JP4882811B2 - 印刷システム及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コンピュータ及びダイレクト印刷機能を有する画像形成装置からなる印刷システム及び画像形成装置に関するものである。
近年、デジタルカメラの普及とともに、いわゆるUSBメモリやSDカード(登録商標)等の外部記憶装置に記憶されている画像データをコンピュータを介さずに直接的に印刷するダイレクト印刷機能を有する画像形成装置が製品化されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−138531号公報
しかし、仮に、外部記憶装置に機密性が高い重要な印刷ファイルが記憶されている場合において、その外部記憶装置が第三者に渡ったときには、機密性の高い重要な印刷ファイルが第三者に取得されてしまうおそれが高い。したがって、上記のようなダイレクト印刷機能では、印刷ファイルの安全性を確保することが難しいという問題がある。
本発明は、上記点に鑑み、ダイレクト印刷機能を有する印刷システムにおいて、印刷ファイルの安全性を高めることを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明では、外部記憶装置が着脱可能な接続端子を有する画像形成装置、及びコンピュータを備えて構成され、接続端子に接続された外部記憶装置に記憶されている印刷ファイルをコンピュータを介さずに直接的に印刷するダイレクト印刷機能を画像形成装置が有している印刷システムであって、コンピュータに設けられ、特定の画像形成装置を識別するための識別情報を外部記憶装置に記憶させる情報書き込み手段と、画像形成装置に設けられ、接続端子に接続された外部記憶装置に記憶されている識別情報に基づいて、画像形成装置が識別情報により特定される画像形成装置であるか否かを判定する判定手段と、画像形成装置に設けられ、判定手段により画像形成装置が識別情報により特定される画像形成装置でないと判定された場合に、接続端子に接続された外部記憶装置に記憶されているファイルのうち、少なくともダイレクト印刷機能により印刷可能な印刷ファイルを削除するファイル削除手段とを備えていることを特徴とする。
これにより、請求項1に記載の発明では、外部記憶装置が接続された画像形成装置が識別情報により特定される画像形成装置でないと判定された場合には、外部記憶装置に記憶されているファイルのうち、少なくともダイレクト印刷機能により印刷可能な印刷ファイルが削除されることとなる。
このとき、仮に、その外部記憶装置に記憶されている印刷ファイルの真の所有者(管理者)、又は外部記憶装置の真の所有者(管理者)であれば、どの画像形成装置でダイレクト印刷することが可能であるか、つまり外部記憶装置に記憶されている識別情報により特定される画像形成装置は、どの画像形成装置であるかを知っているはずであるので、真の所有者(管理者)であれば、識別情報により特定される画像形成装置以外の画像形成装置でダイレクト印刷を行う可能性は低いはずである。
したがって、印刷ファイルが削除された場合には、真の所有者(管理者)以外の第三者によってダイレクト印刷が実行されようとした可能性が高く、このような場合に、ファイルが削除されれば、印刷ファイルの安全性を高めることが可能となる。
なお、仮に、真の所有者(管理者)が、識別情報により特定される画像形成装置以外の画像形成装置でダイレクト印刷を行って印刷ファイルが削除されても、真の所有者(管理者)であれば、印刷ファイルの原本ファイル(オリジナルファイル)を外部記憶装置以外に保存しているはずであるので、実害はない。
請求項2に記載の発明では、外部記憶装置が着脱可能な接続端子を有する画像形成装置、及びコンピュータを備えて構成され、接続端子に接続された外部記憶装置に記憶されている印刷ファイルをコンピュータを介さずに直接的に印刷するダイレクト印刷機能を画像形成装置が有している印刷システムであって、特定の画像形成装置を識別するための識別情報を印刷ファイルに付加するとともに、識別情報が付加された印刷ファイルを外部記憶装置に記憶させる情報書き込み手段と、接続端子に接続された外部記憶装置に記憶されている印刷ファイルに付加されている識別情報に基づいて、画像形成装置が識別情報により特定される画像形成装置であるか否かを判定する判定手段と、判定手段により画像形成装置が印刷ファイルに付加されている識別情報により特定される画像形成装置でないと判定された場合に、接続端子に接続された外部記憶装置に記憶されているファイルのうち、少なくとも識別情報により特定される画像形成装置ではないと判定手段に判定された印刷ファイルを削除し、識別情報が付加されていない印刷ファイルを削除しないファイル削除手段とを備えていることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明では、ファイル削除手段は、ダイレクト印刷機能により印刷可能な印刷ファイルに加えて、接続端子に接続された外部記憶装置に記憶されている他のファイル全てを削除することを特徴とする。
これにより、請求項に記載の発明では、外部記憶装置に記憶されている全ての印刷ファイルが削除されるので、印刷ファイルの安全性を更に高めることが可能となる。
なお、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の発明においては、請求項に記載の発明のごとく、利用者によりダイレクト印刷機能による印刷指示がされたときに、画像形成装置が識別情報により特定される画像形成装置であるか否かを判定する、又は請求項に記載の発明のごとく、接続端子に外部記憶装置が接続されたときに、画像形成装置が識別情報により特定される画像形成装置であるか否かを判定することが望ましい。
また、請求項に記載の発明では、情報書き込み手段は、外部記憶装置に印刷ファイルが書き込まれる際に、識別情報を外部記憶装置に記憶させることを特徴とする。
これにより、請求項に記載の発明では、利用者は、印刷ファイル毎に識別情報を設定することができる。
なお、識別情報は、請求項に記載の発明のごとく、少なくとも画像形成装置のシリアル番号を含む情報とすることが望ましい。
請求項に記載の発明では、利用者の指示に基づいて、情報書き込み手段の作動を停止させる書き込み禁止手段を備えていることを特徴とする。
これにより、請求項8に記載の発明では、利用者の判断により、印刷ファイルが削除されないようにすることが可能となる。
なお、情報書き込み手段は、請求項9に記載の発明のごとく、コンピュータにて作動させることが望ましい
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(第1実施形態)
1.図面の説明
図1(a)は、本発明の実施形態に係る印刷システム1の模式図であり、図1(b)はコンピュータ10の概略構成を示す模式図であり、図1(c)はプリンタ20の概略構成を示す模式図である。
図2は利用者により印刷指示がされたときに起動されるプログラム(プリンタドライバ)によって表示装置(図示せず。)に表示される印刷設定画面U1の一例を示す図であり、図3は印刷設定画面U1のファイル出力チェックボックスU2が選択された状態で、OKボタンU3が選択されたときに表示装置に表示される出力先選択画面U4の一例を示す図である。
図4は、印刷設定画面U1のセキュリティ設定(安全設定)U7が選択されたときに、表示装置に表示される設定画面U8の一例を示す図であり、図5はプリンタドライバの制御を示すフローチャートであり、図6は、ダイレクト印刷がプリンタ20にて実行されるときに、プリンタ20にて実行される制御を示すフローチャートである。
2.印刷システムの概要
印刷システム1は、図1(a)に示すように、コンピュータ10とプリンタ20とをイーサネット(登録商標)等のネットワーク回線、又はシリアルポート若しくはパラレルポートを介して接続されたものである。
そして、コンピュータ10は、図1(b)に示すように、CPU11、RAM12、ROM13、HDD14等の記憶装置、及びNIC(Network Interface Card)15等のネットワーク用のインターフェース等を有して構成されている。
また、コンピュータ10には、外部記憶装置30が着脱可能に接続される接続端子16が設けられている。なお、本実施形態では、接続端子16として、USB(Universal Serial Bus)規格の接続端子(インターフェース)を採用しているが、本実施形態は、これに限定されるものではなく、他の規格の接続端子でもよい。
また、外部記憶装置30も、接続端子16に接続可能なインターフェースを有する記憶手段であれば何でもよく、具体的には、フラッシュメモリ等の不揮発性半導体記憶装置にて構成されたUSBメモリやSDメモリ(登録商標)、又はHDD等の磁気記憶装置等が外部記憶装置30として考えられる。
そして、コンピュータ10には、印刷を実行する際に起動されるプログラム(プリンタドライバ)が組み込まれて(インストールされて)おり、このプリンタドライバは、コンピュータ10のOS(Operating System)と協働して作動する。
なお、本実施形態では、OSとしてWindows(登録商標)を用いており、以下、特に説明(定義)が無い用語は、Windows(登録商標)における一般的な意味にて用いる。
また、プリンタ20は、図1(c)に示すように、記録用紙等の記録媒体に画像を形成する記録部21、NIC(Network Interface Card)22等のネットワーク用のインターフェース、外部記憶装置30が着脱可能に接続される接続端子23、及び記録部21等を制御する制御回路24を有して構成されている。
なお、制御回路24は、CPU、RAM及びROM等からなる周知のマイクロコンピュータにて構成されたものであり、ROMに記憶されているプログラムに従って記録部21等を制御する。因みに、本実施形態では、接続端子23として、USB規格の接続端子を採用しているが、本実施形態は、これに限定されるものではなく、他の規格の接続端子でもよい。
また、プリンタ20は、接続端子23に接続された外部記憶装置30に記憶されている印刷ファイル等をコンピュータ10を介さずに直接的に印刷(以下、この印刷をダイレクト印刷という。)する機能を有している。
なお、印刷ファイルとは、PDL(Page Description Language)形式等のプリンタ20にて実行可能な特定形式のデータをいい、本実施形態に係るプリンタ20は、印刷ファイルに加えて、BMP(Bit MaP)形式やJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式等の画像ファイルもダイレクト印刷することができる。そこで、以下の説明においては、BMP形式やJPEG形式等の画像ファイルも含めて、ダイレクト印刷が可能なファイルを印刷ファイルと呼ぶ。
ところで、コンピュータ10を介して印刷する場合には、通常、利用者により印刷指示がされると、プリンタドライバが起動し、印刷対象となっているファイルが印刷ファイルに変換される。
このとき、ダイレクト印刷用に印刷ファイルを外部記憶装置30に記憶させる場合は、図2に示すように、プリンタドライバの起動と共に表示された印刷設定画面U1のファイル出力チェックボックスU2を選択した状態でOKボタンU3を選択する。
次に、図3に示すような出力先選択画面U4が表示されるので、接続端子16に接続された外部記憶装置30(図3では、リムーバルディスクと表示)を選択するとともに、ファイル名の入力フィールドU5にファイル名を入力した上で、OKボタンU6を選択すると、印刷ファイルが外部記憶装置30に出力される。
なお、ファイル出力チェックボックスU2が選択されていない状態でOKボタンU3が選択されると、コンピュータ10(プリンタドライバ)は、その印刷ファイルをHDD14上に確保された特定の領域(スプーラ)に一時的に記憶し、プリンタ20の稼働状況に応じて印刷ファイルをプリンタ20に送信し、印刷が完了すると、通常、スプーラに記憶されている印刷ファイルを削除する。
3.本実施形態に係る印刷システムの特徴的作動
3.1.作動の概略
本実施形態は、印刷ファイルを外部記憶装置30に出力する際に、その印刷ファイルを印刷すべき特定のプリンタを識別するための識別情報を印刷ファイルと共に外部記憶装置30に書き込むとともに、識別情報により特定されるプリンタ以外のプリンタにて印刷が実行されようとしたときに、その外部記憶装置30に記憶されているダイレクト印刷可能な印刷ファイルを自動的に削除することを特徴とするものである。
すなわち、印刷設定画面U1(図2参照)において、セキュリティ設定U7が選択されると、図4に示す設定画面U8が表示される。そして、この設定画面U8では、プリンタを特定するための識別情報として、プリンタの名称及びそのプリンタのシリアル番号を設定入力することができる。
なお、図4において、第1入力フィールドU9はプリンタ名を入力するための入力部であり、第2入力フィールドU10はプリンタのシリアル番号(製造番号)を入力するための入力部である。因みに、プリンタ名及びシリアル番号は、プリンタの製造者によって決定されるもので、同一のプリンタ名及び同一のシリアル番号を有するプリンタは、原則として、1台限りである。
また、プリンタ指定チェックボックスU12は、印刷すべき特定のプリンタを指定する機能を有効とするか否かを選択するための選択手段であり、本実施形態では、プリンタ指定チェックボックスU12が選択されて有効化されると、印刷ファイルに識別情報が付加され、一方、プリンタ指定チェックボックスU12が選択されず無効化されると、印刷ファイルに識別情報が付加されない。
3.2.プリンタドライバの作動
図5は、本実施形態に係るプリンタドライバの概略作動を示しており、以下、印刷ファイルを外部記憶装置30に出力し、ダイレクト印刷用のデータを外部記憶装置30に作成する場合を例に、本実施形態に係るプリンタドライバの特徴的作動を説明する。
利用者により印刷指示がされ、ファイル出力チェックボックスU2(図2参照)が選択された状態でOKボタンU3が選択されると、先ず、プリンタが指定されているか否か、つまりプリンタ指定チェックボックスU12が有効となっているか否かが判定される(S1)。
このとき、プリンタが指定されていると判定された場合には(S1:YES)、印刷ファイルにプリンタ情報(識別情報)を示すコマンドが付加された印刷データが、ファイルの出力先として指定された外部記憶装置30に出力される(S5〜S10)。
一方、プリンタが指定されていないと判定された場合には(S1:NO)、印刷ファイルに識別情報コマンドが付加されることなく、印刷ファイルが印刷データとして外部記憶装置30に出力される(S10)。
3.3.ダイレクト印刷時の作動
図6に示すフローチャートは、外部記憶装置30がプリンタ20の接続端子23に接続され、利用者によりダイレクト印刷機能を用いた印刷指示がされたときに起動される制御フローである。
そして、この制御フローが起動されると、先ず、ダイレクト印刷の指示がされた印刷データに対して印刷に用いるプリンタが指定されているか否か、つまり印刷データに識別情報を示すコマンドが付加されているか否かが判定される(S50)。
このとき、プリンタが指定されていると判定された場合には(S50:YES)、指定されているプリンタが本機(自身)ではないか否かが判定され(S55)、指定されているプリンタが本機(自身)ではないと判定された場合には(S55:YES)、その識別情報が付加されていた印刷データ、つまりダイレクト印刷が可能な印刷データとして、利用者により印刷指示がされた印刷データが削除された後(S60)、本制御フローが終了する。
また、S50にてプリンタが指定されていないと判定された場合には(S50:NO)、又はS55にて指定されているプリンタが本機(自身)であると判定された場合には(S55:NO)、印刷指示がされた印刷データが印刷された後(S65)、本制御フローが終了する。
4.本実施形態に係る印刷システムの特徴
本実施形態では、上述したように、外部記憶装置30が接続されたプリンタが、識別情報により特定されるプリンタでないと判定された場合には、外部記憶装置30に記憶されているファイルのうち、少なくともダイレクト印刷機能により印刷指示された印刷ファイルが削除されることとなる。
このとき仮に、その外部記憶装置30に記憶されている印刷ファイルの真の所有者(管理者)、又は外部記憶装置30の真の所有者(管理者)であれば、どのプリンタでダイレクト印刷することが可能であるか、つまり外部記憶装置30に記憶されている識別情報により特定されるプリンタは、どのプリンタであるかを知っているはずである。したがって、真の所有者(管理者)であれば、識別情報により特定されるプリンタ以外のプリンタでダイレクト印刷を行う可能性は低いはずである。
このため、印刷ファイル(印刷データ)が削除された場合には、真の所有者(管理者)以外の第三者によってダイレクト印刷が実行されようとした可能性が高く、このような場合に、印刷ファイルが削除されれば、印刷ファイルの安全性を高めることが可能となる。
なお、仮に、真の所有者(管理者)が、識別情報により特定されるプリンタ以外のプリンタでダイレクト印刷を行って印刷ファイルが削除された場合であっても、真の所有者(管理者)であれば、印刷ファイルの原本ファイル(オリジナルファイル)を外部記憶装置30以外に保存しているはずであるので、実害はない。
また、本実施形態では、外部記憶装置30に印刷ファイルが書き込まれる際に、識別情報が外部記憶装置30に記憶させられるので、利用者は、印刷ファイル毎に識別情報を設定することができる。
また、本実施形態では、本実施形態では、プリンタが指定されていないと判定された場合には(S50:NO)、識別情報が印刷ファイルに付加されないので、利用者の判断により、印刷ファイルが削除されないようにすることが可能となる。
5.発明特定事項と実施形態との対応関係
本実施形態では、S5が特許請求の範囲に記載された第1情報書き込み手段に相当し、S55が特許請求の範囲に記載された判定手段に相当し、S60が特許請求の範囲に記載されたファイル削除手段に相当し、S50が特許請求の範囲に記載された書き込み禁止手段に相当し、プリンタ20が特許請求の範囲に記載された画像形成装置に相当する。
(第2実施形態)
上述の実施形態では、利用者によりダイレクト印刷による印刷指示がされたときに、プリンタが識別情報により特定されるプリンタであるか否かを判定したが、本実施形態は、プリンタ20の接続端子23に外部記憶装置30が接続されたときに、プリンタが識別情報により特定されるプリンタであるか否かを判定するものである。
図7は、本実施形態に係るプリンタ20にて実行される特徴的制御を示すフローチャートであり、プリンタ20の接続端子23に外部記憶装置30が接続された時に起動する。
そして、この制御フローが起動されると、先ず、接続端子23に接続された外部記憶装置30にダイレクト印刷が可能な印刷データ(印刷ファイル)が存在するか否かが検索されるとともに(S100)、その発見された印刷データに対して印刷に用いるプリンタが指定されているか否か、つまり印刷データに識別情報を示すコマンドが付加されているか否かが判定される(S105)。
このとき、プリンタが指定されていると判定された場合には(S105:YES)、指定されているプリンタが本機(自身)ではないか否かが判定され(S110)、指定されているプリンタが本機(自身)ではないと判定された場合には(S110:YES)、その識別情報が付加されていた印刷データ、つまりダイレクト印刷が可能な印刷データとしてS100にて発見された印刷データが削除された後(S115)、本制御フローが終了する。
一方、S105にてプリンタが指定されていないと判定された場合には(S105:NO)、又はS110にて指定されているプリンタが本機(自身)であると判定された場合(S110:NO)は、本制御フローが終了する。
なお、本実施形態の特徴は、プリンタ20の接続端子23に外部記憶装置30が接続されたときに、プリンタが識別情報により特定されるプリンタであるか否かを判定するので、図7には、ダイレクト印刷が利用者により指示された場合の制御が記載されていないが、S110にて指定されているプリンタが本機(自身)ではないと判定された場合には(S110:YES)、その時点で、外部記憶装置30に記憶されている印刷データ(印刷ファイル)が削除されるので、少なくとも削除された印刷データに対してダイレクト印刷が実行されることはない。
(第3実施形態)
上述の実施形態では、識別情報により特定されるプリンタが本機(自身)ではないと判定された場合には(S55:YES、S105:YES)、識別情報が付加されていた印刷ファイル(印刷データ)のみ削除したが、本実施形態は、識別情報が付加されていた印刷ファイルが記憶されている外部記憶装置30に記憶されている全てのファイルを削除するものである。
すなわち、図8は本実施形態におけるダイレクト印刷時の特徴的なプリンタの作動を示すフローチャートであり、このフローチャートに示すように、本実施形態は、S61以外の制御ステップは第1実施形態(図6)と同じである。
そして、S61においては、識別情報により特定されるプリンタが本機(自身)ではないと判定された場合には(S55:YES)、識別情報が付加されていた印刷ファイルが記憶されている外部記憶装置30に記憶されている全てのファイルが削除される。
これにより、本実施形態では、外部記憶装置30に記憶されている全ての印刷ファイルが削除されるので、印刷ファイルの安全性を更に高めることが可能となる。
(第4実施形態)
本実施形態も第3実施形態と同様に、識別情報により特定されるプリンタが本機(自身)ではないと判定された場合には、識別情報が付加されていた印刷ファイルが記憶されている外部記憶装置30に記憶されている全てのファイルを削除することを特徴とするものである。
なお、第3実施形態では、利用者によりダイレクト印刷指示がされたときに、プリンタが識別情報により特定されるプリンタであるか否かを判定したが、本実施形態は、プリンタ20の接続端子23に外部記憶装置30が接続されたときに、プリンタが識別情報により特定されるプリンタであるか否かを判定する点が、第3実施形態との相違点である。
すなわち、図9は本実施形態におけるダイレクト印刷時の特徴的なプリンタの作動を示すフローチャートであり、このフローチャートに示すように、本実施形態では、S116以外の制御ステップは第2実施形態(図7)と同じである。
そして、S116においては、識別情報により特定されるプリンタが本機(自身)ではないと判定された場合には(S110:YES)、識別情報が付加されていた印刷ファイルが記憶されている外部記憶装置30に記憶されている全てのファイルが削除される。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、識別情報及び送信先情報が印刷ファイルに付加されていないときに、プリンタが指定されていないものと判定したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、プリンタ指定チェックボックスU12が選択されているか否かに拘わらず、識別情報及び送信先情報が印刷ファイルに付加するとともに、プリンタ指定チェックボックスU12が選択されているか否かを示す指定情報を印刷ファイルに付加し、この指定情報に基づいてプリンタが指定されているか否かを判定してもよい。
また、上述の実施形態では、外部記憶装置30に印刷ファイルが書き込まれる際に、識別情報を外部記憶装置30に書き込んだが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば印刷ファイルの書き込み時と異なるタイミングで識別情報を外部記憶装置30に書き込んでもよい。
また、上述の実施形態では、識別情報が印刷ファイルに付加されていたので、印刷ファイル単位で識別情報を設定することができたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば一種類の識別情報を外部記憶装置30に書き込むことにより、その外部記憶装置30に記憶されている全てのファイルが、その識別情報に基づいて監視されるようにする、又は外部記憶装置30に確保されたフォルダ単位で識別情報を設定し、そのフォルダに記憶されている全てのファイルが、その識別情報に基づいて監視されるようにする等してもよい。
また、プリンタ20は、上述の実施形態に示されたものに限定されるものではなく、例えばファクシミリ機能やスキャナ機能等を兼ね備える多機能機であってもよい。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
(a)は、本発明の実施形態に係る印刷システム1の模式図であり、(b)はコンピュータ10の概略構成を示す模式図であり、(c)はプリンタ20の概略構成を示す模式図である。 利用者により印刷指示がされたときに起動されるプログラム(プリンタドライバ)によって表示装置(図示せず。)に表示される印刷設定画面U1の一例を示す図である。 印刷設定画面U1のファイル出力チェックボックスU2が選択された状態で、OKボタンU3が選択されたときに表示装置に表示される出力先選択画面U4の一例を示す図である。 印刷設定画面U1のセキュリティ設定(安全設定)U7が選択されたときに、表示装置に表示される設定画面U8の一例を示す図である。 プリンタドライバの制御を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る印刷システムにおいて、プリンタ20にて実行される制御を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る印刷システムにおいて、プリンタ20にて実行される制御を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る印刷システムにおいて、プリンタ20にて実行される制御を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態に係る印刷システムにおいて、プリンタ20にて実行される制御を示すフローチャートである。
符号の説明
1…印刷システム、10…コンピュータ、16…接続端子、20…プリンタ、
21…記録部、23…接続端子、24…制御回路、30…外部記憶装置、
U1…印刷設定画面、U10…第2入力フィールド、
U12…プリンタ指定チェックボックス、U2…ファイル出力チェックボックス、
U3…OKボタン、U4…出力先選択画面、U5…入力フィールド、
U6…OKボタン、U7…セキュリティ設定、U8…設定画面、
U9…第1入力フィールド。

Claims (9)

  1. 外部記憶装置が着脱可能な接続端子を有する画像形成装置、及びコンピュータを備えて構成され、
    前記接続端子に接続された外部記憶装置に記憶されている印刷ファイルを前記コンピュータを介さずに直接的に印刷するダイレクト印刷機能を前記画像形成装置が有している印刷システムであって、
    前記コンピュータに設けられ、特定の画像形成装置を識別するための識別情報を外部記憶装置に記憶させる情報書き込み手段と、
    前記画像形成装置に設けられ、前記接続端子に接続された外部記憶装置に記憶されている前記識別情報に基づいて、前記画像形成装置が前記識別情報により特定される画像形成装置であるか否かを判定する判定手段と、
    前記画像形成装置に設けられ、前記判定手段により前記画像形成装置が前記識別情報により特定される画像形成装置でないと判定された場合に、前記接続端子に接続された外部記憶装置に記憶されているファイルのうち、少なくとも前記ダイレクト印刷機能により印刷可能な印刷ファイルを削除するファイル削除手段と
    を備えていることを特徴とする印刷システム。
  2. 外部記憶装置が着脱可能な接続端子を有する画像形成装置、及びコンピュータを備えて構成され、
    前記接続端子に接続された外部記憶装置に記憶されている印刷ファイルを前記コンピュータを介さずに直接的に印刷するダイレクト印刷機能を前記画像形成装置が有している印刷システムであって、
    特定の画像形成装置を識別するための識別情報を印刷ファイルに付加するとともに、前記識別情報が付加された印刷ファイルを外部記憶装置に記憶させる情報書き込み手段と、
    前記接続端子に接続された外部記憶装置に記憶されている印刷ファイルに付加されている前記識別情報に基づいて、前記画像形成装置が前記識別情報により特定される画像形成装置であるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記画像形成装置が印刷ファイルに付加されている前記識別情報により特定される画像形成装置でないと判定された場合に、前記接続端子に接続された外部記憶装置に記憶されているファイルのうち、少なくとも前記識別情報により特定される画像形成装置ではないと前記判定手段に判定された印刷ファイルを削除し、前記識別情報が付加されていない印刷ファイルを削除しないファイル削除手段と
    を備えていることを特徴とする印刷システム。
  3. 前記ファイル削除手段は、前記ダイレクト印刷機能により印刷可能な印刷ファイルに加えて、前記接続端子に接続された外部記憶装置に記憶されている他のファイル全てを削除することを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
  4. 前記判定手段は、利用者により前記ダイレクト印刷機能による印刷指示がされたときに、前記画像形成装置が前記識別情報により特定される画像形成装置であるか否かを判定することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の印刷システム。
  5. 前記判定手段は、前記接続端子に外部記憶装置が接続されたときに、前記画像形成装置が前記識別情報により特定される画像形成装置であるか否かを判定することを特徴とする請求項ないし3のいずれか1つに記載の印刷システム。
  6. 前記情報書き込み手段は、外部記憶装置に印刷ファイルが書き込まれる際に、前記識別情報を外部記憶装置に記憶させることを特徴とする請求項2に記載の印刷システム。
  7. 前記識別情報は、少なくとも画像形成装置のシリアル番号を含む情報であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の印刷システム。
  8. 利用者の指示に基づいて、前記情報書き込み手段の作動を停止させる書き込み禁止手段を備えていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の印刷システム。
  9. 前記情報書き込み手段は、前記コンピュータにて作動することを特徴とする請求項2に記載の印刷システム。
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