合し、乾留した時のコークス強度DIijを測定し、空隙充填度Zi=1.5、配合率Xj=20%での成型炭粒径(dij)−コークス強度(DIij)曲線を得た。
Zi=SVi×BD ……(1”)
ここで、SVi:成型炭iを構成する石炭の軟化時の比容積=1.875(cm3/g)
BD:コークス炉装入時の配合炭の嵩密度=0.80(g/cm3)
DIij(d)=DIij−DIij(0) ……(2”)
(1)配合する成型炭の粒径:d1'ij〜d2'ijは、d1'ij=5mm、d2'ij=15mmとした。
(2)実施例1の<1>で求めたDI調整関数:DIij(d)(配合率:Xj=20%、粒径:5〜15mm)を算出根拠とした。
ΔDIij=∫d1'ij d2'ijDIij(x)fij(x)dx
d=5〜7mm、13〜15mm : fij(d)=0.1
d=7〜9mm、11〜13mm : fij(d)=0.2
d=9〜11mm : fij(d)=0.4
であり、ΔDIijは、表2に示すように、ΔDIij=0.68となる。
X'j=(ΔDI'ij/ΔDIij)×Xm=0.5/0.68×20%=14.1%
<2−2>向上代ΔDI'ijを得る場合における配合率X'jの決定又は算出例2
(1)配合する成型炭の粒径:d1'ij〜d2'ijは、d1'ij=7mm、d2'ij=13mmとした。
(2)実施例1の<1>で求めたDI調整関数:DIij(d)(配合率:Xj=20%、粒径:5〜15mm)を算出根拠とした。
ΔDIij=∫d1'ij d2'ijDIij(x)fij(x)dx
d=7〜9mm、11〜13mm : fij(d)=0.25
d=9〜11mm : fij(d)=0.5
であり、ΔDIijは、表3に示すように、ΔDIij=0.80となる。
X'j=(ΔDI'ij/ΔDIij)×Xm=0.5/0.8×20%=12.5%
<2−3>低下代をΔDI'ijに抑制する場合における配合率X'jの決定又は算出例3
(1)配合しない成型炭の粒径d1'ij〜d2'ijは、d1'ij=7mm、d2'ij=13mmとした。
(2)算出根拠のDI調整関数:DIij(d)(配合率:Xj=20%、d1ij≦d1'ij<d2'ij≦d2ij)を、実施例1の<1>と同様にして求めた。求めたDI調整関数:DIij(d)を、図9に示す。
ΔDIij=∫d1ij d1'ijDIij(x)fij(x)dx+∫d2'ij d2ijDIij(x)fij(x)dx
d=5〜7mm : fij(d)=0.5
d=13〜15mm : fij(d)=0.5
であり、ΔDIijは、表4に示すように、ΔDIij=−0.20とすることができる。
X'j=(ΔDI'ij/ΔDIij)×Xm=(−0.3)/(−0.2)×20%=30%
さらに、配合率を20%とし、空隙充填度Ziを変えて、DI調整関数:DIij(d)を求め、ΔDIij、粒径分布fij(d)であるDI向上代又はDI低下代を算出した。
2 上段篩機
3 下段篩機
4 粉砕機
5 成型炭原料
6 配合用成型炭
Claims (8)
- 成型炭を原料炭に配合して高強度コークスを製造する製造方法において、
(a)成型炭につき、下記式(1)で定義する空隙充填度Zを測定し、
(b)空隙充填度Zで粒径d(mm)の成型炭を、配合率X(%)で原料炭に配合してコークス強度DIを測定し、
(c)上記測定結果に基づいて、配合率X(%)におけるコークス強度DIの変化代(DI向上代又はDI低下代):ΔDIと粒径d(mm)の関係を規定する関数DI(d)を設定し、
(d)関数DI(d)に基づいて、所要のコークス強度DIの変化代(DI向上代又はDI低下代):ΔDIを達成する成型炭の粒径d(mm)又は配合率X(%)を算出し、
(e)上記算出値に基づいて、空隙充填度Zの成型炭を原料炭に配合する
ことを特徴とする高強度コークスの製造方法。
Z=SV×BD ……(1)
ここで、SV:成型炭を構成する石炭の軟化時の比容積(cm3/g)
BD:コークス炉装入時の配合炭の嵩密度(g/cm3) - 成型炭を原料炭に配合して高強度コークスを製造する製造方法において、
(a)下記式(1)で定義する空隙充填度Zの成型炭の粒径d(mm)及び配合率X(%)を、コークス強度DIの変化代(DI向上代又はDI低下代):ΔDIを調整する、下記式(2)で定義するDI調整関数:DI(d)に基づいて算出し、
(b)上記算出値に基づいて、空隙充填度Zの成型炭を原料炭に配合する
ことを特徴とする高強度コークスの製造方法。
Z=SV×BD ……(1)
ここで、SV:成型炭を構成する石炭の軟化時の比容積(cm3/g)
BD:コークス炉装入時の配合炭の嵩密度(g/cm3)
DI(d)=DI−DI(0) ……(2)
ここで、DI:空隙充填度Zで粒径d(mm)の成型炭を、配合率Xで原料炭に配合し て乾留した時のコークス強度
DI(0):d<d1、d2<dでのDI(基準DI)、d1、d2:定数
DI(d)=0(d<d1、d2<d)
DI(d)≠0(d1≦d≦d2) - 前記DI(d)は、d1≦d≦d2で、上に凸の曲線であることを特徴とする請求項2に記載の高強度コークスの製造方法。
- 前記DI(d)は、d1≦d≦d2で、下に凸の曲線であることを特徴とする請求項2に記載の高強度コークスの製造方法。
- 前記上に凸の曲線において、粒径d1〜d2(d1<d2)の成型炭の粒径分布yを、関数:f(x)で表す時、粒径d1〜d2の成型炭を配合率Xで原料炭に配合した時のDI向上代:ΔDIが、下記式:
∫d1 d2DI(x)f(x)dx
に対応することを特徴とする請求項3に記載の高強度コークスの製造方法。 - 前記下に凸の曲線において、粒径d1〜d2(d1<d2)の成型炭の粒径分布yを、関数:f(x)で表す時、粒径d1〜d2の成型炭を配合率Xで原料炭に配合した時のDI低下代:ΔDIが、下記式:
∫d1 d2DI(x)f(x)dx
に対応することを特徴とする請求項4に記載の高強度コークスの製造方法。 - 前記上に凸の曲線に従い、空隙充填度Zの成型炭を原料炭に配合し、コークス強度をΔDI'向上せしめる時、向上代ΔDI'を確保する成型炭の配合率X'を、下記手順に従い決定又は算出することを特徴とする請求項5に記載の高強度コークスの製造方法。
(1)配合する成型炭の粒径d1'〜d2'(d1'<d2')、粒径分布関数:f(x)を設定する。
(2)算出根拠のDI調整関数:DI(d)(配合率:X、d1≦d1'<d2'≦d2)を選択する。
(3)粒径d1'〜d2'の成型炭を配合率Xで配合した時のDI向上代:ΔDIを、下記式で算出する。
ΔDI=∫d1' d2'DI(x)f(x)dx
(4)粒径d1'〜d2'の成型炭の配合率X'を下記式で算出する。
X'=(ΔDI'/ΔDI)×X - 前記下に凸の曲線に従い、空隙充填度Zの成型炭を原料炭に配合し、コークス強度の低下をΔDI'に抑制する時、低下代ΔDI'に抑制する成型炭の配合率X'を、下記手順に従い決定又は算出することを特徴とする請求項6に記載の高強度コークスの製造方法。
(1)配合しない成型炭の粒径d1〜d1'及び粒径d2'〜d2における成型炭の粒径分布関数:f(x)を設定する。
(2)算出根拠のDI調整関数:DI(d)(配合率:X、d1≦d1'<d2'≦d2)を選択する。
(3)粒径d1〜d1'及び粒径d2'〜d2の成型炭を配合率Xで配合した時のDI低下代:ΔDI(≧ΔDI')を、下記式で算出する。
ΔDI=∫d1 d1'DI(x)f(x)dx+∫d2' d2DI(x)f(x)dx
(4)粒径d1〜d1'及び粒径d2'〜d2の成型炭の配合率X'を下記式で算出する。
X'=(ΔDI'/ΔDI)×X
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