JP4887763B2 - エンジン駆動式空気調和装置 - Google Patents

エンジン駆動式空気調和装置 Download PDF

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Description

本発明はエンジン駆動式空気調和装置に関する。
特許文献1には、エンジンで駆動されるコンプレッサと、モータで駆動されるコンプレッサとを冷凍サイクルに別々に配置したエンジン駆動式空気調和装置が開示されている。このものでは、空調負荷が小さいときには、モータを駆動し、モータ駆動用のコンプレッサを駆動させる。空調負荷が大きいときには、モータおよびエンジンを駆動し、モータ駆動用のコンプレッサ、エンジン駆動用のコンプレッサの双方を駆動させる。このものでは、空調負荷が小さいときにおける効率が向上する。
特許文献2には、エンジンとモータと別々に配置し、エンジンの出力軸の傘歯車をコンプレッサの歯車に噛み合わせると共に、モータの出力軸の傘歯車をコンプレッサの歯車に噛み合わせたハイブリッド方式冷媒圧縮式熱移動装置が開示されている。このものでは、エンジンの出力軸にはクラッチが設けられていると共に、モータの出力軸にはクラッチが設けられている。このものでは、負荷が小さいときには、モータおよびエンジンを駆動させ、モータによりコンプレッサを駆動させ、そして、エンジンと発電機との間のクラッチを接続し、エンジンでコンプレッサを駆動させず、発電機のみを駆動させる。これに対して負荷が大きいときには、エンジンおよびモータでコンプレッサを駆動させるものの、エンジンと発電機との間のクラッチを切断し、発電機を駆動させない。
特許文献3には、エンジンおよびモータでコンプレッサを挟むように、エンジンおよびモータを設け、コンプレッサの運転速度に応じて、コンプレッサの駆動力源をエンジンまたはモータを選択するガスヒートポンプ式空気調和装置が開示されている。
特許文献4には、エンジン、モータ、圧縮機の順に配置すると共に、エンジンとモータとの間にクラッチを配置、モータと圧縮機との間に別のクラッチを配置した冷凍装置が開示されている。低負荷のときにはモータのみでコンプレッサを駆動させる。高負荷のときには、エンジンおよびモータの双方でコンプレッサを駆動させる。
特開平8−219580号公報 特開平11−132594号公報 特開2002−228295号公報 特開2002−303466号公報
産業界では、小型化および省スペース化の要請が益々強くなっている。上記した特許文献によれば、小型化および省スペース化には限界がある。本発明は上記した実情に鑑みてなされたものであり、エンジンの出力軸に取り付ける取付体の小型化および省スペース化に有利なエンジン駆動式空気調和装置を提供することを課題とする。
(1)様相1に係るエンジン駆動式空気調和装置は、駆動により回転される出力軸をもつエンジンと、エンジンの出力軸に同軸的に取り付けられる取付体と、取付体の外側に配置され複数のコンプレッサと、取付体とコンプレッサとを接続し出力軸の駆動力を前記取付体を介してコンプレッサに伝達して前記コンプレッサを駆動させる伝達部材と、コンプレッサにより冷媒の圧縮および吸い込みを行い冷媒を循環させて冷却および/または加熱を行う冷媒循環路とを具備しており、
取付体は、
エンジンの出力軸に嵌合する嵌合孔と伝達部材が係合する係合部とをもつ回転体と、
回転体に設けられた永久磁石と、
エンジンの出力軸の外周面と回転体の嵌合孔の内周面との間に介装され、エンジンの出力軸の駆動力を回転体に伝達すると共に、回転体の駆動力をエンジンの出力軸に伝達することを抑えるワンウェイクラッチと、
回転体の永久磁石の外周側に隙間を介して配置され、出力軸の軸芯の回りを回転する回転磁界を発生させてモータとして機能すると共に、発電出力を生成させるコイル部とを具備しており、
エンジンおよびコンプレッサを制御する制御部が設けられており、
制御部は、空調負荷が高くなるにつれて、コンプレッサの駆動台数を増加させ、且つ、
制御部は、コンプレッサの駆動台数を増加させるとき、コンプレッサの駆動台数を増加させる前よりもエンジンの回転数を一旦低下させ、空調負荷の増加につれてエンジンの回転数を増加させ、
空調負荷が小さいときから大きくなるにつれて、制御部は、(i)(ii)(iii)の順に制御することを特徴とする。
(i)コイル部および永久磁石がモータとして機能し、前記エンジンが停止する。
(ii)コイル部および永久磁石がモータとして機能すると共にエンジンが駆動する。
(iii)コイル部および永久磁石が発電機として機能し、モータとして機能せず、エンジンが駆動する。
様相1によれば、エンジンの出力軸に取付体が同軸的に設けられている。エンジンが駆動すると、エンジンの出力軸の駆動力は、取付体のワンウェイクラッチを介して取付体の回転体に伝達され、回転体が回転する。この結果、伝達部材を介してコンプレッサが駆動する。これによりコンプレッサが冷媒の圧縮および吸い込みを行い、冷媒循環路において冷媒を循環させて冷却および/または加熱を行う。このようにエンジンの回転より取付体の回転体が回転すると、取付体の回転体に設けられている永久磁石が回転してコイル部に発電出力が生成する。これによりコイル部および永久磁石は発電機として機能することができる。
エンジンが停止しているときには、出力軸の軸芯の回りを回転する回転磁界をコイル部に発生させる。これにより永久磁石をもつ回転体は、出力軸の軸芯の回りを回転する。この場合、コイル部および永久磁石はモータとして機能することができる。
エンジンの駆動が充分でなくエンジン回転数が充分に安定しないおそれがあるとき、出力軸の軸芯の回りを回転する回転磁界をコイル部に発生させる。これによりコイル部および永久磁石はモータとして機能することができる。この場合、コンプレッサの駆動がアシストされる。
様相1に係るエンジン駆動式空気調和装置によれば、コンプレッサは複数個配置されており、エンジンおよびコンプレッサを制御する制御部が設けられており、制御部は、空調負荷が高くなるにつれて、コンプレッサの駆動台数を増加させる、且つ、制御部は、コンプレッサの駆動台数を増加させるとき、コンプレッサの駆動台数を増加させる前よりもエンジンの回転数を一旦低下させ、空調負荷の増加につれてエンジンの回転数を増加させることを特徴とする。
コンプレッサの駆動台数が増加するとき、エンジンの回転数がそのままであると、空調機能が不連続的に急激に増加し易い。この場合、空調機能の連続性に違和感が生じ易い。このため、コンプレッサの駆動台数を増加させるとき、コンプレッサの駆動台数を増加させる前のエンジン回転数よりも、エンジン回転数を一旦低下させる。これにより空調の違和感が軽減または回避される。
様相1に係るエンジン駆動式空気調和装置によれば、空調負荷が小さいときから大きくなるにつれて、制御部は、(i)(ii)(iii)の順に制御することを特徴とする。
(i)コイル部および永久磁石がモータとして機能し、エンジンが停止する。
(ii)コイル部および永久磁石がモータとして機能すると共にエンジンが駆動する。
(iii)コイル部が発電機として機能し、モータとして機能せず、エンジンが駆動する。
この場合、(i)に示すように空調負荷が小さいときには、エンジンが停止しているため、エンジンを駆動させる燃料費が軽減される。(ii)に示すように、エンジンが駆動しているもののエンジン回転数が低いとき、エンジンおよびモータが併用されて駆動するため、エンジンの負荷が低減される。この場合、エンジン回転数の安定性が充分でないときに有効であり、エンジンストールが防止される。(iii)に示すときのように、エンジンが高い回転数で駆動すると、モータによるアシストが不要となるため、コイル部が発電機として機能し、発電出力が良好に取り出される。
(2)様相2に係るエンジン駆動式空気調和装置は、駆動により回転される出力軸をもつエンジンと、エンジンの出力軸に同軸的に取り付けられる取付体と、取付体の外側に配置された複数のコンプレッサと、取付体とコンプレッサとを接続し出力軸の駆動力を前記取付体を介してコンプレッサに伝達してコンプレッサを駆動させる伝達部材と、コンプレッサにより冷媒の圧縮および吸い込みを行い冷媒を循環させて冷却および/または加熱を行う冷媒循環路とを具備しており、
取付体は、
エンジンの出力軸に嵌合する嵌合孔と伝達部材が係合する係合部とをもつ回転体と、
回転体に設けられた永久磁石と、
エンジンの出力軸の外周面と回転体の嵌合孔の内周面との間に介装され、エンジンの出力軸の駆動力を回転体に伝達すると共に、回転体の駆動力をエンジンの出力軸に伝達することを抑えるワンウェイクラッチと、
回転体の永久磁石の外周側に隙間を介して配置され、出力軸の軸芯の回りを回転する回転磁界を発生させてモータとして機能すると共に、発電出力を生成させるコイル部とを具備しており、
コンプレッサは複数個配置されており、エンジンおよびコンプレッサを制御する制御部が設けられており、コンプレッサを1台駆動させるとき、制御部は(a1)(b1)の制御を行い、コンプレッサを2台駆動させるとき、制御部は(a2)(b2)の制御を行なうことを特徴とする。
(a1)空調負荷が第1所定値よりも小さいとき、コイル部および永久磁石がモータとして機能し、前記エンジンが停止する。
(b1)空調負荷が第1所定値以上で且つ第2所定値(第2所定値>第1所定値)よりも小さいとき、コイル部および永久磁石がモータとして機能し、前記エンジンが駆動する。
(a2)空調負荷が第2所定値以上で且つ第3所定値(第3所定値>第2所定値>第1所定値)よりも小さいときには、前記コイル部および前記永久磁石がモータとして機能し、エンジンが駆動する。
(b2)空調負荷が第3所定値以上のとき、コイル部および永久磁石がモータとして機能せず、前記エンジンが駆動する。
様相に係るエンジン駆動式空気調和装置によれば、コンプレッサを1台駆動させるとき、制御部は(a1)(b1)の制御を行い、コンプレッサを2台駆動させるとき、制御部は(a2)(b2)の制御を行なうことを特徴とする。
(a1)空調負荷が第1所定値よりも小さいとき、前記コイル部および前記永久磁石がモータとして機能し、前記エンジンが停止する。
(b1)空調負荷が第1所定値(W1)以上で且つ第2所定値(W2,第2所定値>第1所定値)よりも小さいとき、前記コイル部および前記永久磁石がモータとして機能し、前記エンジンが駆動する。
(a2)空調負荷が第2所定値(W2)以上で且つ第3所定値(W3,第3所定値>第2所定値>第1所定値)よりも小さいときには、前記コイル部および前記永久磁石がモータとして機能し、前記エンジンが駆動する。
(b2)空調負荷が第3所定値(W3)以上のとき、前記コイル部および前記永久磁石がモータとして機能せず、前記エンジンが駆動する。
空調負荷が第1所定値(W1)よりも相対的に小さいときには、エンジン回転数の安定性が充分でないため、更にエンジンの燃料が空調能力のわりに割高となるため、エンジンを非駆動とし、コンプレッサを1台駆動させ、(a1)の制御を行う。このように(a1)の制御では、コイル部および永久磁石がモータとして機能するものの、エンジンが停止している。
これに対してコンプレッサを1台駆動させるときであっても、空調負荷が第1所定値(W1)以上になると、(b1)の制御を行う。(b1)の制御では、コイル部をモータとして機能させつつも、モータだけではコンプレッサの駆動力が不足するため、エンジンを駆動させる。この場合、コンプレッサの駆動力がモータによりアシストされる。
コンプレッサを2台駆動させるとき、空調負荷が第2所定値(W2)以上で第3所定値(W3)よりも相対的に小さい場合には、(a2)の制御を行う。(a2)の制御では、エンジンを駆動させるが、エンジン回転数がかなり低く、エンジンの駆動の安定性は必ずしも充分ではない。このためコイル部をモータとして機能させる。この場合、コンプレッサはモータおよびエンジンにより駆動される。これに対してコンプレッサを2台駆動させるときであっても、空調負荷が第3所定値(W3)よりも大きいときには、(b2)の制御を行う。(b2)の制御では、コイル部をモータとして機能させず、エンジンを駆動させる。エンジンにより駆動プーリの永久磁石が回転するため、コイル部は発電機として機能することができる。
本様相によれば、前述したように、コンプレッサを2台駆動させるとき、空調負荷が第3所定値(W3)よりも相対的に小さいときには、(a2)の制御を行ない、モータおよびエンジンを併用する。これに対して、(a2)の制御の直前の段階である(b1)の制御においても、モータおよびエンジンを併用する。このようにコンプレッサの駆動台数を1台から2台に切り替えるとき、(b1)の制御→(a2)の制御に移行するが、(b1)の制御、(a2)の制御の双方において、モータおよびエンジンが併用されているため、移行がスムースに行われ易く、空調作用の違和感の発生が抑制される。
(3)様相3に係るエンジン駆動式空気調和装置によれば、出力軸がこれの軸芯回りで回転するとき、コイル部の回転を抑えるコイル部回転抑止手段が設けられており、コイル部回転抑止手段は、コイル部と出力軸との間に設けられコイル部に対して出力軸を空転させる軸受と、コイル部を回転しないように拘束する拘束部とを有する。
コイル部が回転しないように、拘束部がコイル部を拘束するため、コイル部と外部機器との電気的接続が良好に行なわれる。外部機器としては、コイル部が発電機として使用されるときには、コイル部で発生した電力を取り出す電力取出部であり、コイル部および永久磁石がモータとして機能するときには、コイル部に励磁電流を給電する給電部である。
(4)様相4に係るエンジン駆動式空気調和装置によれば、回転体は、第1回転部と、第1回転部に同軸的に設けられた第2回転部とを備えており、永久磁石は第2回転部の外周部に配置されており、コイル部の内周部、回転体の第2回転部を外周側から同軸的に包囲するようにコイル部が配置されており、コイル部の外径をD1とし、第1回転部の外径をD2とするとき、D1≦D2、または、D1≧D2に設定されていることを特徴とする。この場合、D1≦D2のとき、エンジンの出力軸の軸直角方向における小型化に有利である。コイル部の外径D1は第1回転部の外径D2と同径である形態が例示される。コイル部の外径D1は第1回転部の外径D2よりも大きい形態が例示される。D1≧D2であれば、コイル部の外径が大きいため、発電出力の確保に有利である。
(5)様相5に係るエンジン駆動式空気調和装置によれば、制御部は、前記コイル部の発電出力に基づいて前記エンジンの現在の駆動状態を推定し、要請される発電量が得られるように、前記エンジンの燃料供給量に関する物理量を求め、求めた燃料供給量に関する物理量の指令をエンジンの燃料供給部に出力することを特徴とする。コイル部の発電出力を利用できるため、エンジンの現在の駆動状態を検知するセンサを特に必要としない。
本発明によれば、モータおよび発電機兼用のコイル部がエンジンの出力軸に同軸的に且つ直接的に装備されている構造となる。このためエンジンの出力軸に取り付ける取付体の小型化および省スペース化を図るのに有利となる。
更に、エンジンの出力軸に発電機(取付体)が同軸的に且つ直接的に装備されている構造となるため、エンジンの外側に発電機を設置し、エンジンの駆動力をエンドレスベルトを介して発電機に伝達させる方式に比較し、エンジンから発電機への伝達効率を向上させることができる。
更に本発明によれば、エンジンの出力軸の駆動力を回転体に伝達すると共に、回転体の駆動力をエンジンの出力軸に伝達することを抑えるワンウェイクラッチが用いられている。このため、エンジンが停止しているときにおいても、コイル部および永久磁石で構成されるモータにより、取付体の回転体を直接的に駆動させることができる。このとき、モータの回転力はエンジンの出力軸へは伝達されず、エンジンは駆動しないため、モータの過剰負荷が防止される。
(実施形態1)
以下、本発明の実施形態1について図1〜図9を参照して説明する。エンジン駆動式空気調和装置は、図1に示すように、燃料(ガス燃料)により駆動されて回転する出力軸をもつエンジン1と、エンジン1の出力軸に同軸的に取り付けられた取付体として働くユニット体2と、ユニット体2の外側に配置された複数個(4個)のコンプレッサ3(3f,3s,3t,3h)と、エンドレスベルトで形成された伝達部材4とを備えている。
伝達部材4は、ユニット体2とコンプレッサ3とを接続しており、出力軸10の駆動力をユニット体2を介してコンプレッサ3に伝達してコンプレッサ3を駆動させる。伝達部材4は、第1コンプレッサ3fおよび第2コンプレッサ3sとユニット体2との間に架設されたエンドレスベルト形状の第1伝達部材4fと、第3コンプレッサ3tおよび第4コンプレッサ3hとに架設されたエンドレスベルト形状の第2伝達部材4sとで形成されている。
図2はコンプレッサ3を示す。図2に示すように、コンプレッサ3は、コンプレッサ本体30と、コンプレッサ本体30に回転可能に保持されたコンプレッサ軸33と、コンプレッサ軸33の外周部に同軸的に遊転可能に嵌合する従動プーリ34(従動回転体)と、従動プーリ34に保持された電磁コイル35と、コンプレッサ軸33に同軸的に取り付けられたクラッチ部材36とをもつ。コンプレッサ本体30は、冷媒を吸入する冷媒吸入口31と、冷媒を吐出する冷媒吐出口32とをもつ。エンジン1のエンジン回転数の変動により、コンプレッサ3の回転数は変化できる。
コンプレッサ3の従動プーリ34には、第1伝達部材4fまたは第2伝達部材4sが架設されている。第1伝達部材4fまたは第2伝達部材4sが循環駆動すると、従動プーリ34がコンプレッサ軸33の軸芯P2回りで回転する。電磁コイル35に給電されると、磁力が発生し、クラッチ部材36が従動プーリ34の吸着面37に吸着され、従動プーリ34とコンプレッサ軸33とが接続される。従って伝達部材4により従動プーリ34がコンプレッサ軸33の軸芯P2回りで回転されると、従動プーリ34の駆動力がクラッチ部材36を介してコンプレッサ軸33に伝達され、コンプレッサ軸33がこれの軸芯P2回りで回転する。これによりコンプレッサ本体30の圧縮室において冷媒の圧縮が行われ、吸込室において冷媒の吸入が行われる。
これに対してコンプレッサ3の電磁コイル35が断電されていると、磁力が発生せず、図略のバネ部材によりクラッチ部材36が従動プーリ34の吸着面37から離れ、従動プーリ34とコンプレッサ軸33とが非接続される。従って伝達部材4により従動プーリ34がコンプレッサ軸33の軸芯P2回りで回転されたとしても、従動プーリ34の駆動力がコンプレッサ軸33に伝達されず、コンプレッサ軸33は停止している。
図3はユニット体2の内部構造を示す。図3に示すように、ユニット体2は、駆動プーリ20(回転体)と、永久磁石24と、ワンウェイクラッチ25と、コイル部26とを備えている。駆動プーリ20は、エンジン1の出力軸10に嵌合する嵌合孔20aと、第1伝達部材4fおよび第2伝達部材4sが係合する係合部20cとをもつ。具体的には、駆動プーリ20は、第1回転部21と、第1回転部21に同軸的に設けられた第2回転部22とを備えている。第1回転部21の外径は第2回転部22の外径よりも大きくされている。換言すると、第1回転部21の外径よりも、第2回転部22の外径は小さくされている。このように外径が小さくされた空間部分に、リング状のコイル部26が第2回転部22に同軸的にまたはほぼ同軸的に配置されており、径サイズの小型化が図られている。
永久磁石24は駆動プーリ20の外周部に保持されている。具体的には、永久磁石24は、第2回転部22の外周部にこれの周方向に沿って交互に磁極を異ならせて複数個配置されている。永久磁石24が駆動プーリ20のうち小径側の第2回転部22の外周部に設けられているため、駆動プーリ20の回転速度が速いときであっても、永久磁石24に過剰な遠心力が作用することが抑制され、遠心力に対する永久磁石24の耐久性が確保される。従って永久磁石24の材料を選択する自由度を拡大するのに有利である。但し、これに限らず、永久磁石24を駆動プーリ20のうち大径側の第1回転部21の外周部に設けることにしても良い。
また、駆動プーリ20が回転すると、駆動プーリ20に搭載されている永久磁石24も回転し、永久磁石24の空冷効果を期待できる。この場合、永久磁石24がエンジン1に近いときであっても、永久磁石24の性能確保に有利である。更にリング状のコイル部26が永久磁石24を外周側から覆っているため、永久磁石24の保護性が確保される。図3に示すように、ワンウェイクラッチ25は、エンジン1の出力軸10の外周面と駆動プーリ20の嵌合孔20aの内周面との間に介装されている。エンジン1の出力軸10が回転するとき、ワンウェイクラッチ25は、出力軸10の駆動力を駆動プーリ20に伝達する。駆動プーリ20が回転し、エンジン1の出力軸10が非回転のとき、ワンウェイクラッチ25は、駆動プーリ20の駆動力をエンジン1の出力軸10に伝達することを抑えて遮断する。
コイル部26はモータおよび発電機として共用されるものである。コイル部26は、駆動プーリ20の永久磁石24の外周側にリング状の隙間24x、24yを介して配置されている。隙間24xは、永久磁石24の外周部とコイル部26の内周部との間に形成されている。コイル部26に給電されると、出力軸10の軸芯P1の回りを回転する回転磁界が発生する。従って、商用電源79(図4参照)から電力変換部73を介してコイル部26に給電すれば、コイル部26および永久磁石24はモータ(同期モータ)として機能し、駆動プーリ20を軸芯P1の回りで回転させることができる。また、永久磁石24が出力軸10の軸芯P1の回りで回転すれば、コイル部26に交流の発電出力を生成させることができる。
図3に示すように、コイル部26は、リング形状のベース26aと、ベース26aに保持された巻線部26bと、ベース部26aの中央域をエンジン1の出力軸10の軸端部に取り付ける取付具26cとをもつ。隙間24yは、ベース26aのリング状端部26fと駆動プーリ20の第1回転部21の軸端面21aとの間に形成されている。ベース26aは、周方向に延設された外周壁26eと、外周壁26eの一方の軸端に連接されたリング状端部26fと、外周壁26eの他方の軸端に連接された端円盤部26hとを備えている。端円盤部26hは永久磁石24を側方から覆っている。
図3に示すように、ベース26aのリング状端部26fは、駆動プーリ20の第1回転部21の軸端面21aにリング状の隙間24yを介して対面する。取付具26cは、出力軸10の軸端部10aに形成されている軸孔10bに遊転可能に嵌合されている。コイル部26の外径D1は、駆動プーリ20の主体となる第1回転部21の外径D2よりも小さく設定されているため(D1<D2)、コイル部26の径方向の小型化に貢献できる。但し、D1<D2に限定されるものではなく、D1>D2、D1=D2、D1≒D2でも良い。図3に示すように、コイル部26の巻線部26bの内周部が駆動プーリ20の第2回転部22の永久磁石24を外周側から同軸的に包囲するように、コイル部26が配置されている。この場合、エンジン1の出力軸10の軸芯P1に沿った方向(矢印X方向)において、駆動プーリ20の第2回転部22とコイル部26とが重合している。故に、矢印X方向におけるユニット体2の小型化に有利である。
本実施形態によれば、エンジン1が駆動してエンジン1の出力軸10がこれの軸芯P1回りで回転すると、エンジン1の出力軸10の駆動力は、ワンウェイクラッチ25を介してユニット体2の駆動プーリ20に伝達され、駆動プーリ20が軸芯P1回りで回転する。この結果、第1伝達部材4fを介して従動プーリ34が回転駆動し、第1コンプレッサ3fおよび第2コンプレッサ3sが回転駆動する。
また、第2伝達部材4sを介して従動プーリ34が回転駆動し、第3コンプレッサ3tおよび第4コンプレッサ3hが駆動する。このように駆動プーリ20が回転すると、4台のコンプレッサ3を駆動させることができる。しかし、コンプレッサ3(3f,3s,3t,3h)のクラッチ部材36による駆動伝達を切断すれば、第1伝達部材4f、第2伝達部材4s、従動プーリ34は回転するものの、コンプレッサ軸33が回転しないため、コンプレッサ3(3f,3s,3t,3h)による冷媒の圧縮、吸い込みが行なわれない。
上記したようにエンジン1の回転より駆動プーリ20が軸芯P1回りで回転すると、駆動プーリ20の第2回転部22に設けられている永久磁石24が回転し、コイル部26に交流の発電出力が生成する。これによりコイル部26および永久磁石24は発電機として機能することができる。
また、コイル部26に給電し、出力軸10の軸芯P1の回りを回転する回転磁界をコイル部26に発生させると、永久磁石24をもつ駆動プーリ20は、出力軸10の軸芯P1の回りを回転する。これによりコイル部26および永久磁石24はモータとして機能することができる。従って、エンジン1が駆動していなくても、モータにより、駆動プーリ20を出力軸10の軸芯P1回りで回転させることができる。また、エンジン1が駆動しているとき、モータとして機能すれば、モータは、コンプレッサ3の駆動力をアシストすることができる。従って、エンジン回転数が低くてエンジン1の回転数の安定性が充分でないときに有利である。
本実施形態によれば、図3に示すように、出力軸10がこれの軸芯P1回りで回転するとき、コイル部26の回転を抑えるコイル部回転抑止手段6が設けられている。コイル部回転抑止手段6は、軸受60と、拘束部61とを有する。軸受60は、コイル部26と出力軸10との間に設けられており、コイル部26に対して出力軸10を空転させる。従って、軸受60は、出力軸10が軸芯P1回りで回転したとしても、コイル部26を軸芯P1回りで回転させない。拘束部61は、コイル部26を回転しないように拘束する。
拘束部61は、コイル部26のベース26aに固定された中間部材61aと、中間部材61aを固定部61c(例えばエンジン1を搭載するマウント)に固定する固定具61d(螺子部材)とをもつ。第2回転部22の外径は第1回転部21の外径よりも小さくされているため、コイル部26の取付スペースの確保に有利である。従って、ベース26aに固定された中間部材61aは、駆動プーリ20の第1回転部21の側面部に対面している。この場合、コイル部26が回転しないように拘束部61によりコイル部26が拘束されているため、コイル部26と外部機器との電気的接続が良好に行われる。外部機器としては、コイル部26が発電機として使用されるときには、コイル部26で発生した電力を取り出す電力取出部であり、コイル部26および永久磁石24がモータとして機能するときには、コイル部26に励磁電流を給電する給電部である。
図4は、冷却および/または加熱、つまり、冷房および/または暖房を行う空気調和装置のブロック図を示す。エンジン1は、燃料供給路1uおよび燃料弁17を介して燃料源1kに繋がる。エンジン1の駆動力は、燃料弁17を開閉させるアクチェエータ18を制御することにより実行される。図4に示すように、冷媒循環路8は、配管8xを介してコンプレッサ3(3f,3s,3t,3h)に接続されている。冷媒循環路8は、冷却および/または加熱を行う室内機80をもつ。コンプレッサ3が駆動すると、コンプレッサ3の内部で冷媒の圧縮および吸い込みが行われ、冷媒循環路8を介して冷媒が循環し、室内機80が冷房および/または暖房を行う。
発電機で生成された交流の発電出力は、電力取出部70から取り出され、電力変換部73を介して、電圧および周波数が変換され、その後、本空気調和装置の補機78(例えばファン、ポンプ、流路切替バルブなど)に給電される。補機78としては室内機および室外機に吐用されているものが例示される。発電電力が余剰であれば、蓄電要素74(例えばバッテリまたはキャパシタ)に蓄電される。補機78の電力が不足するときには、商用電源79から供給される電力により、補機78は駆動される。
エンジン1およびコンプレッサ3等を制御する制御部75が設けられている。制御部75は、図5に示す制御形態に従って制御を行う。図5〜図7において、C/P(1)は、コンプレッサ3を1台駆動させる1台モードを示す。C/P(2)は、コンプレッサ3を2台駆動させる2台モードを示す。C/P(3)はコンプレッサ3を3台駆動させる3台モードを示す。C/P(4)は、コンプレッサ3を4台駆動させる4台モードを示す。図5に示すように、空調負荷がW2よりも小さいときには、コンプレッサ3の駆動台数を1台とする。空調負荷が大きくなるにつれて、コンプレッサ3の駆動台数を1台→2台→3台→4台と順に増加させる。このとき制御部75は、次の(i)〜(iv)の制御を行う。
(i)コンプレッサ3の駆動台数が1台である1台運転モードについて説明する。図5に示すように、空調負荷がW1(第1所定値)よりも相対的に小さく、W0〜W1のときには、(a1)の制御を行う。この場合、コイル部26および永久磁石24がモータとして機能するものの、エンジン1が停止している。このように空調負荷がかなり小さいときには、エンジン1を駆動させると、エンジン1の燃料費が割高となり、更に、エンジン回転数が不安定となり易いため、エンジン1を停止させる。この場合、エンジン1を駆動させる燃料費が軽減される。このようにW0〜W1のときには、エンジン1が非駆動であるため、発電機としての出力はない。
これに対して1台運転モードのときであっても、空調負荷がW1(第1所定値)よりも相対的に大きくなると、(b1)の制御を行う。この場合、コイル部26をモータとして機能させつつも、モータだけではコンプレッサ3の駆動力が不足するため、エンジン1を駆動させる。従って、コンプレッサ3の駆動がモータによりアシストされる。即ち、エンジン1が駆動で且つモータアシスト領域となる。なお、W1〜W2のときにはエンジン1が駆動しており、発電出力はエンジン回転数が増加するにつれて高くなる。
また、次の2台運転モードにおいて空調負荷がW3(第3所定値)よりも相対的に小さいときには(a2)の制御を行う。(a2)の場合には、モータおよびエンジン1を併用する。(a2)の制御の直前の段階である(b1)の制御において、モータおよびエンジン1を併用してコンプレッサ3を駆動させておけば、(b1)から(a2)への移行がスムースに行われ易い。
(ii)コンプレッサ3の駆動台数が2台である2台運転モードについて説明する。このモードでは、空調負荷がW3(第3所定値)よりも相対的に小さくてW2〜W3の場合には、(a2)の制御を行う。この場合、エンジン1を駆動させるが、エンジン回転数がかなり低く、エンジン1の駆動の安定性は必ずしも充分ではないため、コイル部26をモータとして機能させる。この場合、コンプレッサ3はモータおよびエンジン1により駆動される。即ち、エンジン1が駆動で且つモータアシスト領域となる。これに対して2台運転モードのときであっても、空調負荷がW4よりも小さくてW3〜W4のときには、(b2)の制御を行う。この場合、コイル部26をモータとして機能させないが、エンジン回転数を増加させつつエンジン1を駆動させる。この場合、即ち、エンジン1が駆動で且つモータオフ領域となる。この場合、エンジン1により駆動プーリ20の永久磁石24が回転するため、コイル部26は発電機として機能することができる。なお、W2〜W3のときにはエンジン1が駆動しており、発電出力はエンジン回転数が増加するにつれて高くなる。
(iii)コンプレッサ3の駆動台数が3台である3台運転モードについて説明する。このモードでは、空調負荷がW4〜W5のときには、コイル部26をモータとして機能させないが、エンジン1が駆動する。この場合、エンジン1により駆動プーリ20の永久磁石24が回転するため、コイル部26は発電機として機能することができる。この場合、エンジン1が駆動で且つモータオフ領域となる。なお、W4〜W5のときにはエンジン1が駆動しており、発電出力はエンジン回転数が増加するにつれて高くなる。
(iv)コンプレッサ3の駆動台数が4台である4台運転モードについて説明する。このモードでは、空調負荷がW5〜W6のときには、コイル部26をモータとして機能させず、エンジン1が駆動する。この場合、エンジン1により駆動プーリ20の永久磁石24が回転するため、コイル部26は発電機として機能することができる。この場合、エンジン1が駆動で且つモータオフ領域となる。なお、W5〜W6のときにはエンジン1が駆動しており、発電出力はエンジン回転数が増加するにつれて高くなる。
図6は、上記した制御形態のタイミングチャートを示す。図6に示すように、1台モードのとき、空調負荷がW1(第1所定値)よりも小さい場合には、エンジン1は非駆動である。しかし空調負荷がW1を超えてW1〜W2のときには、制御部75はエンジン1を駆動させる。空調負荷が大きくなるにつれて、エンジン回転数をN1からN2へと次第に増加させ、コンプレッサ3の回転数を次第に増加させる。
また図6に示すように、1台モードから2台モードに移行するときには、制御部75はエンジン回転数をN2からN3(N2>N3)へと一旦低下させる。2台モードにおいて、空調負荷が大きくなるにつれて、エンジン回転数をN3からN4(N4>N3)へと次第に増加させ、コンプレッサ3の回転数を次第に増加させる。また、2台モードから3台モードに移行すると、制御部75は、エンジン回転数をN4からN5(N4>N5)へと一旦低下させる。また、3台モードにおいて空調負荷が大きくなるにつれて、エンジン回転数をN5からN6(N6>N5)へと次第に増加させ、コンプレッサ3の回転数を次第に増加させる。また、3台モードから4台モードに移行すると、制御部75はエンジン回転数をN6からN7(N6>N7)へと一旦低下させる。4台モードにおいて空調負荷が大きくなるにつれて、エンジン回転数をN7からN8(N8>N7)へと次第に増加させ、コンプレッサ3の回転数を次第に増加させる。図7は、空調負荷とコンプレッサ3の駆動台数とエンジン回転数との関係を示す。図7に示すように、N2>N1の関係、N2>N3の関係、N4>N3の関係、N4>N5の関係、N6>N5の関係、N6>N7の関係、N8>N7の関係とされている。
このように制御部75は、コンプレッサ3の駆動台数を増加させるとき、コンプレッサ3の駆動台数を増加させる前よりも、エンジン回転数を一旦低下させる。そして、そのモードにおいて、制御部75は、空調負荷の増加につれて、エンジン回転数を増加させ、コンプレッサ3の回転数を次第に増加させる。その理由としては、コンプレッサ3の駆動台数を増加させる切替時に、エンジン1の回転数がそのままであると、空調機能が不連続的に急激に増加し易い。この場合、空調機能の連続性に違和感が生じ易い。このため、コンプレッサ3の駆動台数を増加させる切替時に、コンプレッサ3の駆動台数を増加させる前のエンジン回転数よりも、エンジン回転数を一旦低下させる。これにより空調の違和感が軽減または回避される。
図8は、上記した制御形態のフローチャートを示す。図8に示すように、コンプレッサ3が1台運転モードであるか否か判定する(ステップS1)。YESであれば、モータで空調するモータ空調モードを実行する(ステップS10)。即ち、エンジン1を停止させると共にモータを所定の回転数で回転させる指令を出力してモータを駆動させる。更に4台のコンプレッサ3のうち、いずれか1台のコンプレッサ3を回転させるように設定する。なお、4台のコンプレッサ3のうち、駆動合計時間が平均化するように、コンプレッサ3を選択する。
更に、空調負荷がW1(第1所定値)よりも高いか否か判定する(ステップS12)。NOであれば、リターンする。YESであれば、モータアシストモードに移行し(ステップS14)、前記した(b1)の制御を行う。即ち、エンジン1を駆動させると共にモータを駆動させる。発電出力を取り出せれば、発電出力を取り出す処理を行い、リターンする。
コンプレッサ3が1台運転モードでなければ、2台運転モードであるか否か判定する(ステップS2)。YESであれば、エンジン空調モードを実行する(ステップS20)。即ち、エンジン1を駆動させると共に2台のコンプレッサ3を駆動させるように設定する。更に、空調負荷がW3よりも高いか否か判定する(ステップS22)。YESであればリターンする。NOであれば、モータアシストモードに移行し、(a2)の制御を実行する(ステップS24)。即ち、エンジン1を駆動させると共にモータを駆動させる。この場合、エンジン回転数を検知し、エンジン回転数の安定性が充分でなければ、モータの回転数を増加させるように指令する。発電出力を取り出せれば、発電出力を取り出す処理を行い、リターンする。
コンプレッサ3が2台運転モードでなければ、3台運転モードであるか否か判定する(ステップS3)。YESであれば、エンジン空調モードを実行する(ステップS30)。即ち、エンジン1を駆動させると共に3台のコンプレッサ3を回転させるように設定する。更に、コイル部26から発電出力を取り出す処理を行い、リターンする。
コンプレッサ3が3台運転モードでなければ、4台運転モードであるか否か判定する(ステップS4)。YESであれば、エンジン空調モードを実行し(ステップS30)、エンジン1を駆動させると共に4台のコンプレッサ3を駆動するように設定する。更に、コイル部26から発電出力を取り出す処理を行い、リターンする。
コンプレッサ3が4台運転モードでなければ、空調機能を停止させつつ発電出力を取り出す発電モードか否か判定する(ステップS5)。YESであれば、エンジン1を駆動させつつ、各コンプレッサ3のクラッチ部材36を切断駆動させ、4台のコンプレッサ3を非駆動として、空調機能をオフとする。さらにコイル部26から発電出力を取り出し、リターンする。発電モードでなければ、停止モード移行し(ステップS6)、エンジン1およびモータの双方を停止させる。
以上説明したように本実施形態によれば、モータおよび発電機兼用のコイル部26がエンジン1の出力軸10に同軸的に且つ直接的に装備されている構造となる。このためユニット体2の小型化および省スペース化を図るのに有利となる。更に、エンジン1の出力軸10に発電機(ユニット体2)が直接的に取り付けられているため、エンジン1の駆動力を伝達部材を介して発電機に伝達させる方式に比較して、エンジン1から発電機への伝達効率が向上する。
更に本実施形態によれば、エンジン1の出力軸10の駆動力を駆動プーリ20に伝達すると共に、駆動プーリ20の駆動力をエンジン1の出力軸10に伝達することを抑えるワンウェイクラッチ25が用いられている。このため、エンジン1が停止しているときにおいても、コイル部26および永久磁石24で構成されるモータにより、ユニット体2の駆動プーリ20を直接的に駆動させることができる。このとき、ワンウェイクラッチ25は、駆動プーリ20→エンジン1の出力軸10への駆動伝達を遮断させる。このためユニット体2の駆動プーリ20が出力軸10の軸芯P1回りで回転するものの、エンジン1の出力軸10が非回転となり、モータの駆動力をコンプレッサ3へ伝達する伝達効率が確保される。
また本実施形態によれば、ワンウェイクラッチ25は、図3に示すように、エンジン1の出力軸10の外周面と駆動プーリ20の嵌合孔20aの内周面との間に同軸的または実質的に同軸的に介装されている。このため小型化に有利である。また図3に示すように、ワンウェイクラッチ25の軸長は駆動プーリ20の嵌合孔20aの内周面の軸長にほぼ対応している。故に、ワンウェイクラッチ25は駆動プーリ20の嵌合孔20aの内周面にこれの軸長方向において嵌合しており、駆動プーリ20の軸長方向の小型化に有利である。
また本実施形態によれば、図3に示すように、コイル部26の外径D1は、駆動プーリ20の第1回転部21の外径D2よりも小さく設定されている。このため、コイル部26の外周部が第1回転部21の外周部よりも突出することが抑制される。このため、エンジン1の出力軸10の軸直角方向(Y方向)において、ユニット体2の小型化を図るのに有利である。また図3に示すように、エンジン1の出力軸10の軸芯P1に沿った方向(矢印X方向)において、駆動プーリ20の第2回転部22とコイル部26とが重合しており、矢印X方向におけるユニット体2の小型化に有利である。
更に本実施形態によれば、図3に示すように、エンジン1の出力軸10の軸方向(矢印X方向)において、コイル部26とエンジン1との間に駆動プーリ20が介在している。このためエンジン1冷却系の低下等により、エンジン1の温度が高温となる場合であっても、エンジン1の熱がコイル部26に伝達されることが駆動プーリ20により抑制される。
更に、エンジン1の出力軸10の軸方向(矢印X方向)において、エンジン1、フライホイール15、駆動プーリ20、コイル部26の順に配置されている。このため駆動プーリ20とエンジン1との間にフライホイール15が介在している。従って、エンジン1の温度が高温となる場合であっても、エンジン1の熱がコイル部26に伝達されることがフライホイール15により抑制される。しかも、フライホイール15の外径は、駆動プーリ20の第1回転部21の外径D2およびコイル部26の外径D1よりも大きく設定されている。このため、エンジン1の熱が駆動プーリ20およびコイル部26に伝達されることがフライホイール15により効果的に抑制される。このように駆動プーリ20およびコイル部26の昇温を抑制する構造が採用されているため、万一、エンジン1の冷却系の機能低下等により、エンジン1の温度が高温となる場合であっても、コイル部26の熱損傷、コイル部26の電気抵抗の増加が抑制される。故に、モータとして使用するときの駆動力確保、発電機として使用するときの発電出力の確保に貢献できる。
本実施形態によれば、モータおよび発電機として機能するユニット体2は、ユニット化されて一体となっている。このため、既存の空気調和装置で使用されているエンジンの出力軸の径がエンジン1の出力軸10と同径であれば、既存の空気調和装置のエンジンの出力軸にユニット体2を搭載することもできる。
本実施形態によれば、図4に示すように、制御部75には、エンジン実回転数の信号Ne、モータの実回転数の信号Nm、発電機の出力信号G1、燃料弁17の開度(燃料供給量)の検出信号S1、エンジン回転数の指令信号D1、補機78などの消費電力の指令信号D2、空調負荷の信号D3が制御部75に入力される。コイル部26および永久磁石24によりコイル部26に発電出力が生成されるため、制御部75は、発電出力(発電機の出力信号G1)に基づいてエンジン1の現在の駆動状態(出力軸10の軸トルク)を推定する。
即ち、図9に示すように、上記した各信号Ne、Nm、G1、S1、D1、D2、D3が制御部75に読み込まれる(ステップS100)。制御部75は、これらの入力信号に基づいて、エンジン1の出力軸10の軸トルクを求める(ステップS110)。この場合、演算で求めても良いし、マップで求めても良い。次に、消費電力の指令値D2により要請される最適な発電量WA、その発電量WAを発生させるのに最適な燃料弁17の開度SA(エンジン1の燃料供給量に関する物理量に相当)を求める(ステップS120)。燃料弁17の最適な開度SAは、指令値として、燃料弁17のアクチェエータ18(燃料供給部)に出力される(ステップS130)。
このようにコイル部26に生成する発電出力に応じて、エンジン1の現在の状態(出力軸10の軸トルク)を推定する。そして、エンジン1の駆動力(軸トルク)が充分な状態でなければ、エンジン1の駆動力(軸トルク)を充分な値とするように、燃料弁17の最適な開度SAを求め、最適な開度SAをアクチェエータ18に出力する。このため、エンジン1の駆動状態が補正され、出力軸10の軸トルクが良好な値となり、エンジン回転数が安定する。これによりエンジンストールなどが防止され、空調および発電を良好に行うことができる。このようにコイル部26に生成する発電出力をセンサとして用い、エンジン1の現在の状態(出力軸10の軸トルク)を求めるため、エンジン1の出力軸10のトルクを検知するトルクセンサ等の他のセンサが不要とされ、設備費の低減に貢献できる。
(実施形態2)
図10は実施形態2を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の作用効果を有する。以下、相違する部分を中心として説明する。図10に示すように、駆動プーリ20の側面部20sには、ファン20mがコイル部26の側面部に対面するように設けられている。エンジン1またはモータにより駆動プーリ20が回転すると、ファン20mが駆動プーリ20と共に回転するため、コイル部26が冷却される。従って、コイル部26がジュール熱で発熱するときであっても、コイル部26の過熱が防止される。ファン20mが駆動プーリ20の側面部20sに設けられているため、駆動プーリ20の外径サイズの増加が抑えられ、径サイズの小型化に有利である。ファン20mは、駆動プーリ20のうち小径側の第2回転部22ではなく、大径側の第1回転部21に設けられているため、ファン20mのサイズの確保に有利となり、送風量の増加に貢献できる。但し、ファン20mを駆動プーリ20の小径側の第2回転部22に設けても良い。
(実施形態3)
図11は実施形態3を示す。本実施形態は実施形態1と基本的には同様の作用効果を有する。以下、相違する部分を中心として説明する。図11に示すように、コイル部26の外径D1は、駆動プーリ20の第1回転部21の外径D2と同程度とされている。この場合、永久磁石24の厚みおよび体積を確保し、永久磁石24の磁力を増加させ、モータ出力および発電出力を増加させるのに有利である。
(その他)
上記した実施形態によれば、回転体として駆動プーリ20が設けられているが、スプロケットでも良い。この場合には、伝達部材はベルトでなく、チェーンとなる。上記した実施形態によれば、冷房および/または暖房を行う空気調和装置に適用しているが、食品等の対象物に対して冷却および/または加熱を行う空気調和装置に適用しても良い。その他、本発明は上記し且つ図面に示した実施形態のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できる。上記した記載から次の技術的思想も把握される。
(付記項1)駆動により回転する出力軸をもつエンジンと、前記エンジンの出力軸に同軸的に取り付けられた回転体と、前記回転体の外周側に配置された永久磁石と、モータ用および発電用のコイル部と、複数のコンプレッサと、前記回転体と前記コンプレッサとを接続し出力軸の駆動力を前記回転体を介して前記コンプレッサに伝達して前記コンプレッサを駆動させる伝達部材と、前記コンプレッサにより冷媒の圧縮および吸い込みを行い冷媒を循環させて冷却および/または加熱を行う冷媒循環路とを具備しており、
前記エンジンおよび前記コンプレッサを制御する制御部が設けられており、
制御部は、前記コンプレッサを1台駆動させるとき、(a1)(b1)の制御を行い、前記コンプレッサを2台駆動させるとき、制御部は(a2)(b2)の制御を行なうことを特徴とする。
(a1)空調負荷が第1所定値よりも小さいとき、前記コイル部および前記永久磁石がモータとして機能し、前記エンジンが停止する。
(b1)空調負荷が第1所定値以上で且つ第2所定値(第2所定値>第1所定値)よりも小さいとき、前記コイル部および前記永久磁石がモータとして機能し、前記エンジンが駆動する。
(a2)空調負荷が第2所定値以上で且つ第3所定値(第3所定値>第2所定値>第1所定値)よりも小さいときには、前記コイル部および前記永久磁石がモータとして機能し、前記エンジンが駆動する。
(b2)空調負荷が第3所定値以上のとき、前記コイル部および前記永久磁石がモータとして機能せず、前記エンジンが駆動する。
(付記項2)
駆動により回転される出力軸をもつエンジンと、前記エンジンの前記出力軸に同軸的に取り付けられる取付体と、前記取付体の外側に配置され単数または複数のコンプレッサと、前記取付体と前記コンプレッサとを接続し前記出力軸の駆動力を前記取付体を介して前記コンプレッサに伝達して前記コンプレッサを駆動させる伝達部材と、前記コンプレッサにより冷媒の圧縮および吸い込みを行い冷媒を循環させて冷却および/または加熱を行う冷媒循環路とを具備しており、
前記取付体は、前記エンジンの前記出力軸に嵌合する嵌合孔と前記伝達部材が係合する係合部とをもつ回転体と、前記回転体に設けられた永久磁石と、前記エンジンの前記出力軸の外周面と前記回転体の前記嵌合孔の内周面との間に介装され、前記エンジンの出力軸の駆動力を前記回転体に伝達すると共に、前記回転体の駆動力を前記エンジンの前記出力軸に伝達することを抑えるワンウェイクラッチと、前記回転体の前記永久磁石の外周側に隙間を介して配置され、前記出力軸の軸芯の回りを回転する回転磁界を発生させてモータとして機能すると共に、発電出力を生成させるコイル部とを具備することを特徴とするエンジン駆動式空気調和装置。エンジンの出力軸に取り付ける取付体の小型化および省スペース化に有利となる。
本発明はエンジン駆動式空気調和装置に利用することができる。
実施形態1に係り、エンジンおよびコンプレッサの位置関係を模式的に示す構成図である。 コンプレッサの内部構造を示す構成図である。 ユニット体がエンジンの出力軸に取り付けられている状態を示す構成図である。 空気調和装置のブロック図である。 空調負荷の大きさとコンプレッサの駆動台数とエンジン回転数とモータ回転数と発電出力との関係との関係を示す構成図である。 空調負荷の大きさとコンプレッサの駆動台数とエンジン回転数とモータ回転数と発電出力との関係との関係を示すタイミングチャートである。 空調負荷の大きさとコンプレッサの駆動台数とエンジン回転数との関係を示すグラフである。 制御部が実行するフローチャートである。 制御部が実行するフローチャートである。 実施形態2に係り、ユニット体がエンジンの出力軸に取り付けられている状態を示す構成図である。 実施形態3に係り、ユニット体がエンジンの出力軸に取り付けられている状態を示す構成図である。
1はエンジン、10は出力軸、21は第1回転部、22は第2回転部、2はユニット体(取付体)、3はコンプレッサ、30はコンプレッサ本体、33はコンプレッサ軸、36はクラッチ部材、4は伝達部材、20は駆動プーリ、24は永久磁石、25はワンウェイクラッチ、26はコイル部、6はコイル部回転抑止手段、60は軸受、61は拘束部を示す。

Claims (5)

  1. 駆動により回転される出力軸をもつエンジンと、前記エンジンの前記出力軸に同軸的に取り付けられる取付体と、前記取付体の外側に配置され複数のコンプレッサと、前記取付体と前記コンプレッサとを接続し前記出力軸の駆動力を前記取付体を介して前記コンプレッサに伝達して前記コンプレッサを駆動させる伝達部材と、前記コンプレッサにより冷媒の圧縮および吸い込みを行い冷媒を循環させて冷却および/または加熱を行う冷媒循環路とを具備しており、
    前記取付体は、
    前記エンジンの前記出力軸に嵌合する嵌合孔と前記伝達部材が係合する係合部とをもつ回転体と、
    前記回転体に設けられた永久磁石と、
    前記エンジンの前記出力軸の外周面と前記回転体の前記嵌合孔の内周面との間に介装され、前記エンジンの出力軸の駆動力を前記回転体に伝達すると共に、前記回転体の駆動力を前記エンジンの前記出力軸に伝達することを抑えるワンウェイクラッチと、
    前記回転体の前記永久磁石の外周側に隙間を介して配置され、前記出力軸の軸芯の回りを回転する回転磁界を発生させてモータとして機能すると共に、発電出力を生成させるコイル部とを具備しており、
    前記エンジンおよび各前記コンプレッサを制御する制御部が設けられており、
    前記制御部は、空調負荷が高くなるにつれて、前記コンプレッサの駆動台数を増加させ、且つ、
    前記制御部は、前記コンプレッサの駆動台数を増加させるとき、前記コンプレッサの駆動台数を増加させる前よりも前記エンジンの回転数を一旦低下させ、空調負荷の増加につれて前記エンジンの回転数を増加させ、
    空調負荷が小さいときから大きくなるにつれて、前記制御部は、(i)(ii)(iii)の順に制御することを特徴とするエンジン駆動式空気調和装置。
    (i)前記コイル部および前記永久磁石がモータとして機能し、前記エンジンが停止する。
    (ii)前記コイル部および前記永久磁石がモータとして機能すると共に前記エンジンが駆動する。
    (iii)前記コイル部および前記永久磁石が発電機として機能し、モータとして機能せず、前記エンジンが駆動する。
  2. 駆動により回転される出力軸をもつエンジンと、前記エンジンの前記出力軸に同軸的に取り付けられる取付体と、前記取付体の外側に配置された複数のコンプレッサと、前記取付体と前記コンプレッサとを接続し前記出力軸の駆動力を前記取付体を介して前記コンプレッサに伝達して前記コンプレッサを駆動させる伝達部材と、前記コンプレッサにより冷媒の圧縮および吸い込みを行い冷媒を循環させて冷却および/または加熱を行う冷媒循環路とを具備しており、
    前記取付体は、
    前記エンジンの前記出力軸に嵌合する嵌合孔と前記伝達部材が係合する係合部とをもつ回転体と、
    前記回転体に設けられた永久磁石と、
    前記エンジンの前記出力軸の外周面と前記回転体の前記嵌合孔の内周面との間に介装され、前記エンジンの出力軸の駆動力を前記回転体に伝達すると共に、前記回転体の駆動力を前記エンジンの前記出力軸に伝達することを抑えるワンウェイクラッチと、
    前記回転体の前記永久磁石の外周側に隙間を介して配置され、前記出力軸の軸芯の回りを回転する回転磁界を発生させてモータとして機能すると共に、発電出力を生成させるコイル部とを具備しており、
    前記エンジンおよび前記コンプレッサを制御する制御部が設けられており、
    前記コンプレッサを1台駆動させるとき、前記制御部は(a1)(b1)の制御を行い、前記コンプレッサを2台駆動させるとき、制御部は(a2)(b2)の制御を行なうことを特徴とする。
    (a1)空調負荷が第1所定値よりも小さいとき、前記コイル部および前記永久磁石がモータとして機能し、前記エンジンが停止する。
    (b1)空調負荷が第1所定値以上で且つ第2所定値(第2所定値>第1所定値)よりも小さいとき、前記コイル部および前記永久磁石がモータとして機能し、前記エンジンが駆動する。
    (a2)空調負荷が第2所定値以上で且つ第3所定値(第3所定値>第2所定値>第1所定値)よりも小さいときには、前記コイル部および前記永久磁石がモータとして機能し、前記エンジンが駆動する。
    (b2)空調負荷が第3所定値以上のとき、前記コイル部および前記永久磁石がモータとして機能せず、前記エンジンが駆動する。
  3. 請求項1または2において、前記出力軸がこれの軸芯回りで回転するとき、前記コイル部の回転を抑えるコイル部回転抑止手段が設けられており、前記コイル部回転抑止手段は、前記コイル部と前記出力軸との間に設けられ前記コイル部に対して前記出力軸を空転させる軸受と、前記コイル部を回転しないように拘束する拘束部とを有することを特徴とするエンジン駆動式空気調和装置。
  4. 請求項1〜3のうちの一項において、前記回転体は、第1回転部と、前記第1回転部に同軸的に設けられた第2回転部とを備えており、前記永久磁石は前記第2回転部の外周部に配置されており、前記コイル部の内周部が前記回転体の前記第2回転部を外周側から前記隙間を介して同軸的に包囲するように前記コイル部は配置されており、前記コイル部の外径をD1とし、前記第1回転部の外径をD2とするとき、D1≦D2、または、D1≧D2に設定されていることを特徴とするエンジン駆動式空気調和装置。
  5. 請求項1〜4のうちの一項において、前記制御部は、前記コイル部の発電出力に基づいて前記エンジンの現在の駆動状態を推定し、要請される発電量が得られるように、前記エンジンの燃料供給量に関する物理量を求め、求めた燃料供給量に関する物理量の指令をエンジンの燃料供給部に出力することを特徴とするエンジン駆動式空気調和装置。
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