JP5701078B2 - 検索方法および検索装置、ならびに動画編集装置 - Google Patents

検索方法および検索装置、ならびに動画編集装置 Download PDF

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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Description

本発明は、多数の候補の中から目的とする候補を検索するための検索方法および検索装置に関し、特に、動画などの極めて多数のフレーム画像を含むデータから、目的のフレーム画像を効率良く探し出すのに適した検索方法および検索装置、ならびに、この検索方法を用いることにより、編集対象の動画から目的のフレーム画像を効率的に検索するのに適した動画編集装置に関する。
TV番組の録画データやホームビデオで撮影した撮影データなどの動画に対して、特定の箇所で動画を分割したり、特定の範囲を切り出す処理や削除する処理などの編集処理を行うためには、動画の中から該当位置あるいは該当範囲の始点および終点を正確に検出して分割位置あるいは切り出し位置として指定する必要がある。
従来は、このような動画中の所望の位置や範囲を正確に指定する方法として、動画を時系列に沿って再生してゆき、目的の箇所に近いところまで再生したらその時点で再生をストップして、その前後のフレーム画像をコマ送りによって1枚ずつ確認し、目的の位置のコマ、あるいは、目的の範囲の始点あるいは終点となるコマを指定する方法を用いている。
しかしながら、この方法では、再生を停止した位置から目的とするコマまでが遠い場合には、コマ送りボタンによって1コマずつコマ送りする作業に手間がかかり、作業負担が大きい。また、このようなコマ送り作業は、コマ送りボタンを押してからフレーム画像が切り換わるまでに時間がかかるため、コマ送りボタンを押しすぎてしまい、指定すべきコマを通過してしまうおそれがある。また、指定すべきコマを通過してしまうと目標を見失い、更に手間がかかるという問題点もある。
また、動画中の所望の位置や範囲を正確に指定する他の方法として、画面上に、スクロールバーと共に、スクロールバーで指定した再生位置を中心とする所定数のフレーム画像を時系列に沿って一列に並べたフレームリストを表示し、スクロールバーを操作してフレームリストをスクロールさせることにより、フレーム画像を時系列に沿って順次確認して、目的の位置もしくは目的の範囲の始点あるいは終点を検出する方法が用いられている。
しかしながら、この方法では、一画面に表示できるコマ数はせいぜい十数個程度である。これに対し、通常の動画データは、1秒あたり20〜30コマのフレーム画像によって構成されており、一画面に表示できるコマ数は、動画の再生時間にして0.5秒程度あるいはそれ以下にしかならない。従って、膨大なコマ数のフレーム画像を有する動画では、目的とするコマまでスクロールするのに手間がかかってしまう。また、適切な速度でフレームリスト上の画像をスクロールさせる作業は微細な作業であるため難しく、作業負担が大きい。更に、微細な作業に不慣れでスクロール速度が速すぎると目的とするフレーム画像を見逃すおそれがあり、スクロールしすぎて目標を見失ってしまうおそれもある。
このように、従来の方法では、目的のコマに到達するまで、時系列に沿って順次フレーム画像を切り換える、あるいはフレームリストをスクロールさせる必要があるため、検索に手間がかかり、作業負担が大きく、効率的であるとはいえない。そこで、このようなコマ送り表示やスクロール表示を行うことなく、動画の中の目的とする箇所を検索する方法が提案されている。特許文献1には、この種の検索方法が開示されている。
特許文献1のシーン検索方法では、動画から、予めユーザーが設定した単位時間毎にシーン(フレーム画像)を抽出する。そして、各シーンのサムネイルを画面上に縦横にマトリクス状に並べて表示する。そして、ユーザーが画面上のサムネイルのいずれかを選択すると、選択されたサムネイルに対応するシーンを中心とする、より細かい時間間隔で抽出されたシーンのサムネイルを表示する。特許文献1の方法は、このようなシーン抽出工程およびシーン選択工程を繰り返すことにより、シーンの抽出間隔が、予め設定した単位時間のうちの最も短い単位時間になるまで、動画を絞り込んでゆくものである。
特開2006−186617号公報
特許文献1の方法では、初回のシーン抽出工程においてシーン(フレーム画像)を動画から抽出するための時間間隔として、ユーザーが予め設定した単位時間を用いている。このため、動画の長さに応じて抽出されるシーンの数が異なり、長い動画データでは多数のシーンが抽出され、短い動画データでは少数のシーンしか抽出されない。従って、短い動画の場合には、単位時間の設定によっては、最初のシーン抽出数が少なくなりすぎて初回のシーン選択が実質的にあまり意味をなさず、非効率になってしまうという問題点がある。
また、特許文献1の方法では、上述したように抽出されるシーン(フレーム画像)の数が動画の長さによって異なる一方で、抽出したシーンのサムネイルを表示するためのレイアウトは、一画面に9シーン、あるいは、16シーンなどのように表示数が固定となっている。このため、長い動画の場合には、初回のシーン選択工程において、全シーンのサムネイルを一画面で一覧表示することができず、全てのサムネイルを確認するためには画面の切り換えを行わなければならない。また、3行×3列、4行×4列などのようにマトリクス状にサムネイルを表示しているため、表示したサムネイルの時系列の順序がわかりにくく、目的とするシーンであるか否かの判断が困難になるという問題点もある。従って、特許文献1の方法では、シーンの選択を十分に効率的に行うことができるとはいえない。
更に、特許文献1の方法は、シーン抽出工程およびシーン選択工程を繰り返して階層的にシーンを絞り込むにあたって、2回目以降のシーン抽出における時間間隔を、n/(A×b)となるように設定している(n:初回のシーン抽出時の時間間隔、A:抽出回数(2回目を1とする)、b:規定数)。つまり、この方法では、抽出回数を重ねる毎に抽出間隔が細かくなっていくものの、抽出間隔は線形的に縮小してゆく程度である。従って、動画のフレーム画像のような膨大な数の候補データを絞り込んでゆくことを考えた場合、30分程度の動画でも数万のフレーム画像が含まれるため、目的とするフレームの前後のフレームまで確認してシーンの切り換わり位置などを決定しようとすると、少なくとも数百回かそれ以上の膨大な回数の抽出工程および選択工程を繰り返す必要がある。従って、検索作業を十分に効率的に行うことができるとはいえない。
また、特許文献1の方法は、動画中の1つの時点のみを選択してその時点を中心としてシーンを抽出するものであるため、特定の範囲を検索したい場合には始点と終点の2箇所について2回検索を行わなければならない。従来の方法においても、動画中の任意の範囲を選択できるものはあるが、結局、始点および終点を正確に決定するためには、始点および終点のそれぞれについて細かく絞り込んでゆく作業を2回に分けて行わなければならないため、手間がかかる。
本発明の課題は、上記のような課題に鑑みて、多数の候補の中から目的とする候補を検索する作業を簡単かつ効率的に行うのに適した検索方法および検索装置を提案することにある。また、この検索方法を用いることにより、編集対象の動画から目的の箇所を簡単且つ効率的に検索できる動画編集装置を提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の検索方法は、
検索対象を指定もしくは検索開始を指示する入力に基づき、制御手段が、所定時間毎に順次切り換え表示される多数のフレーム画像によって構成される動画を検索対象の母集団として設定する処理を行う初期設定工程と、
前記制御手段が、前記母集団として設定されている前記動画の全範囲にわたって分散するように設定されている予め設定した数の抽出位置から、前記予め設定した数のフレーム画像を抽出する処理を行う抽出工程と、
前記制御手段が、前記抽出工程で抽出した各フレーム画像のサムネイルを、当該各フレーム画像の表示順に従って一列に並べた配列表示を生成して、当該配列表示を一画面に一覧表示する処理を行う一覧表示工程と、
前記制御手段が、前記配列表示の一部を選択するための選択入力が行われるのを待機し、当該選択入力が行われると、当該選択入力に基づいて前記配列表示のどの部分が選択されたかを判断し、当該選択された部分に対応する前記動画の範囲を新たな母集団に設定する処理を行う絞り込み工程と、を行い、
前記制御手段は、前記母集団を設定した場合には、検索を終了もしくは中断させるための入力が行われるか、もしくは、前記母集団を構成するフレーム画像数が前記予め設定した数以下になったと判断するまで、前記抽出工程、前記一覧表示工程、前記絞り込み工程、の3工程を繰り返し、
前記制御手段は、前記母集団を構成するフレーム画像数が前記予め設定した数以下であると判断すると、当該母集団を構成する全てのフレーム画像のサムネイルを一列に並べた配列表示を一覧表示する処理を行い、
前記制御手段は、前記絞り込み工程において、前記配列表示における隣接する2つのサムネイル間の部分が選択されたと判断した場合には、当該隣接する2つのサムネイルに対応する2つのフレーム画像の一方を始点、他方を終点とする前記動画の範囲を、前記新たな母集団として設定することを特徴としている。
本発明では、このように、母集団を設定すると、ここから予め設定した数の候補データを自動的に抽出して一覧表示させるため、候補データを1つずつ表示させたり細かくスクロールさせるなどの微細な操作や、画面切り換えなどを全く行わずに、候補データの確認および選択を行うことができる。従って、候補データの検索を簡単に行うことができる。また、母集団とする候補データの量に関わらず常に一定数の候補データを抽出するため、一覧表示する候補データの数が中途半端にならず、効率的に検索を進めることができる。更に、候補データの抽出および選択を繰り返す毎に指数関数的に母集団の範囲が絞り込まれるため、多数あるいは大きな範囲の候補データを絞り込む場合でも、少ない選択回数で検索過程の最終段階まで進むことができ、少ない選択回数で目的とする候補データに到達できる。よって、効率的な検索が可能である。加えて、検索過程の最終段階まで進んでも表示する候補データの数が比較的少なくて済むので、抽出した候補データを示す配列表示を行うための処理負荷が小さい。具体的には、動画を構成しているフレーム画像の検索において、フレームリストのスクロールやコマ送り、画面切り換えなどの微細で手間のかかる操作を全く行うことなく、動画の範囲を絞り込むことができる。特に、サムネイルの配列に対する範囲指定を行う毎に動画の範囲を指数関数的に狭めてゆくことができるため、膨大な数のフレーム画像を含む動画からの検索であっても、少ない回数の範囲指定で目的とするフレーム画像に到達できる。よって、効率的な検索が可能である。加えて、検索完
了までに表示するサムネイルの数がそれほど多くないため、サムネイルの生成および配列表示のための処理負荷が小さい。更に、隣接する2つのサムネイル間の部分を選択することで、当該隣接する2つのサムネイルに対応する2つのフレーム画像の一方を始点、他方を終点とする前記動画の範囲を、前記新たな母集団として設定することができる。従って、フレーム画像の抽出数に応じた倍率で母集団を構成する動画の範囲(フレーム画像群)を絞り込んでゆくことができる。また、サムネイル間の任意の位置を選択するだけでよく、範囲指定のための操作が簡単である。
ここで、前記制御手段は、前記絞り込み工程において、前記配列表示におけるいずれかのサムネイルから他のサムネイルまでの区間が選択されたと判断した場合には、当該選択された区間の先頭に位置するサムネイルおよびその直前に位置するサムネイルに対応する2つのフレーム画像を、前記動画における第1の範囲の始点および終点に設定すると共に、前記選択された区間の末尾に位置するサムネイルおよびその直後に位置するサムネイルに対応する2つのフレーム画像を、前記動画における第2の範囲の始点および終点に設定して、前記第1および前記第2の範囲を、前記新たな母集団として設定し、当該第1および第2の範囲を新たな母集団として設定した直後の前記抽出工程において、前記第1および第2の各範囲内にそれぞれ所定数ずつ分散するように設定されている前記予め設定した数の抽出位置から、前記予め設定した数の前記フレーム画像を抽出するように構成することができる。このようにすると、動画の切り出したい部分、あるいは、削除したい部分などの所定の範囲を決定する場合に、その始点および終点を一度に絞り込んでゆくことができる。しかも、始点と終点の間の範囲の大部分を検索対象から除くため、始点付近および終点付近の2箇所に絞って効率的に動画の範囲を絞り込んでゆくことができる。従って、目的とする動画の範囲の長さに関わらず、効率的に検索を行うことができる。
次に、本発明は、上記の検索方法により、検索対象の母集団となる多数のフレーム画像によって構成される動画の中から目的の候補データを検索する検索装置であって、
予め設定した数のフレーム画像のサムネイルを一列に並べた配列表示を一覧表示するための表示手段と、
前記配列表示の一部を選択するための選択入力を受け付ける入力手段と、
前記検索方法を実行するためのプログラムを記憶する記憶手段と、
当該記憶手段から読み出したプログラムに基づき、前記検索方法における各工程を行うための処理を実行する制御手段とを有することを特徴としている。
また、本発明は、上記の検索方法により、動画における編集箇所のフレーム画像を検索する動画編集装置であって、
前記動画に含まれるフレーム画像のサムネイルを予め設定した数だけ一列に並べた配列表示を一画面に一覧表示するための表示手段と、
前記配列表示の一部を選択するための選択入力を受け付ける入力手段と、
前記検索方法を実行するためのプログラムを記憶する記憶手段と、
当該記憶手段から読み出したプログラムに基づき、前記検索方法における各工程を行うための処理を実行する制御手段とを有することを特徴としている。
ここで、上記各装置において、前記表示手段が液晶表示パネルであり、前記入力手段が前記液晶表示パネルの表面に設置されたタッチパネルである場合には、前記制御手段は、前記絞り込み処理において、前記液晶表示パネルに一覧表示された配列表示の一部をタッ
チもしくはなぞる操作が行われた場合に、当該タッチされた部分もしくはなぞられた部分に対応する前記母集団の部分(候補データが動画の場合には、動画の範囲)を新たな母集団に設定することができる。このように、本発明は、タッチパネル式の入力表示パネルを備える装置における検索作業に適用すると、検索時の操作性が良好である。例えば、タブレット型コンピュータなどにおける検索作業に適している。

本発明によれば、母集団を設定すると、ここから予め設定した数の候補データを自動的に抽出して一覧表示させるため、候補データを1つずつ表示させたり細かくスクロールさせるなどの微細な操作や、画面切り換えなどを全く行わずに、候補データの確認および選択を行うことができる。従って、候補データの検索を簡単に行うことができる。また、母集団とする候補データの量に関わらず常に一定数の候補データを抽出するため、一覧表示する候補データの数が中途半端にならず、効率的に検索を進めることができる。更に、候補データの抽出および選択を繰り返す毎に指数関数的に母集団の範囲が絞り込まれるため、多数あるいは大きな範囲の候補データを絞り込む場合でも、少ない選択回数で検索過程の最終段階まで進むことができ、少ない選択回数で目的とする候補データに到達できる。よって、効率的な検索が可能である。加えて、検索過程の最終段階まで進んでも表示する候補データの数が比較的少なくて済むので、抽出した候補データを示す配列表示を行うための処理負荷が小さい。具体的には、動画を構成しているフレーム画像の検索において、フレームリストのスクロールやコマ送り、画面切り換えなどの微細で手間のかかる操作を全く行うことなく、動画の範囲を絞り込むことができる。特に、サムネイルの配列に対する範囲指定を行う毎に動画の範囲を指数関数的に狭めてゆくことができるため、膨大な数のフレーム画像を含む動画からの検索であっても、少ない回数の範囲指定で目的とするフレーム画像に到達できる。よって、効率的な検索が可能である。加えて、検索完了までに表示するサムネイルの数がそれほど多くないため、サムネイルの生成および配列表示のための処理負荷が小さい。更に、隣接する2つのサムネイル間の部分を選択することで、当該隣接する2つのサムネイルに対応する2つのフレーム画像の一方を始点、他方を終点とする前記動画の範囲を、前記新たな母集団として設定することができる。従って、フレーム画像の抽出数に応じた倍率で母集団を構成する動画の範囲(フレーム画像群)を絞り込んでゆくことができる。また、サムネイル間の任意の位置を選択するだけでよく、範囲指定のための操作が簡単である。
本発明の検索装置の一実施形態である動画編集装置の説明図である。 動画編集装置の制御系の概略構成を示すブロック図である。 動画を所定の位置で分割する場合の分割位置を示すフレーム画像の検索方法を示す説明図である。 図3の検索方法を実行する際の処理の流れを示すフローチャートである。 一覧表示中のアプリケーション画面の一例を示す説明図である。 動画から所定の範囲を削除もしくは切り出す場合の当該範囲の始点および終点の検索方法を示す説明図である。 図6の検索方法を実行する際の処理の流れを示すフローチャートである。 色相調整を行う場合の配列リストの表示例である。
(実施形態1)
以下に、図1〜図7を参照して、本発明を適用した実施形態1の検索方法および検索装置(動画編集におけるフレーム画像の検索方法および動画編集装置)を説明する。
(装置構成)
図1は本発明の検索装置の一実施形態である動画編集装置の説明図である。この図に示すように、動画編集装置1(検索装置)は、平板状の外形をしたタブレット型コンピュータであり、その一面には矩形の入力表示パネル2が設けられている。入力表示パネル2は、液晶ディスプレイ3(表示手段)の表面にタッチパネル4(入力手段)を設置することにより、表示およびタッチ入力が可能な構成となっている。また、入力表示パネル2を囲
む筐体5の縁辺には、電源スイッチを含む各種の操作スイッチ、および、電源ケーブルや各種の接続ケーブルの接続用のコネクタ等が必要に応じて設けられている。入力表示パネル2の背面側には、CPU6(図2参照)および各種デバイスが実装された回路基板や電源装置などを含む各種のハードウェアが搭載されている。
図2は動画編集装置の制御系の概略構成を示すブロック図である。動画編集装置1の制御部7(制御手段)は、上述のCPU6などの演算処理ユニットと、制御に必要な各種プログラムやデータを記憶している記憶部8(記憶手段)を備えている。記憶部8は、フラッシュROMあるいはEEPROMなどの不揮発性メモリ、および、CPU6などによる処理の際にワークエリアとして機能するRAMなどから構成されており、必要に応じて、HDDやSSDなどの補助記憶装置をその一部として利用することもできる。また、制御部7には、CPU6からの描画命令に従って表示すべきイメージの描画データを生成し、この描画データに基づいて液晶ディスプレイ3にイメージを表示させる処理を行うビデオコントローラ9が設けられている。
制御部7には、I/Oコントローラ(図示省略)を介して、タッチパネル4からの入力信号が入力されると共に、入出力ケーブルからの入力信号、あるいは、各種操作スイッチからの操作信号が入力される。制御部7は、これらの入力信号や操作信号に基づき、必要なプログラムやデータを読み込んで、動画編集装置1の各部を制御する。また、動画編集装置1に無線通信や通信ケーブルを介して通信を行うための通信モジュールを搭載した場合には、この通信モジュールを介して、制御部7と外部装置との間で各種の制御信号やデータの送受信を行うことができる。
なお、動画編集装置1の形態は、上記のような形態に限定されず、適宜変更可能である。例えば、上記のタブレット型コンピュータからなる本体部分にHDDや他の装置を接続可能にしておき、必要に応じてこれらの装置からデータを取得できるように構成してもよい。また、入力表示パネル2を有するタブレット型端末と制御部7および記憶部8を有する本体部分とを別体に構成しておき、これらを接続ケーブルや無線通信などを介して通信可能に構成し、必要に応じて本体部分に設けられた入力手段と端末に設けられた入力手段を利用してもよい。また、表示画面および入力手段を有する各種のコンピュータ装置に、本実施形態の検索方法を実行する機能を提供する動画編集アプリケーションプログラムを搭載した構成としてもよい。
(動画編集におけるフレーム画像の検索方法)
動画編集装置1の記憶部8には、本実施形態の検索方法を用いて動画編集を行うための動画編集アプリケーションプログラムが記憶されている。制御部7は、タッチパネル4等から動画編集アプリケーションプログラムの実行を指示する入力が行われると、この入力に基づき、動画編集アプリケーションプログラムを読み込む。そして、このプログラムに基づき、記憶部8に記憶されている動画データのリストを示す入力画面を液晶ディスプレイ3に表示する。タッチパネル4においていずれかの動画データを選択する旨のタッチ入力が行われると、制御部7は、選択された動画データを編集対象に決定し、この動画データを読み込む処理を行う。なお、アクセス可能な外部記憶装置内の動画データをタッチ入力によって検索可能にしておき、外部記憶装置から編集対象の動画データを読み込むことも可能である。
動画編集アプリケーションプログラムは、以下に説明する各検索方法により、動画の中から特定の部分を探し出して指定するための検索機能を提供している。検索対象は、動画中の特定のフレーム画像あるいは特定の範囲を示すフレーム画像が想定されている。例えば、シーンの切り換わり位置などで動画を分割するための分割位置を示すフレーム画像が想定されている。また、動画における特定の部分を切り出す切り出し作業、あるいは、特
定の部分を削除する削除作業を行うにあたって、対象となる部分の始点および終点を示すフレーム画像が想定されている。なお、検索対象は、これらのフレーム画像に限定されるものではなく、任意のフレーム画像を検索対象とすることができる。
(1)動画の分割処理における分割位置の検索方法
図3は動画を所定の位置で分割する場合の分割位置を示すフレーム画像の検索方法を示す説明図であり、図4は図3の検索方法を実行する際の処理の流れを示すフローチャートである。以下、これらの図を参照しながら、分割位置を示すフレーム画像の検索方法を説明する。制御部7は、液晶ディスプレイ3に表示したメニュー画面等から、編集対象の動画に対して分割作業を行う旨のタッチ入力が行われると、動画編集アプリケーションプログラムに基づき、図4のフローチャートの処理を開始する。
制御部7は、まず、ステップS1(初期設定工程)において、検索対象とする母集団の初期設定を行う。具体的には、編集対象として読み込まれた動画の先頭から末尾までの全範囲を母集団とする設定を行う。なお、ステップS1では、このように、分割作業の開始を指示する旨の入力に基づいて、現在編集対象となっている動画データ全体を自動的に母集団として設定するほか、ユーザーに動画の一部を指定させ、指定された動画の一部分のみを最初の母集団として設定することができるように構成してもよい。
続いて、制御部7は、ステップS2に進み、母集団を構成するフレーム画像数と、この後に続くステップS3におけるフレーム画像の抽出数N(予め設定した数)との比較判定を行う。母集団のフレーム画像数がNよりも大きい場合(ステップS2:Yes)には、ステップS3に進む。一方、母集団のフレーム画像数がN以下の場合(ステップS2:No)には、制御部7は、フレーム画像を絞り込む必要がないと判断し、後述するステップS8に進む。
続いて、制御部7は、ステップS3(抽出工程)に進み、母集団である動画から、予め設定した抽出規則に従って予め設定した抽出数(N個)のフレーム画像を抽出する処理を行う。本実施形態では、母集団となっている動画の中のどの位置にあるかわからないフレーム画像をユーザーに見つけさせるにあたって、この動画の全範囲から均等にフレーム画像を抽出する処理を行う。具体的には、母集団となっている動画の先頭および末尾のフレーム画像を抽出すると共に、動画全体を均等にN−1分割することにより生じるN−2個の分割点の位置を算出し、各分割点におけるフレーム画像を抽出する。これにより、母集団の全範囲にわたって等間隔に配置されたN個のフレーム画像を抽出できる。
図3(a)に、初回のステップS3による抽出結果の例を示す。図3(a)に示す例では、編集対象の動画が1秒あたり30枚のフレーム画像によって構成されており、全体の長さは30分である。また、フレーム画像の抽出数Nについては、後述するステップS4(一覧表示工程)における各フレーム画像のサムネイルの表示サイズを考慮して、N=8に設定している。この場合、母集団を構成するフレーム画像数は30×60×30=54000枚である。そこで、これらを表示順に並べた配列を7分割(N−1分割)した場合の各分割点のフレーム画像を抽出する。これにより、図3(a)に示すように、フレーム画像F02〜F07として、7714番目、15428番目、23142番目、30857番目、38571番目、46285番目の各フレーム画像が抽出される。そして、これらに、母集団である動画の先頭および末尾のフレーム画像F01、F08として、1番目および54000番目のフレーム画像を抽出して加えることにより、合計8個のフレーム画像F01〜F08が抽出される。
この例では、母集団のフレーム画像列からのフレーム画像の抽出間隔は54000÷7=7714.28・・・となって分割位置が整数にならないため、分割位置の直前もしく
は直後のフレーム画像を、分割位置に対応するフレーム画像として適宜抽出することにより、抽出間隔をほぼ等間隔としている。また、この例では、フレーム画像F01として動画の1枚目のフレーム画像を用いる代わりに、動画が開始する前に表示されるタイトル画像などを0枚目のフレーム画像として扱い、この画像を先頭のフレーム画像F01として用いても良い。
次に、制御部7は、ステップS4(一覧表示工程)に進む。ステップS4では、抽出したN個(図3に示す例では8個)のフレーム画像のそれぞれについてサムネイルを生成し、これらを時系列に従って一列に並べた配列リストR0(配列表示:図3、図5参照)を入力表示パネル2に一覧表示する処理を行う。そして、ステップS5(絞り込み工程の一部)に進み、表示した配列リストR0に対するタッチ入力が行われるか、あるいは、他の入力が行われるのを待つ待機状態に入る。
図5は、一覧表示中のアプリケーション画面の一例を示す説明図である。このように、本実施形態の動画編集アプリケーションプログラムは、動画を分割する作業を行うときには、入力表示パネル2の下端の表示位置に、生成したサムネイルの配列リストR0を、入力表示パネル2の横幅一杯の長さで表示する。そして、その上部には、動画の再生画面を表示したままにしておく。なお、動画の再生画面を省略して、サムネイルの配列リストR0のみを画面に表示してもよく、他の動画情報と共に表示しても良い。また、サムネイルの配列位置および配列方向を変更してもよい。例えば、サムネイルを縦一列あるいは斜めに一列に並べた表示としてもよいし、円弧状や円環状などの配列形状で表示してもよい。
ユーザーは、ステップS4で表示されたサムネイルの配列リストR0を検討して、分割位置が含まれる範囲を選択するためのタッチ入力を行う。例えば、本実施形態では、母集団に設定されている動画を7分割しているため、この分割区間単位で、動画を切り分けるための分割位置が含まれる範囲を指定することができる。例えば、隣接するサムネイル間の任意の位置へのタッチ入力(選択入力)を行うことにより、このタッチ入力位置を含む区間を選択することができる。
ステップS5の待機状態において動画の範囲を選択するためのタッチ入力が行われると、制御部7は、ステップS6(絞り込み工程の一部)に進む。制御部7は、ステップS6において、タッチ入力の内容に基づき、選択された部分の判定を行う。例えば、図3(a)において矢印A1で示すように、配列リストR0上におけるフレーム画像F05、F06を示す2つのサムネイル間の位置へのタッチ入力が行われると、制御部7は、このタッチ入力位置を含む所定の部分、例えば、タッチ入力位置の前後のサムネイルに対応するフレーム画像F05からF06までの区間が選択されたと判定する。そして、ステップS7(絞り込み工程の一部)へ進む。ステップS7では、選択された範囲を新たな母集団として再設定する処理を行う。そして、ステップS2に戻り、母集団を構成するフレーム画像数がNよりも大きければ(ステップS2:Yes)、再びステップS3に進む。
制御部7は、ステップS3の処理を再度行うにあたって、現時点での母集団(フレーム画像F05からF06までの範囲)に対して、前回と同様に、母集団全体にわたって等間隔に配置されたN個のフレーム画像を抽出する処理を行う。図3(b)に、2回目のステップS3による抽出結果の例を示す。この場合、30857番目から38571番目までのフレーム画像が母集団であるため、初回の抽出工程と同様に、これを7分割した場合の各分割点のフレーム画像を抽出する。これにより、図3(b)に示すように、フレーム画像F12〜F17として、31959番目、33061番目、34163番目、35265番目、36367番目、37469番目の各フレーム画像が抽出される。そして、これに母集団の先頭および末尾のフレーム画像F11、F18として、30857番目および38571番目のフレーム画像を加えることにより、合計8個のフレーム画像F11〜F
18が抽出される。
続いて、制御部7は、2回目のステップS4に進み、1回目と同様に、フレーム画像F11〜F18のサムネイルの配列リストR1を生成して入力表示パネル2に表示し、2回目のステップS5に進んで待機状態に入る。そして、範囲選択のためのタッチ入力が行われると、2回目のステップS6に進み、選択範囲を判定する。例えば、図3(b)において矢印A2で示すように、フレーム画像F12、F13の間の位置に対してタッチ入力が行われると、制御部7は、フレーム画像F12からF13までの範囲が選択されたと判定する。そして、2回目のステップS7に進み、選択されたフレーム画像F12からF13までの範囲を新たな母集団として再設定する処理を行う。そして、前回と同様にステップS2に戻る。そして、以下同様に、母集団のフレーム画像数がN以下(ステップS2:No)となるか、あるいは、ステップS5で範囲指定以外の他の入力が行われるまで、S2〜S7の処理を繰り返す。これにより、更に細かく動画を絞り込んでゆく。
ユーザーは、ステップS4の一覧表示工程が行われると、このステップで表示されたサムネイルの配列リストRn(n=0、1、2・・・)を確認する。そして、この配列リストRnの中に目的とするフレーム画像のサムネイルが含まれていると判断した場合には、このサムネイルを、動画の分割位置を示すサムネイルに決定する旨の入力を行うことができる。すなわち、ステップS5の待機状態では、動画編集装置1は、動画の範囲を絞り込むための選択入力の他に、分割位置を決定して検索を終了するための入力を受け付ける状態となっている。制御部7は、表示されたサムネイルのいずれかを選択して分割位置に設定する旨の入力が行われると、ステップS10に進み、入力内容に基づいて分割位置のフレーム画像を決定する。そして、検索が終了したと判断して、このフローチャートの処理を終了する。そして、検索結果を確認するか、検索結果に基づいて動画を分割する処理などに進む。なお、ステップS5で他の入力を行って検索処理の中断や母集団の変更などを適宜行うこともできる。
分割位置が決定されることなく、ステップS2〜S7の処理が繰り返されると、母集団に含まれるフレーム画像数がその回を追う毎に1/(N−1)の倍率で指数関数的に減少し、フレーム画像の抽出間隔が指数関数的に狭まってゆく。図3(c)に、3回目の抽出結果の例を示す。3回目は、フレーム画像F12、F13の間の位置に対してタッチ入力が行われたことに基づき、フレーム画像F21〜F28が抽出されている。図3に示すように、1回目の抽出工程ではフレーム画像F01〜F08の抽出間隔が7714フレーム毎であったのに対し、2回目では1102フレーム、3回目では157フレーム毎となっている。同様に処理を続けると、4回目では抽出間隔が22フレーム毎、5回目では3フレーム毎となるため、5回目に生成されたサムネイルの配列表示に対して範囲を選択する旨のタッチ入力を行うと、母集団がフレーム画像4個まで絞り込まれる。
このように、母集団の構成要素数がフレーム画像の抽出数N以下となった場合(ステップS2:No)には、母集団に含まれる全てのフレーム画像のサムネイルを一覧表示することが可能となる。そこで、この場合には、更に抽出工程を行う必要がないと判断し、ステップS8に進む。ステップS8では、現時点の母集団を構成する全てのフレーム画像についてサムネイルを生成し、これらを時系列に従って一列に並べた配列リストを入力表示パネル2に一覧表示する。そして、ステップS9に進み、待機状態に入る。ステップS9では、分割位置を決定するための入力や他の入力を受け付ける状態となっている。制御部7は、表示されたサムネイルのいずれかを選択して分割位置に設定する旨のタッチ入力が行われると、ステップS10に進み、入力内容に基づいて分割位置のフレーム画像を決定する。そして、検索が終了したと判断して、このフローチャートの処理を終了する。
以上のように、この検索方法では、指数関数的にフレーム画像数を絞り込んでゆくため
、30分の動画(フレーム画像数54000)であれば、フレーム画像の配列表示に対する選択入力を最大限5回(N=8の場合)行うのみで、フレーム画像検索の最終段階まで進むことができる。従って、従来のスクロールやコマ送りによってフレーム画像を確認してゆく方法に比べると、格段に少ない操作量で目的とするフレーム画像を検出できる。また、コマ送りやスクロールなどの微細な操作を行う必要がなく、一覧表示されたサムネイルを検討して目的に近い部分をタッチ入力するだけでよいため、検索作業が簡単であり、ユーザーの負担も少ない。従って、短時間で効率的に検索を行うことができ、使い勝手も良い。加えて、検索完了までに表示するサムネイルの数がそれほど多くないため、サムネイルの生成および配列表示のための処理負荷が小さいという利点もある。
なお、この検索方法は、動画を分割するための分割位置を示すフレーム画像の検索を行う場合だけでなく、任意のフレーム画像の検索に適用できる。この場合には、目的とするフレーム画像のサムネイルを含む配列表示が出現した時点でこのフレーム画像を選択する入力を行って検索処理を終了し、検出したフレーム画像を用いた他の処理に適宜移行すればよい。
(2)動画の一部を削除もしくは切り出す処理における始点および終点の検索方法
図6は動画から所定の範囲を削除もしくは切り出す場合の当該範囲の始点および終点の検索方法を示す説明図である。また、図7は図6の検索方法を実行する際の処理の流れを示すフローチャートである。以下、これらの図を参照しながら、動画における所定の範囲の始点および終点のフレーム画像の検索方法を説明する。制御部7は、液晶ディスプレイ3に表示したメニュー画面等から、編集対象の動画に対してその一部の切り抜き作業もしくは削除作業を行う旨のタッチ入力が行われると、動画編集アプリケーションプログラムに基づき、図7のフローチャートの処理を開始する。
制御部7は、まず、ステップS11〜14を行う。ステップS11〜S14は、上述したステップS1〜S4と同様であるため、説明を省略する。図6(a)に、初回のステップS13による抽出結果の例を示す。ステップS3と同様に、1番目もしくは0番目(タイトル画像)、7714番目、15428番目、23142番目、30857番目、38571番目、46285番目、54000番目の合計8個のフレーム画像G01〜G08が抽出されている。また、ステップS14では、ステップS4と同様に、図5に示す態様、あるいは、他の配列形状にサムネイルを並べた態様で、フレーム画像G01〜G08のサムネイルを一列に並べた配列リストL0が一覧表示されている。
続いて、ステップS15(絞り込み工程の一部)に進み、ステップS5と同様に、表示した配列リストL0に対してタッチ入力が行われるか、あるいは、他の入力が行われるのを待つ待機状態に入る。ユーザーは、配列リストL0を検討して、目的とする範囲(切り抜くべき/削除すべき範囲)の始点および終点が含まれる部分を選択するための入力を行う。例えば、本実施形態では、始点に最も近いと思われるサムネイルから、終点に最も近いと思われるサムネイルまでの範囲をタッチパネル4上でなぞることにより、この範囲を指定する入力を行うことができる。
ステップS15の待機状態において、動画の範囲を選択するためのタッチ入力が行われると、制御部7は、ステップS16に進む。ステップS16において、制御部7は、タッチ入力の内容に基づき、選択された部分の判定を行う。例えば、図6(a)において矢印Bで示すように、配列リストL0上におけるフレーム画像G04からG06までの区間をなぞる入力が行われると、制御部7は、この入力に基づき、なぞった区間の始点および終点付近の各範囲を抽出する。具体的には、なぞった区間の先頭およびその直前のサムネイルによって規定される範囲(第1の範囲)を、始点周辺の範囲として抽出する。図6(a)の例では、フレーム画像G03からG04までの範囲を選択範囲として抽出する。一方
、なぞった区間の末尾およびその直後のサムネイルによって規定される範囲(第2の範囲)を、終点周辺の範囲として抽出する。図6(a)の例では、フレーム画像G06からG07までの範囲を選択範囲として抽出する。あるいは、選択したい動画の範囲が狭い場合には、1つのサムネイルのみをタッチして範囲を指定することができる。この場合には、指定された範囲にサムネイルが1つしかないため、このサムネイルを先頭かつ末尾のサムネイルとして扱う。すなわち、指定したサムネイルとその直前のサムネイルの間の区間を始点を含む範囲として扱い、指定したサムネイルとその直後のサムネイルの間の区間を終点を含む範囲として扱うことができる。
続いて、制御部7は、ステップS17(絞り込み工程の一部)へ進み、上記の2つの選択範囲を、新たな母集団として再設定する処理を行う。そして、ステップS18に進む。ステップS18では、ステップS2と同様に、母集団を構成するフレーム画像数がNよりも大きければ(ステップS18:Yes)、ステップS19に進む。なお、ステップS12およびステップS18において、母集団のフレーム画像数がN以下の場合(ステップS12:No/ステップS18:No)には、フレーム画像を絞り込む必要がないため、検索の最終過程であるステップS24に進み、上記のステップS8と同様に、母集団を全て一覧表示する。
制御部7は、ステップS19(抽出工程)に進むと、ステップS17で設定した新たな母集団である第1の範囲(始点付近)および第2の範囲(終点付近)から、それぞれN/2個のフレーム画像を抽出することにより、合計でN個のフレーム画像を抽出する。すなわち、本実施形態ではN=8であるため、各範囲からそれぞれ4個のフレーム画像を抽出する。各範囲からのフレーム画像の抽出方法は、ステップS3と同様の方法を用いる。すなわち、各範囲の始点および終点、ならびに、各範囲を等間隔に3分割(N/2−1分割)して、2つの分割点の位置を算出し、各分割点におけるフレーム画像を抽出する。
図6(b)に、ステップS19による抽出結果の例を示す。上述したように、第1の範囲はフレーム画像G03(15428番目)からG04(23142番目)までの範囲であるため、15428番目、17999番目、20570番目、23142番目の4つのフレーム画像G11〜G14が抽出される。同様に、第2の範囲はフレーム画像G06(38571番目)からG07(46285番目)までの範囲であるため、38571番目、41142番目、43713番目、46285番目の4つのフレーム画像G15〜G18が抽出される。
次に、制御部7は、ステップS20(一覧表示工程)に進み、ステップS4、S14と同様に、抽出したN個(本実施形態では8個)のフレーム画像のそれぞれについてサムネイルを生成し、これらを時系列に従って一列に並べた配列リストL1を入力表示パネル2に一覧表示する。続いて、ステップS21(絞り込み工程の一部)に進んで待機状態に入る。そして、範囲選択のための入力が行われると、当該入力に基づき、ステップS22、S23に進む。ステップS22、S23では、ステップS16、S17と同様の処理を行い、入力結果に基づいて始点付近および終点付近について更に範囲を絞り込む。そして、ステップS18に戻る。その後は、以下同様に、母集団のフレーム画像数がN以下(ステップS18:No)となるか、あるいは、ステップS21(待機状態)で範囲指定以外の他の入力が行われるまで、S18〜S23の処理を繰り返す。これにより、更に細かく始点付近および終点付近の動画を絞り込んでゆく。
ユーザーは、ステップS20の一覧表示工程が行われると、このステップで表示されたサムネイルの配列リストLn(n=0、1、2・・・)を確認する。そして、この配列リストLnの中に始点および終点とすべきフレーム画像のサムネイルが含まれていると判断した場合には、ステップS21の待機状態において、それらを始点および終点に決定する
旨の入力を行うことができる。制御部7は、この入力が行われると、ステップS26に進み、入力内容に基づいて始点および終点のフレーム画像を決定する。そして、検索が終了したと判断して、このフローチャートの処理を終了する。そして、検索結果を確認するか、検索結果に基づいて切り抜き処理あるいは削除処理を行う。なお、ステップS5と同様に、他の入力を行って検索処理の中断や変更などを適宜行うこともできる。
始点および終点が決定されることなく、ステップS18〜S23の処理が繰り返されると、母集団に含まれるフレーム画像数がその回を追う毎に1/((N/2)−1)の倍率で指数関数的に減少し、フレーム画像の抽出間隔が指数関数的に狭まってゆく。図6(c)に、3回目の抽出結果の例を示す。G13(20570番目)からG16(41142番目)までの範囲が選択されたことに伴い、フレーム画像G21〜G28が抽出されている。図3に示すように、1回目の抽出工程ではフレーム画像G01〜G08の抽出間隔が7714フレーム毎、2回目では2571フレーム毎であったのに対し、3回目では857フレーム毎となっている。同様に処理を続けると、4回目では285フレーム毎、5回目では95フレーム毎、6回目では31フレーム毎、7回目では10フレーム毎、8回目では3フレーム毎となるため、8回目に生成されたサムネイルの配列表示に対して範囲を選択する旨のタッチ入力を行うと、母集団がフレーム画像8個まで絞り込まれる。そこで、次のステップS18の判定でNo判定となり、検索の最終過程であるステップS24へ進むことになる。すなわち、制御部7は、ステップS24において、ステップS8と同様に母集団の全てを一覧表示した後、ステップS25に進んで待機状態に入る。そして、ユーザーの入力に基づいてステップS26に進み、上述したように、始点および終点を決定する処理を行って検索を終了する。
以上のように、この検索方法では、始点周辺および終点周辺の各範囲について指数関数的にフレーム画像数を絞り込んでゆくため、30分の動画(フレーム画像数54000)であれば、フレーム画像の配列表示に対する選択入力を最大限8回(N=8の場合)行うのみで、フレーム画像検索の最終段階まで進むことができる。従って、(1)の分割位置検索と同様に、従来よりも格段に少ない操作量で、簡単かつ効率的に始点および終点を検出でき、処理負荷が小さいという利点が得られる。加えて、この方法では、始点および終点を同時に検索できるため、より効率的である。
なお、この検索方法は、1つの範囲の始点および終点を検索する方法であったが、検索対象を始点および終点以外の互いに無関係な2つのフレーム画像とすることも可能である。例えば、サムネイルの配列リストに対して範囲入力を行う代わりに2箇所タッチ入力を行うものとし、2つのフレーム画像を同時に検索することができる。また、上記の方法では、なぞった範囲の先頭とその直前、および、なぞった範囲の末尾とその直後の2組の隣接するサムネイルによって規定される範囲の動画を抽出して新たな母集団に設定しているが、なぞった範囲の先頭とその直後、および、なぞった範囲の末尾とその直前の2組の隣接するサムネイルによって規定される範囲を抽出してもよい。また、なぞった範囲に基づき、他の範囲の動画部分を抽出してもよい。
参考形態1
参考形態1は、画像処理における調整値の決定方法(調整値検索方法)である。この方法は、上述した動画編集装置1と同じ構成の装置に、調整値検索方法を実行する機能を提供する画像処理アプリケーションプログラムを記憶させることにより実行できる。このプログラムを制御部に読み込み、画像データのリストの中から編集対象の画像を選択する旨の入力を行って、画像処理を行う画像データを読み込む。
画像処理アプリケーションプログラムは、画像における特徴量を変更する処理を行うにあたって、特徴量の値を微少量ずつ変化させた多数の候補画像を想定し、これらの中から
、以下に説明する検索方法によって目的とする画像を検索することにより、目的とする画像処理を効率的に行う。特徴量としては、画像の色相、明度、飽和度(コントラスト)、解像度、あるいは他のエフェクトの度合いを示す指標値などの各種の値が想定されている。
(画像調整における調整値の決定方法(調整値検索方法))
まず、実施形態1のステップS1と同様に、母集団を設定する。画像処理アプリケーションは、調整すべき特徴量の調整可能範囲の全範囲、あるいはその一部を母集団として設定する。ここで、特徴量の調整を離散的に行う場合には、候補画像数(母集団を構成する画像数)が有限となるため、母集団を構成する画像数に応じて最終選択までの工程数が決まる。そこで、この場合には、実施形態1における分割位置の検索方法と同様に、母集団からの候補画像の抽出(抽出工程)、サムネイルの配列リストの表示(一覧表示工程)、範囲選択および母集団の再設定(絞り込み工程)を行って、目的とする画像が配列リスト中に出現するまで、特徴量の値の範囲を絞り込んでゆくことができる。一方、特徴量を連続的に変更できる場合には、理論的には候補画像数が無限大となる。そこで、この場合には、実施形態1のステップS2で行った母集団の構成要素数の判定を省略する。
図8に、色相調整を行う場合の配列リストの表示例を示す。図8(a)は、1回目の抽出工程によって抽出された配列リストの表示例である。このように、1回目の一覧表示工程では、少しずつ色相を変えた画像を抽出し、色相環に沿って環状に表示している。色相調整の場合、色相環上の位置を角度値で示すことができるため、1回目の抽出では、360度の角度範囲を表示可能なサムネイル数で等分割した各分割点の値を算出し、各分割点に対応する色相の画像のサムネイルを生成して配列表示する。また、図8(b)は、2回目の抽出工程によって抽出された配列リストの表示例である。図8(a)において矢印C1で示した位置をタッチ入力した場合には、この位置を含む所定の角度範囲を母集団に設定し、抽出したサムネイルを2回目の一覧表示工程で円弧状に表示することができる。なお、図8(a)において矢印C2で示すように所定の角度範囲をなぞって入力し、この角度範囲を次の母集団としてもよい。また、表示する際の配列形状は適宜変更可能であり、直線状や他の形状にすることもできる。
ユーザーは、希望する画像のサムネイルが表示された場合には当該サムネイルを選択して検索を終了もしくは中断させることができる。検索を中断して大画面などで画像を確認させ、更に検索を行うか、あるいは、ここで検索を終了するかを選択できるようにしてもよい。
以上のように、参考形態1の方法では、画像の特徴量を調整するにあたって、特徴量を少しずつ変えた画像を一覧表示できる。従って、特徴量の調整と画像確認とを交互に何回も行いながら試行錯誤する従来の調整方法と比べて、効率的に調整値を決定できる。また、スクロールによる微調整や調整値の入力などの微細で手間のかかる作業を全く行うことなく調整値を決定できるため、簡単且つ効率的に画像調整を行うことができる。なお、画像調整アプリケーションの機能を、実施形態1の動画編集アプリケーションに組み込んでおき、編集中のフレーム画像に対する画像調整をこの方法で行っても良い。
参考形態2
参考形態2は、交通機関の運行便検索方法である。この方法も、上述した動画編集装置1と同じ構成の装置に、運行便検索方法を実行する機能を提供する運行便検索アプリケーションプログラムを記憶させることにより実行できる。このプログラムを制御部に読み込み、路線や搭乗区間などを入力することにより、予め記憶している時刻表データから、該当するデータを読み込む。運行便検索アプリケーションプログラムは、読み込んだ運行便リストの中から、以下に説明する検索方法によって目的とする運行便を検索する。
(運行便検索方法)
まず、実施形態1のステップS1と同様に、母集団を設定する。上述した路線や搭乗区間に加えて、搭乗日、おおまかな搭乗時間範囲などを入力すると、運行便検索アプリケーションプログラムは、該当する運行便の全データを母集団に設定する。運行便検索アプリケーションプログラムは、この母集団に対し、実施形態1における分割位置の検索方法と同様に、母集団からの運行便候補の抽出(抽出工程)、運行便を時系列に沿って並べた配列リストの表示(一覧表示工程)、範囲選択および母集団の再設定(絞り込み工程)を行う。そして、目的とする運行便が配列リスト中に出現するまで、運行便を絞り込んでゆくことができる。
運行便検索を行う場合には、運行便の情報を示す表示を時系列に沿って並べた配列リストを生成して表示する。表示する運行便の抽出は、母集団の発着時間範囲を等分割した各分割点に最も近い便と、母集団の中で最も早い時刻および最も遅い時刻の各便とすることができる。なお、配列方向は、横一列、縦一列、斜め一列などの各種の方向とすることができる。ユーザーは、希望する条件に合った運行便が表示された場合には当該運行便を選択して、検索を終了もしくは中断させることができる。検索を中断して選択した便の詳細情報を表示し、更に検索を行うか、あるいは、ここで検索を終了するかを選択できるようにしてもよい。
以上のように、参考形態2の方法では、多数の発着便が設定されている場合に、これらの中から絞り込んでゆく作業を効率的に行うことができる。なお、乗り継ぎ検索などにおいて、乗り継ぎ位置への到着便とそこからの出発便の検索などを行う際に、参考形態2の運行便検索を補助的に利用できるようにすれば、効率的に希望に合った運行便の組み合わせを見つけることができる。
なお、本発明の検索方法と同様に、所定の配列基準に従って配列可能な一連の候補データの検索を以下のように行うことができる。すなわち、所定の配列基準に従って配列可能な一連の候補データを母集団に設定する処理と、この中から予め設定した抽出規則に従って予め設定した数の候補データを抽出する処理と、抽出結果をサムネイルなどの代表表示の形態で並べて一覧表示する処理とを行って、一覧表示した配列表示の一部をユーザーに選択させるための待機状態に入る。そして、選択入力が行われると、選択された部分に対応する母集団の部分を新たな母集団とするように母集団の再設定を行う。その後は、一覧表示された代表表示の中に目的とするものが見つかるなどの理由により、検索を終了もしくは中断する旨の入力が行われるか、もしくは、設定された母集団の数が少ないなどの理由によって更なる抽出工程が必要でないと判断されるまで、予め設定した数の候補を抽出する処理、一覧表示処理、母集団の絞り込み処理、の3工程を繰り返す。この検索方法により、各種の候補データから、効率的に目的とする候補データを検索することができる。
(改変例)
(1)上記各形態では、母集団から一覧表示するためのN個の候補データ(フレーム画像、調整過程の画像、運行便など)を抽出するにあたって、母集団の範囲をN−1に等分割して各分割点に対応する候補データを抽出し、これに母集団の先頭および末尾の候補を加えたものを抽出しているが、他の抽出規則に従って候補データの抽出を行うこともできる。例えば、等分割とは異なる分割比率を予め設定しておき、この分割比率に従って母集団を分割して各分割点の候補データを抽出し、これらを含む候補データを一覧表示してもよい。例えば、母集団の先頭付近および末尾付近などの各種の位置で、分割区間の幅を他の位置よりも狭く、あるいは広くすることができる。また、特定の候補データを優先して抽出したり、逆に排除するなどの規則を加えることも可能である。例えば、参考形態2の例において、分割位置の直前および直後に急行便と普通便があった場合には、急行便を優先
して抽出するなどの規則を設けることもできる。
(2)上記各形態では、タッチパネル4への入力によって候補データの選択を行っているが、画面上に表示したカーソルをマウスやタッチパッド、キーボードなどを用いて動かすなどの各種の入力方法で選択入力を行うことができる。
(3)上記各形態では、本発明の検索方法により、検索の最終段階まで進むようにしているが、一定段階まで絞り込んだ後は、他の検索方法に移行する構成としてもよい。また、適宜前工程に戻ることを可能にして自由度を高めることにより、使い勝手を良好にすることができる。
1…動画編集装置
2…入力表示パネル
3…液晶ディスプレイ
4…タッチパネル
5…筐体
6…CPU
7…制御部
8…記憶部
9…ビデオコントローラ
F01〜F08…フレーム画像
F11〜F18…フレーム画像
F21〜F28…フレーム画像
G01〜G08…フレーム画像
G11〜G18…フレーム画像
G21〜G28…フレーム画像
L0、L1、L2…配列リスト
R0、R1、R2…配列リスト

Claims (6)

  1. 検索対象を指定もしくは検索開始を指示する入力に基づき、制御手段が、所定時間毎に順次切り換え表示される多数のフレーム画像によって構成される動画を検索対象の母集団として設定する処理を行う初期設定工程と、
    前記制御手段が、前記母集団として設定されている前記動画の全範囲にわたって分散するように設定されている予め設定した数の抽出位置から、前記予め設定した数のフレーム画像を抽出する処理を行う抽出工程と、
    前記制御手段が、前記抽出工程で抽出した各フレーム画像のサムネイルを、当該各フレーム画像の表示順に従って一列に並べた配列表示を生成して、当該配列表示を一画面に一覧表示する処理を行う一覧表示工程と、
    前記制御手段が、前記配列表示の一部を選択するための選択入力が行われるのを待機し、当該選択入力が行われると、当該選択入力に基づいて前記配列表示のどの部分が選択されたかを判断し、当該選択された部分に対応する前記動画の範囲を新たな母集団に設定する処理を行う絞り込み工程と、を行い、
    前記制御手段は、前記母集団を設定した場合には、検索を終了もしくは中断させるための入力が行われるか、もしくは、前記母集団を構成するフレーム画像数が前記予め設定した数以下になったと判断するまで、前記抽出工程、前記一覧表示工程、前記絞り込み工程、の3工程を繰り返し、
    前記制御手段は、前記母集団を構成するフレーム画像数が前記予め設定した数以下であると判断すると、当該母集団を構成する全てのフレーム画像のサムネイルを一列に並べた配列表示を一覧表示する処理を行い、
    前記制御手段は、前記絞り込み工程において、前記配列表示における隣接する2つのサムネイル間の部分が選択されたと判断した場合には、当該隣接する2つのサムネイルに対応する2つのフレーム画像の一方を始点、他方を終点とする前記動画の範囲を、前記新たな母集団として設定することを特徴とする検索方法。
  2. 請求項1において、
    前記制御手段は、
    前記絞り込み工程において、
    前記配列表示におけるいずれかのサムネイルから他のサムネイルまでの区間が選択されたと判断した場合には、
    当該選択された区間の先頭に位置するサムネイルおよびその直前に位置するサムネイルに対応する2つのフレーム画像を、前記動画における第1の範囲の始点および終点に設定すると共に、前記選択された区間の末尾に位置するサムネイルおよびその直後に位置するサムネイルに対応する2つのフレーム画像を、前記動画における第2の範囲の始点および終点に設定して、前記第1および前記第2の範囲を、前記新たな母集団として設定し、
    当該第1および第2の範囲を新たな母集団として設定した直後の前記抽出工程において、
    前記第1および第2の各範囲内にそれぞれ所定数ずつ分散するように設定されている前記予め設定した数の抽出位置から、前記予め設定した数の前記フレーム画像を抽出することを特徴とする検索方法。
  3. 請求項1または2に記載の検索方法により、検索対象の母集団となる多数のフレーム画像によって構成される動画の中から目的のフレーム画像を検索する検索装置であって、
    予め設定した数のフレーム画像のサムネイルを一列に並べた配列表示を一覧表示するための表示手段と、
    前記配列表示の一部を選択するための選択入力を受け付ける入力手段と、
    前記検索方法を実行するためのプログラムを記憶する記憶手段と、
    当該記憶手段から読み出したプログラムに基づき、前記検索方法における各工程を行うための処理を実行する制御手段とを有することを特徴とする検索装置。
  4. 請求項3において、
    前記表示手段は液晶表示パネルであり、
    前記入力手段は前記液晶表示パネルの表面に設置されたタッチパネルであり、
    前記制御手段は、
    前記絞り込み工程において、前記液晶表示パネルに一覧表示された前記配列表示の一部をタッチもしくはなぞる操作が行われた場合に、当該タッチされた部分もしくはなぞられた部分に対応する前記動画の範囲を、新たな母集団として設定することを特徴とする検索装置。
  5. 請求項1または2に記載の検索方法により、動画における編集箇所のフレーム画像を検索する動画編集装置であって、
    前記動画に含まれるフレーム画像のサムネイルを予め設定した数だけ一列に並べた配列表示を一画面に一覧表示するための表示手段と、
    前記配列表示の一部を選択するための選択入力を受け付ける入力手段と、
    前記検索方法を実行するためのプログラムを記憶する記憶手段と、
    当該記憶手段から読み出したプログラムに基づき、前記検索方法における各工程を行うための処理を実行する制御手段とを有することを特徴とする動画編集装置。
  6. 請求項5において、
    前記表示手段は液晶表示パネルであり、
    前記入力手段は前記液晶表示パネルの表面に設置されたタッチパネルであり、
    前記制御手段は、
    前記絞り込み工程において、前記液晶表示パネルに一覧表示された配列表示の一部をタッチもしくはなぞる操作が行われた場合に、当該タッチされた部分もしくはなぞられた部分に対応する前記動画の部分を、新たな母集団として設定することを特徴とする動画編集装置。
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