JP2001348111A - 物品管理棚 - Google Patents

物品管理棚

Info

Publication number
JP2001348111A
JP2001348111A JP2000174337A JP2000174337A JP2001348111A JP 2001348111 A JP2001348111 A JP 2001348111A JP 2000174337 A JP2000174337 A JP 2000174337A JP 2000174337 A JP2000174337 A JP 2000174337A JP 2001348111 A JP2001348111 A JP 2001348111A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shelf
shape
antenna
loop antenna
shelves
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000174337A
Other languages
English (en)
Inventor
Keisuke Igarashi
啓介 五十嵐
Takahiro Watanabe
高洋 渡辺
Kazuo Funakubo
一夫 舟久保
Masahiko Hayase
雅彦 早瀬
Hideki Aritome
英樹 有留
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Kokusai Electric Inc filed Critical Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority to JP2000174337A priority Critical patent/JP2001348111A/ja
Publication of JP2001348111A publication Critical patent/JP2001348111A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の棚に配置されたそれぞれのループアン
テナ間で電磁結合が生じるのを防止でき、信頼性、機能
性に優れた物品管理棚を提供する。 【解決手段】 物品に取り付けられたICカードと無線
通信を行うリーダライタのアンテナ部が前記物品を収納
するための複数の棚のそれぞれに組み込まれた物品管理
棚において、前記アンテナ部は隣接する棚毎にアンテナ
形状が異なる形状とされると共に、各アンテナ部には、
各アンテナ部への供給電力を減衰させて前記複数の棚間
で電磁誘導に基づく誤動作が生じるのを防止するための
アッテネータが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品に取り付けら
れたICカードと無線通信を行うリーダライタのアンテ
ナ部が前記物品を収納するための棚に組み込まれた物品
管理棚に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ICカードとリーダライタを用い、無線
通信により物品の管理を行う物品管理システムは、IC
カードとリーダライタとの間で非接触で物品に関する情
報を送受することができ、バーコードによる管理に比し
て、物品の所在状況の管理等が極めて簡単に行い得るこ
とから、最近、種々の物品管理に適用されつつある。
【0003】本出願人は、既にこのような物品管理シス
テムを図書館等に適用し、従来の貸出業務に加え、リア
ルタイムで書籍の位置情報を得、貸出状況の把握、書籍
の所在状況の把握を行うことにより、図書の管理を行え
るようにした物品管理システムを提案している。このよ
うな図書の管理においては、例えば以下に述べるような
物品管理棚を用いることが考えられる。
【0004】図9は一つの物品管理棚を示す斜視図であ
る。物品管理棚10は、上下に平行に複数段(図示では
3段)設けられた棚板1a,1b,1aにより3つの棚
が構成されている。各棚板1a,1b,1aにおいて、
棚板1aの面内には第1ループアンテナ2Aを形成する
ループ線が埋設され、棚板1bの面内には第2ループア
ンテナ2Bを形成するループ線が埋設され、上下隣り合
う(隣接する)棚毎に異なる形状を有するアンテナが設
けられている。
【0005】第1ループアンテナ2Aは、棚板1aの外
形状に沿った長方形状をなし、第2ループアンテナ2B
は、棚板1bの形状のほぼ半分の位置で折り返した形状
を有する8の字形状をなしている。なお、これらループ
アンテナ2A,2Bは後述する同調回路と接続してお
り、この同調回路が同軸ケーブル20を介して、図9に
示される切替器16に接続され、切替器16はリーダラ
イタ6に接続されている。図10には、切替器16の構
成を示している。リーダライタ(R/W)6からの制御
信号により複数のスイッチ16a〜16nを順次切り替
えて信号入力をそれぞれ出力1〜nに出力する。
【0006】図11には同調回路の一例を示す。同調回
路3はトランス3aとコンデンサ3bで基板上に構成さ
れ、ループ線2aと共振を取ってインピーダンス整合を
図り、同軸ケーブル20に接続されている。また、同軸
ケーブル20はコネクタ20aを介して上述した切替器
16を介してリーダライタ6に接続されている。
【0007】図12は第1ループアンテナ2Aと第2ル
ープアンテナ2Bを上下に隣接させた場合の作用につい
て説明するものである。図12(a)は上段棚板1bの
第2ループアンテナ2Bに通電した場合、8の字によっ
て形成される二つのループ面よりそれぞれ生じる磁束φ
1とφ2とは互いに逆向きとなる。従って、それに隣接
する第1ループアンテナ2Aと鎖交する全磁束は、互い
に反対方向を向く磁束φ1とφ2とにより、互いに相殺
されてほぼ0(理想的には0)となり、第1ループアン
テナと第2ループアンテナは互いに結合されないことと
なる。即ち、8の字アンテナより発生する磁束は第1ル
ープアンテナ2Aには鎖交しない。
【0008】次に図12(b)は下段の棚板1aの第1
ループアンテナ2Aに通電した場合、磁束φ0は図中の
矢印のように発生する。なお、図12(c)は図12
(b)のA方向矢視図である。ここで、上段の第2ルー
プアンテナ2Bでは誘起されるべき磁束φ1とφ2がほ
ぼ同じであり、反対方向となるため誘起電力が相殺され
る。即ち、下段のループアンテナとの相互誘導が無い状
態となる。
【0009】従って、図12の説明より、第1ループア
ンテナと第2ループアンテナを互いに交互に上下棚板に
設けるようにした場合、即ち、互いに隣接する各棚毎に
異なる形状タイプのアンテナを交互に設けるようにした
場合は、これらループアンテナ間の結合が回避されるこ
とが理解される。図12は上下で隣接するループアンテ
ナ間で説明しているが、前後方向に複数の棚板を並べて
複数の棚を構成する場合も、互いに隣接するループアン
テナ(棚)毎に異なる形状タイプを用いることにより、
互いに隣接しあったループアンテナ間では結合が生じな
いよう作用し合うことは明らかである。
【0010】図13はICカードが取り付けられた書籍
を示す斜視図であり、ICカード5はタグ状をなし、書
籍4の背表紙4aの下部に貼付けられている。ICカー
ド5は図14に示すように、ループ状をなすカードアン
テナ5aとそれに接続されたICチップとからなる。ま
た書籍4の表紙下部には、その端部がICカード5の端
部に近接するように共振カード7が貼付けられる。共振
カード7はこのカードアンテナ5aと共振して書籍の載
置方向が異なる場合、例えばICカードとループアンテ
ナが直接通信し難いような場合にも、共振カードの共振
とループアンテナにより通信を可能としている。
【0011】図15は各棚板と書籍との配置関係を示し
たものであり、(a)は斜視図、(b)は側面図であ
る。これらの図より明らかなように、ループアンテナ2
Aや2Bのループコイルの垂直面内にICカード5のカ
ードアンテナの面が位置するように書籍4の載置位置に
対して各棚板1a、1bのループアンテナ2A,2Bが
設けられている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
技術においては、第1ループアンテナと第2ループアン
テナを互いに交互に上下棚板に設けるようにした場合、
即ち、互いに隣接する各棚毎に異なる形状タイプのアン
テナを交互に設けるようにした場合は、これらループア
ンテナ間の結合が回避され、これらの間での電磁誘導に
よる誤作動が防止できることが理解される。しかしなが
ら、図9に示した管理棚の構造においては、最上段の棚
板と最下段の棚板に配置されたループアンテナ2A,2
Aが互いに同じ形状を有するため、これらの間で電磁誘
導が生じ、誤動作が生じる恐れがあり、例えば、最上段
の棚(棚板2)に配置された書籍のICカード5と通信
を行った場合、最下段の棚に配置された書籍のICカー
ド5とも通信が行われることとなる。これは例えば、下
段の棚のループアンテナが動作すると、上段のループア
ンテナと結合してしまうことに起因する。従って、従来
の技術においては、1つのICカード(1つの書籍)が
最上段の棚に載置されている場合において、最下段の棚
のループアンテナとも送受が行われる場合が生じ、従っ
て、載置場所の誤認識が生じる等、信頼性の高い物品管
理ができなくなるという問題がある。
【0013】そこで、本発明は上述した問題点を解決す
るために成されたものであり、複数の棚に配置されたそ
れぞれのループアンテナ間で磁気結合が生じるのを防止
でき、信頼性に優れた物品管理棚を提供することを目的
としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明は、物品に取り付けられたICカードと無
線通信を行うリーダライタのアンテナ部が前記物品を収
納するための複数の棚のそれぞれに組み込まれた物品管
理棚において、前記アンテナ部は隣接する棚毎にアンテ
ナ形状が異なる形状とされると共に、各アンテナ部に
は、各アンテナ部への供給電力を減衰させて前記複数の
棚間で電磁誘導に基づく誤動作が生じるのを防止するた
めのアッテネータが設けられていることを特徴とするも
のである。
【0015】また、本発明において、前記アンテナ形状
は、互いに鎖交する磁束が相殺されてアンテナ間での電
磁誘導による誤動作を防止できる形状とされていること
を特徴とするものである。
【0016】また、本発明において、互いに隣接した棚
のそれぞれには、各棚板の形状とほぼ同じ形状のループ
アンテナと、棚板の形状のほぼ半分に折り返した8の字
形状のループアンテナとが配置されることを特徴とする
ものである。
【0017】また、本発明において、上下3つの隣接し
た棚のそれぞれには、各棚板の形状とほぼ同じ形状のル
ープアンテナと、棚板の形状のほぼ半分に折り返した形
状のループアンテナと、棚板の形状のほぼ3分の1毎に
折り返した形状のループアンテナとが配置されることを
特徴とするものである。
【0018】また、本発明において、上下5つの隣接し
た棚のそれぞれには、最上下段の棚板に、棚板の形状の
ほぼ3分の1毎に折り返した形状のループアンテナが配
置され、中央段の棚板に、棚板の形状とほぼ同じ形状の
ループアンテナが配置され、前記最上下段と中央段の間
に位置する棚板に、棚板の形状のほぼ半分に折り返した
形状のループアンテナが配置されることを特徴とするも
のである。
【0019】また、本発明において、上下5つの隣接し
た棚のそれぞれには、最上下段の棚板に、棚板の形状と
ほぼ同じ形状のループアンテナが配置され、中央段の棚
板に、棚板の形状のほぼ3分の1毎に折り返した形状の
ループアンテナが配置され、前記最上下段と中央段の間
に位置する棚板に、棚板の形状のほぼ半分に折り返した
形状のループアンテナが配置されることを特徴とするも
のである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図書
管理に適用される物品(図書)管理棚に例をとって、図
面を用いて説明する。 実施の形態1.図1は一つの物品管理棚を示す斜視図で
ある。物品管理棚10Aは、上下に平行に複数段(図示
では3段)設けられた棚板1a,1b,1aにより3つ
の棚が構成されている。各棚板1a,1b,1aにおい
て、棚板1aの面内には第1ループアンテナ2Aを形成
するループ線が埋設され、棚板1bの面内には第2ルー
プアンテナ2Bを形成するループ線が埋設されている。
【0021】第1ループアンテナ2Aは、棚板1aの外
形状に沿った長方形状をなし、第2ループアンテナ2B
は、棚板1bの形状のほぼ半分の位置で折り返した形状
を有する8の字形状をなしている。なお、これらループ
アンテナ2A,2Bは従来技術で説明した同調回路3と
接続しており、この同調回路3が同軸ケーブル20を介
して、図1に示されるアッテネータ付切替器(以下AT
T付切替器という)16Aに接続され、さらにリーダラ
イタ6に接続されている。
【0022】図2にはATT付切替器16Aの構成を示
す。ATT付切替器16AはR/W6からの制御信号に
より切り替えられる複数のスイッチ16a〜16nを有
し、これらスイッチにより読み取り用の信号入力を順次
切り替えて出力1〜nとする。この出力1〜nとスイッ
チ16a〜16nの間に可変アッテネータ17A〜17
Nが接続され、ループアンテナへの電力を減衰させ、ル
ープアンテナ間での結合、特に第1ループアンテナ同士
の結合が生じるのを防止している。可変アッテネータに
よれば、棚にループアンテナを配置した場合に、互いに
干渉し合わない最小の減衰量を設定することができるの
で、必要最小限の減衰量を設定することができ、干渉を
起こさない範囲で最大の感度をもたらすことが可能とな
る。
【0023】実施の形態2.図3は実施の形態2を示す
斜視図であり、図3(a)は各棚板1a,1bの下面に
3本の補強板(補強部材)9a,9b,9cを各棚板1
の長さ方向に平行に設けたものである。なお、ここで
は、棚板を1a,1bの2段分だけ示している。各棚板
1a,1bをプラスチックや木材などの誘電体材料で構
成すると、強度的に強いものは得られ難い。そこで、こ
れら強度的に弱い材料で各棚板を構成する場合は、各棚
板裏面に補強板9a、9b、9cを設けることで、棚板
を補強することができる。この補強板9a、9b、9c
は断面コ字状に加工形成したものを使用することによ
り、軽量化を図りつつその剛性を高め、強度をより高め
ることができる。
【0024】図3(b)には、図11(a)とは別の補
強板を備えた場合の例を示す。コの字形状の補強板9
d,9dを棚板の長手方向の両側に取り付けて強度を増
している。この場合は、コの字部分の径を棚板の厚さと
することで棚板を挟み込むように構成することができ、
組立てが容易で、また他の空間への突起もなくなる。従
って、実施の形態2によれば、各棚板に上記補強板を設
けることにより、書籍などの物品重量がより大きくなっ
ても載置することができるとともに、電磁誘導の影響を
受けにくく、これとアッテネータとを組み合わせること
により、磁気の干渉による誤動作を効率的に防止でき
る。
【0025】実施の形態3.実施の形態1に示した物品
管理棚は、最上下の棚板に棚板とほぼ同じ形状(以下ス
トレート形状という)のループアンテナ2Aを設け、中
央の棚板に棚板をほぼ半分に折り返した形状(以下クロ
ス形状という)のループアンテナ2Bを配置するように
したが、図4に示すように、最上下の棚板にクロス形状
のループアンテナ2Bを設け、中央の棚板にストレート
形状のループアンテナ2Aを配置するようにしても良
い。一般に、ループ面積が大きくなるほど、磁界(磁
束)の届く範囲は大きくなるので、本実施の形態のよう
な管理棚によれば、クロス形状のループアンテナ2Bに
よる磁界の到達範囲は小さくできるので、最上下のルー
プアンテナ同士が電磁誘導による結合を生じるのを防止
しやすくなる。また、ストレート形状のループアンテナ
の電力についてもアッテネータによる減衰量を小さく保
つことができ、物品の検出における感度(信頼度)を低
下させることがない。
【0026】図5は実施の形態1においてカマチ(補強
板)付棚アンテナの干渉を示した図、図6は実施の形態
2においてカマチ無(補強板無し)棚のアンテナ干渉を
示した図、図7はストレート形状のループアンテナによ
るICカードを8枚棚上に設置したときの、最大通信範
囲を示した図である。図5、図6において表の縦列は給
電される棚型アンテナを表し、横列は干渉をうける棚型
アンテナを表す。1段目と3段目に同タイプのアンテナ
ループが設置されているが、その場合相互に干渉を受け
ていることが解る。また、1段目と2段目、2段目と3
段目のように、異なるタイプのループアンテナについて
は、干渉のないことが解る。図5の結果より、ATT付
切替器16Aに示すアッテネータが9dBであれば、中
タグについて棚型アンテナは干渉を防ぐことができる。
図7はその結果を踏まえ、ATT付切替器16Aのアッ
テネータを10dBに設定し、中タグ8枚をループアン
テナラインに並列に設置し、棚上でICカードと通信可
能なエリアを測定している。結果アンテナラインに対し
て、カマチ付棚型アンテナで3cm、カマチ無し棚型アン
テナで4cmの範囲で通信可能であることが解る。また、
図5の結果より、小タグにおいてはATT付切替器16
Aのアッテネータを4dBとすれば、棚による干渉を防
ぐことができる。そこで、図7ではATT付切替器16
Aのアッテネータを6dBとして小タグ8枚をループア
ンテナラインに並列に接続し、棚上で小タグと通信可能
なエリアを測定している。結果アンテナラインに対し
て、カマチ付棚型アンテナで3cm、カマチ無し棚型アン
テナで3cmの範囲で通信可能であることが解る。以上の
ように、ATT付切替器16Aのアッテネータの値を設
定して、棚型アンテナ上でICカードが通信可能である
かを確認し、また給電した棚型アンテナ以外の棚型アン
テナと干渉のないことを確認する必要がある。
【0027】実施の形態4.図8(a)は実施の形態4
における物品管理棚10Bを示したものであり、物品管
理棚を5段とすると共に、最上下段の棚板11c、11
cに、棚板の形状のほぼ3分の1毎に折り返した形状の
ループアンテナ(スリークロス形状ループアンテナ)1
2C、12Cが配置され、中央段の棚板11aに、棚板
の形状とほぼ同じ形状のループアンテナ(ストレート形
状ループアンテナ)12Aが配置され、前記最上下段と
中央段の間に位置する棚板11b、11bに、棚板の形
状のほぼ半分に折り返した形状のループアンテナ(クロ
ス形状ループアンテナ)12Bが配置されるようにした
ものであり、各ループアンテナはATT付切替器16A
を介してR/W6に接続されている。
【0028】このような構成においては、ループ面積の
大きなストレート形状のアンテナは一つであるので、磁
界が遠くまで到達しても、他に同一形状のループアンテ
ナが無いため、電磁誘導により誤動作が生じる恐れはな
く、従って、アッテネータの減衰率を小さくして感度を
高めることができる。なお、ループアンテナ12Cとル
ープアンテナ12Bの位置を上下反対にしても良いこと
は言うまでもない。
【0029】図8(b)は、実施の形態4の変形例を示
したものであり、物品管理棚10Cを5段とすると共
に、最上下段の棚板11a,11aに、棚板の形状とほ
ぼ同じ形状のループアンテナ(ストレート形状ループア
ンテナ)12A,12Aが配置され、中央段の棚板11
cに、棚板の形状のほぼ3分の1毎に折り返した形状の
ループアンテナ(スリークロス形状ループアンテナ)1
2Cが配置され、前記最上下段と中央段の間に位置する
棚板11b、11bに、棚板の形状のほぼ半分に折り返
した形状のループアンテナ(クロス形状ループアンテ
ナ)12B、12Bが配置されるようにしたものであ
り、やはり、各ループアンテナはATT付切替器16A
を介してR/W6に接続されている。
【0030】このような実施の形態においても、ループ
面積の大きなストレート形状のループアンテナが互いに
最も遠く離れた位置に配置されるため、磁束の鎖交によ
り電磁誘導が生じる恐れが極めて少なくなる。従って、
このような構成によってもアッテネータの減衰率を小さ
くすることができ、感度を高めることが可能である。
【0031】
【発明の効果】以上に詳述したように、本発明によれ
ば、物品に取り付けられたICカードと無線通信を行う
リーダライタのアンテナ部が前記物品を収納するための
複数の棚のそれぞれに組み込まれた物品管理棚におい
て、前記アンテナ部は隣接する棚毎にアンテナ形状が異
なる形状とされると共に、各アンテナ部には、各アンテ
ナ部への供給電力を減衰させて前記複数の棚間で電磁誘
導に基づく誤動作が生じるのを防止するためのアッテネ
ータが設けられているようにしたため、複数の棚に配置
されたそれぞれのループアンテナ間で電磁結合が生じる
のを防止でき、信頼性、機能性に優れた物品管理棚を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1における物品管理棚を示す斜視図
である。
【図2】ATT付切替器を示す回路図である。
【図3】実施の形態2における補強板付(カマチ付)棚
板を示す斜視図である。
【図4】実施の形態2における物品管理棚を示す斜視図
である。
【図5】カマチ付棚における干渉と減衰量との関係を示
した図である。
【図6】カマチ無棚における干渉と減衰量との関係を示
した図である。
【図7】各タグ(ICカード)による通信範囲を示した
図である。
【図8】実施の形態4における物品管理棚を示す斜視図
である。
【図9】従来の物品管理棚を示す斜視図である。
【図10】従来のアンテナ切替器を示す回路図である。
【図11】同調回路を示す回路図である。
【図12】第1、第2ループアンテナを隣接した場合の
作用を示す図である。
【図13】書籍にICカードを貼着した状態を示す斜視
図である。
【図14】ICカードを示す簡略構成図である。
【図15】ループアンテナと書籍の配置関係を示す図で
ある。である。
【符号の説明】
1a,1b,11a,11b,11c 棚板、2A 第
1ループアンテナ(ストレート形状ループアンテナ)、
2B 第2ループアンテナ(クロス形状ループアンテ
ナ)、4 書籍、5 ICカード、6 リーダライタ、
9a,9b,9c,9d 補強板、10A,10B,1
0C 物品管理棚、12A ストレート形状ループアン
テナ、12B クロス形状ループアンテナ、12C ス
リークロス形状ループアンテナ、16A ATT付切替
器、16a〜16n スイッチ、17A〜17N 可変
アッテネータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01Q 7/00 H01Q 7/00 (72)発明者 舟久保 一夫 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 (72)発明者 早瀬 雅彦 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 (72)発明者 有留 英樹 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 Fターム(参考) 3F022 AA11 CC02 MM08 MM22 MM35 MM51 PP04 QQ13 5B058 CA15 KA02 KA04 KA24 KA40 YA20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品に取り付けられたICカードと無線
    通信を行うリーダライタのアンテナ部が前記物品を収納
    するための複数の棚のそれぞれに組み込まれた物品管理
    棚において、 前記アンテナ部は隣接する棚毎にアンテナ形状が異なる
    形状とされると共に、各アンテナ部には、各アンテナ部
    への供給電力を減衰させて前記複数の棚間で電磁誘導に
    基づく誤動作が生じるのを防止するためのアッテネータ
    が設けられていることを特徴とする物品管理棚。
  2. 【請求項2】 前記アンテナ形状は、互いに鎖交する磁
    束が相殺されてアンテナ間での電磁誘導による誤動作を
    防止できる形状とされていることを特徴とする請求項1
    に記載の物品管理棚。
  3. 【請求項3】 互いに隣接した棚のそれぞれには、各棚
    板の形状とほぼ同じ形状のループアンテナと、棚板の形
    状のほぼ半分に折り返した8の字形状のループアンテナ
    とが配置されることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載の物品管理棚。
  4. 【請求項4】 上下3つの隣接した棚のそれぞれには、
    各棚板の形状とほぼ同じ形状のループアンテナと、棚板
    の形状のほぼ半分に折り返した形状のループアンテナ
    と、棚板の形状のほぼ3分の1毎に折り返した形状のル
    ープアンテナとが配置されることを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の物品管理棚。
  5. 【請求項5】 上下5つの隣接した棚のそれぞれには、
    最上下段の棚板に、棚板の形状のほぼ3分の1毎に折り
    返した形状のループアンテナが配置され、中央段の棚板
    に、棚板の形状とほぼ同じ形状のループアンテナが配置
    され、前記最上下段と中央段の間に位置する棚板に、棚
    板の形状のほぼ半分に折り返した形状のループアンテナ
    が配置されることを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の物品管理棚。
  6. 【請求項6】 上下5つの隣接した棚のそれぞれには、
    最上下段の棚板に、棚板の形状とほぼ同じ形状のループ
    アンテナが配置され、中央段の棚板に、棚板の形状のほ
    ぼ3分の1毎に折り返した形状のループアンテナが配置
    され、前記最上下段と中央段の間に位置する棚板に、棚
    板の形状のほぼ半分に折り返した形状のループアンテナ
    が配置されることを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載の物品管理棚。
JP2000174337A 2000-06-09 2000-06-09 物品管理棚 Pending JP2001348111A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000174337A JP2001348111A (ja) 2000-06-09 2000-06-09 物品管理棚

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000174337A JP2001348111A (ja) 2000-06-09 2000-06-09 物品管理棚

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001348111A true JP2001348111A (ja) 2001-12-18

Family

ID=18676399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000174337A Pending JP2001348111A (ja) 2000-06-09 2000-06-09 物品管理棚

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001348111A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004035430A1 (ja) * 2002-10-18 2004-04-29 Kokuyo Co., Ltd. 書類管理システム
JP2005343608A (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Toppan Forms Co Ltd 物品管理システム及び収納部材
JP2006252367A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Hitachi Kokusai Electric Inc 物品管理棚用アンテナ
JP2008026979A (ja) * 2006-07-18 2008-02-07 Oki Electric Ind Co Ltd 非接触データキャリアシステム及び質問器
JP2010020685A (ja) * 2008-07-14 2010-01-28 Sanden Corp Rfidタグ用アンテナ装置
US7839300B2 (en) 2005-01-19 2010-11-23 Nec Corporation RFID reading system, RFID reading method, RFID reader, RFID read controlling apparatus, RFID reader control program, computer-readable information recording medium having recorded the same, control program for RFID read control apparatus, and computer-readable information recording medium having recorded the same
JP4818370B2 (ja) * 2005-10-12 2011-11-16 ミュールバウアー アーゲー テストヘッドデバイス
JP2012509482A (ja) * 2008-11-20 2012-04-19 アボット・ラボラトリーズ 自動検査室用分析器において無線識別によってベッセルを追跡するためのシステム

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004035430A1 (ja) * 2002-10-18 2004-04-29 Kokuyo Co., Ltd. 書類管理システム
JP2005343608A (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Toppan Forms Co Ltd 物品管理システム及び収納部材
JP4535781B2 (ja) * 2004-06-01 2010-09-01 トッパン・フォームズ株式会社 物品管理システム及び収納部材
US7839300B2 (en) 2005-01-19 2010-11-23 Nec Corporation RFID reading system, RFID reading method, RFID reader, RFID read controlling apparatus, RFID reader control program, computer-readable information recording medium having recorded the same, control program for RFID read control apparatus, and computer-readable information recording medium having recorded the same
JP2006252367A (ja) * 2005-03-14 2006-09-21 Hitachi Kokusai Electric Inc 物品管理棚用アンテナ
JP4548661B2 (ja) * 2005-03-14 2010-09-22 株式会社日立国際電気 Rfidタグ読取りシステム
JP4818370B2 (ja) * 2005-10-12 2011-11-16 ミュールバウアー アーゲー テストヘッドデバイス
JP2008026979A (ja) * 2006-07-18 2008-02-07 Oki Electric Ind Co Ltd 非接触データキャリアシステム及び質問器
JP2010020685A (ja) * 2008-07-14 2010-01-28 Sanden Corp Rfidタグ用アンテナ装置
JP2012509482A (ja) * 2008-11-20 2012-04-19 アボット・ラボラトリーズ 自動検査室用分析器において無線識別によってベッセルを追跡するためのシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004140513A (ja) リーダライタ用アンテナ、及びそれを備えた物品管理棚
JP3640297B2 (ja) 物品管理用収納棚
US9692128B2 (en) Antenna device and wireless communication device
KR100842141B1 (ko) 유도식 읽기 쓰기 장치용 소형 루프안테나
KR101082702B1 (ko) 무선 ic 디바이스
JP4535210B2 (ja) 無線icデバイス用部品および無線icデバイス
EP1932213B1 (en) Antenna design and interrogator system
JP4349319B2 (ja) 無線通信媒体処理装置
US20060165254A1 (en) Card medium with built-in resonant tag, method for producing card medium, and object identifying device
JP3783917B2 (ja) 物品管理棚
JP4548661B2 (ja) Rfidタグ読取りシステム
JP7218668B2 (ja) アンテナ装置及びこれを備えるicカード
US20120081258A1 (en) Coil antenna and antenna structure
JP2011165133A (ja) 物品載置棚、棚板および調整板
JP7322513B2 (ja) アンテナ装置及びこれを備えるicカード
JP2001348111A (ja) 物品管理棚
JP3611192B2 (ja) 物品管理棚
KR20130030304A (ko) 무선 통신 디바이스
JPWO2018079718A1 (ja) アンテナ搭載形の通信用icユニット及び導体付きアンテナ搭載形の通信用icユニット
CN110147867A (zh) 无线射频辨识装置
JP2002002917A (ja) 物品管理棚
JPWO2006038446A1 (ja) アンテナ内蔵カード及び携帯情報機器
JP2003085519A (ja) 無線カード
EP1724873A1 (en) Reader/writer apparatus
JP4218044B2 (ja) 3次元アンテナ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040312

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050512

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050706

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051108