JP4883949B2 - 筆記具 - Google Patents

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Description

本発明は、インキの終了サインを簡単に検知することのできるマーカー、ボールペン、筆ペン等の中綿式の筆記具に関し、耐落下衝撃性能を更に向上させて良好な筆記性能を発揮せしめる筆記具に関する。
筆記具には様々なタイプがあり、その一つとしてインキの残量や終了サイン(終了状態)を検知できるタイプが知られている。このタイプの筆記具としては、例えば、後軸内に液状のインキが直接充填されるコレクター構造の直液筆記具、カートリッジ式のインキ収容管にインキが充填される筆記具、透明のリフィールにボールペン用のインキが充填されるボールペン等が知られている。
最近、インキ吸蔵体から筆記部であるペン芯に水性インキや油性インキ等のインキが供給される所謂中綿式の筆記具において、インキの終了サインを検知できるタイプの筆記具が知られている。
この筆記具は、図4に示すように、後軸1内のインキ吸蔵体2に含浸されたインキをインキ誘導管となる検知管3を介して筆記部となるペン芯4に供給すると共に、インキ吸蔵体2からのインキ終了サインを視認性を有する先軸5を介して上記検知管3を視認することにより検知する構造のものであり、また、この構造の筆記具aには、ペン芯4の先端部に気密性を確保するためにOリング6と、後軸1内のインキ吸蔵体受け7の開口周縁部にスライド可能に摺接されるテーパ形の傾斜段差面8aからなる衝撃吸収手段8を有するものである(本出願人による、例えば、特許文献1参照)。
このインキの終了サインを簡単に検知する筆記具aは、今までにない優れたインキ終了サインの検知性、筆記性を有する筆記具であるが、キャップ9を下向きに落下させた場合の衝撃でペン芯4が微小抜けを起こすと検知管3内に気泡が混入することがある。この気泡は経時的に成長し、いずれ検知管3内のインキが未筆記でも切れてしまうという課題が生じることとなる。この課題に対して、上記構造の筆記具aでは、テーパ形の傾斜段差面8aなどからなる衝撃吸収手段8により落下衝撃を緩和しているが、ペン芯を太字とした場合等に筆記具の重量が重い場合、キャップ下向きでの落下における衝撃力が高くなるため、ペン芯4の抜けを抑えきれないことがあり、その結果検知管3内のインキが未筆記でも切れてしまうという課題が生じることとなる。
また、上記構造の筆記具aにおけるOリング6は、単に気密性を確保するために使用されているものであり、筆記具の重量が重い場合には、落下衝撃に対して不充分であり、その結果検知管3内のインキが未筆記でも切れてしまうという課題があるのが現状である。
WO2005/023559A1公報(特許請求の範囲、実施例等)
本発明は、上記従来の技術の課題等について、これを解消するためになされたものであり、ペン芯を太字とした場合等による筆記具の重量を重くした場合においてもペン芯下向き落下等による衝撃力を緩和し、ペン芯抜けによる検知管への気泡の混入、筆記不良を防止して、インキの終了サインを簡単に検知することができると共に、優れた筆記性能を発揮せしめる筆記具を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記従来の課題について鋭意検討した結果、後軸内のインキ吸蔵体に含浸されたインキをインキ誘導管となる検知管を介して筆記部となるペン芯に供給すると共に、インキ吸蔵体からのインキ終了サインを視認性を有する先軸を介して上記検知管を視認することにより検知する構造の筆記具において、衝撃吸収手段をOリングを衝撃吸収リングとすると共に、該Oリングを保持する検知管の先端面の構造及び先軸の先端側の構造等を特定構造とすることにより、上記目的の筆記具が得られることを見い出し、本発明を完成するに至ったのである。
すなわち、本発明は、次の(1)〜(4)に存する。
(1)インキ吸蔵体を収容する有底筒状の後軸と、該後軸の開口部に取り付けられる視認性を有する先軸と、該先軸に挿入される視認性を有する検知管と、該検知管に先端を嵌入、支持され、該検知管とシール性を確保して、後端側をインキ吸蔵体に接触する中継芯と、該検知管に後端を嵌入、支持され、該検知管とシール性を確保して中継芯との間に隙間をおいて対向し、先軸から露出するペン芯と、少なくとも該検知管に作用する衝撃を吸収する衝撃吸収手段と、を有し、後軸内のインキ吸蔵体に含浸されたインキは検知管を介してペン芯に供給されると共に、インキ吸蔵体からのインキ終了サインを、視認性を有する先軸を介して該検知管を視認することにより検知する筆記具であって、
該検知管、該中継芯、及び、該ペン芯を一体構造となし、上記衝撃吸収手段が該ペン芯の先端部に配置した衝撃吸収Oリングと、該検知管の先端面に形成したOリング接触部と、該先軸の先端側に形成し、Oリングを前方及び側方より位置決めするOリング受け部と、該ペン芯側面に形成したOリングを嵌入により位置決めする環状凹部と、を有し、該検知管を先軸に挿入した際に該衝撃吸収Oリングは該Oリング接触部と該Oリング受け部とにより保持されると共に、
該検知管の先端面と該先軸との間、かつ、該衝撃吸収Oリングの後方外周に衝撃吸収空間を有し、このキャップ部材を含む筆記具の重量が20g未満であり、かつ、該衝撃吸収空間の長手方向の長さが少なくとも0.1mm以上であることを特徴とする筆記具。
(2)インキ吸蔵体を収容する有底筒状の後軸と、該後軸の開口部に取り付けられる視認性を有する先軸と、該先軸に挿入される視認性を有する検知管と、該検知管に先端を嵌入、支持され、該検知管とシール性を確保して、後端側をインキ吸蔵体に接触する中継芯と、該検知管に後端を嵌入、支持され、該検知管とシール性を確保して中継芯との間に隙間をおいて対向し、先軸から露出するペン芯と、少なくとも該検知管に作用する衝撃を吸収する衝撃吸収手段と、を有し、後軸内のインキ吸蔵体に含浸されたインキは検知管を介してペン芯に供給されると共に、インキ吸蔵体からのインキ終了サインを、視認性を有する先軸を介して該検知管を視認することにより検知する筆記具であって、
該検知管、該中継芯、及び、該ペン芯を一体構造となし、上記衝撃吸収手段が該ペン芯の先端部に配置した衝撃吸収Oリングと、該検知管の先端面に形成したOリング接触部と、該先軸の先端側に形成し、Oリングを前方及び側方より位置決めするOリング受け部と、該ペン芯側面に形成したOリングを嵌入により位置決めする環状凹部と、を有し、該検知管を先軸に挿入した際に該衝撃吸収Oリングは該Oリング接触部と該Oリング受け部とにより保持されると共に、
該検知管の先端面と該先軸との間、かつ、該衝撃吸収Oリングの後方外周に衝撃吸収空間を有し、このキャップ部材を含む筆記具の重量が20g以上30g未満であり、かつ、該衝撃吸収空間の長手方向の長さが少なくとも0.2mm以上であることを特徴とする筆記具。
(3)前記衝撃吸収OリングのJIS A硬度が50〜90°である上記(1)に記載の筆記具。
(4)前記衝撃吸収OリングのJIS A硬度が70〜90°である上記(2)に記載の筆記具。
本発明によれば、ペン芯を太字とした場合等により筆記具の重量が重くなった場合等においてもペン芯を下向き落下に対してもその落下衝撃力を緩和し、ペン芯抜けによる検知管への気泡の混入、筆記不良を防止することができるので、インキの終了サインを正確に検知することができると共に、優れた筆記性能を発揮せしめる筆記具が提供される。
以下に、本発明の筆記具の実施形態を図面を参照して説明する。
本実施形態における筆記具Aは、マーカー等の中綿式の筆記具として利用されるものであり、図1〜図3に示すように、インキ吸蔵体10を収容する有底筒状の後軸20と、該後軸20の開口部20aに取り付けられる視認性を有する先軸30と、該先軸30に挿入される視認性を有する検知管40と、該検知管40に支持されてインキ吸蔵体10に接触する中継芯50と、上記検知管40に支持されて中継芯50との間に隙間をおいて対向し、先軸30から露出するペン芯60と、少なくとも検知管40に作用する衝撃を吸収する衝撃吸収手段70とを有している。なお、80は先軸30に着脱自在に取り付けられるキャップ部材である。
後軸20は、図1に示すように、例えば、PP等からなる合成樹脂を使用して長い有底円筒形に成形され、筆記具の本体(軸筒)として機能する。この後軸10は、凹凸形状の尾栓部21を一体に有する不透明又は透明に成形されるが、外観上や実用上の観点からいずれを採用しても良い。
インキ吸蔵体10は、図1に示すように、所定の材料を使用して円柱形に形成され、水性インキや油性インキ等からなる筆記用のインキが含浸される。この中綿であるインキ吸蔵体10は、例えば、天然繊維、獣毛繊維、ポリアセタール系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリビニル系樹脂、PP系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリフェニレン系樹脂、フェルト等の繊維を使用して束体に形成される。またこれ以外にも、スポンジ、樹脂粒子、焼結体の多孔体を使用して形成することができる。なお、更に、これらから構成されるインキ吸蔵体10の外周を樹脂フィルムなどで被覆してもよいものである。
このインキ吸蔵体10は、その毛細管力の分布がペン芯60側に向かうほど大きくなることが好ましい。
インキ吸蔵体10に含浸せしめるインキとしては、一般に用いられている各配合組成となる水性インキ、油性インキなどの筆記具用インキであれば、特に限定されず、サインペン用、マーキングペン用、ボールペン用、ホワイトボード用など用途に応じた水性又は油性の液状インキが挙げられる。
このインキは、その終了サインを良好に検知するため、好ましくは、表面張力が25℃以下で18mN/m以上、更に、好ましくは25℃以下で20〜50mN/m以上に設定されることが望ましい。このインキの表面張力は、インキの組成に界面活性剤等を必要に応じて配合することにより調整される。
インキの粘度係数は、ペン芯60に対する円滑な供給を確保するため、好ましくは、25℃以下で500mPa・s以下、更に好ましくは200mPa・s以下、特に好ましくは、1〜100mPa・s以下に設定されることが望ましい。これは、インキの粘度係数が500mPa・sを超える場合には、インキの流出量を十分に確保することができなくなることがあり、流量不足に伴いかすれ等を招くおそれがあるからである。このインキの粘度係数は、インキ組成物に増粘剤等を必要に応じて配合することにより調整される。
また、後軸20内にはインキ吸蔵体10を保持すると共に、中継芯40の後端部を保持する保持部材25を有している。この保持部材25は、図1に示すように、例えば、円筒形状のインキ吸蔵体10を保持するインキ吸蔵体保持部26と、中継芯40の後端部を保持する中継芯保持部27とから構成され、例えば、PP等の合成樹脂を使用して成形される。このような構造の保持部材25は、後軸20の開口部からその内部に隙間を介してスライド可能に嵌入され、インキ吸蔵体10の先端側端部に対向した状態で嵌合接触する。
先軸30は、視認性(透明又は半透明)を有する材料から構成されるものであり、先端側が小径部31となり、後端側が傾斜部32を介して大径部33となる構成であり、該小径部31内にはペン先となるペン芯60を嵌着する嵌着部となると共に、大径部33内は保持部材25の前方の中継芯保持部27を収容する構造となっている。
この視認性を有する先軸30としては、視認性(透明又は半透明)を有するもの、光線透過率30〜100%、好ましくは50〜100%、より好ましくは80%以上であればよく、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、環状ポリオレフィン、ポリ(1−メチル−4−ペンテン)などのポリオレフィン系樹脂、ポリカーボネート(PC)、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)やポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリアミド、並びに、フッ素樹脂、フッ化ビニリデンなどのフッ素プラスチックなどの光学特性を有する合成樹脂などを用いることができる。
また、先軸30には、その小径部31の外周に、ペン芯保護用のキャップ部材80が着脱自在に嵌合され、中央部付近の外周面には半径外方向に張り出すリング形の位置決めフランジ34が突設されており、この位置決めフランジ34が後軸20の開口周縁部に位置決め接触する構成となっている。
検知管40は、図1に示すように、視認性を有する円筒形状に成形され、保持部材25の中継芯保持部27の先端部と先軸30の小径部31に嵌入支持される構成となっている。この検知管40の材料としては、例えば、上記先軸30と同様の材料により構成することができる。なお、検知管40の内周面には、フッ素樹脂やシリコーン樹脂等のコート処理を施し、この処理により、検知管40の表面張力がインキの表面張力よりも小さくしてもよいものである。
この検知管40は、上記円筒形の他、例えば、楕円形の筒形、三角形の筒形、四角形の筒形、多角形の筒形、星形の筒形等に形成することができる。
また、この検知管40の流路断面積は、8×10-2〜80mm2の範囲が好ましい。
中継芯50は、図1に示すように、所定の材料を使用して略円柱形に形成され、その先端側は検知管40の後端側に嵌入支持され、後端側は、インキ吸蔵体10の先端部に嵌入される。これにより、インキ吸蔵体10のインキをペン芯60に検知管40を介し供給するように機能する構成となっている。
中継芯50は、例えば、天然繊維、獣毛繊維、ポリアセタール系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリビニル系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリフェニレン系樹脂、フェルト等の繊維を使用して束体に形成される。またこれ以外にも、スポンジ、樹脂粒子、焼結体の多孔体を使用して形成することができる。
中継芯50は、インキ吸蔵体10の全長の5%以上、好ましくは10%以上、より好ましくは20%〜100%、さらに好ましくは50%〜100%の長さとされる。これは、中継芯50の長さがインキ吸蔵体10全長の5%未満の場合には、従来の中綿式筆記具と同レベルのインキ消費率になるおそれがあるからである。
また、中継芯50には、検知管40に嵌入された際にシール性の確保(気泡混入防止)及び位置決めするための環状凹部51が形成されており、この環状凹部51は検知管40の内部に形成された嵌合嵌合凸部41に嵌合する構造となっている。
更に、中継芯50の断面積は、インキ吸蔵体の断面積の1%〜90%であることが好ましい。
また、中継芯50の毛細管力は、インキ吸蔵体10の毛細管力よりも大きいことが望ましい。好ましくは、中継芯50は、内外二層構造に構成され、外層部の毛細管力が内層部の毛細管力よりも大きいことが望ましい。
ペン芯60は、図1に示すように、所定の材料を使用して先端の丸まった略円柱形に形成され、検知管40の反インキ吸蔵体10側端部に嵌入支持されて先軸30の先端部となる小径部31から露出する。このペン芯60は、例えば、天然繊維、獣毛繊維、ポリアセタール系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリビニル系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリフェニレン系樹脂、フェルト等の繊維を使用して束体に形成される。またこれ以外にも、スポンジ、樹脂粒子、焼結体の多孔体を使用して適宜形成される。
ペン芯60は、その周面に溝が周方向に適宜切り欠かれ、最大幅部61が検知管40に嵌入される。このようなペン芯60は、中継芯50に空気置換用の隙間である検知空間42をおいて対向するとともに、検知管40や中継芯50と共に一列に並んで一体化され、検知空間42のインキをペン芯60に供給する構成となっている。
また、ペン芯60には、検知管40に嵌入された際にシール性の確保(気泡混入の防止)及び位置決めするための環状凹部61が形成されており、この環状凹部61は検知管40の内部に形成された嵌合嵌合凸部43に嵌合する構造となっている。
衝撃吸収手段70は、図1及び2に示すように、ペン芯60の先端部に嵌入により配置した衝撃吸収Oリング71と、検知管40の先端面に形成した凸型のOリング接触部44と、先軸30の先端側に形成した断面L型のOリング受け部34とを有し、検知管40を先軸30の挿入した際に上記衝撃吸収Oリング71はOリング接触部44とOリング受け部34とにより保持されると共に、検知管40の先端面と先軸30との間に衝撃吸収空間72を有する構成となっている。
また、ペン芯60は、衝撃吸収Oリング71を嵌入により位置決めされるように環状凹部62が形成されている。
衝撃吸収Oリング71は、キャップを下向き等にして落下した場合の落下による衝撃力を緩和し、ペン芯抜けによる検知管への気泡の混入、筆記不良を防止する機能、並びに、気密性(シール性)を確保する機能を有するものであり、落下による衝撃力を更に緩和する点から、好ましくは、衝撃吸収Oリング71の硬度がJIS A硬度で50〜90°となるものが望ましい。
この硬度は、筆記具の重量等により変動するものであり、キャップ部材を含む筆記具の重量が20g未満の場合は、50〜90°であり、20g以上30g未満の場合は、70〜90°であるものが望ましい。
この硬度が各重量未満の場合(重量20g未満では50°未満、重量20g以上30g未満では70°未満)であると、落下衝撃を緩和できない場合があり、一方、硬度が90°を越える場合は、組み立て性、具体的には、ペン芯60への装着作業性が悪くなり、好ましくない。
また、衝撃吸収Oリング71の大きさ(内周長さ)は、ペン芯60の外周長と同じ又は若干短く、図3に示すように、その直径(線径)Rは筆記具の重量等により変動するものであるが、好ましくは、0.7〜2.0mmとすることが望ましい。
衝撃吸収Oリング71としては、好ましくは、上記硬度範囲となるものであれば、特に限定されないが、例えば、上記硬度範囲となるエチレンプロピレンゴム(EPDM)、ブチルゴム(IIR)、シリコーンゴム(Q)、フッ素ゴム(FKM)、クロロプレンゴム(CR)、アクロロニトリルブタジエンゴム(NBR)、ウレタンゴム(U)、クロロスルホン化ポリエチレンゴム(CSM)、エピクロロヒドリンゴム、多硫化ゴム、オレフィン系熱可塑性エラストマー、その他上記各ゴム同士のブレンド品、上記各ゴムと樹脂材とのブレンド品などが挙げられる。
また、上記衝撃吸収空間72の長手方向の長さtは、キャップを下向き等にして落下した場合の落下による衝撃力を緩和する空間部の長手方向の長さ、具体的には、落下により衝撃吸収Oリング71がたわみ検知管40端面が先軸30の面にあたるまでの距離であり、この距離は筆記具の重量等により変動するものであるが、好ましくは、0.1mm以上とすることが望ましい。
この距離tは、キャップ部材を含む筆記具の重量が20g未満の場合は、0.1mm以上とすることが好ましく、20g以上30g未満の場合は、0.2mm以上であるものが望ましい。
この距離tが各重量未満の場合(重量20g未満では0.1mm未満、重量20g以上30g未満では0.2mm未満)であると、落下衝撃を緩和できない場合がある。
上記衝撃吸収Oリング71、衝撃吸収空間72の距離tについて更に詳述すれば、例えば、筆記具の重量(キャップ部材含む全量29g)をペン芯を下向きにして高さ1.5mmからコンクリート上に落下させた場合、理論上約157(g・m/s)の力積がかかることとなる。この場合、ペン芯、検知管を含めたリフィールが慣性の法則で抜ける方向に力がかかる。そのとき、衝撃吸収Oリング71はダンパーの役目となり該衝撃吸収Oリング71がたわむ距離(t)分はペン芯抜けの力がかからない。力積が衝撃吸収Oリング71のたわみを超えると、ペン芯抜け方向に力がかかることとなる。従って、衝撃吸収Oリング71の硬度は、たわみにくい硬度が良好となるものであるが、硬度が90°を超えるとペン芯60への装着作業性が悪くなる傾向となる。一方、硬度を低くすれば、その分距離tを長く取る必要が生じ、衝撃吸収Oリング71の線径(R)を太くする、また、先端外径の拡大などの問題が生じることとなるので、上記硬度範囲の衝撃吸収Oリング71、衝撃吸収空間72の距離tが上記範囲とするものが望ましいものとなる。
本発明において、衝撃吸収手段70は、好ましくは、上記硬度範囲の衝撃吸収Oリング71、衝撃吸収空間72の距離tが上記範囲とすることにより、ペン芯60を下向き等にして落下した場合の落下による衝撃力を更に緩和し、並びに、更なる気密性(シール性)を確保するものとなる。
なお、衝撃吸収Oリング71は、Oリング以外の異形ゴムリングを採用した場合は、組み立て性(ペン芯への装着性)の悪化を招くこととなる。
このように構成される筆記具Aによれば、インキは、インキ吸蔵体10から中継芯50、及び検知管40を経由してペン芯60に浸透し、このペン芯60に対する浸透により筆記が可能になる。そして、長期に亘る筆記により、インキが減少して終了する場合には、視認性を有する検知管40の検知空間42をインキが通過しなくなるので、インキの終了サインを視覚的に簡単明瞭に検知することができる。
また、この筆記具Aによれば、検知管40の検知空間42におけるインキの有無に基づき、インキの終了サインを視覚的に正確に把握することができる。したがって、例えペン芯60が乾燥してかすれた場合でも、インキの終了サインが誤って検知されることがなく、これを通じて筆記具の長期使用や利便性等を図ることができる。
なお、インキ消費に伴う空気置換は、ペン芯60より通じる空気孔を通して、後軸20内側の空気通路を通して中綿端面部に通じることにより行われるものである。また、検知管40とインキ吸蔵体10の接合している側のインキ吸蔵体10端面が外気に対して閉じており、ペン先となるペン芯60の先軸30に嵌入する部分には上記衝撃吸収Oリング71を介して嵌入していることにより、検知管30は外気に対して閉じている構造となっている。
また、本発明では、筆記具のペン芯を下向きにした落下衝撃、特に筆記具を太字仕様とした場合等の筆記具の重量が重い場合の落下衝撃に対しても、衝撃吸収リング71及び衝撃吸収空間72を有する衝撃吸収手段70により、落下衝撃が確実に緩和されることとなり、検知管40に対する致命的な気泡の混入を抑制防止することができるものとなる。
更に、別部品である検知管40、中継芯50、及びペン芯60を一体構造に組み立てて一体化するので、検知管40に気泡の混入を招くことなく容易に組み立てることができ、組立性や製造性等が著しく向上するものとなる。
本発明の筆記具は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で種々の態様に変更することができる。
例えば、上記実施形態において、ホワイトボード用のマーカーの筆記具について説明したが、ペン芯60をボールペン型チップ、筆ペン用ペン芯等に代えることにより、ボールペン、筆ペン、サインペン等に好適に適用することができ、更に、インキを塗布液、化粧液に代え、ペン先を塗布部材に代えることにより、塗布具に適用することができる。
また、後軸20の拡径内周面22と保持部材25の縮径内周面28の間にテーパ形の傾斜段差面29を形成したり、また、後軸20の拡径内周面22と保持部材25の縮径内周面28の間に区画形成される段差面に弾性の緩衝体を介在させることにより、更に落下衝撃性能を向上させてもよいものである。
次に、本発明の実施例について更に説明するが、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
〔試験例、図1及び図2準拠、ホワイトボード用マーカー〕
下記構成のインキ吸蔵体、先軸、後軸、保持部材、中継芯、検知管、ペン先(ペン芯)、キャップ部材、衝撃吸収Oリング、インキ組成を用いて図1及び図2に準拠するホワイトボード用マーカーを作製した。
(1)インキ吸蔵体
ポリエチレンテレフタレート(PET)製の中綿から構成(気孔率80%)、直径12mm、長さ(L)65mm
(2)先軸
ポリプロピレン製(全光線透過率約85%)、大径部の長さ10mm、全長36mm
(3)後軸
ポリプロピレン製(非視認性)、全長90mm、内径約15mm
(4)保持部材
ポリプリピレン製(非視認性)、全長40mm
(5)中継芯
PET製から構成(気孔率60%)、直径2.9mm、長さ22.5mm、後端部分がインキ吸蔵体10に嵌入する長さ(L1)9.5mm
(6)検知管
ポリプロピレン製(全光線透過率約85%)、長さ36mm、インキ流路内体積約89mm3
(7)ペン先(ペン芯)
アクリル繊維のスライバー芯から構成(気孔率55%)、長さ15mm、最大外径 mm
(8)キャップ部材
ポリプロピレン製(非視認性)、全長30mm
(9)衝撃吸収Oリング
NBR製、外周長4mm、直径R1mm,JISA硬度各硬度(変動)
(10)インキ組成(ホワイトボードマーカー用インキ組成物、全量100重量%)
カーボンブラック M−800 4.9重量%
デンカブチラール #―3000−4 4.9重量%
カルボキシル化ポリオキシエチレンラウリルエーテルの
モノエタノールアミン塩 0.1重量%
ポリブチレングリコールジステアレート 11.7重量%
エチルアルコール 63.7重量%
n−プロピルアルコール 14.7重量%
インキの表面張力(25℃)22mN/m、インキの粘度係数(25℃)5.5mPa・s、インキ吸蔵体への含浸量4g
上記構成の部材で図1及び図2に準拠すると共に、下記表1及び表2に示す硬度が50〜90℃の衝撃吸収Oリングと、衝撃吸収空間の距離tが0.10mm、0.15mm、0.50mmとの組み合わせからなる太字仕様のマーカー(全量15g、25g)を作製した。
また、上記構成の部材で図1及び図2に準拠すると共に、衝撃吸収Oリングを使用せず、衝撃吸収空間の距離tが0mmとなる太字仕様のマーカー(全量15g、25g)を作製した。
得られた各マーカー(各20本)について、キャップ部材を下向きにして高さ1.5mからコンクリート上に落下させた後、下記評価基準で気泡発生の有無を評価した。
これらの結果を下記表1及び表2に示す。
(気泡発生の有無の評価方法)
下記評価基準で肉眼で官能評価した。
評価基準:
◎:気泡発生なし。
○:1割未満の気泡発生
△:1割以上2割未満の気泡発生
×:2割以上の気泡発生
Figure 0004883949
Figure 0004883949
上記表1及び表2の結果から明らかなように、衝撃吸収OリングのJIS A硬度が50〜90°で、衝撃吸収空間の長手方向の長さが少なくとも0.1mm以上であると、ペン芯を下向き落下に対してもその落下衝撃力が緩和され、ペン芯抜けによる検知管への気泡の混入もなく、筆記不良を防止することができ、インキの終了サインを正確に検知することができることが判明した。
本発明に係る筆記具の実施形態を示す断面説明図である。 本発明に係る筆記具の衝撃吸収手段を説明する要部部分断面説明図である。 本発明に係る筆記具に用いる衝撃吸収Oリングの断面説明図である。 従来の筆記具の形態を示す部分断面説明図である。
符号の説明
10 インキ吸蔵体
20 後軸
30 先軸
40 検知管
50 中継芯
60 ペン芯
70 衝撃吸収手段
71 衝撃吸収Oリング
72 衝撃吸収空間

Claims (4)

  1. インキ吸蔵体を収容する有底筒状の後軸と、該後軸の開口部に取り付けられる視認性を有する先軸と、該先軸に挿入される視認性を有する検知管と、該検知管に先端を嵌入、支持され、該検知管とシール性を確保して、後端側をインキ吸蔵体に接触する中継芯と、該検知管に後端を嵌入、支持され、該検知管とシール性を確保して中継芯との間に隙間をおいて対向し、先軸から露出するペン芯と、少なくとも該検知管に作用する衝撃を吸収する衝撃吸収手段と、を有し、後軸内のインキ吸蔵体に含浸されたインキは検知管を介してペン芯に供給されると共に、インキ吸蔵体からのインキ終了サインを、視認性を有する先軸を介して該検知管を視認することにより検知する筆記具であって、
    該検知管、該中継芯、及び、該ペン芯を一体構造となし、上記衝撃吸収手段が該ペン芯の先端部に配置した衝撃吸収Oリングと、該検知管の先端面に形成したOリング接触部と、該先軸の先端側に形成し、Oリングを前方及び側方より位置決めするOリング受け部と、該ペン芯側面に形成したOリングを嵌入により位置決めする環状凹部と、を有し、該検知管を先軸に挿入した際に該衝撃吸収Oリングは該Oリング接触部と該Oリング受け部とにより保持されると共に、
    該検知管の先端面と該先軸との間、かつ、該衝撃吸収Oリングの後方外周に衝撃吸収空間を有し、このキャップ部材を含む筆記具の重量が20g未満であり、かつ、該衝撃吸収空間の長手方向の長さが少なくとも0.1mm以上であることを特徴とする筆記具。
  2. インキ吸蔵体を収容する有底筒状の後軸と、該後軸の開口部に取り付けられる視認性を有する先軸と、該先軸に挿入される視認性を有する検知管と、該検知管に先端を嵌入、支持され、該検知管とシール性を確保して、後端側をインキ吸蔵体に接触する中継芯と、該検知管に後端を嵌入、支持され、該検知管とシール性を確保して中継芯との間に隙間をおいて対向し、先軸から露出するペン芯と、少なくとも該検知管に作用する衝撃を吸収する衝撃吸収手段と、を有し、後軸内のインキ吸蔵体に含浸されたインキは検知管を介してペン芯に供給されると共に、インキ吸蔵体からのインキ終了サインを、視認性を有する先軸を介して該検知管を視認することにより検知する筆記具であって、
    該検知管、該中継芯、及び、該ペン芯を一体構造となし、上記衝撃吸収手段が該ペン芯の先端部に配置した衝撃吸収Oリングと、該検知管の先端面に形成したOリング接触部と、該先軸の先端側に形成し、Oリングを前方及び側方より位置決めするOリング受け部と、該ペン芯側面に形成したOリングを嵌入により位置決めする環状凹部と、を有し、該検知管を先軸に挿入した際に該衝撃吸収Oリングは該Oリング接触部と該Oリング受け部とにより保持されると共に、
    該検知管の先端面と該先軸との間、かつ、該衝撃吸収Oリングの後方外周に衝撃吸収空間を有し、このキャップ部材を含む筆記具の重量が20g以上30g未満であり、かつ、該衝撃吸収空間の長手方向の長さが少なくとも0.2mm以上であることを特徴とする筆記具。
  3. 前記衝撃吸収OリングのJIS A硬度が50〜90°である請求項1に記載の筆記具。
  4. 前記衝撃吸収OリングのJIS A硬度が70〜90°である請求項2に記載の筆記具。
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