JP4887627B2 - Rfid読み出しシステム、rfid読み出し方法、rfidリーダ、rfid読み出し管理装置、rfidリーダの制御プログラム及びこれを記録したコンピュータが読み取り可能な情報記録媒体並びにrfid読み出し管理装置の制御プログラム及びこれを記録したコンピュータが読み取り可能な情報記録媒体 - Google Patents

Rfid読み出しシステム、rfid読み出し方法、rfidリーダ、rfid読み出し管理装置、rfidリーダの制御プログラム及びこれを記録したコンピュータが読み取り可能な情報記録媒体並びにrfid読み出し管理装置の制御プログラム及びこれを記録したコンピュータが読み取り可能な情報記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、RFID読み出しシステム、RFID読み出し方法、RFIDリーダ、RFID読み出し管理装置、RFIDリーダの制御プログラム及びこれを記録したコンピュータが読み取り可能な情報記録媒体並びにRFID読み出し管理装置の制御プログラム及びこれを記録したコンピュータが読み取り可能な情報記録媒体に関する。より詳細には、所定のリーダが質問波を出力し、それに反応したRFタグからの応答波を複数のリーダが受信することにより、これら複数のリーダがRFタグの情報を取得する、RFID読み出しシステム、RFID読み出し方法、RFIDリーダ、RFID読み出し管理装置、RFIDリーダの制御プログラム及びこれを記録したコンピュータが読み取り可能な情報記録媒体並びにRFID読み出し管理装置の制御プログラム及びこれを記録したコンピュータが読み取り可能な情報記録媒体に係る発明である。
昨今、RFID(Radio Frequency IDentifier/IDentification)が注目を集めており、それに伴い、店舗の商品にRFタグを貼り付け、それを移動型のリーダから読み取らせることにより、商品情報を提供しようとする動きがある。一方で、商品棚にリーダを設置して、商品管理を行うアプリケーションも考えられている。
現在、各種のタグ情報取得システム及びタグ情報取得方法に係わる従来技術としていくつかの発明が提案されている。具体的な従来例を以下に列挙する。例えば、複数の棚の下面に金属製の電磁遮蔽物を設置する(参照;特許文献1)、隣接する複数の物品管理棚のそれぞれに特性の相違するループアンテナを設ける(参照;特許文献2)、隣接する複数の物品管理棚間のそれぞれのアンテナ部への供給のタイミングを管理する(参照;特許文献3)、相対的に位相が反転する関係に隣接装置を配置する(参照;特許文献4)、等が提案されている。これらは、複数のリーダが、隣接するRFタグからの応答波を誤読することなく受信するためのものである。
しかし、従来の複数リーダによるタグ情報取得システムでは、複数のリーダが同時に質問波を出力し、それらの電磁波が相互に干渉するような状況においては、正確な読み取りを図る上で、各リーダが干渉を起こさないように制御する必要がある。
本目的に対応した従来の解決法として、他のリーダが質問波を出力しないタイミングで各リーダが質問波を出力する電波の衝突回避方法や、リーダ同士が異なる周波数を利用する方法等が検討されている。より具体的には、電波の衝突回避の技術例として、上に掲げた固定のリーダの衝突回避方法等がある。しかし、これらは、何れもリーダが静止状態を想定しているものである。よって、これをリーダが移動する状況下にそのまま適用することは、その特性を維持・確保する上で困難であると考えられる。
その他の従来例5としての特許文献5に記載の発明では、通信周波数を可変とすることにより、複数種類の電波の衝突を回避するリーダを提案している。しかし本従来例5では、具体的にどのようにして使用する周波数を決定し、どのタイミングでリーダにその周波数を設定するかに至るまで仔細には述べられていない。さらに、その他の従来例6の特許文献6に記載の発明では、移動するリーダ間での適用はできるが、複数のリーダが同時に質問波を送出することによる干渉の問題が未解決であり、課題が依然残る。
また、これら従来の解決方法(従来例1〜6)は、タグ情報を取得したいリーダが自ら質問波を出し、その応答波を受信することによりタグ情報を取得するという制約に基づいたものである。よって、利用の拡大化への適用には、課題を生じる可能性がある。
特開2002−60021号公報 特開2002−2917号公報 特開2001−348111号公報 特開平11−345294号公報 特開2000−20651号公報 特開2003−150916号公報
上記のように、1つの対象に対して、固定リーダと移動リーダとが同時に読もうとすると、干渉が起こる。固定されているリーダ同士ならば、予め同時に読み取らないように配置、設定することにより、干渉を回避することは可能である。しかし従来技術によるタグ情報取得システムは、携帯型のリーダのように、リーダが動くような状況下では、リーダ同士の干渉は予測不可能であり、予め読み取るタイミングを設定しておくという方法も用いることはできない問題点を有する。
本発明は係る問題に鑑みてなされたものであり、リーダが移動する状況下にあってもリーダ同士が干渉を生じないRFID読み出しシステム及び方法、リーダ及びその制御プログラム、RFID読み出し管理装置及びその制御プログラム、並びにこれらの制御プログラムが記録されたコンピュータが読み取り可能な情報記録媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、質問波信号を送信することによりRFIDタグに対して固有情報の送信を要求する質問波送信装置と、前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた前記固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段と、を備えたRFIDリーダとを有するRFID読み出しシステムにおいて、前記RFIDリーダは、前記質問波信号を送信する質問波送信手段と、他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段とをさらに有し、前記他の装置が送信した質問波信号を受信した際には、前記質問波送信手段を所定時間停止させることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記RFIDリーダは、他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段をさらに有し、前記他の装置が送信した質問波信号を受信した際に前記応答波受信手段を作動させることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記RFIDリーダは、前記質問波信号を送信する質問波送信手段をさらに有し、前記他の装置が送信した質問波信号を受信した際には、前記質問波送信手段を所定時間停止させることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項記載の発明において、前記RFIDリーダは、前記質問波信号を送信する質問波送信手段をさらに有し、該質問波送信手段は、前記応答波受信手段が作動した後で作動することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記RFIDリーダは、ユーザインタフェースを介してユーザから所定の入力操作を受けた場合に前記応答波受信手段を作動させることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記RFIDリーダは、他の装置との通信手段を有し、他の装置からの指示に応じて前記応答波受信手段を作動させることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、RFIDタグに対して固有情報の送信を要求するための質問波信号を送信する質問波送信手段及び前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた前記固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段と、を備えた第1のRFIDリーダと、これらに加えて固有情報を格納したRFIDタグをさらに備えた第2のRFIDリーダとを有するRFID読み出しシステムであって、前記第2のRFIDのリーダのRFIDタグには、第2のRFIDリーダであることを示すIDが前記固有情報として格納されており、前記第1のRFIDリーダは、前記第2のRFIDリーダから前記IDを前記応答波信号として受信すると、前記質問波送信手段を所定の時間停止させることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、質問波信号を送することによりRFIDタグに対して固有情報の送信を要求する質問波送信手段、前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた前記固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段、及び他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段と、を備えたRFIDリーダと、前記RFIDリーダとネットワークを介して接続され、該RFIDリーダの動作を制御するRFID読み出し管理装置とを有するRFID読み出しシステムであって、前記RFID読み出し管理装置は、前記質問波送信手段が前記質問波信号を送信するタイミングを示す質問波送信タイミング情報を記憶する記憶手段を有し、前記RFIDリーダからの問い合わせに応じて前記質問波送信タイミング情報を要求元のRFIDリーダへ送信し、前記RFIDリーダは、前記RFID読み出し管理装置から取得した前記質問波送信タイミング情報に基づいて、前記質問波送信手段が前記質問波信号を送信するタイミングまでは前記質問波受信手段を作動させ、該タイミング以降は前記応答波受信手段を作動させることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、質問波信号を送信することによりRFIDタグに対して固有情報の送信を要求する質問波送信装置を少なくとも一つと、前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた前記固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段及び他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段と、を備えたRFIDリーダと、前記質問波送信装置及び前記RFIDリーダとネットワークを介して接続され、該質問波送信装置及び該RFIDリーダの動作を制御するRFID読み出し管理装置とを有するRFID読み出しシステムであって、前記RFID読み出し管理装置は、前記質問波送信装置が前記質問波信号を送信するタイミングを示す質問波送信タイミング情報を記憶する記憶手段を有し、前記RFIDリーダからの問い合わせに応じて前記質問波送信タイミング情報を要求元のRFIDリーダへ送信し、前記RFIDリーダは、前記RFID読み出し管理装置から取得した前記質問波送信タイミング情報に基づいて、前記質問波送信装置が前記質問波信号を送信するタイミングまでは前記質問波受信手段を作動させ、該タイミング以降は前記応答波受信手段を作動させることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、質問波信号を送信することによりRFIDタグに対して固有情報の送信を要求する質問波送信装置を少なくとも一つと、前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた前記固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段及び他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段と、を備えたRFIDリーダと、前記質問波送信装置及び前記RFIDリーダとネットワークを介して接続され、該質問波送信装置及び該RFIDリーダの動作を制御するRFID読み出し管理装置とを有するRFID読み出しシステムであって、前記RFID読み出し管理装置は、前記質問波送信装置が前記質問波信号を送信するタイミングを示す質問波送信タイミング情報を記憶する記憶手段を有し、前記RFIDリーダからの問い合わせに応じて前記質問波送信タイミング情報を要求元のRFIDリーダへ送信し、前記RFIDリーダは、前記RFID読み出し管理装置から取得した前記質問波送信タイミング情報に基づいて、前記質問波送信装置が前記質問波信号を送信するタイミング以降は前記応答波受信手段を作動させることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、固有情報の送信を要求するための質問波信号を質問波送信装置からRFIDタグに対して送信し、前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた前記固有情報を含んだ応答波信号をRFIDリーダで受信するRFID読み出し方法において、他の装置が送信した前記質問波信号を前記RFIDリーダで受信し、前記他の装置が送信した質問波信号を受信した際には、該RFIDリーダからの前記質問波信号の送信を所定時間停止させることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項11記載の発明において、前記RFIDリーダは、前記他の装置が送信した前記質問波信号を受信した際に、前記応答波信号の受信待機状態に移行することを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項12記載の発明において、前記RFIDリーダは、他の装置が送信した前記質問波信号を受信してから所定期間外に、前記質問波信号を送信することを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項11から13のいずれか1項記載の発明において、前記RFIDリーダは、前記応答波信号の待ち受け状態に移行した後に、前記質問波信号を送信することを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、請求項11又は12記載の発明において、前記RFIDリーダは、ユーザインタフェースを介してユーザから所定の入力操作を受けた場合に前記応答波信号の受信待機状態に移行することを特徴とする。
請求項16に記載の発明は、請求項11記載の発明において、前記RFIDリーダは、他の装置からの指示に応じて前記応答波信号の受信待機状態に移行することを特徴とする。
請求項17に記載の発明は、RFIDタグに対して固有情報の送信を要求するための質問波信号を送信する質問波送信手段及び前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた前記固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段を備えた第1のRFIDリーダと、これらに加えて第2のRFIDリーダであることを示すIDを固有情報として格納したRFIDタグをさらに備えた第2のRFIDのリーダとを有するRFID読み出しシステムにおけるRFID読み出し方法であって、前記第1のRFIDリーダは、前記第2のRFIDリーダから前記IDを前記応答波信号として受信すると、前記質問波送信手段を所定の時間停止させることを特徴とする
請求項18に記載の発明は、質問波信号を送信することによりRFIDタグに対して固有情報の送信を要求する質問波送信手段、前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた前記固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段、及び他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段と、を備えたRFIDリーダと、前記RFIDリーダとネットワークを介して接続され、該RFIDリーダの動作を制御するRFID読み出し管理装置とを有するRFID読み出しシステムにおけるRFID読み出し方法であって、前記RFIDリーダは、前記質問波送信手段が前記質問波信号を送信するタイミングを示す質問波送信タイミング情報の送信を前記RFID読み出し管理装置に対して要求し、前記RFID読み出し管理装置は、前記RFIDリーダからの要求に応じて、前記質問波送信タイミング情報を記憶手段から読み出し、前記RFID読み出し管理装置は、前記記憶手段から読み出した前記質問波送信タイミング情報を要求元のRFIDリーダへ送信し、前記RFIDリーダは、前記RFID読み出し管理装置から取得した前記質問波送信タイミング情報に基づいて、前記質問波送信装置が前記質問波信号を送信するタイミングまでは前記質問波受信手段を作動させ、該タイミング以降は前記応答波受信手段を作動させることを特徴とする。
請求項19に記載の発明は、質問波信号を信することによりRFIDタグに対して固有情報の送信を要求する質問波送信装置を少なくとも一つと、前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた前記固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段、及び他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段を備えたRFIDリーダと、前記質問波送信装置及び前記RFIDリーダとネットワークを介して接続され、該質問波送信装置及び該RFIDリーダの動作を制御するRFID読み出し管理装置とを有するRFID読み出しシステムにおけるRFID読み出し方法であって、前記RFIDリーダは、前記質問波送信装置が前記質問波信号を送信するタイミングを示す質問波送信タイミング情報の送信を前記RFID読み出し管理装置に対して要求し、前記RFID読み出し管理装置は、前記RFIDリーダからの要求に応じて、前記質問波送信タイミング情報を記憶手段から読み出し、前記RFID読み出し管理装置は、前記記憶手段から読み出した前記質問波送信タイミング情報を要求元のRFIDリーダへ送信し、前記RFIDリーダは、前記RFID読み出し管理装置から取得した前記質問波送信タイミング情報に基づいて、前記質問波送信装置が前記質問波信号を送信するタイミングまでは前記質問波受信手段を作動させ、該タイミング以降は前記応答波受信手段を作動させることを特徴とする。
請求項20に記載の発明は、質問波信号を送信することによりRFIDタグに対して固有情報の送信を要求する質問波送信装置を少なくとも一つと、前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた前記固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段及び他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段を備えたRFIDリーダと、前記質問波送信装置及び前記RFIDリーダとネットワークを介して接続され、該質問波送信装置及び該RFIDリーダの動作を制御するRFID読み出し管理装置と、を有するRFID読み出しシステムにおけるRFID読み出し方法であって、前記RFIDリーダは、前記質問波送信装置が前記質問波信号を送信するタイミングを示す質問波送信タイミング情報の送信を前記RFID読み出し管理装置に対して要求し、前記RFID読み出し管理装置は、前記RFIDリーダからの要求に応じて、前記質問波送信タイミング情報を記憶手段から読み出し、前記RFID読み出し管理装置は、前記記憶手段から読み出した前記質問波送信タイミング情報を、要求元のRFIDリーダへ送信し、前記RFIDリーダは、前記RFID読み出し管理装置から取得した前記質問波送信タイミング情報に基づいて、前記質問波送信装置が前記質問波信号を送信するタイミング以降は前記応答波信号の待ち受け状態へ移行することを特徴とする。
請求項21に記載の発明は、質問波送信装置が送信した質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段を備えたRFIDリーダにおいて、前記質問波信号を送信する質問波送信手段と、他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段とをさらに有し、前記他の装置が送信した質問波信号を受信した際には、前記質問波送信手段を所定時間停止させることを特徴とする。
請求項22に記載の発明は、請求項21記載の発明において、他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段をさらに有し、前記他の装置が送信した質問波信号を受信した際に前記応答波受信手段を作動させることを特徴とする。
請求項23に記載の発明は、請求項22記載の発明において、前記質問波信号を送信する質問波送信手段をさらに有し、前記他の装置が送信した質問波信号を受信した際には、前記質問波送信手段を所定時間停止させることを特徴とする。
請求項24に記載の発明は、請求項21から23のいずれか1項記載の発明において、前記質問波信号を送信する質問波送信手段をさらに有し、該質問波送信手段は、前記応答波受信手段が作動した後で作動することを特徴とする。
請求項25に記載の発明は、請求項21記載の発明において、ユーザインタフェースを介してユーザから所定の入力操作を受けた場合に前記応答波受信手段を作動させることを特徴とする。
請求項26に記載の発明は、請求項21記載の発明において、他の装置との通信手段を有し、他の装置からの指示に応じて前記応答波受信手段を作動させることを特徴とする。
請求項27に記載の発明は、RFIDタグに対して固有情報の送信を要求するための質問波信号を送信する質問波送信手段及び前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた前記固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段を備えたRFIDリーダであって、他のRFIDリーダから、固有情報を格納したRFIDタグを備えたRFIDリーダであることを示すIDを前記応答波信号として受信すると、前記質問波送信手段を所定の時間停止させることを特徴とする。
請求項28に記載の発明は、RFIDタグに対して固有情報の送信を要求するための質問波信号を送信する質問波送信手段と、前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた前記固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段と、固有情報を格納したRFIDタグと、を備えたRFIDリーダであって、前記RFIDタグには、RFIDタグを備えたRFIDリーダであることを示すIDが前記固有情報として格納されていることを特徴とする。
請求項29に記載の発明は、RFIDタグに対して固有情報の送信を要求するための質問波信号を送信する質問波送信手段と、前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段と、他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段と、を備えたRFIDリーダであって、前記質問波送信手段が前記質問波信号を送信するタイミングを示す質問波送信タイミング情報を記憶した記憶手段を備えたRFID読み出し管理装置に対して、前記質問波送信タイミング情報の送信を要求する手段と、前記RFID読み出し管理装置から取得した前記質問波送信タイミング情報に基づいて、前記質問波送信手段が前記質問波信号を送信するタイミングまでは前記質問波受信手段を作動させ、該タイミング以降は前記応答波受信手段を作動させることを特徴とする。
請求項30に記載の発明は、質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段と、他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段と、を備えたRFIDリーダであって、前記質問波信号を出力する質問波送信装置が前記質問波信号を送信するタイミングを示す質問波送信タイミング情報を記憶した記憶手段を備えたRFID読み出し管理装置に対して、前記質問波送信タイミング情報の送信を要求する手段と、を有し、前記RFID読み出し管理装置から取得した前記質問波送信タイミング情報に基づいて、前記質問波送信装置が前記質問波信号を送信するタイミング以降は前記応答波信号の受信待ち受け状態へ移行することを特徴とする。
請求項31に記載の発明は、質問波信号を送信することによりRFIDタグに対して固有情報の送信を要求する質問波送信手段、前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた前記固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段、及び他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段を備えたRFIDリーダにネットワークを介して接続され、該RFIDリーダの動作を制御するRFID読み出し管理装置であって、前記質問波送信手段が前記質問波信号を送信するタイミングを示す質問波送信タイミング情報を記憶する記憶手段を有し、前記RFIDリーダからの問い合わせに応じて前記質問波送信タイミング情報を要求元のRFIDリーダへ送信することを特徴とする。
請求項32に記載の発明は、質問波信号を送信することによりRFIDタグに対して固有情報の送信を要求する少なくとも一つの質問波送信装置と、前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた前記固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段及び他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段を備えたRFIDリーダとにネットワークを介して接続され、前記質問波送信装置及び前記RFIDリーダの動作を制御するRFID読み出し管理装置であって、前記質問波送信装置が前記質問波信号を送信するタイミングを示す質問波送信タイミング情報を記憶する記憶手段を有し、前記RFIDリーダからの問い合わせに応じて前記質問波送信タイミング情報を要求元のRFIDリーダへ送信することを特徴とする。
請求項33に記載の発明は、質問波信号を送信することによりRFIDタグに対して固有情報の送信を要求する少なくとも一つの質問波送信装置と、前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた前記固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段及び他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段を備えたRFIDリーダとにネットワークを介して接続され、該質問波送信装置及び該RFIDリーダの動作を制御するRFID読み出し管理装置であって、前記質問波送信装置が前記質問波信号を送信するタイミングを示す質問波送信タイミング情報を記憶する記憶手段を有し、前記RFIDリーダからの問い合わせに応じて前記質問波送信タイミング情報を要求元のRFIDリーダへ送信することを特徴とする。
請求項34に記載の発明は、RFIDリーダを制御する実質的なコンピュータに、質問波送信装置が送信した質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信処理を行わせることを特徴とするRFIDリーダの制御プログラムにおいて、前記実質的なコンピュータに、前記質問波信号を送信する質問波送信処理と、他の装置が送信した前記質問波信号を受信する処理とをさらに行わせ、前記他の装置が送信した質問波信号を受信した際には、前記質問波送信処理の実行を所定時間停止させることを特徴とする
請求項35に記載の発明は、請求項34に記載の発明において、前記実質的なコンピュータに、他の装置が送信した前記質問波信号を受信する処理を行わせ、前記他の装置が送信した質問波信号を受信した後で、前記応答波受信処理を行わせることを特徴とする。
請求項36に記載の発明は、請求項35記載の発明において、前記実質的なコンピュータに、前記質問波信号を送信する質問波送信処理をさらに行わせ、前記他の装置が送信した質問波信号を受信した際には、前記質問波送信処理の実行を所定時間停止させることを特徴とする。
請求項37に記載の発明は、請求項34から36のいずれか1項記載の発明において前記実質的なコンピュータに、前記応答波受信処理を実行した後で、前記質問波信号を送信する質問波送信処理をさらに行わせることを特徴とする。
請求項38に記載の発明は、請求項34又は35記載の発明において、前記実質的なコンピュータに、ユーザインタフェースを介してユーザから所定の入力操作を受けた場合に前記応答波受信処理を実行させることを特徴とする。
請求項39に記載の発明は、請求項34又は35記載の発明において、前記実質的なコンピュータに、他の装置からの指示に応じて前記応答波受信処理を実行させることを特徴とする。
請求項40に記載の発明は、RFIDタグに対して固有情報の送信を要求するための質問波信号を送信する質問波送信手段及び前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた前記固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段を備えRFIDリーダを制御する実質的なコンピュータに、他のRFIDリーダから、固有情報を格納したRFIDタグを備えたRFIDリーダであることを示すIDを前記応答波信号として受信した際に、前記質問波送信手段を所定の時間停止させる処理を行わせることを特徴とする。
請求項41に記載の発明は、RFIDタグに対して固有情報の送信を要求するための質問波信号を送信する質問波送信手段と、前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段と、他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段と、を備えたRFIDリーダを制御する実質的なコンピュータに、前記質問波送信手段が前記質問波信号を送信するタイミングを示す質問波送信タイミング情報を記憶した記憶手段を備えたRFID読み出し管理装置に対して、前記質問波送信タイミング情報の送信を要求する処理と、前記記RFID読み出し管理装置から取得した前記質問波送信タイミング情報に基づいて、前記質問波送信手段が前記質問波信号を送信するタイミングまでは前記質問波受信手段を作動させ、該タイミング以降は前記応答波受信手段を作動させる処理と、を実行させることを特徴とする。
請求項42に記載の発明は、質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段と、他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段とを備えたRFIDリーダを制御する実質的なコンピュータに、前記質問波信号を送信する質問波送信装置が前記質問波信号を送信するタイミングを示す質問波送信タイミング情報を記憶した記憶手段を備えたRFID読み出し管理装置に対して、前記質問波送信タイミング情報の送信を要求する処理と、前記RFID読み出し管理装置から取得した前記質問波送信タイミング情報に基づいて、前記質問波送信装置が前記質問波信号を送信するタイミング以降は前記応答波信号の受信待ち受け状態へ移行する処理と、を実行させることを特徴とする。
請求項43に記載の発明は、請求項34から42のいずれか1項記載のRFIDリーダの制御プログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な情報記録媒体であることを特徴とする。
請求項44に記載の発明は、質問波信号を送信することによりRFIDタグに対して固有情報の送信を要求する質問波送信手段、前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた前記固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段、及び他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段を備えたRFIDリーダにネットワークを介して接続され、該RFIDリーダの動作を制御するRFID読み出し管理装置の動作を制御する実質的なコンピュータに、前記RFIDリーダからの問い合わせに応じて、前記質問波送信手段が前記質問波信号を送信するタイミングを示す質問波送信タイミング情報を記憶手段から読み出す処理と、前記読み出した質問波送信タイミング情報を要求元のRFIDリーダへ送信する処理とを実行させることを特徴とする。
請求項45に記載の発明は、質問波信号を送信することによりRFIDタグに対して固有情報の送信を要求する少なくとも一つの質問波送信装置と、前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた前記固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段及び他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段を備えたRFIDリーダとにネットワークを介して接続され、前記質問波送信装置及び前記RFIDリーダの動作を制御するRFID読み出し管理装置の動作を制御する実質的なコンピュータに、前記RFIDリーダからの問い合わせに応じて、前記質問波送信装置が前記質問波信号を送信するタイミングを示す質問波送信タイミング情報を記憶手段から読み出す処理と、前記読み出した質問波送信タイミング情報を要求元のRFIDリーダへ送信する処理とを実行させることを特徴とする。
請求項46に記載の発明は、質問波信号を送信することによりRFIDタグに対して固有情報の送信を要求する少なくとも一つの質問波送信装置と、前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた前記固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段及び他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段を備えたRFIDリーダとにネットワークを介して接続され、該質問波送信装置及び該RFIDリーダの動作を制御するRFID読み出し管理装置の動作を制御する実質的なコンピュータに、前記RFIDリーダからの問い合わせに応じて、前記質問波送信装置が前記質問波信号を送信するタイミングを示す質問波送信タイミング情報を記憶手段から読み出し、前記読み出した質問波送信タイミング情報を要求元のRFIDリーダへ送信することを特徴とする
請求項47に記載の発明は、請求項44から46のいずれか1項に記載のRFID読み出し管理装置の制御プログラムが格納されたコンピュータが読み取り可能な情報記録媒体であることを特徴とする。
本発明によれば、リーダが移動する状況下にあってもリーダ同士が干渉を生じないRFID読み出しシステム及び方法、リーダ及びその制御プログラム、RFID読み出し管理装置及びその制御プログラム、並びにこれらの制御プログラムが記録されたコンピュータが読み取り可能な情報記録媒体を提供できる。
〔第1の実施形態の構成〕
図1に示すように、本実施形態にかかる複数リーダによるタグ情報取得システムには、リーダ1及びリーダ2を有するシステムが適用される。
図2は、リーダ1の構成の一例を示している。CPU部12は、CPUとCPU動作時に使用するデータを一時的に記憶する一時記憶装置等とで構成されている。CPU部12は、記憶領域11から質問波を送出するタイミングに関する情報と送信データとを読み出し、送信データを送信部13に出力する。送信部13は、送信データを変調し、アンテナ15に出力する。また、アンテナ15がRFタグから受信した応答波は、受信部14に与えられ、受信部14で復調及び復号化を行う。復号化された受信データは、CPU部12に渡される。CPU部12は、データ受信をトリガーとして記憶領域11から適切なプログラムをロードして実行する。電源16は、各部に電源を供給するためのバッテリーである。
図3は、リーダ2の構成を示す図である。リーダ2は、記憶領域21、CPU部22、受信部24、アンテナ25及び電源26の各部を有する。リーダ2は、リーダ1から送信部13に該当する機能部を取り除いたものであり、外部との通信に関しては応答波を受信する機能のみを有する。
本実施形態においては、システムを構成するリーダは二つであるが、質問波を出しそれに対する応答波を受信するリーダ1と、応答波を受信するのみのリーダ2とが、それぞれ複数存在してもよい。なお、RF(Radio Frequency)タグのID(IDentification)リーダは、RFID(Radio Frequency IDentification)リーダを備えたPDA(Personal Digital Assistants)、コンピュータ、携帯電話機などの端末を含むものとし、RFタグのIDリーダのプログラムは、これらPDA、コンピュータ、携帯電話機などの端末を動作させるプログラムを含むものとする。
〔第1の実施形態の動作の説明〕
本実施形態にかかるタグ情報取得システムの動作の流れを、図4に示す。リーダ1が出した質問波に反応したRFタグ3が応答波を出すと、リーダ2はその応答波を受信する。このようにして、リーダ1及びリーダ2はともにタグ情報を取得する。ここで、RFタグ3からの応答波から得られるタグIDなどの情報を、タグ情報と呼ぶ。
〔第1の実施形態の効果〕
本実施形態にかかる複数リーダによるタグ情報取得システムによれば、複数のリーダが干渉せずにタグ情報を取得できる(効果1)。また、リーダ2は、質問波を出すための消費電力を節約できる(効果2)、等の効果が得られる。
〔第2の実施形態の機能構成〕
第2の実施形態では、第1の実施形態において、リーダ2がリーダ1からの質問波を受信したタイミングで応答波待ち受け状態に入り、一定時間、RFタグからの応答波を待ち受ける機能が構成される。
なお、第2の実施形態のシステム構成は、第1の実施形態と同様で良く、リーダ1とリーダ2とから構成される。また、リーダ1のハードウェア構成は、第1の実施形態と同様である。本実施形態におけるリーダ2のハードウェア構成例を、図5に示す。本実施形態では、図3に示した第1の実施形態での構成に加え、リーダ質問波受信部34とフィルタ37とをさらに有する。タグ応答波受信部33は、図3の受信部24に相当する。フィルタ37は、アンテナ35において受信された電波に応じた電気信号(受信信号)をフィルタにかけ、タグ3からの応答波とリーダ1からの質問波とに分離する。タグ3からの応答波とリーダ1からの質問波とで周波数が異なれば、周波数によるフィルタ分離が可能となる。受信信号がタグ3からの応答波であればタグ応答波受信部33へ、リーダ1からの質問波であればリーダ質問波受信部34へ、それぞれ出力される。リーダ質問波受信部34では、リーダ1からの質問波の復調及び復号化を行い、CPU部32へ送る。
〔第2の実施形態の動作の説明〕
リーダ2以外の動作は、第1の実施形態と同様である。リーダ2の動作手順例を、図6のフローチャートに示す。リーダ2は、初期状態として、スタンバイ状態となる(ステップS1)。リーダ2は、スタンバイ状態と応答波待ち受け状態の2つの状態を持ち、スタンバイ状態時にはRFタグ3からの応答波を受信せず、応答波待ち受け状態時にはRFタグ3からの応答波を受信する。リーダ1から質問波を受信すると(ステップS2/Yes)、スタンバイ状態から応答波待ち受け状態へ推移する。それと同時に、現在時刻から応答波待ち受け時間が経過した後の時刻を、タイムアウト時刻としてタイマにセットする(ステップS4)。応答波待ち受け時間は、予め決められている応答波を待ち受ける時間であり、記憶領域31に保持されている。以降、タグ情報を受信した時には(ステップS5/Yes)、受信IDを記録する(ステップS6)。タイムアウトとなるまでは(ステップS7/No)、応答波を監視し続け、タイムアウトになると(S7/Yes)、再びスタンバイ状態へ戻る。
図7に、リーダ1とリーダ2とが、タグ情報を取得する手順例を示す。リーダ1が質問波を出力する。それを受信したリーダ2は、応答波待ち受け状態へ入り、タイマをセットする。その後、リーダ1からの質問波に反応したRFタグ3からの応答波を、リーダ1とリーダ2とが受信する。リーダ2は、タイマが切れると、スタンバイ状態へ戻る。
〔第2の実施形態の効果〕
本実施形態にかかるタグ情報取得システムは、第1の実施形態に係るタグ情報取得システムと比較して、余計な応答波待ち受けを行うことによる電力消費を抑えることができる。
〔第3の実施形態〕
リーダが入力部からの指示により応答波待ち受け状態に入り、一定時間、RFタグからの応答波を待ち受ける実施形態について説明する。
第3の実施形態にかかるタグ情報取得システムの構成は、第1の実施形態と同様で、リーダ1とリーダ2とから構成される。リーダ1のハードウェア構成は、第1の実施形態と同様である。図8に、本実施形態におけるリーダ2のハードウェア構成例を示す。図3に示した第1の実施形態での構成に加え、入力部28をさらに有する。入力部28は、応答波待ち受けとなるトリガーを受付けるために設置される。具体例をあげると、人が直接入力を行う場合には、タグ読み取りボタンが入力部28として設置され、外部のマシンから入力を行う場合には、そのための外部インターフェースが入力部28として設置される。入力部28からの出力信号は、CPU部22に伝えられる。
本実施形態にかかるタグ情報取得システムにおいて、リーダ2以外の動作は、第1の実施形態と同様である。図9に、リーダ2の動作例を示す。応答波待ち受け状態へ入るきっかけ(ステップS12)が、入力部からのタグ読み取り指示であること以外は、図6に示した第2の実施形態にかかるタグ情報取得システムと同様である。両者を比較する図6との対比において、図6のステップS2ではリーダから質問波を受信したか否かを判断していたが、図9のステップS12ではタグ読み取り指示の有無を判断している。その他のステップについては同様の処理を行う。
図10に、リーダ2がリーダ1の質問波によってタグ情報を取得する手順例を示す。リーダ2は、スタンバイ状態では、何れのRFタグからもIDを取得しない。外部からRFタグ読み取り指示があると応答波待ち受け状態となり、タイマをセットする。その後、近接しているリーダ1から質問波が出されると、それに反応したRFタグからの応答波を受信することにより、リーダ2はタグ情報を取得する。リーダ2はタイムアウトになると、スタンバイ状態へ戻る。
本実施形態にかかるタグ情報取得システムは、特定のタグを特定のタイミングで読み取りたい場合に有効である。例えば、リーダ2がハンディタイプのリーダであり、人が持って歩くような場合に有効である。
〔第4の実施形態〕
タイムアウト後にリーダ2が自ら質問波を出すタグ情報取得システムについて説明する。
本実施形態の基本的システム構成は、図1に示した第1の実施形態にかかるタグ情報取得システムと同様であり、リーダ1とリーダ2とから構成される。リーダ1のハードウェア構成は、第1の実施形態と同様でよい。本実施形態にかかるタグ情報取得システムのリーダ2のハードウェア構成例を、図11に示す。本実施形態のリーダ2は、第2の実施形態のリーダ2と比較して、送信部23をさらに有する。また、図2に示した送信部13と同様に、CPU部22から送信部23に送信データが出力されると、送信部23は送信データを変調し、アンテナ25に出力する。よって、本実施形態にかかるタグ情報取得システムは、第2の実施形態と同様に適用できる。
本実施形態にかかるタグ情報取得システムにおいて、リーダ2以外の動作は、第1の実施形態と同様である。リーダ2の動作手順例を、図12に示す。タイムアウトの前までの処理(ステップS1〜S7)は、第3の実施形態のリーダ2が行う処理(図9参照)と同様である。タイムアウトになると(ステップS7/Yes)、タイムアウト処理へ移行する。タイムアウト処理では、応答波待ち受け状態中にタグ情報を受信しているかどうかのチェックを行う(ステップS13)。タグ情報を受信しなかった場合には(ステップ13/No)、質問波を出力し(ステップS14)、自ら読み取りを試みる(ステップS15)。それに対する応答波を受信した場合には(S15/Yes)、そのタグ情報を記録し(S16)、スタンバイ状態へ戻る。
ここでは、リーダ2が質問波を出力する基準を、タグ情報を受信したか否かとしているが、それに限定するものではない。「タグ情報を一定数以上受信しなかった場合に質問波を出力する」など、自由に設定できるものとする。
リーダ2が質問波を出力し、タグ情報を取得するシーケンスの一例を、図13に示す。外部からのRFタグ読み取り指示により、タイマをセットするところまでは、第3の実施形態と同様である。その後、応答波を受信することなく、タイムアウトとなったと仮定する。タイムアウト後、リーダ2は、タグ情報を受信したかどうかのチェックを行う(図12のステップS13)。応答波待ち受け中にタグ情報を受信しなかったため(図12のステップS13/No)、自ら質問波を出力する(図12のステップS14)。読み取り範囲内にタグが存在すれば、応答波を受信する(図12のステップS15/Yes)。その後、スタンバイ状態へ戻る(図12のステップS1)。
本実施形態にかかるタグ情報取得システムでは、タイムアウト後に、リーダが自ら質問波を出すことにより、より確実に周囲のタグのタグ情報を取得できる効果が得られる。
〔第5の実施形態〕
多くのリーダがランダムに分布する場合について説明する。第5の実施形態にかかるタグ情報取得システムは、複数のリーダから構成される。リーダのハードウェア構成図は、第4の実施形態のリーダ2と同様でよい。
図14に、本実施形態にかかるタグ情報取得システムに適用されるリーダの動作手順例を示す。リーダの動作は、アクティブ型タグ情報取得処理とパッシブ型タグ情報取得処理とから成る。リーダは、電源を入れると同時に応答波待ち受け状態となる(ステップS21)。アクティブ型タグ情報取得処理では、入力部からタグ読み取り指示があった場合(ステップS22/あり)には、質問波を出力し(ステップS23)、タグ情報の取得を試みる(ステップS24、S25)。応答波を受信したら(ステップS26)、そのタグ情報を記録する(ステップS27)。それ以外の時には(ステップS22/No)、パッシブ型タグ情報取得処理のみを行う。RFタグが、別のリーダの質問波に反応して、応答波を出すのを待ち受ける(ステップS26、S27)。
ここでは、別のリーダが出した質問波に反応したRFタグからの応答波を受信する方法として、第1の実施形態と同様に常に応答波待ち受け状態をとる。しかし、第2の実施形態、第3の実施形態、あるいは第4の実施形態と同様の応答波待ち受け状態をとることもできる。第2の実施形態と同様の応答波待ち受け状態をとる場合のハードウェア構成例を図15に示す。質問波送信部33は、第4の実施形態のリーダ2の送信部28に相当する。一方、第3の実施形態と同様の応答波待ち受け状態をとる場合には、入力部として、質問波を出力するための入力部と応答波待ち受け状態へ入るための入力部の、2つを持つことになる。なお、質問波送信部33は、質問波送信部と応答波受信部とを備えた一般的なRFIDリーダを用いてよい。さらに、このRFIDリーダは、PDA、PC、携帯電話機等の端末機を含むものとする。
本実施形態にかかるタグ情報取得システムは、複数のリーダが混在する中で、それぞれのリーダが自ら出した質問波に対する応答波を受信する場合に比べて、より確実にタグ情報を取得できる効果が得られる。
〔第6の実施形態〕
第5の実施形態に係るタグ情報取得システムにおいて、各リーダが他のリーダの質問波を受信する機能をさらに有しており、他のリーダから質問波を受信した場合に、質問波を一定時間出力しない例を示す。
本実施形態に係るタグ情報取得システムに適用されるリーダのハードウェア構成は、図15に示した第5の実施形態のリーダと同様である。しかし、両者間には、機能的な相違点がある。相違点を以下に詳述する。
本実施形態に係るタグ情報取得システムに適用されるリーダの動作の流れを、図16に示す。図16において、リーダは、起動すると応答波待ち受け状態となる(ステップS31)。その後、アクティブ型タグ情報取得処理(ステップS32〜S37)、パッシブ型タグ情報取得処理(ステップS38、S39)、リーダ質問波受信処理(ステップS40〜S44)の各処理が行われる。アクティブ型タグ情報取得処理では、自ら質問波を出力することにより(ステップS35)、タグ情報を取得する。パッシブ型タグ情報取得処理では、他のリーダの出した質問波に対するタグからの応答波を受信することにより(ステップS38/Yes)、タグ情報を取得する(ステップS39)。リーダ質問波受信処理では、他のリーダからの質問波を受信したら(ステップS40/Yes)、一定時間質問波を出力しない処理を行う(ステップS41、S42)。
リーダ質問波受信処理部では、他のリーダから質問波を受信すると(ステップS40/Yes)、そのリーダが通信を完了するまで質問波出力を控えるための、通信完了待ちタイマをセットする(ステップS41)。タイマが切れる前に(ステップS42/No)、再度、他のリーダから質問波を受信した場合には(ステップS40/Yes)、タイマをリセットし(ステップS41)、後から受信した質問波に対するタイマが適用される。通信完了待ちタイマが切れたら(ステップS42/Yes)、質問波出力待ちが記録されているか調べる(ステップS43)。質問波出力待ちが記録される条件については、後に記述する。質問波出力待ちの記録がある場合には(ステップS43/Yes)、その記録を削除し(ステップS44)、アクティブ型タグ情報取得処理へ推移し、質問波を出力する(ステップS35)。
アクティブ型タグ情報取得処理では、入力部38から質問波出力指示があると(ステップS32/あり)、通信待ちタイマがセットされているかどうかを調べる(ステップS33)。セットされている場合には(ステップS33/Yes)、質問波出力待ちを記録し(ステップS34)、アクティブ型タグ情報取得部での処理を完了する。セットされていない場合には(ステップS33/No)、質問波を出力し(ステップS35)、応答波を受信した場合には(ステップS36/Yes)、受信したタグ情報を記録する(ステップS37)。パッシブ型タグ情報取得処理では、応答波を待ち受け(ステップS38)、応答波を受信したらそのタグ情報を記録する(ステップS39)。
これに類似した従来技術として、特許文献6に記載の発明がある。特許文献6に記載の発明は、リーダが質問波を出さない状態であるスリープ状態へ推移させる信号として、タグ情報を読み取るための質問波とは別に「スリープ要求信号」を定義している点で、本実施形態に係るタグ情報取得システムとは異なる。すなわち、特許文献6に記載の発明を実施するためには、「スリープ要求信号」と「質問波」を区別する機構が必要となるが、本実施形態に係るタグ情報取得システムはそのような構成は不要である。
本実施形態にかかるタグ情報取得システムは、第5の実施形態にかかるタグ情報取得システムと同様の効果に加えて、他のリーダが読み取っている時に、周囲のリーダが読み取り処理を開始することがなくなるという効果が得られる。
〔第7の実施形態〕
第7の実施形態に係るタグ情報取得システムでは、リーダとして、第5の実施形態に係るタグ情報取得システムと同様のリーダに対してRFタグ相当の機能を追加したものを用いる。本実施形態においては、各リーダには、他のリーダからの応答波を受信した場合には、一定時間質問波を出力しない制約が加えられている。
図17に、第7の実施形態に係るタグ情報取得システムに適用されるリーダのハードウェア構成例を示す。本実施形態においては、図15に示した第6の実施形態の構成に加え、応答波送信部40をさらに有する。応答波送信部40では、CPU部32から受けたデータを変調し、アンテナ35へ出力する。
図18に、本実施形態に係るタグ情報取得システムに適用されるリーダの動作流れ図を示す。上記第6の実施形態では、他のリーダからの質問波を受信すると一定時間質問波を出さなくなるのに対して、本実施形態においては、他のリーダからの応答波を受信することにより(ステップS51〜S62)、一定時間質問波を出さなくなる(ステップS63)。リーダは、起動すると応答波待ち受け状態となる(ステップS51)。その後、アクティブ型タグ情報取得処理(ステップS52〜S57)、パッシブ型タグ情報取得処理(ステップS58、S59)、リーダ質問波受信処理(ステップS60、S61)、リーダ応答波受信処理(ステップS62〜S66)の各処理が行われる。アクティブ型タグ情報取得処理では、自ら質問波を出力することにより(ステップS55)、タグ情報を取得する(ステップS57)。パッシブ型タグ情報取得処理では、他のリーダの出した質問波に対するタグからの応答波を受信することにより(ステップS58)、タグ情報を取得する(ステップS59)。リーダ質問波受信処理では、他のリーダからの質問波を受信したら(ステップS60)、応答波を出力する(ステップS61)。応答波には、リーダから出力された応答波であることを示す識別子を含める。
リーダ応答波受信処理では、他のリーダからの応答波を受信すると(ステップS62)、一定時間質問波を出力しない処理を行う(ステップS63、S64)。
リーダ応答波受信処理では、リーダからの応答波を受信すると(ステップS62/Yes)、質問波非出力タイマをセットする(ステップS63)。タイマが切れる前に(ステップS64/No)、再度、他のリーダから応答波を受信した場合には(ステップS56/Yes)、質問波非出力タイマをリセットし、後から受信した応答波の受信時刻を基準として時間を測定する。質問波非出力タイマが切れたら(ステップS64/Yes)、質問波出力待ちが記録されているかどうかを確認し(ステップS65)、記録されている場合には(ステップS65/Yes)、アクティブ型タグ情報取得処理に推移し、質問波を出力する(ステップS55)。
図18に示すフローチャートにおけるアクティブ型タグ情報取得処理は、図16に示すフローチャートでのアクティブ型タグ情報取得処理における通信完了待ちタイマがセットされているかどうかのチェック(図16のステップS33)を、質問波非出力タイマがセットされているかどうかのチェック(ステップS53)に置き換えた処理となる。図18に示すフローチャートにおけるパッシブ型情報取得処理は、図16に示したパッシブ型情報取得処理と同様である。図18に示すフローチャートにおけるリーダ質問波受信処理は、図16に示すフローチャートと同様のパッシブ型タグ情報取得処理の後段で実行される。リーダ質問波受信処理は、リーダからの質問波の受信判定(ステップS60)と応答波出力(ステップS61)とからなる。
本実施形態に係るタグ情報取得システムは、第5の実施形態に係るタグ情報取得システムと同様の効果に加えて、リーダ同士の質問波の干渉を低減する効果が得られる。その理由は、リーダは、タグ情報の読み取りを行なった時に、周囲に他のリーダが存在している場合には、自ら質問波の出力を抑えるからである。
〔第8の実施形態〕
第8の実施形態として、任意に分布するリーダを管理するリーダ管理サーバが存在する場合について説明する。図19に、本実施形態に係るタグ情報取得システムの構成を示す。図19において、タグ情報取得システムは、任意に分布する複数のリーダと、それらを管理するリーダ管理サーバとから構成される。このリーダとリーダ管理サーバとは、LAN(Local Area Network)などのネットワークを介して接続される。
図20に、本実施形態のリーダのハードウェア構成例を示す。図11に示した第4の実施形態のリーダ2のハードウェア構成に加え、外部インターフェース29をさらに有する。外部インターフェース29は、IEEE802.11無線LAN、イーサネット(登録商標)、ブルートゥース(Bluetooth)などのインターフェースであり、リーダは外部インターフェース29を介してネットワークに接続される。
リーダ管理サーバは、リーダに対して読み取りタイミングを割り当て、各リーダの読み取りタイミングに関する情報を管理する機能を持つ。
図21に、本実施形態にかかるタグ情報取得システムに適用されるリーダの動作の流れを示す。第5の実施形態にかかるタグ情報取得システムに適用されるリーダは、図14に示したように、入力部からの質問波出力指示を受けると同時に質問波を出力する(ステップS23)が、本実施形態では、入力部からの質問波出力指示を受けると(ステップS72)、リーダ管理サーバから質問波出力タイミングを取得する(ステップS73)。そして、そのタイミングで質問波を出力し、タグ情報を取得する。質問波出力タイミングになるまでの間も、タグからの応答波を受信できる。他の動作は、第5の実施形態に係るタグ情報取得システムに適用されるリーダと同様である。
図22に、リーダ管理サーバの動作の流れを示す。リーダ管理サーバは、移動リーダからの質問波出力タイミング要求を待ち受ける(ステップS81)。移動リーダから質問波出力タイミング要求を受けると(ステップS81/Yes)、他のリーダの質問波出力タイミングを参照し、質問波出力タイミングを算出する(ステップS82)。算出方法としては、例えば、他のどのリーダも読み取りを行わない最も近い時間を割り当てることが、考えられる。算出したタイミングを質問波出力タイミング要求の出力元であるリーダに通知し(ステップS83)、記憶領域、あるいはCPU部内のメモリ(一時記憶装置)に記録する(ステップS84)。記録されたデータは、他のリーダから質問波出力タイミング要求を受信した時に、参照する。また、質問波出力タイミング削除タイマをセットする(ステップS85)。これは、リーダが質問波を出力した後に、リーダ管理サーバに記録されているそのリーダの質問波出力タイミングの記録を、削除するためである(ステップS86、S87)。本実施形態によれば、リーダ同士が衝突せずに質問波出力を行える。
〔第9の実施形態〕
図23に、本発明の第9の実施形態にかかるタグ情報取得システムの構成を示す。第8の実施形態とほぼ同様のシステム構成であるが、本実施形態においてはリーダが、以下の二種類の何れかである。
1) 固定で設置されているリーダ(固定リーダ):他のリーダの質問波と衝突しないように、読み取り周期が設定されている。
2)自由に移動するリーダ(移動リーダ)
固定リーダは、読み取り範囲のタグの情報を取得するために用いられる。また、移動リーダは、特定の場所に存在するタグ情報、あるいは特定のタグが存在し、そのタグ情報を取得するために用いられる。
本実施形態に係るタグ情報取得システムは、例えば、店舗での適用を想定している。すなわち、固定リーダを店舗の商品棚に設置し、移動リーダを顧客が持ち歩くことを想定したシステム構成である。
第9の実施形態に適用される図23に示すシステムは、固定リーダ、移動リーダ、リーダ管理サーバ、AP(Access Point)を擁して構成される。
固定リーダは、他の固定リーダと衝突しないように、一定周期で質問波を出力するように設定されている。移動リーダのハードウェアは、第8の実施形態のリーダと同様である。図24に、固定リーダのハードウェア構成例を示す。本実施形態にかかるタグ情報取得システムに固定リーダとして適用されるリーダは、図24に示すように、図20に示した第8の実施形態のリーダから、入力部28を除いた構成である。
〔第9の実施形態の説明〕
図25に、本実施形態に係るタグ情報取得システムに適用される移動リーダの動作の流れを示す。本実施形態では、図12に示した第4の実施形態のリーダの処理手順に、タイムアウト時刻取得処理が加わる。移動リーダは、タグ読み取り指示により(ステップS92/あり)、応答波待ち受け状態に入った後に(ステップS93)、タイムアウト時刻要求を(ステップS94)、リーダ管理サーバに対して行う。その後、タイムアウト時刻を応答として受信すると(ステップS95)、それをタイマにセットする(ステップS96)。以降の処理は、第4の実施形態のリーダと同様である。
図26にリーダ管理サーバの動作の流れを示す。リーダ管理サーバは、移動リーダからのタイムアウト時刻要求を待ち受ける(ステップS111)。移動リーダからタイムアウト時刻要求を受けると(ステップS111/Yes、S113)、リーダ管理情報を参照し、タイムアウト時刻を算出する(ステップS114)。なお、リーダ管理情報とは、固定リーダの読み取り周期、移動リーダのタイムアウト時刻など、リーダの読み取り時間に関する情報である。タイムアウト時刻を算出すると、それを応答として、移動リーダに通知する(ステップS115)。このタイムアウト時刻は、次に移動リーダからタイムアウト時刻要求があった時に、その時刻の算出に利用するために保持しておく(ステップS116)。
一例として、リーダ管理サーバがリーダ管理情報として図27に示す情報を保持する場合を考える。図27のデータは「ID」、「基準時刻」、「周期」から構成されるレコードを持つ。「ID」で示されるIDを持つ固定リーダ、あるいは移動リーダが、「基準時刻」を基準として、「周期」で表される周期で質問波を出力する。「周期」に値がないレコードに関しては、「基準時刻」に1回のみ質問波を出力することを表す。ここで、ID201で特定されるリーダからタイムアウト時刻要求があり、タイムアウト時刻を450ms後と算出した場合、図28に示すように、ID201の基準時刻が450msとしてリーダ管理情報に記録される。タイムアウト時刻の割り当て後に、タイムアウト時刻からタグ読み取り時間が経過した後の時刻をタイマにセットし(ステップS117)、タイマが切れたら(ステップS112/Yes)、保持していた移動リーダのタイムアウト時刻を破棄する(ステップS118)。
図29に、移動リーダがRFタグ情報を取得する手順例を示す。移動リーダは、入力部からRFタグ読み取り指示があると、応答波待ち受け状態となり、タイムアウト時刻要求をリーダ管理サーバに送信する。リーダ管理サーバは、その要求に対して、タイムアウト時刻を算出する。タイムアウト時刻には、他のリーダが読み取りを行わない時刻が算出される。リーダ管理サーバは、算出したタイムアウト時刻をタイムアウト時刻要求の送信元である移動リーダへ通知し、タイムアウト時刻からリーダ読み取り時間が経過した後の時刻を、タイマにセットする。移動リーダは、タイムアウト時刻通知を受けると、その時刻をタイマにセットする。タイムアウト後、移動リーダは、何れのタグ情報も受信していない。このため、自ら質問波を出力し、RFタグからタグ情報を取得する。このタグ情報読出し処理後に、リーダ管理サーバのタイマが切れ、タイムアウト時刻が削除される。移動リーダは、タグ情報取得後、スタンバイ状態となる。
図30に、タイムアウト時刻を算出する処理のアルゴリズムを示す。図30はタイムアウト時刻を算出するアルゴリズムの一例であり、この方法に限るものではない。引数として、tnow、tmax_range、tread、リーダ読み取り管理表を、受け取る(ステップS121)。“tnow”は、現在時刻である。“tmax_range”は、タイムアウト時刻を指定できる時間の範囲であり、“tnow+tmax_range”は、指定できるタイムアウト時刻の最大値である。“tread”は、リーダがRFタグを読み取るためにかかる時間である。“リーダ読み取り管理表”は、図27に示した情報のように基準時刻と周期とを項目として持つ表である。
まず、タイムアウト時刻として指定できる時刻までの最小値tminをtnow、最大値tmaxをtnow + tmax_rangeとする(ステップS122)。次に、リーダ読み取り時間算出プログラムを呼び出し、リーダ読み取り時間表から、各リーダの読み取り時間をまとめた読み取り時間リストを生成する(ステップS123)。次に、空き時間算出プログラムを呼び出し、読み取り時間リストから、どのリーダも読み取りを行っていない時間で、tread時間確保できる最も近い時間ttime outを求める(ステップS124)。これが、タイムアウト時刻としてリーダに通知される(ステップS125)。
図31に、リーダ読み取り時間算出プログラムの流れの一例を示す。時間算出プログラムは、引数として、“tmin、tmax、tread”の、リーダ読み取り管理表を受け取る(ステップS131)。まず、リーダの読み取り時間を登録するために、空の読み取り時間リスト(LIST)を生成する(ステップS132)。読み取り時間リストの例を、図32に示す。このリストは、現在の時刻からリーダが読み取りを開始する時刻までの時間tstartと現在の時刻から読み取りを終了する時刻までの時間tendとの組みを要素として持ち、昇順に登録される。
次に、リーダ読み取り管理表から1行目のリーダ読み取り、周期の情報を取り出す(ステップS134)。ただし、リーダ読み取り管理表に一つもリーダが登録されていない場合には(ステップS133/No)、空の読み取り時間リスト(LIST)を戻り値として返す(ステップS139)。行を取り出したら、基準時刻をtbasisと、周期をtperiodとし、リーダ読み取り時間リスト生成プログラムを呼び出すことにより、そのリーダの読み取り時間リスト(Tmp LIST)を生成する(ステップS135)。ただし、周期が登録されていない場合には、tperiodを“0”とする。次に、読み取り時間リストマージプログラムを呼び出し、生成した読み取り時間リスト(Tmp LIST)と、これまでの読み取り時間リストを集約したもの(LIST)をマージする(ステップS136)。マージしたリストを、LISTとして登録する。例えば、マージ前のLISTを図32、TmpLISTを図33とすると、マージ後のLISTは、図34となる。この処理を、リーダ読み取り管理表に登録されているリーダがなくなるまで繰り返す。リーダ読み取り管理表に登録されている全てのリーダについてリーダ読み取り時間リストを生成したら、読み取り時間リスト(LIST)を返し、終了する。
図35に、リーダ読み取り時間リスト生成プログラムの流れを示す。引数として、“tmin、tmax、tread、tbasis、tperiod”を受ける(ステップS141)。まず、リーダの読み取り時間を登録するために、空の読み取り時間リスト(LIST)を生成する(ステップS142)。次に、tperiodのチェックを行う(ステップS143)。
tperiodが“0”の場合(ステップS143/Yes)、tbasisをtnew_startとし、tbasis+treadをtnew_endとする(ステップS144)。そして、(tnew_start, tnew_end)で指定される範囲が(tmin, tmax)の範囲内であれば(ステップS145/No)、それをLISTに登録する(ステップS149)。ただし、(tnew_start, tnew_end)で指定される範囲の一部のみが(tmin, tmax)に含まれる場合は(ステップS145/Yes)、含まれる部分だけ切り出し、登録する。つまり、tnew_start<tminならばtnew_startにtminを代入し(ステップS146)、tnew_end>tmaxならばtnew_endにtmaxを代入して(ステップS147)、(tnew_start,tnew_end)をLISTに登録する(ステップS148)。図35のmax(x,y)はxとyのうち大きい値、min(x,y)はxとyのうち小さい値である。
また、tperiodが“0”でない場合(ステップS143/No)、(tmin, tmax)の範囲内である各周期での読み取り時間をLISTに登録する。まず、tbasis+tperiod×n+tread(nはtbasis+tperiod×n+tread>tminを満たす最小の整数)をtnew_endとし(ステップS150)、tnew_end-treadをtnew_startとする(ステップS151)。tnew_start≧tmaxならば(ステップS152/Yes)、LISTを返して終了する(ステップS149)。そうでなければ(ステップS152/No)、(tnew_start, tnew_end)をLISTに登録する(ステップS156)。ただし、一部含まれる場合は、含まれる部分だけ切り出し、登録する。つまり、tnew_start<tminならばtnew_startにtminを代入し(ステップS154)、tnew_end>tmaxならばtnew_endにtmaxを代入して(ステップS155)、(tnew_start,tnew_end)をLISTに登録する(ステップS156)。ただし、tnew_startは、読み出しタイミングの基準値となるため、修正する前に、tbasisに代入し、退避しておく(ステップS153)。
(tnew_start,tnew_end)をLISTに登録した後、tbasis+tperiodをtnew_start、tbasis+tperiod+treadをtnew_endとし(ステップS157)、tnew_start≧tmaxかどうかのチェックを行い(ステップS152)、以降、上記と同様の処理を行う。
図36に、読み取り時間リスト生成プログラムの流れを示す。引数として、読み取り時間リストLIST1、LIST2を受ける(ステップS161)。まず、マージするために使用する読み取り時間リスト(LIST)を生成する(ステップS162)。初期状態では、LISTは空である。LIST1、LIST2に何も要素が登録されていなければ(ステップS163/No)、LISTを返して終了する(ステップS164)。要素が登録されている場合には(ステップS163/Yes)、LIST1、LIST2の先頭要素の内、読み取り開始時間が小さい要素を取り出し、LISTに登録する(ステップS165)。ただし、一方のリストが空の場合には、無条件に要素のあるリストの先頭要素を、LISTに登録する。
LIST1、LIST2に何も要素が登録されていなければ(ステップS166/No)、LISTを返して終了する(ステップS164/Yes)。要素が登録されている場合には(ステップS166/Yes)、LIST1、LIST2の先頭要素の内、読み取り開始時間が小さい要素を取り出し、読み取り開始時間をttmp_start、読み取り終了時間をttmp_endとする(ステップS167)。また、LISTの最後の要素に関して、読み取り開始時間をtstart、読み取り終了時間をtendとする(ステップS168)。
これにより、(ttmp_start, ttmp_end)と(tstart, tend)の比較を行う(ステップS169)。比較の結果が、ttmp_end<tendならば(ステップS169/ttmp_end<tend)、LISTに何も登録しない。ttmp_start<tendかつttmp_end>tendならば(ステップS169/ttmp_start<tendかつttmp_end>tend)、LISTの最後の要素を削除し、新たに(tstart,ttmp_end)を登録する(ステップS171)。ttmp_start>tendならば(ステップS169/ttmp_start>tend)、(ttmp_start, ttmp_end)を登録する(ステップS170)。以降、LIST1、あるいはLIST2に要素がある間、上記処理を繰り返す。LIST1、LIST2に何も要素が登録されていなければ、LISTを返して終了する。
図37に、空き時間算出プログラムの流れを示す。引数としてtread、tmin、tmax、読み取り時間リストを受け取る(ステップS181)。まず、タイムアウト時刻の候補として、ttime outにtminを代入する(ステップS182)。リストに一つも要素がなければ(ステップS183/No)、タイムアウト時刻として、ttime outを返して(ステップS191)、終了する。リストに一つ以上の要素が登録してあれば(ステップS183/Yes)、一つ目の要素を取り出し、(tstart, tend)とする(ステップS184)。ttime outからtstartまでにtread以上の空きがあれば(ステップS185/Yes)、ttime outをタイムアウト時刻として返し(ステップS191)、処理を終了する。空きがなければ(ステップS185/No)、次のタイムアウト時刻の候補として、tendをttime outに代入する(ステップS186)。そして、リストの次の要素を取り出して(tstart, tend)とし(ステップS187/Yes、S188)、上記同様、ttime outからtstartまでにtread以上の空きがあるかのチェックを行っていく(ステップS185)。リストの要素が残っていなければ(ステップS187/No)、ttime outからtmaxまでにtread以上の空きがあるかどうか調べ(ステップS189)、空きがあれば(ステップS189/Yes)、ttime outをタイムアウト時刻として返し(ステップS191)、終了する。空きがなければ(ステップS189/No)、タイムアウト時刻を指定できなかったという意味でNULLを返し(ステップS190)、終了する。
図38に、タイムアウト時刻算出例を示す。現在時刻tnowをある時刻から200ms、treadを100ms、tmax_rangeを3000msとし、リーダ読み取り管理表の各パラメータが図39に示す値である場合、図38に示すようにタイムアウト時刻は、450msとなる。すなわち、tnow以降でtread以上の空きが生じる最も早い時刻は、ある時刻から450ms経過した時点である。
本実施形態にかかるタグ情報取得システムでは、下記の効果が得られる。
1)各リーダが質問波を衝突させることなくタグ情報を取得できる。
2)移動リーダは、質問波を出力しないので、電力を節約できる。
3)店舗において適用できる。(商品管理のために棚に設置するリーダを固定リーダ、顧客が商品情報を取得するために使用するリーダを移動リーダと見立てた場合)
〔第10の実施形態〕
図26のフローチャートにおいて示したタイムアウト時刻算出に関して、上記第9の実施形態とは別の算出方法について説明する。本実施形態においては、タイムアウト時刻として、各固定リーダが次に読み取りを行ういずれの時刻よりも先で、かつ、どのリーダも読み取りを行わない最も近い時刻を算出する。本実施形態にかかるタグ情報取得システムは、第9の実施形態と同様の構成である。
図40に、本実施形態にかかるタグ情報取得システムに適用されるタイムアウト時刻算出のアルゴリズムを示す。引数としてtnow、tmax_range、tread、リーダ読み取り管理表を受ける(ステップS201)。リーダ読み取り管理表は、図41に示すように、基準時刻、周期に加えて、リーダ種別の項目を持つ。リーダ種別の項目により、そのリーダが固定リーダか移動リーダかを識別できる。まず、全リーダ読み取り所要時間算出プログラムを呼び出し、現在時刻から、全リーダが読み取りを完了するまでにかかる時間を、算出する。全リーダが読み取りを完了するまでにかかる時間を、tback offとして受け取る(ステップS202)。tminにtnow+tback offを、tmaxにtmin+tmax_rangeを代入する(ステップS203)。その後の流れは、第9の実施形態と同様である。
図42に、全リーダ読み取り所要時間算出プログラムのアルゴリズムを示す。引数としてtnow、tread、リーダ読み取り管理表を受け取る(ステップS211)。バックオフ時間の候補としてtback offに“0”を代入する(ステップS212)。もし、表に一つもリーダの読み取り周期が登録されていなければ(ステップS213/No)、tback offを返して終了する(ステップS221)。リーダの読み取り周期が少なくとも一つ表に登録されていれば(ステップS213/Yes)、表の1行目を取り出し(ステップS214)、リーダタイプが固定リーダかどうか確認する(ステップS215)。固定リーダでなければ(ステップS215/No)、表の次の行へ進む。固定リーダならば(ステップS215/Yes)、その基準時刻と周期とを基に、次に読出しを開始する時刻(tbasis+tperiod×n(nはtbasis+tperiod×n>tnowを満たす最小の整数))を求め、それをtbasisとする(ステップS216)。その後、バックオフ候補時間tback offと(tbasis + tread)−tnowとを比較し(ステップS217)、tback offの方が小さければ(ステップS217/Yes)、(tbasis + tread) −tnowをバックオフ時間の候補としてtback offに代入する(ステップS218)。その後、次の行を取り出し(ステップS219/Yes、S220)、上記と同様の処理を繰り返す(ステップS216〜S218)。行が無くなったら(ステップS219/No)、tback offを返して終了する(ステップS221)。
図43に、タイムアウト時刻算出例を示す。現在時刻tnowをある時刻から200ms、treadを100ms、tmax_rangeを3000msとし、リーダ読み取り管理表の各パラメータが図39に示す値である場合、図43に示すように、タイムアウト時刻は、1150msとなる。すなわち、全固定リーダが次の読み取りを完了するのは、ある時刻から1150ms経過後であり、それ以降で、何れのリーダも読み取りを行わない時間は、ある時刻から1150ms経過後である。
本実施形態においては、タイムアウト算出時刻として、全固定リーダが次に読み取りを行う時間以上の時間を算出するため、近隣にリーダが存在する場合、そのリーダの質問波を確実に利用できる効果が得られる。
〔第11の実施形態〕
図26に示したフローチャートにおけるタイムアウト時刻算出に関して、第9の実施形態、第10の実施形態と別の算出方法について説明する。本実施形態においては、質問波、応答波に関して複数のチャネルが利用できると仮定しており、どのリーダとも干渉しない最も近い時間を算出する。本実施形態にかかるタグ情報取得システムの構成は、第9の実施形態と同様である。
図44に、本実施形態にかかるタグ情報取得システムのタイムアウト時刻算出のアルゴリズムを示す。引数としてtnow、tmax_range、tread、n channel、使用チャネル付きリーダ読み取り管理表を受け取る(ステップS231)。使用チャネル付きリーダ読み取り管理表は、図45のように、基準時刻、周期に加えて、チャネルの項目も含む。まず、第9の実施形態と同様にして、tminとtmaxを設定する(ステップS232)。チャネルを考慮したタイムアウト時刻算出プログラムを呼び出し、タイムアウト時刻ttime outと移動リーダが自ら読み出す時に利用するチャネルnを得る(ステップS233)。これらの情報を、移動リーダに伝える(ステップS234)。
図46に、タイムアウト時刻算出プログラムの流れを示す。引数としてtmin、tmax、tread、n channel、使用チャネル付きリーダ読み取り管理表を受け取る(ステップS241)。まず、ttime outにNULLを代入し、iを1とする(ステップS242)。次に、使用チャネル付きリーダ読み取り管理表からチャネル番号iの表を抽出する(ステップS243)。例えば、i=1とすると、図45に示した使用チャネル付きリーダ読み取り管理表からは、図47に示す部分が抽出される。次に、リーダ読み取り時間算出プログラム、空き時間算出プログラムを順に呼び出し、タイムアウト時刻ttempを得る(ステップS244、S245)。ttime out=NULL、あるいはttime out>ttempの場合には(ステップS246/Yes)、ttime outにttempを代入し(ステップS247)、次のチャネルの表を抽出して(ステップS248/No、S249、S243)、上記と同様の処理を行う(ステップS244、S245)。ttime outにttempを代入した場合には、その時のチャネル番号を、nに格納する(ステップS247)。全てのチャネルに関して、上記処理を繰り返す。全てのチャネルのチェックが完了したら(ステップS248/Yes)、ttime outとnを返す(ステップS250)。
図48に、タイムアウト時刻算出例を示す。現在時刻tnowをある時刻から200ms経過後、treadを100ms、tmax_rangeを3000ms、n channelを3とし、使用チャネル付きリーダ読み取り管理表の各パラメータは図45に示す値であるとする。この場合、図48に示すように、タイムアウト時刻はある時刻から300ms経過後となり、使用可能なチャネルはチャネル1である。本実施形態に係るタグ情報取得システムでは、第9の実施形態と同様の効果が得られる。
〔第12の実施形態〕
図26に示したフローチャートでのタイムアウト時刻算出に関して、第9の実施形態、第10の実施形態、第11の実施形態と別の算出方法を示す。本実施形態においては、質問波、応答波に関して複数のチャネルが利用できると仮定しており、全固定リーダが次に読み取りを行う時間以上で、かつどのリーダとも干渉しない最も近い時間を算出する。
第12の実施形態に係るタグ情報取得システムの構成は、第9の実施形態と同様である。
図49に、本実施形態に係るタグ情報取得システムのタイムアウト時刻算出の流れを示す。第11の実施形態と同様に、引数としてtnow、tmax_range、tread、tchannelを受け取り(ステップS251)、。ただし、使用チャネル付きリーダ読み取り管理表は、図50のように基準時刻、周期、チャネルに加えて、リーダ種別の項目を含む。まず、第10の実施形態と同様に、全リーダ読み取り所要時間算出プログラムを呼び出し、tback offを得る(ステップS253)。tminにtnow + tback offを、tmaxにtmin + tmax_rangeを代入する(ステップS254)。後の処理は、第11の実施形態と同様である。
図51に、タイムアウト時刻算出例を示す。現在時刻tnowをある時刻から200ms経過後、treadを100ms、tmax_rangeを3000ms、n channelを3とし、使用チャネル付きリーダ読み取り管理表の各パラメータは図50に示す値とする。この場合、図51に示すように、タイムアウト時刻はある時刻から800ms経過後となり、使用可能なチャネルはチャネル1、2、3である。全固定リーダが次の読み取りを完了するのは、ある時刻から800ms経過後である。それ以降で、tnowに最も近い、tread以上の空きがあるチャネルはチャネル1、2、3で、時間はある時刻から800ms経過後である。
第12の実施形態に係るタグ情報取得システムは、第10の実施形態と同様の効果が得られる。
〔第13の実施形態〕
本実施形態に係るタグ情報取得システムは、移動リーダにRFタグとしての機能を内蔵し、それを利用するものである。本実施形態に係るタグ情報取得システムの構成は、移動リーダのハードウェア構成と固定リーダのリーダ管理サーバに対する取得タグ情報の通知機能以外は、第9の実施形態に係るタグ情報取得システムと同様である。移動リーダのハードウェア構成は、図17に示した第7の実施形態のものと同様である。
図52に、本実施形態に係るタグ情報取得システムに適用されるリーダ管理サーバの動作の流れを示す。図26に示した動作に、リーダ関連付け処理を追加したものである。ステップS2601〜S2608の動作は図26に示した動作のステップS111〜S118と同様である。タイムアウトでない場合(ステップS2602/No)、リーダ管理サーバは、固定リーダが読み取ったタグ情報を受信すると(ステップS2609/Yes)、リーダ管理情報を参照し(ステップS2610)、受信したIDを移動リーダIDと固定リーダIDとに分類する(ステップS2611)。参照するデータは、例えば、図53のようなデータである。“リーダタイプ”は、そのIDのリーダが、固定リーダか移動リーダかを表す。“近隣移動リーダ”には、固定リーダから読み取られた移動リーダのIDが格納される。分類した移動リーダIDと固定リーダIDを、関連付けて登録を行う(ステップS2612)。図53のようなデータを保持していると仮定する。例えば、ID102の固定リーダからID群を取得し、そのID群の中に移動リーダID202があれば、ID102とID202を関連付ける。そして、その関連付けは、図54のように、リーダ情報データベースに登録される(ステップS2613)。その後、ID102の固定リーダからID202が読み取られない様になったら、図54のID102に対応する近隣移動リーダのIDは削除され、図53に戻る。
本実施形態に係るタグ情報取得システムの動作シーケンスの一例を、図55に示す。移動リーダが固定リーダに接近している時に、固定リーダが質問波を出力すると、移動リーダでは、それを受信し、フィルタを介してリーダ質問波受信部に送られる。復調後、CPU部に渡されると、CPU部は、記憶領域から自己のリーダIDを取り出し、応答波送信部に送る。応答波送信部で変調し、アンテナへ出力する。このようにして、固定リーダは、RFタグの情報と共に、移動リーダのID情報を得ることになる。固定リーダは、読み取ったID情報を、リーダ管理サーバに送る。送る際に、固定リーダ自身のIDもセットにして送る。
入力部からRFタグ読み取り指示があった場合の移動リーダの動作は、第9の実施形態と同様である。リーダ管理サーバは、タイムアウト時刻要求を受信すると、その移動リーダIDと関連付けられている固定リーダを特定する。図54に示すデータを参照した場合、移動リーダIDが202とすると、対応する固定リーダIDは102である。一つの移動リーダIDに複数の固定リーダが対応する場合もある。次に、その固定リーダIDを対象として、第9の実施形態に係るタグ情報取得システムのようにタイムアウト時刻を算出する。ただし、タイムアウト時刻算出には、第10の実施形態、第11の実施形態及び第12の実施形態のいずれかと同様の方法を用いてもよい。
本実施形態においては、リーダ管理サーバには、予め各リーダが移動リーダか固定リーダかを、登録する必要がある。本実施形態に係るタグ情報取得システムを店舗において使用する場合、固定リーダは店側が予め用意し、それが固定リーダであることを予め登録しておけばよい。また、移動リーダに関しても、店側が用意しているものを顧客に貸し出す場合には、固定リーダの場合と同様、予めそれが移動リーダであることを登録すればよい。移動リーダが各顧客の所有物であるような場合には、会員登録などを利用し、会員登録時に移動リーダのIDとそれが移動リーダであることを登録することができる。
本実施形態に係るタグ情報取得システムは、移動リーダの周辺の固定リーダを推測し、タイムアウト時刻算出の対象とする固定リーダを制限することにより、より早い読み取りタイミングを算出することができ、より早く商品情報を取得できる。
本発明の複数リーダによるタグ情報取得システムの基本構成例であり、2個のリーダとRFタグとの関係を説明するための概念図である。 リーダ1の構成の一例を示したブロック図である。 リーダ2の構成の一例を示したブロック図である。 第1の実施形態の動作例を説明するための図である。 第2の実施形態に適用されるリーダ2の、構成の一例を示したブロック図である。 第2の実施形態の動作手順例を示すフローチャートである。 第2の実施形態のリーダ1とリーダ2が、タグ情報を取得する手順例を説明するための図である。 第3の実施形態に適用されるリーダ2の構成例を示したブロック図である。 第3の実施形態のリーダ2の動作例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に適用されるリーダ2が、リーダ1の質問波によってタグ情報を取得する手順例を示す図である。 第4の実施形態に適用されるリーダ2の、ハードウェア構成例を示すブロック図である。 第4の実施形態に適用されるリーダ2の、動作手順例を示す図である。 第4の実施形態に適用されるリーダ2が、質問波を出力してタグ情報を取得する一例を示す。 第5の実施形態に適用されるリーダの動作例を示す。 第5の実施形態に適用されるハードウェア構成例を示す。 第6の実施形態に適用されるリーダの動作手順例を示す。 第7の実施形態に適用されるハードウェア構成例を示す。 第7の実施形態に適用されるリーダの動作手順例を示す。 第8の実施形態に適用されるシステム構成例を示す。 第8の実施形態に適用されるリーダのハードウェア構成例を示す。 第8の実施形態に適用されるリーダの動作手順例を示す。 第8の実施形態に適用されるリーダ管理サーバの動作手順例を示す。 第9の実施形態に適用されるシステム構成例を示す。 固定リーダのハードウェア構成例を示す。 第9の実施形態に適用される移動リーダの動作の流れ図を示す。 第9の実施形態に適用されるリーダ管理サーバの動作の流れを示す。 第9の実施形態に適用されるリーダ管理情報の一例を示す。 第9の実施形態に適用されるリーダ管理情報の一例を示す。 移動リーダがRFタグ情報を取得する手順例を示す。 アルゴリズムの手順例を示す。 リーダ読み取り時間算出プログラムの流れの一例を示す。 読み取り時間リストの一例を示す。 読み取り時間リストの一例を示す。 読み取り時間リストの一例を示す。 リーダ読み取り時間リスト生成プログラムの流れを示す。 リーダ読み取り時間リスト生成プログラムの流れを示す。 空き時間算出プログラムの流れを示す。 タイムアウト時刻算出例を示す。 リーダ読み取り管理表として適用する読み取り時間リストの一例を示す。 第10の実施形態に適用されるタイムアウト時刻算出のアルゴリズムを示す。 リーダ読み取り管理表として適用する読み取り時間リストの一例を示す。 全リーダ読み取り所要時間算出プログラムのアルゴリズムを示す。 タイムアウト時刻算出例を示す。 第11の実施形態のタイムアウト時刻算出のアルゴリズムを示す。 使用チャネル付きリーダ読み取り管理表の構成例を示す。 タイムアウト時刻算出プログラムの流れを示す。 使用チャネル付きリーダ読み取り管理表からのチャネル番号iの抽出表の一例を示す。 タイムアウト時刻算出流を示す。 タイムアウト時刻算出のアルゴリズム例を示す。 使用チャネル付きリーダ読み取り管理表の構成例を示す。 タイムアウト時刻算出例を示す。 実施形態13に適用されるリーダ管理サーバの第1の動作データ例を示す。 実施形態13に適用されるリーダ管理サーバの第2の動作データ例を示す。 実施形態13に適用されるリーダ管理サーバの第3の動作データ例を示す。 実施形態13に適用される動作の流れを示す。
符号の説明
1、2 リーダ
11 記憶領域
12 CPU部
13 送信部
14 受信部
15 アンテナ
16 電源(バッテリー)
21 記憶領域
22 CPU部
24 受信部
25 アンテナ
26 電源
32 CPU部
33 タグ応答波受信部
34 リーダ質問波受信部
35 アンテナ
37 フィルタ

Claims (47)

  1. 質問波信号を送信することによりRFIDタグに対して固有情報の送信を要求する質問波送信装置と、前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた前記固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段と、を備えたRFIDリーダとを有するRFID読み出しシステムにおいて、
    前記RFIDリーダは、前記質問波信号を送信する質問波送信手段と、他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段とをさらに有し、前記他の装置が送信した質問波信号を受信した際には、前記質問波送信手段を所定時間停止させることを特徴とするRFID読み出しシステム。
  2. 前記RFIDリーダは、他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段をさらに有し、前記他の装置が送信した質問波信号を受信した際に前記応答波受信手段を作動させることを特徴とする請求項1記載のRFID読み出しシステム。
  3. 前記RFIDリーダは、前記質問波信号を送信する質問波送信手段をさらに有し、前記他の装置が送信した質問波信号を受信した際には、前記質問波送信手段を所定時間停止させることを特徴とする請求項記載のRFID読み出しシステム。
  4. 前記RFIDリーダは、前記質問波信号を送信する質問波送信手段をさらに有し、該質問送信手段は、前記応答波受信手段が作動した後で作動することを特徴とする請求項1からのいずれか1項記載のRFID読み出しシステム。
  5. 前記RFIDリーダは、ユーザインタフェースを介してユーザから所定の入力操作を受けた場合に前記応答波受信手段を作動させることを特徴とする請求項1記載のRFID読み出しシステム。
  6. 前記RFIDリーダは、他の装置との通信手段を有し、他の装置からの指示に応じて前記応答波受信手段を作動させることを特徴とする請求項1記載のRFID読み出しシステム。
  7. RFIDタグに対して固有情報の送信を要求するための質問波信号を送信する質問波送信手段及び前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた前記固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段と、を備えた第1のRFIDリーダと、これらに加えて固有情報を格納したRFIDタグをさらに備えた第2のRFIDリーダとを有するRFID読み出しシステムであって、
    前記第2のRFIDのリーダのRFIDタグには、第2のRFIDリーダであることを示すIDが前記固有情報として格納されており、
    前記第1のRFIDリーダは、前記第2のRFIDリーダから前記IDを前記応答波信号として受信すると、前記質問波送信手段を所定の時間停止させることを特徴とするRFID読み出しシステム。
  8. 質問波信号を送信することによりRFIDタグに対して固有情報の送信を要求する質問波送信手段、前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた前記固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段、及び他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段と、を備えたRFIDリーダと、前記RFIDリーダとネットワークを介して接続され、該RFIDリーダの動作を制御するRFID読み出し管理装置とを有するRFID読み出しシステムであって、
    前記RFID読み出し管理装置は、前記質問波送信手段が前記質問波信号を送信するタイミングを示す質問波送信タイミング情報を記憶する記憶手段を有し、前記RFIDリーダからの問い合わせに応じて前記質問波送信タイミング情報を要求元のRFIDリーダへ送信し、
    前記RFIDリーダは、前記RFID読み出し管理装置から取得した前記質問波送信タイミング情報に基づいて、前記質問波送信手段が前記質問波信号を送信するタイミングまでは前記質問波受信手段を作動させ、該タイミング以降は前記応答波受信手段を作動させることを特徴とするRFID読み出しシステム。
  9. 質問波信号を送信することによりRFIDタグに対して固有情報の送信を要求する質問波送信装置を少なくとも一つと、前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた前記固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段及び他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段と、を備えたRFIDリーダと、前記質問波送信装置及び前記RFIDリーダとネットワークを介して接続され、該質問波送信装置及び該RFIDリーダの動作を制御するRFID読み出し管理装置とを有するRFID読み出しシステムであって、
    前記RFID読み出し管理装置は、前記質問波送信装置が前記質問波信号を送信するタイミングを示す質問波送信タイミング情報を記憶する記憶手段を有し、前記RFIDリーダからの問い合わせに応じて前記質問波送信タイミング情報を要求元のRFIDリーダへ送信し、
    前記RFIDリーダは、前記RFID読み出し管理装置から取得した前記質問波送信タイミング情報に基づいて、前記質問波送信装置が前記質問波信号を送信するタイミングまでは前記質問波受信手段を作動させ、該タイミング以降は前記応答波受信手段を作動させることを特徴とするRFID読み出しシステム。
  10. 質問波信号を送信することによりRFIDタグに対して固有情報の送信を要求する質問波送信装置を少なくとも一つと、前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた前記固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段及び他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段と、を備えたRFIDリーダと、前記質問波送信装置及び前記RFIDリーダとネットワークを介して接続され、該質問波送信装置及び該RFIDリーダの動作を制御するRFID読み出し管理装置とを有するRFID読み出しシステムであって、
    前記RFID読み出し管理装置は、前記質問波送信装置が前記質問波信号を送信するタイミングを示す質問波送信タイミング情報を記憶する記憶手段を有し、前記RFIDリーダからの問い合わせに応じて前記質問波送信タイミング情報を要求元のRFIDリーダへ送信し、
    前記RFIDリーダは、前記RFID読み出し管理装置から取得した前記質問波送信タイミング情報に基づいて、前記質問波送信装置が前記質問波信号を送信するタイミング以降は前記応答波受信手段を作動させることを特徴とするRFID読み出しシステム。
  11. 固有情報の送信を要求するための質問波信号を質問波送信装置からRFIDタグに対して送信し、前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた前記固有情報を含んだ応答波信号をRFIDリーダで受信するRFID読み出し方法において、他の装置が送信した前記質問波信号を前記RFIDリーダで受信し、前記他の装置が送信した質問波信号を受信した際には、該RFIDリーダからの前記質問波信号の送信を所定時間停止させることを特徴とするRFID読み出し方法。
  12. 前記RFIDリーダは、前記他の装置が送信した前記質問波信号を受信した際に、前記応答波信号の受信待機状態に移行することを特徴とする請求項11記載のRFID読み出し方法。
  13. 前記RFIDリーダは、他の装置が送信した前記質問波信号を受信してから所定期間外に、前記質問波信号を送信することを特徴とする請求項12記載のRFID読み出し方法。
  14. 前記RFIDリーダは、前記応答波信号の待ち受け状態に移行した後に、前記質問波信号を送信することを特徴とする請求項11から13のいずれか1項記載のRFID読み出し方法。
  15. 前記RFIDリーダは、ユーザインタフェースを介してユーザから所定の入力操作を受けた場合に前記応答波信号の受信待機状態に移行することを特徴とする請求項11又は12記載のRFID読み出し方法。
  16. 前記RFIDリーダは、他の装置からの指示に応じて前記応答波信号の受信待機状態に移行することを特徴とする請求項11記載のRFID読み出し方法。
  17. RFIDタグに対して固有情報の送信を要求するための質問波信号を送信する質問波送信手段及び前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた前記固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段を備えた第1のRFIDリーダと、これらに加えて第2のRFIDリーダであることを示すIDを固有情報として格納したRFIDタグをさらに備えた第2のRFIDのリーダとを有するRFID読み出しシステムにおけるRFID読み出し方法であって、
    前記第1のRFIDリーダは、前記第2のRFIDリーダから前記IDを前記応答波信号として受信すると、前記質問波送信手段を所定の時間停止させることを特徴とするRFID読み出し方法。
  18. 質問波信号を送信することによりRFIDタグに対して固有情報の送信を要求する質問波送信手段、前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた前記固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段、及び他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段と、を備えたRFIDリーダと、前記RFIDリーダとネットワークを介して接続され、該RFIDリーダの動作を制御するRFID読み出し管理装置とを有するRFID読み出しシステムにおけるRFID読み出し方法であって、
    前記RFIDリーダは、前記質問波送信手段が前記質問波信号を送信するタイミングを示す質問波送信タイミング情報の送信を前記RFID読み出し管理装置に対して要求し、
    前記RFID読み出し管理装置は、前記RFIDリーダからの要求に応じて、前記質問波送信タイミング情報を記憶手段から読み出し、
    前記RFID読み出し管理装置は、前記記憶手段から読み出した前記質問波送信タイミング情報を要求元のRFIDリーダへ送信し、
    前記RFIDリーダは、前記RFID読み出し管理装置から取得した前記質問波送信タイミング情報に基づいて、前記質問波送信装置が前記質問波信号を送信するタイミングまでは前記質問波受信手段を作動させ、該タイミング以降は前記応答波受信手段を作動させることを特徴とするRFID読み出し方法。
  19. 質問波信号を送信することによりRFIDタグに対して固有情報の送信を要求する質問波送信装置を少なくとも一つと、前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた前記固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段及び他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段を備えたRFIDリーダと、前記質問波送信装置及び前記RFIDリーダとネットワークを介して接続され、該質問波送信装置及び該RFIDリーダの動作を制御するRFID読み出し管理装置と、を有するRFID読み出しシステムにおけるRFID読み出し方法であって、
    前記RFIDリーダは、前記質問波送信装置が前記質問波信号を送信するタイミングを示す質問波送信タイミング情報の送信を前記RFID読み出し管理装置に対して要求し、
    前記RFID読み出し管理装置は、前記RFIDリーダからの要求に応じて、前記質問波送信タイミング情報を記憶手段から読み出し、
    前記RFID読み出し管理装置は、前記記憶手段から読み出した前記質問波送信タイミング情報を要求元のRFIDリーダへ送信し、
    前記RFIDリーダは、前記RFID読み出し管理装置から取得した前記質問波送信タイミング情報に基づいて、前記質問波送信装置が前記質問波信号を送信するタイミングまでは前記質問波受信手段を作動させ、該タイミング以降は前記応答波受信手段を作動させることを特徴とするRFID読み出し方法。
  20. 質問波信号を送信することによりRFIDタグに対して固有情報の送信を要求する質問波送信装置を少なくとも一つと、前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた前記固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段及び他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段を備えたRFIDリーダと、前記質問波送信装置及び前記RFIDリーダとネットワークを介して接続され、該質問波送信装置及び該RFIDリーダの動作を制御するRFID読み出し管理装置と、を有するRFID読み出しシステムにおけるRFID読み出し方法であって、
    前記RFIDリーダは、前記質問波送信装置が前記質問波信号を送信するタイミングを示す質問波送信タイミング情報の送信を前記RFID読み出し管理装置に対して要求し、
    前記RFID読み出し管理装置は、前記RFIDリーダからの要求に応じて、前記質問波送信タイミング情報を記憶手段から読み出し、
    前記RFID読み出し管理装置は、前記記憶手段から読み出した前記質問波送信タイミング情報を、要求元のRFIDリーダへ送信し、
    前記RFIDリーダは、前記RFID読み出し管理装置から取得した前記質問波送信タイミング情報に基づいて、前記質問波送信装置が前記質問波信号を送信するタイミング以降は前記応答波信号の待ち受け状態へ移行することを特徴とするRFID読み出し方法。
  21. 質問波送信装置が送信した質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段を備えたRFIDリーダにおいて、前記質問波信号を送信する質問波送信手段と、他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段とをさらに有し、前記他の装置が送信した質問波信号を受信した際には、前記質問波送信手段を所定時間停止させることを特徴とするRFIDリーダ
  22. 他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段をさらに有し、前記他の装置が送信した質問波信号を受信した際に前記応答波受信手段を作動させることを特徴とする請求項21記載のRFIDリーダ。
  23. 前記質問波信号を送信する質問波送信手段をさらに有し、前記他の装置が送信した質問波信号を受信した際には、前記質問波送信手段を所定時間停止させることを特徴とする請求項22記載のRFIDリーダ。
  24. 前記質問波信号を送信する質問波送信手段をさらに有し、該質問波送信手段は、前記応答波受信手段が作動した後で作動することを特徴とする請求項21から23のいずれか1項記載のRFIDリーダ。
  25. ユーザインタフェースを介してユーザから所定の入力操作を受けた場合に前記応答波受信手段を作動させることを特徴とする請求項21記載のRFIDリーダ。
  26. 他の装置との通信手段を有し、他の装置からの指示に応じて前記応答波受信手段を作動させることを特徴とする請求項21記載のRFIDリーダ。
  27. RFIDタグに対して固有情報の送信を要求するための質問波信号を送信する質問波送信手段及び前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた前記固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段を備えたRFIDリーダであって、
    他のRFIDリーダから、固有情報を格納したRFIDタグを備えたRFIDリーダであることを示すIDを前記応答波信号として受信すると、前記質問波送信手段を所定の時間停止させることを特徴とするRFIDリーダ。
  28. RFIDタグに対して固有情報の送信を要求するための質問波信号を送信する質問波送信手段と、前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた前記固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段と、固有情報格納したRFIDタグと、を備えたRFIDリーダであって、
    前記RFIDタグには、RFIDタグを備えたRFIDリーダであることを示すIDが前記固有情報として格納されていることを特徴とするRFIDリーダ。
  29. RFIDタグに対して固有情報の送信を要求するための質問波信号を送信する質問波送信手段と、前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段と、他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段と、を備えたRFIDリーダであって、
    前記質問波送信手段が前記質問波信号を送信するタイミングを示す質問波送信タイミング情報を記憶した記憶手段を備えたRFID読み出し管理装置に対して、前記質問波送信タイミング情報の送信を要求する手段と、
    前記RFID読み出し管理装置から取得した前記質問波送信タイミング情報に基づいて、前記質問波送信手段が前記質問波信号を送信するタイミングまでは前記質問波受信手段を作動させ、該タイミング以降は前記応答波受信手段を作動させることを特徴とするRFIDリーダ。
  30. 質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段と、他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段と、を備えたRFIDリーダであって、
    前記質問波信号を出力する質問波送信装置が前記質問波信号を送信するタイミングを示す質問波送信タイミング情報を記憶した記憶手段を備えたRFID読み出し管理装置に対して、前記質問波送信タイミング情報の送信を要求する手段と、を有し、
    前記RFID読み出し管理装置から取得した前記質問波送信タイミング情報に基づいて、前記質問波送信装置が前記質問波信号を送信するタイミング以降は前記応答波信号の受信待ち受け状態へ移行することを特徴とするRFIDリーダ。
  31. 質問波信号を送信することによりRFIDタグに対して固有情報の送信を要求する質問波送信手段、前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた前記固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段、及び他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段を備えたRFIDリーダにネットワークを介して接続され、該RFIDリーダの動作を制御するRFID読み出し管理装置であって、
    前記質問波送信手段が前記質問波信号を送信するタイミングを示す質問波送信タイミング情報を記憶する記憶手段を有し、前記RFIDリーダからの問い合わせに応じて前記質問波送信タイミング情報を要求元のRFIDリーダへ送信することを特徴とするRFID読み出し管理装置。
  32. 質問波信号を送信することによりRFIDタグに対して固有情報の送信を要求する少なくとも一つの質問波送信装置と、前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた前記固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段及び他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段を備えたRFIDリーダとにネットワークを介して接続され、前記質問波送信装置及び前記RFIDリーダの動作を制御するRFID読み出し管理装置であって、
    前記質問波送信装置が前記質問波信号を送信するタイミングを示す質問波送信タイミング情報を記憶する記憶手段を有し、前記RFIDリーダからの問い合わせに応じて前記質問波送信タイミング情報を要求元のRFIDリーダへ送信することを特徴とするRFID読み出し管理装置。
  33. 質問波信号を送信することによりRFIDタグに対して固有情報の送信を要求する少なくとも一つの質問波送信装置と、前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた前記固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段及び他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段を備えたRFIDリーダとにネットワークを介して接続され、該質問波送信装置及び該RFIDリーダの動作を制御するRFID読み出し管理装置であって、
    前記質問波送信装置が前記質問波信号を送信するタイミングを示す質問波送信タイミング情報を記憶する記憶手段を有し、前記RFIDリーダからの問い合わせに応じて前記質問波送信タイミング情報を要求元のRFIDリーダへ送信することを特徴とするRFID読み出し管理装置。
  34. RFIDリーダを制御する実質的なコンピュータに、質問波送信装置が送信した質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信処理を行わせることを特徴とするRFIDリーダの制御プログラムにおいて、前記実質的なコンピュータに、前記質問波信号を送信する質問波送信処理と、他の装置が送信した前記質問波信号を受信する処理とをさらに行わせ、前記他の装置が送信した質問波信号を受信した際には、前記質問波送信処理の実行を所定時間停止させることを特徴とするRFIDリーダの制御プログラム
  35. 前記実質的なコンピュータに、他の装置が送信した前記質問波信号を受信する処理を行わせ、前記他の装置が送信した質問波信号を受信した後で、前記応答波受信処理を行わせることを特徴とする請求項34記載のRFIDリーダの制御プログラム。
  36. 前記実質的なコンピュータに、前記質問波信号を送信する質問波送信処理をさらに行わせ、前記他の装置が送信した質問波信号を受信した際には、前記質問波送信処理の実行を所定時間停止させることを特徴とする請求項35記載のRFIDリーダの制御プログラム。
  37. 前記実質的なコンピュータに、前記応答波受信処理を実行した後で、前記質問波信号を送信する質問波送信処理をさらに行わせることを特徴とする請求項34から36のいずれか1項記載のRFIDリーダの制御プログラム。
  38. 前記実質的なコンピュータに、ユーザインタフェースを介してユーザから所定の入力操作を受けた場合に前記応答波受信処理を実行させることを特徴とする請求項34又は35記載のRFIDリーダの制御プログラム。
  39. 前記実質的なコンピュータに、他の装置からの指示に応じて前記応答波受信処理を実行させることを特徴とする請求項34又は35記載のRFIDリーダの制御プログラム。
  40. RFIDタグに対して固有情報の送信を要求するための質問波信号を送信する質問波送信手段及び前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた前記固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段を備えRFIDリーダを制御する実質的なコンピュータに、
    他のRFIDリーダから、固有情報を格納したRFIDタグを備えたRFIDリーダであることを示すIDを前記応答波信号として受信した際に、前記質問波送信手段を所定の時間停止させる処理を行わせることを特徴とするRFIDリーダの制御プログラム。
  41. RFIDタグに対して固有情報の送信を要求するための質問波信号を送信する質問波送信手段と、前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段と、他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段と、を備えたRFIDリーダを制御する実質的なコンピュータに、
    前記質問波送信手段が前記質問波信号を送信するタイミングを示す質問波送信タイミング情報を記憶した記憶手段を備えたRFID読み出し管理装置に対して、前記質問波送信タイミング情報の送信を要求する処理と、
    前記RFID読み出し管理装置から取得した前記質問波送信タイミング情報に基づいて、前記質問波送信手段が前記質問波信号を送信するタイミングまでは前記質問波受信手段を作動させ、該タイミング以降は前記応答波受信手段を作動させる処理と、を実行させることを特徴とするRFIDリーダの制御プログラム。
  42. 質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段と、他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段とを備えたRFIDリーダを制御する実質的なコンピュータに、
    前記質問波信号を送信する質問波送信装置が前記質問波信号を送信するタイミングを示す質問波送信タイミング情報を記憶した記憶手段を備えたRFID読み出し管理装置に対して、前記質問波送信タイミング情報の送信を要求する処理と、
    前記RFID読み出し管理装置から取得した前記質問波送信タイミング情報に基づいて、前記質問波送信装置が前記質問波信号を送信するタイミング以降は前記応答波信号の受信待ち受け状態へ移行する処理と、を実行させることを特徴とするRFIDリーダの制御プログラム。
  43. 請求項34から42のいずれか1項記載のRFIDリーダの制御プログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な情報記録媒体。
  44. 質問波信号を送信することによりRFIDタグに対して固有情報の送信を要求する質問波送信手段、前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた前記固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段、及び他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段を備えたRFIDリーダにネットワークを介して接続され、該RFIDリーダの動作を制御するRFID読み出し管理装置の動作を制御する実質的なコンピュータに、
    前記RFIDリーダからの問い合わせに応じて、前記質問波送信手段が前記質問波信号を送信するタイミングを示す質問波送信タイミング情報を記憶手段から読み出す処理と、前記読み出した質問波送信タイミング情報を要求元のRFIDリーダへ送信する処理とを実行させることを特徴とするRFID読み出し管理装置の制御プログラム。
  45. 質問波信号を送信することによりRFIDタグに対して固有情報の送信を要求する少なくとも一つの質問波送信装置と、前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた前記固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段及び他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段を備えたRFIDリーダとにネットワークを介して接続され、前記質問波送信装置及び前記RFIDリーダの動作を制御するRFID読み出し管理装置の動作を制御する実質的なコンピュータに、
    前記RFIDリーダからの問い合わせに応じて、前記質問波送信装置が前記質問波信号を送信するタイミングを示す質問波送信タイミング情報を記憶手段から読み出す処理と、前記読み出した質問波送信タイミング情報を要求元のRFIDリーダへ送信する処理とを実行させることを特徴とするRFID読み出し管理装置の制御プログラム。
  46. 質問波信号を送信することによりRFIDタグに対して固有情報の送信を要求する少なくとも一つの質問波送信装置と、前記質問波信号に応じてRFIDタグから送信されてきた前記固有情報を含んだ応答波信号を受信する応答波受信手段及び他の装置が送信した前記質問波信号を受信する質問波受信手段を備えたRFIDリーダとにネットワークを介して接続され、該質問波送信装置及び該RFIDリーダの動作を制御するRFID読み出し管理装置の動作を制御する実質的なコンピュータに、
    前記RFIDリーダからの問い合わせに応じて、前記質問波送信装置が前記質問波信号を送信するタイミングを示す質問波送信タイミング情報を記憶手段から読み出し、前記読み出した質問波送信タイミング情報を要求元のRFIDリーダへ送信することを特徴とするRFID読み出し管理装置の制御プログラム。
  47. 請求項44から46のいずれか1項に記載のRFID読み出し管理装置の制御プログラムが格納されたコンピュータが読み取り可能な情報記録媒体。
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