JP4890146B2 - プログラマブル表示器、プログラム表示方法および表示プログラム - Google Patents

プログラマブル表示器、プログラム表示方法および表示プログラム Download PDF

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本発明は、プログラマブル表示器、プログラム表示方法および表示プログラムに関するものであり、特に、接続された外部制御装置のラダープログラムが複数存在する場合においても、所望のデバイスを効率良く正確に自動検索、表示が可能なプログラマブル表示器、プログラム表示方法および表示プログラムに関するものである。
従来、プログラマブル表示器においては、接続された外部制御装置のラダープログラムを画面表示して動作状態を確認可能な機能(以下、回路モニタ機能と呼ぶ)が存在し、利用されている。
このような回路モニタ機能としては、たとえば選択されたシンボルに関連するラダー回路図が画面表示される技術が開示されている(たとえば、特許文献1参照)。また、作業工程を選択入力することにより、対応するコイルを含むラダー回路が表示される技術が開示されている(たとえば、特許文献2参照)。
特開2000−357003号公報(1頁、図3) 特開2004−268435号公報(1頁、図2、図3)
しかしながら、上記従来の技術によれば、ラダープログラムが複数存在するときの処理方法については言及されておらず、接続された外部制御装置のラダープログラムが複数存在する場合には、所望のラダープログラムと異なるラダープログラムやデバイスが表示される可能性がある、という問題がある。
また、従来の回路モニタ機能においては、ラダープログラムの先頭行から表示される。このため、ラダープログラムの中から異常現象が起きているデバイスを探し出すためには、表示されたラダープログラムを先頭から追っていき探し出さなければならず、手間と時間を要する、という問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、接続された外部制御装置においてラダープログラムが複数存在する場合においても、所望のラダープログラムやデバイスを効率良く正確に表示することができるプログラマブル表示器、プログラム表示方法および表示プログラムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるプログラマブル表示器は、接続された外部制御装置の動作状態を表示するとともに、該外部制御装置の保持している制御プログラムを取得して表示するプログラマブル表示器であって、前記制御プログラムに含まれるデバイスの検索指示情報が外部から入力される検索指示情報入力手段と、前記外部制御装置の保持する一または複数の制御プログラムを取得するプログラム取得部と、前記プログラム取得部が取得した前記制御プログラムを格納する制御プログラム格納部と、前記制御プログラムに含まれるデバイスの検索条件を格納する検索条件格納部と、前記検索指示情報に基づいて、前記制御プログラム格納部に格納した一または複数の前記制御プログラムから前記検索条件に従って該検索条件に設定されたデバイスを検索する検索処理部と、前記検索処理部が検索したデバイスに対応する前記制御プログラムを表示する表示部と、を備え、前記検索処理部、前記検索条件に設定されたデバイスを検索する際に前記制御プログラム格納部に格納された前記制御プログラムが最新の制御プログラムであるかを判断し、前記制御プログラム格納部に格納された前記制御プログラムが最新の制御プログラムでない場合に、前記プログラム取得部が前記外部制御装置から最新の制御プログラムを取得可能であ前記検索処理部が、前記検索条件に設定されたデバイスを検索する際に前記外部制御装置の保持している制御プログラムであって前記制御プログラム格納部に格納されていない未取得制御プログラムが存在するかを判断し、前記未取得制御プログラムが存在する場合に、前記プログラム取得部が前記外部制御装置から前記未取得制御プログラムを取得可能であり、前記検索処理部は、前記制御プログラム格納部に格納された前記外部制御装置の保持している制御プログラムが複数ある場合に、前記複数の制御プログラムから順次前記検索条件に設定されたデバイスを検索すること、を特徴とする。
この発明によれば、接続された外部制御装置においてラダープログラムが複数存在する場合においても、所望のラダープログラムやデバイスを効率良く正確に表示することができるプログラマブル表示器を得ることができる、という効果を奏する。
以下に、本発明にかかるプログラマブル表示器、プログラム表示方法、表示プログラムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は以下の記述に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
実施の形態1.
図1は、被制御装置10と、該被制御装置10を制御するプログラマブルコントローラ(PLC)20と、該プログラマブルコントローラ(PLC)20の動作状態を表示するプログラマブル表示器30と、を備えてなる制御システムの構成を示すブロック図である。
プログラマブルコントローラ(PLC)20には、被制御装置10を制御するために、ファイル名がラダープログラムA、ラダープログラムB、ラダープログラムC、ラダープログラムDの4つのプログラムを保持している。
プログラマブル表示器30は、被制御装置10を制御するプログラマブルコントローラ(PLC)20等の外部制御装置の動作状態を表示するとともに、接続された外部制御装置の保持する複数のラダープログラムを表示し、またそのなかの所望のデバイスやラダープログラム部を検索してラダー回路図で画面表示可能な機能(以下、回路モニタ機能と呼ぶ)を備えたプログラマブル表示器である。そして、ユーザが機器を操作するスイッチ類や接続された機器の状態を表示する表示部品を配置したモニタ画面を自由に設計できるプログラマブル表示器である。
図2は、本実施の形態にかかるプログラマブル表示器30の概略構成を示すブロック図である。図2に示すように、本実施の形態にかかるプログラマブル表示器30は、モニタ機能部40と、制御部50と、表示部60と、表示処理部70と、入力部80と、通信部90と、データ・プログラム格納部100と、を備えて構成される。
モニタ機能部40は、上述した回路モニタ機能を実行する。モニタ機能部40は、モニタ機能制御部41と、プログラム取得部42と、プログラム格納部43と、オブジェクト設定情報格納部44と、検索処理部45と、を備えて構成される。
モニタ機能制御部41は、モニタ機能部40以外の構成部と連携して情報のやりとりを行うとともに、モニタ機能全体の制御を司る。プログラム取得部42は、通信部90を介してプログラマブルコントローラ(PLC)20の保持するラダープログラムを取得してプログラム格納部43に格納する。本実施の形態にかかる回路モニタ機能においては、プログラマブルコントローラ(PLC)20の保持する1つまたは複数のラダープログラムをプログラム取得部42が予め取得して、プログラム格納部43に格納しておくことが可能である。また、プログラム取得部42は、回路モニタ機能を実行した際に、プログラマブルコントローラ(PLC)20から1つまたは複数の所望のラダープログラムを取得してプログラム格納部43に格納することも可能である。
オブジェクト設定情報格納部44は、回路モニタ機能によりプログラム格納部43に格納されたラダープログラムから所望のデバイスを検索する際の検索条件と、表示部60に画面表示されるオブジェクト(表示キー)と、を関連付けるオブジェクト設定情報を格納する格納部である。オブジェクト設定情報の設定は、専用のサポートソフトなどによりパソコン等で行われ、プログラマブル表示器に登録される。
検索処理部45は、オブジェクト(表示キー)によりラダープログラムの検索指示が入力された場合に、オブジェクト設定情報に従って所望のデバイスの検索を行う。
制御部50は、プログラマブル表示器30全体の制御を行う。表示部60は、ユーザが機器を操作するスイッチ類や接続された機器の状態を表示する表示部品、接続された外部制御装置の保持するラダープログラム等の情報を表示する表示手段である。そして、表示部60における表示処理は専用の処理部である表示処理部70により制御される。
入力部80は、プログラマブルコントローラ(PLC)20に対する操作を指示する操作指示情報や、プログラマブル表示器30の操作を行う操作指示情報を入力する操作指示情報入力手段である。本実施の形態においては、入力部80としてタッチパネルを用いる場合について説明する。
通信部90は、外部に接続したプログラマブルコントローラ(PLC)20との間で情報の入出力を行う情報入出力手段である。データ・プログラム格納部100は、プログラマブル表示器30の処理を行うための各種プログラムや処理時に生成されるデータなどを格納する格納部である。
つぎに、プログラマブルコントローラ(PLC)20により被制御装置10として移載装置を制御する場合を例に、プログラマブル表示器30の動作について説明する。プログラマブルコントローラ(PLC)20には、移載装置を制御するために、ファイル名がラダープログラムA、ラダープログラムB、ラダープログラムC、ラダープログラムDの4つのプログラムを保持している。そして、現在、プログラマブルコントローラ(PLC)20は、図3に示すような自動運転回路(ラダー回路)を有するラダープログラムBにより移載装置を制御している。
このラダープログラムBでは、たとえば「全原位置」、「リフタ下降」、「ハンドル閉」、「リフタ上昇」、「搬送前進」、・・・等の自動動作工程ごとに出力回路(プログラム)が組まれている。そして、プログラマブルコントローラ(PLC)20は、これら自動動作工程に従って移載装置を制御することにより、該移載装置を原点位置からリフタ下降させてハンドルを閉じ、その後リフタを上昇させて搬送の為に前進する・・・等の移載装置の動作を制御することができる。
また、プログラマブル表示器30においては、たとえば図4に示すようなラダープログラムBによる運転動作のフローを表示する運転動作フロー画面が作成されており、表示部60に表示される。この運転動作フロー画面では、運転動作制御のフローに合わせて、「全原位置」、「リフタ下降」、「ハンドル閉」、「リフタ上昇」、「搬送前進」、「リフタ下降」、「ハンドル開」、「リフタ上昇」、「搬送後退」の動作表示オブジェクトが作製されている。
そして、この運転動作フロー画面においては、運転動作制御中のフローが点灯表示される。たとえば、現在、「リフタ下降」の運転動作制御中であれば、「リフタ下降」のオブジェクト(工程表示キー)が点灯する。また、「リフタ下降」の運転動作制御中に異常が発生した場合には、オブジェクト(工程表示キー)が点滅する。たとえば、所定時間経過後も次工程に移行しない場合、運転動作が停止した場合などにおいては、動作表示オブジェクトが点滅する。
このような運転動作フロー画面は、ユーザがプログラマブルコントローラ(PLC)20において実行するプログラムに合わせて、専用の作画ソフトなどを用いてパソコン等で作製し、プログラマブル表示器30に登録することができる。
図4に示すような運転動作フロー画面の動作表示オブジェクトには、各動作のラダープログラムの該当するデバイスが関連付けられている。たとえば、「全原位置」動作の動作表示オブジェクトには、図3に示すように「M50」の出力デバイスが関連付けられている。「リフタ下降」動作の動作表示オブジェクトには「M51」の出力デバイスが、「ハンドル閉」動作の動作表示オブジェクトには「M52」の出力デバイスが、「リフタ上昇」動作の動作表示オブジェクトには「M53」の出力デバイスが、「搬送前進」動作の動作表示オブジェクトには「M54」の出力デバイスが関連付けられている。
このような運転動作フロー画面の動作表示オブジェクトとラダープログラムとの関連付けは、図5−1に示すようなオブジェクト設定情報により行われている。オブジェクト設定情報は、回路モニタ機能における検索、表示に関して、動作表示オブジェクトとラダープログラムのデバイスとを関連付けるための設定情報である。
たとえば図5−1に示すようなオブジェクト設定情報では、回路モニタ機能におけるラダープログラムのラダー回路図での表示方法は、回路が「ON」のときは「赤」、「OFF」のときは「青」、検索するPLC局番は「1」、指定ラダーファイルは「B」、指定デバイスは「M53」、検索タイプは「コイル」、などの情報が設定されている。また、この他に、最新ファイル取得自動フラグを「ON」とする、設定がされている。最新ファイル取得自動フラグについては、後述する。
また、たとえば図5−2に示すようなオブジェクト設定情報では、回路モニタ機能におけるラダープログラムのラダー回路図での表示方法は、回路が「ON」のときは「赤」、「OFF」のときは「青」、検索するPLC局番は「1」、指定ラダーファイルは「B」、指定デバイスは「M53」、検索タイプは「コイル」、などの情報が設定されている。また、この他に、最新ファイル取得自動フラグを「OFF」とする、設定がされている。
また、たとえば図5−3に示すようなオブジェクト設定情報では、回路モニタ機能におけるラダープログラムのラダー回路図での表示方法は、回路が「ON」のときは「赤」、「OFF」のときは「青」、検索するPLC局番は「1」、指定ラダーファイルは指定無し(「−」)、指定デバイスは「M53」、検索タイプは「コイル」、などの情報が設定されている。また、この他に、最新ファイル取得自動フラグを「ON」とする、設定がされている。
また、たとえば図5−4に示すようなオブジェクト設定情報では、回路モニタ機能におけるラダープログラムのラダー回路図での表示方法は、回路が「ON」のときは「赤」、「OFF」のときは「青」、検索するPLC局番は「1」、指定ラダーファイルは指定無し(「−」)、指定デバイスは「M53」、検索タイプは「コイル」、などの情報が設定されている。また、この他に、最新ファイル取得自動フラグを「OFF」とする、設定がされている。
このようなオブジェクト設定情報の設定は、専用のサポートソフトなどによりパソコン等で行われ、プログラマブル表示器に登録される。本実施の形態においては、各動作表示オブジェクトに設けられた「確認」スイッチ(図4において、各動作表示オブジェクトの右横に設けられた「確認」スイッチ)に対して、各動作のラダープログラムにおける各動作に対応する出力デバイスが関連付けられている。なお、各動作表示オブジェクトに対して、各動作のラダープログラムの該当する出力デバイスを直接関連付けることも可能である。
つぎに、移載装置のリフタが「上昇動作」を行った後、つぎの「搬送前進動作」に移らずに自動運転中のまま停止している場合に、その停止原因を究明する場合を例に説明する。ここで、ユーザは、移載装置が自動運転中に停止している状態で、運転動作フロー画面上の、現在停止している動作部分の動作表示オブジェクトに設けられた「確認」スイッチをタッチ(選択)する。
たとえば、ここでは移載装置のリフタが「リフタ上昇」動作を行った後、つぎの「搬送前進」動作に移らずに自動運転中のまま停止しているので、図4に示すような「リフタ上昇」動作の動作表示オブジェクトの右横に設けられた「確認スイッチ110」をタッチ(選択)する。この「確認スイッチ110」が選択されると、「確認スイッチ110」が選択された旨の情報が、自動運転停止の原因を究明するためにオブジェクト設定情報に設定されたデバイスを検索する旨の指示情報である検索指示情報としてモニタ機能部40のモニタ機能制御部41に入力され、回路モニタ機能が起動する。そして、検索処理部45がオブジェクト設定情報格納部44を参照し、「確認スイッチ110」に設定されたオブジェクト設定情報に従って、「確認スイッチ110」に関連付けられたラダープログラムから指定されたデバイスを検索する。
「リフタ上昇」動作の動作表示オブジェクトに設けられた「確認スイッチ110」に対しては、図5−1のオブジェクト設定情報により「M53」のデバイスが関連付けられているので、検索処理部45は、図5−1のオブジェクト設定情報に示すようにPLC局番「1」の、指定ラダーファイル「B」から、指定デバイス「M53」を探しだし、図6に示すように、該当箇所のラダープログラムをラダー回路図で表示部60に表示する。図6においては、オブジェクト設定情報による指定デバイスを含むラダープログラム箇所およびその直後に位置するラダープログラムをラダー回路図で表示している。このような表示範囲は、適宜変更可能である。
そして、ユーザは、図6に示すように表示部60にラダー回路図で表示された、「リフタ上昇」動作に対応したラダープログラム部およびその直後に位置する「搬送前進」動作のラダープログラム部を確認し、自動運転停止の原因を究明することができる。ここでは、表示部60にラダー回路図で表示されたラダープログラム部を確認することにより、「搬送前進」動作に移行しない原因は、リフト上端センサ(X10コイル)がONしないためであることが判明し、直ぐに復旧作業に移行することが可能である。
上記においては、図4に示すような「リフタ上昇」動作の動作表示オブジェクトの右横に設けられた「確認スイッチ110」をタッチ(選択)する場合について説明したが、「搬送前進」動作の動作表示オブジェクトの右横に設けられた「確認スイッチ」をタッチ(選択)して、上記と同様に自動運転停止の原因を究明しても良い。状況によっては、つぎに変わるべき動作工程でありながら動作工程が移行しない(異常状態にある)次のステップである「搬送前進」動作の動作表示オブジェクトの右横に設けられた「確認スイッチ」をタッチ(選択)して自動運転停止の原因を究明した方が原因追及までの道のりが短く、効率な場合もあるためである。
つぎに、ユーザが動作部分の動作表示オブジェクトに設けられた「確認」スイッチをタッチ(選択)した後のプログラマブル表示器30における処理を、図7−1および図7−2を参照しながら詳細に説明する。図7−1および図7−2は、モニタ機能部40がオブジェクト設定情報に設定されたデバイスを検索し、対応するデバイス(ラダープログラム部)を表示部60にラダー回路図で表示する処理フローを説明するためのフローチャートである。
まず、たとえば図4に示すような動作表示オブジェクトに設けられた「確認スイッチ110」をユーザがタッチ(選択)する。この「確認スイッチ110」が選択されると、「確認スイッチ110」が選択された旨の情報を、デバイス(ラダープログラム部)の表示指示情報(検索指示情報)としてモニタ機能部40のモニタ機能制御部41が受信し(ステップS110)、回路モニタ機能を起動する。そして、検索処理部45がオブジェクト設定情報格納部44を参照し、「確認スイッチ110」に設定されたオブジェクト設定情報に「ファイル指定」があるか否かを判断する(ステップS120)。
たとえば図5−1や図5−2に示すようなオブジェクト設定情報が設定されている場合は、PLC局番「1」のラダーファイル「B」が指定されているので(ステップS120肯定)、つぎに検索処理部45は、最新ファイル取得自動フラグの設定があるか否か、すなわち最新ファイル取得自動フラグの設定が「ON」であるか否かを判断する(ステップS130)。
ここで最新ファイル取得自動フラグとは、プログラマブルコントローラ(PLC)20の保持するラダープログラムをプログラム取得部42が自動で取得する機能を実行するか否かを設定するフラグである。そして、最新ファイル取得自動フラグが「ON」に設定されている場合であって、プログラム格納部43に所望のラダープログラムが格納されていない場合、またはプログラム格納部43に格納されているラダープログラムが最新版でない場合には、プログラム取得部42は自動的にプログラマブルコントローラ(PLC)20から最新のラダープログラムを取得してプログラム格納部43に格納する。
一方、最新ファイル取得自動フラグが「ON」に設定されていない(「OFF」に設定されている)場合には、プログラム取得部42は、プログラム格納部43に指定されたラダープログラムが格納されていない場合、またはプログラム格納部43に格納されているラダープログラムが最新版でない場合においても、自動的にプログラマブルコントローラ(PLC)20から最新のラダープログラムを取得することは行わない。
ステップS130に戻って、たとえば図5−1に示すようなオブジェクト設定情報が設定されている場合は、最新ファイル取得自動フラグが「ON」に設定されているので(ステップS130肯定)、つぎに検索処理部45は、オブジェクト設定情報で設定されたラダーファイル(ラダープログラム)がプログラマブル表示器30内にあるか否か、すなわちプログラム格納部43に格納されているか否かを判断する(ステップS140)。
オブジェクト設定情報で設定されたラダーファイル(ラダープログラム)がプログラマブル表示器30内にある、すなわちプログラム格納部43に格納されている場合は(ステップS140肯定)、つぎに検索処理部45は、そのラダーファイルが最新版であるか否かを判断する(ステップS150)。ここで、そのラダーファイルが最新版である場合は(ステップS150肯定)、検索処理部45はその指定されたラダーファイル内のラダープログラムに対してコイル検索を行ってオブジェクト設定情報で設定されたデバイスを探しだす(ステップS160)。
そして、モニタ機能制御部41は、表示処理部70に対して該当するデバイスおよびその箇所のラダープログラムをラダー回路図で表示部60に表示させる様に指示情報を出す。表示処理部70は、該指示情報に従ってラダープログラムをラダー回路図で表示部60に表示させ(ステップS170)、処理を終了する。
たとえば図5−1に示すようなオブジェクト設定情報が設定されている場合は、PLC局番「1」のラダーファイル「B」内のラダープログラムに対してコイル検索を行って、指定されたデバイス「M53」を探しだし、該当するデバイスおよびその箇所のラダープログラムをラダー回路図で表示部60に表示する。
ステップS140に戻って、オブジェクト設定情報で設定されたラダーファイルがプログラマブル表示器30内にない、すなわちプログラム格納部43に格納されていない場合は(ステップS140否定)、プログラム取得部42はプログラマブルコントローラ(PLC)20から該当する最新のラダーファイル(ラダープログラム)を取得してプログラム格納部43に格納し(ステップS200)、ステップS160に移行する。
ステップS150に戻って、プログラム格納部43に格納されているラダーファイル(ラダープログラム)が最新版でない場合は(ステップS150否定)、プログラム取得部42はプログラマブルコントローラ(PLC)20から最新のラダーファイルを取得してプログラム格納部43に格納し(ステップS200)、ステップS160に移行する。
ステップS130に戻って、たとえば図5−2に示すようなオブジェクト設定情報が設定されている場合は、最新ファイル取得自動フラグが「OFF」に設定されているので(ステップS130否定)、つぎに検索処理部45は、オブジェクト設定情報で設定されたラダーファイル(ラダープログラム)がプログラマブル表示器30内にあるか否か、すなわちプログラム格納部43に格納されているか否かを判断する(ステップS180)。
オブジェクト設定情報で設定されたラダーファイル(ラダープログラム)がプログラマブル表示器30内にある、すなわちプログラム格納部43に格納されている場合は(ステップS180肯定)、ステップS160に移行する。また、オブジェクト設定情報で設定されたラダーファイル(ラダープログラム)がプログラマブル表示器30内にない、すなわちプログラム格納部43に格納されていない場合は(ステップS180否定)、モニタ機能制御部41は、表示処理部70に対してエラー表示を表示部60に表示させる様に指示情報を出す。表示処理部70は、該指示情報に従ってエラー表示を表示部60に表示させ(ステップS190)、処理を終了する。
また、ステップS120に戻って、たとえば図5−3や図5−4に示すようなオブジェクト設定情報が設定されている場合は、PLC局番は「1」に指定されているが、ラダーファイルは指定されていないので(ステップS120否定)、つぎに検索処理部45は、最新ファイル取得自動フラグの設定があるか否か、すなわち最新ファイル取得自動フラグの設定が「ON」であるか否かを判断する(ステップS210)。
たとえば図5−3に示すようなオブジェクト設定情報が設定されている場合は、最新ファイル取得自動フラグが「ON」に設定されているので(ステップS210肯定)、つぎに検索処理部45は、ラダーファイル(ラダープログラム)がプログラマブル表示器30内にあるか否か、すなわちプログラム格納部43に格納されているか否かを判断する(ステップS220)。
ラダーファイル(ラダープログラム)がプログラマブル表示器30内にある、すなわちプログラム格納部43に格納されている場合は(ステップS220肯定)、つぎに検索処理部45は、そのラダーファイルが最新版であるか否かを判断する(ステップS230)。ここで、そのラダーファイルが最新版である場合は(ステップS230肯定)、全ラダーファイル内のラダープログラムに対して順次コイル検索を行ってオブジェクト設定情報で設定されたデバイスを探しだす(ステップS240)。
そして、モニタ機能制御部41は、表示処理部70に対して該当する箇所のラダープログラムをラダー回路図で表示部60にラダーファイル毎に順番に表示させる様に指示情報を出す。表示処理部70は、該指示情報に従ってラダープログラムをラダー回路図で表示部60に表示させ(ステップS250)、処理を終了する。
ステップS220に戻って、ラダーファイル(ラダープログラム)がプログラマブル表示器30内にない、すなわちプログラム格納部43に格納されていない場合は(ステップS220否定)、プログラム取得部42はプログラマブルコントローラ(PLC)20から最新のラダーファイル(ラダープログラム)全てを取得してプログラム格納部43に格納し(ステップS260)、ステップS240に移行する。
ステップS230に戻って、プログラム格納部43に格納されているラダーファイル(ラダープログラム)が最新版でない場合は(ステップS230否定)、プログラム取得部42は最新版でないラダーファイル(ラダープログラム)についてプログラマブルコントローラ(PLC)20から最新のラダーファイル(ラダープログラム)を取得してプログラム格納部43に格納し(ステップS260)、ステップS240に移行する。
また、このとき、プログラム取得部42は、プログラマブルコントローラ(PLC)20には格納されているがプログラム格納部43には格納されていない未取得ラダーファイル(ラダープログラム)についても取得してプログラム格納部43に格納する。これにより、プログラマブルコントローラ(PLC)20が保持している全てのラダーファイル(ラダープログラム)について確実にデバイスの検索を行うことができる。
たとえば、プログラマブルコントローラ(PLC)20が格納しているプログラムが図7−3に示すように、「プログラムA」、「プログラムB´(プログラムBが修正されたプログラム)」、「プログラムC」、「プログラムD」であり、プログラム格納部43に格納されているプログラムが図7−4に示すように、「プログラムA」、「プログラムB」、「プログラムD」であると仮定する。
この場合、プログラム格納部43に格納されているプログラムにおいては「プログラムB」が最新版でないので、プログラム取得部42は最新版でない「プログラムB」についてプログラマブルコントローラ(PLC)20からプログラム(プログラムB´)を取得してプログラム格納部43に格納するとともに、プログラマブルコントローラ(PLC)20には格納されているがプログラム格納部43には格納されていない「プログラムC」についても取得してプログラム格納部43に格納する。
すなわち、このときのプログラマブル表示器30(プログラム取得部42)の処理としては、図7−5に示すようにプログラムB´の取得と、プログラムCの取得が行われる。そして、これらの処理の後にプログラム格納部43に格納されているプログラムは、図7−6に示すように、「プログラムA」、「プログラムB´」、「プログラムC」、「プログラムD」となる。そして、この後、これらの全プログラムに対して順次コイル検索が行われる。
ステップS210に戻って、たとえば図5−4に示すようなオブジェクト設定情報が設定されている場合は、最新ファイル取得自動フラグが「OFF」に設定されているので(ステップS210否定)、つぎに検索処理部45は、ラダーファイル(ラダープログラム)がプログラマブル表示器30内にあるか否か、すなわちプログラム格納部43に格納されているか否かを判断する(ステップS270)。
ラダーファイル(ラダープログラム)がプログラマブル表示器30内にある、すなわちプログラム格納部43に格納されている場合は(ステップS270肯定)、ステップS240に移行する。また、ラダーファイル(ラダープログラム)がプログラマブル表示器30内にない、すなわちプログラム格納部43に格納されていない場合は(ステップS270否定)、モニタ機能制御部41は、表示処理部70に対してエラー表示を表示部60に表示させる様に指示情報を出す。表示処理部70は、該指示情報に従ってエラー表示を表示部60に表示させ(ステップS280)、処理を終了する。
上述したように、本実施の形態にかかるプログラマブル表示器30においては、ユーザが「リフタ上昇」動作の動作表示オブジェクトに設けられた「確認スイッチ110」を選択するのみで、すなわち、検索指示情報を選択するのみで自動的に該スイッチに関連付けて設定されたデバイスおよび対応するラダープログラム部をダイレクトにラダー回路図で表示部60に表示することが可能である。
従来は、プログラマブル表示器30に接続された外部制御装置のラダープログラムが複数存在し、そのプログラム中に同じ名称のデバイスが複数存在する場合には所望のラダープログラム部と異なるラダープログラム部やデバイスが表示される可能性があった。しかしながら、本実施の形態にかかるプログラマブル表示器30においては、プログラマブルコントローラ(PLC)20にラダープログラムが複数存在する場合においても、検索指示情報が選択されると、上述したようにモニタ機能部40が自動的にオブジェクト設定情報に設定されたデバイスを検索し、対応するラダープログラム部を確実にラダー回路図で表示部60に表示することができる。
また、従来の回路モニタ機能においては、デバイスを検索するためにラダープログラムを表示させる場合、ラダープログラムの先頭行から表示される。このため、ラダープログラムの中から異常現象が起きているデバイスを探し出すためには、表示されたラダープログラムを先頭から追っていき探し出さなければならず、手間と時間を要し、ユーザの負担が大きかった。しかしながら、本実施の形態にかかるプログラマブル表示器30においては、検索指示情報が選択されると、上述したようにモニタ機能部40が自動的にオブジェクト設定情報に設定されたデバイスを検索し、ユーザに負担をかけることなく、対応するデバイスおよびラダープログラム部を確実に検索してラダー回路図で表示部60に表示することができる。
また、従来の回路モニタ機能においては、異常現象の発生時に専用の「回路モニタ起動スイッチ」を選択することで初めて起動できる形態とされており、回路モニタ機能の使用に制限がある、という問題があった。しかしながら、本実施の形態にかかるプログラマブル表示器30においては、各動作表示オブジェクトに設けられた「確認」スイッチを選択することにより回路モニタの起動が可能である。これにより、運転動作フロー画面において被制御装置10の運転状況を監視した状態から専用の「回路モニタ起動スイッチ」の表示画面に戻ることなく、任意のタイミングで即座に回路モニタを起動することが可能であり、異常事態などに対して即座に対応することができる。
また、本実施の形態にかかるプログラマブル表示器30においては、回路モニタの起動は異常事態に特化したものではなく、プログラマブル表示器30における表示においてオブジェクト設定情報を設定可能な表示オブジェクトから起動が可能であり、非常に汎用性、自由度に優れている。
これにより、機械・装置・設備などの被制御装置10を制御対象とするプログラマブルコントローラ(PLC)20と、これらの運転状況等を表示するプログラマブル表示器30を備える制御システムにおいて、システムの運転状況の確認(たとえば機械の停止要因や以上状況などの要因検索)を容易に、且つ確実に行うことができる。
実施の形態2.
実施の形態2では、プログラマブル表示器30の他の実施の形態について説明する。本実施の形態では、図8に示すような移載装置手動操作画面を用いて移載装置の手動操作を行っている際に、インターロック成立のためにリフタ下降スイッチによるリフタ下降操作が行えない場合に、その原因を究明する場合を例に説明する。
図8に示すような移載装置手動操作画面においては、手動操作制御中の操作オブジェクトが点灯表示される。このような移載装置手動操作画面は、ユーザがプログラマブルコントローラ(PLC)20において実行するプログラムに合わせて、専用の作画ソフトなどを用いてパソコン等で作製し、プログラマブル表示器30に登録することができる。なお、本実施の形態における制御システムの構成は、実施の形態1の場合と同様であるため、図1および実施の形態1における説明を参照することとして、ここでは詳細な説明は省略する。
図8に示す移載装置手動操作画面には、リフタの上昇・下降操作用に、リフタを上昇させる「リフタ上昇(M80)」動作の操作オブジェクト、「リフタ上昇(M80)」動作のインターロック(I/L)ラダープログラム表示用の「I/L表示(M70)」スイッチ、リフタを下降させる「リフタ下降(M81)」動作の操作オブジェクト、「リフタ下降(M81)」動作のインターロック(I/L)ラダープログラム表示用の「I/L表示(M71)」スイッチが作製されている。
また、移載装置手動操作画面には、ハンドルの開閉操作用に、ハンドルを開ける「ハンド開(M82)」動作の操作オブジェクト、「ハンド開(M82)」動作のインターロック(I/L)ラダープログラム表示用の「I/L表示(M72)」スイッチ、ハンドルを閉める「ハンド閉(M83)」動作の操作オブジェクト、「ハンド閉(M83)」動作のインターロック(I/L)ラダープログラム表示用の「I/L表示(M73)」スイッチが作製されている。
また、移載装置手動操作画面には、リフタの搬送操作用に、後退搬送する「搬送後退(M84)」動作の操作オブジェクト、「搬送後退(M84)」動作のインターロック(I/L)ラダープログラム表示用の「I/L表示(M74)」スイッチ、前進搬送する「搬送前進(M85)」動作の操作オブジェクト、「搬送前進(M85)」動作のインターロック(I/L)ラダープログラム表示用の「I/L表示(M75)」スイッチが作製されている。
プログラマブルコントローラ(PLC)20には、移載装置を制御するために、ファイル名がラダープログラムA、ラダープログラムB、ラダープログラムC、ラダープログラムDの4つのラダープログラムを保持している。そして、現在、プログラマブルコントローラ(PLC)20は、図9に示すようなラダープログラムBにより移載装置の手動操作を制御している。
図9に示すラダープログラムBには、移載装置の手動操作を制御する出力回路と、該操作に対してインターロックをかけるインターロック回路と、を有している。そして、たとえばリフタを上昇させる「リフタ上昇(M80)」動作の操作オブジェクトは、出力回路の「リフタ上昇出力」プログラム部のリフタ上昇スイッチM80に関連付けられており、「リフタ上昇(M80)」操作オブジェクトを選択することにより、リフタ上昇動作を手動制御できる。
また、リフタを下降させる「リフタ下降(M81)」動作の操作オブジェクトは、出力回路の「リフタ下降出力」プログラム部のリフタ下降スイッチM81に関連付けられており、「リフタ下降(M81)」操作オブジェクトを選択することにより、リフタ下降動作を手動制御できる。
一方、移載装置手動操作画面の「I/L表示」スイッチには、インターロック動作のラダープログラムの該当するブロックが関連付けられている。たとえば、「I/L表示(M70)」スイッチには、図9に示す「M70」のデバイスが関連付けられている。また、「I/L表示(M71)」スイッチには、図9に示す「M71」のデバイスが関連付けられている。
このような移載装置手動操作画面の「I/L表示」スイッチと、インターロック動作のラダープログラムと、の関連付けは、図10に示すオブジェクト設定情報により行われている。たとえば図10に示すオブジェクト設定情報では、回路モニタ機能におけるラダープログラムのラダー回路図での表示方法は、回路が「ON」のときは「赤」、「OFF」のときは「青」、検索するPLC局番は「1」、指定ラダーファイルは「B」、指定デバイスは「M70」、検索タイプは「コイル」、最新ファイル取得自動フラグは「ON」、とする、設定がされている。
そして、ユーザが、移載装置手動操作画面を用いて移載装置の手動操作を行っている状態でインターロック成立のためにリフタ下降スイッチによるリフタ下降操作が行えない場合に、その原因を究明するために、「I/L表示(M71)」スイッチをタッチ(選択)する。これにより、プログラマブル表示器30では、実施の形態1において図7−1および図7−2を参照しながら説明した処理が行われることにより、PLC局番「1」、指定ラダーファイル「B」から指定デバイスM71を探しだし、図11に示すように、「リフタ下降(M81)」動作のインターロック(I/L)回路のラダープログラム部をラダー回路図で表示部60に表示することができる。
上述したように、本実施の形態にかかるプログラマブル表示器30においては、ユーザが移載装置手動操作画面において「I/L表示(M71)」スイッチを選択するのみで、すなわち、検索指示情報を選択するのみで自動的に該スイッチに関連付けて設定されたデバイスおよび対応するラダープログラム部をダイレクトにラダー回路図で表示部60に表示することが可能である。
また、本実施の形態の場合も、プログラマブルコントローラ(PLC)20にラダープログラムが複数存在する場合においても、検索指示情報が選択されると、上述したようにモニタ機能部40が自動的にオブジェクト設定情報に設定されたデバイスを検索し、対応するデバイスおよびラダープログラム部を確実にラダー回路図で表示部60に表示することができる。
そして、本実施の形態の場合も、検索指示情報が選択されると、上述したようにモニタ機能部40が自動的にオブジェクト設定情報に設定されたデバイスを検索し、ユーザに負担をかけることなく、対応するデバイスおよびラダープログラム部を確実に検索してラダー回路図で表示部60に表示することができる。
また、本実施の形態の場合も、移載装置手動操作画面において「I/L表示」スイッチを選択することにより回路モニタの起動が可能である。これにより、移載装置手動操作画面において被制御装置10の運転操作を行っている状態から専用の「回路モニタ起動スイッチ」の表示画面に戻ることなく、任意のタイミングで即座に回路モニタを起動することが可能であり、異常事態などに対して即座に対応することができる。
また、本実施の形態の移載装置手動操作画面の場合も、回路モニタの起動は異常事態に特化したものではなく、プログラマブル表示器30における表示においてオブジェクト設定情報を設定可能な表示オブジェクトから起動が可能であり、非常に汎用性、自由度に優れている。
これにより、機械・装置・設備などの被制御装置10を制御対象とするプログラマブルコントローラ(PLC)20と、これらの運転状況等を表示するプログラマブル表示器30を備える制御システムにおいて、システムの運転状況の確認(たとえば機械の停止要因や以上状況などの要因検索)を容易に、且つ確実に行うことができる。
実施の形態3.
図12は、上述した機能を実現するプログラマブル表示器の構成の一例を模式的に示すブロック図である。この図12に示されるように、プログラマブル表示器30は、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)などの表示装置101、タッチパネルやボタンなどの入力装置102、演算を行うCPU103、ROM(Read Only Memory)などの不揮発性メモリ104、RAM(Random Access Memory)などの揮発性メモリ105、表示装置に表示する表示画面を記憶する表示用メモリ106、フラッシュメモリなどの着脱可能な外部メモリとのインタフェースである外部メモリインタフェース107、PLCや情報処理端末との間で通信を行う通信インタフェース108などがバス109を介して接続された構成を有する。そして、不揮発性メモリ104に格納された上記のプログラム表示方法の処理手順が記述されたプログラムが揮発性メモリ105にロードされ、CPU103によって実行される。このプログラムは、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、CD(Compact Disk)−ROM(Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile DiskまたはDigital Video Disk)などのコンピュータで読取可能な記録媒体に記録され、または、このプログラムは、インタネットなどのネットワーク(通信回線)を介して配布することもできる。この場合には、通信インタフェース108を介して接続された情報処理端末からプログラムが不揮発性メモリ104上に格納される。
以上のように、本発明にかかるプログラマブル表示器は、接続された外部制御装置のラダープログラムが複数存在する場合に有用である。
本発明の実施の形態1にかかる制御システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1にかかるプログラマブル表示器の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1にかかるプログラマブルコントローラ(PLC)が移載装置を制御するために保持する自動運転回路(ラダー回路)の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかるプログラマブル表示器が有する、運転動作のフローを表示する運転動作フロー画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかるプログラマブル表示器におけるオブジェクト設定情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかるプログラマブル表示器におけるオブジェクト設定情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかるプログラマブル表示器におけるオブジェクト設定情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかるプログラマブル表示器におけるオブジェクト設定情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかるプログラマブル表示器において表示される、オブジェクト設定情報により指定されたデバイスに対応するラダープログラムおよびその直後に位置するラダープログラムの一例を示す図である。 本発明の実施の形態1にかかるプログラマブル表示器における処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態1にかかるプログラマブル表示器における処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態1にかかるプログラマブル表示器における処理を説明するための図である。 本発明の実施の形態1にかかるプログラマブル表示器における処理を説明するための図である。 本発明の実施の形態1にかかるプログラマブル表示器における処理を説明するための図である。 本発明の実施の形態1にかかるプログラマブル表示器における処理を説明するための図である。 本発明の実施の形態2にかかるプログラマブル表示器における移載装置手動操作画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態2にかかるプログラマブルコントローラ(PLC)が移載装置を制御するために保持する手動操作の出力回路およびインターロック回路(ラダー回路)の一例を示す図である。 本発明の実施の形態2にかかるプログラマブル表示器におけるオブジェクト設定情報の一例を示す図である。 本発明の実施の形態2にかかるプログラマブル表示器において表示される、オブジェクト設定情報により指定されたデバイスに対応するラダープログラムおよびその直前に位置するラダープログラムの一例を示す図である。 本発明の実施の形態1および2にかかるプログラマブル表示器の機能を実現するプログラマブル表示器の構成の一例を模式的に示すブロック図である。
符号の説明
10 被制御装置
20 プログラマブルコントローラ
30 プログラマブル表示器
40 モニタ機能部
41 モニタ機能制御部
42 プログラム取得部
43 プログラム格納部
44 オブジェクト設定情報格納部
45 検索処理部
50 制御部
60 表示部
70 表示処理部
80 入力部
90 通信部
100 データ・プログラム格納部
301 表示装置
302 入力装置
303 CPU
304 不揮発性メモリ
305 揮発性メモリ
306 表示用メモリ
307 外部メモリインタフェース
308 通信インタフェース
309 バス

Claims (5)

  1. 接続された外部制御装置の動作状態を表示するとともに、該外部制御装置の保持している制御プログラムを取得して表示するプログラマブル表示器であって、
    前記制御プログラムに含まれるデバイスの検索指示情報が外部から入力される検索指示情報入力手段と、
    前記外部制御装置の保持する一または複数の制御プログラムを取得するプログラム取得部と、
    前記プログラム取得部が取得した前記制御プログラムを格納する制御プログラム格納部と、
    前記制御プログラムに含まれるデバイスの検索条件を格納する検索条件格納部と、
    前記検索指示情報に基づいて、前記制御プログラム格納部に格納した一または複数の前記制御プログラムから前記検索条件に従って該検索条件に設定されたデバイスを検索する検索処理部と、
    前記検索処理部が検索したデバイスに対応する前記制御プログラムを表示する表示部と、
    を備え、
    前記検索処理部、前記検索条件に設定されたデバイスを検索する際に前記制御プログラム格納部に格納された前記制御プログラムが最新の制御プログラムであるかを判断し、前記制御プログラム格納部に格納された前記制御プログラムが最新の制御プログラムでない場合に、前記プログラム取得部が前記外部制御装置から最新の制御プログラムを取得可能であ
    前記検索処理部が、前記検索条件に設定されたデバイスを検索する際に前記外部制御装置の保持している制御プログラムであって前記制御プログラム格納部に格納されていない未取得制御プログラムが存在するかを判断し、前記未取得制御プログラムが存在する場合に、前記プログラム取得部が前記外部制御装置から前記未取得制御プログラムを取得可能であり、
    前記検索処理部は、前記制御プログラム格納部に格納された前記外部制御装置の保持している制御プログラムが複数ある場合に、前記複数の制御プログラムから順次前記検索条件に設定されたデバイスを検索すること、
    を特徴とするプログラマブル表示器。
  2. 前記検索条件が、検索対象となる制御プログラムの指定条件を有し、
    前記指定条件により検索対象となる制御プログラムが指定されている場合には、前記検索処理部が、前記制御プログラム格納部に格納した制御プログラムのうち前記指定された制御プログラムから前記検索条件に設定されたデバイスを検索すること、
    を特徴とする請求項1に記載のプログラマブル表示器。
  3. 前記検索指示情報入力手段は、前記表示に表示される前記検索条件に設定されたデバイスが関連付けされた表示部品であり、前記表示部品が選択された場合の選択情報が前記検索指示情報として入力され、
    前記検索処理部は、前記選択された表示部品が関連付けられたデバイスを前記検索条件に従って検索すること
    を特徴とする請求項1に記載のプログラマブル表示器。
  4. 接続された外部制御装置の動作状態を表示するとともに、該外部制御装置の保持している制御プログラムを取得して表示するプログラム表示方法であって、
    前記制御プログラムに含まれるデバイスの検索指示情報を外部から受信する検索指示情報受信工程と、
    前記外部制御装置の保持する一または複数の制御プログラムを取得するプログラム取得工程と、
    前記検索指示情報に基づいて、前記取得した制御プログラムから、予め設定された検索条件に従って該検索条件に設定されたデバイスを検索する検索処理工程と、
    前記検索処理工程で検索したデバイスに対応する制御プログラムを表示する表示工程と、
    を含み、
    前記検索処理工程では、
    前記プログラム取得工程で取得された制御プログラムが最新の制御プログラムであるかを判断し、前記制御プログラムが最新の制御プログラムでない場合には前記外部制御装置から最新の制御プログラムを取得して前記最新の制御プログラムに対して前記検索条件に設定されたデバイスを検索可能であ
    前記外部制御装置の保持している制御プログラムであって前記プログラム取得工程で取得されていない未取得制御プログラムが存在するかを判断し、前記未取得制御プログラムが存在する場合には前記外部制御装置から前記未取得制御プログラムを取得して前記取得した未取得制御プログラムに対して前記検索条件に設定されたデバイスを検索可能であり、
    前記外部制御装置から取得した前記外部制御装置の保持している制御プログラムが複数ある場合に、前記複数の制御プログラムから順次前記検索条件に設定されたデバイスを検索すること、
    を特徴とするプログラム表示方法。
  5. 請求項記載のプログラム表示方法をプログラマブル表示器に実行させる表示プログラム。
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