JP4888414B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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本発明は、半導体装置の製造方法に係り、特に、ゲート絶縁膜、金属シリサイド膜を有するゲート電極、ソース/ドレイン領域、金属シリサイド層等の半導体要素を光照射により形成して半導体装置を製造する方法に関する。
従来、必要に応じて反応ガスや不活性ガスを用いて、基板全体の温度を所定の反応温度に加熱し、該反応温度で所定時間保持することにより、ゲート絶縁膜、ゲート電極、ソース/ドレイン領域、シリサイド層等の半導体要素を形成していた。
具体的には、金属シリサイド膜を有するゲート電極を形成する場合、金属とシリコンとが反応(シリサイド化)する温度に基板全体を保持させていた(例えば、非特許文献1参照)。
また、ゲート電極にドープする不純物の種類又は濃度を変えることによって、NMOS領域とPMOS領域において仕事関数の異なるゲート電極を作り分けていた(例えば、非特許文献2参照)。
「Nickel Silicide Metal Gate FDSOI Devices with Improved Gate Oxide Leakage」、2002年、IEDM(International Electron Devices Meeting)、p.271−274 「Metal-gate FinFET and fully-depleted SOI devices using total gate silicidation」、2002年、IEDM(International Electron Devices Meeting)、p.247−250
しかしながら、上記従来の方法では、基板全体を加熱していたため、基板の所定領域の反応温度のみを変更することができなかった。このため、同一基板上のNMOS領域やPMOS領域のような特定の領域毎に、同一材料を用いて異なる品質のゲート絶縁膜、ゲート電極用金属シリサイド膜、ソース/ドレイン領域、シリサイド層等の半導体要素を作り分けることができないという問題があった。
また、ゲート電極を構成する金属シリサイド膜を形成する際に、選択する金属によっては、例えば600℃以上のようにシリサイド反応温度が高いものがある。この場合、シリサイド反応中に不純物拡散層の不純物が不活性化してしまい、トランジスタ能力が劣化してしまうという問題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するためになされたもので、特定の領域毎に同一材料を用いて異なる品質の半導体要素を作り分けることを目的とする。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、基板上にゲート電極を形成する工程と、
前記ゲート電極をマスクとして前記基板内に不純物を注入する工程と、
前記不純物の注入後、前記基板上の第1領域にマスク膜を形成する工程と、
前記マスク膜の形成後、前記マスク膜が形成されていない第2領域に光を照射することにより、前記第2領域の前記基板内に注入された不純物を活性化して第1拡散層を形成する第1照射工程と、
前記第1照射工程の後、前記マスク膜を除去する工程と、
前記マスク膜を除去した後、前記第1及び第2領域に光を照射することにより、前記第1領域の前記基板内に注入された不純物を活性化して第2拡散層を形成すると共に、前記第2領域の前記第1拡散層を該第2拡散層とは異なる品質にする第2照射工程とを含むことを特徴とする。
本発明に係る半導体装置の製造方法において、前記光が可視光であり、
前記マスク膜が、前記可視光を反射する金属膜を含むことが好適である。
本発明に係る半導体装置の製造方法において、前記光が可視光であり、
前記マスク膜が、前記可視光を吸収する材料からなる膜を含むことが好適である。
さらに、前記可視光の光量を反応対象が反応するために必要な光量未満にまで減衰できる膜厚で、前記マスク膜を形成することが好適である。
本発明に係る半導体装置の製造方法において、前記第1又は第2照射工程で、前記光を複数回照射することが好適である。
本発明に係る半導体装置の製造方法において、前記光のエネルギーが、10J/cm〜40J/cmであり、
前記光の1回の照射時間が、0.1msec〜1.5msecであることが好適である。
本発明によれば、特定の領域毎に同一材料を用いて異なる品質の半導体要素を作り分けることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図中、同一または相当する部分には同一の符号を付してその説明を簡略化ないし省略することがある。
実施の形態1.
本実施の形態1では、NMOS領域とPMOS領域に、異なる仕事関数を有するゲート電極を形成する場合について説明する。
図1〜図9は、本発明の実施の形態1による半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図である。
先ず、図1に示すように、基板1としてのシリコン基板の分離領域に、例えばSTI(Shallow Trench Isolation)法を用いて素子分離2を形成する。そして、この素子分離2により分離された活性領域に、NMOS用のウェル領域3と、PMOS用のウェル領域4を形成する。
次に、図2に示すように、シリコン基板1の表面にゲート絶縁膜5としてのゲート酸化膜を熱酸化法により形成する。そして、ゲート酸化膜5上にシリコン膜6としてのアモルファスシリコン膜又は多結晶シリコン膜を形成する。
次に、図示しないが、シリコン膜6上にレジストパターンを形成し、該レジストパターンをマスクとしてシリコン膜6を異方性プラズマエッチングする。これにより、図3に示すように、シリコン膜からなるゲート電極7が形成される。次いで、ゲート電極7をマスクとしてイオン注入を行い、その後熱処理を行う。これにより、ゲート電極7を挟んだシリコン基板1上層に、エクステンション用の浅い拡散層8が形成される。
そして、シリコン基板1全面に窒化膜を形成し、該窒化膜を異方性エッチングする。これにより、図4に示すように、ゲート電極7の側壁に窒化膜からなるサイドウォール9が形成される。続いて、ゲート電極7とサイドウォール9とをマスクとしてイオン注入を行い、さらに熱処理を行うことによって注入したイオンを活性化させる。これにより、ソース/ドレイン領域としての深い拡散層10が形成される。
次に、絶縁膜11として、例えばシリコン酸化膜を、ゲート電極7を覆うように形成する。続いて、CMP法を用いて絶縁膜11を研磨して、ゲート電極7及びサイドウォール9の上面を露出させる。さらに、ゲート電極7とその直下のゲート絶縁膜5をエッチングにより除去する。これにより、図5に示すように、サイドウォール9の間に溝12が形成される。すなわち、開口としての溝12を有する絶縁膜11が形成される。
次に、溝12の底部にゲート絶縁膜13としてのゲート酸化膜を熱酸化法により形成する。続いて、溝12の内部を含むシリコン基板1全面に金属膜14としてのNi(ニッケル)膜を形成し、このNi膜14上にシリコン膜15としてのアモルファスシリコン膜又はポリシリコン膜を形成する。ここで、金属膜14としては、Ni膜以外に、例えば、Pt(白金)膜、Ir(イリジウム)膜、Mo(モリブデン)膜、Co(コバルト)膜、W(タングステン)膜、Ti(チタン)膜、Hf(ハフニウム)膜、Zr(ジルコニウム)膜、Ta(タンタル)膜、Nb(ニオブ)膜、V(バナジウム)膜、Al(アルミニウム)膜等を用いることができる。
そして、NMOS領域に形成されたNi膜14を覆うように、シリコン膜15を介して、マスク膜16としての反射膜を形成する。ここで、反射膜16は可視光(後述)を反射する膜である。反射膜16としては、例えば、Pt(白金)膜、Ir(イリジウム)膜、Mo(モリブデン)膜、Ni(ニッケル)膜、Co(コバルト)膜、W(タングステン)膜、Ti(チタン)膜、Hf(ハフニウム)膜、Zr(ジルコニウム)膜、Ta(タンタル)膜、Nb(ニオブ)膜、V(バナジウム)膜等の遷移金属の膜を用いることができる。
さらに、図6に示すように、光源から光を必要回数だけ照射する。このとき、NMOS領域では、反射膜16により光が反射され、シリコン膜15とNi膜14との反応は起こらない。一方、PMOS領域では、反射膜16が形成されていないため、光がシリコン膜15を透過してNi膜14に達し、シリコン膜15とNi膜14とが反応して、Niシリサイド膜17が形成される。ここで、光としては、波長300nm〜800nm程度の可視光が好適であり、光源としては、例えば、ウシオ電機社製のキセノン封入ランプ等を用いることができる。また、1回の光照射時間は、0.1msec〜1.5msecが好適であり、例えば、上記シリサイド反応の場合には、0.8msec〜1.5msecがより好適である。また、光のエネルギーは、10J/cm〜40J/cmが好適である。かかる光エネルギーにより、反応材料であるNi膜14が温度上昇を起こす。
次に、図7に示すように、反射膜16をエッチングにより選択的に除去する。このとき、シリコン膜15がエッチストッパ膜として機能する。その後、上記と同様に、光源から可視光を必要回数だけ照射する。可視光は、NMOS領域とPMOS領域に照射される。これにより、NMOS領域において、シリコン膜15とNi膜14とが反応して、Niシリサイド膜18が形成される。ここで、PMOS領域とNMOS領域とでは光照射回数が異なるため、以下に説明するように、Niシリサイド膜17,18は互いに相が異なっている。
ここで、光照射回数と、Niシリサイド膜の相との関係について説明する。
図10は、光照射回数別のNiシリサイド膜の相変化を示す図(X線回折結果)である。
図10に示すように、光照射回数が1回又は2回の場合には、NiSi相であるのに対して、光照射回数が4回の場合には、NiSi相である。これより、光照射を1回又は2回行うことにより形成されたNiシリサイド膜と、光照射を4回行うことにより形成されたNiシリサイド膜とは、同一材料から形成されたにも関わらず、異なる相を有する。
次に、Niシリサイド膜17,18の上層中央に残存する溝19(図7参照)内を含むシリコン基板1全面に、導電膜20としての金属膜を形成する。そして、絶縁膜11をストッパ膜としてCMP法を用いて不要な金属膜20及びNiシリサイド膜17,18を研磨する。これにより、図8に示すように、Niシリサイド膜17,18と、該シリサイド膜の上層中央に形成された金属膜20とを備えたゲート電極が形成される。
次いで、シリコン基板1全面に、絶縁膜21として酸化膜を形成する。そして、絶縁膜21,11内に、ソース/ドレイン領域10と接続するコンタクト22を形成する。そして、コンタクト22上に、配線23を形成する。
以上説明したように、本実施の形態1では、可視光を透過しない反射膜16を用いて、NMOS領域とPMOS領域とでNiシリサイド膜を形成するための光照射回数が異なるようにした。Niシリサイド膜は光照射回数により相が変化するため、PMOS領域とNMOS領域に、同一の材料を用いて異なる品質(相)のNiシリサイド膜17,18を形成することができる。よって、NMOS領域とPMOS領域とに、仕事関数の異なるゲート電極を作り分けることができる。
また、本実施の形態1では、光照射によりNiシリサイド膜17,18を形成するため、シリサイド反応温度が高い金属膜14を使用する場合であっても、光照射中に不純物拡散層10の不純物が不活性化することがない。よって、高温でシリサイド化する場合のようなトランジスタ能力の劣化が起こらない。
なお、本実施の形態1では、マスク膜16として可視光を反射する金属膜を用いたが、この金属膜の代わりに、可視光に対して吸収係数が高い材料からなる膜としてのシリコン膜を用いることができる。このとき、シリコン膜(マスク膜)の形成膜厚は、可視光の光量をシリコン膜15がNi膜14と反応するために必要な光量未満にまで減衰できる膜厚とすればよい。すなわち、マスク膜16としてのシリコン膜により可視光が吸収されて、Ni膜14に達しないか、又はNi膜14が反応しない程度の微小光量がNi膜14に到達するようにすればよい。また、マスク膜16は、本実施の形態1のように金属膜からなる単層膜に限らず、絶縁膜とその上に形成された金属膜との積層膜であってもよい(後述する実施の形態についても同様)。
また、金属膜14を形成する前に、絶縁膜11上にシリコン膜をCVD法により形成してもよい。この場合、金属膜14の成膜方法がPVD法しか選択できなくても、該シリコン膜によって絶縁膜11をPVDのダメージから保護することができる。
また、本実施の形態1では、仕事関数が異なる金属シリサイド膜を特定領域毎に形成したが、仕事関数が異なる金属膜を形成する場合にも本発明を適用することができる。すなわち、金属膜をパターニングしてゲート電極を複数形成した後、可視光を反射する反射膜を用いてアニール(光照射)回数を特定領域毎に異なるようにすることができる。アニール回数の増加により金属膜の配向性を揃えることができるため、特定領域毎に仕事関数が異なる金属膜及びこの金属膜を有するゲート電極を形成することができる。
また、金属膜の他に、酸化膜や窒化膜についても同様に、特定領域毎に膜構成分子の配向性を変えることができる。
次に、本実施の形態1の変形例について説明する。
本変形例では、NMOS領域とPMOS領域において、ポリシリコンゲート電極上層とソース/ドレイン領域上層に、異なる品質の金属シリサイド層を形成する場合について説明する。
図11及び図12は、本発明の実施の形態1の変形例を説明するための図である。
先ず、上記実施の形態1の図1から図4に示す工程を行う。
次に、図11に示すように、シリコン基板1全面に、金属膜24としてのNi膜を形成する。そして、NMOS領域に形成されたNi膜24を覆うように、マスク膜25としての反射膜を形成する。続いて、光源から可視光を必要回数だけ照射する。このとき、PMOS領域ではNi膜24とシリコン(7,1)との反応が起こり、ゲート電極7上層とソース/ドレイン領域10上層とにNiシリサイド層26が形成される。一方、NMOS領域では反射膜25により可視光が反射されるため、Niシリサイド層のような金属シリサイド層は形成されない。
次に、図12に示すように、反射膜25をエッチングにより選択的に除去した後に、再度光源から可視光を必要回数だけ照射する。これにより、NMOS領域において、Ni膜24とシリコン(7,1)との反応が起こり、ゲート電極7上層とソース/ドレイン領域10上層とにNiシリサイド層27が形成される。ここで、PMOS領域とNMOS領域とでは光照射回数が異なるため、実施の形態1のNiシリサイド膜17,18と同様に、Niシリサイド層26,27は互いに相が異なっている。
以上説明したように、本変形例では、可視光を透過しない反射膜25を用いて、NMOS領域とPMOS領域とで光照射回数が異なるようにした。本変形例によれば、PMOS領域とNMOS領域とに、同一の材料を用いて異なる品質のNiシリサイド層26,27を形成することができる。よって、NMOS領域とPMOS領域とに、仕事関数の異なるゲート電極を作り分けることができる。
実施の形態2.
本実施の形態2では、NMOS領域とPMOS領域に、異なる品質のソース/ドレイン領域を形成する場合について説明する。
図13〜図14は、本発明の実施の形態2による半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図である。
先ず、前述した実施の形態1の図1から図3に示す工程を行う。
次に、NMOS領域を覆うように、反射膜28を形成する。そして、PMOS領域において、ゲート電極7をマスクとしてイオン注入を行った後、光源から可視光を必要回数だけ照射する。これにより、図13に示すように、PMOS領域に、深い拡散層10aとしてのソース/ドレイン領域が形成される。その後、反射膜28をエッチングにより選択的に除去する。
次いで、NMOS領域において、ゲート電極7をマスクとしてイオン注入を行った後、光源から可視光を必要回数だけ照射する。これにより、図14に示すように、NMOS領域において、深い拡散層10bとしてのソース/ドレイン領域が形成される。このとき、可視光は、NMOS領域だけでなく、PMOS領域を含むシリコン基板1全面に照射される。
よって、ソース/ドレイン領域10a,10bにおいて、領域毎に異なるイオン種に対して活性化率を最大にできる。または、ソース/ドレイン領域10a,10bにおいて、拡散深さを制御できる。
以上説明したように、本実施の形態2では、可視光を透過しない反射膜28を用いて、NMOS領域とPMOS領域とで光照射回数が異なるようにした。よって、NMOS領域とPMOS領域毎に、イオン種の活性化率が最大となるソース/ドレイン領域10a,10b、または、拡散深さを制御したソース/ドレイン領域10a,10bを形成することができる。すなわち、特定の領域毎に、異なる品質の不純物拡散層10a,10bを作り分けることができる。
なお、本実施の形態2では、PMOS領域の光照射回数がNMOS領域の光照射回数より多い場合について説明したが、NMOS領域の光照射回数がPMOS領域の光照射回数より多くてもよい。
実施の形態3.
本実施の形態3では、NMOS領域とPMOS領域に、異なる品質のゲート絶縁膜を形成する場合について説明する。
図15は、本発明の実施の形態3による半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図である。
先ず、前述した実施の形態1の図1に示す工程を行う。
次に、図15に示すように、NMOS領域を覆うように、反射膜29を形成する。続いて、酸素雰囲気下で、光源から可視光を必要回数だけ照射する。これにより、PMOS領域ではシリコン基板1上にゲート酸化膜5aが形成される。
次に、図16に示すように、反射膜29をエッチングにより選択的に除去した後に、再度光源から可視光を必要回数だけ照射する。これにより、NMOS領域のシリコン基板1上にゲート酸化膜5bが形成される。このとき、PMOS領域にも可視光が照射されるため、ゲート酸化膜5aの膜厚が増大する。
以上説明したように、本実施の形態3では、可視光を透過しない反射膜29を用いて、NMOS領域とPMOS領域とで光照射回数が異なるようにした。よって、NMOS領域とPMOS領域に、膜厚が異なるゲート酸化膜5a,5bを形成することができる。すなわち、特定の領域毎に、異なる品質のゲート絶縁膜5a,5bを作り分けることができる。
本発明の実施の形態1による半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図である(その1)。 本発明の実施の形態1による半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図である(その2)。 本発明の実施の形態1による半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図である(その3)。 本発明の実施の形態1による半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図である(その4)。 本発明の実施の形態1による半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図である(その5)。 本発明の実施の形態1による半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図である(その6)。 本発明の実施の形態1による半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図である(その7)。 本発明の実施の形態1による半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図である(その8)。 本発明の実施の形態1による半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図である(その9)。 本発明の実施の形態1において、光照射回数別のNiシリサイド膜の相変化を示す図である。 本発明の実施の形態1の変形例を説明するための工程断面図である(その1)。 本発明の実施の形態1の変形例を説明するための工程断面図である(その2)。 本発明の実施の形態2による半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図である(その1)。 本発明の実施の形態2による半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図である(その2)。 本発明の実施の形態3による半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図である(その1)。 本発明の実施の形態3による半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図である(その2)。
符号の説明
1 基板(シリコン基板)
2 素子分離
3 ウェル領域
4 ウェル領域
5,13 ゲート絶縁膜(ゲート酸化膜)
6 シリコン膜
7 ゲート電極
8 浅い拡散層(エクステンション)
9 サイドウォール
10 深い拡散層(ソース/ドレイン領域)
11 絶縁膜
12 溝
14,24 金属膜(Ni膜)
15 シリコン膜
16,25,28,29 マスク膜(反射膜)
17,18 金属シリサイド膜(Niシリサイド膜)
20 導電膜(金属膜)
21 絶縁膜
22 コンタクト
23 配線
26,27 金属シリサイド層(Niシリサイド層)

Claims (6)

  1. 基板上にゲート電極を形成する工程と、
    前記ゲート電極をマスクとして前記基板内に不純物を注入する工程と、
    前記不純物の注入後、前記基板上の第1領域にマスク膜を形成する工程と、
    前記マスク膜の形成後、前記マスク膜が形成されていない第2領域に光を照射することにより、前記第2領域の前記基板内に注入された不純物を活性化して第1拡散層を形成する第1照射工程と、
    前記第1照射工程の後、前記マスク膜を除去する工程と、
    前記マスク膜を除去した後、前記第1及び第2領域に光を照射することにより、前記第1領域の前記基板内に注入された不純物を活性化して第2拡散層を形成すると共に、前記第2領域の前記第1拡散層を該第2拡散層とは異なる品質にする第2照射工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載の製造方法において、
    前記光が可視光であり、
    前記マスク膜が、前記可視光を反射する金属膜を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1に記載の製造方法において、
    前記光が可視光であり、
    前記マスク膜が、前記可視光を吸収する材料からなる膜を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 請求項3に記載の製造方法において、
    前記可視光の光量を反応対象が反応するために必要な光量未満にまで減衰できる膜厚で、前記マスク膜を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 請求項1から4の何れか1項に記載の製造方法において、
    前記第1又は第2照射工程で、前記光を複数回照射することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 請求項1から5の何れか1項に記載の製造方法において、
    前記光のエネルギーが、10J/cm〜40J/cmであり、
    前記光の1回の照射時間が、0.1msec〜1.5msecであることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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