JP4884673B2 - フラットパネルスパッタリングの二次元マグネトロン走査 - Google Patents

フラットパネルスパッタリングの二次元マグネトロン走査 Download PDF

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Description

関連出願
本出願は、2004年1月7日に出願された仮出願60/534952の利益を主張する。
発明の分野
本発明は、一般に、物質のスパッタリングに関する。特に、本発明は四角形ターゲットからのスパッタリングを強化する磁界を形成するマグネトロンの走査に関する。
過去十年間、コンピュータディスプレイ及び最近ではテレビスクリーンに用いられるようなフラットパネルディスプレイの製造技術は大幅に進歩している。フラットパネルの製造において、アルミニウムのような金属及び酸化インジウムスズ(ITO)のような透明伝導体を含む伝導体層の堆積のためには、スパッタリングは好ましいアプローチである。フラットパネルスパッタリングは、大型サイズ基板及び四角形形状により、長い間開発されてきたウエハスパッタリングから原理的に区別される。デマレイらは、米国特許第5565071号において、このようなフラットパネルスパッタリアクタを開示しており、これは引用により全体として本明細書に一体化される。彼らのリアクタは、図1の概略断面図に示されているように、真空チャンバ18内で四角形のスパッタリングターゲット16に対向している四角形のガラスパネル14又は他の基板を保持する四角形状のスパッタリングペデスタル電極12を含む。ターゲット16の少なくとも表面はスパッタされる金属で構成されており、アイソレータ20により真空チャンバ18に対して真空シールされている。典型的には、スパッタされる物質の層は、ターゲット16を冷却するために冷却水チャンネルが形成されたバッキングプレートに接着されている。典型的にはアルゴンであるスパッタリングガスは、圧力がミリTorrの範囲に保持された真空チャンバ18内に供給される。好ましくは、バックチャンバ22はターゲット16の背面に対して真空シールされ、低圧に真空吸引されており、これによってターゲット16及びそのバッキングプレートを介した圧力差を小さくしている。従って、ターゲットアセンブリは、かなり薄く形成することができる。ペデスタル電極12又は壁シールドのようなチャンバの接地されている他の部分との関係で、伝導性ターゲットに対し負のDCバイアスを印加すると、アルゴンはプラズマにイオン化される。正のアルゴンイオンはターゲット16に引付けられ、そこからの金属原子をスパッタする。金属原子は部分的にパネル14に配向され、少なくとも部分的にターゲット金属で組成されている層を堆積する。金属のスパッタリングの際に、チャンバ18内に酸素又は窒素を追加的に供給することにより、反応スパッタリングと呼ばれるプロセスにより金属酸化物又は窒化物を堆積することも可能である。
スパッタリング速度を大きくするため、図2の概略底面図にも示されているような線形マグネトロン24がターゲット16の背面に設置されている。これは、一の垂直な磁極の中央極26を有し、これはチャンバ内にターゲット16の正面に平行な磁界を投影するため反対極の外側極28により包囲されている。二つの極26、28は実質的に一定の間隙部30により分離されており、その上に適切なチャンバコンディションの下で高密度プラズマが形成され、閉鎖しているループ又はトラック内を流れる。外側極28は2つの半円アーク部34に連結された2本の直線部30を備えている。磁界は電子を捕獲し、これによってプラズマ密度が増加され、その結果スパッタリング速度が大きくなる。比較的幅の小さな線形マグネトロン24及び間隙部30により、高い磁束密度が形成される。単一の閉鎖したトラックに沿っている磁界分布の閉鎖した形状により、一般的に間隙部30に沿ったプラズマループが形成され、プラズマが端部から漏れることが防止される。しかしながら、ターゲット16に対して小さなマグネトロン24は、マグネトロン24がターゲット16の背面に沿って線形的及び相互的に走査されることを必要とする。典型的には、ハルゼイらによる米国特許第5855744号において、より複雑なマグネトロンの内容で開示されているように、リードスクリュ機構が線形走査を駆動する。馬蹄形磁石を用いることもできるが、好ましい構造は、例えば、示されている極形状に配置されたNdBFeの大量の強力円筒磁石を含み、これは2つの示されている極性の間で配向が逆になっている。磁極ピースは極表面を規定する操作面を覆うことができ、二つの極26、28を連結している磁気ヨークは磁石の他の側部を連結することができる。
図示されているマグネトロンは、約400mm×600mmのサイズを有する四角形パネルのために開発されたものである。しかしながら、長い期間、パネルのサイズは経済性スケールのため及び大型ディスプレイスクリーンを提供するために大型化し続けている。約2m×2mのサイズを有するパネル上にスパッタを行うリアクタが開発されている。ある世代では、1.87m×2.2mのサイズを有するパネルの処理が行われており、その総面積は40,000cm以上であるので、40Kと呼ばれている。50Kと呼ばれる次の世代では、各々の辺が2m以上のサイズを有している。線形マグネトロンの幅は、強い磁界を形成しようとする場合、比較的狭くなる必要がある。その結果、1.8mより大きな最小寸法を有する大型パネルでは、線形マグネトロンは徐々に非効率的になっており、大型ターゲットを均一にスパッタするためには長い堆積時間が必要になる。
大型ターゲットを収容する一の方法において、図2のレーストラックマグネトロン24は走査方向に沿って横方向に9回反復されており、これによってターゲットの実質部分を覆っている。ホソカワらに対する米国特許第5458759を参照。走査は磁界分布を均一にすることが望ましい。しかしながら、この方法にはいくつかの欠点がある。第1に、分離されたマグネトロンは、構成する磁石の磁界を最適に利用しているとは考えられない。即ち、有効磁界は可能なものより小さい。第2に、プラズマが薄い空間シールドの近傍のマグネトロンの部分、即ち、レーストラックマグネトロン24の外側極28のアーク部34の近傍において、プラズマのストライキングの間、かなりの大量の微粒子が観察されている。これはプラズマから隣接するシールドへ漏れた電子であると考えられている。ストライキング電圧は約800VDCであることが必要である。このような高い電圧は、不利なことに、過度の微粒子を生成すると考えられている。第3に、図2のレーストラックマグネトロン24を用いた従来技術では、比較的高いスピードでマグネトロンを相互的に走査し、典型的には1分間のスパッタ堆積時間に約30〜40回の走査を行う。このような高い操作スピードは、大型ターゲットの殆の部分を覆うより重いマグネトロンのために複雑な機構設計を必要とする。第4に、一又はそれ以上のレーストラックマグネトロンを含むマグネトロンの走査は、非均一性の問題を完全には解決しない。アーク部34は走査方向に沿って大きな部分が延伸しているので、レーストラックマグネトロン24の端部の下に位置するターゲット16の横方向の端部は、高い時間集積された磁束を受ける。また、走査方向が反対になる時にマグネトロンの下に位置するターゲットの軸方向の端部は、方向を逆転するために必要な所定の時間、高い時間集積された磁束密度を受ける。従って、ターゲット端部は非比例的に磨耗され、ターゲット利用性及びターゲット寿命が低減し、非均一な堆積の原因となる。
発明の要約
本発明の一の態様は、回旋型プラズマループを有するマグネトロンを含み、特に一般的に四角形の輪郭を有するマグネトロンを含む。湾曲部に連結されている平行な直線部を有する蛇行型又は直交する方向に沿って配置された直線部を有する四角形螺旋型内にループを配置することができる。反対の極性の外側極により包囲された回旋形状内に形成された一の磁極の内側磁極の間にプラズマループを形成することができる。好ましくは、内側極は、単一の経路に沿って延伸している2つの端部を有するような単純な折曲げ形状を有している。プラズマループの1又は2の外側端部が、有効な四角形輪郭の外側に伸びている尾部内に延伸している場合、スパッタ磨耗の均一性は増大する。
回旋形状は、全経路長さの少なくとも50%、好ましくは75%以上を構成する直線部を有する経路に従う。
プラズマループは、50〜125mmのピッチで分離されている平行部分を備えた2つの極により形成されており、ピッチを75mmにすると優れた結果が出ることが証明されている。走査はピッチより大きな距離、少なくとも10mm大きな距離で行われるべきである。
マグネトロンは走査されるターゲットより幾分小さく、ターゲットは少なくとも1.8mの最小寸法を有する四角形フラットパネル基板に対応して、比較的大きくても良い。マグネトロンは、ターゲットの対応する寸法の少なくとも80%及び90%以上の辺を有する領域内で伸びている有効領域を有していてもよい。本発明の他の態様は、四角形ターゲットの2つの次元に沿ってマグネトロンを走査することを含む。四角形ターゲットの単一の対角線に沿って走査することも可能である。しかしながら、走査の2つの次元は、互いに連結されていないことが好ましい。走査スピードは、例えば、0.5mm〜5/秒のように比較的低く、対応する走査時間は20〜200秒の間である。単一の走査時間はパネルにとって十分である。
好ましい走査パターンは二重Zであり、これはターゲットの横方向の辺の点に配列された四角形の対向する2つの辺に沿った連続する走査と、四角形端部を連結する2つの対角線に沿った連続的な走査を含む。側部に沿った走査に対して、ターゲットパワーをオフにし又は低減することができ、マグネトロンがターゲットの端部においてフレームから十分に間隔を配している場合はそのままにしておくことも可能である。
二重Z走査は、走査間に少量の変位を形成して繰返すことができ、好ましくは、2つの横方向の辺に垂直な方向に変位することが好ましい。変位オフセットは5〜15mm、好ましくは、8〜12mmの範囲であっても良い。
ターゲットの対角線又はデカルト座標に対する斜め方向の走査は、パターンの直線部が0.4〜3mm、好ましくは0.8〜1.2mmの長さを有するデカルト座標に沿ったジグザグパターンにより達成することが好ましい。
本発明の他の態様において、マグネトロンは、プラズマが活性化される前に、接地されているフレーム又はチャンバを形成するシールドから離れるように移動され、この距離は好ましくは1〜5mmである。
好ましい実施例の詳細な説明
本発明の一の態様は、図2の線形レーストラックより複雑な形状を有するマグネトロンを含む。図3に示されている一の実施例において、マグネトロンプレート42上に形成された蛇行型マグネトロン40は、ピッチPで配置され、端部44にスムーズに連結された複数の長い平行な直線部42を備えており、この端部はアーク型形状又は直線部42に連結している湾曲部を有する短い直線部であってもよい。ここで説明するマグネトロンは、一般に閉鎖しているプラズマループを形成するよう構成されているので、図示されているピッチPはループピッチと呼ばれ、後述するトラックピッチと区別される。ターゲット面に平行な磁界分布の一般的に四角形の外側輪郭によって規定される蛇行型マグネトロン40の有効面は、ターゲット領域の実質的な部分である。ターゲット領域を完全に走査し、ターゲットの領域から物質をより均一にスパッタするため、蛇行マグネトロン40は、ピッチPと密接に関連するピッチPのオーダーの距離を、長い直線部分42を横切るように走査される。
関連する実施例において、螺旋型マグネトロン50は、直交軸に沿って伸び、四角形スパイラルにスムーズに連結している連続した一連の直線部52、54を備えている。隣接している平行な直線部52、54はトラックピッチQによって分離されている。螺旋型マグネトロン50は、トラックピッチQで四角形方向の一の方向、例えば、直線部54に沿って走査されることができる。
上述したマグネトロンの形状は、ある程度概略的なものである。各々のマグネトロン40、50における折返し部の数を大幅に増やすことも可能である。必ずしも必要ではないが、各々のマグネトロンは、内側極及びその周りにある外側極間に形成されるプラズマループを備えた図2の延伸型レーストラックマグネトロンの折曲げ又は回旋型と考えることもできる。図2の直線状マグネトロン24が折り返されると、隣接する折曲部の極は合流する。図5の概略図に示されているように、蛇行型マグネトロン60は、内側極64と内側極64を完全に包囲している外側極66の間に形成された閉鎖蛇行間隙部で形成されている。プラズマループは、トラックピッチQで分離され、近接して空間を配して非平行に伸びている2つのプラズマトラックを含み、トラックピッチQの周期で図示されているX方向において一般的に周期的な構成を形成するように折り曲げられている。単一の折曲げトラック、即ち、マグネトロンは、中間ラインMに関して一方向に対照的に伸びている長直線部68と、他の方向に伸びている短い直線部70に続く形状を有している。湾曲部72、74は、直線部68、70に連結している。内側湾曲部74及び終端湾曲部76は、約180°で鋭角に湾曲している。図面は、外側極66の最外側部は内側部より薄く示されており、これは相対的な磁束密度を示している。蛇行型マグネトロン60は、特にターゲットのサイズが大きい場合、プラズマループの追加的な折曲げ部を含んでいてもよい。
しかしながら、このような蛇行型マグネトロン60がテストされた結果、マグネトロン60の終端湾曲部76の下部にあるターゲットの領域78はかなり低いスパッタリングレートを示した。走査長さを増大したり、マグネトロンの全体的なサイズを増大することなく、図6の概略図に示されている改良型蛇行型マグネトロン80は、内側及び外側極64、66の両方が間隙部62の終端湾曲部84の周りの領域で延伸している尾部82を備えており、これによって終端湾曲部84はマグネトロン80の使用領域の長方形輪郭の外側に位置することになる。その結果、図5の侵食が少ない領域78は使用ターゲット領域の外側に位置することになる。尾部82を収容するためターゲットを幾分拡大する必要があるものの、この部分ではスパッタリングがほとんど生じないので、尾部82はマグネトロンの他の部分よりターゲット周辺部により近く延伸することになり、おそらくターゲットの端部まで延伸することも可能である。プラズマループが奇数個の折曲げ部を有する場合、二つの尾部82はマグネトロンプレート42の対向する側部に生じる。
図7の概略図に示される二重指状マグネトロン90は、一般的に直線的な歯部94の二つの対向する列が形成されている内側極92と、閉鎖間隙部98により内側極から分離されているその周りの外側極96とを含む。間隙部98の直線部は、二本の一般的な対称線Q、Qの周りに配置されている。蛇行型マグネトロン60、80と二重指型マグネトロン90は見た目上異なるが、位相幾何学的には類似するものであり、類似する磁界分布を与える。両方の有利なところは、全トラック長の少なくても50%、好ましくは75%以上の直線部を有することである。しかしながら、指型マグネトロンは、多くの突出部を有する複雑な形状を有する内側極92により蛇行型マグネトロン及び後述する回旋型マグネトロンと区別され、単一軌跡の観点からは記述されない。これに対して、蛇行型又は回旋型マグネトロンは、殆ど一定の幅を有し、一端から他端へ伸びる単一の渦巻状又は折曲げられた軌跡を有している。異なる言い方をすれば、蛇行型及び回旋型マグネトロンの内側極は閉鎖プラズマループの端部を規定する2つの端部のみを有しており、これに対し指型マグネトロンはプラズマループの多くの均等な端部と共に、3つ又はそれ以上の端部を有している。後述されるように、これらの端部は鋭角な湾曲部に起因する問題を生じさせるものであり、この数を最小化することが有利である。ホープらは、米国特許第4437966号で単一指状マグネトロンを開示している。
図8の概略図に示される四角形状螺旋型マグネトロン100は、マグネトロンプレート106に形成された連続している溝部102、104を備えている。反対極性を有する図示されていない円筒状磁石が溝部102、104に埋め込まれている。溝部102は溝部104を完全に包囲している。二本の溝部102、204はトラックピッチQで配設されており、実質的に一定の幅の台部108によって互いに分離されている。上記説明の文脈において、台部108は対向極間の間隙を表す。溝部102は外側極を表す。他の溝部104は、外側極に包囲された内側極を表す。レーストラックマグネトロンと同様、ツイストされているかに拘わらず、溝部104により現される一の磁極は溝部102により表される他の磁極により完全に包囲されており、これによって磁界を強化し、端部の損失を防止する1又はそれ以上のプラズマループを形成する。最外側部は単一の磁石列のみを収容し、他の溝部は千鳥状の配置で二列を収容するので、溝部102の最外側部の幅は、溝部102の内側部及び他の溝部104の全ての部分の幅の半分よりわずかに大きい。図6の尾部82と同様、マグネトロン100の溝部102、104は、台部108の180°湾曲する端部110の周りに尾部を有するよう改造することも可能である。全ての磁石を磁気的に結合するため、単一の磁気連結プレートがマグネトロンプレート106の背面を覆うようにしてもよい。
四角形螺旋マグネトロンは、直交方向に沿って伸び、湾曲角部で互いに連結される溝部102、104及び極を有している。好ましくは、直線部はパターンの全長の少なくとも50%、より好ましくは75%を構成する。
溝部102、104は一般に二つの極を示す。しかしながら、構造はより複雑である。溝部102、104はマグネトロンプレート42に機械加工され、円筒状穴部のアレイを含み、これによって個々の円筒状永久磁石を収容する。溝部102、104の厚い部分における円筒状穴部は、互いに千鳥上に形成された直線状に延びる2本の平行な列を形成し、これによって磁石収容密度を増大させる。他方、溝部102、104の外側部分はこのような直線状アレイを1つ有していればよい。典型的には磁性の弱いステンレススチールで形成された二つの極ピースは、溝部102、104と同一の形状及びこれに近い幅を有する。ネジが極部品をマグネトロンプレートの底部の溝部102、104に締結し、これによって下方に向いている溝部102、104内に磁石を収容し、磁気極ピースとして作用する。
マグネトロンを他の回旋型形状に形成することも可能である。例えば、蛇行型マグネトロンと螺旋型マグネトロンを異なる方法で組合わせることも可能である。螺旋型マグネトロンを蛇行型マグネトロンと接合し、単一のプラズマループを形成することもできる。例えば、二つのスパイラルマグネトロンを接合することによって反対方向にツイストした形状を形成することができる。二個の螺旋形マグネトロンを蛇行型マグネトロンとして一体化することも可能である。また、単一のプラズマループが好ましい。しかしながら、複数の回旋型プラズマループは本発明の利点を享受する。蛇行型マグネトロン60、80は、1基本セットの直線部68を有しており、四角形マグネトロン90は2セットの平行な直線部を有しており、これらの双方とも基本セットと考えることができる。全てのマグネトロン60、80、90、100は、直線部の基本セットの一つを横切る方向におけるピッチPの一次元スキャニングにより利点を得ることができる。しかしながら、このような一次元スキャニングはいくつかの欠点を有している。第1に、走査方向に平行な要素を有している方向に伸びているマグネトロンの実質的な部分が存在するので、スパッタリングの均一性はかなり低下する。短い直線部70によりターゲットの横方向端部はターゲットの中央部より早く磨耗する蛇行型マグネトロン60、80において、この効果は最も大きくなる。螺旋型マグネトロン100によれば非均一性は低下する。それにも関わらず、これらのマグネトロンはターゲットの側部より中央部の方をより少なく摩耗させる。第2に、他の予防策が取られない限り、全てのマグネトロンはプラズマシールドの近傍のターゲットの側端に隣接してプラズマを形成し続ける。線形トラックマグネトロンに関して上述したように、近接性はプラズマ活性化の際、粒子の発生をかなり増加させる。第3に、マグネトロンが急速且つ相互的に走査されると、磨耗上に端部ドエルが存在し続ける。
スパッタリングの均一性は、四角形ターゲット上で二つの直交する次元で回旋型マグネトロンを走査することにより向上することができる。走査機構は異なる形式であると考えられる。図9に示される走査機構110において、ターゲット16がその背面において、マグネトロンプレート112の底部に形成されている穴内に保持されている複数の絶縁パット114又はベアリングを介して、磁石を含むマグネトロンプレート112の上面を支持している。パット114はテフロンで形成することができ、5cmの直径を有し、マグネトロンプレート112から2mmだけ突出していてもよい。外部駆動源により駆動される対向している押圧ロッド116は、真空シールされた背後壁22にから突出し、マグネトロンプレート112を反対方向に押圧する。駆動源118は、典型的には、背後壁22に対するロータリシールを有する駆動シャフトを駆動する二方向ロータリモータである。背後壁22内のリードスクリュ機構は回転運動を線形運動に変換する。二本の直交して配置された一対の押圧ロッド116及び駆動源118は、各々、二次元の走査を可能にしている。ターゲットの対角線に沿って配置されている一対の押圧ロッド116及び駆動源は、ターゲットの側部に対し組み合わされた二次元走査を可能にしている。低圧バックチャンバの内部及び外部の両方に、油圧シリンダ、ステップモータ及びラック−ピニオンのような他の種類のアクチュエータを設けることも可能である。
図10の概略図に示されているように、スプリング122、特に図示されている機構においては圧縮スプリングを対向押圧ロッドの一の替わりに用いることも可能である。ロッド116及びマグネトロンプレート112の間の連結部124を設け、マグネトロンプレート112を押圧し及び引付けすることができるようにしてもよく、図9の二方向の駆動において、連結部材124はマグネトロンプレート112を選択的且つ円滑に押圧することができる回転ホイールで形成してもよい。
他の種類の走査機構も可能である。スライディングパット114はホイール、ボール、又はローラベアリングで置換されていてもよいが、好ましくはホイール又はベアリングは、バイアスされているターゲット16上に支持されている間マグネトロンプレート112がアースされるように電気的に絶縁されていることが好ましい。動作を簡略化するため、ガイドプレートがマグネトロンプレート112を介在し、ターゲットが走査をガイドする。前述したハルゼイ特許に記載されているように、マグネトロンプレート112はホイール及び支持ロッドを介して1又はそれ以上のガイドプレートにより上方から支持されていてもよい。
走査量は比較的制限を受けやすい。例えば、隣接する非平行トラック間のピッチが75mmであり、2mターゲットのために設計されたマグネトロンは、走査距離は少なくとも75mmでなければならない。磁石の強さ及び位置を変えるため、走査距離は少なくとも10mmより大きいことが望ましい。ピッチより50%以上大きな走査距離は、発明の効果を減少させる。実験によれば、85〜100mmの範囲の走査距離は、優れた磨耗を提供する。マグネット溝、即ち、プラズマトラック間のピッチを75mmとすることは極めて効果的であり、ピッチの好ましい範囲は50〜125mmであることが示された。
第1走査パターンを達成するため、図10の概略図に示されているようなマグネトロンプレート112に形成された回旋型マグネトロンは、背後壁22の一部を形成する四角形フレーム126内で支持される。蛇行型マグネトロンが示されているが、他のマグネトロンの形状を用いることもできる。マグネトロンプレート112に連結されているアクチュエータ118は、フレーム126の対角線に沿ってこれを駆動し、即ち、マグネトロンの直線部の主要セットの方向に平行且つ横切るように北西から南東方向に駆動している。図示されている実施例において、スプリング122はアクチュエータ118の反対に作用する。対角線走査の結果として、ターゲットの北及び南サイドの過度の磨耗が減少される。
走査は二つの走査特性から利益を受ける。第1に、走査は約1mm/秒という比較的遅い速度で行われており、これによってフレーム対角線の単一走査又は後述する数回の対角線走査により完全な堆積が行われる。0.5〜5mm/秒の好ましい範囲である2mm/秒の走査速度により優れた結果が得られた。100mmの走査において、完全な走査は20〜200秒で達成することができる。遅い速度は重機を単純化する。第2に、プラズマが消失した状態で遅い走査を開始し、マグネトロンがアースされているフレーム126の付近から離れた後、例えば、好ましい範囲である1〜5mmの範囲である2mmの初期走査の後に、プラズマをストライクすることは有利である。ストライクを遅らせることより走査速度が平衡になる。しかしながら、より重要なことは、フレーム126から離れてストライクすることにより微粒子の発生をかなり低減することができ、これはプラズマストライキングの間の際に制御されていないアーク放電から生ずるものと考えられる。レーストラックマグネトロンが一定の電力供給の下フレームを横切って走査される実験が行われた。ターゲット電圧は、図11のグラフのプロット128に示せれているように、中央で約500Vから上昇し、フレーム又はシールドの近傍で約600Vまで上昇し、マグネトロン位置に対するプラズマインピーダンスの依存性が示された。フレーム近傍の高電圧はフレームに対する電子漏れから生じたものと考えられ、ストライキング際の過度のアーク放電に関連している。プラズマがカーブの平坦部分でストライクされると、アーク放電は実質的に減少する。好ましいことに、マグネトロンが他の対角線の角部に到達する前にプラズマは消失する。同一基板上で更に堆積が行われる場合、完全にプラズマを消失させるのでなく、ターゲットパワーを低減して低密度のプラズマを発生させることが可能であり、これによってターゲット端部における粒子の発生をかなり低減することができる。図8の四角形螺旋型マグネトロンに対するターゲット電圧はわずかに350Vでありかなり効率的なマグネトロンであることが示された。
走査をプラズマと共にフレーム対角線に沿って前後して行うことも可能であり、これによってマグネトロンは元の位置に戻り次のパネルへのスパッタリングの準備ができる。選択的に、新しいパネルがスパッタリアクタに配置され、スパッタチャンバが減圧され平衡状態となった際に、プラズマをオフにして戻り方向の走査を行うことも可能である。更に、前方方向の走査の間に1のパネルをスパッタ堆積し、これに続く戻り方向の走査の際に第2のパネルを堆積することも可能である。
図12に示されるように、フレーム126の四角形座標に関し傾斜角度で形成された直線部の1又は2の主要セット、例えば、フレーム対角線と平行、即ち、45°の傾斜角を有するマグネトロンプレート112上に形成されたマグネトロンによりほぼ同様の効果を得ることができる。2つの四角形座標の一に沿って配置されている2つの対向するアクチュエータ118は、座標に沿ってマグネトロンプレート112を走査する。この実施例において、走査は一次元であるが、マグネトロン形状は二次元である。ストライキングの際の端部の影響を排除するため、横側部に沿って追加的なターゲット空間を提供すべきである。
二本の対角線に沿った走査は、図13に示される走査機構130により達成される。フレーム126の角部に位置している4個のアクチュエータ118は、2本のフレーム斜線に沿って対向するペアとして配置されている。各々のアクチュエータ118は、2本の直角アーム134を有するコーナー押圧部132に固定されており、各々のアームはマグネトロンプレート112の各々の角部とスムーズに係合しこれを配置するための複数のホイール136又は他の摺動手段を有しており、これによってフレーム対角線の一に沿ってこれを正確に押圧する。蛇行型マグネトロンが記載されているが、他の回旋型マグネトロン形状も上述した及び他の二次元走査機構と共に用いることが可能である。いずれかの対角線に沿った走査は、アクチュエータの1個のみを変えることが必要である。第1対角線に沿って配置されたアクチュエータ118の一により第1対角線に沿ってマグネトロンプレート112を第2対角線が通過する中央部まで押圧することにより、一の対角線から他の対角線へ走査を変換することができる。その後、第2対角線に沿って配置されているアクチュエータの一はマグネトロンプレート112と係合し、第2対角線に沿ってこれを押圧する。
図14に示されている四角形状に配置された走査メカニズムは、四角形フレーム126の四辺に沿ってペアで配置されている8個のアクチュエータ118を含む。ペアになっているアクチュエータ118は、関連しているアーム116が同一に伸びるように同様に制御される。アクチュエータ118及びマグネトロンプレート82の間で固定した連結部が存在せず押圧力が加えられる場合には、ペアリングされることが好ましい。アクチュエータ118のアームからの好ましい連結部は、アクチュエータロッド116の端部上に各々のホイール142又は他の回転部材を含むことが望ましい。しかしながら、例えば、テフロンのような柔軟な押圧パットをホイール142の代わりに用いてもよい。ホイールを有すアクチュエータロッド116のペアはマグネトロン112と係合し、これによってマグネトロンをデカルト方向に移動する。
図15に斜視図で示されているように、他の走査機構150はフレーム126上に支持されており、これは順にターゲットバッキングプレートの周辺部に支持されている。冷却マニフォルド154は供給ライン156からターゲットバッキングプレートまで冷却流体を分配する。スライダプレート160は、フレーム126上に装着された各々のシリーズのホイールベアリングの上部上でこれに沿った第1方向に摺動する逆サイドレール162、164を含んでいる。直交する第2方向に伸びている2つのスリット166、168がスライダプレート160に形成されている。2つのスリット166、168を介して伸びているマグネトロンプレート112を支持する2本の逆レール170、172は、スライダプレート160に装着された一連のホイールベアリングの上に摺動可能に支持されており、これによって第2方向の移動が可能になる。即ち、マグネトロンプレート112及び関連するマグネトロンは直交する第1及び第2方向に摺動することが可能である。更に、重いマグネトロンはフレーム126及びターゲットバッキングプレート上に支持されており、それ自体ターゲットの比較的薄い一端のみが支持されている内側部及びターゲットバッキングプレートでなく、チャンバ壁に直接支持されている。
スライダレール162、164の方向に沿って対向して設けられている第1セットのアクチュエータ174、176はフレーム上で支持され、各々独立してコントロール可能な二方向モータ173、ギアボックス、押圧ロッド175を駆動するウォームギアを含んでおり、スライダプレート160から上方向に伸びている突起178、180に接し、係合し及び力を加える。マグネトロンプレートレール170、172の方向に沿って対向している同様の構成のアクチュエータ182、184の第2セットは、フレーム126上に支持されており、マグネトロンプレート112に設けられスライダプレート160の穴部178、189を介して上方に延伸している突起186、188と選択的に係合する。
2セットのアクチュエータ174、176、182、184は、マグネトロンプレート160を直交方向に移動するため用いることができる。マグネトロンプレート112に固定されている突起186、188は比較的広い面を有し、これによって他のセットのアクチュエータ174、176がマグネトロンプレート112を直交方向に移動している時に、関連するアクチュエータ182、184及び押圧ロッド175が係合することが可能になる。
図示されている構成はルーフによって覆われることができ、これはフレーム126上で支持されこれに真空シールされており、この構成は、例えば、アクチュエータ174、176、182、184の近傍で、突起ホール166、168、187、189内で移動可能な真空手段を含んでおり、これによってルーフの下の領域は真空吸引される。内部が比較的低圧まで排気され、薄いターゲット及びバッキングプレートが高真空スパッタチャンバに対してより低い圧力差の対象となる場合、ルーフは比較的広いルーフ面積上の大気圧に耐えるためのトラストを含んでいる。
図1のリアクタは、典型的には、パネル14のシーケンスを処理するためのレシピに従って操作される図示されていないコンピュータ制御システムにより制御されている。制御システムは、ターゲット16に電力を供給するDC電源、スパッタチャンバ内部を所定の低圧まで吸引する真空システム、チャンバ内部を搬送チャンバと連結するスリットバルブ、スパッタリングチャンバ18内外へ基板14を搬送する搬送チャンバ内に配置されるロボットを制御する。追加的に、制御システムは、アクチュエータ118又は182、184、174、176に連結され、ターゲットの背面で所望の二次元パターンで大型マグネトロンを走査する。
アクチュエータ118又は182、184、174、176のペアは組合わせて制御され、所望の走査パターンを可能にする。走査の一の態様は、例えば北西から南東までのようにフレームの対角線に沿った図10に示される対角線走査を繰り返すことであり、例えば南西から北東方向の走査もまた可能である。走査の第2の態様は、図16に示されているように、一の対角線方向に沿って第1堆積走査200を実行し、対角線走査200の終端付近でプラズマを消失させる(又はターゲット電力を減少する)ことによる二重Zパターン走査によって磨耗均一性を向上することである。その後、プラズマを消失又は減少させながら、デカルト座標に平行な四角形経路208に沿ってターゲット端部付近を走査する。その後、プラズマと共に第2堆積が他の対角線に沿って行われるが、プラズマは対角線の端部付近で消失する。最後に、マグネトロンは、他のターゲット端部近傍で一のデカルト(四角形)座標に対し非平行な四角形経路206に沿ってプラズマが消失した状態で走査される。このパターンは二重Zと呼ばれる。示されている経路は、走査寸法、例えば75又は100mm以上まで伸びるが、約十倍大きな辺を有するターゲットの全体には及ばない。即ち、マグネトロンは有効磁気領域を有しており、この領域はフレーム内のターゲットの対応する寸法の90%以上である辺を有する領域内で伸びる。図5及び図6の蛇行型マグネトロン60、80について二重Z走査を行うことができ、これによって、端部走査206、208を直線部68のセットに平行又は垂直に行うことができる。
二重Z走査を単一の基板に対して行うことが可能である。選択的に、プラズマが励起されておらず、チャンバ圧力及びガス雰囲気が比較的重要でない間に、四角形走査206、208の際に、新たな基板を置換することができる。二重Zパターンのサイズが小さく、プラズマ存在下で端部経路206、208において端部効果が避けられる場合、好ましい走査パターンはプラズマが活性化される中央部において始まる。マグネトロンが完全な二重Zパターンを介して走査され、最終的に中央部で終了する間、プラズマは活性化され続けている。従って、プラズマ活性化はアースされているフレームのいかなる場所からも最大の距離で生ずる。
二重Z走査及び他の種類の走査は、第一のステップから次のステップまで正確に繰返される必要はない。ターゲットの寿命を決定するターゲット摩耗の均一性は、二重Zスキャンの手順のオフセットにより向上することができる。図17に示されているように、最初のベースライン二重Z走査210の後、パターンは短い距離、例えば10mmの距離でデカルト座標に沿って置き換えられ、好ましくは第2二重Z走査212を行うため、二重Z走査の側部206、208に垂直に置き換えられる。オフセットの範囲は5〜15mmであり、好ましくは8〜12mmである。更に、均一性は第3二重Z走査214を行うため、ベースライン二重Z走査210から反対の方向に同一量置き換えることにより達成される。その後、走査パターンをベースライン走査210に戻してもよい。他のオフセット値を用いることができる。一の基板又は順次挿入される複数の基板上への堆積のため、完全な走査の様々な部分を実行することができる。一の完全な二重Z走査は一の基板上におけるスパッタ堆積において好ましく行われ、引き続いて行われる二重Z走査は次の基板に対して行われる。
2つの垂直方向に配置されているアクチュエータを同時に駆動し、マグネトロンを図18に示されている斜め経路220に沿って動かすことも可能である。しかしながら、いくつかの状況においては、1のデカルト座標に沿った少量の移動222とデカルト座標の他の垂直な座標に沿った少量の移動224の繰り返しからなるジグザグ経路に沿うことが好ましい。例えば、各々の移動222、224は約1mmであってもよい。移動222、224の長さの範囲は、0.4〜3mm、好ましくは0.8〜1.2mmである。斜め経路220がデカルト座標に対して45°の角度で配置されていない場合、移動222、224は異なる長さを有することができる。直交する方向の移動の正確な割合を、例えばステップモータで正確に提供することができない場合、同一方向における異なる移動は異なる長さを有していてもよく、その平均が所望の方向の経路を形成する。この交互の移動はより大きな有効走査面の達成を可能にし、これによってスパッタリング均一性を向上することができる。マグネトロンプレートに対してローリング機構を含まない図15のアクチュエータを垂直方向に配置することは更に有利である。この状況で、直交方向における同時の移動により、ロッド接触部の少なくとも1がマグネトロンプレート又は突起部に対して摺動することになる。対照的に、移動を交互に行うことにより、使用されていないアクチュエータはマグネトロンプレートから離れ、横方向に移動するマグネトロンプレートに接触しなくなる。
実験によれば、四角形ターゲットは、フレームの150mm以内で伸びている中央領域に実質的に均一に存在することが示された。一の方向における均一性は蛇行型マグネトロンの直線部の長さを増大することにより向上することができ、他の方向の均一性はマグネトロン走査により向上することができる。
アクチュエータの全部のセットにより、より複雑なほとんど規則的でないパターンが可能になり、これは湾曲部を含む。例えば、図19に示されている8字型走査230は、アクチュエータの4セットの制御を継続的に変化させることにより達成することができる。
二次元走査又は遅延プラズマ活性化を従来のマグネトロンに応用することにより本発明の様々な利点を達成することができ、この従来のマグネトロンは、内側極26と各々のプラズマループのための複数の平行な開口部を有する単一の外側極32により完全に包囲されている複数の平行な内側極26で形成された図2の複数の平行な独立した線形マグネトロン24を有する。しかしながら、本発明に係る蛇行型又は螺旋型マグネトロンの回旋単一プラズマループはより効率的で制御可能なスパッタリングを提供するものと考えられる。
本発明の異なる態様は、より均一なターゲット磨耗及び大型四角形スパッタターゲットのスパッタ堆積を提供する。回旋型マグネトロンはわずかなコストの増加により入手することができる。二次元走査は走査機構において更なる複雑性を必要とするが、走査を遅くすることによりこれを低減することができる。
四角形フラットパネル上にスパッタ堆積を行うための従来のプラズマスパッタリアクタの概略側面図である。 図1のスパッタリアクタで用いられる従来の線形レーストラックマグネトロンの概略図である。 本発明の一の態様に係る蛇行型マグネトロンの概略図である。 本発明の四角形螺旋型マグネトロンの概略図である。 蛇行型マグネトロンのより実際的な概略図である。 改良型蛇行型マグネトロンの概略図である。 蛇行型マグネトロンの他の実施例の概略図である。 四角形螺旋型マグネトロンのより実際的な概略図である。 ターゲット上に摺動可能に支持されているマグネトロンを有する線形走査機構の正面図である。 対角線走査機構の概略図である。 走査位置に対するターゲット電圧の変化を示すグラフである。 斜め走査の結果を実現する傾斜マグネトロンと組合された線形走査機構の概略図である。 二次元走査機構の第1実施例の概略図である。 二次元走査機構の第2実施例の概略図である。 二次元走査機構の第三実施例及びマグネトロンの支持構造の斜視図である。 二重Z走査経路のマップである。 オフセット二重Z走査の順序の経路のマップである。 ジグザグ対角線走査経路のマップである。 二次元カーブ走査経路の一例である8字形のマップである。

Claims (30)

  1. 四角形基板上にターゲット物質をスパッタ堆積するための四角形ターゲットと、前記基板に対向する前記ターゲットの背面上に配置されるマグネトロンに適用可能なプラズマスパッタリアクタ内の走査機構であって、前記ターゲットに配列された四角形の2つの対向する辺と、前記2つの対向する辺の2つの連結する対角線に沿って伸びる二重Zパターンで前記マグネトロンを走査する走査機構。
  2. 前記マグネトロンは、四角形ターゲットの2つの直交する方向のうちの1つに沿って延伸している複数の分離された磁気部を有している請求項記載の走査機構。
  3. 前記マグネトロンは回旋パターンで外側極に包囲された内側極を含む請求項記載の走査機構。
  4. 四角形基板上のスパッタ堆積のための四角形ターゲットに適用可能なプラズマスパッタリアクタ内のマグネトロンシステムであって、
    第1方向に沿った直線部内で延伸している複数の分離された磁気部を有しているマグネトロンと、
    前記ターゲットに配列された四角形の2つの対向する辺と、前記2つの対向する辺の2つの連結する対角線に沿って伸びる二重Zパターンで前記マグネトロンを走査する走査手段を備えたマグネトロンシステム。
  5. 前記マグネトロンは回旋型形状を有するプラズマループを形成する請求項記載のマグネトロンシステム。
  6. 前記回旋型形状は蛇行形状である請求項記載のマグネトロンシステム。
  7. 前記回旋型形状は四角形螺旋型形状である請求項記載のマグネトロンシステム。
  8. マグネトロンは、前記回旋型形状に形成された第1磁極を有する内側極と、
    前記第1磁極と反対の第2磁極を有し、間隙部により前記内側極と分離された外側極を備えた請求項5記載のマグネトロンシステム。
  9. 前記走査手段は、互いに非平行な2つの夫々の方向に沿って前記マグネトロンに力を与える2つの独立したアクチュエータを含む請求項記載のマグネトロンシステム。
  10. 静止した四角形基板上へのスパッタリング方法であって、前記基板に対向する四角形ターゲットの背面上で走査する工程と、一般的に四角形のマグネトロンが閉鎖プラズマループを形成する工程を含み、前記走査は前記ターゲットに配列された四角形の2つの対向する辺と、前記対向する辺の2つの連結する対角線に沿って伸びる二重Zパターンで実行される方法。
  11. 前記プラズマループは単一回旋型に形成されている請求項10記載の方法。
  12. 前記走査は、0.5〜5mm/秒の速度で行われる請求項10記載の方法。
  13. 前記走査は互いにオフセットされている複数の前記二重Zパターンで行われる請求項10記載の方法。
  14. 前記マグネトロンは、第1磁極を有し、回旋型形状を有する経路に沿って伸びている内側極と、
    前記第1磁極と反対の第2磁極を有し、前記内側極を包囲している外側極を備えている請求項10記載の方法。
  15. 前記内側極は複数の連結されていない直線部を含む請求項14記載の方法。
  16. 前記マグネトロンは、前記ターゲットの対応する辺の長さの少なくとも80%の長さを有する辺を有している請求項10記載の方法。
  17. 四角形スパッタリングターゲットの背面において、前記ターゲットに配列された四角形の2つの対向する辺と、前記2つの対向する辺の端部を連結する対角線に沿った二重Zパターンでマグネトロンを走査する工程を有する静止した四角形基板上のスパッタリング方法。
  18. 前記マグネトロンは実質的に四角形であり、回旋型を有する閉鎖プラズマループを形成する請求項17記載の方法。
  19. 前記マグネトロンは0.5〜5mm/秒の範囲の速度で走査される請求項17記載の方法。
  20. 前記マグネトロンは、互いにオフセットされている複数の前記二重Zパターンで走査される請求項17記載の方法。
  21. 四角形スパッタリングターゲットの背面で、前記ターゲットに配列された四角形の2つの対向する辺と、前記2つの対向する辺の2つの連結する対角線に沿って伸びる二重Zパターンでマグネトロンを走査する工程と、
    前記第1位置から一つの方向で前記第2位置に向かう所定の距離で前記ターゲットに隣接してプラズマを形成し、その後前記プラズマを維持する工程を含む四角形基板上でのスパッタリング方法。
  22. 前記所定の距離は1〜5mmである請求項21記載の方法。
  23. 前記マグネトロンは複数の連結されていない直線部を有する回旋型形状を有する請求項21記載の方法。
  24. スパッタリングターゲットを封止する真空チャンバと、
    真空チャンバに連結され、真空チャンバ内でガスをプラズマに励起し、スパッタリングターゲットから物質をスパッタする電源と、
    ターゲットに対向して一般的に四角形のフラットパネルを支持するように構成される台座部と、
    台座部と反対のスパッタリングターゲットの一面に配置され、台座に対向するターゲットの面に磁界を形成するマグネトロン
    前記ターゲットに配列された四角形の2つの対向する辺と、前記2つの対向する辺の2つの連結する対角線に沿って伸びる二重Zパターンでマグネトロンを走査可能な走査機構を備えたフラットパネルスパッタリアクタ。
  25. マグネトロンは、ターゲットの対応する辺の少なくとも80%の長さを有する辺を有する請求項24記載のリアクタ。
  26. 走査機構は、ターゲットの2つの直交する辺に平行な直角方向にマグネトロンを走査可能である請求項24記載のリアクタ。
  27. 走査機構は、互いに非平行な2つの夫々の方向に沿って前記マグネトロンに力を与える少なくとも2つの独立したアクチュエータを含む請求項24記載のリアクタ。
  28. 前記マグネトロンは、
    平面に垂直な第1磁極を有し、複数の直線部を有しており、その少なくともいくつかは回旋パターンで一つの直交座標に沿って伸びている内側極と、
    前記第1磁極と反対の第2磁極を有し、前記内側極を包囲し、閉鎖ループを形成する分離部により前記内側極から分離されている外側極を備えている請求項24記載のリアクタ。
  29. 前記回旋型パターンは蛇行型である請求項28記載のリアクタ。
  30. 前記回旋型パターンは四角形螺旋型である請求項28記載のリアクタ。

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