JP4881939B2 - マルチキャリア無線通信システム及びマルチキャリア無線通信方法 - Google Patents

マルチキャリア無線通信システム及びマルチキャリア無線通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、マルチキャリア伝送方式において干渉の影響を低減するマルチキャリア無線通信システム及びマルチキャリア無線通信方法に関する。
近年、複数のユーザを収容する無線通信システムにおいて、各ユーザの通信品質を均質にするための技術として、分散型サブキャリア方式が提案されている。分散型サブキャリア方式では、情報量としては狭帯域伝送で済むFEC(Forward Error Correction:前方誤り訂正)ブロックが、広帯域に分散して配置される。則ち、あるユーザの無線通信に用いられるサブキャリアの周波数帯域が特定の周波数帯域に集中しないように、無線通信システムが使用可能な帯域全体に分散して配置される。このような配置により、周波数選択性フェージングのように周波数帯域毎に受信レベルが異なる環境においても、各ユーザの通信品質を均質にすることが可能となる。
このように分散型サブキャリア方式が採用されることにより、同一の無線通信システムに収容されている複数のユーザ間の通信品質を均質にすることが実現されているが、他の無線通信システムに収容されているユーザとの間での通信品質の改善は実現されていない。
図12は、複数の無線通信システム間に生じる干渉問題の概念を表す概念図である。送信装置A及び受信装置Aを含む無線通信システムと、送信装置B及び受信装置Bを含む無線通信システムとはそれぞれ異なる無線通信システムである。送信装置Aは受信装置Aに対し信号Aを送信し、送信装置Bは受信装置Bに対し信号Bを送信する。則ち、受信装置Aにとって信号Aは所望信号であり、受信装置Bにとって信号Bは所望信号である。
しかしながら、信号Aの周波数帯域と信号Bの周波数帯域とが重複する場合、受信装置Aにとって信号Bは干渉信号となり、逆に受信装置Bにとっては信号Aが干渉信号となってしまう。このように、受信装置が所望信号とともに干渉信号を受信することによって、受信装置における所望信号の受信精度が低下してしまうという問題があった。
このような問題に対し、受信された信号(以下、「受信信号」という。)のスペクトルに基づいて、受信信号に含まれる干渉信号の複製(以下、「干渉信号レプリカ」という。)を生成し、受信信号から干渉信号レプリカを減算することによって、干渉信号の影響を受けていない所望信号を推測する技術が提案されている(例えば非特許文献1参照)。
TOSHIYUKI KAITSUKA, TAKEO INOUE, "Interference Cancellation System for Satellite Communication Earth Station", IEEE Transactions on Communications, Vol.com-32, No.7, pp.796-803, July 1984.
しかしながら、上述した従来技術では、受信装置は干渉信号レプリカを生成し受信信号から減算するための回路を備える必要があり、回路規模が大きくなってしまうという問題があった。また、受信装置の処理において、干渉レプリカの生成処理が必要となり、信号を受信してからビットデータを出力するまでに要する処理時間が長くなってしまうという問題もあった。このような観点から、上記のように干渉信号の存在に関わらず所望信号を再現できるとしても、干渉が発生しない環境を構築することがより望ましい。
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであり、異なる無線通信システム間での信号干渉を抑止することを可能とするマルチキャリア無線通信システム及びマルチキャリア無線通信方法を提供することを目的とするものである。
[1]上記の課題を解決するため、本発明の一態様によるマルチキャリア無線通信システムは、誤り訂正符号を適用し、複数のサブキャリアからなる無線信号を送受信する送信装置及び受信装置を含むマルチキャリア無線通信システムであって、前記受信装置は、無線信号を受信する受信部と、受信した無線信号をサブキャリアごとに復調する復調部と、受信した無線信号において干渉が生じているサブキャリアを表す干渉帯域情報を生成する干渉帯域情報生成部と、前記干渉帯域情報を前記送信装置に送信する干渉帯域情報信号送信部と、前記複数のサブキャリアのうち、前記干渉が生じているサブキャリアに対し、他のサブキャリアと比して、前記誤り訂正符号における信頼度を低減させるサブキャリアごとの重み付け係数を生成する重み付け係数生成部と、前記復調部によって復調される前記無線信号のサブキャリアの復調値に前記重み付け係数を適用する重み付け演算処理を行う重み付け演算部と、前記重み付け演算部によって算出されるサブキャリアごとの値を用いて、誤り訂正処理及び復号処理を行う復号化部と、を備え、前記送信装置は、送信データに対し前記干渉帯域情報に含まれる誤り率に基づいて決定した符号化率により誤り訂正符号化を行い、符号化ビットを生成する符号化部と、符号化ビットを前記干渉帯域情報に含まれる誤り率に基づいて決定した変調方式により変調し複数の変調シンボルを生成し、各変調シンボルを各サブキャリアに配置し変調信号を生成する変調部と、前記干渉帯域情報を受信し、当該干渉帯域情報に基づいて、前記干渉が生じているサブキャリアを特定し、送信電力を割り当てないヌルサブキャリアとして当該サブキャリアを選択し、かつ、当該ヌルサブキャリアに対して割り当てられていた電力を、干渉が生じていない他のサブキャリアに対してさらに割り当てる電力制御部と、前記各変調シンボルを配置したサブキャリアに対して、前記ヌルサブキャリアとして選択されたサブキャリアの送信電力を0とし、干渉が生じていない他のサブキャリアを前記電力制御部が割り当てた送信電力にしたがって送信する送信部と、を備えることを特徴とする。
[3]本発明において、前記干渉が生じていない他のサブキャリアに対してさらに電力が割り当てられたことに応じて、前記符号化部が符号化率を高い符号化率に変更するように構成されても良い。
[4]本発明において、前記干渉が生じていない他のサブキャリアに対してさらに電力が割り当てられたことに応じて、前記変調部が変調多値数を高い変調多値数に変更するように構成されても良い。
[5]本発明の一態様は、誤り訂正符号を適用し、複数のサブキャリアからなる無線信号を送受信する送信装置及び受信装置が行うマルチキャリア無線通信方法であって、前記受信装置が、無線信号を受信する受信ステップと、受信した無線信号をサブキャリアごとに復調する復調ステップと、受信した無線信号において干渉が生じているサブキャリアを表す干渉帯域情報を生成する干渉帯域情報生成ステップと、前記干渉帯域情報を前記送信装置に送信する干渉帯域情報信号送信ステップと、前記複数のサブキャリアのうち、前記干渉が生じているサブキャリアに対し、他のサブキャリアと比して、前記誤り訂正符号における信頼度を低減させるサブキャリアごとの重み付け係数を生成する重み付け係数生成ステップと、前記復調ステップにおいて復調される前記無線信号のサブキャリアの復調値に前記重み付け係数を適用する重み付け演算処理を行う重み付け演算ステップと、前記重み付け演算ステップにおいて算出されるサブキャリアごとの値を用いて、誤り訂正処理及び復号処理を行う復号化ステップと、前記送信装置が、送信データに対し前記干渉帯域情報に含まれる誤り率に基づいて決定した符号化率により誤り訂正符号化を行い、符号化ビットを生成する符号化ステップと、符号化ビットを前記干渉帯域情報に含まれる誤り率に基づいて決定した変調方式により変調し複数の変調シンボルを生成し、各変調シンボルを各サブキャリアに配置し変調信号を生成する変調ステップと、前記干渉帯域情報を受信し、当該干渉帯域情報に基づいて、前記干渉が生じているサブキャリアを特定し、送信電力を割り当てないヌルサブキャリアとして当該サブキャリアを選択し、かつ、当該ヌルサブキャリアに対して割り当てられていた電力を、干渉が生じていない他のサブキャリアに対してさらに割り当てる電力制御ステップと、前記各変調シンボルを配置したサブキャリアに対して、前記ヌルサブキャリアとして選択されたサブキャリアの送信電力を0とし、干渉が生じていない他のサブキャリアを前記電力制御部が割り当てた送信電力にしたがって送信する送信ステップと、を備えることを特徴とする。
このように構成された本発明のマルチキャリア無線通信システムでは、干渉が生じているサブキャリアに対して電力が割り当てられずに送信信号が生成されるため、干渉帯域が変化しない限り、この干渉の元となっている信号に対して与える干渉(与干渉)の影響を低減させることが可能となる。したがって、このように構成された無線通信システムによれば、異なる無線通信システム間での信号干渉を抑止することが可能となる。
図1は、マルチキャリア伝送によって信号の送受信を行う無線通信システム100と、他の無線通信システム200の初期状態の概略を表す概略図である。無線通信システム100は、本発明による無線通信システムであり、送信装置1及び受信装置2を備える。一方、無線通信システム200は、従来技術による伝送方式によって無線通信を行う無線通信システムであり、送信装置3及び受信装置4を備える。無線通信システム200の伝送方式はマルチキャリア伝送に限定されない。また、無線通信システム100に含まれる送信装置1の台数は、図1のように1台に限定されず、複数台含まれても良い。また、図1では送信装置1が無線通信端末であり受信装置2が基地局装置であるが、逆に送信装置1が基地局装置であり受信装置2が無線通信端末となっても良い。無線通信端末は、基地局装置と無線通信を行う端末装置であり、例えば携帯電話機や、無線LAN(Local Area Network)端末や、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)端末などの装置である。基地局装置は、複数の無線通信端末と無線通信を行う装置であり、例えば携帯電話ネットワークにおける基地局装置や、無線LANルータや、WiMAX基地局などの装置である。
初期状態では、送信装置1は信号Aを送信し、送信装置3は信号Bを送信する。受信装置2は、送信装置1からマルチキャリア伝送で送信される所望信号(信号A)と、他の無線通信システム200の送信装置3から送信される干渉信号(信号B)とが合成された信号(以下、「受信信号」という。)を受信する。受信装置4は、送信装置3から送信される所望信号(信号B)と、他の無線通信システム100の送信装置1から送信される干渉信号(信号A)とが合成された信号を受信する。
次に、送信装置1の機能構成について説明する。
図2は、送信装置1の機能構成を表すブロック図である。図示するように、送信装置1は、FEC符号化部11と、インターリーバ12と、干渉帯域情報信号受信部13と、変調部14と、電力制御部15と、送信部16と、アンテナ17とを備える。
FEC符号化部11は、送信データのビット列をFEC(Forward Error Correction:前方誤り訂正)に従って符号化し、符号化ビットを生成する。また、FEC符号化部11は、干渉帯域情報に含まれる誤り率に基づいた適応変調処理を行うことによって符号化率を変更する。なお、適応変調処理は、既存の技術により可能である。例えば、FEC符号化部11は、誤り率が高い場合には、現在適用されている符号化率よりも符号化率を低く設定し干渉に対する耐性を高め、逆に誤り率が低い場合には、現在適用されている符号化率よりも符号化率を高く設定し干渉に対する耐性を低くする。
インターリーバ12は、FEC符号化部11によって生成された符号化ビットに対しインターリーブを行う。
干渉帯域情報信号受信部13は、後述するアンテナ17によって受信された干渉帯域情報信号に対し、ダウンコンバート処理やアナログ/デジタル変換処理や復調処理や復号化処理などの処理を実行し、干渉帯域情報信号から干渉帯域情報を取得する。干渉帯域情報とは、送信装置1と受信装置2との間の無線通信において、干渉が発生してしまっているサブキャリアを表す情報である。また、干渉帯域情報は、受信装置2の復号化処理において算出された誤り率の情報も含む。
変調部14は、インターリーバ12によってインターリーブされた符号化ビットに対して、干渉帯域情報に含まれる誤り率に基づいた適応変調処理を行うことによって複数の変調シンボルを生成し、各変調シンボルを各サブキャリアに配置し変調信号を生成する。なお、適応変調処理は、既存の技術により可能である。例えば、変調部14は、誤り率が高い場合には、現在適用されている変調方法よりも変調多値数が低く干渉に対する耐性が高い変調方法によって変調信号を生成し、逆に誤り率が低い場合には、現在適用されている変調方法よりも変調多値数が高く干渉に対する耐性が低い変調方法によって変調信号を生成する。
電力制御部15は、干渉帯域情報に基づいて、送信装置1と受信装置2との間の無線通信において、干渉が発生してしまっているサブキャリアを判定し、このサブキャリアには送信電力を割り当てないように電力制御を行う。以下、このように電力が割り当てられないサブキャリアを「ヌルサブキャリア」と呼ぶ。具体的には、電力制御部15は、干渉が生じていないサブキャリアのみに対して最大送信電力に応じた送信電力を分配することによって、各サブキャリアに割り当てられる電力を決定する。そして、電力制御部15は決定した内容に従って送信部16における電力割当処理を制御する。電力制御部15の制御によって、ヌルサブキャリアが発生し、その分の電力が他のサブキャリアに対して割り当てられるため、ヌルサブキャリアが発生していない場合に比べて、他のサブキャリアに対して割り当てられる電力が高くなる。
送信部16は、変調信号に対しデジタル/アナログ変換や電力増幅やアップコンバート等の処理を行い、電力制御部15によって決定された各サブキャリアに割り当てられる電力に従って送信信号を生成する。
アンテナ17は、送信部16によって生成された送信信号を無線により送信するとともに、無線信号(特に干渉帯域情報信号)を受信する。
図3は、送信装置1の送信部16によって生成される送信信号の概要を表す概要図である。図3(a)は、送信装置1が送信処理に用いる全てのサブキャリア(SC1〜SC5)に電力が均等に割り当てられた場合の送信信号の概要を表す概要図である。図3(a)の場合、5つのサブキャリアに対し、最大送信電力を総サブキャリア数5で除算して得られる電力A1が割り当てられる。
図3(b)は、サブキャリアSC4及びサブキャリアSC5に対して電力が割り当てられない場合の送信信号の概要を表す概要図である。則ち、図3(b)は、サブキャリアSC4及びサブキャリアSC5において干渉が生じていることを表す干渉帯域情報が送信装置1において受信された場合に、電力制御部15によって決定される電力の割り当て例を表す。
図3(b)の場合、電力が割り当てられるサブキャリアの数は3つである。従って、図3(b)の場合、3つのサブキャリアSC1〜SC3に対し、最大送信電力を総サブキャリア数3で除算して得られる電力A2が割り当てられる。そのため、3つのサブキャリアSC1〜SC3に割り当てられる電力A2は、図3(a)の場合に各サブキャリアに割り当てられる電力A1よりも高い。よって、図3(b)の場合、図3(a)の場合に比べて各サブキャリアのSN比(Signal to Noise ratio)が向上し、変調部14による適応変調処理によって変調多値数がより高い変調方法に従った変調信号が生成され、伝送速度が向上する。
次に、受信装置2の機能構成について説明する。
図4は、受信装置2の機能構成を表すブロック図である。図示するように、受信装置2は、アンテナ21と、受信部22と、干渉帯域情報生成部23と、干渉帯域情報信号送信部24と、重み付け係数生成部25と、復調部26と、重み付け演算部27と、デインターリーバ28と、FEC復号化部29とを備える。
アンテナ21は、所望信号と干渉信号とが合成された受信信号を受信する。
受信部22は、受信された受信信号に対し、ダウンコンバートを行い、さらにアナログ/デジタル変換を行う。
干渉帯域情報生成部23は、干渉帯域情報生成処理を実行し、所望信号の各サブキャリアについて干渉が生じているか否か、言い換えれば干渉信号と周波数帯域が重複しているか否か判定する。そして、干渉帯域情報生成部23は、例えば、干渉が生じているサブキャリア(以下、「特定サブキャリア」という。)に対して“1”を対応付け、特定サブキャリア以外の所望信号のサブキャリアに対して“0”を対応付けた干渉帯域判定値の列として、干渉帯域情報を生成する。
干渉帯域情報生成処理は、既存の技術により可能である。例えば、干渉帯域情報生成部23は、受信信号に対してFFT(Fast Fourier Transform)を行うことによって受信信号の周波数スペクトルを算出し、算出された受信信号の周波数スペクトルと、所望信号の周波数スペクトルの推定結果との差分を算出することによって干渉信号の周波数スペクトルを推定し、この推定結果に基づいて干渉帯域情報を生成する。また、例えば、干渉源(他の無線通信システム200の送信装置3)の位置が判明している場合には、この干渉源の方向から到来する干渉信号を受信する指向性を持った補助アンテナを受信装置2が備え、干渉帯域情報生成部23が、補助アンテナによって受信された干渉信号から干渉帯域情報を生成しても良い。また、例えば、送信装置1から所定のタイミングで送信されるパイロット信号(例えば、サブキャリアに電力が割り当てられていない信号)における周波数スペクトルに基づいて、干渉帯域情報生成部23が干渉帯域情報を生成しても良い。
干渉帯域情報信号送信部24は、干渉帯域情報生成部23によって生成された干渉帯域情報に、FEC復号化部29によって算出された誤り率を付加する。そして、干渉帯域情報信号送信部24は、干渉帯域情報に対し符号化処理や変調処理やデジタル/アナログ変換処理やアップコンバート処理などの処理を実行することによって無線信号(干渉帯域情報信号)を生成し、アンテナ21から送信装置1に送信する。
重み付け係数生成部25は、干渉帯域情報に基づきサブキャリアごとの重み付け係数を算出する。重み付け係数は、干渉帯域情報生成部23によって検出された特定サブキャリアに関し、他のサブキャリアに比して尤度を低減させる係数である。尤度とは、FEC復号化部29の処理において用いられる値であり、詳細については後述する。重み付け係数生成部25は、算出した重み付け係数をサブキャリアごとに並べた列を重み付け演算部27に出力する。
復調部26は、復調処理を行うことによって、受信信号のサブキャリアごとの復調値を生成し出力する。
重み付け演算部27は、重み付け係数に基づき、サブキャリアごとの復調値に重み付け演算処理を行い、演算結果をサブキャリア毎に並べた列を尤度データ列として出力する。
デインターリーバ28は、重み付け演算部27によって重み付け演算処理がなされたサブキャリア毎の尤度データ列に対しデインターリーブを行う。
FEC復号化部29は、デインターリーバ28によってデインターリーブされた尤度データ列に基づいて、FECに従った誤り訂正処理及び復号化処理を行うことによってビット列を生成し、所望信号のビット列(受信データ)を出力する。さらに、FEC復号化部29は、FECに従った誤り訂正処理を行う際に、誤り率を算出する。
図5は、受信装置2の処理内容の概念図である。図5(a)は、受信装置2における受信信号の例を表す図である。干渉帯域情報生成部23は、図5(a)において、所望信号と干渉信号とが重複するオーバーラップ範囲W(干渉帯域)に含まれるサブキャリアSC1〜SC4を特定サブキャリアとして検出する。そして、干渉帯域情報生成部23は、サブキャリアSC1〜SC4に対し“1”を対応付けて、他のサブキャリアに“0”を対応付けた干渉帯域情報を生成する。
図5(b)〜図5(d)は、FECに従った符号化方法に応じた重み付け演算処理の一例を表す図である。所望信号の符号化方法が軟判定正負多値の符号化方法である場合を例に説明する。この軟判定正負多値の符号化方法における復号化処理では、受信信号の復調値が正負の多値出力である。この場合、FEC復号化部29は、復調値の絶対値の大きさを尤度(尤もらしさを表す値、信頼度)として判定に用い、復調値が負の値である場合に“+1”、復調値が正の値である場合に“−1”と判定する復号化処理を行う。
図5(b)は、サブキャリア毎の重み付け係数を示す図である。重み付け係数生成部25は、例えば特定サブキャリアに対し“0”、他のサブキャリアに対し“1”を重み付け係数として割り当てる。図5(c)は、サブキャリアごとの正負多値出力の復調値を示す図である。図5(c)において、最も“−1”であることへの尤度が高いサブキャリアは、復調値が最大の正値“+27.02”のサブキャリアである。一方、最も“+1”であることへの尤度が高いサブキャリアは、復調値が最小の負値“−26.34”のサブキャリアである。また、“+1”と“−1”とのいずれであるか、最も曖昧である(尤度が低い)サブキャリアは、絶対値が最も小さい値、すなわち、復調値が“0”のサブキャリアである。
図5(d)は、重み付け演算部27の処理の概要を表す図である。重み付け係数生成部25によって算出される重み付け係数に基づき、重み付け演算部27が、各サブキャリアの復調値に重み付け係数を乗算する。図5の場合、重み付け演算部27は、特定サブキャリア(サブキャリアSC1〜4)の復調値には、“0”の重み付け係数を乗算し、特定サブキャリアの復調値の尤度を低減させる。一方、重み付け演算部27は、他のサブキャリアの復調値には“1”の重み付け係数を乗算し、復調値の値をそのまま維持する。そして、重み付け演算部27は、演算結果をサブキャリア毎に並べた列を尤度データ列としてFEC復号化部29に出力する。
図6は、重み付け係数の他の例を示す図面である。重み付け係数生成部25が特定サブキャリアに対し割り当てる重み付け係数は“0”に限られず、“0.1”や“0.2”のように復調値の絶対値が小さくなるような値であれば良い(図6(a))。また、重み付け係数生成部25が他のサブキャリアに対し割り当てる重み付け係数は“1”に限られず、“0.99”や“0.9”のように特定サブキャリアに割り当てられる重み付け係数よりも大きければ良く、“1”に近い値であればさらに良い。また、他のサブキャリアに対し割り当てられる重み付け係数は、“1”よりも大きい値であっても良い。
また、軟判定出力型において、正数多値出力の復調値の場合、FEC復号化部29は、復調値が“0”に近いほどビット値を“−1”として復号し、復調値が最大値(図6(b)の場合は“7”)に近いほどビット値を“1”として復号する。このような場合、重み付け係数生成部25は、特定サブキャリアの復調値が出力候補値の中央値(例えば、出力候補値が0〜7であれば、その中央値の“3”または“4”)となるような重み付け係数を生成する。この場合、重み付け演算部27は、各サブキャリアの復調値に重み付け係数を乗算するのではなく、特定サブキャリアの復調値を中央値に置換し、他のサブキャリアの復調値をそのままにして出力するように構成されても良い(図6(b))。
また、硬判定出力型における“−1”と“+1”との二値出力型の場合、重み付け係数生成部25は、二値の復調値を“0”に置換する係数を特定サブキャリアの重み付け係数として重み付け演算部27に出力するように構成されてもよい。
受信装置2は、誤り訂正符号(この場合はFEC)を適用しており、一部のサブキャリアの復調値が欠落していても他のサブキャリアの復調値に基づき所望信号を取得することが可能である。さらに、受信装置2は、干渉が生じているサブキャリア(特定サブキャリア)に対し、重み付け係数を用いた演算処理を行うことによってその尤度を下げ、受信誤り訂正能力を向上させる。
次に、送信装置1の動作及び処理手順について説明する。
図7は、送信装置1が所望信号を送信する場合の処理手順を示すフローチャートである。
図7に示すように、まずFEC符号化部11が送信データのビット列をFECに従って符号化し、符号化ビットを生成する(ステップS101)。次に、インターリーバ12が、FEC符号化部11によって生成された符号化ビットに対しインターリーブを行う(ステップS102)。次に、変調部14が、インターリーバ12によってインターリーブされた符号化ビットを変調し、各変調シンボルを各サブキャリアに配置することによって変調信号を生成する(ステップS103)。次に、電力制御部15が、干渉帯域情報に基づいて、各サブキャリアに割り当てる電力を決定する(ステップS104)。次に、送信部16は、変調部14によって生成された変調信号に対し、電力制御部15によって決定された各サブキャリアの電力に従ってデジタル/アナログ変換及び電力増幅を行うことによって、所望信号を生成する(ステップS105)。そして、アンテナ17が所望信号を送信し(ステップS106)、このフローチャート全体の処理を終了する。
次に、受信装置2の動作及び処理手順について説明する。
図8は、受信装置2が干渉帯域情報信号の送信を行う場合の処理手順を示すフローチャートである。
図8に示すように、まずアンテナ21が信号を受信し、受信部22がダウンコンバート及びアナログ/デジタル変換を受信信号に対して行う(ステップS201)。次に、受信部22によって処理がなされた受信信号から、干渉帯域情報生成部23が干渉帯域情報を生成する(ステップS202)。次に、干渉帯域情報信号送信部24が、FEC復号化部29によって算出された誤り率を干渉帯域情報に付加し、干渉帯域情報信号を生成する(ステップ203)。そして、干渉帯域情報信号送信部24が、アンテナ21を介して送信装置1へ干渉帯域情報信号を送信し(ステップS204)、このフローチャート全体の処理を終了する。
図9は、受信装置2が受信データの生成を行う場合の処理手順を示すフローチャートである。
図9に示すように、まずアンテナ21が信号を受信し、受信部22がダウンコンバート及びアナログ/デジタル変換を受信信号に対して行う(ステップS301)。次に、復調部26が、受信信号を復調し復調値を生成する(ステップS302)。次に、重み付け係数生成部25が、干渉帯域情報に基づいて、各サブキャリアの重み付け係数を生成する(ステップS303)。次に、重み付け演算部27が、重み付け係数に基づいて重み付け演算処理を行い、各サブキャリアの復調値を操作する。例えば、重み付け演算部27が、各サブキャリアの復調値に対し、対応する重み付け係数を乗算する(ステップS304)。
次に、デインターリーバ28が、復調値をデインターリーブする(ステップS305)。そして、FEC復号化部29が、デインターリーブされた復調値をFEC復号し(ステップS306)、誤り率を算出すると共に(ステップS307)、復号された受信データを出力し(ステップS308)、このフローチャート全体の処理を終了する。
図10は、無線通信システム100が奏する効果の概略を表す概略図である。無線通信システム100の送信装置1は、受信装置2から干渉帯域情報を受信し、干渉が生じてしまっているサブキャリア(特定サブキャリア)を検出し、特定サブキャリアに対しては電力を割り当てることなくヌルサブキャリアとして送信を行う。例えば、図1に示されるような初期状態において、送信装置1が干渉帯域情報を受信装置2から受信すると、送信装置1の送信部16は、他の無線通信システム200の送信装置3から送信されている信号Bと干渉しているサブキャリアに対して電力を割り当てることなく生成した信号A’を送信する。
この場合、他の無線通信システム200において、送信装置3が受信装置4に対して送信する信号Bは、受信装置4が受信するときに信号A’と干渉を生じない。そのため、受信装置4は所望信号(信号B)を干渉のない無線環境で受信をすることが可能となる。則ち、送信装置1が特定サブキャリアをヌルサブキャリアとして送信するため、他の無線通信システム200において干渉に対する対策を特に講じることなく干渉を生じさせない無線通信を行うことが可能となる。言い換えれば、送信装置1は、他の無線通信システム200に対して与える干渉(与干渉)を抑止することが可能となる。
なお、無線通信システム100の受信装置2は、ヌルサブキャリアに配置されていた変調値を受信することができない。しかしながら、受信装置2は重み付け係数生成部25及び重み付け演算部27を備えることによって、特定サブキャリアの変調値を受信できたか否かにかかわらず特定サブキャリアに係る尤度を低減させて、受信誤り訂正能力を向上させてFEC復号化処理を実行する。そのため、無線通信システム100の受信装置2は、ヌルサブキャリアに配置されていた変調値を受信することができないとしても、符号化率を下げることや変調多値数を下げることなく、FEC復号化を適正に行い所望信号のデータを取得することが可能となる。そのため、無線通信システム100及び無線通信システム200のいずれにおいても、一定の通信速度を維持することが可能となる。
また、信号A’において各サブキャリアに割り当てられる送信電力は信号Aに比べて高くなるため、各サブキャリアのSN比が向上する。そのため、適応変調処理によって、FEC符号化部21はより高い符号化率に変更して符号化ビットを生成することが可能となり、変調部24はより高い変調多値数(シンボル数)に変更して変調を行うことが可能となり、伝送速度が向上する。
<変形例>
受信装置2の干渉帯域情報生成部23は、受信された全ての信号について干渉帯域情報を生成するように構成されても良いし、定期的に干渉帯域情報を生成するように構成されても良い。同様に、受信装置2の干渉帯域情報信号送信部24は、受信された全ての信号についての干渉帯域情報信号を送信するように構成されても良いし、定期的に干渉帯域情報信号を送信するように構成されても良い。
また、無線通信システム100において採用されるサブキャリアの配置方式は、分散型であっても良い。この場合、ヌルサブキャリアが割り当てられる送信装置1が特定の送信装置に限定されず、無線通信システム100の複数の送信装置に分散してヌルサブキャリアが割り当てられる。受信装置2は、電力が割り当てられたサブキャリアにおける復調値を用いて誤り訂正を行うことによって、複数の送信装置にわたってほぼ均等に無線通信のスループットの低下を防止することが可能となり、ある特定の送信装置のみが通信不能になってしまうことを抑止することができる。
図11は、干渉帯域情報生成部23による特定サブキャリアの検出方法の変形例の概略を表す概略図である。同図において、サブキャリアSC5、SC6は、周波数選択性フェージングなどにより、信号レベル(電力値)が著しく弱まるサブキャリアである。干渉帯域情報生成部23は、サブキャリアSC5、SC6のように、所望信号の一部において信号レベルが低くなる低CINR(Carrier to Interference Noise Ratio:キャリア電力対干渉信号電力及び雑音電力比)となるサブキャリアを、特定サブキャリアとして検出しても良い。
以下、このように構成された場合の干渉帯域情報生成部23の処理について説明する。干渉帯域情報生成部23は、所望信号のパイロット信号や、プリアンブル信号など、予め所望信号に含まれていることが既知である既知信号について、受信信号のサブキャリアごとのCINRの推定値を算出する。次に、干渉帯域情報生成部23は、測定結果に基づき、CINRの推定値が所定の閾値以下となるサブキャリアを特定サブキャリアとして選択する。なお、所定の閾値は、例えば、所望信号の全サブキャリアのCINRの推定値の平均値に所定割合を乗算した値であっても良いし、他の値であっても良い。
また、送信装置1の電力制御部15においてヌルサブキャリアが生成されるように電力制御が行われた場合であっても、符号化部11は符号化率を変更しないように構成されても良い。このように構成されることにより、FECブロックのデータが一様にパンクチャドされることとなり、結果として符号化率が上昇するという効果が得られる。
このように構成されることにより、周波数選択性フェージングが生じた受信信号について、受信誤り率を低減させることが可能になるという効果がある。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
マルチキャリア伝送によって信号の送受信を行う二つの無線通信システムの初期状態の概略を表す概略図である。 送信装置の機能構成を表すブロック図である。 送信装置の送信部によって生成される送信信号の概要を表す概要図である。 受信装置の機能構成を表すブロック図である。 受信装置の処理内容の概念図である。 重み付け係数の他の例を示す図面である。 送信装置が所望信号を送信する場合の処理手順を示すフローチャートである。 受信装置が干渉帯域情報信号の送信を行う場合の処理手順を示すフローチャートである。 受信装置が受信データの生成を行う場合の処理手順を示すフローチャートである。 無線通信システムが奏する効果の概略を表す概略図である。 干渉帯域情報生成部による特定サブキャリアの検出方法の変形例の概略を表す概略図である。 複数の無線通信システム間に生じる干渉問題の概念を表す概念図である。
符号の説明
1…送信装置,11…FEC符号化部, 12…インターリーバ, 13…干渉帯域情報信号受信部, 14…変調部, 15…電力制御部, 16…送信部, 17…アンテナ, 2…受信装置, 21…アンテナ, 22…受信部, 23…干渉帯域情報生成部, 24…干渉帯域情報信号送信部, 25…重み付け係数生成部, 26…復調部, 27…重み付け演算部, 28…デインターリーバ, 29…FEC復号化部

Claims (4)

  1. 誤り訂正符号を適用し、複数のサブキャリアからなる無線信号を送受信する送信装置及び受信装置を含むマルチキャリア無線通信システムであって、
    前記受信装置は、
    無線信号を受信する受信部と、
    受信した無線信号をサブキャリアごとに復調する復調部と、
    受信した無線信号において干渉が生じているサブキャリアを表す干渉帯域情報を生成する干渉帯域情報生成部と、
    前記干渉帯域情報を前記送信装置に送信する干渉帯域情報信号送信部と、
    前記複数のサブキャリアのうち、前記干渉が生じているサブキャリアに対し、他のサブキャリアと比して、前記誤り訂正符号における信頼度を低減させるサブキャリアごとの重み付け係数を生成する重み付け係数生成部と、
    前記復調部によって復調される前記無線信号のサブキャリアの復調値に前記重み付け係数を適用する重み付け演算処理を行う重み付け演算部と、
    前記重み付け演算部によって算出されるサブキャリアごとの値を用いて、誤り訂正処理及び復号処理を行う復号化部と、
    を備え、
    前記送信装置は、
    送信データに対し前記干渉帯域情報に含まれる誤り率に基づいて決定した符号化率により誤り訂正符号化を行い、符号化ビットを生成する符号化部と、
    符号化ビットを前記干渉帯域情報に含まれる誤り率に基づいて決定した変調方式により変調し複数の変調シンボルを生成し、各変調シンボルを各サブキャリアに配置し変調信号を生成する変調部と、
    前記干渉帯域情報を受信し、当該干渉帯域情報に基づいて、前記干渉が生じているサブキャリアを特定し、送信電力を割り当てないヌルサブキャリアとして当該サブキャリアを選択し、かつ、当該ヌルサブキャリアに対して割り当てられていた電力を、干渉が生じていない他のサブキャリアに対してさらに割り当てる電力制御部と、
    前記各変調シンボルを配置したサブキャリアに対して、前記ヌルサブキャリアとして選択されたサブキャリアの送信電力を0とし、干渉が生じていない他のサブキャリアを前記電力制御部が割り当てた送信電力にしたがって送信する送信部と、
    を備えることを特徴とするマルチキャリア無線通信システム。
  2. 前記干渉が生じていない他のサブキャリアに対してさらに電力が割り当てられたことに応じて、前記符号化部が符号化率を高い符号化率に変更することを特徴とする請求項1に記載のマルチキャリア無線通信システム。
  3. 前記干渉が生じていない他のサブキャリアに対してさらに電力が割り当てられたことに応じて、前記変調部が変調多値数を高い変調多値数に変更することを特徴とする請求項1又は2に記載のマルチキャリア無線通信システム。
  4. 誤り訂正符号を適用し、複数のサブキャリアからなる無線信号を送受信する送信装置及び受信装置が行うマルチキャリア無線通信方法であって、
    前記受信装置が、
    無線信号を受信する受信ステップと、
    受信した無線信号をサブキャリアごとに復調する復調ステップと、
    受信した無線信号において干渉が生じているサブキャリアを表す干渉帯域情報を生成する干渉帯域情報生成ステップと、
    前記干渉帯域情報を前記送信装置に送信する干渉帯域情報信号送信ステップと、
    前記複数のサブキャリアのうち、前記干渉が生じているサブキャリアに対し、他のサブキャリアと比して、前記誤り訂正符号における信頼度を低減させるサブキャリアごとの重み付け係数を生成する重み付け係数生成ステップと、
    前記復調ステップにおいて復調される前記無線信号のサブキャリアの復調値に前記重み付け係数を適用する重み付け演算処理を行う重み付け演算ステップと、
    前記重み付け演算ステップにおいて算出されるサブキャリアごとの値を用いて、誤り訂正処理及び復号処理を行う復号化ステップと、
    前記送信装置が、
    送信データに対し前記干渉帯域情報に含まれる誤り率に基づいて決定した符号化率により誤り訂正符号化を行い、符号化ビットを生成する符号化ステップと、
    符号化ビットを前記干渉帯域情報に含まれる誤り率に基づいて決定した変調方式により変調し複数の変調シンボルを生成し、各変調シンボルを各サブキャリアに配置し変調信号を生成する変調ステップと、
    前記干渉帯域情報を受信し、当該干渉帯域情報に基づいて、前記干渉が生じているサブキャリアを特定し、送信電力を割り当てないヌルサブキャリアとして当該サブキャリアを選択し、かつ、当該ヌルサブキャリアに対して割り当てられていた電力を、干渉が生じていない他のサブキャリアに対してさらに割り当てる電力制御ステップと、
    前記各変調シンボルを配置したサブキャリアに対して、前記ヌルサブキャリアとして選択されたサブキャリアの送信電力を0とし、干渉が生じていない他のサブキャリアを前記電力制御部が割り当てた送信電力にしたがって送信する送信ステップと、
    を備えることを特徴とするマルチキャリア無線通信方法。
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