JP4882380B2 - スピーカシステム - Google Patents

スピーカシステム Download PDF

Info

Publication number
JP4882380B2
JP4882380B2 JP2006007244A JP2006007244A JP4882380B2 JP 4882380 B2 JP4882380 B2 JP 4882380B2 JP 2006007244 A JP2006007244 A JP 2006007244A JP 2006007244 A JP2006007244 A JP 2006007244A JP 4882380 B2 JP4882380 B2 JP 4882380B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
speaker
light emission
output
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006007244A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007187605A (ja
Inventor
卓也 田丸
勝一 刑部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2006007244A priority Critical patent/JP4882380B2/ja
Priority to US12/087,645 priority patent/US8130968B2/en
Priority to PCT/JP2007/050638 priority patent/WO2007081052A1/ja
Publication of JP2007187605A publication Critical patent/JP2007187605A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4882380B2 publication Critical patent/JP4882380B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R23/00Transducers other than those covered by groups H04R9/00 - H04R21/00
    • H04R23/008Transducers other than those covered by groups H04R9/00 - H04R21/00 using optical signals for detecting or generating sound
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R2410/00Microphones
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R2430/00Signal processing covered by H04R, not provided for in its groups
    • H04R2430/03Synergistic effects of band splitting and sub-band processing

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Stereophonic System (AREA)
  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Description

本発明は、入力される音に応じて光を出力する技術に関する。
入力された音に応じて光を出力する装置として、例えば、特許文献1に開示された音検知器がある。この音検知器は、入力される音をマイクロホンによって電気信号に変換し、この電気信号を増幅回路によって増幅する。そして、増幅された信号の電圧と、予め定められた基準電圧とを比較し、増幅された信号の電圧が基準電圧より高い場合には、発光ダイオードを点灯させる。この音検知器の応用例としては、種々の応用例が考えられ、例えば、この音検知器を音源に設置すると、音検知器の発光を目視することにより、音の発生タイミングを知ることができる。また、複数の音源がある場合、この音検知器を各音源に対応して設置すれば、音検知器の発光を目視することにより、どの音源が音を出力したかを知ることができる。
特開平6−241882号公報
しかしながら、この場合、特許文献1に開示された音検知器は、音が入力されると単に点灯するだけとなっているため、音の発生の有無を単に目視で確認する程度の単純な利用法しかなく、より多様な利用形態や、応答の多様性をもった装置の開発が望まれていた。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、音の入力に応答するとともに、応答の多様性を実現することができ、また、多様な利用形態に供することができる発光応答装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために本発明は、音を収音する収音手段と、前記収音手段で収音された音のうち所定周波数帯域に属する音のレベルを検出するレベル検出手段と、光を発する発光手段と、前記レベル検出手段が検出したレベルに基づいて前記発光手段から光を発光させる発光制御手段と、を備える複数の発光応答装置と、複数のスピーカユニットを備えるスピーカアレイであって、前記スピーカアレイは、入力されるオーディオ信号を遅延させて前記複数のスピーカユニットの各々に出力する遅延手段と、前記遅延手段における前記オーディオ信号の遅延量を制御する遅延制御手段と、オーディオ信号を前記遅延手段へ出力するオーディオ信号出力手段と、前記発光手段が発した光を検知する光検知手段と、前記複数のスピーカユニットの第1スピーカユニットから音が放音されてから前記光検知手段で光が検知されるまでの第1時間と、前記複数のスピーカユニットの第2スピーカユニットから音が放音されてから前記光検知手段で光が検知されるまでの第2時間を計る計時手段と、前記計時手段で計時された時間に基づいて、前記スピーカアレイから見た前記発光応答装置の各々の方向を特定する方向特定手段とを有し、前記所定周波数帯域は、前記発光応答装置毎に異なり、前記オーディオ信号出力手段は、前記計時手段で時間を計る場合に前記所定周波数帯域に属する音のオーディオ信号を出力し、前記遅延制御手段は、前記方向特定手段で特定された方向に応じて、前記スピーカユニットへ出力するオーディオ信号毎に前記遅延量を制御することを特徴とするスピーカシステムを提供する。
この態様においては、前記遅延制御手段は、前記方向特定手段で特定された前記複数の発光応答装置の各方向へ音響ビームが出力されるように前記遅延量を制御するようににしてもよい。
本発明によれば、発光応答装置は、音の入力に応答するとともに、応答の多様性を実現することができ、また、多様な利用形態に供することができる。
[第1実施形態]
図1は、本発明に係る発光応答装置1の外観図であり、図2は発光応答装置1のハードウェア構成を例示したブロック図である。図1に示したように、太陽電池140と、可視光を出力する発光素子120と、発光応答出力部116と、マイクロホン110は、発光応答装置1の筐体101の表面に配設されている。また、図2に示した各ブロックのうち、アンプ部111、AGC部112、フィルタ部113、比較部14、駆動部115、制御部130、および記憶部131は、筐体101内に格納されている。このように各ブロックは筐体101に纏められているため、発光応答装置1は数cm四方以下の小さく軽いものとなっている。なお、本実施形態においては、これらの各ブロックをまとめてLSI化し、1チップ化してもよい。また、発光応答装置1において、マイクロホン110が配設されている面と反対側の面には、粘着シールが貼着されており、様々なものに貼着させることが可能となっている。
制御部130は、例えば、ワンチップのマイクロコンピュータを備えており、記憶しているプログラムに従ってフィルタ部113や比較部114、駆動部115を制御する。記憶部131は、不揮発性メモリを備えており、フィルタ部113を通過させる信号の周波数帯域f1を示す周波数帯域データや、比較部114の基準電圧を示す基準電圧データを記憶している。
太陽電池140は、光エネルギーを電気エネルギーに変換し、得られた電気エネルギーを発光応答装置1の各部へ供給する。マイクロホン110は例えばシリコンマイクであり、音波を電気信号に変換し、当該電気信号をアンプ部111へ出力する。アンプ部111は、マイクロホン110から出力された電気信号を増幅し、増幅した電気信号をAGC(Auto Gain Control)部112へ出力する。AGC部112は、アンプ部111から出力された電気信号の振幅のピークが一定となるように電気信号の振幅調整を行う。この振幅調整された電気信号は、フィルタ部113へ出力される。フィルタ部113は、アンプ部111から出力された電気信号のうち、記憶部131に記憶されている周波数帯域データが示す周波数帯域f1に対応した電気信号を比較部114へ出力する。なお、フィルタ部113が出力する信号の周波数帯域は、制御部130からの制御によって可変できるようになっている。
比較部114は、コンパレータ回路を備えており、フィルタ部113から出力された電気信号と、制御部130から通知された基準電圧とを比較し、電気信号の電圧が基準電圧より高いか低いかを判別する。そしてフィルタ部113を通過した電気信号の電圧が基準電圧より高い場合には「H(High)」の信号を出力し、電気信号の電圧が基準電圧より低い場合には「L(Low)」の信号を出力する。この二値化された電気信号は駆動部115に入力される。
駆動部115は、発光素子120を点灯させる駆動回路を備えている。駆動部115は、比較部114から「H」の信号が出力された場合には、制御部130の制御の下、発光素子120を点灯させる。なお、発光素子120から出力される光は、発光素子120を中心にして球面状に広がっていくため広い範囲に到達する。
発光応答出力部116は、駆動部115に接続されており、駆動部115によって駆動されると所定周波数の電波を出力する。
この発光応答装置1に音波が到達すると、この音波はマイクロホン110によって電気信号に変換される。マイクロホン110が生成した電気信号はアンプ部111により増幅された後、AGC部112へ出力される。AGC部112においては、入力された電気信号の振幅のピークが一定となるように振幅調整が行われる。この振幅調整された電気信号は、フィルタ部113へ出力される。フィルタ部113は電気信号が入力されると、記憶部131に記憶されている周波数帯域データが示す周波数帯域f1に属する電気信号を比較部114へ出力する。
比較部114においては、フィルタ部113から出力された電気信号と、制御部130から予め通知されている基準電圧とが比較され、電気信号の電圧が基準電圧より高いか低いかが判別される。ここで、フィルタ部113から電気信号が出力されたことにより電気信号のレベルが立ち上がり、電気信号のレベルが基準電圧より高くなると、比較部114から「H」の信号が出力される。駆動部115は、比較部114から「H」の信号が出力されると、周波数帯域f1に属する音波が入力されたことを報知するために、制御部130の制御の下、発光素子120を点灯させる。また、駆動部115は、比較部114から「H」の信号が出力されると、発光応答出力部116を駆動する。発光応答出力部116が駆動されると、発光応答出力部116から所定周波数の電波が出力される。一方、駆動部115は、比較部114から「L」の信号が出力されると、発光素子120を消灯させる。また、比較部114から「L」の信号が出力されると、発光応答出力部116の駆動を停止する。
このように、発光応答装置1に周波数帯域f1に属する音波が入力されると、所定周波数帯域f1に属する音波が入力されたことを報知する光が自動的に出力される。発光応答装置1は、音の入力に対する応答信号として光を出力するので、この光を目視すれば、音の発生タイミングの観測や音の発生位置の観測等、様々な観測を行うことができる。
また、発光応答装置1に周波数帯域f1に属する音波が入力されると、周波数帯域f1に属する音波が入力されたことを報知する電波が自動的に出力される。発光応答装置1は、所定周波数の電波を音の入力に対する応答信号として出力するので、この電波を受信機によって検知すれば、音の発生タイミングの観測や音の発生位置の観測等、様々な観測を行うことができる。
なお、この発光応答装置1においては、発光応答出力部116は、電波ではなく音波を出力するようにしてもよい。また、音波を出力する場合、特定パターンの音波を出力したり、所定周波数の音波を所定の周期で一定時間出力したりするようにしてもよい。
なお、音波を出力する場合、通常のオーディオ信号であまり使用されない周波数帯域の音波を出力するのが好ましい。また、この発光応答装置1においては、フィルタ部113から出力される信号のレベルの大小に応じて、発光素子120から出力される光の光量を制御するようにしてもよい。また、この発光応答装置1においては、比較部114は、フィルタ部113から電気信号のレベルが一定時間の間、基準電圧より高かった場合に「H」の信号を出力するようにしてもよい。この場合、観測すべき音以外の音が瞬間的に入力されても、発光が行われることがない。
[第2実施形態]
図3は、本発明の第2実施形態に係わる発光応答装置100のハードウェア構成を例示した図である。図3に示したように、発光応答装置100は、発光応答出力部116を具備しておらず、発光応答制御部117を具備している点が、第1実施形態の発光応答装置1と異なる。発光応答制御部117は、発光素子120(図示略)を備えており、光を出力する。なお、発光応答制御部117以外の部分については、第1実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
図4は、発光応答装置100を利用したシステムの全体構成を例示した図である。本システムにおいては、発光応答装置100は、聴者に貼着される。
入力端子30Lは左チャンネルのオーディオ信号が入力される端子であり、入力端子30Rは右チャンネルのオーディオ信号が入力される端子である。入力端子30Lに入力されたオーディオ信号は遅延部40Lに入力され、入力端子30Rに入力されたオーディオ信号は遅延部40Rに入力される。遅延部40Lおよび遅延部40Rは、オーディオ信号を遅延させる回路を備えており、入力されたオーディオ信号を制御部10から指示された時間分だけ遅延させて出力する。遅延部40Lから出力されたオーディオ信号はアンプ部50Lに入力され、遅延部40Rから出力されたオーディオ信号はアンプ部50Rに入力される。アンプ部50Lおよびアンプ部50Rは、入力されたオーディオ信号を増幅し、増幅したオーディオ信号を各アンプに接続されているスピーカへ出力する。スピーカ60Lはアンプ部50Lに接続されており、スピーカ60Rはアンプ部50Rに接続されている。各スピーカは、接続されているアンプから出力されたオーディオ信号を音波に変換する。受光部20は光センサを備えており、受光した光を電気信号に変換して制御部10へ出力する。音源部65は、制御部10とアンプ部50L,50Rとに接続されている。音源部65は、制御部10の制御の下、記憶部131に記憶されている周波数帯域データが示す周波数帯域f1と同じ周波数帯域に属するオーディオ信号をアンプ部50Lまたはアンプ部50Rへ出力する。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、不揮発性メモリ等を備えている。ROMに記憶されているプログラムがCPUにより実行されると、制御部10に接続されている各部が制御部10により制御される。そして、制御部10においては、図5に例示した処理が行われ、スピーカ60Lと発光応答装置100との間の距離と、スピーカ60Rと発光応答装置100との間の距離と、スピーカ60Lとスピーカ60Rとの間の距離に基づいて発光応答装置100の位置を特定し、スピーカから出力される音波の指向方向を、特定した位置に応じて変化させる機能が実現する。
(第2実施形態の動作)
次に第2実施形態の動作について説明する。なお、以下の説明においては、スピーカ60Lからスピーカ60Rまでの距離d0が制御部10の不揮発性メモリに記憶されている場合を想定して動作の説明を行う。
まず、制御部10が音源部65を制御することにより、記憶部131に記憶されている周波数帯域データが示す周波数帯域f1と同じ周波数帯域に属するオーディオ信号が音源部65からアンプ部50Lへ出力される(図5:ステップSA10)。また制御部10は、オーディオ信号がアンプ部50Lへ出力されてから経過した時間t1の計時を開始する(ステップSA11)。音源部65から出力されたオーディオ信号はアンプ部50Lで増幅された後、スピーカ60Lへ入力される。スピーカ60Lは、供給されたオーディオ信号の周波数の音波を出力する。
スピーカ60Lから出力された音波が、聴者が身につけている発光応答装置100に到達すると、第1実施形態の発光応答装置1と同様に比較部114から「H」の信号が出力される。駆動部115は、比較部114から「H」の信号が出力されると、制御部130の制御の下、発光応答制御部117の発光素子を点灯させて光パルスを出力する。
発光応答制御部117から出力された光パルスは受光部20に到達する。ここで、発光応答制御部117から出力される光は発光応答制御部117を中心にして広がるので、発光応答制御部117が特に受光部20に向けられていなくとも受光部20に到達する。光パルスが受光部20に到達すると、受光部20に到達した光が電気信号に変換されて制御部10へ出力される。光パルスを表す電気信号が受光部20から出力されて制御部10に入力されると(ステップSA12;YES)、制御部10は、オーディオ信号がアンプ部50Lへ出力されてから経過した時間t1の計時を停止し、計時した時間t1をRAMに記憶する(ステップSA13)。
次に制御部10が音源部65を制御することにより、周波数帯域f1に属するオーディオ信号が音源部65からアンプ部50Rへ出力される(ステップSA14)。また制御部10は、オーディオ信号がアンプ部50Rへ出力されてから経過した時間t2の計時を開始する(ステップSA15)。音源部65から出力されたオーディオ信号はアンプ部50Rで増幅された後、スピーカ60Rへ入力される。スピーカ60Rは、供給されたオーディオ信号の周波数と同じ周波数の音波を出力する。
スピーカ60Rから出力された音波が発光応答装置100に到達すると、発光応答装置100においては、スピーカ60Lから出力された音波が発光応答装置100に到達した時と同様に、発光応答制御部117から光パルスが出力される。
この光パルスが受光部20に到達すると、受光部20に到達した光が電気信号に変換されて制御部10へ出力される。光パルスを表す電気信号が受光部20から出力されて制御部10に入力されると(ステップSA16;YES)、制御部10は、オーディオ信号がアンプ部50Rへ出力されてから経過した時間t2の計時を停止し、計時した時間t2をRAMに記憶する(ステップSA17)。
次に制御部10は時間t1、即ち、スピーカ60Lから出力された音波が発光応答装置100に到達するまでの時間に音速を乗じ、スピーカ60Lから発光応答装置100までの距離d1を求める。また制御部10は時間t2、即ち、スピーカ60Rから出力された音波が発光応答装置100に到達するまでの時間に音速を乗じ、スピーカ60Rから発光応答装置100までの距離d2を求める(ステップSA18)。距離d1と距離d2とが得られると、スピーカ60Lからスピーカ60Rまでの距離d0を制御部10は予め記憶しているため、発光応答装置100と、スピーカ60Lと、スピーカ60Rとを頂点とする三角形の各辺の長さが分かることとなる。
三角形の各辺の長さが分かると、三角形の各内角の角度を余弦定理により求めることができ、この得られた各内角の角度から発光応答装置100の位置を知ることができる。制御部10は、距離d0〜距離d2に基づいて、スピーカ60Lとスピーカ60Rとを結ぶ辺と、スピーカ60Lと発光応答装置100とを結ぶ辺とがなす角度を求める。また、制御部10は、距離d0〜距離d2に基づいて、スピーカ60Lとスピーカ60Rとを結ぶ辺と、スピーカ60Rと発光応答装置100とを結ぶ辺とがなす角度を求める。制御部10は、これらの角度を求めると、スピーカ60L,60Rからみた発光応答装置100の方向、即ち、聴者がいる方向を特定する(ステップSA19)。
制御部10は、聴者がいる方向を特定すると、遅延部40Lと遅延部40Rとを制御し、当該スピーカシステムから出力される音波の指向方向が聴者の方向となるように、入力端子30Lに入力されるオーディオ信号と、入力端子30Rに入力されるオーディオ信号との間に時間差を生じさせる(ステップSA20)。遅延部40L,40Rの遅延量が設定されると、当該スピーカシステムから出力される音波の指向方向が発光応答装置100の方向、即ち聴者の方向となる。制御部10は、上述したステップSA10〜ステップSA20の処理を所定の周期で行うことにより、聴者の位置を常時検知し、当該スピーカシステムから出力される音の指向方向を検知した位置に応じて制御する。
これにより、聴者はスピーカ60L,60Rの位置を調整することなく最適な音場を得ることができ、また、オーディオ信号の再生中に聴者が移動しても、当該スピーカシステムから出力される音の指向方向が聴者の方向へ変化するので、聴者は最適な音場を得ることができる。また、本システムにおいては、発光応答装置100から出力される光は狭指向性を有するものではなく、発光応答制御部117から球面状に広がっていく。このため、発光応答制御部117の方向を特定に意識しなくとも、発光応答制御部117から出力された光パルスは受光部20に到達するので、聴者の手を煩わすことなく、容易に聴者の位置を特定することができる。また、発光応答装置100は数cm四方以下の小さく軽いものとなっており、聴者の衣服に貼着させることが可能となっている。このため、聴者の手を煩わすことなく、聴者の位置を検知して良好な音場を提供することができる。また、本システムにおいては、発光応答装置100は太陽電池140により駆動されている。一次電池や二次電池を用いると電池の重量により発光応答装置100が重くなり、衣服への装着に好適ではなくなるが、本システムでは、太陽電池140により駆動されているため、発光応答装置100の重量が軽くなり、衣服への装着が容易となる。また、単に点灯している光が受光部20に入力されても、制御部10は遅延部40R,40Lを制御しないので、誤動作する虞が少なくなる。なお、本実施形態においては、フィルタ部113から出力される信号のレベルの大小に応じて、発光素子から出力される光パルスの態様を異ならせるようにしてもよい。
また、本実施形態においては、発光応答装置100に発光応答出力部116を設け、スピーカ60R,60Lからの音波が発光応答装置100に入力された場合、発光素子は点灯のみとし、発光応答出力部116から電波を出力するようにしてもよい。また、制御部10に電波を受信する電波受信部を接続し、発光応答装置100から出力された電波を受信し、音波を出力してから電波を受信するまでの時間を計時して、聴者の位置を特定するようにしてもよい。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。この第3実施形態においては、発光応答装置が各スピーカまでの距離を求め、求めた距離を制御部10へ通知する点が上述した実施形態と異なる。
(第3実施形態の構成)
図6は、第3実施形態に係わる発光応答装置100Aの外観図であり、図7は発光応答装置100Aのハードウェア構成を示したブロック図である。図6に示したように、発光応答装置100Aの筐体の表面には太陽電池140と、発光応答制御部117と、マイクロホン110と、受光素子150とが配設されている。受光素子150は、例えば、フォトダイオード等、受光した光に対応した電気信号を出力する素子である。受光素子150から出力された電気信号は、波形成形部151に入力される。波形成形部151は、受光素子150から出力された電気信号の波形を成形し、波形成形した電気信号を制御部130へ出力する。
図8は、第3実施形態に係わるシステムの全体構成を例示した図である。なお、図8において第2実施形態と同じ部分については、第2実施形態と同じ符号を各部に付してその説明を省略する。
発光部70は発光素子を備えており、制御部10の制御の下、所定周波数の光を出力する。なお、発光部70が具備している発光素子も発光素子を中心にして球面状に広がっていくため広い範囲に到達する。本システムにおいては、発光応答装置100Aは、聴者の衣服に取り付けられる。
(第3実施形態の動作)
次に本実施形態の動作について説明する。なお、以下の説明においては、スピーカ60Lからスピーカ60Rまでの距離d0が制御部10の不揮発性メモリに記憶されている場合を想定して動作の説明を行う。
まず、制御部10は発光部70を制御し、発光部70から所定周波数の光を出力させると共に、音源部65を制御し、音源部65から周波数帯域f1に属するオーディオ信号をアンプ部50Lへ出力させ、周波数帯域f1に属する音波をスピーカ60Lから出力させる(図9:ステップSB10)。
発光部70から出力された光は、聴者が身につけている発光応答装置100Aに到達する。発光部70から出力された光が発光応答装置100Aに到達すると、到達した光は受光素子150によって電気信号に変換される。この電気信号は波形成形部151により波形成形された後、制御部130へ出力される。制御部130は、波形成形された電気信号が入力されると(図10:ステップSC10;YES)、時間t1の計時を開始する(ステップSC11)。
一方、スピーカ60Lから出力された音波は、聴者が身につけている発光応答装置100Aへ発光部70から出力された光より遅れて到達する。この到達した音波はマイクロホン110によって電気信号に変換される。マイクロホン110が生成した電気信号はアンプ部111により増幅された後、AGC部112へ出力される。AGC部112においては、入力された電気信号の振幅のピークが一定となるように振幅調整が行われる。この振幅調整された電気信号は、フィルタ部113へ出力される。フィルタ部113は電気信号が入力されると、周波数帯域f1と同じ周波数帯域に属する電気信号を比較部114へ出力する。
比較部114においては、フィルタ部113から出力された電気信号と、制御部130から予め通知されている基準電圧とが比較され、電気信号の電圧が基準電圧より高いか低いかが判別される。ここで、フィルタ部113から電気信号が出力されたことにより電気信号のレベルが立ち上がり、電気信号のレベルが基準電圧より高くなると、比較部114から「H」の信号が制御部130へ出力される。制御部130は、「H」の信号が入力されると(ステップSC12;YES)、時間t1の計時を停止し、計時した時間t1を記憶する(ステップSC13)。
次に制御部10は発光部70を制御し、発光部70から所定周波数の光を出力させると共に、音源部65を制御し、音源部65から周波数帯域f1に属するオーディオ信号をアンプ部50Rへ出力させ、周波数帯域f1の音波をスピーカ60Rから出力させる(ステップSB11)。
発光部70から出力された光が発光応答装置100Aに到達すると、到達した光は受光素子150によって電気信号に変換されて出力される。受光素子150から出力された電気信号は波形成形部151により波形成形された後、制御部130へ出力される。制御部130は、波形成形された電気信号が入力されると(ステップSC14;YES)、時間t2の計時を開始する(ステップSC15)。
一方、スピーカ60Rから出力された音波は、聴者が身につけている発光応答装置100Aへ発光部70から出力された光より遅れて到達する。スピーカ60Rから出力された音波が発光応答装置100Aに到達すると、スピーカ60Lから出力された音波が発光応答装置100Aに到達した時と同様に、「H」の信号が制御部130に入力される。制御部130は、「H」の信号が入力されると(ステップSC16;YES)、時間t2の計時を停止し、計時した時間t2を記憶する(ステップSC17)。
次に制御部130は時間t1、即ち、スピーカ60Lから出力された音波が発光応答装置100Aに到達するまでの時間に音速を乗じ、スピーカ60Lから発光応答装置100Aまでの距離d1を求める。また制御部10は時間t2、即ち、スピーカ60Rから出力された音波が発光応答装置100Aに到達するまでの時間に音速を乗じ、スピーカ60Rから発光応答装置100Aまでの距離d2を求める(ステップSC18)。次に制御部130は、駆動部115を制御して発光素子120から光信号を出力し、光信号により距離d1と距離d2とを受光部20へ送信する(ステップSC19)。
この光信号が受光部20にて受光されると、光信号は電気信号に変換されて制御部10に入力される。制御部10は、距離d1と距離d2とを示す電気信号が入力されると(ステップSB12;YES)、この電気信号が示す距離d1と距離d2、および記憶しているスピーカ60Lとスピーカ60Rとの間の距離d0とに基づいて、スピーカ60Lとスピーカ60Rとを結ぶ辺と、スピーカ60Rと発光応答装置100Aとを結ぶ辺とがなす角度を求める。制御部10は、これらの角度が求まると、スピーカ60L,60Rからみた発光応答装置100Aの方向、即ち、聴者がいる方向を特定する(ステップSB13)。
制御部10は、聴者がいる方向を特定すると、遅延部40Lと遅延部40Rとを制御し、当該スピーカシステムから出力される音波の指向方向が聴者の方向となるように、入力端子30Lに入力されるオーディオ信号と、入力端子30Rに入力されるオーディオ信号との間に時間差を生じさせる(ステップSB14)。遅延部40L,40Rの遅延量が設定されると、当該スピーカシステムから出力される音波の指向方向が発光応答装置100Aの方向、即ち聴者の方向となる。スピーカシステムは、上述した処理を所定の周期で行うことにより、聴者の位置を常時検知し、当該スピーカシステムから出力される音の指向方向を検知した位置に応じて制御する。
以上説明したように、本システムによっても、聴者の手を煩わすことなく、聴者の位置を検知することができ、聴者はスピーカ60L,60Rの位置を調整することなく最適な音場を得ることができ、また、オーディオ信号の再生中に聴者が移動しても、当該スピーカシステムから出力される音の指向方向が変化して、聴者は最適な音場を得ることができる。なお、本システムにおいては、時間t1の計時が終了した時点で距離d1を算出して制御部10へ送信し、次に時間t2の計時が終了した時点で距離d2を算出して制御部10へ送信するようにしてもよい。
また、本実施形態においては、発光応答装置100Aに発光応答出力部116を設け、距離d1,d2とを電波により送信するようにしてもよい。また、制御部10に電波を受信する電波受信部を接続し、発光応答装置100Aから電波によって送信された距離d1,d2とを受信するようにしてもよい。
[第4実施形態]
次に本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態は、発光応答装置から光と音を出力することにより、発光応答装置の方向を求める点が第2実施形態と異なる。
(第4実施形態の構成)
図11に発光応答装置100Bの外観図、図12に発光応答装置100Bのブロック図を示す。なお、図11、図12においても、第2実施形態と同じ部分については、第2実施形態と同じ符号を各部に付してその説明を省略する。
図11に示したように、発光応答装置100Bの筐体の表面には太陽電池140と、発光応答制御部117と、スピーカ160とが配設されている。音源部161は、制御部130の制御の下、周波数帯域f1に属するオーディオ信号をスピーカ160へ出力する。スピーカ160は、周波数帯域f1に属するオーディオ信号が供給されると、オーディオ信号に対応した音波を出力する。なお、スピーカ160の指向性は広指向性となっている。
図13は、発光応答装置100Bを利用したシステムの全体構成を例示した図である。なお、図13において第2実施形態と同じ部分については、第2実施形態と同じ符号を各部に付してその説明を省略する。
受音部80は、2つのマイクロホンを具備しており、入力した音波を電気信号に変換し、当該電気信号をフィルタ部81へ出力する。フィルタ部81は、例えばバンドパスフィルタを具備しており、受音部80から出力された電気信号のうち特定の周波数帯域に属する電気信号を制御部10へ出力する。本システムにおいては、聴者の衣服に取り付けられる。
(第4実施形態の動作)
次に本実施形態の動作について説明する。なお、以下の説明においては、受音部80の2つのマイクロホンの間の距離が制御部10の不揮発性メモリに記憶されている場合を想定して動作の説明を行う。
まず、発光応答装置100Bの制御部130は、駆動部115を制御し、発光応答制御部117から所定周波数の光を出力させると共に、音源部161を制御し、周波数帯域f1に属するオーディオ信号をスピーカ160へ出力する。ここでスピーカ160は広指向性であるため、スピーカ160から出力される音波は、スピーカ160を中心にして広範囲に到達する。
発光応答制御部117から出力された光は空気中を伝わり、受光部20に到達する。発光応答制御部117から出力された光が受光部20に到達すると、到達した光は受光部20によって電気信号に変換される。この電気信号が制御部10へ入力されると、制御部10は、発光応答装置100Bの位置を特定する処理を行う。
スピーカ160から出力された音波は空気中を伝わり、発光応答制御部117から出力された光より遅れて受音部80へ到達する。受音部80においては、具備している2つのマイクロホンが音波に対応した電気信号を出力する。ここで、図14に例示したようにマイクロホンが設置され、マイクロホンに対して斜め方向から音波が入力されると、スピーカ160から各マイクロホンまでの距離に差があるため、各マイクロホンにおいては、電気信号が出力されるまでに時間差が生じる。制御部10は、各マイクロホンからの電気信号が入力されると、各電気信号の時間差を求め、特開平9−238390号公報に記載されているように、発光応答装置100Bの方向を電気信号の時間差から特定する。
制御部10は、聴者がいる方向を特定すると、遅延部40Lと遅延部40Rとを制御し、当該スピーカシステムから出力される音波の指向方向が聴者の方向となるように、入力端子30Lに入力されるオーディオ信号と、入力端子30Rに入力されるオーディオ信号との間に時間差を生じさせる。遅延部40L,40Rの遅延量が設定されると、当該スピーカシステムから出力される音波の指向方向が発光応答装置100Bの方向、即ち聴者の方向となる。スピーカシステムは、上述した処理を所定の周期で行うことにより、聴者の位置を常時検知し、当該スピーカシステムから出力される音の指向方向を検知した位置に応じて制御する。
以上説明したように、本システムによっても、聴者の手を煩わすことなく、聴者の位置を検知することができ、聴者はスピーカ60L,60Rの位置を調整することなく最適な音場を得ることができ、また、オーディオ信号の再生中に聴者が移動しても、当該スピーカシステムから出力される音の指向方向が変化して、聴者は最適な音場を得ることができる。
[第5実施形態]
次に本発明の第5実施形態について説明する。本実施形態は、発光応答装置が複数存在する点と、スピーカアレイを採用している点が第2実施形態と異なる。
(第5実施形態の構成)
図15は、本実施形態の全体構成を例示した図である。なお、図15において第2実施形態と同じ部分については、第2実施形態と同じ符号を各部に付してその説明を省略する。
スピーカアレイ60は、複数のスピーカユニット60−1〜60−8が一列に配置されたスピーカである。スピーカアレイ60においては、入力されるオーディオ信号を遅延させる遅延部62−1〜62−8と、遅延部62−1〜62−8から出力されるオーディオ信号を増幅してスピーカユニットへ供給するアンプ部61−1〜61−8とがスピーカユニット毎に設けられている。なお、図15においては、スピーカユニットの数が8個となっているが、スピーカユニットの数は、8個に限定されるものではない。
入力端子30Lは左チャンネルのオーディオ信号が入力される端子であり、入力端子30Rは右チャンネルのオーディオ信号が入力される端子である。入力端子30Rに入力されたオーディオ信号は、遅延部62−1〜遅延部62−4に入力され、入力端子30Lに入力されたオーディオ信号は、遅延部62−5〜遅延部62−8に入力される。音源部65は、制御部10の制御の下、特定周波数のオーディオ信号をスピーカアレイ60へ出力する。
制御部10は、音源部65と、スピーカアレイ60とに接続されている。制御部10は、音源部65を制御し、オーディオ信号を音源部65からスピーカアレイ60へ出力させる。また制御部10は、スピーカアレイ60が備えている各遅延部を制御し、各スピーカユニットへ入力されるオーディオ信号を遅延させる。
発光応答装置100−1および発光応答装置100−2は、聴者の衣服に取り付けられる。発光応答装置100−1と発光応答装置100−2の構成は、第2実施形態の発光応答装置100と同じである。発光応答装置100−1は、当該発光応答装置を一意に識別する識別子ID1を記憶しており、発光応答装置100−2は、当該発光応答装置を一意に識別する識別子ID2を記憶している。
(第5実施形態の動作)
次に本実施形態の動作について説明する。なお、以下の説明においては、スピーカユニット60−1からスピーカユニット60−8までの距離d0が制御部10の不揮発性メモリに記憶されている場合を想定して動作の説明を行う。また、発光応答装置100−1のフィルタ部113は周波数f1の信号を通過させ、発光応答装置100−2のフィルタ部113は周波数f1とは異なる周波数f2の信号を通過させる場合を想定して動作の説明を行う。
まず、制御部10が音源部65を制御することにより、周波数f1のオーディオ信号が音源部65からスピーカアレイ60へ出力される(図16:ステップSD10)。また制御部10は、オーディオ信号がスピーカアレイ60へ出力されてから経過した時間t1の計時を開始する(ステップSD11)。制御部10は、音源部65から出力されたオーディオ信号がアンプ部61−1へ供給されるようにスピーカアレイ60を制御する。周波数f1のオーディオ信号がアンプ部61−1に供給されると、周波数f1の音波がスピーカユニット60−1から出力される。
スピーカユニット60−1から出力された音波は、発光応答装置100−1に到達すると、マイクロホン110によって電気信号に変換される。この電気信号はアンプ部111により増幅された後、AGC部112へ出力される。AGC部112においては、供給された電気信号の振幅のピークが一定となるように振幅調整が行われる。この振幅調整された電気信号は、フィルタ部113へ出力される。フィルタ部113においては、周波数f1の電気信号が比較部114へ出力される。
周波数f1の電気信号がフィルタ部113から出力されると、第2実施形態と同様に比較部114から「H」の信号が出力され、周波数f1の音波が入力されたことを通知する光パルスが発光応答制御部117から出力される。なお、スピーカユニット60−1から出力された音波は発光応答装置100−2にも到達するが、発光応答装置100−2のフィルタ部113は、周波数f1の電気信号を通過させないため、発光応答装置100−2においては光パルスの出力が行われない。
発光応答装置100−1から出力された光パルスが受光部20に到達すると、受光部20に到達した光が電気信号に変換されて制御部10へ出力される。受光部20から出力された電気信号が制御部10に入力されると(ステップSD12;YES)、制御部10は時間t1の計時を停止し、計時した時間t1をRAMに記憶する(ステップSD13)。
次に制御部10が音源部65を制御することにより、周波数f1のオーディオ信号が音源部65からスピーカアレイ60へ出力される(ステップSD14)。また制御部10は、オーディオ信号がスピーカアレイ60へ出力されてから経過した時間t2の計時を開始する(ステップSD15)。制御部10は、音源部65から出力されたオーディオ信号がアンプ部61−8へ供給されるようにスピーカアレイ60を制御する。周波数f1のオーディオ信号がアンプ部61−8に供給されると、周波数f1の音波がスピーカユニット60−8から出力される。
スピーカユニット60−8から出力された音波が発光応答装置100−1に到達すると、発光応答装置100−1は、スピーカユニット60−1から出力された音波が発光応答装置100−1に到達した時と同様にして、周波数f1の音波が入力されたことを通知する光パルスを出力する。この光パルスが受光部20に到達すると、受光部20に到達した光が電気信号に変換されて制御部10へ出力される。受光部20から出力された電気信号が制御部10に供給されると(ステップSD16;YES)、制御部10は時間t2の計時を停止し、計時した時間t2をRAMに記憶する(ステップSD17)。
次に制御部10が音源部65を制御することにより、周波数f2のオーディオ信号が音源部65からスピーカアレイ60へ出力される(図17:ステップSD18)。また制御部10は、オーディオ信号がスピーカアレイ60へ出力されてから経過した時間t3の計時を開始する(ステップSD19)。制御部10は、音源部65から出力されたオーディオ信号がアンプ部61−1へ供給されるようにスピーカアレイ60を制御する。周波数f2のオーディオ信号がアンプ部61−1に供給されると、周波数f2の音波がスピーカユニット60−1から出力される。
スピーカユニット60−1から出力された音波が発光応答装置100−2に到達すると、発光応答装置100−2は、スピーカユニット60−1から出力された音波が発光応答装置100−1に到達した時と同様にして、周波数f2の音波が入力されたことを通知する光パルスを出力する。この光パルスが受光部20に到達すると、受光部20に到達した光が電気信号に変換されて制御部10へ出力される。受光部20から出力された電気信号が制御部10に供給されると(ステップSD20;YES)、制御部10は時間t3の計時を停止し、計時した時間t3をRAMに記憶する(ステップSD21)。なお、スピーカユニット60−1から出力された音波は発光応答装置100−1にも到達するが、発光応答装置100−1のフィルタ部113は、周波数f2の電気信号を通過させないため、発光応答装置100−1においては光パルスの出力が行われない。
次に制御部10が音源部65を制御することにより、周波数f2のオーディオ信号が音源部65からスピーカアレイ60へ出力される(ステップSD22)。また制御部10は、オーディオ信号がスピーカアレイ60へ出力されてから経過した時間t4の計時を開始する(ステップSD23)。制御部10は、音源部65から出力されたオーディオ信号がアンプ部61−8へ供給されるようにスピーカアレイ60を制御する。周波数f2のオーディオ信号がアンプ部61−8に供給されると、周波数f2の音波がスピーカユニット60−8から出力される。
スピーカユニット60−8から出力された音波が発光応答装置100−2に到達すると、発光応答装置100−2は、スピーカユニット60−1から出力された音波が到達した時と同様にして、周波数f2の音波が入力されたことを通知する光パルスを出力する。この光パルスが受光部20に到達すると、受光部20に到達した光が電気信号に変換されて制御部10へ出力される。受光部20から出力された電気信号が制御部10に供給されると(ステップSD24;YES)、制御部10は時間t4の計時を停止し、計時した時間t4をRAMに記憶する(ステップSD25)。
次に制御部10は時間t1、即ち、スピーカユニット60−1から出力された音波が発光応答装置100−1に到達するまでの時間に音速を乗じ、スピーカユニット60−1から発光応答装置100−1までの距離d1を求める。また制御部10は時間t2、即ち、スピーカユニット60−8から出力された音波が発光応答装置100−1に到達するまでの時間に音速を乗じ、スピーカユニット60−8から発光応答装置100−1までの距離d2を求める。
また制御部10は時間t3、即ち、スピーカユニット60−1から出力された音波が発光応答装置100−2に到達するまでの時間に音速を乗じ、スピーカユニット60−1から発光応答装置100−2までの距離d3を求める。また制御部10は時間t4、即ち、スピーカユニット60−8から出力された音波が発光応答装置100−2に到達するまでの時間に音速を乗じ、スピーカユニット60−8から発光応答装置100−2までの距離d4を求める(ステップSD26)。
制御部10は、距離d1と距離d2、および記憶しているスピーカユニット60−1とスピーカユニット60−8との間の距離d0とに基づいて、スピーカユニット60−1とスピーカユニット60−8とを結ぶ辺と、スピーカユニット60−1と発光応答装置100−1とを結ぶ辺とがなす角度を求める。また、制御部10は、距離d0〜距離d2に基づいて、スピーカユニット60−1とスピーカユニット60−8とを結ぶ辺と、スピーカユニット60−8と発光応答装置100−1とを結ぶ辺とがなす角度を求める。制御部10は、これらの角度が求まると、スピーカユニット60−1,60−8からみた発光応答装置100−1の方向を特定する。また、発光応答装置100−1を求めるのと同様に、距離d0および距離d3、距離d4とに基づいて、スピーカユニット60−1,60−8からみた発光応答装置100−2の方向を特定する(ステップSD27)。
スピーカアレイは、各スピーカユニットへ供給するオーディオ信号を制御することにより、複数の異なる方向へ音響ビームを出力することができる。ここで制御部10は、発光応答装置100−1の方向および距離を特定すると、当該スピーカシステムから出力される第1の音響ビームの指向方向が発光応答装置100−1の方向および距離となるように、遅延部62−1〜遅延部62−8を制御する。また制御部10は、発光応答装置100−2の方向を特定すると、当該スピーカシステムから出力される第2の音響ビームの指向方向が発光応答装置100−2の方向となるように、遅延部62−1〜遅延部62−8を制御する(ステップSD28)。
以上説明したように本システムによれば、音場に聴者が複数存在しても、聴者の手を煩わすことなく、聴者の位置を検知することができ、各聴者に向けてスピーカアレイ60から音波が出力されるので、各聴者は最適な音場を得ることができる。
なお、本実施形態においては、発光応答装置100−1,100−2に発光応答出力部116を設け、スピーカ60R,60Lからの音波が発光応答装置100に入力された場合、発光素子は点灯のみとし、発光応答出力部116から電波を出力するようにしてもよい。また、制御部10に電波を受信する電波受信部を接続し、発光応答装置100から出力された電波を受信し、音波を出力してから電波を受信するまでの時間を計時して、聴者の位置を特定するようにしてもよい。
[第6実施形態]
次に本発明の第6実施形態について説明する。本実施形態は、発光応答装置が複数存在する点と、音像の定位位置を制御する点が第2実施形態と異なる。
(第6実施形態の構成)
図18は、本実施形態の全体構成を例示した図である。なお、図18において第2実施形態と同じ部分については、第2実施形態と同じ符号を各部に付してその説明を省略する。
入力端子30−1は第1チャンネル(例えば、二ヶ国語放送における日本語の音声チャンネル)のオーディオ信号が入力される端子であり、入力端子30−2は第2チャンネル(例えば、二ヶ国語放送における外国語の音声チャンネル)のオーディオ信号が入力される端子である。入力端子30−1に入力されたオーディオ信号は、パン制御部90−1に入力され、入力端子30−2に入力されたオーディオ信号は、パン制御部90−2に入力される。パン制御部90−1,90−2は、入力されたオーディオ信号の左右の音像定位を設定するものであり、制御部10の制御の下、入力されたオーディオ信号をミキサ部91−1とミキサ部91−2とへ出力する。ミキサ部91−1,91−2は、供給されたオーディオ信号を混合するものである。ミキサ部91−1は、混合したオーディオ信号をアンプ部50−1へ供給し、ミキサ部91−2は、混合したオーディオ信号をアンプ部50−2へ供給する。アンプ部50−1およびアンプ部50−2は、入力されたオーディオ信号を増幅し、増幅したオーディオ信号を各アンプに接続されているスピーカへ出力する。スピーカ60−1はアンプ部50−1に接続されており、スピーカ60−2はアンプ部50−2に接続されている。各スピーカは、接続されているアンプから出力されたオーディオ信号を音波に変換して出力する。
発光応答装置100−1および発光応答装置100−2は、聴者の衣服に取り付けられる。発光応答装置100−1と発光応答装置100−2の構成は、第2実施形態の発光応答装置と同じである。発光応答装置100−1は、当該発光応答装置を一意に識別する識別子ID1を記憶しており、発光応答装置100−2は、当該発光応答装置を一意に識別する識別子ID2を記憶している。
(第6実施形態の動作)
次に本システムの動作について説明する。なお、以下の説明においては、スピーカ60−1からスピーカ60−2までの距離d0が制御部10の不揮発性メモリに記憶されている場合を想定して動作の説明を行う。また、発光応答装置100−1のフィルタ部113は周波数f1の信号を通過させ、発光応答装置100−2のフィルタ部113は周波数f1とは異なる周波数f2の信号を通過させる場合を想定して動作の説明を行う。
まず、制御部10が音源部65を制御することにより、周波数f1のオーディオ信号が音源部65からアンプ部50−1へ出力される(図19:ステップSE10)。また制御部10は、オーディオ信号がアンプ部50−1へ出力されてから経過した時間t1の計時を開始する(ステップSE11)。周波数f1のオーディオ信号がアンプ部50−1に入力されると、周波数f1の音波がスピーカ60−1から出力される。
スピーカ60−1から出力された音波は、発光応答装置100−1に到達すると、マイクロホン110によって電気信号に変換される。この電気信号はアンプ部111により増幅された後、AGC部112へ出力される。AGC部112においては、供給された電気信号の振幅のピークが一定となるように振幅調整が行われる。この振幅調整された電気信号は、フィルタ部113へ出力される。フィルタ部113においては、周波数f1の電気信号が比較部114へ出力される。
周波数f1の電気信号がフィルタ部113から出力されると、第1システムと同様に比較部114から「H」の信号が出力され、周波数f1の音波が入力されたことを通知する光パルスが発光応答制御部117から出力される。なお、スピーカ60−1から出力された音波は発光応答装置100−2にも到達するが、発光応答装置100−2のフィルタ部113は、周波数f1の電気信号を通過させないため、発光応答装置100−2においては光パルスの出力が行われない。
発光応答装置100−1から出力された光パルスが受光部20に到達すると、受光部20に到達した光が電気信号に変換されて制御部10へ出力される。受光部20から出力された電気信号が制御部10に入力されると(ステップSE12;YES)、制御部10は時間t1の計時を停止し、計時した時間t1をRAMに記憶する(ステップSE13)。
次に制御部10が音源部65を制御することにより、周波数f1のオーディオ信号が音源部65からアンプ部50−2へ出力される(ステップSE14)。また制御部10は、オーディオ信号がアンプ部50−2へ出力されてから経過した時間t2の計時を開始する(ステップSE15)。周波数f1のオーディオ信号がアンプ部50−2に入力されると、周波数f1の音波がスピーカ60−2から出力される。
スピーカ60−2から出力された音波が発光応答装置100−1に到達すると、発光応答装置100−1は、スピーカ60−1から出力された音波が発光応答装置100−1に到達した時と同様にして、周波数f1の音波が入力されたことを通知する光パルスを出力する。この光パルスが受光部20に到達すると、受光部20に到達した光が電気信号に変換されて制御部10へ出力される。受光部20から出力された電気信号が制御部10に供給されると(ステップSE16;YES)、制御部10は時間t2の計時を停止し、計時した時間t2をRAMに記憶する(ステップSE17)。
次に制御部10が音源部65を制御することにより、周波数f2のオーディオ信号が音源部65からアンプ部50−1へ出力される(図20:ステップSE18)。また制御部10は、オーディオ信号がアンプ部50−1へ出力されてから経過した時間t3の計時を開始する(ステップSE19)。周波数f2のオーディオ信号がアンプ部50−1に入力されると、周波数f2の音波がスピーカ60−1から出力される。
スピーカ60−1から出力された音波が発光応答装置100−2に到達すると、発光応答装置100−2は、スピーカ60−1から出力された音波が発光応答装置100−1に到達した時と同様にして、周波数f2の音波が入力されたことを通知する光パルスを出力する。この光パルスが受光部20に到達すると、受光部20に到達した光が電気信号に変換されて制御部10へ出力される。受光部20から出力された電気信号が制御部10に供給されると(ステップSE20;YES)、制御部10は時間t3の計時を停止し、計時した時間t3をRAMに記憶する(ステップSE21)。なお、スピーカ60−1から出力された音波は発光応答装置100−1にも到達するが、発光応答装置100−1のフィルタ部113は、周波数f2の電気信号を通過させないため、発光応答装置100−1においては光パルスの出力が行われない。
次に制御部10が音源部65を制御することにより、周波数f2のオーディオ信号が音源部65からアンプ部50−2へ出力される(ステップSE22)。また制御部10は、オーディオ信号がアンプ部50−2へ出力されてから経過した時間t4の計時を開始する(ステップSE23)。周波数f2のオーディオ信号がアンプ部50−2に入力されると、周波数f2の音波がスピーカ60−2から出力される。
スピーカ60−2から出力された音波が発光応答装置100−2に到達すると、発光応答装置100−2は、スピーカ60−1から出力された音波が到達した時と同様にして、周波数f2の音波が入力されたことを通知する光パルスを出力する。この光パルスが受光部20に到達すると、受光部20に到達した光が電気信号に変換されて制御部10へ出力される。受光部20から出力された電気信号が制御部10に供給されると(ステップSE24;YES)、制御部10は時間t4の計時を停止し、計時した時間t4をRAMに記憶する(ステップSE25)。
次に制御部10は時間t1、即ち、スピーカ60−1から出力された音波が発光応答装置100−1に到達するまでの時間に音速を乗じ、スピーカ60−1から発光応答装置100−1までの距離d1を求める。また制御部10は時間t2、即ち、スピーカ60−2から出力された音波が発光応答装置100−1に到達するまでの時間に音速を乗じ、スピーカ60−2から発光応答装置100−1までの距離d2を求める。また制御部10は時間t3、即ち、スピーカ60−1から出力された音波が発光応答装置100−2に到達するまでの時間に音速を乗じ、スピーカ60−1から発光応答装置100−2までの距離d3を求める。また制御部10は時間t4、即ち、スピーカ60−2から出力された音波が発光応答装置100−2に到達するまでの時間に音速を乗じ、スピーカ60−2から発光応答装置100−2までの距離d4を求める(ステップSE26)。
制御部10は、距離d1と距離d2、および記憶しているスピーカ60−1とスピーカ60−2との間の距離d0とに基づいて、スピーカ60−1とスピーカ60−2とを結ぶ辺と、スピーカ60−1と発光応答装置100−1とを結ぶ辺とがなす角度を求める。また、制御部10は、距離d0〜距離d2に基づいて、スピーカ60−1とスピーカ60−2とを結ぶ辺と、スピーカ60−2と発光応答装置100−1とを結ぶ辺とがなす角度を求める。制御部10は、これらの角度が求まると、スピーカ60−1,60−2からみた発光応答装置100−1の方向を特定する。また、発光応答装置100−1を求めるのと同様に、距離d0および距離d3、距離d4とに基づいて、スピーカ60−1,60−2からみた発光応答装置100−2の方向を特定する(ステップSE27)。
次に制御部10は、入力端子30−1に入力されたオーディオ信号の音像定位が発光応答装置100−1寄りとなるように、特定した発光応答装置100−1の方向に基づいてパン制御部90−1を制御し、オーディオ信号をミキサ部91−1とミキサ部91−2とに分割する。また制御部10は、入力端子30−2に入力されたオーディオ信号の音像定位が発光応答装置100−2寄りとなるように、特定した発光応答装置100−2の方向に基づいてパン制御部90−2を制御し、オーディオ信号をミキサ部91−1とミキサ部91−2とに分割する(ステップSE28)。このオーディオ信号は、ミキサ部91−1,91−2にて混合され、アンプ部50−1,50−2にて増幅されてスピーカ60−1,60−2から出力される。
以上説明したように、本システムでも、聴者の手を煩わすことなく、聴者の位置を検知することができ、聴者がスピーカシステムを操作しなくても、聴者の位置に応じて適切な位置に音像が定位する。なお、本実施形態においては、発光応答装置100−1,100−2に発光応答出力部116を設け、スピーカ60R,60Lからの音波が発光応答装置100に入力された場合、発光素子は点灯のみとし、発光応答出力部116から電波を出力するようにしてもよい。また、制御部10に電波を受信する電波受信部を接続し、発光応答装置100から出力された電波を受信し、音波を出力してから電波を受信するまでの時間を計時して、聴者の位置を特定するようにしてもよい。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、以下のように他の様々な形態で実施可能である。
上述した実施形態においては、発光応答装置の電源は太陽電池ではなく、一次電池や二次電池であってもよい。また、第5実施形態以外の実施形態においても、音波の出力をスピーカアレイで行うようにしてもよい。また、制御部10と制御部130との間で通信を行い、フィルタ部113が通過させる信号の周波数帯域を制御部10側から制御するようにしてもよいし、また、比較部の基準電圧も通信で制御できるようにしてもよい。
また、上述した実施形態においては、発光素子120は可視光ではなく赤外光を出力するようにしてもよい。
また、フィルタ部113を通過する信号の周波数帯域を複数設定し、通過した信号の周波数帯域に応じて、発光素子120が出力する光の波長を変えるようにしてもよい。また、フィルタ部113を通過した信号のレベルに応じて発光素子112から出力される光の光量を変えるようにしてもよい。
また、上述した第3実施形態においては、距離d1,d2を発光応答装置100Aから制御部10へ送信しているが、時間t1と時間t2とを送信して、制御部10側で距離d1,d2を求めるようにしてもよい。また、上述した構成をコンサートホール等の広い場所で使用し、特定の座席にいる観客にのみ音を届けるようにしてもよい。また、上述した実施形態において、発光応答装置の位置を検知するために出力される音波は、可聴帯域および可聴帯域外のいずれでもよい。また、発光応答装置においては、フィルタ部113を設けずにマイクロホン110から電気信号が出力されたら光パルスを出力するようにしてもよい。
比較部114において、電気信号と比較する基準電圧を複数設定し、各基準電圧に達するまでの時間を計時して電気信号の立ち上がりのスルーレートを求め、求めたスルーレートを制御部10へ送信するようにしてもよい。比較部114において、入力される電気信号の立ち上がりが急峻でない場合、音波が入力されてから発光素子120が点灯するまでに時間Δtがかかることなる。制御部10においては、受信したスルーレートからこのΔtを求め、計時した時間t1や時間t2からΔtを減算し、より正確に音波が発光応答装置100に到達するまでの時間を求めるようにしてもよい。この態様によれば、各スピーカから発光応答装置までの距離を正確に求めることができる。
上述した実施形態においては、発光応答装置を人間に貼り付けているが、発光応答装置を聴者が座る椅子に貼り付けたり、埋め込んだりするようにしてもよい。この態様によれば、例えば、位置検出装置を着けたり外したりすることなく、位置検出装置がある位置で良好な音場を得ることができる。
上述した実施形態においては、発光応答装置はAGC部112を備えているが、AGC部112を設けず、アンプ部111の出力がフィルタ部113へ入力されるようにしてもよい。
発光応答装置1の外観図である。 発光応答装置1のハードウェア構成を示したブロック図である。 発光応答装置100のハードウェア構成図である。 発光応答装置100を利用したシステムの全体構成図である。 第2実施形態に係る制御部10が行う処理のフローチャートである。 発光応答装置100Aの外観図である。 発光応答装置100Aのハードウェア構成を示したブロック図である。 発光応答装置100Aを利用したシステムの全体構成図である。 第3実施形態に係る制御部10が行う処理のフローチャートである 発光応答装置100Aの制御部130が行う処理のフローチャートである。 発光応答装置100Bの外観図である。 発光応答装置100Bのハードウェア構成を示したブロック図である。 発光応答装置100Bを利用したシステムの全体構成図である。 受音部80への音波の到達を例示した図である。 第5実施形態の全体構成を例示した図である。 第5実施形態の制御部10が行う処理のフローチャートである。 第5実施形態の制御部10が行う処理のフローチャートである。 第6実施形態の全体構成を例示した図である。 第6実施形態の制御部10が行う処理のフローチャートである。 第6実施形態の制御部10が行う処理のフローチャートである。
符号の説明
10・・・制御部、20・・・受光部、40L,40R・・・遅延部、60L,60R・・・スピーカ、65・・・音源部、70・・・発光部、80・・・受音部、100,100A,100B,100−1,100−2・・・発光応答装置、110・・・マイクロホン、111・・・アンプ部、112・・・AGC部、113・・・フィルタ部、114・・・比較部、115・・・駆動部、116・・・発光応答出力部、117・・・発光応答制御部、120・・・発光素子、130・・・制御部、131・・・記憶部、140・・・太陽電池。

Claims (2)

  1. 音を収音する収音手段と、
    前記収音手段で収音された音のうち所定周波数帯域に属する音のレベルを検出するレベル検出手段と、
    光を発する発光手段と、
    前記レベル検出手段が検出したレベルに基づいて前記発光手段から光を発光させる発光制御手段と、
    を備える複数の発光応答装置と、
    複数のスピーカユニットを備えるスピーカアレイであって、
    前記スピーカアレイは、
    入力されるオーディオ信号を遅延させて前記複数のスピーカユニットの各々に出力する遅延手段と、
    前記遅延手段における前記オーディオ信号の遅延量を制御する遅延制御手段と、
    オーディオ信号を前記遅延手段へ出力するオーディオ信号出力手段と、
    前記発光手段が発した光を検知する光検知手段と、
    前記複数のスピーカユニットの第1スピーカユニットから音が放音されてから前記光検知手段で光が検知されるまでの第1時間と、前記複数のスピーカユニットの第2スピーカユニットから音が放音されてから前記光検知手段で光が検知されるまでの第2時間を計る計時手段と、
    前記計時手段で計時された時間に基づいて、前記スピーカアレイから見た前記発光応答装置の各々の方向を特定する方向特定手段と
    を有し、
    前記所定周波数帯域は、前記発光応答装置毎に異なり、
    前記オーディオ信号出力手段は、前記計時手段で時間を計る場合に前記所定周波数帯域に属する音のオーディオ信号を出力し、
    前記遅延制御手段は、前記方向特定手段で特定された方向に応じて、前記スピーカユニットへ出力するオーディオ信号毎に前記遅延量を制御すること
    を特徴とするスピーカシステム。
  2. 前記遅延制御手段は、前記方向特定手段で特定された前記複数の発光応答装置の各方向
    へ音響ビームが出力されるように前記遅延量を制御すること
    を特徴とする請求項に記載のスピーカシステム。
JP2006007244A 2006-01-16 2006-01-16 スピーカシステム Expired - Fee Related JP4882380B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006007244A JP4882380B2 (ja) 2006-01-16 2006-01-16 スピーカシステム
US12/087,645 US8130968B2 (en) 2006-01-16 2007-01-11 Light-emission responder
PCT/JP2007/050638 WO2007081052A1 (ja) 2006-01-16 2007-01-11 発光応答装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006007244A JP4882380B2 (ja) 2006-01-16 2006-01-16 スピーカシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007187605A JP2007187605A (ja) 2007-07-26
JP4882380B2 true JP4882380B2 (ja) 2012-02-22

Family

ID=38256449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006007244A Expired - Fee Related JP4882380B2 (ja) 2006-01-16 2006-01-16 スピーカシステム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8130968B2 (ja)
JP (1) JP4882380B2 (ja)
WO (1) WO2007081052A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7845233B2 (en) * 2007-02-02 2010-12-07 Seagrave Charles G Sound sensor array with optical outputs
US20090304205A1 (en) * 2008-06-10 2009-12-10 Sony Corporation Of Japan Techniques for personalizing audio levels
US10021506B2 (en) 2013-03-05 2018-07-10 Apple Inc. Adjusting the beam pattern of a speaker array based on the location of one or more listeners
US9900723B1 (en) 2014-05-28 2018-02-20 Apple Inc. Multi-channel loudspeaker matching using variable directivity
JP6828505B2 (ja) * 2017-02-23 2021-02-10 アイシン精機株式会社 移動体用報知装置
US20190387088A1 (en) * 2018-06-14 2019-12-19 Qualcomm Incorporated Smart ringtone control

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03181300A (ja) * 1989-12-08 1991-08-07 Nec Corp ステレオ音響装置
JPH06133390A (ja) * 1992-10-21 1994-05-13 Sony Corp 音質制御回路
JPH06165297A (ja) * 1992-11-24 1994-06-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd スピーカバランス調整装置
JPH06233397A (ja) * 1993-02-05 1994-08-19 Sony Corp 自動音場補正機能を有する音響装置
JPH06241882A (ja) 1993-02-18 1994-09-02 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 音検知器
US5386478A (en) * 1993-09-07 1995-01-31 Harman International Industries, Inc. Sound system remote control with acoustic sensor
JPH10136498A (ja) * 1996-10-24 1998-05-22 Fuji Film Micro Device Kk オーディオ装置の自動設定システム
JP3900676B2 (ja) * 1998-05-13 2007-04-04 ソニー株式会社 オーディオ装置の聴取位置自動設定装置
GB2349955B (en) * 1999-05-12 2001-04-11 Lincoln Fong Miniature handheld audio signal detector and meter
IL134979A (en) 2000-03-09 2004-02-19 Be4 Ltd A system and method for optimizing three-dimensional hearing
JP2001352600A (ja) * 2000-06-08 2001-12-21 Marantz Japan Inc リモートコントロール装置およびレシーバならびにオーディオシステム
US7095455B2 (en) * 2001-03-21 2006-08-22 Harman International Industries, Inc. Method for automatically adjusting the sound and visual parameters of a home theatre system
JP2006258442A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Yamaha Corp 位置検出システム、スピーカシステムおよびユーザ端末装置
JP2007068101A (ja) * 2005-09-02 2007-03-15 Yamaha Corp 検査装置、スピーカアレイおよびスピーカ検査冶具
JP4788318B2 (ja) * 2005-12-02 2011-10-05 ヤマハ株式会社 位置検出システム、この位置検出システムに用いるオーディオ装置及び端末装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20100215182A1 (en) 2010-08-26
JP2007187605A (ja) 2007-07-26
US8130968B2 (en) 2012-03-06
WO2007081052A1 (ja) 2007-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4882380B2 (ja) スピーカシステム
US8116494B2 (en) Method for generating an acoustic signal or for transmitting energy in an auditory canal and corresponding hearing apparatus
US8958587B2 (en) Signal dereverberation using environment information
US8411887B2 (en) Hearing aid, relay device, hearing-aid system, hearing-aid method, program, and integrated circuit
US20160057547A1 (en) Hearing assistance device comprising a location identification unit
EP2200342B1 (en) Hearing aid controlled using a brain wave signal
US8824710B2 (en) Automated sound processor
DK1377118T3 (en) Hearing aid system with a hearing aid and an external processor unit
CN103475974A (zh) 用于聚焦助听器的波束形成器的方法
DE60238018D1 (de) Expandierbares Empfangsmodul
ATE531211T1 (de) Rechts-links-erkennung bei hörhilfegeräten
US8879764B2 (en) Configurable FM receiver for hearing device
US20080304674A1 (en) Hearing device test adapter
US20100278367A1 (en) Configuration and method for wireless data transmission between hearing devices
US20240107240A1 (en) Ear-worn electronic device incorporating microphone fault reduction system and method
EP1437032A1 (en) Hearing aid, headset or similar device for delivering a sound signal at the vicinity of the tympanic membrane.
WO2015076700A1 (ru) Устройство для передачи звука к слуховому аппарату
WO2021015998A1 (en) System for charging an ear-worn electronic device
EP2705676B1 (en) Hearing aid with acoustic guiding means
WO2001008444A3 (en) Hearing aid
DK2552129T3 (da) Høreapparat med speciel lydkanal
US8477974B2 (en) Hearing device and method for producing an omnidirectional directional characteristic
US8477971B2 (en) Hearing device with supporting hook recognition
US20230403519A1 (en) Hearing instrument system
AU2007240218A1 (en) Hearing apparatus including transponder detection and corresponding control method

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110329

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110920

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111108

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111121

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141216

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees