JP4884615B2 - 並列処理光学距離計 - Google Patents

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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電磁放射源と、結像光学系と、感光性の検出器とを備え、位置情報が強度信号に変換される、n個(nは自然数)の点の位置の、n個の分離されたその参照位置とのずれを測定する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
平坦または湾曲した版に画像付けするには、版露光器においてであれ印刷ユニットまたは印刷機においてであれ、通常、レーザである光源アレイがしばしば用いられる。結像光学系の光学軸によって定まる直線に対して通常直交して位置するアレイによってn本の個々の光線が生成される。これらの光線の、たとえばレーザダイオードなどの光源から対物レンズ光学系によって生成される画点は、数ミリメートル×マイクロメートルの面で、通常実質的に1つの平面または直線上にさえ位置するように、版の上で分散される。この場合の点または画点とは数学的な点でもあり、多次元の限定された面でもあると解される。個々の光線の画点は、通常、数マイクロメートルの直径をもち、数百マイクロメートルの相互間隔を有している。粉末の微粒子やその他の微粒子等によって、平坦な面であれ湾曲した面であれ版台が汚れることで、版がしばしば平坦に当接せず、数ミリメートルの直径をもつ局所的な反りが生じる可能性がある。n本の光線すべてについて同一なアレイの結像光学系も、アレイの個々の結像光学系も、通常は画点の参照位置が、換言すれば対物レンズ光学系に対して参照間隔を有する画点の所望の位置が、実質的に1つの平面に位置するように構成されている。しかしながら反りがあるために、結像光学系の光学軸で定義される直線に対して通常直交して位置する、参照位置によって定義される平面とは別の平面に、個々の光線の画点を位置させることが必要となる。画像フィールドのこのような個所でも所望の画像付け結果を得るためには、用いる方法に応じて、アレイにおける該当する光源の発光出力を変えるか、あるいは特に参照位置の画点が光源のビームくびれである場合には、対象物距離すなわち像距離を変えることによってであれ結像光学系の主平面をずらすことによってであれ、結像光学系の焦点を移動させることが必要である。いずれの場合にも、参照位置に対する実際の画点位置を測定することが必要である。なぜならばこのような量は、必要な出力変更または結像光学系の必要な変更を計算するための初期値として必要だからである。通常、このような種類の距離測定または間隔測定の結果は、制御信号を生成するために用いられる。制御信号は、たとえば感光性の検出器の信号の処理に基づいて生成され、すなわち光度測定に基づいて生成される。光学距離計は、特にオートフォーカス装置で使用される。
【0003】
米国特許出願明細書4,546,460には、光源としてのレーザと、光を反射する層と、少なくとも2つの感光性領域を有する光検出器とを備える、光学系のためのオートフォーカス装置が開示されている。レーザ光線は対物レンズによって集束されて、光を反射する層に結像される。この層で反射されたレーザ光は、対物レンズとその他の光学部品によって、光検出器の表面に投影される。光学軸に沿って対物レンズを移動させると、レーザ光線が偏向され、光検出器の表面の上に投影されたパターンが特定の方向に動く。対物レンズが、光を反射する層に対して、予め規定された距離よりも短い距離に位置している場合、前記パターンは第1の感光性領域にある。対物レンズが、予め規定された第2の距離よりも長い距離のところにある場合、前記パターンは同じく第1の感光性領域に形成される。対物レンズが、光を反射する層から、予め規定された第1の距離よりも長く、かつ予め規定された第2の距離よりも短い距離のところにある場合、前記パターンは光検出器の第2の感光性領域に形成される。パターンの位置の測定に基づいて、光を反射する層と光学系との距離を推定することができる。
【0004】
さらに、対物レンズを移動させることで、結像光学系の焦点をずらすことが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような種類の装置の欠点は、参照位置に対する個々の点の位置しか測定できず、ただ1つの焦点しか移動させることができないことである。
【0006】
たとえば米国特許出願明細書5,302,997には、帰属の光学系に対する自動的な焦点管理と自動的な露光測定のために用いられるアレイにおける、測光・距離測定素子の機構が記載されている。この機構は、中心部に二次元の感光性素子と、そのそれぞれの側に直線状に配置された、観測視野の中にある複数の感光性素子とを有している。レンズ系によって画像が前記機構に投影される。この場合、直線状に配置された感光性素子は、観測視野の少ない割合の光を受け取り、入射する光の強度測定をする役目を果たすのに対し、二次元の感光性素子は複数の個々の領域でできていて、自動焦点調節のための信号を生成する役目をする。
【0007】
このような構成の欠点も、同様に、個々の点の位置しか焦点管理のために利用するこができないことである。感光性素子アレイが強度測定のために使用されるものの、これに対応する信号は自動露光測定にしか利用されない。
【0008】
特にレーザのアレイのn個の光源について、n個の画点の位置の、その参照位置からのずれを測定するには、n個の画点についての位置解像が可能でなく、観測視野全体を表す信号しか生成されないため、上述した装置は適していない。n個のずれ、すなわち距離を連続的に測定することは、n倍の測定時間を意味しており、特に版に画像付けする装置における所望の使用目的にとっては、受け入れることができない。
【0009】
したがって、本発明の目的は、n個のずれ、すなわち距離の迅速な測定を可能にする、n個の点の位置の、n個の分離したその参照位置からのずれを測定する装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この目的は、請求項1記載の特徴を備える装置と、請求項19に記載の方法とによって達成される。
【0011】
電磁放射源と、結像光学系と、感光性の検出器とを備える、n個の点の位置の、分離した参照点との差異を測定する本発明による装置では、時間的に同時にまたは並行して、n個の信号が検出器によって生成され、n個の信号の各々がn個の点の1つに一義的に割り当てられる。そのために、光源を起点として、適当な結像光学系によって光がn個の点の面に照射され、この光がn個の点の面で部分的に反射される。適当な結像光学系により、反射された光が感光性の検出器に供給される。当たった光の強度に応じて、通常電気の信号が生成される。有利なことに、それによってn個の点または反射点について、一定の時間内に測定を実施することができる。本発明の装置によって迅速かつ簡単な測定が達成されるとともに、特に版のための画像付け装置で使用されるアレイで、光源の強度を制御するために、または、相応の結像光学系や、アレイを備える画像付け装置のための結像光学系の焦点位置を変えるために利用することができる、n個の信号の生成が達成される。このような種類の装置はコンパクトに具体化することができ、また、電磁放射源は1つしか使用されないないのに、同時に相応の解像度でn個の点または反射点の位置を測定することができるので、同じく低いコストとも結びついている。
【0012】
本発明の目的は、画像付けされるべき版の起伏の、迅速で位置解像された検出を達成することであり、特に、版の起伏に関する情報を、光線または光線の一領域の、直接的または間接的に検出可能な位置変化に変換するのに適した装置を提供することである。
【0013】
有利な実施態様では、電磁放射源が、コヒーレントまたはインコヒーレントな放射を発する個別の電磁放射源であり、その光は結像光学系の一部を通過したときに、分離した参照位置からの位置の差異を測定されるべきn個の点すべてに当たる。感光性の検出器は、互いに独立した感光性素子をn個有している。互いに独立したn個の感光性素子の各々に、参照位置からの位置のずれが測定されるべき、正確に1つの点または反射点が割り当てられる。特にこれは間隔の差異である。換言すると、n個の点が存在している領域の反射面で光が反射された後、結像光学系の他の部分による結像は、n個の点の1つの領域から反射された光が、互いに独立したn個の感光性素子の1つに一義的に従属するように設定される。n個の点の1つの位置の、参照位置とのずれは、参照位置にある点から反射された、結像光学系を通る光の光路とは異なる光路が生じることにつながる。つまり、位置情報が経路情報に変換される。結像光学系には、結像光学系を通る、n個の点の1つにそれぞれ属する光路についての経路情報を、光度情報に変換する少なくとも1つの素子が設けられている。そのために、連続的に位置依存的なものであれ離散的に位置依存的なものであれ、位置依存的な透過性をもつ光学素子を使用すると格別に有利である。換言すると、n個の点の位置の、n個の分離された参照位置とのずれを測定する本発明の装置は、並列処理をする光学距離計とも呼ぶことができる。
【0014】
n個の点の位置の、その分離された参照位置とのずれを測定する本発明の装置は、電磁放射源を起点として、画像付け装置の光学軸に対して平行に延びる対称面をもつ結像光学系が利用されることを特徴としていてよい。その代わりに、結像光学系が、版に対して斜めに入射する平行調整ビームを検出器に結像する本発明の装置の特徴を具体化することも有利であり得る。焦点位置からの、版の個々の領域の偏向に依存して、照明ビームと版との交差点は、空間内でさまざまな位置を占めることがある。反射されるビームは、回転対称な部材に版が装着されている場合、通常胴軸の方向である一方向の位置情報はそのまま維持され、また、n個の点の位置によって規定される、これに対して直角な方向の位置情報が、強度情報に変換されるように結像される。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0016】
図1は、本発明の装置の有利な実施形態を、光路の概略図で示すものである。有利な実施形態では、光源1はダイオードレーザである。この光源1から出た光は、有利には非回転対称で非球形の光学素子、たとえば円柱レンズを有する第1の結像光学系2によってレーザビーム3に変換される。このレーザビーム3の幅は、ここには図示しない画像付け装置、典型的にはダイオードレーザアレイの、ここでは4個であるn個の画点Pによって規定される書き込み面を覆い、レーザビーム3の高さは、伝搬に沿ったレーザの発散を無視できるように選択されている。このレーザビーム3は、ここでは円柱レンズ4である対物レンズ光学系によって軸線から外れて版5の上に集束されるので、版の上では細い光カーペット6が結像される。図1には平坦な版が示されているが、普遍性を制限することなく、マクロに湾曲された表面をもつ版であってもよく、マクロないし局所的には、本発明の装置の結像にとってこのような湾曲は無視することができる。つまりある点のレーザのずれは、特に参照平面に対する間隔のずれである。光カーペット6の幅は、画像付け装置のn個の画点pによって規定される、版5の上の書き込み面の幅に対応している。版5から反射された光は、対物レンズ光学系4によって平行調整されて、レーザビーム7に変換される。レーザビーム7は、位置に依存した透過性をもつ光学素子、有利にはグレーウェッジ8に当たる。グレーウェッジ8は、結像系の光学軸OAとの間隔に応じた透過性を有しており、通常、短い間隔に対する透過性のほうが長い間隔に対する透過性よりも大きい。この光学素子については、光の入射時または射出時における屈折を無視することができる。透過され、場合により強度を弱められた光は、集束をさせる光学系、ここでは円柱レンズ9によって、感光性の検出器10に集束される。有利な実施形態では、感光性の検出器10はn個のフォトダイオード11を有している。
【0017】
版5の上の光カーペット6は、本装置を作動させるとき、画像付け装置の光源のn個の画点の、空間的に分離した個所に位置していてもよい。この場合、版5は相対的に可動なので、版の面の点は当初、n個の画点で規定される面の寸法を有している光カーペット6に含まれ、次いで、画像付け装置のn個の画点Pの面に含まれるようになる。並行移動、または回転のパラメータは既知なので、先行する測定に基づいて、画像付けのときに存在している最新の間隔を推定することができる。
【0018】
図1に示す幾何学配置は、本発明の1つの有利な実施形態にすぎない。別の光学素子を、有利には特にビーム整形のために付け加えることも考えられる。この場合には反射をする光学素子がよいことが判明している。
【0019】
図2は、版、したがって反射点の位置の相異が、本発明の装置によってどのようにして異なる光路につながるかを説明するための概略図を示している。話を単純化するために、普遍性を制限することなく、本発明の装置のサジタル断面、すなわち光断面6によって規定される直線に対して垂直な断面だけを示している。光線21は、左から来て光学軸22と平行に伝搬する。レンズ23によって、光線21は光学軸22の方に向かって屈折する。作業点または参照位置としては、平面25と光学軸22の交点が考えられる。光線21がメリジオナル方向とサジタル方向で異なる半軸を有している一般的なケースでは、平面25に光カーペット24が生じる。平面25で反射された光は、レンズ23によって、光学軸22と平行に伝搬するビーム26に再び変換される。レンズ23で屈折された光線21は、レンズ23と参照平面25の間に位置する平面27と光カーペット28で交わる。光カーペット28で反射された光はレンズ23によって、光学軸22に沿って平行に伝搬するビーム29に変換される。光学軸に対するビーム29の間隔は、ビーム26の間隔よりも短い。平面25よりもさらにレンズ23から遠く離れて位置する平面210とは、レンズ23で屈折された光線21が光カーペット211で交わる。光カーペット211から出ていく光はレンズ23によって、光学軸22に沿って平行に伝搬するビーム212に変換される。光学軸に対するビーム212の間隔は、ビーム26の間隔よりも大きい。図2からわかるように、図示した構成では、参照平面25の前後にある平面の位置、したがって間隔が、各平面で反射された光が変換されて結像光学系から出ていく平行ビームから光学軸22までの間隔と、関数の関係にある。換言すれば、参照平面25に対する平面27または210の位置情報が、平行なビーム26,29、および212の間隔という経路情報に変換される。このような経路情報は、光学軸22との間隔に応じた透過性を有している光学素子213によって、ビーム26,29および212の光度としてコーディングされる。たとえば位置に応じた透過性213をもつ光学素子を通過した後、有利なことに光線214は光線215よりも低い強度を有しており、光線215は光線216よりも低い強度を有している。換言すれば、光学軸に対する平行ビームの位置に含まれている経路情報が強度情報に変換されるので、光線214,215、および216を、ここには図示しない結像光学系によって、ここには図示しない検出器に投影することができ、その際反射平面の位置に関する情報はそのまま維持される。
【0020】
図1に示す本発明の装置の有利な実施形態によって、図2を参照して説明した、位置から経路を経て強度になる情報変換が、n個の点Pすべてについて並列に実行される。そのために図1の光学結像系は、サジタル方向とメリジオナル方向で異なる半軸を有する光カーペット6を版5の上に生成する結像光学系である。このとき光カーペット6の面は、画像付け装置のn個の画点Pによって規定される面を覆う。光カーペット6で反射された光は、結像光学系によって検出器面10に投影され、これらの面の個々の部分がそれぞれn個のフォトダイオード11の各々に割り当てられる。換言すると、検出器では、光断面6の投影された画像が少なくともn個の部分に離散させられて、n個の点のうちそれぞれ2つが位置する個々の領域の間で判別が行われる。このとき各々の部分に、画像付け装置の光源のn個の画点Pの1つが一義的に割り当てられる。つまり時間的に実質的に同時に、すなわち特に検出器の応答挙動の範囲内で同時にまたは並行して、信号が検出器によって生成され、このときn個の信号の各々に、n個の点の1つが一義的に割り当てられる。そこで、光断面6の各部分が対物レンズ光学系4に対して異なる距離を有していると、換言すれば、位置が参照平面の位置と異なっている平面で反射が行われると、本発明の装置の内部でこの部分に、関数関係にある相応の強度情報が割り当てられる。このようにして、並列処理の光学距離測定が可能となる。
【0021】
図3は、本発明による装置の有利な発展例を示している。図3には、版で反射された光の強度を測定する役目をする追加の光学素子を備える本発明の装置が概略的に示されている。図3はまず、すでに図1で説明した部材1から11を示している。さらに、レーザビーム7の光路には光線13を分岐させるビームスプリッタ12が組み込まれている。この光線13は、円柱レンズ14によってさらに別の感光性の検出器15に結像される。この感光性の検出器15は、n個のフォトダイオード16を有している。ビームスプリッタ12は、透過ビームと反射ビームの間の任意の既知の分割比率を有していてよい。この構成で重要な点は、対物レンズ光学系4に対する版5の位置に関わりなく、したがって、反射されたビームの異なる光路につながる光断面6の位置に関わりなく、ビームスプリッタ12の分割比率と、光源1から放射される光の既知の強度とに基づいて、特定の反射された強度、つまり光線7の強度を求めることができることである。対応するフォトダイオード11および16の強度信号の商を求めることで、特に光源1の最新の光出力に依存する、反射ビームの現在の出力に関わりない制御信号を、感光性の検出器10の信号から生成することができる。
【0022】
図4には、空間軸からの間隔に応じて段階的な透過性をもつ光学素子を備える、本発明の装置の別の有利な実施形態が概略的に示されている。0と1の段階的な透過性が格別に有利である。このような種類の透過性を利用するために、光線7は、参照位置にある版5の光断面6に当たって反射したときに、光線の半分が透過段階0によってフェードアウトされるように広げられる。反射平面の位置のずれは、すでに述べたように、反射された平行ビームの位置情報に変換される。つまり光学軸OAに対する、反射された平行ビームの間隔に応じて、透過段階0によって光線全体の多くの割合がフェードアウトされたり、少ない割合がフェードアウトされたりする。このようにして、強度情報が光線に含まれることになる。透過された光はすべて検出器に投影され、すなわち集束されるので、縁部での屈折や、フレネル積分に基づく強度変調など、コヒーレントな光の場合におけるコヒーレント効果は無視することができる。
【0023】
位置に応じた透過性をもつ光学素子が、段階的な透過特性、ないしは空間的に狭い領域で変化する透過特性を有しているか(たとえば透過性の部分と非透過性の部分の間の移行領域が狭いナイフエッジや、片側をコーティングした鏡)、それとも移行領域が広いグレーウェッジを含んでいるかに応じて、版を照明する光断面の高さを選択することができる。ナイフエッジの場合、光断面は、版が最大に偏向したときでもナイフエッジが光断面の画像を検出平面で分割する程度の高さ、すなわち常に1%から99%の間で透過する程度の高さであるのが望ましい。グレーウェッジの場合、照明ビームは、常にすべての光断面がグレーウェッジを通り、グレーウェッジの位置をできるだけ正確にグレー値によって決定することができるように、小さい高さを有していてよい。
【0024】
光源1としてはあらゆる型式のレーザを使用することができ、有利な実施形態ではダイオードレーザまたは固体レーザである。あるいは、コヒーレントでない光の光源を使用することもできる。光放射の波長は、版によって良好に反射されるのが好ましい。有利な実施形態では、波長は赤色のスペクトル領域にあり、たとえば670nmである。通常は連続波動作でレーザを使用する。しかしながら、他の好ましくない反射に対する不感性を高めるためには、パルス動作が好ましい。
【0025】
各図面に示す、結像光学系の概略的な接続図と幾何学構成は、光線3の有利なビーム整形をするために、球面レンズ、非球面レンズ、アナモフィックなプリズムや鏡など、別の光学素子を追加することもできる。
【0026】
本発明の有利な発展例では、制御信号が、n個の光検出器で測定された強度の合計から算出された平均値に分解される。この平均値は、画像付け装置の焦点線の移動のための全体的な制御値として用いられる。個々のフォトダイオードの制御信号と平均値の差は、画像付け装置のレーザアレイの個々のレーザに対する制御信号としての役目を果たす。
【0027】
上記に代わる他の実施形態では、感光性の検出器におけるフォトダイオードの数が、画像付け装置のレーザビームの数より少なくてよい。この場合、特定のフォトダイオードに入射する強度に基づいて生成された制御信号は、相並んで位置する複数のレーザビームに対して、制御信号としての役目をする。感光性の検出器におけるフォトダイオードの数が、画像付け装置のレーザビームの数よりも多いときは、隣接するフォトダイオードの複数の制御信号のたとえば平均値を、レーザビームのために用いることができる。つまり、レーザ断面の画像のすでに述べたような離散化は、画像付け装置の光源の数nによって設定される数より多くても少なくてもよい。
【0028】
本発明の有利な発展例では、微小光学部品が使用される。たとえば集束をする円柱レンズ9および14は、複数の光学部品で構成されていてよく、レンズのアレイを有していてよい。
【0029】
有利には、本発明の装置の感光性の検出器に、画像付け装置のレーザ光線が入射するのを防ぐために、並列処理の光学距離計で反射点を生成する役目をする光源1の波長だけを透過させる、相応の光学帯域フィルタが設けられる。本発明の上記に代わる実施形態では、これはフォトセル、フォトマルチプライヤ、または電荷結合ディスプレイ(CCD)などを有する感光性の検出器である。
【0030】
このような種類の本発明の装置は、版の画像付け装置とは別個に作られていてよく、あるいは画像付け装置と全体的または部分的に一体化されていてもよい。換言すれば、画像付け装置と本発明の装置の結像光学系の部品は共用することができる。
【0031】
図5には、本発明の装置の上記に代わる実施形態の光路の図面が概略的に示されている。デカルト座標x,yおよびzを有する座標系502は、一例として、いわゆるアウトドラム型版露光器またはダイレクトイメージング印刷機で、胴504の位置を表している。このとき胴軸505はx方向にあり、z方向は、画像付け光源522から伝搬する光が、胴504に取付けられている版510当たるときの光学軸によって規定され、y方向は、x方向と方向に対して垂直な第3の空間方向を表している。通常、たとえばレーザである光源508の平行調整ビームである照明ビーム506は、円柱対称な光学系507によって版510に結像される。照明ビーム506の投影は、版510の上に光カーペット509を形成する。この光カーペット509は、有利には長方形の、できるだけ均質に照明される領域であって、その幅は検出されるべき領域の幅に対応している。有利には、照明ビーム506は45°の角度で版510に当たり、その入射方向に対して直角に反射される。光カーペット509は、中間光学系511によって変換平面514に結像される。この変換平面514には、位置に応じた透過性をもつ光学素子がある。これに続いて、さらに別の結像光学系519によって、感光性の検出器520への集束が行われる。さらに、有利な発展例では、図5に示すように、ビームスプリッタ512が変換平面514の手前で光路に挿入されている。同一の光路516では、結像光学系517によって光の一部が感光性の検出器518に分岐される。
【0032】
図6は、光カーペットが反射線として版の上でどのように生成され、位置情報が、反射された光の経路情報にどのように変換されるかを説明するための概略的な図である。図6は、ここでは一例として45°の角度で版に当たり、入射方向に対して実質的に直角に反射される照明ビーム601を示している。版は、z方向、すなわち法線方向603に異なる位置を有することができる。第1の位置の版608では第1の交線602が生成され、版609の第2の位置では第2の交線604が生成され、版608の第3の位置では第3の交線606が生成される。一例として図6では、照明ビーム601の交線604がビーム612として反射される位置に版608がある状況が図示されている。版608がなければ、このビームは照明ビーム605として続いていくはずである。一例として図示した3本の交線602,604および606は、1つの線平面610に位置している。換言すると、版608がその位置をz方向、すなわち法線方向603に変えると、交線602,604、または606の考えられる位置は、照明ビームの入射方向と、交線のうちの1本、たとえば第2の交線604とによって規定される平面を空間内に形成する。
【0033】
図7を参照しながら、本発明の装置における位置情報から強度情報への変化について概略的な図面で説明する。図7は、版701の上で光断面702がどのように位置しているかを模式的に示している。矢印で図示している反射変換によって、光断面702の位置が、線平面705で反射されたビーム704の経路情報に変換される。結像変換706は、この情報を変換平面707に画像スポット708として伝達する。変換平面707は、位置に応じた透過性をもつ光学素子709を有している。この光学素子709は、感光性の検出器712のフォトダイオード713上の検出平面711で特定の光強度が測定されるように、強度変換を引き起こす。信号変換714は、個々のフォトダイオード713の測定に応じて明度信号715を生成するために行われる。それにより、光断面の内部の個々の領域についての信号716が、位置の関数として生成される。そして明度信号715に含まれる情報は、画像付けビームの光学パラメータを版の起伏に適合させる装置に、制御信号として直列または並列に伝達される。
【0034】
図8は、光カーペットの後に配置される結像光学系の部品の一実施形態で、光路の図面を模式的に示している。図8(a)にはyz平面の断面図が示されており、それに対して図8(b)にはx座標に沿った断面図が示されている。図8(a)には、版801の第1の位置と、版803の第2の位置と、第1の反射点812と第2および反射点814の2つの交点を有する線平面802とが示されている。有利には球面レンズである回転対称な結像光学系804によって、第1の反射点812と第2の反射点814が変換平面806に結像される。この変換平面806には、位置に応じた透過性をもつ光学素子がある。ここから、さらに別の回転対称な結像光学系によって感光性の検出器810への結像が行われ、このとき、第1の反射点812には第1の検出点816、第2の反射点814には第3の検出点820がそれぞれ割り当てられる。図8(b)は、第1の検出点816と第2の検出点818とを有するx座標に沿った断面図で、上記に代わる状況を示している。
【0035】
図9は、本発明の上記に代わる実施形態の有利な第1発展例の概略的な図面を示している。図9(a)はyz平面の断面図であり、図9(b)には、x軸に沿った断面図の状況が示されている。版の表面は、第1の位置901にあるときには第1の反射点914で線平面902と交わるのに対し、版の表面が第2の位置903にいるときには、第2の反射点916で線平面902と交わる。第1の反射点914と第2の反射点916は、第1の円柱対称な結像光学系904と第2の円柱対称な結像光学系908とで構成される少なくとも2部分からなる結像光学系によって、位置に応じた透過性をもつ光学部材がある変換平面910に結像される。このとき、第1の円柱対称な結像光学系904と第2の円柱対称な結像光学系908は、実質的に互いに直交する対称軸を有している。第3の円柱対称な結像光学系912によって、第1の反射点914は第1の検出点918に結像され、それに対して第2の反射点916は第2の検出点920に結像され、図9のうち図9(a)の図面にはこれらの点が隣り合って並んでいる。図9のうちの図9(b)は、x方向の断面図によって、結像がx方向とyz方向とでどのように互いに分離されるかを示している。第1の反射点914からこの方向に位置するビームは、第1の円柱対称な結像光学系904によって影響を受けて、第1の検出点918に結像される。それに応じて第2の反射点916を起点とする光は、第1の円柱対称な結像光学系904によって第2の検出点920に結像される。
【0036】
図10は、本発明の上記に代わる実施形態の有利な第2発展例の概略的な図面を示している。図10のうち図10(a)にはyz平面の断面図が示されているのに対し、図10のうち図10(b)にはx方向の断面図が示されている。版の表面は、第1の位置1001にあるときには第1の反射点1014で線平面1002と交わるのに対し、版の表面は第2の位置1003にいるときには、第2の反射点1016で線平面1002と交わる。第1の反射点1014と第2の反射点1016は、回転対称な結像光学系1004によって、変換平面1006に結像される。この結像光学系1004には、位置に応じた透過性をもつ光学素子がある。そこから、第1の円柱対称な結像光学系1008と第2の円柱対称な結像光学系1010とで構成され、それぞれの対称軸が実質的に互いに直交する、少なくとも2つの部分を有する結像光学系によって、検出平面1012に結像される。第1の反射点1014に対応する検出点1018と、第2の反射点1016に対応する第2の検出点1020は、この平面で一緒になる。図10のうちの図10(b)には、直交方向すなわちx方向の断面図が示されている。第1の反射点1014と第2の反射点1016は、回転対称な結像光学系1004によって、変換平面1006に結像される。そこを起点として、第1の円柱対称な結像光学系1008は、第1の検出点1018への第1の反射点1014の結像と、第2の検出点1020への第2の反射点1016の結像とを引き起こす。
【0037】
このような種類の本発明による装置は、版露光器のみならず、特にダイレクトイメージング印刷ユニットや印刷機など、印刷ユニットや印刷機でも使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の有利な実施形態を通る光路を示す概略図である。
【図2】本発明の装置の有利な実施形態によって、反射点の位置の差異がどのようにして異なる光路につながるかを説明するための概略図である。
【図3】反射された光の強度を測定するための追加的な装置を備える、本発明の装置の有利な実施形態を示す概略図である。
【図4】空間位置に応じて段階的な透過性をもつ光学素子を備える、本発明の装置の別の有利な実施形態を示す概略図である。
【図5】斜めに入射する平行調整された照明ビームを備える、本発明の装置の別の実施形態による光路を示す概略図である。
【図6】版の上の反射線としての光カーペットの生成を示す概略図である。
【図7】本発明の装置における位置情報から強度情報への変換を説明するための概略図である。
【図8】光カーペットの後に配置された結像光学系の部分における、本発明の装置の別の実施形態の光路を示す概略図である。
【図9】本発明の装置の別の実施形態の有利な第1の発展例を示す概略図である。
【図10】本発明の装置の別の実施形態の有利な第2の発展例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 光源
2 結像光学系
3 レーザビーム
4 円柱レンズ
5 版
6 光カーペット
7 レーザビーム
8 グレーウェッジ
9 円柱レンズ
10 感光性の検出器
11 フォトダイオード
12 ビームスプリッタ
13 光線
14 円柱レンズ
15 感光性の検出器
16 フォトダイオード
21 光線
22 光学軸
23 レンズ
24 光カーペット
25 平面
26 ビーム
27 平面
28 光カーペット
29 ビーム
211 光カーペット
212 ビーム
213 位置に応じた変換
214 光線
215 光線
216 光線
502 座標系
504 胴
505 回転軸
506 照明ビーム
509 光カーペット
510 版
511 中間光学系
514 変換平面
516 光路
517 結像光学系
518 感光性の検出器
519 結像光学系
520 感光性の検出器
601,605 照明ビーム
603 法線
602,604,606 交線
608,609 版
701 版
702 光断面
704 ビーム
705 線平面
706 結像変換
707 変換平面
708 画像スポット
709 位置依存的な変換
710 強度変換
711 検出平面
712 感光性の検出器
713 フォトダイオード
714 信号変換
715 明度信号
716 信号
801 版
802 線平面
804 結像光学系
806 変換平面
810 感光性の検出器
812,814 反射点
816,818,820 検出点
901 第1の位置
902 線平面
903 第2の位置
910 変換平面
912 結像光学系
914,916 反射点
918,920 検出点
1001 第1の位置
1002 線平面
1003 第2の位置
1004 結像光学系
1014,1016 反射点
1008,1010 結像光学系
1014,1016 反射点
1018,1020 検出点

Claims (20)

  1. nが2以上の自然数であるn個の点(P)の位置の、n個の分離されたその参照位置とのずれを測定する装置であって、
    光源(1)と、
    前記光源からの出射光を第1のビームに変換する第1の結像光学系(2)と、
    前記第1のビームを、軸線から外れて版の上に集束させ、前記n個の点(P)全ての場所へ斜めに投影される線状の光カーペット(6)を、該光カーペット(6)が前記n個の点(P)によって定まる表面を照らすように、形成し、前記表面で反射された光を平行調整して第2のビームに変換する対物レンズ光学系(4)と、
    第2の結像光学系(9)と、
    前記の反射された光が前記第2の結像光学系(9)の要素によって集束させられる感光性検出器(10)と、
    を含み、
    前記のn個の点(P)の位置情報が、前記対物レンズ光学系(4)と前記第2の結像光学系(9)を通過する光の経路情報に変換されるように、前記n個の点(P)の各々の前記表面上の位置の前記参照位置とのずれが、前記n個の点(P)の1つによって反射された光の他の光路であって、前記参照位置にある前記1つの点(P)によって反射された光の、前記対物レンズ光学系(4)前記第2の結像光学系(9)を通過する光路とは異なる他の光路に一義的関係でつながり、
    前記感光性検出器(10)は、各々が前記n個の点(P)の1つに一義的に割り当てられたn個の信号を時間的にほぼ同時にまたは並行に生成する、
    n個の点(P)の位置の、n個の分離されたその参照位置とのずれを測定する装置において、
    前記第2結像光学系(9)の少なくとも1つの他の要素(8)が前記光路中で前記第2の結像光学系(9)の前に配置され、前記少なくとも1つの他の要素(8)は、前記対物レンズ光学系(4)と前記第2の結像光学系(9)を通過する異なった光路上の、前記n個の点(P)の各々の光の経路情報が、前記異なった光路上の光の一義的に変更された光強度の形態の強度情報に変換される、位置に依存した透過性を有すことを特徴とする、n個の点の、n個の分離されたその参照位置とのずれを測定する装置。
  2. 前記光源(1)が個別の放射源である、請求項1記載の装置。
  3. 前記n個の点が実質的に1つの平面または1本の直線上に位置している、請求項1または2記載の装置。
  4. 前記結像光学系(2,4,9)が非球面の光学素子を有している、請求項1から3のいずれか1項記載の装置。
  5. 前記感光性検出器(10)が、互いに独立した複数の感光性素子(11)でできている、請求項1から4のいずれか1項記載の装置。
  6. 前記感光性素子(11)がフォトダイオード、フォトセル、フォトマルチプライヤ、または電荷結合ディスプレイ(CCD)である、請求項5記載の装置。
  7. 前記互いに独立したn個の感光性素子(11)の少なくとも2つに対して、正確かつ一義的に、n個の点のうち少なくとも2つが割り当てられている、請求項5または6記載の装置。
  8. 前記放射源(1)が少なくとも1つの赤外線波長または可視波長を放出する、請求項1から7のいずれか1項記載の装置。
  9. 前記結像光学系がグレーウェッジ(8)またはエッジ(8)を有している、請求項1記載の装置。
  10. 前記光カーペット(6,509)の後に配置された前記結像光学系の一部が、互いに実質的に直交する円柱対称な対称軸をもつ2つの光学素子(904,908)を有している、請求項1から9のいずれか1項記載の装置。
  11. 位置に応じた透過性をもつ光学素子が設けられた変換平面(1006)で中間画像が生成される、請求項1から9のいずれか1項記載の装置。
  12. 前記結像光学系が反射後の光路中に少なくとも1つのビームスプリッタ(12)を有している、請求項1から11のいずれか1項記載の装置。
  13. 独立した複数の感光性素子(11)をもつ少なくとも1つの別の感光性検出器(10)が設けられており、前記互いに独立した素子の各々に、前記n個の点(P)の少なくとも1つの点、またはちょうど1つの点が割り当てられている、請求項12記載の装置。
  14. 距離計において、請求項1から13のいずれか1項記載の装置を有していることを特徴とする距離計。
  15. 個々に制御可能なn個のレーザと、互いに独立した結像光学系と、前記個々に制御可能なn個(nは自然数)のレーザの少なくとも2つについて独立した焦点移動を可能にするオートフォーカスシステムとを備える画像付け装置において、
    前記オートフォーカスシステムが、請求項14記載の距離計の測定結果の関数で制御されることを特徴とする画像付け装置。
  16. 版露光器において、請求項15記載の画像付け装置を少なくとも1つの有していることを特徴とする版露光器。
  17. 印刷ユニットにおいて、請求項15記載の画像付け装置を有していることを特徴とする印刷ユニット。
  18. 印刷機において、請求項17記載の印刷ユニットを少なくとも1つ有していることを特徴とする印刷機。
  19. 光源(1)と、前記光源からの出射光を第1のビームに変換する第1の結像光学系(2)と、前記第1のビームを、軸線から外れて版の上に集束させ、個の点(P)全ての場所へ斜めに投影される線状の光カーペット(6)を、該光カーペット(6)が前記n個の点(P)によって定まる表面を照らすように、形成し、前記表面で反射された光を平行調整して第2のビームに変換する対物レンズ光学系(4)と、第2の結像光学系(9)、前記の反射された光が前記第2の結像光学系(9)の要素によって集束させられる感光性検出器(10)と、を含む装置において、nが2以上の自然数であるn個の点(P)の位置の、n個の分離されたその参照位置とのずれを測定する方法であって、
    光を前記n個の点(P)の各1つへ斜めに前記光カーペット(6)に投影するステップと、
    前記n個の点(P)の位置情報を光放射の経路情報に変換するステップであって、前記n個の点(P)の各々の、前記表面上の位置のその参照位置とのずれが、前記n個の点(P)の1つによって反射された光の他の光路であって、前記参照位置にある前記1つの点(P)によって反射された光の、前記対物レンズ光学系(4)と前記第2の結像光学系(9)を通過する光路とは異なる他の光路に一義的関係でつながる、ステップと、
    前記感光検出器(10)上の、前記n個の点(P)の少なくとも2つの点の反射光を区別して検出するステップと
    を有し、
    前記各ステップがn個の点(P)の全てについて時間的に同時にまた並行して行われる、
    n個の点の位置の、n個の分離されたその参照位置とのずれを測定する方法において、
    前記位置情報を、位置に依存した透過性を有し、前記第2の結像光学系(9)の前に配置された要素(8)によって、強度情報に変換するために、異なった光路上の前記n個の点(P)の各々の光の経路情報を、前記異なった光路上の光の一義的に変更された光強度の形態の強度情報に変換することを特徴とする、n個の点の位置の、n個の分離されたその参照位置とのずれを測定する方法。
  20. 前記n個の点(P)の少なくとも1つについて、反射された電磁放射の瞬間の強度を測定するステップをさらに有する、n個の点(P)の位置の、その参照位置とのずれを測定する請求項19記載の方法において、前記感光性検出器の対応する感光性素子で測定された反射光の強度と、反射された電磁放射の瞬間の強度との比較を行うことを特徴とする、n個の点の位置の、その参照位置とのずれを測定する方法。
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