JP2007187605A - 発光応答装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】マイクロホン110は音波を電気信号に変換し、アンプ部111は、電気信号を増幅してAGC部112へ出力する。AGC部112は、アンプ部111から出力された電気信号の振幅調整を行い、フィルタ部113は、振幅調整された電気信号のうち、周波数帯域f1に対応した電気信号を比較部114へ出力する。比較部114は、入力される電気信号と、基準電圧とを比較し、フィルタ部113を通過した電気信号の電圧が基準電圧より高い場合には「H」の信号を出力する。駆動部115は、比較部114から「H」の信号が出力された場合には、発光素子120を点灯させる。発光応答出力部116は、駆動部115に接続されており、駆動部115によって駆動されると所定周波数の電波を出力する。
【選択図】図2
Description
また、前記応答信号出力手段は、所定の電波信号を応答信号として出力するようにしてもよい。
また、光を検知する光検知手段と、前記光検知手段が光を検知した時から、前記収音手段が前記電気信号を出力するまでの時間を計時する計時手段と、前記計時手段によって計時された時間から、前記収音手段が受信した音波の発生点までの距離を求める距離算出手段を具備し、前記応答信号発生手段は、前記距離算出手段が算出した距離を示す信号を応答信号として出力するようにしてもよい。
また、周波数帯域を表す帯域データを受信する帯域データ受信手段と、前記所定周波数帯域を、前記帯域データ受信手段により受信された帯域データが表す周波数帯域に変更する帯域変更手段とを具備するようにしてもよい。
また、前記各手段に電力を供給する電源手段が前記筐体に設けられているようにしてもよい。
図1は、本発明に係る発光応答装置1の外観図であり、図2は発光応答装置1のハードウェア構成を例示したブロック図である。図1に示したように、太陽電池140と、可視光を出力する発光素子120と、発光応答出力部116と、マイクロホン110は、発光応答装置1の筐体101の表面に配設されている。また、図2に示した各ブロックのうち、アンプ部111、AGC部112、フィルタ部113、比較部14、駆動部115、制御部130、および記憶部131は、筐体101内に格納されている。このように各ブロックは筐体101に纏められているため、発光応答装置1は数cm四方以下の小さく軽いものとなっている。なお、本実施形態においては、これらの各ブロックをまとめてLSI化し、1チップ化してもよい。また、発光応答装置1において、マイクロホン110が配設されている面と反対側の面には、粘着シールが貼着されており、様々なものに貼着させることが可能となっている。
発光応答出力部116は、駆動部115に接続されており、駆動部115によって駆動されると所定周波数の電波を出力する。
また、発光応答装置1に周波数帯域f1に属する音波が入力されると、周波数帯域f1に属する音波が入力されたことを報知する電波が自動的に出力される。発光応答装置1は、所定周波数の電波を音の入力に対する応答信号として出力するので、この電波を受信機によって検知すれば、音の発生タイミングの観測や音の発生位置の観測等、様々な観測を行うことができる。
なお、この発光応答装置1においては、発光応答出力部116は、電波ではなく音波を出力するようにしてもよい。また、音波を出力する場合、特定パターンの音波を出力したり、所定周波数の音波を所定の周期で一定時間出力したりするようにしてもよい。
なお、音波を出力する場合、通常のオーディオ信号であまり使用されない周波数帯域の音波を出力するのが好ましい。また、この発光応答装置1においては、フィルタ部113から出力される信号のレベルの大小に応じて、発光素子120から出力される光の光量を制御するようにしてもよい。また、この発光応答装置1においては、比較部114は、フィルタ部113から電気信号のレベルが一定時間の間、基準電圧より高かった場合に「H」の信号を出力するようにしてもよい。この場合、観測すべき音以外の音が瞬間的に入力されても、発光が行われることがない。
図3は、本発明の第2実施形態に係わる発光応答装置100のハードウェア構成を例示した図である。図3に示したように、発光応答装置100は、発光応答出力部116を具備しておらず、発光応答制御部117を具備している点が、第1実施形態の発光応答装置1と異なる。発光応答制御部117は、発光素子120(図示略)を備えており、光を出力する。なお、発光応答制御部117以外の部分については、第1実施形態と同じであるため、その説明を省略する。
入力端子30Lは左チャンネルのオーディオ信号が入力される端子であり、入力端子30Rは右チャンネルのオーディオ信号が入力される端子である。入力端子30Lに入力されたオーディオ信号は遅延部40Lに入力され、入力端子30Rに入力されたオーディオ信号は遅延部40Rに入力される。遅延部40Lおよび遅延部40Rは、オーディオ信号を遅延させる回路を備えており、入力されたオーディオ信号を制御部10から指示された時間分だけ遅延させて出力する。遅延部40Lから出力されたオーディオ信号はアンプ部50Lに入力され、遅延部40Rから出力されたオーディオ信号はアンプ部50Rに入力される。アンプ部50Lおよびアンプ部50Rは、入力されたオーディオ信号を増幅し、増幅したオーディオ信号を各アンプに接続されているスピーカへ出力する。スピーカ60Lはアンプ部50Lに接続されており、スピーカ60Rはアンプ部50Rに接続されている。各スピーカは、接続されているアンプから出力されたオーディオ信号を音波に変換する。受光部20は光センサを備えており、受光した光を電気信号に変換して制御部10へ出力する。音源部65は、制御部10とアンプ部50L,50Rとに接続されている。音源部65は、制御部10の制御の下、記憶部131に記憶されている周波数帯域データが示す周波数帯域f1と同じ周波数帯域に属するオーディオ信号をアンプ部50Lまたはアンプ部50Rへ出力する。
次に第2実施形態の動作について説明する。なお、以下の説明においては、スピーカ60Lからスピーカ60Rまでの距離d0が制御部10の不揮発性メモリに記憶されている場合を想定して動作の説明を行う。
また、本実施形態においては、発光応答装置100に発光応答出力部116を設け、スピーカ60R,60Lからの音波が発光応答装置100に入力された場合、発光素子は点灯のみとし、発光応答出力部116から電波を出力するようにしてもよい。また、制御部10に電波を受信する電波受信部を接続し、発光応答装置100から出力された電波を受信し、音波を出力してから電波を受信するまでの時間を計時して、聴者の位置を特定するようにしてもよい。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。この第3実施形態においては、発光応答装置が各スピーカまでの距離を求め、求めた距離を制御部10へ通知する点が上述した実施形態と異なる。
(第3実施形態の構成)
図6は、第3実施形態に係わる発光応答装置100Aの外観図であり、図7は発光応答装置100Aのハードウェア構成を示したブロック図である。図6に示したように、発光応答装置100Aの筐体の表面には太陽電池140と、発光応答制御部117と、マイクロホン110と、受光素子150とが配設されている。受光素子150は、例えば、フォトダイオード等、受光した光に対応した電気信号を出力する素子である。受光素子150から出力された電気信号は、波形成形部151に入力される。波形成形部151は、受光素子150から出力された電気信号の波形を成形し、波形成形した電気信号を制御部130へ出力する。
次に本実施形態の動作について説明する。なお、以下の説明においては、スピーカ60Lからスピーカ60Rまでの距離d0が制御部10の不揮発性メモリに記憶されている場合を想定して動作の説明を行う。
また、本実施形態においては、発光応答装置100Aに発光応答出力部116を設け、距離d1,d2とを電波により送信するようにしてもよい。また、制御部10に電波を受信する電波受信部を接続し、発光応答装置100Aから電波によって送信された距離d1,d2とを受信するようにしてもよい。
次に本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態は、発光応答装置から光と音を出力することにより、発光応答装置の方向を求める点が第2実施形態と異なる。
図11に発光応答装置100Bの外観図、図12に発光応答装置100Bのブロック図を示す。なお、図11、図12においても、第2実施形態と同じ部分については、第2実施形態と同じ符号を各部に付してその説明を省略する。
次に本実施形態の動作について説明する。なお、以下の説明においては、受音部80の2つのマイクロホンの間の距離が制御部10の不揮発性メモリに記憶されている場合を想定して動作の説明を行う。
次に本発明の第5実施形態について説明する。本実施形態は、発光応答装置が複数存在する点と、スピーカアレイを採用している点が第2実施形態と異なる。
図15は、本実施形態の全体構成を例示した図である。なお、図15において第2実施形態と同じ部分については、第2実施形態と同じ符号を各部に付してその説明を省略する。
次に本実施形態の動作について説明する。なお、以下の説明においては、スピーカユニット60−1からスピーカユニット60−8までの距離d0が制御部10の不揮発性メモリに記憶されている場合を想定して動作の説明を行う。また、発光応答装置100−1のフィルタ部113は周波数f1の信号を通過させ、発光応答装置100−2のフィルタ部113は周波数f1とは異なる周波数f2の信号を通過させる場合を想定して動作の説明を行う。
また制御部10は時間t3、即ち、スピーカユニット60−1から出力された音波が発光応答装置100−2に到達するまでの時間に音速を乗じ、スピーカユニット60−1から発光応答装置100−2までの距離d3を求める。また制御部10は時間t4、即ち、スピーカユニット60−8から出力された音波が発光応答装置100−2に到達するまでの時間に音速を乗じ、スピーカユニット60−8から発光応答装置100−2までの距離d4を求める(ステップSD26)。
なお、本実施形態においては、発光応答装置100−1,100−2に発光応答出力部116を設け、スピーカ60R,60Lからの音波が発光応答装置100に入力された場合、発光素子は点灯のみとし、発光応答出力部116から電波を出力するようにしてもよい。また、制御部10に電波を受信する電波受信部を接続し、発光応答装置100から出力された電波を受信し、音波を出力してから電波を受信するまでの時間を計時して、聴者の位置を特定するようにしてもよい。
次に本発明の第6実施形態について説明する。本実施形態は、発光応答装置が複数存在する点と、音像の定位位置を制御する点が第2実施形態と異なる。
図18は、本実施形態の全体構成を例示した図である。なお、図18において第2実施形態と同じ部分については、第2実施形態と同じ符号を各部に付してその説明を省略する。
次に本システムの動作について説明する。なお、以下の説明においては、スピーカ60−1からスピーカ60−2までの距離d0が制御部10の不揮発性メモリに記憶されている場合を想定して動作の説明を行う。また、発光応答装置100−1のフィルタ部113は周波数f1の信号を通過させ、発光応答装置100−2のフィルタ部113は周波数f1とは異なる周波数f2の信号を通過させる場合を想定して動作の説明を行う。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、以下のように他の様々な形態で実施可能である。
また、上述した実施形態においては、発光素子120は可視光ではなく赤外光を出力するようにしてもよい。
また、フィルタ部113を通過する信号の周波数帯域を複数設定し、通過した信号の周波数帯域に応じて、発光素子120が出力する光の波長を変えるようにしてもよい。また、フィルタ部113を通過した信号のレベルに応じて発光素子112から出力される光の光量を変えるようにしてもよい。
Claims (6)
- 受信した音波を電気信号に変換して出力する収音手段と、
前記収音手段から出力された電気信号のうち、所定周波数帯域に属する信号のレベルを検出するレベル検出手段と、
可視光もしくは赤外光を発生する発光手段と、
前記レベル検出手段が検出したレベルに基づいて、前記発光手段の発光の態様を制御する発光制御手段と、
前記レベル検出手段が検出したレベルに基づいて、予め記憶した信号を応答信号として出力する応答信号出力手段と
を具備し、前記各手段が同一の筐体に設けられていることを特徴とする発光応答装置。 - 前記発光制御手段と前記応答信号出力手段とに替えて、前記レベル検出手段が検出したレベルに基づいて、予め記憶したパターンで可視光もしくは赤外光が出力されるように前記発光手段を制御する発光応答制御手段を、具備することを特徴とする請求項1に記載の発光応答装置。
- 前記応答信号出力手段は、所定の電波信号を応答信号として出力することを特徴とする請求項1に記載の発光応答装置。
- 光を検知する光検知手段と、
前記光検知手段が光を検知した時から、前記収音手段が前記電気信号を出力するまでの時間を計時する計時手段と、
前記計時手段によって計時された時間から、前記収音手段が受信した音波の発生点までの距離を求める距離算出手段を具備し、
前記応答信号発生手段は、前記距離算出手段が算出した距離を示す信号を応答信号として出力すること
を特徴とする請求項1または請求項2に記載の発光応答装置。 - 周波数帯域を表す帯域データを受信する帯域データ受信手段と、
前記所定周波数帯域を、前記帯域データ受信手段により受信された帯域データが表す周波数帯域に変更する帯域変更手段と
を有することを特徴とする請求項1に記載の発光応答装置。 - 前記各手段に電力を供給する電源手段が前記筐体に設けられていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の発光応答装置。
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