JP4888789B2 - カード処理装置およびカード挿入状態検知方法 - Google Patents

カード処理装置およびカード挿入状態検知方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4888789B2
JP4888789B2 JP2008039350A JP2008039350A JP4888789B2 JP 4888789 B2 JP4888789 B2 JP 4888789B2 JP 2008039350 A JP2008039350 A JP 2008039350A JP 2008039350 A JP2008039350 A JP 2008039350A JP 4888789 B2 JP4888789 B2 JP 4888789B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
detection sensor
length
transport mechanism
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008039350A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009199272A (ja
Inventor
俊一 新津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Computertechno Ltd
Original Assignee
NEC Computertechno Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Computertechno Ltd filed Critical NEC Computertechno Ltd
Priority to JP2008039350A priority Critical patent/JP4888789B2/ja
Publication of JP2009199272A publication Critical patent/JP2009199272A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4888789B2 publication Critical patent/JP4888789B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、透明部分を有するカードを取り扱うためのカード処理装置およびカード挿入状態検知方法の改良に関する。
透明部分を有するカードいわゆるスケルトンカードを取り扱うカード処理装置の一般的な構成例を図6に示す。
図6に示すカード処理装置100は、現金自動預け払い機等の一部として利用されるカード処理装置であり、カード搬送路101におけるカード挿入口102の周辺構造についてのみ簡略化して示している。
カード処理装置100は、カード搬送路101のカード挿入口102に設けられた光学式の挿入検知用センサS1と、挿入検知用センサS1から規定の間隔を置いてカード挿入方向の下流側に設けられた光学式の長さ検知用センサS2、および、カード搬送路101内のカード103に送りを掛けるためのローラ式あるいはベルト式のカード搬送機構104と、挿入検知用センサS1および長さ検知用センサS2からの信号に基いてカード搬送機構104の作動状態を制御する図示しない搬送コントローラを備える。
ここでは4個のローラ105を回転駆動してカード103に送りを掛ける構造のものについて示しているが、ローラに代わるベルトを利用してカード103に送りを掛ける構造のものもある。
カード103は、透明部分を有するスケルトンカードである。
現金自動預け払い機等で取り扱われるカード103にあっては、カード・リード&ライタでの検知に支障が生じないように、カード103上で透明とすることができる領域がISO規格によって決められているが、往々にして、ISO規格で許容された範囲を超えた透明部分を有するスケルトンカードが製造される場合があり、また、本来は現金自動預け払い機等に挿入すべきではない透明なカード、例えば、透明な会員証や透明なゲームカード等が誤って現金自動預け払い機等に挿入されるといった間違いが生じる場合がある。
現金自動預け払い機等で利用されるカード処理装置100では、カード挿入口102にカード103が差し込まれたことを挿入検知用センサS1が検知した時点で図示しない搬送コントローラがカード搬送機構104を駆動し、カード103の取り込みが自動的に開始されるようになっている。
図6では不透明部分103aの長さが規定の長さに達していないカード103について示しているが、このようなカード103であっても、カード挿入口102にカード103を差し込んだ時点で不透明部分103aの先端が挿入検知用センサS1を作動させるので、カード搬送機構104によるカード103の取り込み自体は可能である。
そして、カード103の搬送過程において、図示しない搬送コントローラが挿入検知用センサS1や長さ検知用センサS2からの信号に基いてカード103の不透明部分103aの長さを判定する。
ここで、不透明部分103aの長さが規定の長さに達していると判定された場合には、当該カード103は、少なくとも仕様上では適正なカードであると見做すことができるので、図示しない搬送コントローラは、カード搬送機構104によるカード103の取り込み処理を継続し、その後、カード103のバーコード,磁気ストライプ,ICチップ等の真贋判定や取り引きに関わる実質的な処理を実行する。
また、カード103の不透明部分103aの長さが規定の長さに達していないと判定された場合、つまり、図6に例示されるように、挿入検知用センサS1と長さ検知用センサS2の間にカード103の不透明部分103aが位置するような状況が生じた場合には、カード103の仕様自体が適正でないことを意味するので、図示しない搬送コントローラは、カード搬送機構104をカード排出方向に逆転駆動してカード挿入口102からカード103を排出するカード返却処理を実行することになる。
しかし、現金自動預け払い機等に挿入すべきではない透明なカード、例えば、透明な会員証や透明なゲームカード等を何らの悪意もなく利用客が誤ってカード挿入口102に差し込んでしまったような場合においては、カード搬送機構104によるカード103の取り込み作業が開始されてからでも、誤りに気付いた利用客が、カード搬送機構104の送りに抗してカード103を手動で引き抜くといったことが起こり得る。
そうした場合、挿入検知用センサS1と長さ検知用センサS2からの信号のみを利用した判定処理では、挿入検知用センサS1と長さ検知用センサS2の間にカード103の不透明部分103aが位置する結果として挿入検知用センサS1と長さ検知用センサS2が非検知の状態となっているのか(この場合、カード搬送路101内にカード103が残っている)、あるいは、誤りに気付いた利用客がカード103を手動で引き抜いた結果として挿入検知用センサS1と長さ検知用センサS2が非検知の状態となっているのか(この場合、カード搬送路101内にはカード103が実在しない)を搬送コントローラの側で適切に判定することはできない。
従って、図示しない搬送コントローラは、カード搬送路101内にカード103が残っていることによって生じる不都合、たとえば、利用客によるカード103の取り忘れや別のカード103の追加的な挿入で生じるジャミングの発生等を防止する必要上、実際にカード搬送路101内にカード103が残っているか否かに関わりなく、カード搬送機構104の逆転駆動によるカードの返却処理を実行しなければならなくなる。
この結果、誤りに気付いた利用客がカード103を手動で引き抜いた場合であってもカード搬送機構104の逆転駆動によるカードの返却処理が必ず実行されることになり、無意味な返却処理に時間を取られてカード処理装置100の運用効率が悪くなるといった弊害が生じる。特に、現金自動預け払い機等にあっては、多数の利用客が列をなして順番を待っている場合もあり、利用客の感情を害するといった不都合も生じてしまう。
スケルトンカードを取り扱うカード処理装置のセンサ機能に関わる不都合を改善する技術としては、例えば、特許文献1に開示されるように、スケルトンカードの磁気ストライプが通る経路、つまり、図6に示した構成例に対応させて言えば、不透明部分103aが通る経路に沿って受発光センサを配備したカード取扱装置が提案されているが、このものも、不透明部分103aの長さが規定の長さに達していないような状況下では、受発光センサのみを検知手段として利用している関係上、カード103の位置や所在の有無を判定することが困難となる。
また、カード自体の長さを判定するための技術としては、特許文献2に開示されるように、カードの搬送方向に沿って複数のセンサたとえば5つのセンサを配備し、各センサ間の間隔と検知信号との関係に基いてカードの長さを判定する媒体搬送判定装置が公知である。しかしながら、これらのセンサが仮に接触式のものであればカード103自体の長さは検知できてもカード103の不透明部分103aの長さを検知することはできないし(特許文献2ではセンサの構成が明確にされていない)、また、仮に光学式のセンサであるとすると、前記と同様の理由、つまり、光学式のセンサの間に不透明部分103aが位置したような状況下において、カード103の位置や所在の有無を判定することができないといった不都合がある(特許文献2ではセンサの構成が明確にされていない)。
特開2005−173947号公報(図3) 特開平3−260788号公報(第3図)
本発明の課題は、特に、透明部分を有するカードの取り扱いに際して無意味な返却処理によるカード処理装置の運用効率の低下を防止することのできるカード処理装置およびカード挿入状態検知方法を提供することにある。
本発明のカード処理装置は、カード搬送路のカード挿入口に設けられた光学式の挿入検知用センサと、挿入検知用センサから規定の間隔を置いてカード挿入方向の下流側に設けられた光学式の長さ検知用センサと、カード搬送路内のカードに送りを掛けるカード搬送機構と、前記挿入検知用センサおよび前記長さ検知用センサからの信号に基いて前記カード搬送機構の作動状態を制御する搬送コントローラとを備えたカード処理装置であり、前記課題を達成するため、特に、
前記挿入検知用センサと前記長さ検知用センサとの間のカード搬送路上にカードが透明であるか不透明であるかに関わりなくカードの存在の有無を検知するカード検知用センサを配備すると共に、
前記搬送コントローラには、
前記挿入検知用センサからのカード検知信号を受けて前記カード搬送機構をカード挿入方向に駆動するカード取り込み制御手段と、
前記挿入検知用センサからの信号と前記長さ検知用センサからの信号とに基いてカードの不透明部分の長さが規定の長さに達しているか否かを判定する長さ判定手段と、
前記長さ判定手段によってカードの不透明部分の長さが規定の長さに達していると判定された場合には前記カード搬送機構によるカードの取り込みを継続する一方、カードの不透明部分の長さが規定の長さに達していないと判定された場合には、更に、前記カード検知用センサによってカードが検知されているか否かを判定し、カードが検知されていれば前記カード搬送機構をカード排出方向に駆動してカード挿入口からカードを排出してから前記カード搬送機構を初期状態に復帰させ、カードが検知されていなければ、前記カード搬送機構を直ちに初期状態に復帰させるカード返却動作規制手段を備えたことを特徴とする構成を有する。
また、本発明のカード挿入状態検知方法は、カード搬送路のカード挿入口に設けられた光学式の挿入検知用センサと、前記挿入検知用センサから規定の間隔を置いてカード挿入方向の下流側に設けられた光学式の長さ検知用センサと、カード搬送路内のカードに送りを掛けるカード搬送機構とを備えたカード処理装置のカード挿入状態検知方法であり、前記と同様の課題を達成するため、特に、
前記挿入検知用センサからのカード検知信号に基いて前記カード搬送機構をカード挿入方向に駆動させた後、
前記挿入検知用センサからの信号と前記長さ検知用センサからの信号を監視することによってカードの不透明部分の長さが規定の長さに達しているか否かを判定し、
カードの不透明部分の長さが規定の長さに達していれば、前記カード搬送機構によるカードの取り込みを継続させる一方、
カードの不透明部分の長さが規定の長さに達していなければ、更に、前記挿入検知用センサと前記長さ検知用センサとの間のカード搬送路上に配備されカードが透明であるか不透明であるかに関わりなくカードの存在の有無を検知するカード検知用センサからの信号に基いてカードの存在の有無を検知し、
カードが検知されていれば、前記カード搬送機構をカード排出方向に駆動してカード挿入口からカードを排出してから前記カード搬送機構を初期状態に復帰させ、カードが検知されていなければ、前記カード搬送機構を直ちに初期状態に復帰させることを特徴とした構成を有する。
本発明のカード処理装置およびカード挿入状態検知方法は、挿入検知用センサと長さ検知用センサとの間のカード搬送路上に配備されカードが透明であるか不透明であるかに関わりなくカードの存在の有無を検知するカード検知用センサによってカードの有無を判定し、カードが検知されている場合に限ってカード搬送機構をカード排出方向に駆動してカード挿入口からカードを排出する一方、カードが検知されていない場合にはカード搬送機構を直ちに初期状態に復帰させて次のカードの挿入に備えるようにしたので、透明部分を有するカードの取り扱いに際し、カードの不透明部分が挿入検知用センサと長さ検知用センサとの間に位置することで挿入検知用センサおよび長さ検知用センサによるカードの検知が不能となった状況下でも、無意味な返却処理を防止してカード処理装置の運用効率を向上させることができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して具体的に説明する。
図1は本発明のカード挿入状態検知方法を適用した一実施形態のカード処理装置1の構成の概略について示した機能ブロック図、図2は同実施形態のカード処理装置1のカード搬送路101におけるカード挿入口102の周辺構造について簡略化して示した平面図、図3は同実施形態のカード処理装置1が備える搬送コントローラ2の構成について簡略化して示したブロック図である。
カード処理装置1は現金自動預け払い機等の一部として利用されるものであるが、現金自動預け払い機に関しては既に様々なものが公知であり、また、本発明の要旨と直接的に関連するものでもないので、具体的な説明は省略する。
本実施形態のカード処理装置1は、図2に示されるように、カード搬送路101のカード挿入口102に設けられた一対の受発光部からなる光学式の挿入検知用センサS1と、挿入検知用センサS1から規定の間隔を置いてカード挿入方向の下流側に設けられた一対の受発光部からなる光学式の長さ検知用センサS2、および、カード搬送路101内のカード103に送りを掛けるためのローラ式あるいはベルト式のカード搬送機構104を備える。
ここでは4個のローラ105を回転駆動してカード103に送りを掛ける構造のものについて示しているが、ローラに代わるベルトを利用してカード103に送りを掛ける構造のものもある。
カード103は、透明部分を有するスケルトンカードである。
現金自動預け払い機等で取り扱われるカード103にあっては、カード・リード&ライタでの検知に支障が生じないように、カード103上で透明とすることができる領域がISO規格によって決められているが、往々にして、ISO規格で許容された範囲を超えた透明部分を有するスケルトンカードが製造される場合があり、また、本来は現金自動預け払い機等に挿入すべきではない透明なカード、例えば、透明な会員証や透明なゲームカード等が誤ってカード挿入口102に挿入されるといった間違いが生じる場合がある。
図2のカード103は、様々なカードのうち、その一部に例えばバーコード,磁気ストライプ,ICチップ,氏名記載欄等の不透明部分103aを備えたスケルトンカードについて例示している。
但し、必ずしもISO規格で定義されるスケルトンカードではなく、カード挿入方向における不透明部分103aの長さが規定の長さに達しているものもあれば、また、達していないものもある。
以上の構成に関しては、図6に示したような従来型のカード処理装置100の場合と同様である。
本実施形態のカード処理装置1においては、更に、挿入検知用センサS1と長さ検知用センサS2との間のカード搬送路101上に、カード103の存在の有無を検知するカード検知用センサS3、より具体的には、カード103と物理的に接触してカード103の存在を検知する接触式のカード検知用センサS3が配備されている。
カード検知用センサS3は、図2に示されるように、カード搬送路101内で移動するカード103の挿入方向の先端部あるいは其の側部で押圧されてカード搬送路101から外側に退避するカード検知部材3と、カード検知部材3と一体的に移動する遮光板4と、カード検知部材3の退避動作に伴う遮光板4の位置・姿勢の変化を検知して作動する一対の受発光部からなる光学式のセンサ5、ならびに、カード検知部材3をカード搬送路101内に突出させるに足る最低限度の力でカード検知部材3をカード搬送路101内に向けて付勢する付勢手段として機能する捩りコイルバネ6とによって構成されている。
より具体的に言えば、カード検知部材3は、カード搬送路101から外側にオフセットされた位置でカード処理装置1のフレーム部分(図示せず)に植設された枢着ピン7に取り付けられた揺動式のレバーである。付勢手段として機能する捩りコイルバネ6は其の中央部のコイル状部分を枢着ピン7に環装され、捩りコイルバネ6の一端部がカード処理装置1のフレーム部分に植設された支持ピン8で支えられる一方、この捩りコイルバネ6の他端部によって、レバー状のカード検知部材3が枢着ピン7を中心として図2中の時計方向に向けて僅かな力で定常的に付勢されている。
この実施形態のカード検知部材3と遮光板4はエンジニアリングプラスチック等の合成樹脂によって成形された一体品である。
カード検知部材3,遮光板4,光学式のセンサ5,捩りコイルバネ6等からなるカード検知用センサS3に代えて市販のリミットスイッチ等を接触式のカード検知用センサとして利用することも可能であるが、そうした場合、リミットスイッチ等の操作部を押圧するために大きな力が必要となり、カード103の外周部の磨耗や損傷さらにはカード103の送りに際して作用する摩擦抵抗の増大が問題となるので、本実施形態においては、カード103の僅かな当接力によってカード検知部材3を揺動させられるように、カード検知部材3を突出させるに足る必要最低限度の力を有するコイルバネ6を使用し、カード検知部材3と一体的に移動する遮光板4の退避動作を光学式のセンサ5により非接触の状態で検知するようにしている。
つまり、カード検知用センサS3は、そのピックアップ部分であるカード検知部材3をカード103に直接的に接触させることによって作動させる必要があるが、その際に必要とされる操作力や摩擦抵抗は可能な限り小さくすることが望ましい。
なお、図2に示されるカード検知部材3および遮光板4の位置・姿勢がカード103を検知していないときの状態であり、また、図4に示されるカード検知部材3および遮光板4の位置・姿勢がカード103を検知したときの状態である。
カード処理装置1に設けられた搬送コントローラ2は、挿入検知用センサS1および長さ検知用センサS2からの信号に基いてカード搬送機構104の作動状態を制御するためのもので、図1に示されるように、挿入検知用センサS1からのカード検知信号を受けてカード搬送機構104をカード挿入方向に駆動するカード取り込み制御手段9と、挿入検知用センサS1からの信号と長さ検知用センサS2からの信号とに基いてカード103の不透明部分103aの長さが規定の長さに達しているか否かを判定する長さ判定手段10を備える。
また、搬送コントローラ2は、長さ判定手段10によってカード103の不透明部分103aの長さが規定の長さに達していると判定された場合にカード搬送機構104によるカード103の取り込みを継続する一方、カード103の不透明部分103aの長さが規定の長さに達していないと判定された場合には、更に、カード検知用センサS3によってカード103が検知されているか否かを判定し、カード103が検知されていればカード搬送機構104を逆転駆動してカード挿入口102からカード103を排出してからカード搬送機構104を初期状態に復帰させ、カード103が検知されていなければ、カード搬送機構104を直ちに初期状態に復帰させるためのカード返却動作規制手段11を備える。
更に、本実施形態の搬送コントローラ2は、長さ判定手段10によってカード103の不透明部分103aの長さが規定の長さに達していないと判定された場合にカード搬送機構104の動作を一時停止させるカード検知動作安定化手段12を併せ備えている。
搬送コントローラ2の主要部は、図3に示されるように、カード取り込み制御手段9,長さ判定手段10,カード返却動作規制手段11およびカード検知動作安定化手段12として機能するマイクロプロセッサ13と、マイクロプロセッサ13をカード取り込み制御手段9,長さ判定手段10,カード返却動作規制手段11およびカード検知動作安定化手段12として機能させるための制御プログラムを格納したROM14と、データやパラメータの記憶に利用される不揮発性RAM15、および、各種の制御対象と接続するための入出力回路16によって構成される。
挿入検知用センサS1,長さ検知用センサS2,カード検知用センサS3は各々のドライバ17,18,19と入出力回路16を介してマイクロプロセッサ13によって駆動され、挿入検知用センサS1,長さ検知用センサS2,カード検知用センサS3からの検知信号が入出力回路16を介してマイクロプロセッサ13に入力されるようになっている。
カード搬送機構104のローラ105を回転駆動するカード搬送モータMは、ドライバ20と入出力回路16を介してマイクロプロセッサ13によって駆動制御され、カード搬送モータMに併設されたパルスコーダPcからのフィードバックパルスが入出力回路16を介してマイクロプロセッサ13に入力される。
図5は搬送コントローラ2のROM14に格納された制御プログラムの構成の概要を示したフローチャートである。
次に、図5を参照して、カード取り込み制御手段9,長さ判定手段10,カード返却動作規制手段11およびカード検知動作安定化手段12として機能するマイクロプロセッサ13の処理動作について具体的に説明する。
カード処理装置1に電源が投入されると、搬送コントローラ2のマイクロプロセッサ13は、まず、挿入検知用センサS1がカード103の不透明部分103aを検知しているか否か、つまり、カード処理装置1のカード挿入口102に利用客の手によってカード103が差し込まれているか否かを判定する(ステップa1)。
挿入検知用センサS1がカード103の不透明部分103aを検知していなければ、現時点では未だカード103が差し込まれていないことを意味するので、搬送コントローラ2のマイクロプロセッサ13は、ステップa1の判定処理のみを繰り返し実行して、カード103の挿入を待機する。
ステップa1の判定処理が繰り返し実行される間に、挿入検知用センサS1がカード103の不透明部分103aを検知し、カード挿入口102に利用客の手によってカード103が差し込まれたことが確認されると、搬送コントローラ2のカード取り込み制御手段9として機能するマイクロプロセッサ13は、カード搬送モータMを正転駆動してカード搬送機構104のローラ105をカード挿入方向に回転させ、カード搬送機構104を用いたカード103の取り込み動作を開始させる(ステップa2)。
そして、カード搬送路101に沿って取り込まれるカード103の先端部がカード検知部材3に物理的に接触すると、カード検知用センサS3の一部を構成するカード検知部材3が捩りコイルバネ6の付勢力に抗して枢着ピン7を中心に反時計方向に揺動し、カード検知部材3と一体に移動する遮光板4の位置・姿勢が例えば図4に示されるように変化して遮光板4が光学式のセンサ5の受発光部の間を遮り、カード検知用センサS3の主要部をなす光学式のセンサ5からカード検知信号が出力される。
カード検知部材3は、カード搬送路101内に突出するに足る必要最低限度の力で揺動付勢されているので、カード検知部材3とカード103との当接によってカード103が不用意に磨耗したりカード103の搬送が妨げられたりするといった弊害は生じない。
カード103がカード検知用センサS3の配設位置を通過するまでの間は、カード検知部材3の位置・姿勢が図4に示されるものと同等の状態に保持されるので、この間、カード検知用センサS3がカード103を検知し続けることになる。
次いで、長さ判定手段10として機能する搬送コントローラ2のマイクロプロセッサ13は、挿入検知用センサS1がカード103の不透明部分103aを検知し続けているか否かを判定し(ステップa3)、挿入検知用センサS1がカード103の不透明部分103aを検知し続けていれば、更に、長さ検知用センサS2がカード103の不透明部分103aを検知しているか否かを判定する(ステップa4)。
長さ検知用センサS2がカード103の不透明部分103aを検知しておらずステップa4の判定結果が偽となった場合には、カード103の不透明部分103aの先端が長さ検知用センサS2の配設位置に到達していないことを意味するので、長さ判定手段10として機能するマイクロプロセッサ13は、ステップa3およびステップa4の判定処理のみを繰り返し実行して挿入検知用センサS1および長さ検知用センサS2からの信号を監視し、ステップa3の判定結果が真のままステップa4の判定結果が真となるか、あるいは、ステップa4の判定結果が真となることなくステップa3の判定結果が偽となるのを待つ待機状態に入る。
このようにしてステップa3およびステップa4の判定処理が繰り返し実行される間に、ステップa3の判定結果が真のままステップa4の判定結果が真となった場合には、挿入検知用センサS1がカード103の不透明部分103aを検知している間に長さ検知用センサS2がカード103の不透明部分103aを検知したこと、すなわち、カード103の不透明部分103aの長さがセンサS1,S2間の離間距離に相当する規定の長さ、より具体的には、ISO規格で許容された不透明部分103aの最低限度の大きさに達していることを意味する。
従って、この場合、カード返却動作規制手段11として機能する搬送コントローラ2のマイクロプロセッサ13は、カード搬送機構104によるカード103の取り込み処理、つまり、ステップa2の処理で開始されたカード搬送モータMの正転駆動を其のまま継続し、従来と同様にして、カード103のバーコード,磁気ストライプ,ICチップ等の真贋判定や取り引きに関わる実質的な処理とカード103の返却処理を実行してから(ステップa5)、次のカード103の挿入に備える初期の待機状態に復帰する(ステップa1)。
バーコード,磁気ストライプ,ICチップ等の真贋判定や取り引きに関わる実質的な処理に関しては既に公知であり、また、本発明の要旨と直接的に関連するものでもないので、詳細な説明は省略する。
一方、ステップa3およびステップa4の判定処理が繰り返し実行される間に、ステップa4の判定結果が真となることなくステップa3の判定結果が偽となった場合には、長さ検知用センサS2がカード103の不透明部分103aを検知することなく挿入検知用センサS1がカード103の不透明部分103aを検知しなくなったこと、すなわち、カード103の不透明部分103aの長さがセンサS1,S2間の離間距離に相当する規定の長さ、より具体的には、ISO規格で許容された不透明部分103aの最低限度の大きさに達していないことを意味する。
従って、この場合は、まず、搬送コントローラ2のカード検知動作安定化手段12として機能するマイクロプロセッサ13が、ステップa2の処理で開始されたカード搬送モータMの正転駆動を直ちに停止させ、カード搬送機構104によるカード103の取り込み処理を緊急停止させる(ステップa6)。
この時点でカード103の取り込み処理を緊急停止させるのは、カード搬送機構104の駆動系のイナーシャ等に起因する慣性運動によってカード103の送りにオーバートラベルが発生するのを防止するための措置、より具体的に言えば、カード検知用センサS3によるカード103の検知が危うくなるような状態が生じるのを防止するための措置である。
次いで、搬送コントローラ2のカード返却動作規制手段11として機能するマイクロプロセッサ13は、カード検知用センサS3によってカード103が検知されているか否か、すなわち、カード103がカード搬送路101内でセンサS1,S2を跨ぐようにして残留しているか否かを判定する(ステップa7)。
この実施形態では、特に、挿入検知用センサS1と長さ検知用センサS2との間にカード103と物理的に接触してカード103の存在を検知する接触式のカード検知用センサS3が配備していることから、たとえば図4に示されるように、挿入検知用センサS1と長さ検知用センサS2の間にカード103の不透明部分103aが位置するような状況が生じた場合、つまり、受発光部からなる光学式のセンサS1,S2によるカード103の透明部分の検知が困難となるような状況下にあっても、カード103がカード搬送路101内に残留しているか否かを的確に検知することができる。
ステップa7の判定結果が真となってカード検知用センサS3がカード103を検知していることが確認された場合には、カード搬送路101内にカード103が残留していること意味するので、搬送コントローラ2のカード返却動作規制手段11として機能するマイクロプロセッサ13は、カード搬送モータMを逆転駆動してカード搬送機構104のローラ105をカード排出方向に回転させ、カード搬送機構104によるカード103の返却動作を開始させ(ステップa8)、カード挿入口102からカード103を排出してからカード搬送モータMの駆動を停止させて(ステップa9)、次のカード103の挿入に備える初期の待機状態に復帰する(ステップa1)。
カード103の返却に関わる実質的な処理に関しては既に公知であり、たとえば、予め決められた設定時間だけカード搬送モータMの逆転駆動を継続した時点でカード103の排出が完了したものと見做す返却処理や、挿入検知用センサS1が現在のオフ状態から改めてオンそしてオフへと切り替わることを確認してカード103の排出が完了したものと見做す返却処などがあるが、何れも慣用的な技術である。
一方、ステップa7の判定結果が偽となってカード検知用センサS3がカード103を検知していないことが確認された場合には、利用客がカード103を手動で強制的に引き抜いて自主的に回収していることを意味するので、搬送コントローラ2のカード返却動作規制手段11として機能するマイクロプロセッサ13は、カード103の返却に関わるステップa8およびステップa9の処理をスキップし、次のカード103の挿入に備える初期の待機状態に直ちに復帰する(ステップa1)。
このようにして、カード103の返却に関わる無意味な処理操作、つまり、カード103が既に抜き取られているにも関わらずカード搬送機構104を駆動するといった無駄が解消される結果、カード処理装置100の運用効率が向上し、特に、多数の利用客が列をなして順番を待っている状況下で無駄な処理操作を繰り返して利用客の感情を害するといった不具合が改善される。
また、これとは別の現象として、たとえば、ステップa2の処理でカード搬送機構104を用いたカード103の取り込み動作が開始された直後の段階で、透明な会員証や透明なゲームカード等を誤ってカード挿入口102に差し込んだことに利用者が気付き、カード103の先端部がカード検知用センサS3のカード検知部材3を押圧する前に慌ててカード103を引き抜くといった場合も有り得る。
そうした場合においては、長さ検知用センサS2がカード103の不透明部分103aを検知することはなく、ステップa1の判定処理で挿入検知用センサS1がカード103の不透明部分103aを検知した直後の時点で、再び、挿入検知用センサS1が非検知の状態に変化することになる。つまり、ステップa3の判定結果が偽となる点に関しては、たとえば図4に示されるように、挿入検知用センサS1と長さ検知用センサS2の間にカード103の不透明部分103aが位置するような状況が生じた場合と同様であり、この場合も、搬送コントローラ2のマイクロプロセッサ13は、ステップa2の処理で開始されたカード搬送モータMの正転駆動を直ちに停止させてカード搬送機構104によるカード103の取り込み処理を緊急停止し(ステップa6)、カード検知用センサS3によってカード103が検知されているか否かを判定する(ステップa7)。
当然、この場合はカード検知用センサS3が非検知の状態にあるから、ステップa7の判定結果は偽となり、搬送コントローラ2のマイクロプロセッサ13は、カード103の返却に関わるステップa8およびステップa9の処理をスキップし、次のカード103の挿入に備える初期の待機状態に直ちに復帰することになる(ステップa1)。
つまり、この実施形態のカード処理装置1にあっては、カード103の不透明部分103aの長さが規定の長さに達しているか否かの判定の結果を待つ必要は必ずしもなく、カード103の引き抜きが検知された時点で直ちにカード搬送機構104による取り込み操作を停止させて初期の待機状態に復帰することが可能である。
以上の実施形態では、カード検知用センサとして接触式のカード検知用センサS3を利用したものについて述べたが、コスト等の問題がなければ、接触式のカード検知用センサS3に代えて例えば超音波センサ等を利用することも可能である。つまり、カード検知用センサの本質的な意味合いは、カード103が透明であるか不透明であるかに関わりなくカード103を的確に検知する機能を有するセンサという程度のものである。
挿入検知用センサS1,長さ検知用センサS2,センサ5(カード検知用センサS3の主要部)は、受発光部からなる光学式のセンサであり、透過式であるか反射式であるか、さらには、ダーク・オン・タイプであるかダーク・オフ・タイプであるかを問わない。透過式と反射式の差異で生じる受発光部の配設位置の相違、および、ダーク・オン・タイプとダーク・オフ・タイプの差異で生じる信号処理の相違に関しては設計上の問題に過ぎず、何れの構成を適用した場合でも、挿入検知用センサS1,長さ検知用センサS2でカード103の不透明部分103aを検知すること(カード103の透明部分は検知しない)、および、カード検知用センサS3で透明部分と不透明部分103aの別なくカード103を検知することが可能である。
本発明のカード処理装置およびカード挿入状態検知方法は、現金自動預け払い機(ATM)のカード・リード&ライタにおけるカード検出に限らず、外部から装置内に媒体を取り込む構成を有する装置において、挿入検知用センサが光学式のセンサであり、かつ、取り込む媒体の大半部分が光学式のセンサを反応させないような特性を有するものの検出に適用が可能である。
本発明のカード挿入状態検知方法を適用した一実施形態のカード処理装置の構成の概略について示した機能ブロック図である。 同実施形態のカード処理装置のカード挿入口の周辺構造について簡略化して示した平面図である。 同実施形態のカード処理装置が備える搬送コントローラの構成について簡略化して示したブロック図である。 挿入検知用センサと長さ検知用センサの間にカードの不透明部分が位置した状態でカードの搬送が停止した状況を示した作用原理図である。 同実施形態のカード処理装置が備える搬送コントローラのROMに格納された制御プログラムの構成の概要を示したフローチャートである。 透明部分を有するカードを取り扱うカード処理装置の一般的な構成例について簡略化して示した図である。
符号の説明
1 カード処理装置
2 搬送コントローラ
3 カード検知部材(揺動式のレバー)
4 遮光板
5 光学式のセンサ
6 捩りコイルバネ(付勢手段)
7 枢着ピン
8 支持ピン
9 カード取り込み制御手段
10 長さ判定手段
11 カード返却動作規制手段
12 カード検知動作安定化手段
13 マイクロプロセッサ
14 ROM
15 不揮発性RAM
16 入出力回路
17,18,19,20 ドライバ
100 カード処理装置
101 カード搬送路
102 カード挿入口
103 カード
103a 不透明部分
104 カード搬送機構
105 ローラ
S1 光学式の挿入検知用センサ
S2 光学式の長さ検知用センサ
S3 カード検知用センサ
M カード搬送モータ
Pc パルスコーダ

Claims (11)

  1. カード搬送路のカード挿入口に設けられた光学式の挿入検知用センサと、前記挿入検知用センサから規定の間隔を置いてカード挿入方向の下流側に設けられた光学式の長さ検知用センサと、カード搬送路内のカードに送りを掛けるカード搬送機構と、前記挿入検知用センサおよび前記長さ検知用センサからの信号に基いて前記カード搬送機構の作動状態を制御する搬送コントローラとを備えたカード処理装置であって、
    前記挿入検知用センサと前記長さ検知用センサとの間のカード搬送路上にカードが透明であるか不透明であるかに関わりなくカードの存在の有無を検知するカード検知用センサを配備すると共に、
    前記搬送コントローラには、
    前記挿入検知用センサからのカード検知信号を受けて前記カード搬送機構をカード挿入方向に駆動するカード取り込み制御手段と、
    前記挿入検知用センサからの信号と前記長さ検知用センサからの信号とに基いてカードの不透明部分の長さが規定の長さに達しているか否かを判定する長さ判定手段と、
    前記長さ判定手段によってカードの不透明部分の長さが規定の長さに達していると判定された場合には前記カード搬送機構によるカードの取り込みを継続する一方、カードの不透明部分の長さが規定の長さに達していないと判定された場合には、更に、前記カード検知用センサによってカードが検知されているか否かを判定し、カードが検知されていれば前記カード搬送機構をカード排出方向に駆動してカード挿入口からカードを排出してから前記カード搬送機構を初期状態に復帰させ、カードが検知されていなければ、前記カード搬送機構を直ちに初期状態に復帰させるカード返却動作規制手段を備えたことを特徴とするカード処理装置。
  2. 前記長さ判定手段は、前記挿入検知用センサがカードの不透明部分を検知している間に前記長さ検知用センサがカードの不透明部分を検知するとカードの不透明部分の長さが規定の長さに達していると判定することを特徴とした請求項1記載のカード処理装置。
  3. 前記搬送コントローラには、前記長さ判定手段によってカードの不透明部分の長さが規定の長さに達していないと判定された場合に前記カード搬送機構の動作を一時停止させるカード検知動作安定化手段が設けられていることを特徴とした請求項1または請求項2のうち何れか一項に記載のカード処理装置。
  4. 前記カード検知用センサが、カードと物理的に接触してカードの存在を検知する接触式のセンサによって構成されていることを特徴とした請求項1,請求項2または請求項3のうち何れか一項に記載のカード処理装置。
  5. 前記カード検知用センサが、カード搬送路内で移動するカードで押圧されてカード搬送路から外側に退避するカード検知部材と、前記カード検知部材と一体的に移動する遮光板と、前記カード検知部材の退避動作による前記遮光板の位置・姿勢の変化を検知して作動する光学式のセンサと、前記カード検知部材をカード搬送路内に突出させるに足る最低限度の力で前記カード検知部材をカード搬送路内に向けて付勢する付勢手段とによって構成されていることを特徴とした請求項4記載のカード処理装置。
  6. 前記カード検知部材が、揺動式のレバーによって構成されていることを特徴とした請求項5記載のカード処理装置。
  7. 前記カード検知部材と前記遮光板が一体成形されていることを特徴とした請求項5または請求項6のうち何れか一項に記載のカード処理装置。
  8. カード搬送路のカード挿入口に設けられた光学式の挿入検知用センサと、前記挿入検知用センサから規定の間隔を置いてカード挿入方向の下流側に設けられた光学式の長さ検知用センサと、カード搬送路内のカードに送りを掛けるカード搬送機構とを備えたカード処理装置のカード挿入状態検知方法であって、
    前記挿入検知用センサからのカード検知信号に基いて前記カード搬送機構をカード挿入方向に駆動させた後、
    前記挿入検知用センサからの信号と前記長さ検知用センサからの信号を監視することによってカードの不透明部分の長さが規定の長さに達しているか否かを判定し、
    カードの不透明部分の長さが規定の長さに達していれば、前記カード搬送機構によるカードの取り込みを継続させる一方、
    カードの不透明部分の長さが規定の長さに達していなければ、更に、前記挿入検知用センサと前記長さ検知用センサとの間のカード搬送路上に配備されカードが透明であるか不透明であるかに関わりなくカードの存在の有無を検知するカード検知用センサからの信号に基いてカードの存在の有無を検知し、
    カードが検知されていれば、前記カード搬送機構をカード排出方向に駆動してカード挿入口からカードを排出してから前記カード搬送機構を初期状態に復帰させ、カードが検知されていなければ、前記カード搬送機構を直ちに初期状態に復帰させることを特徴としたカード挿入状態検知方法。
  9. 前記カード搬送機構をカード挿入方向に駆動させた後、前記挿入検知用センサがカードの不透明部分を検知している間に前記長さ検知用センサがカードの不透明部分を検知した場合に、カードの不透明部分の長さが規定の長さに達していると判定することを特徴とした請求項8記載のカード挿入状態検知方法。
  10. カードの不透明部分の長さが規定の長さに達していない場合に前記カード搬送機構の動作を一時停止させることを特徴とした請求項8または請求項9のうち何れか一項に記載のカード挿入状態検知方法。
  11. 前記カード検知用センサとカードとの接触の有無によってカードの存在を検知することを特徴とした請求項8,請求項9または請求項10のうち何れか一項に記載のカード挿入状態検知方法。
JP2008039350A 2008-02-20 2008-02-20 カード処理装置およびカード挿入状態検知方法 Expired - Fee Related JP4888789B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008039350A JP4888789B2 (ja) 2008-02-20 2008-02-20 カード処理装置およびカード挿入状態検知方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008039350A JP4888789B2 (ja) 2008-02-20 2008-02-20 カード処理装置およびカード挿入状態検知方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009199272A JP2009199272A (ja) 2009-09-03
JP4888789B2 true JP4888789B2 (ja) 2012-02-29

Family

ID=41142711

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008039350A Expired - Fee Related JP4888789B2 (ja) 2008-02-20 2008-02-20 カード処理装置およびカード挿入状態検知方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4888789B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3032464A1 (en) 2014-12-12 2016-06-15 Asahi Seiko Co. Ltd. Card processing apparatus

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012022436A (ja) * 2010-07-13 2012-02-02 Nec Computertechno Ltd カード搬送制御システムおよびカード搬送制御方法ならびにそのプログラム
WO2014155892A1 (ja) * 2013-03-29 2014-10-02 日本電産サンキョー株式会社 カード状媒体処理装置およびカード状媒体処理方法
JP2018055557A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 日本電産サンキョー株式会社 カードリーダおよびカードリーダの制御方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005070986A (ja) * 2003-08-22 2005-03-17 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd カードリーダ
JP2005078133A (ja) * 2003-08-28 2005-03-24 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd カード位置検出方法およびカードリーダ
JP2005165626A (ja) * 2003-12-02 2005-06-23 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd カードリーダ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3032464A1 (en) 2014-12-12 2016-06-15 Asahi Seiko Co. Ltd. Card processing apparatus
KR101685030B1 (ko) * 2014-12-12 2016-12-09 아사히 세이코 가부시키가이샤 카드 처리 장치
US9708125B2 (en) 2014-12-12 2017-07-18 Asahi Seiko Co., Ltd. Card processing apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009199272A (ja) 2009-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5185840B2 (ja) カードリーダおよびカードリーダの制御方法
JP4888789B2 (ja) カード処理装置およびカード挿入状態検知方法
US20150254534A1 (en) Card medium processing device and card medium processing method
US8646652B2 (en) Card extracting device and control method for card extracting device
JP2016115091A5 (ja)
JP6582711B2 (ja) 印刷装置、及び、印刷装置の制御方法
JP4223382B2 (ja) カード処理装置
JP2008276484A (ja) カード発行装置
JPH117496A (ja) カード方向検知機
WO2002084581A1 (fr) Mecanisme d'ejection de cartes
CN110619246B (zh) 读卡器及异物检测方法
US20190163938A1 (en) Control method of card reader and card reader
JP2011048428A (ja) 紙幣識別装置
CN114580449A (zh) 读卡机和卡排出控制方法
WO2010052755A1 (ja) カードリーダ
WO2023243632A1 (ja) カードリーダ及びカード引き抜き検出方法
JP4346470B2 (ja) カード処理装置
CN216686757U (zh) 一种排纸机构、图像形成设备及自助终端设备
US20210387825A1 (en) Magnetic ink reading device and printer
JP3016708U (ja) 景品読取装置
US20220207248A1 (en) Card reader and transaction apparatus
JP2000076390A (ja) カード発券機
JP3765850B2 (ja) 紙幣処理装置
JP3731527B2 (ja) カードリーダ
JP4701813B2 (ja) カード処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110811

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110817

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110930

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111115

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141222

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees