JP4882955B2 - 回転検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばモータ等の回転部品の回転を検出する回転検出装置に関するものである。
従来の回転検出装置としては、例えば特許文献1に記載されているように、磁気エンコーダの周方向に並んで配置された2つの磁気センサのON/OFF出力により、回転を検出するものが知られている。
特開2004−117318号公報
磁気センサの中には、磁気エンコーダの磁束密度を磁気検出用閾値と比較し、磁気検出用閾値以上の磁束密度が検出されるとON出力するものがある。この場合、磁気ノイズ等の外乱による誤検出を防止するために磁気検出用閾値を大きくすると、ON判定までに時間がかかり、回転検出が遅れるという問題が生じる。
本発明の目的は、外乱による誤検出を防止しつつ、回転検出を早期に行うことができる回転検出装置を提供することである。
本発明の回転検出装置は、N極及びS極を交互に着磁させてなる環状の磁気エンコーダと、磁気エンコーダの周方向に並んで配置され、磁気エンコーダの磁束密度を磁気検出用閾値と比較して磁気エンコーダの回転を検出する複数の磁気センサと、各磁気センサの磁気検出用閾値を制御する閾値制御手段とを備え、磁気検出用閾値は、第1閾値と、第1閾値よりも小さい第2閾値とを含み、閾値制御手段は、まず各磁気センサの磁気検出用閾値を第1閾値に設定し、複数の磁気センサの何れかにより磁気エンコーダの回転が検出されると、磁気エンコーダの回転方向に隣接する他の磁気センサの磁気検出用閾値を第1閾値から第2閾値に切り換えることを特徴とするものである。
上記のように磁気エンコーダと複数の磁気センサとを備えた回転検出装置において、磁気センサの検出感度を良くするために磁気検出用閾値を常に低めに設定すると、磁気ノイズ等の外乱による誤検出が生じる可能性が高くなる。一方、磁気検出用閾値を常に高めに設定すると、磁気エンコーダの磁束密度が磁気検出用閾値より大きくなるタイミングが遅れるため、回転検出が遅くなってしまう。
そこで本発明では、磁気検出用閾値として第1閾値及び第2閾値の2つを設定し、最初は各磁気センサにより磁気エンコーダの磁束密度を高いほうの第1閾値と比較する。これにより、磁気ノイズ等の外乱による誤検出を防止することができる。そして、何れかの磁気センサにより磁気エンコーダの回転が検出されると、磁気エンコーダの回転方向に隣接する他の磁気センサの磁気検出用閾値を第1閾値から第2閾値に切り換え、磁気エンコーダの磁束密度を低いほうの第2閾値と比較する。これにより、磁気エンコーダの磁束密度が磁気検出用閾値より大きくなるタイミングが早くなるため、回転検出を早期に行うことができる。
好ましくは、各磁気センサは、磁気エンコーダの磁束密度が磁気検出用閾値よりも大きいときにON出力し、閾値制御手段は、複数の磁気センサの何れかがON出力されると、他の磁気センサの磁気検出用閾値を第1閾値から第2閾値に切り換える。この場合には、何れかの磁気センサのON出力タイミングに応じて、磁気エンコーダの回転方向に隣接する他の磁気センサの磁気検出用閾値が切り換えられるため、回転検出を精度良く行うことができる。
本発明によれば、外乱による誤検出を防止しつつ、回転検出を早期に行うことができる。これにより、モータ等の回転部品の性能を向上させることが可能となる。
以下、本発明に係わる回転検出装置の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係わる回転検出装置の一実施形態を示す平面図であり、図2は、図1に示す回転検出装置の部分断面図である。各図において、本実施形態の回転検出装置1は基板2を備え、この基板2の裏面側には、円周方向にN極及びS極を例えば4つずつ交互に着磁させてなる環状の磁気エンコーダ3が配置されている。磁気エンコーダ3は、図示しない回転体(ここではモータ)に取り付けられている。
また、回転検出装置1は、基板2の表面上に実装されたICタイプのホールセンサ(磁気センサ)4A〜4C及びCPU5を備えている。なお、ホールセンサの数としては、上記のような3つに限られず、2つ以上あれば良い。
ホールセンサ4A〜4Cは、磁気エンコーダ3の周方向に沿って並んで配置されている。ホールセンサ4A〜4Cは、図示しない磁界検出部及びスイッチ部を内蔵しており、磁気エンコーダ3の磁束密度(磁界)を検出する。具体的には、ホールセンサ4A〜4Cは、図3に示すように、磁気エンコーダ3の磁束密度(1点鎖線P)を磁気検出用閾値(スレッショルドレベル)と比較し、磁気エンコーダ3の磁束密度が磁気検出用閾値よりも高くなると、所定時間TだけON出力する。
ホールセンサ4A〜4Cの磁気検出用閾値としては、図3に示すように、閾値A(破線)及び閾値B(実線)が設定されている。閾値Aは、磁気エンコーダ3の磁気変化を確実に検出できると共に磁気ノイズ等の外乱による誤検出を確実に防止できる程度に設定されている。閾値Bは、閾値Aに比べて十分低く設定されている。これらの閾値A及び閾値Bの切り換えは、CPU5の制御により行われる。
CPU5は、ホールセンサ4A〜4Cのリード端子と接続されている。CPU5は、ホールセンサ4A〜4Cの磁気検出用閾値の切換制御を行うと共に、ホールセンサ4A〜4Cの出力信号を入力し、磁気エンコーダ3の回転検知を行う。
図4は、CPU5が実行する回転検知処理手順の詳細を示すフローチャートである。なお、ホールセンサ4A〜4Cの磁気検出用閾値は、最初は高い方の閾値Aに設定されている。
図4において、まず磁気エンコーダ3が回転することでホールセンサ4A〜4Cの何れかの出力信号がONになったかどうかを判断する(手順S51)。ホールセンサ4A〜4Cの何れかの出力信号がONになったと判断されたときは、他の2つのホールセンサに磁気エンコーダ3の回転方向に隣接する側から順に閾値切換制御信号を送出し、他の2つのホールセンサの磁気検出用閾値を閾値Aから閾値Bに順次切り換える(手順S52)。
その後、他の2つのホールセンサの出力信号が順次ONになったかどうかを判断し(手順S53)、当該2つのホールセンサの出力信号がONになったと判断されたときは、磁気エンコーダ3の回転方向を特定する(手順S54)。
具体的には、例えば磁気エンコーダ3が時計回りに回転する場合には、図5に示すように、ホールセンサ4Aの出力信号がONになったときに、ホールセンサ4B,4Cに閾値切換制御信号を順次送出し、ホールセンサ4B,4Cの磁気検出用閾値を閾値Aから閾値Bに切り換える。そして、ホールセンサ4B,4Cの出力信号が順次ONになったときは、磁気エンコーダ3が時計回りに回転していると判断される。これにより、モータ(図示せず)が時計回りに回転していると判断されることとなる。
以上において、手順S51,S52は、各磁気センサ4A〜4Cの磁気検出用閾値を制御する閾値制御手段を構成するものである。
ところで、ホールセンサ4A〜4Cの磁気検出用閾値を常時閾値Bとした場合には、図3に示すように、磁気ノイズが生じたときにホールセンサ4A〜4Cの出力を誤検出してしまう。
一方、ホールセンサ4A〜4Cの磁気検出用閾値を常時閾値Aとした場合には、図3に示すように、閾値Bを用いた場合に比べてON出力タイミングがt時間だけ遅くなる。このため、図5の破線に示すように、ホールセンサ4B,4Cの出力信号がONと判定するまでに時間がかかるため、磁気エンコーダ3の回転動作の検知が遅れることになる。
これに対し本実施形態では、まず最初は磁気ノイズによる誤検出を抑制するために、ホールセンサ4A〜4Cの磁気検出用閾値を閾値Aに設定しておき、例えば磁気エンコーダ3が時計回りに回転することでホールセンサ4AがON出力されたときには、他のホールセンサ4B,4Cの磁気検出用閾値を閾値Aから閾値Bに切り換える。このため、図5の実線に示すように、ホールセンサ4B,4Cの磁気検出用閾値を閾値Aとした場合に比べてホールセンサ4B,4Cがt時間だけ早くON出力されるようになる。これにより、磁気エンコーダ3ひいてはモータの回転動作の検知を早期に行うことができる。その結果、モータ性能を向上させることが可能となる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく種々変形可能である。例えば、ホールセンサ4A〜4Cの何れかの出力信号がONとなる時間Tを用いて磁気エンコーダ3の回転速度を算出し、隣のホールセンサに磁気エンコーダ3が近づく速度であると判定し、当該ホールセンサの磁気検出用閾値を閾値Aから閾値Bに切り換えるようにしても良い。
また、上記実施形態では、ホールセンサ4A〜4Cの出力を受けるCPU5からの制御信号によりホールセンサ4A〜4Cの磁気検出用閾値を切り換えるようにしたが、ホールセンサ4A〜4Cの磁気検出用閾値を切り換える手段としては特にこれに限られず、例えば専用のCPU等を設けても良い。
本発明に係わる回転検出装置の一実施形態を示す平面図である。 図1に示す回転検出装置の部分断面図である。 図1に示した磁気エンコーダの磁束密度とホールセンサの磁気検出用閾値との関係を示す図である。 図1に示したCPUが実行する回転検知処理手順の詳細を示すフローチャートである。 図1に示した各ホールセンサのON出力のタイミング示す図である。
符号の説明
1…回転検出装置、3…磁気エンコーダ、4A〜4C…ホールセンサ(磁気センサ)、5…CPU(閾値制御手段)、A…閾値(第1閾値、磁気検出用閾値)、B…閾値(第2閾値、磁気検出用閾値)。

Claims (2)

  1. N極及びS極を交互に着磁させてなる環状の磁気エンコーダと、
    前記磁気エンコーダの周方向に並んで配置され、前記磁気エンコーダの磁束密度を磁気検出用閾値と比較して前記磁気エンコーダの回転を検出する複数の磁気センサと、
    前記各磁気センサの前記磁気検出用閾値を制御する閾値制御手段とを備え、
    前記磁気検出用閾値は、第1閾値と、前記第1閾値よりも小さい第2閾値とを含み、
    前記閾値制御手段は、まず前記各磁気センサの前記磁気検出用閾値を前記第1閾値に設定し、前記複数の磁気センサの何れかにより前記磁気エンコーダの回転が検出されると、前記磁気エンコーダの回転方向に隣接する他の前記磁気センサの前記磁気検出用閾値を前記第1閾値から前記第2閾値に切り換えることを特徴とする回転検出装置。
  2. 前記各磁気センサは、前記磁気エンコーダの磁束密度が前記磁気検出用閾値よりも大きいときにON出力し、
    前記閾値制御手段は、前記複数の磁気センサの何れかがON出力されると、前記他の磁気センサの前記磁気検出用閾値を前記第1閾値から前記第2閾値に切り換えることを特徴とする請求項1記載の回転検出装置。



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