JP2007068101A - 検査装置、スピーカアレイおよびスピーカ検査冶具 - Google Patents

検査装置、スピーカアレイおよびスピーカ検査冶具 Download PDF

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Abstract

【課題】 スピーカアレイにおいて異常のあるスピーカユニットを容易に確認できるようにする。
【解決手段】 スピーカアレイを構成する複数のスピーカユニットの前方に、各スピーカユニットに対応させて検査装置100を配設する。検査装置100は、対応するスピーカユニットから所定周波数の音波が所定の音圧レベルで出力されると、周波数に対応させた色でLED140を発光させる。スピーカアレイを構成するスピーカユニットにおいて、出力に異常があり、所定周波数の音波が出力されていない場合には、異常のあるスピーカユニットの前方にある検査装置100のLEDは点灯しないので、異常のあるスピーカユニットを容易に知ることができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、スピーカアレイの異常を検知する技術に関する。
スピーカユニットの試験装置としては、例えば特許文献1に開示されたものがある。特許文献1に開示された試験装置は、スピーカユニットの前方にマイクロホンを配置し、スピーカユニットから出力される音をこのマイクロホンで検知し、検知した音に基づいてスピーカユニットの極性を自動的に判定している。この態様によれば、人間の聴感に頼ることなく、確実にスピーカユニットの試験を行うことができる。
実開平6−19392号公報
ところで、スピーカの中には数十個から100個を超えるスピーカユニットを複数配列したスピーカアレイというスピーカがある。このようなスピーカアレイにおいては、使用中にいずれかのスピーカユニットに異常が発生した場合、どのスピーカユニットに異常が発生したのか探し出す必要がある。しかし、各スピーカユニットの前に順番にマイクロホンを設置していき、各スピーカユニットを順番に試験していくという方法であると、異常が発生したスピーカユニットを探し出すのに非常に手間と時間がかかり、修理の作業が非常に長時間になるという問題がある。
本発明は、上述した背景の下になされたものであり、その目的は、スピーカアレイにおいて異常のあるスピーカユニットを容易に確認できるようにすることにある。
上述した課題を解決するために本発明は、スピーカアレイを検査する検査装置であって、入力される音波に対応した音信号を出力する音信号出力手段と、可視光を出力する発光手段と、前記音信号出力手段から音信号が出力された場合に前記発光手段を制御して前記発光手段から可視光を出力させる発光制御手段と、前記各手段を駆動する電源と、が同一の筐体に設けられており、試験対象となるスピーカアレイを構成するスピーカユニットに一対一に対応し、前記音信号出力手段には、対応するスピーカユニットから出力された音波が入力されることを特徴とする検査装置を提供する。
好ましい態様においては、当該検査装置を、前記スピーカユニットの前方に着脱可能としてもよい。また、別の好ましい態様においては、前記音信号出力手段から出力される音信号のうち、予め定められた周波数帯域に属する音波の音信号を通過させるフィルタ手段と、前記フィルタ手段を通過した音信号が表す音波の周波数を検知する周波数検知手段とをさらに備え、前記発光制御手段は、前記周波数検知手段により検知された周波数に基づいて前記可視光の出力を制御するようにしてもよい。また、別の好ましい態様においては、前記音信号出力手段から出力された音信号が表す音波の音圧レベルを検知するレベル検知手段をさらに備え、前記発光制御手段は、前記レベル検知手段により検知された音圧レベルに基づいて前記可視光の出力を制御するようにしてもよい。また、別の態様においては、前記電源を太陽電池としてもよい。
また、本発明は、前記検査装置を備えたスピーカアレイを提供する。また、本発明は、スピーカアレイを検査するスピーカ検査冶具であって、入力される音波に対応した音信号を出力する音信号出力手段と、可視光を出力する発光手段と、前記音信号出力手段から音信号が出力された場合に前記発光手段を制御して前記発光手段から可視光を出力させる発光制御手段と、前記各手段を駆動する電源と、が同一の筐体に設けられている検査装置を複数備え、前記検査装置は、試験対象となるスピーカアレイを構成するスピーカユニットに一対一に対応しており、前記音信号出力手段には、前記検査装置に対応するスピーカユニットから出力された音波が入力されることを特徴とするスピーカ検査冶具を提供する。
本発明によれば、スピーカアレイにおいて異常のあるスピーカユニットを容易に知ることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
[第1実施形態]
図1は、スピーカアレイと本発明の第1実施形態に係る検査装置の外観図である。スピーカアレイ20は15個のスピーカユニットを具備しており、これらのスピーカユニットは3行×5列で配置されている。検査装置100は、スピーカユニットの異常を検知する装置であり、各スピーカユニットの前方に固定されている。リモコン装置30は、検査装置100に各種コマンドを送信する装置である。リモコン装置30は、複数のボタン31〜33を備えており、ボタンが押下されると各種コマンドを赤外線パルス光に変換して出力する。
図2(a)は検査装置100をスピーカユニット側から見た時の外観図であり、図2(b)は検査装置100をスピーカユニット側と反対の方向から見た時の外観図である。また図3は、検査装置100のハードウェア構成を示したブロック図である。図2(a)および図2(b)に示したように、この検査装置100の筐体の表面には、光エネルギーを電気エネルギーに変換する太陽電池120と、マイクロホン130と、チップ型の高輝度LED(Light-Emitting Diode)140が配設されている。また、検査装置100は、筐体の内部に、アンプ150、帯域フィルタ160、検出部170、二次電池190、制御部110を備えている。なお、本実施形態においては、LED140は赤,緑,青等、複数の色の光を出力できるようになっている。
図3に示したように、二次電池190は、太陽電池120に接続されており、太陽電池で得られた電気エネルギーを蓄え、蓄えた電気エネルギーを検査装置100の各部に供給する。マイクロホン130は、狭指向性で小型のマイクロホンである。マイクロホン130に音波が到達すると、マイクロホン130は到達した音波に対応した電気信号であるオーディオ信号を出力する。マイクロホン130は、その指向性が狭指向性となっているため、図1のように検査装置100が各スピーカユニットの前方に位置すると、各検査装置100に対向するスピーカユニットから出力される音波のみをオーディオ信号に変換して出力する。アンプ150は、マイクロホン130に接続されており、マイクロホン130から出力されるオーディオ信号を増幅して出力する。アンプ150で増幅されたオーディオ信号は、アンプ150に接続されている帯域フィルタ160に入力される。
帯域フィルタ160は、特定の周波数帯域内のオーディオ信号のみを通すフィルタである。帯域フィルタ160は、制御部110からの制御によって、低音のオーディオ信号、中音のオーディオ信号、高音のオーディオ信号というように、通過させるオーディオ信号の周波数帯域を変更する。帯域フィルタ160を通過したオーディオ信号は検出部170に入力される。検出部170は、マイクロホン130に到達した音波の音圧レベルを検知する回路である。検出部170は、入力されたオーディオ信号から音圧レベルを検知し、検知した音圧レベルを表すレベル信号を制御部110へ出力する。
通信部180は、無線通信を行う通信インターフェースであり、リモコン装置30から送信される赤外線パルス光を受光し、受光した赤外線パルス光を電気信号に変換して制御部110へ出力する。
制御部110は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、不揮発性メモリ等を備えている。ROMに記憶されているプログラムがCPUにより実行されると、制御部110は、検出部170から出力されるレベル信号に基づいて、LED140に流す電流を制御し、LED140の発光を制御する。また、制御部110は、通信部180から出力される電気信号が表すコマンドに応じて帯域フィルタ160を制御し、帯域フィルタ160が通過させるオーディオ信号の周波数帯域を変更する。
[第1実施形態の動作]
次に本実施形態に係るスピーカ試験装置10の動作について説明する。なお、以下の説明においては、スピーカユニットにおける低音出力の異常、中音出力の異常、および高音出力の異常を検知する場合を想定して動作の説明を行う。
[低音の出力異常を検知する場合]
まず、リモコン装置30のボタン31を操作し、帯域フィルタ160を通過するオーディオ信号の周波数帯域を低音域に設定する。リモコン装置30のボタン31が押下されると、帯域フィルタ160を通過するオーディオ信号の周波数帯域を低音帯域に指示するコマンドが赤外線パルス光に変換されて出力される。この赤外線パルス光が通信部180にて受光されると、制御部110は帯域フィルタ160を制御し、帯域フィルタ160を通過するオーディオ信号の帯域を低音帯域に設定する。
次に、スピーカアレイ20から低音が出力されるように、スピーカアレイ20にオーディオ信号を供給する。スピーカアレイ20に供給されたオーディオ信号は、スピーカアレイ20の各スピーカユニットへ供給される。各スピーカユニットにオーディオ信号が供給されると、各スピーカユニットから低音が出力される。
各スピーカユニットから出力された音波は、各スピーカユニットの前方にある検査装置100のマイクロホン130に到達する。マイクロホン130に音波が到達すると、到達した音波がオーディオ信号に変換され、この変換されたオーディオ信号がアンプ150で増幅される。そして、アンプ150で増幅されたオーディオ信号は、帯域フィルタ160に入力される。ここで、アンプ150で増幅されたオーディオ信号は低音のオーディオ信号であるため、このオーディオ信号は帯域フィルタ160を通過する。
次に、帯域フィルタ160を通過したオーディオ信号は、検出部170に入力される。検出部170は、入力されたオーディオ信号から音圧レベルを検知し、検知した音圧レベルを表すレベル信号を制御部110へ出力する。制御部110は、検出部170から出力されたレベル信号が入力されると、このレベル信号に応じてLEDの発光を制御する。具体的には、レベル信号が表す音圧レベルに応じてLED140を発光させる。例えば、音圧レベルの値が所定の閾値未満である場合には、LED140には電流を流さず、LEDを点灯させない。また、音圧レベルの値が所定の閾値以上である場合には、LED140の発光色が赤となるようにLED140に電流を流し、LED140を点灯させる。
これにより、検査装置100においては、入力された低音の音圧レベルに応じて、LED140が赤色に発光する。例えば、いずれかのスピーカユニットにおいて、低音の出力に異常があり、低音の音波が出力されていない場合には、異常のあるスピーカユニットの前方にある検査装置100は赤色に点灯しないので、異常のあるスピーカユニットを容易に知ることができる。
[中音の出力異常を検知する場合]
次に、中音の出力異常を検知する場合の動作について説明する。まず、リモコン装置30のボタン32を操作し、帯域フィルタ160を通過するオーディオ信号の周波数帯域を中音域に設定する。リモコン装置30のボタン32が押下されると、帯域フィルタ160を通過するオーディオ信号の周波数帯域を中音帯域に指示するコマンドが赤外線パルス光に変換されて出力される。この赤外線パルス光が通信部180にて受光されると、制御部110は帯域フィルタ160を制御し、帯域フィルタ160を通過するオーディオ信号の周波数帯域を中音帯域に設定する。
次に、スピーカアレイ20から中音が出力されるように、スピーカアレイ20にオーディオ信号を供給する。スピーカアレイ20にオーディオ信号が供給されると、各スピーカユニットから中音が出力される。
各スピーカユニットから出力された音波は、各スピーカユニットの前方にある検査装置100のマイクロホン130に到達する。マイクロホン130に音波が到達すると、到達した中音がオーディオ信号に変換され、この変換されたオーディオ信号がアンプ150で増幅される。そして、アンプ150で増幅されたオーディオ信号は、帯域フィルタ160に入力される。ここで、アンプ150で増幅されたオーディオ信号は中音のオーディオ信号であるため、このオーディオ信号は帯域フィルタ160を通過する。
次に、帯域フィルタ160を通過したオーディオ信号は、検出部170に入力される。検出部170は、入力されたオーディオ信号から音圧レベルを検知し、検知した音圧レベルを表すレベル信号を制御部110へ出力する。制御部110は、検出部170から出力されたレベル信号が入力されると、このレベル信号に応じてLEDの発光を制御する。具体的には、レベル信号が表す音圧レベルに応じてLED140を発光させる。例えば、音圧レベルの値が所定の閾値未満である場合には、LED140には電流を流さず、LEDを点灯させない。また、音圧レベルの値が所定の閾値以上である場合には、LED140の発光色が緑となるようにLED140に電流を流し、LED140を点灯させる。
これにより、検査装置100においては、入力された中音の音圧レベルに応じて、LED140が緑色に発光する。例えば、いずれかのスピーカユニットにおいて、中音の出力に異常があり、中音の音波が出力されない場合には、異常のあるスピーカユニットの前方にある検査装置100は緑色に点灯しないので、異常のあるスピーカユニットを容易に知ることができる。
[高音の出力異常を検知する場合]
次に、高音の出力異常を検知する場合の動作について説明する。まず、リモコン装置30のボタン33を操作し、帯域フィルタ160を通過するオーディオ信号の周波数帯域を高音域に設定する。リモコン装置30のボタン33が押下されると、帯域フィルタ160を通過するオーディオ信号の周波数帯域を高音帯域に指示するコマンドが赤外線パルス光に変換されて出力される。この赤外線パルス光が通信部180にて受光されると、制御部110は帯域フィルタ160を制御し、帯域フィルタ160を通過するオーディオ信号の帯域を高音帯域に設定する。
次に、スピーカアレイ20から高音が出力されるように、スピーカアレイ20にオーディオ信号を供給する。スピーカアレイ20にオーディオ信号が供給されると各スピーカユニットから高音が出力される。
各スピーカユニットから出力された音波は、各スピーカユニットの前方にある検査装置100のマイクロホン130に到達する。マイクロホン130に音が到達すると、到達した高音がオーディオ信号に変換され、この変換されたオーディオ信号がアンプ150で増幅される。そして、アンプ150で増幅されたオーディオ信号は、帯域フィルタ160に入力される。ここで、アンプ150で増幅されたオーディオ信号は高音のオーディオ信号であるため、このオーディオ信号は帯域フィルタ160を通過する。
次に、帯域フィルタ160を通過したオーディオ信号は、検出部170に入力される。検出部170は、入力されたオーディオ信号から音圧レベルを検知し、検知した音圧レベルを表すレベル信号を制御部110へ出力する。制御部110は、検出部170から出力されたレベル信号が入力されると、このレベル信号に応じてLEDの発光を制御する。具体的には、レベル信号が表す音圧レベルに応じてLED140を発光させる。例えば、音圧レベルの値が所定の閾値未満である場合には、LED140には電流を流さず、LEDを点灯させない。また、音圧レベルの値が所定の閾値以上である場合には、LED140の発光色が青となるようにLED140に電流を流し、LED140を点灯させる。
これにより、検査装置100においては、入力された高音の音圧レベルに応じて、LED140が青色に発光する。例えば、いずれかのスピーカユニットにおいて、高音の出力に異常があり、高音の音波が出力されない場合には、異常のあるスピーカユニットの前方にある検査装置100は青色に点灯しないので、異常のあるスピーカユニットを容易に知ることができる。
以上説明したように本実施形態によれば、手間や時間をかけることなく、容易に異常のあるスピーカユニットを知ることができる。また、音波の周波数に応じてLEDの発光色を異ならせるので、周波数帯域毎の異常も容易に知ることができる。また、太陽電池120を電源としており、電源ケーブルから電力を供給しないため、スピーカアレイがどのような位置に配置されていても容易にスピーカアレイの異常を検知することができる。
なお、上述した実施形態においては、検査装置100はスピーカユニットの前方に固定されているが、検査装置100の底面に粘着シールを設け、この粘着シールによってスピーカアレイ20へ取付けるようにしてもよい。この態様によれば、検査装置100を自由に着脱することができる。着脱を繰り返し、各スピーカユニットを一つづつ検査していくようにすれば、スピーカユニット毎に検査装置100を設ける必要がなくなり、コストを抑えることが可能となる。また、検査装置100は、磁石や面ファスナーによって取付けるようにしてもよい。
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態について説明する。本発明の第2実施形態は、検査装置100の検出部170の構成と制御部110の構成が第1実施形態と異なる。なお検査装置100のその他の構成は第1実施形態と同じとなっている。第2実施形態に係る検出部170は、帯域フィルタを通過したオーディオ信号が表す音の周波数を検知し、検知した周波数を表す周波数信号を制御部110へ出力する。また、制御部110は、検出部170から出力される周波数信号に基づいて、LED140に流す電流を制御し、LED140の発光を制御する。
[第2実施形態の動作]
次に本実施形態の動作について説明する。なお、以下の説明においては、帯域フィルタ160を通過するオーディオ信号の周波数帯域が可聴帯域に設定されている場合を想定して動作の説明を行う。
まず、可聴帯域における低音から高音までの音が連続的に出力されるように、周波数が連続的に変化するスイープ信号をスピーカアレイ20に供給する。このスイープ信号がスピーカアレイ20の各スピーカユニットに供給されると、各スピーカユニットからは、低音から高音までの音が連続的に出力される。
各スピーカユニットから出力された音波は、各スピーカユニットの前方にある検査装置100のマイクロホン130に到達する。マイクロホン130に音波が到達すると、到達した音がオーディオ信号に変換され、この変換されたオーディオ信号がアンプ150で増幅される。そして、アンプ150で増幅されたオーディオ信号は、帯域フィルタ160に入力される。ここで、アンプ150で増幅されたオーディオ信号は可聴帯域のオーディオ信号であるため、このオーディオ信号は帯域フィルタ160を通過する。
次に、帯域フィルタ160を通過したオーディオ信号は、検出部170に入力される。検出部170は、入力されたオーディオ信号が表す音の周波数を検知し、検知した周波数を表す周波数信号を制御部110へ出力する。制御部110は、検出部170から出力された周波数信号が入力されると、この周波数信号に応じてLEDの発光を制御する。具体的には、周波数信号が表す周波数に応じてLED140を発光させる。例えば、周波数信号が表す周波数が第1周波数f1である場合には、LED140の発光色が赤となるようにLED140に電流を流し、LED140を点灯させる。また、周波数信号が表す周波数が第2周波数f2(f2>f1)である場合には、LED140の発光色が橙となるようにLED140に電流を流し、LED140を点灯させる。そして、周波数信号が表す周波数が第3周波数f3、第4周波数f4、第5周波数f5、第6周波数f6、第7周波数f7(f3<f4<f5<f6<f7)と変化すると、発光色が黄(第3周波数f3)、緑(第4周波数f4)、青(第5周波数f5)、藍(第6周波数f6)、紫(第7周波数f7)となるようにLED140に電流を流し、LED140を点灯させる。なお、各周波数の周波数信号が制御部110に入力されていない場合にはLED140は消灯させられる。
これにより、検査装置100においては、入力された音の周波数変化に応じて、LED140の発光色が変化する。そして、いずれかのスピーカユニットにおいて、いずれかの周波数の音の出力に異常がある場合には、異常のあるスピーカユニットの前方にある検査装置100は、他の正常なスピーカユニットの前にある検査装置100と同じ色で点灯しないので、異常のあるスピーカユニットを容易に知ることができる。
なお、本実施形態においては、第1周波数f1〜第7周波数f7の各周波数を検知した場合にのみLED140を点灯させるようにしているが、周波数信号が表す周波数が、スイープ信号に応じて低い周波数から高い周波数に連続的に変化するのに応じて、LED140の発光色を周波数の低い光(例えば赤)から周波数の高い光(例えば紫)に連続的に変化させるようにしてもよい。また、同じ色の光が出力されるようにLED140を制御しつつ、周波数信号が表す周波数が、スイープ信号に応じて低い周波数から高い周波数に連続的に変化するのに応じて、LED140の発光時の輝度を「暗」から「明」まで連続的に変化させるようにしてもよい。
[第3実施形態]
次に本発明の第3実施形態について説明する。図4は、スピーカアレイと本発明の実施形態に係るスピーカ試験装置10の外観図である。スピーカ試験装置10は、スピーカアレイ20のスピーカユニットの異常を検知するための装置であり、大別すると外枠と、梁20A,梁20B,梁20Cと、複数の検査装置100とから構成されている。外枠は、上枠11、下枠12、右枠13、左枠14とから構成されている。外枠の上枠から下枠までの距離は、スピーカアレイ20を構成するエンクロージャの天板から底板までの距離と同じとなっており、外枠の右枠から左枠までの距離は、スピーカアレイ20を構成するエンクロージャの右側板から左側板までの距離と同じとなっている。梁20A〜梁20Cは、外枠の長手方向に沿って外枠の内側に掛け渡されている。梁20A〜梁20Cには、検査装置100が複数配設されている。ここで、検査装置100は、図5に示したように、スピーカアレイ20の前面にスピーカ試験装置10を配置した際、各スピーカユニットの前方に一つの検査装置100が位置するように配設されている。なお、本実施形態における検査装置100の構成は第1実施形態の検査装置100と同じ構成となっている。
図5に示したようにスピーカ試験装置10を配置し、第1実施形態と同様に低音、中音、高音を出力すると、スピーカ試験装置100に配設された検査装置100は、第1実施形態と同様に各音に対応してLEDを点灯させるので、異常のあるスピーカユニットを容易に判別することができる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。
スピーカ試験装置10に配設される検査装置100の数や配設位置は、図1に示した数・配設位置に限定されるものではない。検査装置100は、検査するスピーカアレイにおけるスピーカユニットの数や配列に応じて、その数や配設位置を変えることができる。また、スピーカアレイ20がバッフル板を具備している場合には、バッフル板に検査装置100を配設するようにしてもよい。なお、テスト用の低音,中音,高音のオーディオ信号が記録されたCD(Compact Disc)をスピーカアレイ20のユーザに配布するようにしてもよい。この態様によれば、スピーカアレイ20のユーザが異常のあるスピーカユニットを知ることができる。また、スピーカアレイ20がサランネットを具備している場合には、サランネットが張られる枠の内側に図1に示したように検査装置100を配設するようにしてもよい。
また、各検査装置100に赤外線通信によりコマンドを送信し、各検査装置は試験開始のコマンドを受信した場合にのみ、上述した実施形態の動作を行うようにしてもよい。また、検査装置100に無線通信機能を設け、マイクロホン130から出力されたオーディオ信号をデジタル化し、外部装置に出力するようにしてもよい。
上述した実施形態においては、スピーカユニットの各々に対応して検査装置100を配設しているが、1行分の検査装置100のみを外枠の内部に配設し、1行分の検査装置100をずらしながらスピーカユニットの行毎に試験を行うようにしてもよい。また、二次電池190を設けることなく、検査装置100の各部へ太陽電池120から直接電力を供給するようにしてもよい。
上述した第1実施形態においては、検出部170で検出した音圧レベルに応じてLED140の発光時の輝度を制御するようにしてもよい。例えば、音圧レベルが低い場合にはLED140の発光時の輝度を暗くするようにし、音圧レベルが高くなるにつれてLED140の発光時の輝度を明るくするように、LED140の発光時の輝度を制御するようにしてもよい。そして、低音、中音、高音の音波をスピーカアレイから出力する場合、出力する音波の音圧レベルが徐々に増加していくようにしてもよい。スピーカユニットに異常がある場合、音圧レベルが増加していく過程で、異常のあるスピーカユニット前方にある検査装置100のLEDの輝度は、他の検査装置100のLEDの輝度とは異なることとなるため、スピーカユニットの異常を発見することができる。
また、検出部170で検出した音圧レベルに応じてLED140の発光色を制御するようにしてもよい。例えば、音圧レベルが低い場合にはLED140の発光色を赤とし、音圧レベルが高くなるにつれてLED140の発光色を、橙、黄、緑、青、藍、紫というように順番に変化させるようにしてもよい。そして、低音、中音、高音の音波をスピーカアレイ20から出力する場合、出力する音波の音圧レベルが徐々に増加していくようにしてもよい。スピーカユニットに異常がある場合、音圧レベルが増加していく過程で、異常のあるスピーカユニット前方にある検査装置100のLEDの発光色は、他の検査装置100のLEDの発光色とは異なることとなるため、スピーカユニットの異常を発見することができる。
上述した第1実施形態においては、検出部170は第2実施形態と同様にオーディオ信号が表す音の周波数を検知し、検知した周波数を表す周波数信号を制御部110へ出力するようにしてもよい。そして、リモコン装置30から送信されるコマンドに応じて、検知部170から出力されるレベル信号に基づいてLED140の発光を制御するモードと、検知部170から出力される周波数信号に基づいてLED140の発光を制御するモードとを切替えるようにしてもよい。
上述した実施形態においては、所定の周波数の音波がマイクロホン130に到達した時にLED140が発光するようになっているが、マイクロホン130に到達した音波の時間変化をDSP(Digital Signal Processor)を用いた信号処理回路により解析し、所定の音波のパターンを検知した時にLED140を発光させるようにしてもよい。
また、帯域フィルタ160や検出部170を設けず、制御部110は、マイクロホン130からオーディオ信号が出力されたらLED140を発光させるようにしてもよい。
また、帯域フィルタ160を設けず、アンプ150から出力されたオーディオ信号を検出部170へ入力するようにしてもよい。そして、検出部170は、この入力されるオーディオ信号から音圧レベルを検知するようにし、制御部110は、検出部170から出力されるレベル信号に応じてLED140の発光を制御するようにしてもよい。
第1実施形態に係る検査装置を備えたスピーカアレイの外観図である。 同実施形態に係る検査装置の外観図である。 同実施形態に係る検査装置のハードウェア構成を示したブロック図である。 第2実施形態に係るスピーカ試験装置の外観図である。 同スピーカ試験装置をスピーカアレイの前面に配置した時の図である。
符号の説明
10・・・スピーカ試験装置、20・・・スピーカアレイ、100・・・検査装置、110・・・制御部、120・・・太陽電池、130・・・マイクロホン、140・・・LED、150・・・アンプ、160・・・帯域フィルタ、170・・・検出部。

Claims (7)

  1. スピーカアレイを検査する検査装置であって、
    入力される音波に対応した音信号を出力する音信号出力手段と、
    可視光を出力する発光手段と、
    前記音信号出力手段から音信号が出力された場合に前記発光手段を制御して前記発光手段から可視光を出力させる発光制御手段と、
    前記各手段を駆動する電源と、
    が同一の筐体に設けられており、
    試験対象となるスピーカアレイを構成するスピーカユニットに一対一に対応し、
    前記音信号出力手段には、対応するスピーカユニットから出力された音波が入力されること
    を特徴とする検査装置。
  2. 前記スピーカユニットの前方に着脱可能であることを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記音信号出力手段から出力される音信号のうち、予め定められた周波数帯域に属する音波の音信号を通過させるフィルタ手段と、
    前記フィルタ手段を通過した音信号が表す音波の周波数を検知する周波数検知手段と
    をさらに備え、
    前記発光制御手段は、前記周波数検知手段により検知された周波数に基づいて前記可視光の出力を制御すること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の検査装置。
  4. 前記音信号出力手段から出力された音信号が表す音波の音圧レベルを検知するレベル検知手段をさらに備え、
    前記発光制御手段は、前記レベル検知手段により検知された音圧レベルに基づいて前記可視光の出力を制御すること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の検査装置。
  5. 前記電源は太陽電池であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の検査装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の検査装置を備えたスピーカアレイ。
  7. スピーカアレイを検査するスピーカ検査冶具であって、
    入力される音波に対応した音信号を出力する音信号出力手段と、
    可視光を出力する発光手段と、
    前記音信号出力手段から音信号が出力された場合に前記発光手段を制御して前記発光手段から可視光を出力させる発光制御手段と、
    前記各手段を駆動する電源と、
    が同一の筐体に設けられている検査装置を複数備え、
    前記検査装置は、試験対象となるスピーカアレイを構成するスピーカユニットに一対一に対応しており、
    前記音信号出力手段には、前記検査装置に対応するスピーカユニットから出力された音波が入力されること
    を特徴とするスピーカ検査冶具。
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