JP4883912B2 - 可視光応答型光触媒およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、可視光応答型光触媒およびその製造方法に関し、詳しくは室内の微弱な蛍光灯のような可視光を主体とする光により空気中の有害物質を浄化したり、汚れを分解除去したり、抗菌、防黴作用を発揮し、各種用途に適用可能な可視光応答型光触媒およびその製造方法に関するものである。
酸化チタン等の光半導性を有した物質にバンドギャップ以上のエネルギーを有した光を照射すると電子と正孔が生成する。これによりスーパーオキサイドやOHラジカル等の強い酸化力を有した酸素種が光触媒の表面に生成して、接触する有害成分等を酸化分解することができる。そこで光触媒を建物の室内外に塗工して太陽光や蛍光灯の光を利用して大気や室内の環境浄化や脱臭、防汚、殺菌などへの応用が進められている。光半導性を有した物質としては一般に光触媒活性が高く化学的に安定な酸化チタンが使用されている。しかしながらアナターゼ形酸化チタンを励起するためには380nm以下の紫外線を照射する必要があり、例えば室内では十分な効果を期待することができなかった。
酸化チタンは紫外線しか利用できないが、可視光を利用できる光半導性物質として硫化カドミウムや酸化タングステンを用いることは公知の技術である。しかしながら、これらバンドギャップの小さい光半導性物質は量子効率が低かったり、光溶解等の安定性に問題があることが知られている。そこで光触媒の性能を向上させるために酸化チタンにPt、Pd、Rh、Ru、Ir等の白金族金属やFe、Co、Ni、Cu、Zn、Ag、Cr、V、W等の各種遷移金属を添加することが検討されている。特に白金族金属の添加は光触媒の活性を高める効果が得られることがよく知られている。例えば酸化チタン等の異方性形状を有する光触媒粒子の表面にハロゲン化白金化合物を担持したことを特徴とする可視光応答型光触媒が例示されている(特許文献1参照)。白金族金属は高価であり微量担持するだけでも光触媒の製造コストアップを招くため好ましくない。
そこで、酸化チタンに窒素や硫黄をドープした可視光応答型光触媒が提案され注目されている。例えば、酸化チタン結晶の酸素サイトの一部を窒素原子で置換すること、または酸化チタン結晶の格子間に窒素原子をドーピングすること、または酸化チタンの結晶粒界に窒素原子をドーピングすること等により酸化チタン結晶に窒素を含有させたTi−O−N構成を有し、可視光領域において光触媒作用を発現する光触媒物質が開示されている(特許文献2参照)。しかしながら、これら光触媒物質を製造するためには(1)酸化チタンをターゲット材料とし、これを窒素ガスを含む雰囲気中で蒸着又はイオンプレーティングした後、アンモニアガスを含む雰囲気中で400℃以上700℃以下の温度で熱処理することや(2)酸化チタンをアンモニアガスを含む雰囲気、あるいは窒素ガスを含む雰囲気、あるいは窒素ガスと水素ガスの混合雰囲気中で熱処理する等の方法が例示されており、特殊な製造装置や製造方法が必要であり適用性に問題があった。
現在、光触媒として広く使用されている酸化チタンは光照射により生成した電子と正孔が再結合を起こしにくく優れた光半導性を有しているが、光触媒作用を発現するためには380nm以下の紫外線が必要であり室内の微弱な光では十分な効果が得られなかった。一方、酸化タングステンはバンドギャップが2.5eVであり480nmまでの可視光を利用することができる光触媒として古くから知られている。しかしながら、酸化タングステンは電子と正孔の再結合が起こりやすい特性(量子効率が低い)があり、可視光性能は優れているが紫外照射条件では酸化チタンと比較して見劣りするものであった。また、光溶解性(自己溶解性)があり長期にわたり光触媒効果が得られにくいという問題があり実用レベルで使用されるには至っていない。
特開2004−73910号公報 WO01/10552号公報
本発明は上記現状に鑑み、室内や太陽光に含まれる可視光照射により光触媒効果を発現する可視光応答型光触媒およびその製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明者らは、酸化タングステンが有している可視光光触媒性能に着目して前記課題を解決すべく鋭意研究を進めた結果、酸化チタンと酸化タングステンとを特定の割合で含有せしめ、特に酸化タングステンの結晶構造を特定することにより、優れた可視光性能を有する可視光応答型光触媒が得られることを知り、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、(1)酸化チタン粒子にメタタングステン酸アンモニウムの水溶液を含浸させた後、500〜800℃で焼成して得られる、酸化チタンおよび酸化タングステンを含有する可視光応答型光触媒であって、酸化タングステンが、実質的に斜方晶系三酸化タングステン(WO)の形態で、かつ酸化チタン100質量部に対し10〜100質量部の割合で存在することを特徴とする可視光応答型光触媒、および(2)X線回折法にて測定した斜方晶系三酸化タングステンの一次粒子径が10〜100nmである上記(1)の可視光応答型光触媒の製造方法である。
本発明の可視光応答型光触媒(以下、単に光触媒という。)は、420nm以上の波長の光で効率よく作用することから、室内の微弱な光によってもホルムアルデヒドやアセトアルデヒドなどの各種有害な有機物を効率よく分解することができる。また、本発明の光触媒は、酸化チタン粒子にタングステン化合物の溶液を含浸させた後に、乾燥、焼成するだけで製造できる。このため、特別な生産設備やガス雰囲気をコントロールする必要なく通常の設備で大気中で容易に製造することができる。
本発明の光触媒において、酸化タングステンは実質的に斜方晶系三酸化タングステン(WO)の形態で存在する。酸化タングステンが斜方晶系三酸化タングステンの形態にあることは、CuKαを線源とするX線回折測定図において、ブラック角(2θ±0.2°)の23.1°、23.7°、24.1°、33.4°、34.0°に強いピークが存在することにより確認することができる。
本発明の光触媒において、酸化タングステンはその全てが斜方晶系三酸化タングステンの形態にある必要はなく、本発明の光触媒が420nm以上の波長の光で効率よく作用するに有効な量の斜方晶系三酸化タングステンが存在すればよい。なお、酸化タングステンは、使用原料や調製方法等により2〜6価の酸化物になることが知られており、WO、W、W11、WO、W、W、W14、およびWOとなるが、斜方晶系以外の結晶構造であったり、結晶化か不十分でアモルファスであったり、酸化チタンと固溶体を形成している等により三酸化タングステン斜方晶の結晶構造が見られない場合は本発明の効果は得られない。本発明の光触媒が優れた可視光性能を有する詳細な理由は不明であるが、可視光照射により斜方晶系三酸化タングステン上に生成した電子が酸化チタン粒子に移行することにより電荷分離が促進され量子効率が高まったことによるものと推定される。
本発明の光触媒において、酸化チタンは、通常、二酸化チタン(TiO)として存在する。なかでも、アナターゼ型二酸化チタンとして存在するのが好ましい。なお、チタン−ケイ素、チタン−ジルコニウムなどのチタン系複合酸化物も酸化チタンと同様の光半導性を有することが知られており(特公平5−55184号公報参照)、これらチタン系複合酸化物をチタン酸化物に替えて使用することもできる。したがって、本発明の光触媒は、酸化タングステンおよび酸化チタンのほかに、ケイ素(Si)、ジルコニウム(Zr)などの金属元素の酸化物を含んでいてもよい。
本発明の光触媒において、酸化タングステン(WOとして)は、酸化チタン(TiOとして)100質量部に対し10〜100質量部、好ましくは20〜50質量部の割合で存在する。酸化チタン100質量部に対する酸化タングステンの配合比が10質量部未満では、420nm以上の可視光に対する十分な光触媒性能が得られず、また100質量部を超えると、酸化タングステンの結晶子径が大きくなり、増量による可視光性能の向上効果が得られず、かえって紫外性能が低下する。
また、本発明の光触媒においては、X線回折法にて測定した酸化タングステンの一次粒子径が10〜100nmであることが好ましい。酸化タングステンの一次粒子径は、X線回折法により求め、一般によく知られているシェーラー(Scherrer)の式を用いて算出した。
一次粒子径が10nm未満では結晶化が不十分であり高い可視光性能が得られない。原因としては電子と正孔の再結合が促進されるためと推定される。一方、一次粒子径が100nmを超えると酸化チタンとの接合が不十分となり、可視光性能の低下を招くため好ましくない。
本発明の光触媒は、粉末混合法、粉末混合高温焼結法、含浸法、共沈法、ゾルゲル法など各種方法により製造することができるが、なかでも含浸法、具体的には、酸化チタン粒子にタングステン化合物の溶液を含浸させて、500〜800℃、好ましくは600℃を超え、750℃以下の温度で焼成する方法が好適に用いられる。この含浸法において、焼成温度が500℃未満では酸化タングステンの結晶化が不十分であり十分な可視光性能が得られなくなる。一方、焼成温度が800℃を超えると、酸化タングステンにおいて、斜方晶から正方晶への相転移が起こり、著しい粒子成長を招き、大幅な性能低下を招くため好ましくない。酸化チタン粒子としてはアナターゼ型であることが好ましく、比表面積が30〜200m/gの酸化チタン粒子を使用するのが好ましい。比表面積が30m/g未満では、酸化タングステンが分散しにくく、酸化チタンとの接合が不十分となり本発明の効果が得られにくくなる。また、比表面積が200m/gを超える、アモルファスな酸化チタン粒子を使用すると、酸化チタンと酸化タングステンとが焼成時に固溶化しやすくなり好ましくない。
上記タングステン化合物としては、タングステン酸、塩化タングステン、パラタングステン酸アンモニウム、メタタングステン酸アンモニウム、タングストイソプロピルオキシド等の無機および有機のタングステン化合物を用いることができる。なかでも、メタタングステン酸アンモニウムの水溶液が好適に用いられる。メタタングステン酸アンモニウムは、焼成により結晶性の優れた斜方晶の酸化タングステンを生成しやすく、良好な可視光光触媒性能が得られる。
本発明の光触媒は、室内外の建材等に塗工したりすることにより太陽光や室内光を利用して、大気中の有害物質や臭気物質を分解除去したり、廃水浄化、防汚、抗菌、防黴等の優れた機能を得ることができる。特に420nm以下の可視光に対しても有効的に作用するため従来十分な効果が得られなかった室内照明下においても良好な光触媒効果が得られる。本発明の光触媒を適用する製品としては室内では天井材、壁紙、床材、照明器具、家具、タイル等の建材や衣類、カーテン、絨毯、カーペット、蒲団等が挙げられる。また、室外でも太陽光を有効的に利用できるため路面、ブロック、レンガ、防音壁、遮光壁、ビル側壁、屋根、窓ガラス、ガードレール、道路標識、自動車ボディ、船底等に適用することができる。
(実施例)
本発明の有利な実施態様を示している以下の実施例を挙げて、本発明を更に具体的に説明する。
市販のメタタングステン酸アンモニウム水溶液(WO換算濃度50wt%)50gに水100gを追加した含浸液に酸化チタン(アナターゼ型TiO、比表面積82m/g)100gを投入して混合し、100℃で5時間乾燥した後、650℃で5時間焼成して光触媒Aを得た。この光触媒Aにおいては、酸化チタン100質量部に対して酸化タングステンが25質量部担持されており、この酸化タングステンが斜方晶系三酸化タングステンとして存在すること、またこの酸化タングステンの一次粒子径が38nmであることをX線回折測定により確認した。図1にX線回折チャートを示す。光触媒Aの組成、焼成温度、WO結晶形およびWO一次粒子径を表1に示す。
実施例1において、焼成温度750℃に変更した以外は実施例1と同様にして光触媒Bを得た。この光触媒Bにおいて、酸化チタン100質量部に対して酸化タングステンとして25質量部担持されており、この酸化タングステンが斜方晶系三酸化タングステンとして存在すること、またこの酸化タングステンの一次粒子径が76nmであることをX線回折測定により確認した。図2にX線回折チャートを示す。光触媒Bの組成、焼成温度、WO結晶形およびWO一次粒子径を表1に示す。
実施例1において、メタタングステン酸アンモニウム水溶液の添加量を変更した以外は実施例1と同様にして酸化タングステン含有比の異なる光触媒CからDを調製した。光触媒Cの組成、焼成温度、WO結晶形およびWO一次粒子径を表1に示す。
実施例1において、メタタングステン酸アンモニウム水溶液の添加量を変更した以外は実施例1と同様にして酸化タングステン含有比の異なる光触媒CからDを調製した。光触媒Dの組成、焼成温度、WO結晶形およびWO一次粒子径を表1に示す。
チタンとケイ素の複合酸化物を以下に述べる方法で調製した。シリカゾル20kg(日産化学製NCS−30)にアンモニア水300kg(濃度25%)と水400kgを添加して溶液aを得た。次に、硫酸チタニルの硫酸水溶液180L(TiO濃度250g/L,全硫酸濃度1100g/L)を水250kgで希釈して溶液bを得た。溶液aを攪拌しながら徐々に溶液bを滴下して共沈ゲルを生成し15時間静置した。得られたゲルをろ過、水洗後200℃で10時間乾燥し、550℃で6時間焼成してチタン−ケイ素複合酸化物TS−1を得た。複合酸化物TS−1はチタンとケイ素がモル比でTi/Si=85/15であり、比表面積は155m/gであった。次に、実施例1において市販の酸化チタンの代わりに上記TS−1を用いた以外は実施例1と同様にして光触媒Eを得た。この光触媒Eは、Ti/Siの組成比を換算して酸化チタン100質量部に対して酸化タングステンが28質量部担持されており、この酸化タングステンは斜方晶系三酸化タングステンとして存在していること、またこの酸化タングステンの一次粒子径が30nmであることをX線回折測定により確認した。光触媒Eの組成、焼成温度、WO結晶形およびWO一次粒子径を表1に示す。
比較例1
実施例1において、酸化チタンの代わりに活性アルミナ(ガンマアルミナ、比表面積150m/g)を使用した以外は実施例1と同様にして光触媒aを得た。光触媒aの組成、焼成温度、WO結晶形およびWO一次粒子径を表1に示す。
比較例2
実施例2において、酸化チタンの代わりに二酸化ケイ素(比表面積300m/g)を使用した以外は実施例1と同様にして光触媒bを得た。光触媒bの組成、焼成温度、WO結晶形およびWO一次粒子径を表1に示す。
比較例3
実施例1において、焼成温度を変更した以外は実施例1と同様にして光触媒cおよびdを得た。光触媒cの組成、焼成温度、WO結晶形およびWO一次粒子径を表1に示す。
比較例4
実施例1において、焼成温度を変更した以外は実施例1と同様にして光触媒cおよびdを得た。光触媒dの組成、焼成温度、WO結晶形およびWO一次粒子径を表1に示す。
比較例5
実施例1で用いた市販の酸化チタンを光触媒eとした。
試験例1
<可視光光触媒性能試験>
実施例1〜5および比較例1〜4で得られた光触媒A〜Eおよび触媒a〜eについて、以下に示す閉鎖系試験方法でアセトアルデヒド分解性能を測定した。試験片は光触媒粉末をエタノールに分散させて塗布量20g/mとなるように150×70mmのガラス板の片面に塗布して60℃で乾燥し作成した。上記試験片を5L反応器に設置し初期ガス濃度を10ppmになるようにアセトアルデヒドを注入して光を照射し経時後のガス濃度をガスクロマトグラフィで測定して光触媒性能を比較した。光源として4Wの蛍光灯(東芝FL4D昼光色)2本を用いて反応器外部より照射した。尚、反応器のランプ照射面は石英ガラス表面に紫外線カットフィルム(富士フィルム製、商品名「UV Guard」)を貼り付け420nm以下の紫外線が完全にカットされる条件で性能試験を実施した。各試料においての180分経過後の反応器内のアセトアルデヒド濃度を測定し結果を表1に示した。経時後のガス濃度が低いほど可視光による光触媒性能が良好であることを示している。また、実施例1、比較例1および比較例5について試験におけるアセトアルデヒド濃度の減衰結果を図3に示した。
Figure 0004883912
比較例1および比較例2の結果より、酸化タングステンを酸化チタンと組み合わせることにより可視光光触媒性能は著しく向上すること、また比較例3およびび比較例4の結果より、本発明で開示される特定の組成比で特定の性状を示すものが優れた性能が得られることが明らかである。図3に経時変化を示したが可視光条件にて、実施例1の光触媒は比較例5の従来の酸化チタン光触媒に対して反応速度が20倍以上となっている。
実施例1で得た光触媒AのX線回折チャートである。 実施例2で得た光触媒BのX線回折チャートである。 実施例1、比較例1および比較例5の性能試験における、アセトアルデヒド濃度の経時的減衰を示すグラフである。

Claims (2)

  1. 酸化チタン粒子にメタタングステン酸アンモニウムの水溶液を含浸させた後、500〜800℃で焼成して得られる、酸化チタンおよび酸化タングステンを含有する可視光応答型光触媒であって、酸化タングステンが、斜方晶系三酸化タングステンの形態で、かつ酸化チタン100質量部に対し10〜100質量部の割合で存在することを特徴とする可視光応答型光触媒。
  2. X線回折法にて測定した斜方晶系三酸化タングステンの一次粒子径が10〜100nmである請求項1記載の可視光応答型光触媒。
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