JP4882506B2 - 液滴吐出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インクなどの液滴を吐出する液滴吐出装置に関する。
紙幅の長さを有する長尺ヘッドによる紙幅印刷では、複数のヘッドユニットが紙幅方向に並べられて配置されており、これらのヘッドユニットを駆動することで、高速印字が可能となる。このように、複数のヘッドユニットのアレイにより構成されるFWAは、単一長尺ヘッド構成と比して不具合が生じた場合にユニット単位での交換ができるという利点がある。
しかし、その反面、個々のヘッドユニットが互いに独立しているため、隣接するヘッドユニット間で温度差が生じ、インク粘度などの特性がヘッドユニット間で異なってしまう。このため、インクの濃度むらが生じ、結果として画質を低下させてしまう。さらに、多色印字などを目的とした複数の長尺ヘッドで構成されるアレイ構成の場合、隣接するヘッドユニット間だけでなく、隣接する長尺ヘッド間でインク粘度が異なり、画質低下を引き起こしてしまう。更に、これら長尺ヘッド毎に温度が異なると、特に長手方向に顕著に、それぞれが異なる量の熱膨張をするため、結果として色間でインク着弾位置がずれる色ずれが生じ、これも画質低下の要因となる。
したがって、特許文献1では、フルラインタイプの記録ヘッド(長尺ヘッド)の一面側にヒートパイプを配置し、該ヒートパイプを介して記録ヘッドとの間で熱交換を行うことで、記録ヘッドの長手方向の全域において温度差を緩和させている。
しかしながら、特許文献1では、熱交換を行うため熱交換器の配設などが必要となり、装置が大型化すると共に、コストアップを招いてしまう。また、ヒートパイプは押圧部材によって押圧した状態で、ヘッドに接触させるため、装置本体の振動によるヒートパイプの位置ずれや落下などの問題も生じる。
特開平3−290254号公報
本発明は上記事実を考慮し、個々のヘッドユニット間の温度が均一化された液滴吐出装置を安価で得ることを課題とする。
請求項1に記載の発明は、液滴吐出装置において、液滴を吐出するノズルが形成されたノズルプレートと、前記ノズルと連通し液滴が充填される圧力室を構成する流路プレートと、前記流路プレートに積層され前記圧力室の一部を構成すると振動板と、を含んで構成された液滴吐出ヘッドであって、前記液滴吐出ヘッドユニットの振動板が、隣接する前記液滴吐出ヘッドユニット間で共通電極となるように構成され、前記液滴吐出ヘッドユニットの振動板が、隣接する前記液滴吐出ヘッドユニット間で連結しないように構成されるとともに、隣接する前記液滴吐出ヘッドユニット間で、前記流路プレートが互いに連結するように構成されることを特徴とする。
請求項1に記載の発明では、液滴吐出ヘッドユニットが複数配列されて液滴吐出ヘッドが構成されている。ここで、該液滴吐出ヘッドは、ノズルプレートと、圧力室を構成する流路プレートと、圧力室の一部を構成すると振動板と、を含んで構成されている。この振動板が、隣接する液滴吐出ヘッドユニット間で共通電極となるように構成され、隣接する液滴吐出ヘッドユニット間で連結しないように構成されるとともに、隣接する液滴吐出ヘッドユニット間で流路プレートが互いに連結するように構成される。これにより、隣接する液滴吐出ヘッドユニット間で互いに熱が伝達されることとなる。このため、個々の液滴吐出ヘッドユニットの温度を均一化することができる。これにより、隣接する液滴吐出ヘッドユニット間でインク粘度が略同一となり、高画質画像が得られる。
ここで、振動板を共通電極とする場合、該振動板を液滴吐出ヘッドユニット間で連結すると不具合が生じることがある。一方、振動板以外の流路プレートの特に厚いプレートまたは複数プレートを互いに連結させることで、熱伝導断面積が増大し、隣接する液滴吐出ヘッドユニット間の温度均一化の促進を図ることができる。
このように、隣接する液滴吐出ヘッドユニットを構成する流路プレートの端部同士を熱伝導可能に接触させるだけで、隣接する液滴吐出ヘッドユニット間でインク粘度を略同一にすることができるため、熱交換器などの装置を配設させる必要はなく、低コストで実施することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の液滴吐出装置において、前記液滴吐出ヘッドが前記液滴吐出ヘッドユニットの配列方向と直交する方向に複数設けられたことを特徴とする。
たとえば、異なる色に対応する液滴吐出ヘッドを紙送り方向(液滴吐出ヘッドユニットの配列方向と直交する方向)に並べて配置した構成では、ヘッド毎の熱膨張量がそれぞれの色ごとに異なると、紙幅方向へのインク着弾位置のずれ量が異なり、いわゆる色ずれが発生してしまう。このため、請求項2に記載の発明では、隣接する液滴吐出ヘッドにおいて、液滴吐出ヘッドユニットを構成する流路プレートを接触させることで、隣接する液滴吐出ヘッドと対向するヘッドユニット間においても温度や熱膨張を均一化することができるため、液滴吐出ヘッド毎の紙幅方向へのズレ量の差を抑え、色ずれも少なくなる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の液滴吐出装置において、隣接する前記流路プレートの端部同士が曲げ加工され、互いに突き合わせた状態で接触していることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の液滴吐出装置において、隣接する前記流路プレートの端部同士がネジで連結されたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明では、隣接する流路プレートの端部同士をネジで連結することで、連結する部分の強化を図ることができ、隣接する液滴吐出ヘッドユニット間で確実に熱伝導が成されることとなる。また、隣接する流路プレートの端部同士をネジで連結するだけなので、製造が簡易である。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の液滴吐出装置において、隣接する前記流路プレートの端部同士が曲げ加工され、前記液滴吐出ヘッドユニットのノズル面から突出して互いに接触し、かつ、液滴が吐出される記録媒体の表面に接触しないことを特徴とする。
請求項5に記載の発明では、隣接する流路プレートの端部同士を曲げ加工し、液滴吐出ヘッドユニットのノズル面から突出させることで、紙ジャム時に該ノズル面を保護することができる。また、流路プレートの端部は、液滴が吐出される記録媒体の表面に接触させないようにする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜5の何れか1項に記載の液滴吐出装置において、前記流路プレートが複数のプレートで構成され、前記プレートのうちの少なくとも1枚が接触することを特徴とする。
求項に記載の発明では、流路プレートを複数のプレートで構成し、該プレートのうちの少なくとも1枚を接触させる。このように、振動板以外の特に厚いプレートまたは複数プレートを互いに連結させることで、熱伝導断面積が増大し、隣接する液滴吐出ヘッドユニット間の温度均一化の促進を図ることができる。
本発明は上記構成としたので、個々の液滴吐出ヘッドユニットの温度や熱膨張を均一化することができ、これにより、隣接する液滴吐出ヘッドユニット間でインク粘度が略同一となり、高画質画像が得られる。また、熱交換器などの装置を配設させる必要はなく、低コストで実施することができる。
図1には、本発明の実施の形態に係るインクジェット記録装置112が示されている。インクジェット記録装置112の筐体114内の下部には給紙トレイ116が備えられており、給紙トレイ116内に積層された用紙Pをピックアップロール118で1枚ずつ取り出すことができる。取り出された用紙Pは、所定の搬送経路122を構成する複数の搬送ローラ対120で搬送される。
以下、単に「搬送方向」というときは、記録媒体である用紙Pの搬送方向をいい、「上流」、「下流」というときはそれぞれ、搬送方向の上流及び下流を意味するものとする。
給紙トレイ116の上方には、駆動ロール124及び従動ロール126に張架された無端状の搬送ベルト128が配置されている。搬送ベルト128の上方には記録ヘッドアレイ130が配置されており、搬送ベルト128の平坦部分128Fに対向している。
この対向した領域が、記録ヘッドアレイ130からインク滴が吐出される吐出領域SEとなっている。搬送経路122を搬送された用紙Pは、搬送ベルト128で保持されてこの吐出領域SEに至り、記録ヘッドアレイ130に対向した状態で、記録ヘッドアレイ130から画像情報に応じたインク滴が付着される。
そして、用紙Pを搬送ベルト128で保持した状態で周回させることで、吐出領域SE内に複数回通過させて、いわゆるマルチパスによる画像記録を行うことも可能となっている。もちろん、用紙Pを吐出領域SE内に1回のみ通過させて、いわゆる1パスで画像記録を行っても良い。
記録ヘッドアレイ130は、本実施形態では、有効な記録領域が用紙Pの幅(搬送方向と直交する方向の長さ)以上とされた長尺状で、いわゆるFWA(Full Width Array)となっている。記録ヘッドアレイ130内には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)の4色それぞれに対応した4つのインクジェット記録ヘッド132が搬送方向に沿って配置されており、フルカラーの画像を記録可能になっている。
なお、それぞれのインクジェット記録ヘッド132においてインク滴を吐出する方法は特に限定されず、いわゆるサーマル方式や圧電方式等、公知のものを適用できる。
各インクジェット記録ヘッド132は、図示しない記録ヘッド制御手段によって制御されるようになっている。記録ヘッド制御手段は、たとえば、画像情報に応じてインク滴の吐出タイミングや使用するインク吐出口(ノズル)を決め、駆動信号をインクジェット記録ヘッド132に送る。
また、記録ヘッドアレイ130は、搬送方向と直交する方向に不動とされていてもよいが、必要に応じて移動するように構成しておくと、マルチパスによる画像記録で、より解像度の高い画像を記録したり、インクジェット記録ヘッド132の不具合を記録結果に反映させないようにしたりできる。
記録ヘッドアレイ130の上流側には、図示しない電源が接続された帯電ロール136が配置されている。帯電ロール136は、従動ロール126との間で搬送ベルト128及び用紙Pを挟みつつ従動し、用紙Pを搬送ベルト128に押圧する押圧位置と、搬送ベルト128から離間した離間位置との間を移動可能とされている。押圧位置では、接地された従動ロール126との間に所定の電位差が生じるため、用紙Pに電荷を与えて搬送ベルト128に静電吸着させることができる。
また、電源は、用紙Pを所定電位に帯電させることが可能であれば、直流電源でも交流電源でもよい。
なお、帯電ロール136よりもさらに上流側には、図示しないレジロールが設けられており、用紙Pが搬送ベルト128と帯電ロール136との間に至る前に位置合わせされる。
記録ヘッドアレイ130の下流側には、剥離プレート140が配置されており、用紙Pを搬送ベルト128から剥離することができる。
剥離された用紙Pは、剥離プレート140の下流側で排出経路144を構成する複数の排出ローラ対142で搬送され、筐体114の上部に設けられた排紙トレイ146に排出される。
剥離プレート140の下方には、駆動ロール124との間で搬送ベルト128を挟持可能なクリーニングロール148が配置されており、搬送ベルト128の表面をクリーニングするようになっている。
給紙トレイ116と搬送ベルト128の間には、複数の反転用ローラ対150で構成された反転経路152が設けられており、片面に画像記録された用紙Pを反転させて搬送ベルト128に保持させることで、用紙Pの両面への画像記録を容易に行えるようになっている。
搬送ベルト128と排紙トレイ146の間には、4色の各インクをそれぞれ貯留するインクタンク154が設けられている。インクタンク154のインクは、図示しないインク供給配管によって、記録ヘッドアレイ130に供給される。インクとしては、水性インク、油性インク、溶剤系インク等、公知の各種インクを使用できる。
記録ヘッドアレイ130は、図2に示すように、長方形の枠体(支持フレーム)156を有しており、この枠体156に4つのインクジェット記録ヘッド132が取付けられる。枠体156は、用紙Pの搬送方向と直交する方向が長辺158となる向きで、図1に示す搬送ベルト128の平坦部分128Fと対向するように配置された状態で、インクジェット記録装置112の筐体114に取り付けられている。
枠体156の一対の短辺160には、4つの支持片180が枠体156の内側に張り出した状態で短辺160の下面に固定されている。支持片180の自由端側には、固定穴180Aが形成されており、固定ネジ182をねじ込み可能となっている。
この支持片180には、インクジェット記録ヘッド132を構成する長尺部材168の端部が固定可能となっており、長尺部材168を支持片180の下面側に当接させた状態で、固定穴180Aと対応する位置には、固定穴168Aが形成されている。長尺部材168を支持片180の下面側に当接させた状態で、支持片180の固定穴180A及び長尺部材168の固定穴168Aに固定ネジ182をねじ込むと、長尺部材168が支持片180に固定される。
ところで、長尺部材168には、長手方向に沿って複数のヘッド取付部176が形成されており、このヘッド取付部176のそれぞれに、着脱可能なスペーサ11を設け、該スペーサ11にヘッドユニット178を固定している。つまり、スペーサ11を介してヘッドユニット178を個々に着脱可能としている。これにより、ヘッドユニット178を個々に交換することができ、インクジェット記録ヘッド132の長寿命化を図ることができる。
ヘッドユニット178のそれぞれは、単体で用紙Pの紙幅を有していないが、複数のヘッドユニット178を紙幅方向に並べて配置することで、紙幅以上の画像記録領域を得られるようになっている。すなわち、インクジェット記録ヘッド132が用紙Pの幅方向に沿って移動しなくても、用紙Pの移動のみによって用紙Pの全面に画像が形成できるので、高い生産性を得ることができる。
このようなインクジェット記録装置112では、上記したように、図1に示す給紙トレイ116から取り出された用紙Pが搬送され、搬送ベルト128に至る。そして、帯電ロール136によって搬送ベルト128に押し付けられると共に、帯電ロール136からの印加電圧によって搬送ベルト128に吸着(密着)して保持される。この状態で、搬送ベルトの循環によって用紙Pが吐出領域SEを通過しつつ、記録ヘッドアレイ130からインク滴が吐出されて、用紙P上に画像が記録される。
1パスのみで画像記録する場合には、剥離プレート140で用紙Pを搬送ベルト128から剥離し、排出ローラ対142で搬送して排紙トレイ146に排出する。これに対し、マルチパスで画像記録を行う場合には、必要な回数に達するまで用紙Pを周回させて吐出領域SEを通過させた後、剥離プレート140で用紙Pを搬送ベルト128から剥離し、排出ローラ対142で搬送して排紙トレイ146に排出する。
ところで、本形態では、図4に示すように、インクジェット記録ヘッド132のヘッドユニット178には、インクを貯留する樹脂製のマニホールド(貯留部)10が備えられ、マニホールド10に貯留されたインクは、複数のSUS製のプレート12で構成された流路スタック14へ供給されるようになっている。この流路スタック14によって後述する圧力室16が構成されている。また、流路スタック14には インク滴が吐出するノズル18が形成されたSUS製のノズルプレート20が接着されており、ノズル18と圧力室16とを連通させている。
圧力室16の上面には上下方向に弾性を有するSUS製の振動板22が設けられており、圧力室16に対応する振動板22の上面には、圧電部材24が平面視にてマトリックス状に配置されている。そして、圧電部材24が印加されると圧電部材24が上下方向に撓み変形し、これにより、振動板22が撓み変形して、圧力室16内のインクが加圧されると、ノズル18からインク滴が吐出する構成となっている。
ここで、まず、本発明の実施形態に係るヘッドユニット178と基本構造が同じ参考例に係るヘッドユニット178が適用されたインクジェット記録ヘッド132の構成について説明する。図4に示されるように、インクジェット記録ヘッド132の隣接するヘッドユニット178A、178Bにおいて、ヘッドユニット178を構成する振動板22同士の端部を互いに重ねて配置し、ネジ184によって固定する。これにより、隣接するヘッドユニット178A、178Bの振動板22同士の端部が互いに重なり合った状態で接触することとなる。
次に、参考例に係るインクジェット記録ヘッドの作用について説明する。
図5(A)、(B)及び図7(B)には、環境温度10℃において、2つのヘッドユニット178A(heated_VP)、178B(other_VP)から構成される簡易モデルとしてのインクジェット記録ヘッド204で、一方のヘッドユニット178Aのみ印字状態が続いて発熱している場合のヘッドユニット178A、178Bの間の温度変化を示している。
この状態では、他方のヘッドユニット178Bの温度は10℃、一方のヘッドユニット178Aの温度は15℃となっており、他方のヘッドユニット178Bは一方のヘッドユニット178Aの温度の影響は受けず、ヘッドユニット178Aとヘッドユニット178Bの最大温度差は、5℃となっている。
ところで、図6(A)、(B)(なお、図6(B)は図6(A)の部分拡大図である。)は、インク粘度の温度依存性を示すグラフであり、温度が高くなるにつれてインク粘度は対数的に下がっている。そのため、隣接するヘッドユニット178A、178B間で温度差が生じることでインク粘度にも差が生じると、インクの濃度むらが生じ、結果として画質が低下してしまう。
このため、例えば隣接するヘッドユニット178A、178B間のインク粘度差≦1[mPa・s]を満たす画像を達成しなければならないような場合は、使用温度領域のうち、特に粘度差の大きい低温域基準(15℃以下)では、隣接するヘッドユニット178A、178B間の温度差≦3℃とする必要がある。
一方、図8(A)、(B)及び図7(A)には、本発明の効果を実証するため、図4に示すように、隣接するヘッドユニット178A、178Bの振動板22同士の端部を互いに接触させた場合のヘッドユニット178A(heated_VP)、178B(other_VP)間の温度変化を示している。
この状態では、一方のヘッドユニット178Aの温度は13.0℃、他方のヘッドユニット178Bの温度は11.4℃となっており、一方のヘッドユニット178Aと他方のヘッドユニット178Bとの最大温度差は1.6℃となっている。
つまり、隣接するヘッドユニット178A、178B間で、振動板22を介して互いに熱伝導が成され、個々のヘッドユニット178A、178Bの温度を均一化することができるということが実証された。また、温度差低減に加え、全体的にヘッドユニット178の温度を下げる効果があることも分かった。
したがって、本発明によると、隣接するヘッドユニット178A、178B間でインク粘度が略同一となり、高画質画像が得られることとなる。このように、隣接するヘッドユニット178A、178Bの振動板22同士を熱伝導可能に接触させるだけで、隣接するヘッドユニット178A、178B間でインク粘度を略同一にすることができるため、熱交換器などの装置を配設させる必要はなく、隣接するヘッドユニット178A、178Bの振動板22同士の端部を互いに重ねて配置し、ネジ184によって固定するだけなので、製造が簡易であり、低コストで実施することができる。
特に、このヘッドユニット178では、アクチュエータを搭載した振動板22の変形によって圧力室16の容積を変化させることで、ノズル18からインクが吐出されるため、該振動板22の温度が一番高くなる。このため、隣接するヘッドユニット178A、178Bの振動板22同士を熱伝導可能に接触させることで、温度が一番高い部分の熱が、隣接するヘッドユニット178A、178B間で互いに伝達されることとなるため、個々のヘッドユニット178の温度や熱膨張の均一化を効率よく行うことができる。
ところで、図1及び図2に示すように、記録ヘッドアレイ130は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)の4色それぞれに対応した4つのインクジェット記録ヘッド132で構成され、それぞれが搬送方向に沿って配置されており、フルカラーの画像を記録可能になっているが、ヘッド毎の熱膨張量がそれぞれの色ごとに異なると、紙幅方向へのインク着弾位置のずれ量が異なり、いわゆる色ずれが発生してしまう。
このため、隣接するインクジェット記録ヘッド132において、ヘッドユニット178を構成する振動板22同士を熱伝導可能に接触させることで、隣接するインクジェット記録ヘッド132同士で対向するヘッドユニット178間においても温度や熱膨張を均一化することができるため、インクジェット記録ヘッド132毎の紙幅方向へのズレ量の差を抑え、色ずれも少なくなる。
なお、ここでは、隣接するヘッドユニット178A、178Bの振動板22同士の端部を互いに重ねて配置し、ネジ184によって固定したが、隣接するヘッドユニット178A、178Bの振動板22同士の端部を互いに接触させることができれば良いため、これに限るものではない。
例えば、図9に示すように、隣接するヘッドユニット178A、178Bの振動板22同士の端部を、曲げ加工により、互いに上方へ湾曲させ、湾曲部186を形成し、湾曲部186のばね力により湾曲部186同士が互いに押圧し合う状態で、該湾曲部186を接触させるようにする。これにより、ネジなどを用いなくても湾曲部186同士が接触した状態を維持させることができる。このように、ネジ184(図4参照)が不要となるため、部品点数を削減することができる。
また、これ以外にも、図10に示すように、隣接するヘッドユニット178A、178Bの振動板22同士の端部において、ヘッドユニット178Aの振動板22のヘッドユニット178B側の端部には、上方へ湾曲する湾曲部186を形成し、反対側の端部には、下方へ湾曲する湾曲部188を形成する。また、ヘッドユニット178Bの振動板22のヘッドユニット178A側の端部には、下方へ湾曲する湾曲部188を形成し、反対側の端部には、図示はしないが上方へ湾曲する湾曲部を形成する。
そして、対面する湾曲部186と湾曲部188をばね力により互いに押圧し合う状態で接触させるようにしても良い。ここで、湾曲部188はノズル面20Aから突出し、かつ、インクが吐出される記録用紙Pの表面に接触しないようにすることで、紙ジャム時にノズル面を保護する効果も得られる。
さらに、図11に示すように、隣接するヘッドユニット178A、178Bにおいて、ヘッドユニット178Bの振動板22のヘッドユニット178A側の端部を曲げ加工により、フック状に湾曲させフック部190を形成し、該フック部190を、ヘッドユニット178Aの振動板22の端部に、ばね力により押圧した状態で接触させるようにしても良い。ここで、ヘッドユニット178Aでは、ヘッドユニット178Bと反対側の端部にフック部190を形成し、ヘッドユニット178Bの反対側に隣接するヘッドユニット(図示省略)の振動板に該フック部190を接触させる。
以上は、隣接するヘッドユニット178A、178Bの振動板22同士を接触させる形態について説明したが、隣接するヘッドユニット178A、178B間で互いに熱伝導を行うことができればよいため、振動板22に限るものではない。
次に、本実施形態に係るインクジェット記録ヘッドについて説明する。図12に示すように、複数のSUS製のプレート12で構成された流路スタック14のうち、1枚のプレート12(ここでは、ノズルプレート20側のプレート12にしたが、これに限るものではない)の端部を下方へ湾曲させ(上方へ湾曲させても良い)、湾曲部192を形成し、隣接するヘッドユニット178A、178Bのプレート12の湾曲部192同士を、ばね力により押圧した状態で接触させる。
ヘッドユニット178において、振動板22を共通電極とする場合、該振動板22を隣接するヘッドユニット178A、178B間で連結すると不具合が生じることがある。このため、流路スタック14のうち、1枚のプレート12を互いに連結させる。
一般的にプレート12は振動板22よりも肉厚で形成されるため、該プレート12同士を接触させることで振動板22と比較して熱伝導断面積が増大し、隣接するヘッドユニット178A、178B間の温度均一化の促進を図ることができる。
また、図13に示すように、ノズルプレート20或いはザグリプレート26(なお、図13では、ノズルプレート20に湾曲部194を形成した図を示している)の端部に湾曲部194を形成し、隣接するヘッドユニット178A、178Bのノズルプレート20の湾曲部194同士を接触させるようにしても良い。
このため、図14に示すように、プレート12だけでなく、ノズルプレート20及びノズル18を保護するためノズル18の周縁にザグリ部26Aを設けるザグリプレート26の端部を一体にした状態で湾曲部196を形成し、隣接するヘッドユニット178A、178Bの湾曲部196同士を接触させるようにしても良い。
さらに、図15に示すように、振動板22を含め流路スタック14、ノズルプレート20及びザグリプレート26の端部を一体にした状態で湾曲部198を形成し、隣接するヘッドユニット178A、178Bで湾曲部198同士を接触させるようにしても良い。これにより、熱伝導断面積がさらに増大し、隣接するヘッドユニット178A、178B間の温度均一化をさらに促進させることができる。
ところで、本形態では、ヘッドユニット178のマニホールド10を樹脂で成形しているが、樹脂よりも金属は熱伝導率が高いため、マニホールド10を金属で形成することで、マニホールド10を樹脂で成形した場合と比較して、個々のヘッドユニット178の温度や熱膨張の均一化をより効果的に行うことができ、図16に示すように、ヘッドユニット178の温度をさらに全体的に下げることができる(ヘッドユニット178Aの温度は11℃となっており、ヘッドユニット178Bの温度は10.5℃となっている)。
上記各実施形態では、本発明の液滴吐出装置として、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの各色のインク滴を吐出するインクジェット記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置を挙げたが、本発明の液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置は、記録用紙P上へ画像(文字を含む)を記録するものに限定されない。すなわち、記録媒体は紙に限定されるものでなく、また、吐出する液体もインクに限定されるものではない。例えば、インク処理液を併用したり、高分子フィルムやガラス上にインクを吐出してディスプレイ用カラーフィルターを作成したり、溶接状態の半田を基板上に吐出して部品実装用のバンプを形成したりする等、工業用に用いられる液滴吐出装置全般が広く含まれる。
また、これらの液滴吐出装置では、FWAに限らず、主走査機構と副走査機構を有するPartial Width Array(PWA)に本発明を適用してもよい。さらに、マルチパスタイプではなく、1パスタイプであってもよい。
本発明の実施の形態に係るインクジェット記録装置の全体構成を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係るインクジェット記録装置の記録ヘッドアレイを示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るインクジェット記録装置のインクジェット記録ヘッドを示す斜視図である。 参考例に係るインクジェット記録装置の隣接するヘッドユニットを示す概略断面図である。 従来構造で、一方のヘッドユニットのみ発熱させた場合の他方のヘッドユニットへの影響を示す温度分布であり、(A)は斜視図、(B)は平面図である。 (A)はインク粘度の温度依存性を示すグラフであり、(B)は(A)の部分拡大図である。 (A)は図8の温度変化をグラフ化したものであり、(B)は図5の温度変化をグラフ化したものである。 参考例に係るインクジェット記録装置のインクジェット記録ヘッドの一方のヘッドユニットのみ発熱させた場合の他方のヘッドユニットへの影響を示す温度分布であり、(A)は斜視図、(B)は平面図である。 図4の第1変形例を示す概略断面図である。 図4の第2変形例を示す概略断面図である。 図4の第3変形例を示す概略断面図である。 本実施形態に係るインクジェット記録装置を示す概略断面図である。 参考例を示す概略断面図である。 本実施形態に係るインクジェット記録装置の第2変形例を示す概略断面図である。 本実施形態に係るインクジェット記録装置の第3変形例を示す概略断面図である。 本実施形態に係るインクジェット記録装置のインクジェット記録ヘッドの変形例である。一方のヘッドユニットのみ発熱させた場合の他方のヘッドユニットへの影響を示す温度分布であり、(A)は斜視図、(B)は平面図である。
符号の説明
12 プレー
14 流路スタッ
16 圧力室
20 ノズルプレー
20A ノズル面
22 振動
112 インクジェット記録装置(液滴吐出装置)
130 記録ヘッドアレイ(液滴吐出装置)
132 インクジェット記録ヘッド(液滴吐出ヘッド)
178 ヘッドユニット(液滴吐出ヘッドユニット)
178A ヘッドユニット(液滴吐出ヘッドユニット)
178B ヘッドユニット(液滴吐出ヘッドユニット)
184 ネジ
186 湾曲部
188 湾曲部
190 フック部
192 湾曲部
194 湾曲部
196 湾曲部
198 湾曲部
204 インクジェット記録ヘッド(液滴吐出装置)

Claims (6)

  1. 液滴を吐出するノズルが形成されたノズルプレートと、前記ノズルと連通し液滴が充填される圧力室を構成する流路プレートと、前記流路プレートに積層され前記圧力室の一部を構成する振動板と、を含んで構成された液滴吐出ヘッドユニットが複数配列されて構成された液滴吐出ヘッドであって、
    前記液滴吐出ヘッドユニットの振動板が、隣接する前記液滴吐出ヘッドユニット間で共通電極となるように構成され、
    前記液滴吐出ヘッドユニットの振動板が、隣接する前記液滴吐出ヘッドユニット間で連結しないように構成されるとともに、隣接する前記液滴吐出ヘッドユニット間で、前記流路プレートが互いに連結するように構成されることを特徴とする液滴吐出装置。
  2. 前記液滴吐出ヘッドが前記液滴吐出ヘッドユニットの配列方向と直交する方向に複数設けられたことを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出装置。
  3. 隣接する前記流路プレートの端部同士が曲げ加工され、互いに突き合わせた状態で接触していることを特徴とする請求項1又は2に記載の液滴吐出装置。
  4. 隣接する前記流路プレートの端部同士がネジで連結されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の液滴吐出装置。
  5. 隣接する前記流路プレートの端部同士が曲げ加工され、前記液滴吐出ヘッドユニットのノズル面から突出して互いに接触し、かつ、液滴が吐出される記録媒体の表面に接触しないことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の液滴吐出装置。
  6. 前記流路プレートが複数のプレートで構成され、前記プレートのうちの少なくとも1枚が接触することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の液滴吐出装置。
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