JP4884344B2 - 固結材の注入充填装置及び注入充填工法 - Google Patents

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Description

この発明は地盤にロックボルトを打ち込んで地盤を強化するに際し、地盤に形成した穿孔にロックボルトを挿入した状態で穿孔に固結材を注入充填する装置及びこれを用いた注入充填工法に関する。
従来、地盤を強化する工法としてナトム(NATM)工法と称される工法が知られている。
このナトム工法では、トンネル工事等においてトンネル掘削した後に、地盤面(トンネル内面)にコンクリート吹付けを行った後、地盤面に直角にロックボルトの打込みを行って、トンネル周りの地盤の強化を行う。
具体的には、地盤面に直角に穿孔を形成してそこにロックボルトを挿入し、その後に穿孔にセメントミルク,モルタル等の固結材を注入充填して固化させ、ロックボルトを地盤に一体化させる。
そしてロックボルトの先端にアンカープレートを取り付けて、アンカープレートにて地盤面を締め付けることで地盤の強化を行う。
ところが湧水の生じる地盤でこの工法を行うと穿孔内に湧水が流入するため、穿孔に注入した流動状態のセメントミルクやモルタル等の固結材が湧水によって穿孔から孔外に押し流されてしまうといった問題が生ずる。
その対策を図ったものが下記特許文献1,特許文献2に開示されている。
特許文献1に開示のものでは、穿孔に挿入されるロックボルトの端部に弾性部材で構成されたブロック状の膨出部材を設け、これを軸方向両側からナットで締め付けることで、膨出部材を径方向外方に膨出させ、これを穿孔内面に密着させて穿孔の口元をシールするようになし、そして膨出部材を軸方向に貫通する状態で設けた注入チューブを通じて穿孔に固結材を注入充填するとともに、これとは別に膨出部材を軸方向に貫通する状態で設けたリターンチューブを通じて、穿孔内の空気及び固結材の過剰分を孔外へと流出させるようにしている。
また特許文献2に開示のものでは、ナイロン繊維等の合成繊維の糸で織成された水を通し難い筒状の袋体内部に棒鋼を挿入した状態でそれらを穿孔内に挿入し、そして袋体内部に固結材を注入することで袋体を穿孔の内面に密着させ、穿孔の内面を袋体により遮水すると同時に穿孔内(袋体内)に固結材を充填するようになしている。
しかしながら特許文献1に開示のものでは、膨出部材を軸方向に貫通するようにして固結材の注入チューブとリターンチューブとを取り付けておかなければならず、それにより構造が複雑化するとともに、この特許文献1に開示のものでは、膨出部材が穿孔口元の断面(横断面)全体を密栓する形態をなしているため、穿孔に注入充填された固結材が注入圧力によって膨出部材を孔外に押し出すように働く問題があり、またその注入圧力によって固結材が膨出部材を外周面で径方向内方に押し潰すようにして膨出部材を通過し、外に漏れ出てしまう恐れがあるといった問題がある。
例えば地下100m以上もあるような地中の深い所にトンネル工事をするような場合、穿孔内に流れ込む湧水の水圧は著しく高いものとなる。
従ってこの水圧に抗して固結材を穿孔に注入充填するには、その水圧よりも高い注入圧で固結材を注入しなければならないが、そのような高い注入圧で固結材を穿孔に注入したとき、穿孔に注入充填された固結材にその高い注入圧が働くため、その圧力によって固結材が膨出部材を径方向内方に押し込みながら、膨出部材と穿孔内面との間に生じた隙間を通じて孔外に漏出してしまうといった問題を生ずる。
一方特許文献2に開示のものでは、穿孔内で固化した固結材と穿孔内面との間に袋体が一層介在してしまうこととなり、またこのような袋体が存在することによって、かかる袋体が地盤の亀裂への固結材の注入を阻害してしまう問題を生ずる。
特開2001−193065号公報 特開2006−161457号公報
本発明は以上のような事情を背景とし、地下深くでトンネル工事を行うに際しても穿孔の口元を良好にシールし得、穿孔に注入した固結材が湧水によって孔外に押し流されてしまうことがなく、穿孔に良好に固結材を注入充填及び固化させることができる固結材の注入充填装置、及びこれを用いた固結材の注入充填工法を提供することを目的としてなされたものである。
而して請求項1は固結材の注入充填装置に関するもので、地盤に形成された穿孔にロックボルトを挿入した状態で該穿孔に固結材を注入充填する装置であって、(イ)前記ロックボルトを軸方向に挿通させる状態に且つ該ロックボルトとの間に前記固結材の通過空間を形成する状態に該ロックボルトに外挿される、前記穿孔の口元シール用のゴムシール管と、(ロ)該ゴムシール管を挿通する状態で前記ロックボルトに沿って前記穿孔内に挿入され、該穿孔に注入された前記固結材の過剰分を該穿孔外に流出させるリターンチューブと、(ハ)前記ゴムシール管に対して前記穿孔の奥側で前記ロックボルトに外挿固定され、該ゴムシール管の奥側の端部を軸方向に受ける、前記リターンチューブ及び前記固結材の通過空間を有する受リングと、(ニ)前記ゴムシール管の前側で該ゴムシール管に連接される管体であって、前端側に前記固結材の注入口及び前記リターンチューブを通じて該固結材の過剰分を流出させる流出口を有し、内部に該固結材及び該リターンチューブの通過空間を形成する固結材の注入用管体と、(ホ)前記注入用管体の内部で前記ロックボルトに外挿され、前記穿孔の奥側への前進移動により、該注入用管体の前進移動を伴って前記ゴムシール管を軸方向に圧縮し、径方向外方に膨らませて該穿孔の内面に弾性密着させ、該ゴムシール管にて該穿孔の口元シールを行わせる押込リングと、(ヘ)前記注入用管体の内部で且つ前記押込リングの前側で前記ロックボルトに螺合され、螺進によって前記押込リングを前進移動させる雌ねじリングと、を有し、前記ゴムシール管にて前記穿孔の口元をシールした状態で前記穿孔への固結材の注入充填を行うとともに、該固結材の注入圧力を該ゴムシール管に対する内圧として作用させ、該内圧を該ゴムシール管に対する径方向外方への膨出圧力として作用させるようになしてあることを特徴とする。
請求項2の注入充填装置は、請求項1において、前記受リングは前側の大径部と奥側の小径部とを有するものとなし、該大径部と小径部とにまたがって前記リターンチューブ及び固結材の通過空間が形成してあることを特徴とする。
請求項3の注入充填装置は、請求項1,2の何れかにおいて、前記押込リングは奥側の大径部と前側の小径部とを有するものとなし、それら大径部と小径部とにまたがって前記リターンチューブ及び固結材の通過空間が形成してあることを特徴とする。
請求項4の注入充填装置は、請求項1〜3の何れかにおいて、前記注入用管体は軸方向に分割されていて、各分割体がジョイントにて分離可能に連結されていることを特徴とする。
請求項5の注入充填装置は、請求項1〜4の何れかにおいて、前記押込リングが前記注入用管体と別体に構成されているとともに、該注入用管体の奥側の端部には、径方向内方に突出する形状で前記ゴムシール管の前端部を受ける受部及び前記押込リングを当接させる当接部が設けてあり、該注入用管体が該押込リングの前進移動の力を該当接部で受けて該押込リングとともに前進移動するとともに、該押込リングの前進移動の力を前記ゴムシール管に伝えるようになしてあることを特徴とする。
請求項6は固結材の注入充填工法に関するもので、この請求項6のものは、請求項1〜5の何れかの固結材の注入充填装置を用いて、前記地盤の穿孔に前記固結材を注入充填することを特徴とする。
請求項7の注入充填工法は、請求項6において、前記穿孔に注入した前記固結材が固化する前の状態で前記注入用管体,押込リング及び雌ねじリングを取り出して再利用することを特徴とする。
発明の作用・効果
以上のように本発明の固結材の注入充填装置は、穿孔の口元シール用のゴムシール管と、ゴムシール管を挿通する状態でロックボルトに沿って穿孔内に挿入されるリターンチューブと、ロックボルトに外挿固定され、ゴムシール管の奥側の端部を軸方向に受ける受リングと、ゴムシール管の前側でこれに連接され、前端側に固結材の注入口及びリターンチューブを通じて固結材の過剰分を流出させる流出口を有する固結材の注入用管体と、注入用管体の内部でロックボルトに外挿され、前進移動によりゴムシール管を軸方向に圧縮し、これを径方向外方に膨らませて穿孔の口元に弾性密着させる押込リングと、ロックボルトに螺合され、螺進によって押込リングを前進移動させる雌ねじリングとを含み、ゴムシール管にて穿孔の口元をシールした状態で穿孔への固結材の注入充填を行うとともに、固結材の注入圧力をゴムシール管に対し、これを径方向外方に膨出させる内圧として作用させるようになしたものである。
本発明の装置では、雌ねじリングのねじ込み(螺進)によりゴムシール管を膨らませ、穿孔の口元をシールした状態の下で、注入用管体の注入口を通じて穿孔にセメントミルクやモルタル等の固結材を注入する。
このとき、固結材の注入に伴って穿孔内の空気、更には湧水の発生している個所では穿孔内の水がリターンチューブを通じて孔外へと円滑に排出される。
そして穿孔に固結材が充填された後においては、固結材の過剰分がそのリターンチューブを通じて孔外へと流出せしめられる。そしてこの固結材の流出によって、穿孔に固結材が充填されたことを確認することができる。
本発明の装置では、穿孔に固結材が充填された後においては、その充填圧力即ち固結材の注入圧力が、そのままゴムシール管に対して内圧として作用する。そしてその内圧は、ゴムシール管を径方向外方に膨出させる力として働く。
従って注入圧力が高ければ高いほど、ゴムシール管はより強い力で穿孔の口元内面に圧接される。
即ち、固結材の注入圧力は高ければ穿孔に注入された固結材が、その高い注入圧に基づいてゴムシール管を径方向内方に縮めようとするが、その高い注入圧は同時にゴムシール管を径方向外方に膨出させる強い内圧として作用することとなり、それ故本発明の装置にあっては、注入圧が高ければ高いほど、ゴムシール管が強く穿孔内面に圧接することとなって、穿孔内の固結材がゴムシール管を通過して孔外へ漏出するのを効果的に防止することができるのである。
かかる本発明の装置では、ゴムシール管及びその前側の注入用管体が、内側に固結材の通過空間を形成しており、注入用管体の注入口から注入された固結材はそれらを軸方向に通過して穿孔内に流入する。
従って本発明の装置によれば、チューブとして単にリターンチューブだけを設けておけば良く、ゴムシール管を軸方向に貫通して固結材の注入用のチューブを設けておく必要はない。
更にゴムシール管をエア等の流体の圧力で膨らませるものでもないため、そのためのチューブを設けることも必要でなく、全体として装置の構造を、それらチューブによって複雑化させることなく簡単な構造となすことができる。
本発明の装置では、上記受リングを前側の大径部と奥側の小径部とを有するものとなし、それら大径部と小径部とにまたがって上記リターンチューブ及び固結材の通過空間を形成しておくことができる(請求項2)。
このようにすれば、受リングにてゴムシール管に働く軸方向の力を良好に受けつつ、かかる受リングを通過して固結材を穿孔の奥側に流入させることができ、またリターンチューブをロックボルトに沿って穿孔内に簡単に配置することができるとともに、受リングにてこれを保持することができる。
一方上記押込リングは、注入用管体との間にリターンチューブ及び固結材の通過空間を形成する形態で構成しておくことができるが、請求項3に従い、この押込リングを奥側の大径部と前側の小径部とを有するものとなし、それら大径部と小径部にまたがって、リターンチューブ及び固結材の通過空間を形成しておくことができる。
このようにすれば、押込リングと注入用管体との間にリターンチューブ及び固結材の通過空間を形成するための構造を設けなくてもよく、装置の構造を簡単化することができる。またリターンチューブを押込リングにて保持することができる。
本発明では、注入用管体を軸方向に分割して、それら分割体をジョイントにて分離可能に連結しておくことができる(請求項4)。
このようにすれば、注入用管体の前端を閉鎖した構造(注入口及び流出口を除いて)となしておいた場合であっても、注入用管体を分離することで、上記雌ねじリングのねじ込み操作、及びこれによるゴムシール管の軸方向圧縮を支障無く行い得て、ゴムシール管による穿孔の口元シールを行うことができる。
また各分割体を連結することで、注入用管体を通じての固結材の注入充填を行うことができる。
本発明ではまた、上記押込リングを注入用管体とは別体に構成し、そして注入用管体の奥側の端部に、径方向内方に突出する形状でゴムシール管の前端部を受ける受部、及び押込リングを当接させる当接部を設けておき、押込リングの前進移動の力を当接部で受け、その前進移動の力をゴムシール管に伝えるようになしておくことができる(請求項5)。
このようにすることで、押込リングの押込み即ち前進移動と同時に注入用管体を、ゴムシール管と連通状態を保ちつつ前進移動させることができるとともに、ゴムシール管を押込リングの前進移動により軸方向に円滑に圧縮させることができる。
即ちゴムシール管による口元シールを行わせることができる。
次に請求項6は、上記の固結材の注入充填装置を用い地盤の穿孔に固結材を注入充填するもので、この請求項6の固結材の注入充填工法によれば、湧水の生じている個所においても良好に穿孔への固結材の注入充填を行うことができる。
請求項7の工法は、ゴムシール管,受リングをロックボルトとともに穿孔に残す一方、穿孔に注入した固結材が固化する前の状態で注入用管体,押込リング及び雌ねじリングを取り出して再利用するもので、この請求項7の工法によれば、注入用管体,押込リング及び雌ねじリングを繰返し何回も使用することができ、施工コストを安価となすことができる。
尚本発明の固結材の注入充填装置及びこれを用いた注入充填工法は、地下100〜120mの地中深くのトンネル工事に際して好適に使用可能なものであるが、本発明の装置及び工法はそうした用途に限定されるものではなく、地上の通常のトンネル工事その他の土木工事に際して汎用的に適用可能なものである。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、10は地盤12に形成された穿孔で、14は穿孔10に挿入された鋼製のロックボルト、16はロックボルト14を穿孔10に挿入した状態で、穿孔10にセメントミルク,モルタル等の固結材を注入充填する本実施形態の固結材の注入充填装置である。尚18は、トンネルの内面等の地盤面である。
ここでロックボルト14は長さが例えば4〜5mの長いものである。また穿孔10は孔径がφ65mmほどの孔である。
図2は注入充填装置16を外観状態で表したもので、図3は注入充填装置16の断面構成を表したものである。
更に図4は注入充填装置16を各部材に分解して表している。
これらの図において、19は穿孔10の口元シール用の、ゴム弾性体にて構成されたゴムシール管で、ロックボルト14を軸方向に挿通させる状態に、且つロックボルト14との間に固結材の通過空間を形成する状態にロックボルト14に外挿されている。
ゴムシール管19は、ここでは軸方向にストレート形状をなす直管状のもので、軸方向の両端が開口形状をなしている。
この実施形態において、ゴムシール管19はその長さが200mm程度、外径Dがφ55mm程度のものである。尚内径はφ32mm程度である
20は、穿孔10への固結材の注入時に穿孔10内の空気及び穿孔10内に流入した水を穿孔10外に流出させ、また穿孔10に注入された固結材の過剰分を同じく穿孔10外に流出させるためのリターンチューブで、ゴムシール管19を挿通する状態でロックボルト14に沿って配置されている。
このリターンチューブ20は、図1に示しているようにロックボルト14とともに穿孔10内にその奥部まで挿入される。
尚、このリターンチューブ20は外径がφ12mm程度のものである。
図3において、22はゴムシール管19の奥側でロックボルト14に溶接にて固定され、ゴムシール管19の奥側の端部を受ける鋼製の受リングで、この受けリング22は、図4にも示しているように前側の大径部24と奥側の小径部26とを有している。
大径部24には、円環状の嵌込凹所28が備えられており、そこにゴムシール管19の奥側(図中右側)の端部が嵌め込まれ、同端部が受リング22にて軸方向に受けられている。尚、受けリング22は、上記の溶接でロックボルト14に固定するほか、ロックボルト14に螺合したダブルナットによる固定、或いは中心方向に貫通する雌ねじ部を有するナットをロックボルト14に螺合し、その雌ねじ部に雄ねじをロックボルトに押し付ける状態までねじ込んで固定するなど、他の固定手段にて固定するようになしても良い。
この受リング22には、軸方向の貫通穴30が設けられている。
この貫通穴30は、リターンチューブ20及び固結材の通過空間を形成するもので、この貫通穴30にリターンチューブ20が挿通されて保持され、そしてその周りに固結材の通過空間が形成されている。
尚この実施形態において、貫通穴30は小径部26の一部を平坦に切り欠いて形成してある。図3及び図4において、32はその平坦な切欠面を表している。
34は鋼製の固結材の注入用管体で、図中右端部(奥側の端部)がゴムシール管19の前端部に連接する状態で設けられている。
ここで注入用管体34はゴムシール管19から切離し可能である。
注入用管体34には、前端側に固結材の注入口36及びリターンチューブ20を通じて穿孔10内の空気や、そこに流れ込んだ水、更には固結材の過剰分を穿孔10外に流出させる流出口38が設けられている。
また奥側の端部には、径方向内向きに環状に突出する内フランジ部が設けられていて、その内フランジ部により、ゴムシール管19の図中左端部を受ける受部40、及び後述の押込リングを当接させる当接部42が形成されている。
またこの受部40の図中右側には円環状の嵌込凹所44が備えられていて、そこにゴムシール管19の左側の端部が受部40に当接する状態に切離し可能に嵌め込まれている。
この注入用管体34は、前端側の開口部が閉鎖部45にて閉鎖されており、そこに上記の注入口36及び流出口38が形成されている。
流出口38にはチューブ継手62が設けられており、このチューブ継手62にリターンチューブ20が接続されている。
注入用管体34は軸方向に2分割されており、そして各分割体46,48がジョイント(ここではユニオンジョイント)50にて分離可能に連結されている。
具体的には、分割体46と48とには径方向外向きのフランジ部52,54が設けられており、そしてそれらが連結ナット58にてねじ結合されている。詳しくは連結ナット58が内向きのフランジ状の係合部56を分割体46のフランジ部52に軸方向に係合させる状態で、内周面の雌ねじ部においてフランジ部54の外周面の雄ねじ部に螺合され、かかる連結ナット58にて分割体46と48とが軸方向に分離可能にねじ結合されている。
この注入用管体34は、ゴムシール管19の内部と連通した固結材の通過空間及びリターンチューブ20の通過空間を形成するもので、その内部に押込リング64及びその図中左側(前側)において筒状の雌ねじリング66が収容されている。
押込リング64は、上記の受リング22と概略同形状のもので、図4にも示しているように図中右側に大径部68を、左側に小径部70を有しており、そしてその大径部68において注入用管体34の上記当接部42に当接するようになっている。
この押込リング64においても、大径部68と小径部70とにまたがって軸方向の貫通穴72が設けられている。
この貫通穴72もまた、上記受リング22の貫通穴30と同様にリターンチューブ20の通過空間及び固結材の通過空間を形成する。
具体的には、この貫通穴72をリターンチューブ20が軸方向に挿通して保持され、そしてこのリターンチューブ20の周りに固結材の通過空間が形成されている。
尚この押込リング64においても、貫通穴72が小径部70を一部平坦に切り欠くことによって形成してある。
図中74はその平坦な切欠面を表している。
上記の雌ねじリング66は、軸方向に所定長さを有する円筒形状のもので、図中左端部の内周面に雌ねじ部76が形成され、この雌ねじ部76においてロックボルト14に螺合されている。
尚、この雌ねじリング66と押込リング64との間に単数若しくは複数のスペーサリングを介装しておいても良い。
次に本実施形態の注入充填装置16を用いて穿孔10内に固結材を充填する本実施形態の工法を、注入充填装置16の作用とともに図5〜図7に基づいて具体的に説明する。
本実施形態の工法では、図5に示しているように注入用管体34の分割体48を分割体46から切り離した状態で注入充填装置16をロックボルト14に組み付けておき、その状態でロックボルト14を穿孔10の奥深くまで挿入するとともに、注入充填装置16を穿孔10の口元近くに挿入した状態とする。
その状態で、分割体46の図中左側の開口を通じて雌ねじリング66を回転操作し、これを図中右方向に螺進させる。
すると雌ねじリング66の螺進によって、押込リング64が図中右方向に前進移動し、その前進の力を注入用管体34の分割体46を介してゴムシール管19に作用させ、分割体46を図中右方向に前進移動させるとともに、ゴムシール管19を軸方向に圧縮する。
このときゴムシール管19の図中右端部は受リング22にて固定状態に軸方向に受けられているため、ゴムシール管19に軸方向の圧縮力が加えられることによって、ゴムシール管19が軸方向に圧縮変形すると同時に、図5に示しているように径方向外方に膨らみ変形し、その外周面を穿孔10の口元内面に弾性的に圧接させる。これによりゴムシール管19が穿孔10の口元をシールする。
次に、図6に示しているように切り離されている分割体48を分割体46にジョイント50にて連結し、その状態で注入口36から注入用管体34の内部にセメントミルク,モルタル等の流動状態の固結材を所定の注入圧力で注入する。
尚この実施形態は、地中100m以上の地下深いトンネル工事の際に、地盤面(トンネル内面)18から直角に形成された穿孔10に固結材を注入充填するもので、ここではその地下水圧に打ち勝つような強い圧力、例えば1〜1.5MPaの高い注入圧力で固結材を注入する。
而して注入口36から注入用管体34内部に注入された流動状態の固結材は、注入用管体34内部を図中右方向に移動し、そして押込リング64の貫通穴72を通過して、ゴムシール管19内部を図中右方向に移動し、更に受リング22の貫通穴30を通り抜けて穿孔10の奥深くまで注入される。
このとき穿孔10内の空気、更に穿孔10内に水が溜まっているときにはその水が併せてリターンチューブ20を通じ、穿孔10外部へと流出せしめられる。
そして注入された固結材が穿孔10に隅々まで充填されたところで、その過剰分がリターンチューブ20を通じて注入用管体34外に、即ち穿孔10外に流出する。
従ってその固結材の流出によって、穿孔10内に固結材が充填されたことを確認することができる。
この実施形態において、穿孔10が固結材で充填された後において更に穿孔10内の固結材に作用する注入圧は、ゴムシール管19を径方向外方に押圧する内圧として作用し、穿孔10内の流動状態の固結材が高い注入圧によってゴムシール管19を乗り越えて穿孔10外に流出しようとするのを阻止するように働く。
このため、本実施形態では高い注入圧で固結材を穿孔10に注入した場合においても、ゴムシール管19にて穿孔10の口元部分を良好にシールでき、穿孔10内に注入された固結材がそのシール部を乗り越えて外部に漏出するのが良好に防止される。
上記のように穿孔10内に固結材が充填されたところで、その固結材が固まる前に、図7(III)に示しているように注入用管体34を分割体46と48とに分離した上で、雌ねじリング66を回転操作し、かかる雌ねじリング66及び押込リング64を注入用管体34とともに穿孔10から取り出し、それらを別の穿孔10への固結材の充填用に再利用する。
一方穿孔10に充填された固結材が固まったところで、図7(III)に示しているようにロックボルト14の端部にアンカープレート86を取り付け、アンカープレート86にて地盤面78を締め付ける。
尚本実施形態において、分割体46と48とを分離可能に連結する上記のジョイント50はあくまで一例示であり、このジョイント50は、レバーの回転によりレバーの根元部に設けたカムを回転させて、そのカムの回転により連結ロックするカムロックその他各種のジョイント、例えば商品名「ヴィクトリックジョイント」(日本ヴィクトリック株式会社製)等の様々なジョイントとなすことが可能である。その他各種のジョイントとなすことが可能である。
以上のように本実施形態によれば、穿孔10に固結材が充填された後においては、その充填圧力即ち固結材の注入圧力が、そのままゴムシール管19に対して内圧として作用し、その内圧がゴムシール管19を径方向外方に膨出させる力として働くため、注入圧が高ければ高いほど、ゴムシール管19を強く穿孔10内面に圧接し得て、穿孔10内の固結材がゴムシール管19を通過して孔外へ漏出するのを効果的に防止することができる。
本実施形態の装置ではチューブとして単にリターンチューブ20だけを設けておけば良く、ゴムシール管19を軸方向に貫通して固結材の注入用のチューブを設けておく必要はない。
更にゴムシール管19をエア等の流体の圧力で膨らませるものでもないため、そのためのチューブを設けることも必要でなく、全体として装置の構造を、それらチューブによって複雑化させることなく簡単な構造となすことができる。
また本実施形態の装置では、受リング22を前側(図中左側)の大径部24と奥側(図中右側)の小径部26とを有するものとなし、それら大径部24と小径部26とにまたがってリターンチューブ20及び固結材の通過空間を形成しているため、受リング22にてゴムシール管19に働く軸方向の力を良好に受けつつ、かかる受リング22を通過して固結材を穿孔10の奥側に流入させることができ、またリターンチューブ20をロックボルト14に沿って穿孔10内に簡単に配置することができるとともに、受リング22にてこれを保持しておくことができる。
一方押込リング64についても、これを奥側(図中右側)の大径部68と前側(図中左側)の小径部70とを有するものとなし、それら大径部68と小径部70にまたがって、リターンチューブ20及び固結材の通過空間を形成しているため、押込リング64と注入用管体34との間にリターンチューブ20及び固結材の通過空間を形成するための構造を設けなくてもよく、装置の構造を簡単化することができる。またリターンチューブ20を押込リング64にて保持しておくことができる。
更に本実施形態では注入用管体34を軸方向に分割して、分割体46,48をジョイント50にて分離可能に連結しているため、注入用管体34の前端を閉鎖した構造となしておいても、注入用管体34を分離することで、雌ねじリング66のねじ込み操作、及びこれによるゴムシール管19の軸方向圧縮を支障無く行い得て、ゴムシール管19による穿孔10の口元シールを行うことができる。
また各分割体46,48を連結することで、注入用管体34を通じての固結材の注入充填を行うことができる。
更に押込リング64を注入用管体34とは別体に構成し、そして注入用管体34の奥側の端部に、径方向内方に突出する形状でゴムシール管19の前端部を受ける受部40、及び押込リング64を当接させる当接部42を設け、押込リング64の前進移動の力を当接部42で受け、その前進移動の力をゴムシール管19に伝えるようになしていることから、押込リング64の押込み即ち前進移動と同時に注入用管体34を、ゴムシール管19と連通状態を保ちつつ前進移動させることができるとともに、ゴムシール管19を押込リング64の前進移動により軸方向に円滑に圧縮させることができる。
また本実施形態では、穿孔10内に湧水が高い水圧で噴き出すような現場においても、その湧水によって穿孔10に注入した固結材が穿孔10外に押し流されてしまうのを、ゴムシール管19によるシールによって良好に防止でき、穿孔10への固結材の注入充填を良好に行うことができる。
本実施形態では、ゴムシール管19,受リング22をロックボルト14とともに穿孔10に残す一方、注入用管体34,押込リング64及び雌ねじリング66を取り出して再利用するものであり、これら注入用管体34,押込リング64及び雌ねじリング66を繰返し何回も使用するものであるため、施工コストを安価となすことができる。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれはあくまで一例示である。
例えば上記実施形態では押込リング64が注入用管体34の分割体46と別体に構成されているが、これを注入用管体34に一体に設けておくことも可能である。
また図8に示しているように注入用管体34内部でリターンチューブ20をコネクタ80にて接続し、そしてそのリターンチューブ20を流出口38を通じて注入用管体34外部に伸ばしておくといったことも可能である。
また注入口36に注入用ホース82を接続するとともに、その注入用ホース82を通じての固結材の注入通路上に、固結材の注入方向の流れを許容し、逆方向の流れを阻止する逆止弁を設けておくといったことも可能である。
更に同図に示しているように注入用管体34を閉鎖部45近くの位置で軸方向に分割して、それらを様々なジョイント50にて分離可能に連結するようになしておくことも可能である。
その他本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態,態様で構成,実施可能である。
本発明の一実施形態の固結材の注入充填装置を穿孔に挿入した状態で示す図である。 同実施形態の注入充填装置の斜視図である。 同実施形態の注入充填装置の断面図である。 同実施形態の注入充填装置を各部材に分解して示した図である。 本実施形態の注入充填工法の要部工程を示す図である。 図5に続く要部工程の図である。 図6に続く要部工程の図である。 本発明の他の実施形態の注入充填装置の要部の図である。
符号の説明
10 穿孔
12 地盤
14 ロックボルト
16 注入充填装置
19 ゴムシール管
20 リターンチューブ
22 受リング
24 大径部
26 小径部
34 注入用管体
36 注入口
38 流出口
40 受部
42 当接部
46,48 分割体
50 ジョイント
64 押込リング
66 雌ねじリング

Claims (7)

  1. 地盤に形成された穿孔にロックボルトを挿入した状態で該穿孔に固結材を注入充填する装置であって、
    (イ)前記ロックボルトを軸方向に挿通させる状態に且つ該ロックボルトとの間に前記固結材の通過空間を形成する状態に該ロックボルトに外挿される、前記穿孔の口元シール用のゴムシール管と、
    (ロ)該ゴムシール管を挿通する状態で前記ロックボルトに沿って前記穿孔内に挿入され、該穿孔に注入された前記固結材の過剰分を該穿孔外に流出させるリターンチューブと、
    (ハ)前記ゴムシール管に対して前記穿孔の奥側で前記ロックボルトに外挿固定され、該ゴムシール管の奥側の端部を軸方向に受ける、前記リターンチューブ及び前記固結材の通過空間を有する受リングと、
    (ニ)前記ゴムシール管の前側で該ゴムシール管に連接される管体であって、前端側に前記固結材の注入口及び前記リターンチューブを通じて該固結材の過剰分を流出させる流出口を有し、内部に該固結材及び該リターンチューブの通過空間を形成する固結材の注入用管体と、
    (ホ)前記注入用管体の内部で前記ロックボルトに外挿され、前記穿孔の奥側への前進移動により、該注入用管体の前進移動を伴って前記ゴムシール管を軸方向に圧縮し、径方向外方に膨らませて該穿孔の内面に弾性密着させ、該ゴムシール管にて該穿孔の口元シールを行わせる押込リングと、
    (ヘ)前記注入用管体の内部で且つ前記押込リングの前側で前記ロックボルトに螺合され、螺進によって前記押込リングを前進移動させる雌ねじリングと、
    を有し、前記ゴムシール管にて前記穿孔の口元をシールした状態で前記穿孔への固結材の注入充填を行うとともに、該固結材の注入圧力を該ゴムシール管に対する内圧として作用させ、該内圧を該ゴムシール管に対する径方向外方への膨出圧力として作用させるようになしてあることを特徴とする固結材の注入充填装置。
  2. 請求項1において、前記受リングは前側の大径部と奥側の小径部とを有するものとなし、該大径部と小径部とにまたがって前記リターンチューブ及び固結材の通過空間が形成してあることを特徴とする固結材の注入充填装置。
  3. 請求項1,2の何れかにおいて、前記押込リングは奥側の大径部と前側の小径部とを有するものとなし、それら大径部と小径部とにまたがって前記リターンチューブ及び固結材の通過空間が形成してあることを特徴とする固結材の注入充填装置。
  4. 請求項1〜3の何れかにおいて、前記注入用管体は軸方向に分割されていて、各分割体がジョイントにて分離可能に連結されていることを特徴とする固結材の注入充填装置。
  5. 請求項1〜4の何れかにおいて、前記押込リングが前記注入用管体と別体に構成されているとともに、該注入用管体の奥側の端部には、径方向内方に突出する形状で前記ゴムシール管の前端部を受ける受部及び前記押込リングを当接させる当接部が設けてあり、該注入用管体が該押込リングの前進移動の力を該当接部で受けて該押込リングとともに前進移動するとともに、該押込リングの前進移動の力を前記ゴムシール管に伝えるようになしてあることを特徴とする固結材の注入充填装置。
  6. 請求項1〜5の何れかの固結材の注入充填装置を用いて、前記地盤の穿孔に前記固結材を注入充填することを特徴とする固結材の注入充填工法。
  7. 請求項6において、前記穿孔に注入した前記固結材が固化する前の状態で前記注入用管体,押込リング及び雌ねじリングを取り出して再利用することを特徴とする固結材の注入充填工法。
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