JP4887956B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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この発明は、複数の開閉部分を備えた画像形成装置に関する。
従来より、記録部を内蔵した本体フレームの上部に、読取り部フレームを開閉自在に取付けた原稿読取り記録装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−350391号公報
このような原稿読取り記録装置では、本体フレームに内蔵される記録装置部分を覆うため、本体フレームに開閉自在な内側カバーを設けた構成が提案されている。
かかる原稿読取り装置では、読取り部フレームを閉じるのに連動して内側カバーが閉じられる構成とすることが好ましい。
特に、内側カバーに記録装置の部品等を組付けたような場合には、その部品の存在により内側カバーが閉り難くなる。そして、内側カバーが半ロック状態や片側ロック状態等の不完全な状態であると、途中でロックが解除されてしまったり、動作不安定を引き起す等の不具合を生じてしまうので大きな問題となっていた。
そこで、本発明は、画像入力部を閉じるのに連動して、内側カバーをより確実に閉じることができるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、この発明は、記録紙に対する記録を行う画像形成部を内蔵すると共に、前記画像形成部を開閉自在に覆うように内側カバーが取付けられた本体部と、原稿からの画像データを読取り可能に構成され、前記内側カバーを覆うように前記本体部に対して開閉自在に取付けられた画像入力部と、を備え、前記内側カバーの内面に前記画像形成部の部品が設けられると共に、前記内側カバーが開方向に常時付勢され、前記画像入力部の自由端側部分であって前記内側カバーに対向する位置に、前記画像入力部が閉じられる途中で前記内側カバーの外面に当接して前記内側カバーを閉じるように押込む押えバネ部材が設けられたことを特徴とするものである。
また、前記内側カバーの自由端側部分に、その内側カバーを閉じた状態で維持するロック部が所定距離離れて2つ設けられ、前記押えバネ部材は前記2つのロック部の略中央部分で前記内側カバーを押え込む位置に設けられている。
また、前記画像形成部は感光体を有しており、前記内側カバーの内面には前記画像形成部の部品として前記感光体を露光する露光部が設けられていてもよい。
さらに、前記画像入力部に被検出子が設けられると共に、前記本体部に前記画像入力部が閉じた状態で前記被検出子を検出する検出部が設けられ、前記押えバネ部材は、前記画像入力部が完全に閉じられない状態で、前記検出部が前記被検出子を検出しない程度に、前記内側カバーと前記画像入力部とを離間させるようにしてもよい。
この発明の画像形成装置によると、前記画像入力部の自由端側部分であって前記内側カバーに対向する位置に、前記画像入力部が閉じられる途中で前記内側カバーの外面に当接して前記内側カバーを閉じるように押込む押えバネ部材が設けられているため、画像入力部を閉じると、押えバネ部材が内側カバーを押えて閉じることになる。このため、画像入力部を閉じるのに連動して、内側カバーをより確実に閉じることができる。
また、前記押えバネ部材は前記2つのロック部の略中央部分で前記内側カバーを押え込むため、2つのロック部をより確実にロックさせることができる。
また、前記内側カバーの内面に露光部が設けられた構成においては、特に、内側カバーを確実にしっかりと閉める要請が強い。このような内側カバーをより確実に閉じることができるという点で、本発明のメリットは大である。
さらに、前記押えバネ部材は、前記画像入力部が完全に閉じられない状態で、前記検出部が前記被検出子を検出しない程度に、前記内側カバーと前記画像入力部とを離間させるようにすると、押えバネ部材がかかる機能をも併有することになるため、比較的簡易な構成で、前記画像入力部の開閉状態をより確実に検出できる。
以下、実施形態に係る画像形成装置について説明する。本実施形態では、画像形成装置を、デジタル複合機に適用した例で説明する。
<1.デジタル複合機の全体構成>
まず、このデジタル複合機の全体構成について説明する。図1は実施形態に係るデジタル複合機の全体構成を示す斜視図であり、図2は同デジタル複合機において画像入力部を開放した状態を示す斜視図であり、図3は同デジタル複合機において画像入力部及び内側カバーを開放した状態を示す背面図である。なお、各図には、説明の便宜上、上下方向、前後方向、および左右方向を示す座標軸を付している。
このデジタル複合機10は、機能的には、大別して原稿読取部分と画像形成部分とを備えている。そして、これら各機能部分を適宜制御下で利用することにより、FAX機能、コピー機能、スキャン機能、プリント機能などの諸機能を実現する構成となっている。
より具体的には、このデジタル複合機10は、本体部20の上方に、画像入力部50が配設された構成とされている。
本体部20は、上方が開口する略筺状の本体フレーム部22内に、画像形成部30を内蔵すると共に、この画像形成部30を開閉自在に覆うように内側カバー40が取付けられた構成となっている。
画像形成部30は、記録紙に対する記録を行うものであり、本体フレーム部22内のユニット室23a内に設けられている。ここでは、画像形成部30は、電子写真方式によって静電潜像に基づいたトナー画像を記録紙に記録するものであり、露光部32と、感光ドラム34とを備えている。
感光ドラム34は、画像形成部30内に設置された感光体である(図3参照)。この感光ドラム34の外周面には光導電膜が設けられており、この光導電膜に静電潜像が形成される。
露光部32は、帯電させられた感光ドラム34の表面に光を照射して露光することにより、感光ドラム34上に静電潜像を形成する。この露光部32は、内側カバー40の内面に設けられている(図3参照)。
そして、本画像形成部30は、画像入力部50によって読み取られた画像データ等に基づいて、上記露光部32の作用により感光ドラム34の表面に静電潜像を形成し、この静電潜像をトナーによって可視化するとともに、この可視化されたトナー画像を記録紙に転写するようになっている。
内側カバー40は、本体フレーム部22の上部に、画像形成部30(ここでは感光ドラム34)を開閉自在に覆うように設けられている。ここでは、内側カバー40は、上記ユニット室23aの上方開口を覆う略方形板状に形成されており、本体フレーム部22に対してヒンジ48を介して回転軸48aを中心に回転自在に連結されている。そして、回転軸48aを中心にして内側カバー40の自由端側縁部(回転軸48aと対向する側の縁部)を引き起すように内側カバー40を回動させると、内側カバー40は開いた状態となり、画像形成部30を構成する感光ドラム34及び露光部32は外部に開放された状態となる。一方、回転軸48aを中心にして内側カバー40の自由端側部分を本体フレーム部22内に押え付けるように内側カバー40を回動させると(矢符R1参照)、内側カバー40は閉じた状態となり、画像形成部30を構成する感光ドラム34及び露光部32は本体フレーム部22及び内側カバー40内に封じ込められた状態となる。
また、この内側カバー40の自由端側縁部にはその縁部に沿って所定距離離れた位置に2つのロック部42が設けられている。この2つのロック部42は、ロック爪と、ねじりコイルバネ等の弾性手段等により構成されており、内側カバー40の自由端側縁部を押え込むようにして内側カバー40を閉じると、各ロック部42が本体フレーム部22側に設けられた2つの被ロック部にそれぞれ係脱自在に係合するようになっている。そして、図示省略の解除レバーを操作することで、各ロック部42の係合が解除され、内側カバー40を開くことができるようになっている。
また、この内側カバー40は、図示省略の弾性手段(例えば、ねじりコイルバネ等)により、開方向に常時付勢された状態となっている。そして、ロック部42が係合していない状態では、この弾性手段の付勢力により開いた状態に維持されるようになっている。
また、この内側カバー40の内面には露光部32が設けられている。ここでは、内側カバー40の回転軸48a側の端縁部と自由端側縁部との中間部であって、内側カバー40を閉じた状態で感光ドラム34と対向する位置に露光部32が設けられている。そして、内側カバー40をしっかりと閉じた状態で、露光部32が感光ドラム34に対して所定距離をあけた状態で対向し、露光部32が感光ドラム34の表面に光を照射して露光可能になっている。
また、本体部20の本体フレーム部22には、給紙部24及び制御部28が設けられている。
給紙部24は、ユニット室23aの下方に配設されており、画像形成部30に対して記録紙を供給する。ここで、給紙部24は、1つまたは複数の給紙カセットを有しており、給紙部24から画像形成部30に対してカセットの数に応じた種類の記録紙が供給される。
制御部28は、本体部20内奥側(後側)のユニット室23bに設けられている。制御部28は、複数の信号線(図示省略)によって、原稿搬送部62、画像入力部50、画像形成部30、給紙部28、および操作パネル57等と電気的に接続されている。そして、制御部28は、これらの各要素を所定のタイミングで所定の制御を行うことで、本デジタル複合機としての諸機能を実現する。
画像入力部50は、原稿からの画像データを読取り可能に構成されている。ここでは、画像入力部50は、フラットベッド方式またはADF(Auto Document Feeder)方式により、原稿からの画像データを読み取る。また、この画像入力部50は、上記内側カバー40を覆うように本体部20に対して開閉自在に取付けられている。
より具体的には、画像入力部50は、本体部20の上方に設けられた画像入力本体部52の上方に、原稿押え部60が設けられた構成とされている。
画像入力本体部52は、平面視において本体部20の本体フレーム部22に対応する形状及び大きさを有しており、本体部20の本体フレーム部22に対してヒンジ58を介して回転軸58aを中心に回転自在に連結されている。なお、この回転軸58aは、上記内側カバー40の回転軸48aと略平行である。そして、回転軸58aを中心にして画像入力本体部52の自由端側縁部(回転軸58aと対向する側の縁部)を引き起すようにして画像入力本体部52を回動させると、本体部20の上方が外部に露出し、内側カバー40が開放可能な状態となる。また、回転軸58aを中心にして画像入力本体部52の自由端側部分を本体部20に押付けるように画像入力本体部52を回転させると(矢符R2参照)、本体部20の上方及び内側カバー40の上方が画像入力本体部52で覆われた状態になる。
なお、この画像入力部50の自由端部下面側にはロック部59(ここでは2つのロック部)が設けられており、このロック部59が本体部20側の対応する被ロック部に係合することで、画像入力部50が閉じた状態で維持されるようになっている。
また、この画像入力本体部52は、蓋部52aと筐体52bとを有しており、これらの蓋部52a及び筐体52b内に、後述する画像を読取るための各種要素を収容するための内部空間が形成されている。
蓋部52aの上部には略水平姿勢で板状の原稿ガラス53,54が設けられている。原稿ガラス53は、コンタクトガラスとも呼ばれる部材であり、後述する原稿搬送部62によって搬送される原稿を読取るための光を透過させる。また、原稿ガラス54は、プラテンガラスとも呼ばれる部材であり、その上に載置された原稿を読取るための光を透過させる。
また、筐体52bは、樹脂や金属部材等の組合わせにより構成された、底面を有する枠状の部材であり、本筐体52bと蓋部52aとで囲まれる収容空間内に、主として、キャリッジ55a,55bと、受光部56とが設けられている。
両キャリッジ55a,55bは、原稿からの光を反射させるミラー(図示省略)を有しており、一方(受光部56側)のキャリッジ55aには、原稿を照明する光源(図示省略)が設けられている。
これらキャリッジ55a,55bは、原稿ガラス53,54の下方を所定の移動方向(ここでは左右方向)に沿って往復移動自在とされている。そして、原稿で反射され、一方のキャリッジ55aからキャリッジ55bを経由して受光部56に到達する反射光の光路長が、原稿上の反射位置に拘らず略同一となるように、各キャリッジ55a,55bの位置が制御される。
受光部56は、筐体52b内に固定されており、原稿からの反射光56Lを、光学部材を介して内部のCCD(ラインセンサ)上に結像させる。これにより、原稿からの反射光を光電変換によって電気信号に変換するようになっている。
上記キャリッジ55a,55bは、ADF方式にて原稿読取りを行う場合には、原稿ガラス53の下方位置に移動する。そして、搬送される原稿を原稿ガラス53の下方で連続的に読取ることで原稿からの画像データを読取る。
また、フラットベッド方式にて画像読取りを行う場合には、原稿ガラス54の下方をキャリッジ55a,55bが適宜移動することで、原稿ガラス54上に載置された原稿を連続的に読取って原稿からの画像データを読取る。
原稿押え部60は、画像入力本体部52の上方に設けられており、主として、原稿搬送部62と、押え部材64とを備えている。
押え部材64は、画像入力本体部52の上部の一端側部分(ここでは後側部分)に、ヒンジ66を介して開閉自在に連結されている。そして、押え部材64を開いた状態で、原稿ガラス54上に原稿を載置し又は除去でき、押え部材64を閉じた状態で、原稿ガラス54上の原稿を該原稿ガラス54と押え部材64とで挟込むようにして定位置で保持するようになっている。
また、原稿搬送部62は、押え部材64の一側上部(ここでは左側上部)であって、原稿ガラス53の直上に配設される位置に設けられている。原稿搬送部62は、トレイに載置された原稿を順次原稿ガラス53に摺接するように搬送するように構成されており、原稿ガラス53に摺接するように搬送された原稿が順次キャリッジ55a,55bを通じて画像データとして読取られるようになる。
また、画像入力本体部52の一側部(ここでは前側部)には、操作パネル57が設けられている。操作パネル57は、本デジタル複合機10とその使用者とのインタフェースと使用されるものであり、主として、表示部57aと、操作部57bとを備えている。
表示部57aは、液晶ディスプレイ等によって構成されており、指や専用のペンで画面に触れることにより、画面上の位置を指定することができる「タッチパネル」としての機能をも有している。したがって、使用者は、表示部57aに表示された内容に基づき、表示部57aの「タッチパネル」機能を使用した指示を行うことにより、デジタル複合機10に対して所定の動作を実行させることができる。このように、表示部57aは、デジタル複合機10にデータ入力を可能とする入力部としても使用される。
操作部57bは、複数の操作キー57SWを有する入力部である。使用者は、表示部57aの表示内容等に応じて操作キー57SWに対する入力作業を行うことにより、デジタル複合機に対して所定の動作を実行させることができる。
<2.内側カバー及び画像入力部の開閉に係る構成>
内側カバー及び画像入力部の開閉に係る構成について詳述する。図4は内側カバーに押えバネ部材が取付けられた部分を示す要部分解斜視図である。
図2〜図4に示すように、画像入力部50の自由端側部分であって内側カバー40に対向する位置に、押えバネ部材70が設けられている。この押えバネ部材70は、画像入力部50が閉じられる途中で内側カバー40の外面に当接してその内側カバーを閉じるように押込むようになっている。
より具体的には、画像入力部50の下面側部分のうち自由端側縁部に、その縁部に沿って凹む凹溝部50gが形成されている。そして、その凹溝部50gの略中央部、より具体的には、上記二つのロック部42の略中央部分で内側カバー40を押え込む位置に押えバネ部材70が取付けられている。
ここでは、次の構成によって押えバネ部材70が取付けられている。すなわち、凹溝部50gの略中央部に略十字状の突起部50aが形成されている(図4参照)。押えバネ部材70は、コイルバネであり、略十字状の突起部50aを圧入可能な程度の内径寸法を有している。そして、略十字状の突起部50aを押えバネ部材70の一端部内に押込むようにすることで、押えバネ部材70が画像入力部50の自由端側縁部に取付けられている。
そして、画像入力部50を閉じる途中で、押えバネ部材70が内側カバー40の上面であって自由端側縁部の略中央部を押え付けるようにして、該内側カバー40を閉じるようになっている。
図5は被検出子及び開閉検出部を示す要部拡大図である。図2、図3及び図5に示すように、上記本体部20及び画像入力部50には、画像入力部50の開閉状態を検出する開閉手段として、被検出子74及び開閉検出部76が設けられている。
被検出子74は、略長方形板状の部材であり、画像入力本体部52の下部であってその自由端側縁部よりの位置でかつ画像形成部30の側方位置(ここでは後側位置)に突出するように設けられている。
開閉検出部76は、本体フレーム部22の上部であって上記被検出子74に対応する位置に設けられており、本体部20が完全に閉じられた状態で上記被検出子74を検出することで、該本体部20が閉じられた状態であるか否かを検出するようになっている。より具体的には、開閉検出部76は、スイッチ部76aを有する本体部76bと、本体部76bからスイッチ部76aの上方を通過して側方に延出するレバー片76cとを有するマイクロスイッチである。この開閉検出部76は、本体部20が完全に閉じられた状態で上記被検出子74がレバー片76cの先端部を下方に押下げることでスイッチ部76aを押圧可能な位置及び姿勢で本体フレーム部22に固定されている。
そして、本体部20が開かれた状態ではスイッチ部76aはオフ状態になっている。一方、本体部20が完全に閉じられた状態では被検出子74がレバー片76cを押圧することでスイッチ部76aをオン状態にし、これに応じたオンオフ信号が制御部28に与えられる。このオンオフ信号に基づいて、制御部28はデジタル複合機10の諸動作制御を行うようになっている。
なお、上記押えバネ部材70の長さ寸法及び弾性力は、内側カバー40が閉じた状態で、かつ、押えバネ部材70の下端部が内側カバー40に接触した状態で、上記開閉検出部76が被検出子74を検出しない程度に、内側カバー40と画像入力部50とを離間させる程度に設定されている。そのような内側カバー40と画像入力部50との離間間隔は、例えば、被検出子74が開閉検出部76のレバー片76cに接触しない程度の間隔である。
これにより、本体部20が閉じられていない状態で、開閉検出部76が被検出子74を誤検知することが防止され、本体部20の開閉状態をより確実に検出することができる。
なお、開閉検出部76としては、上記のようにマイクロスイッチを用いた構成の他、光センサやマグネットセンサ等を用いた構成等であってもよい。
<3.内側カバー及び画像入力部を閉じる動作>
図6は内側カバー及び画像入力部を閉じる動作を説明するための背面図である。このデジタル複合機10では、画像入力部50を閉じることにより、内側カバー40をより完全に閉じることができるようになっている。
すなわち、図3では、画像入力部50が開かれると共に、内側カバー40が開かれた状態となっている。
この状態で、画像入力部50の自由端部側を押下げるようにして画像入力部50を閉じようとする場合、初期段階では、内側カバー40の自由端部が画像入力部50の下面に当接して該内側カバー40が途中まで閉じられる。
そして、画像入力部50を閉じようとする最終段階で、図6に示すように、押えバネ部材70の下端部が内側カバー40の自由端部上面に当接する。さらに、画像入力部50の自由端部を押下げるようにすると、画像入力部50は押えバネ部材70を介して内側カバー40の自由端部を下方に押下げようとする。これにより、内側カバー40の各ロック部42が対応する被ロック部に係合し、内側カバーが閉じた状態に維持される。
この際、2つのロック部42の略中央に対応する位置で押えバネ部材70は内側カバー40を下方に押下げるので、2つのロック部42に対して略均等な押下げ力が作用する。このため、2つのロック部42がほぼ同タイミングでより確実に相手側の被ロック部に係合するようになる。
この後、押えバネ部材70をさらに圧縮させるようにして画像入力部50の自由端部をさらに下方に押下げると、各ロック部59が対応する被ロック部に係合して画像入力部50が閉じた状態で維持されるようになっている。
この状態では、押えバネ部材70は、凹溝部50g内で画像入力部50と内側カバー40との間で圧縮された状態となる。
また、上記の画像入力部50を閉じる作業が不完全である場合には次のようになる。すなわち、この場合には、ロック部42が係合した後で、かつ、ロック部59が係合する前のタイミングで、画像入力部50に加える力を解除した状態となる。すると、図5に示すように、完全に閉じられた内側カバー40の自由端部の上面と画像入力部50の自由端部の下面との間に押えバネ部材70を介在させた状態となり、画像入力部50の自由端部は内側カバー40の自由端部から押えバネ部材70の長さ寸法分(但し、画像入力部50の重さによる分圧縮された長さ寸法分)だけ持上げられた状態で保持される。これにより、被検出子74は開閉検出部76から上方に離れた位置に配設され、開閉検出部76による被検出子74の検出がなされない状態で保持される。
なお、押えバネ部材70は、画像入力部50を閉じようとして各ロック部59が係合するまでのタイミングで各ロック部42を被ロック部に係合させることができ、かつ、上記の画像入力部50を完全に閉じるまでの状態では該画像入力部50を上方に持上げた状態で保持可能な弾性力及び長さ寸法を有するような特性に設定されている。
このように構成されたデジタル複合機10によると、画像入力部50の自由端側部分であって内側カバー40に対向する位置に、画像入力部50が閉じられる途中で内側カバー40の外面に当接して内側カバー40を閉じるように押込む押えバネ部材70が設けられているため、画像入力部50を閉じると、押えバネ部材70が内側カバー40を押えて閉じることになる。このため、画像入力部50を閉じるのに連動して、内側カバー40をより確実に閉じることができる。
しかも、画像入力部50や内側カバー40にそれらの間隔寸法等に関して多少の誤差があっても、その誤差を押えバネ部材70により吸収して内側カバー40をより確実に閉じることができるという利点もある。
ここで、仮に、画像入力部50の下面にスポンジ材等を取付けて、画像入力部50が該スポンジ材を介して内側カバー40を押え込む構成を想定する。この場合には、スポンジ材はへたり易いという問題がある。ところが、本実施形態では、押えバネ部材70を介して内側カバー40を押えているため、そのようなへたりの問題が生じ難く、一定の弾性強度でもってより確実に内側カバー40を閉じることができるという利点がある。
また、押えバネ部材70を用いた構成では、その大きさや形状等を適宜変更することで、画像入力部50の重さや画像入力部50と内側カバー40間の間隔寸法等に応じた荷重設定や変更等に容易に対処できるという利点もある。
また、押えバネ部材70は2つのロック部42の略中央部分で内側カバー40を押え込むため、2つのロック部42をより確実にロックさせることができる。
また、内側カバー40の内面に露光部32が設けられた構成においては、内側カバー40が確実に閉められていないと露光をしっかりと行うことができないので、内側カバー40を確実にしっかりと閉めるようにという要請が強い。そこで、このような内側カバー40をより確実に閉じることができるようにすることで、より確実に露光及び画像形成処理を行うことができ、メリットが大きい。
しかも、押えバネ部材70は、画像入力部50が完全に閉じられない状態で、開閉検出部76が被検出子74を検出しない程度に、内側カバー40と画像入力部50とを離間させるようにしている。これにより、画像入力部50の開閉状態をより確実に検出できる。しかも、押えバネ部材70は、上記のように内側カバー40を押えて閉めるようにする機能と、画像入力部50の開閉状態をより確実に検出できるようにする機能とを併有しているので、比較的簡易な構成で両機能を実現できる。
<4.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
例えば、押えバネ部材70としては、コイルバネの他、板バネやジグザグバネ等を用いてもよい。また、このような押えバネ部材70が複数設けられた構成であってもよい。
また、画像入力部50の回転軸58aと内側カバー40の回転軸48aとは必ずも略平行である必要はないし、また、それらは同方向に開く構成である必要はない。要するに、画像入力部50を閉じる途中で、画像入力部50が押えバネ部材70を介して内側カバー40を押え込んで閉じることができる位置関係であればよい。
また、本実施形態では、画像形成装置を、FAX機能、コピー機能、スキャン機能、プリント機能などの諸機能を有するデジタル複合機に適用した例で説明したが、必ずしもこれに制限されない。つまり、本発明は、画像入力部50を内蔵した本体部20と、その本体部に対して開閉自在に取付けられた画像入力部50とを備えた諸画像形成装置に適用し得る。
実施形態に係るデジタル複合機の全体構成を示す斜視図である。 同デジタル複合機において画像入力部を開放した状態を示す斜視図である。 同デジタル複合機において画像入力部及び内側カバーを開放した状態を示す背面図である。 内側カバーに押えバネ部材が取付けられた部分を示す要部分解斜視図である。 被検出子及び開閉検出部を示す要部拡大図である。 内側カバー及び画像入力部を閉じる動作を説明するための背面図である。
符号の説明
10 デジタル複合機
20 本体部
30 画像形成部
32 露光部
34 感光ドラム
40 内側カバー
42 ロック部
50 画像入力部
70 押えバネ部材
74 被検出子
76 開閉検出部

Claims (3)

  1. 記録紙に対する記録を行う画像形成部を内蔵すると共に、前記画像形成部を開閉自在に覆うように内側カバーが取付けられた本体部と、
    原稿からの画像データを読取り可能に構成され、前記内側カバーを覆うように前記本体部に対して開閉自在に取付けられた画像入力部と、
    を備え、
    前記内側カバーの内面に前記画像形成部の部品が設けられると共に、前記内側カバーが開方向に常時付勢され、
    前記画像入力部の自由端側部分であって前記内側カバーに対向する位置に、前記画像入力部が閉じられる途中で前記内側カバーの外面に当接して前記内側カバーを閉じるように押込む押えバネ部材が設けられ
    前記内側カバーの自由端側部分に、その内側カバーを閉じた状態で維持するロック部が所定距離離れて2つ設けられ、
    前記押えバネ部材は前記2つのロック部の略中央部分で前記内側カバーを押え込む位置に設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置であって、
    前記画像形成部は感光体を有しており、
    前記内側カバーの内面には前記画像形成部の部品として前記感光体を露光する露光部が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の画像形成装置であって、
    前記画像入力部に被検出子が設けられると共に、
    前記本体部に前記画像入力部が閉じた状態で前記被検出子を検出する検出部が設けられ、
    前記押えバネ部材は、前記画像入力部が完全に閉じられない状態で、前記検出部が前記被検出子を検出しない程度に、前記内側カバーと前記画像入力部とを離間させることを特徴とする画像形成装置。
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