JP4881665B2 - 自動車のアクセルペダル装置及びその操作方法 - Google Patents

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Description

本発明は、運転手が運動負荷に抗して運動することで運転する自動車のアクセルペダル装置及びその操作方法に関するものである。
自動車を運転する人は、歩く機会が少なく運動不足になりがちである。そのような人でも車内で足を使った運動をすることができる器具がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−220157公報(第3頁、図1)
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図12は、従来の技術の基本構成を説明する図であり、従来の簡易式足踏み健康補助器201は、ベース202にスプリング203を介して足踏み板204が上下スライド自在に取り付けられ、左右の足位置にそれぞれ配置して足踏み板204を踏むことで、運動を行うことができ、自動車の座席に長時間座るようなときに、座った状態でも使用できる。
しかし、特許文献1の簡易式足踏み健康補助器201では、車内で運転者が使用する場合に、運転席の足元に足踏み健康補助器201を置くと、足元が狭くなるという問題がある。
また、足踏み健康補助器201を使用するときは、運転を中断する必要があるという問題がある。
本発明は、運転中の運転者の運動不足を解消する自動車のアクセルペダル装置及びその操作方法を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、運転席に配置されて、車輪駆動装置の車速増減部材に接続しているペダル機構を備えた自動車のアクセルペダル装置において、運転中にペダル機構に加わる運動量を検出する運動量検出センサーと、運動量検出センサーの情報に基づいて、運転者の運動量の増減を判別し、運動量が増加すると、その運動量に応じた車速増加情報を出力し、運動量が減少すると、その運動量に応じた車速減少情報を出力する駆動源制御部と、を備え、駆動源制御部は、車速増加情報または車速減少情報に基づいて、車速増減部材を制御することを特徴とする。
請求項2に係る発明では、ペダル機構は、運動負荷に抗する力が加わる運動操作入力部と、運動操作入力部から伝わる力を回転又は直動に変換するとともに、車輪ブレーキ装置に接続している作動変換部と、を備えていることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、運動操作入力部は、運動負荷に抗する力が加わる近傍に配置されたブレーキ力検出センサーを備えていることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、運動量検出センサーは、ペダル機構の回転または揺動から回転運動を得て、回転運動から運動量を検出することを特徴とする。
請求項に係る発明は、運転中の運転者の運動量に応じて、車輪駆動装置の車速増減部材を制御し、車速を増減させる自動車のアクセルペダル装置の操作方法であって、
運転者の運動量を検出し、運動量の増減を判別し、運動量が増加すると、運動量に応じた車速増加情報を出力し、運動量が減少すると、運動量に応じた車速減少情報を出力し、車速増加情報又は、車速減少情報に基づいて、車速増減部材を制御することを特徴とする。
請求項1に係る発明では、アクセルペダル装置は、運転中にペダル機構に加わる運動量を検出する運動量検出センサーと、運動量検出センサーの情報に基づいて、運転者の運動量の増減を判別し、運動量が増加すると、その運動量に応じた車速増加情報を出力し、運動量が減少すると、その運動量に応じた車速減少情報を出力する駆動源制御部と、を備え、駆動源制御部は、車速増加情報または車速減少情報に基づいて、車速増減部材を制御するので、自動車を走行させるためには、ペダル機構を運転者の足で動かす必要があり、ペダル機構を動かすことで、運転中の運転者は運動を行うことができるという利点がある。
請求項2に係る発明では、ペダル機構は、運動負荷に抗する力が加わる運動操作入力部と、運動操作入力部から伝わる力を回転又は直動に変換するとともに、車輪ブレーキ装置に接続している作動変換部と、を備えているので、運転者の足でペダル機構を踏むと、作動変換部を介して自動車の車速を加減することができる。従って、運転しながら、運動不足を解消することができる。
また、足でペダル機構を逆転させて、作動変換部を介して車輪ブレーキ装置を作動させて制動することができ、別のブレーキペダルに足を移動させる必要がなく、ペダル踏み換え時間を極めて短くすることができるという利点がある。
請求項3に係る発明では、運動操作入力部は、運動負荷に抗する力が加わる近傍に配置されたブレーキ力検出センサーを備えているので、足で運動操作入力部を踏んだ状態から瞬時に足でブレーキ操作を行うことができる。従って、別のブレーキペダルに足を移動させる必要がなく、ペダル踏み換え時間を極めて短くすることができるという利点がある。
請求項4に係る発明では、運動量検出センサーは、ペダル機構の回転または揺動から回転運動を得て、回転運動から運動量を検出するので、自動車を走行させるためには、ペダル機構を運転者の足で動かす必要があり、ペダル機構を動かすことで、運転中の運転者は運動を行うことができる。
請求項に係る発明では、運転者の運動量を検出し、運動量の増減を判別し、運動量が増加すると、運動量に応じた車速増加情報を出力し、運動量が減少すると、運動量に応じた車速減少情報を出力し、車速増加情報又は、車速減少情報に基づいて、車速増減部材を制御するので、例えば、運転者の足で運動のためのペダル部を踏み、運動量が増加すると車速は速くなる。つまり、自動車を運転するには、運転者はペダル部を継続して踏む必要があり、運転中の運転者の運動不足を解消することができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1は、本発明の自動車のアクセルペダル装置(第1の実施の形態)を説明する概要図である。
アクセルペダル装置(第1の実施の形態)11は、自動車12に採用され、運転者Mがペダル機構13を操作すると、自動車12の車速Vを増減する。具体的には後で述べる。
自動車12は、後に車輪駆動装置(エンジン)21を配置したMR(ミッドエンジン、リアドライブ)車で、アクセルペダル装置11と、アクセルペダル装置11に接続されたエンジン21と、車体22と、前輪23と、後輪24と、運転席25と、運転座席26と、前輪23並びに後輪24を制動する車輪ブレーキ装置27と、を備える。
車輪ブレーキ装置27は、例えば、油圧ブレーキで、アクセルペダル装置11に接続した油圧増圧機構31と、油圧増圧機構31に接続して前輪23並びに後輪24に配置されたキャリパ32(前輪23のみ示す)と、を備える。
エンジン21は、例えば、既存のガソリンエンジンで、直列4気筒、1500CCで、ここでは変速機(例えば、4速AT)を含め、車速増減部材36と、車速増減部材36に接続しているエアクリーナ37と、ガソリンタンク38と、を含む。
車速増減部材36は、吸気管に接続しているキャブレタ41であり、具体的には、キャブレタ41が備えるスロットル弁42と、スロットル弁42を接続しているスロットルアクチュエータ43とからなる。
スロットルアクチュエータ43は、アクセルペダル装置11のスロットル情報(信号)に基づいて作動し、スロットル弁42を開閉する。
なお、車速増減部材36は、アクセルペダル装置11によってエンジンの回転数を増減させるものであればよく、構成は任意である。
アクセルペダル装置11は、具体的には、運転席26に配置されたペダル機構13と、ペダル機構13に接続している運動量検出センサー46と、運動量検出センサー46の情報に基づいて、ガソリンエンジン(車輪駆動装置)21を制御する駆動源制御部47と、駆動源制御部47に接続して、運転者Mの運動量を表示する運動量表示部48と、を備えている。
図2は、本発明のアクセルペダル装置が備えるペダル機構(第1の実施の形態)の斜視図である。図1を併用して説明する。
ペダル機構13は、足で踏むペダル部51と、ペダル部51を回転自在(B軸方向)に支持する支持部52と、支持部52に連なり、ペダル部51から力が伝達される作動変換部53と、作動変換部53に連結している引きケーブル54と、を備えている。
引きケーブル54は、車輪ブレーキ装置27の油圧増圧機構31に連結され、作動変換部53によって矢印a1の方向へ引かれる。
すなわち、ペダル機構13は、運動負荷に抗する力が加わる運動操作入力部(ペダル部)51と、運動操作入力部51から伝わる力を回転(B軸方向)又は直動(X軸又はZ軸方向)に変換する作動変換部53と、を備えている。55は足を載せるペダル本体である。
作動変換部53は、具体的には、ペダル部51を正転(矢印a2の方向)させたときに正転(矢印a2の方向)する正転部材56と、正転部材56に係合するリング部材57とを備え、正転部材56に運動量検出センサー46が連結し、リング部材57に引きケーブル54が連結している。なお、ペダル部51を逆回転(矢印a3の方向)させて、正転部材56を逆回転(矢印a4の方向)させた時のみ、正転部材56にリング部材57が係合し、リング部材57の回動(矢印a4の方向)によって、引きケーブル54が矢印a1の方向に引かれる。
運動量検出センサー46は、ドライブバイワイヤで、例えば、回転数や角速度を計測することで、運動量を検出して駆動源制御部47に出力するもので、構成は任意である。
駆動源制御部47は、運動量検出センサー46との間においてドライブバイワイヤを採用したもので、ガソリンエンジン(車輪駆動装置)21側の車速増減部材36に接続して、予め設定された、ペダル部51のペダル回転数と車速増減部材36との関係(図3を参照)に基づいて、車速増減部材36(スロットル弁42)のスロットル開度を制御する。
図3は、ペダル回転数と車速増減部材の作動量の関係を示したグラフであり、横軸をペダル部51のペダル回転数Npとし、縦軸をスロットル弁42のスロットル開度Sとしたものである。
ペダル回転数Npがゼロのときは、スロットル弁42のスロットル開度Sはゼロで、スロットル弁42は閉じている。
ペダル回転数Npが大きくなると、スロットル弁42のスロットル開度Sは大きくなる。
アクセルペダル装置11では、駆動源制御部47はドライブバイワイヤであり、ドライブバイワイヤを用いることで、図3のグラフに示した線の勾配の設定の自由度を高めることができるとともに、屈曲点の座標の設定の自由度を高めることができる。
次に、本発明のアクセルペダル装置の作用を図1〜図3を用いて説明する。
運転座席26に座った運転者Mが、スイッチを「入り」した後、ペダル部51を正転方向(矢印a2の方向)に踏むと、スロットル弁42が開き、ガソリンの燃焼によって自動車12は走行を開始するので、運転者Mは運動をすることができる。
具体的には、ペダル部51を正転方向(矢印a2の方向)に踏むと、運動量検出センサー46が、例えば、回転数を検出するので、回転数情報を受信した駆動源制御部(ドライブバイワイヤ)47は、回転数情報に基づいてスロットルアクチュエータ43を駆動することで、図3に示しているようにペダル部51のペダル回転数に応じた量だけスロットル弁42を開く。その結果、自動車12を運転することができる。
このように、自動車12のアクセルペダル装置11では、運転中にペダル機構13に加わる運動量を検出する運動量検出センサー46と、運動量検出センサー46の情報に基づいて、車輪駆動装置(ガソリンエンジン)21を制御する駆動源制御部(ドライブバイワイヤ)47と、を備えているので、運転者Mは自動車12を運転するときに、ペダル部51を継続して踏む必要があり、運転中の運転者Mの運動不足を解消することができる。
逆に、ペダル部51を逆回転方向(矢印a3の方向)に踏むと、逆転角度θだけ回動するので、引きケーブル54が矢印a1のように引かれ、油圧増圧機構31が作動する。その結果、キャリパ32が作動して、ディスクを押圧することで、前輪23を制動する。同時に、当然、図に示していないが、後輪24を制動する。その結果、別のブレーキペダルに足を移動させる必要がなく、ペダル踏み換え時間を極めて短くすることができる。
また、自動車12のアクセルペダル装置11では、運転席25の足で踏む位置にペダル部51を配置しているので、従来のアクセルペダルの場合とほぼ同様の足元の広さを確保することができる。
アクセルペダル装置11では、運動量表示部48によって、運転中の運転者Mの運動量を逐一把握することができる。
また、運動量表示部48に身体の脈拍を検出する脈拍検出センサーを、例えば、無線で接続することで、運転中の運転者Mの脈拍を逐一把握することができ、運転中の運転者Mの運動不足をより効果的に解消することができる。
次に、本発明の自動車のアクセルペダル装置の操作方法について説明する。
図4は、本発明のアクセルペダル装置の操作方法を説明するフローチャートである。図1を併用して説明する。
ST01:運転席25に座って足でペダル部51を正転(図2の矢印a2の方向)させる。
ST02:運転者Mの運動量を検出する。例えば、ペダル部51の回転数を検出する。
ST03:運動量(例えば、回転数)は増加したか否かを判別する。減少したときはST06へ進む。増加したときはST04へ進む。
ST04:車速増加情報を出力する。
ST05:車速増加情報に基づいて、車速増減部材を作動させる。例えば、スロットルアクチュエータ43を駆動することで、図3に示しているようにペダル部51の正転の回転数に応じた量だけスロットル弁42を開く。
ST06:ST03で減少を選択した場合に、車速減少情報を出力する。
ST07:車速減少情報に基づいて、車速増減部材を作動させる。例えば、スロットルアクチュエータ43を駆動することで、図3に示しているようにペダル部51の正転の回転数に応じた量だけスロットル弁42を閉じる。
なお、ここでは、ペダル部51を回転させると、燃料供給が開始されるが、ペダル部51を回転をさせても、一時的に燃料を供給しない条件に設定してもよい。例えば、交差点の信号待ちのときに、インストルメントパネルに配置された「停止ボタン」を選択することで、運動量検出センサー46への動力を切り離した状態でペダル部51を回転できるようにしてもよく、信号待ちの時間に、運動をすることができる。
このように、自動車12のアクセルペダル装置11の操作方法では、運転中の運転者Mの運動量に応じて、車輪駆動装置(ガソリンエンジン)21の車速増減部材36(主にスロットル弁42)を制御し、車速を増減させるもので、具体的には、運転者Mの運動量を検出し、運動量の増減を判別し、運動量が増加すると、運動量に応じた車速増加情報を出力し、運動量が減少すると、運動量に応じた車速減少情報を出力し、車速増加情報又は、車速減少情報に基づいて、車速増減部材36(主にスロットル弁42)を制御するので、例えば、運転者Mの足でペダル部51を踏み、運動量が増加すると車速は速くなる。つまり、自動車12を運転するには、運転者Mはペダル部51を継続して踏む必要があり、運転中の運転者Mの運動不足を解消することができる。
次に、アクセルペダル装置の「別の実施の形態」を説明する。
第2〜第5の実施の形態のアクセルペダル装置11B〜11Eを順に説明する。
最後に、電気自動車81(図10参照)に採用された第6の実施の形態のアクセルペダル装置11Fを説明する。
まず、第2の実施の形態のアクセルペダル装置11Bを説明する。
図5(a)、(b)は、第2の実施の形態を説明する図であり、上記図2に対応する図である。
(a)はペダル機構(第2の実施の形態)13Bの斜視図、(b)はペダル機構(第2の実施の形態)13Bの作動を説明する図である。上記図1〜図3に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
第2の実施の形態のアクセルペダル装置11Bは、ペダル機構13Bを備える。
ペダル機構13Bは、ペダル部51Bと、ペダル部51Bから力が伝達される作動変換部53Bと、を備え、ペダル部51Bのペダル本体55B間にブレーキペダル部61を配置可能としたものである。
作動変換部53Bは、左右のペダル本体55Bを交互に矢印b1、b2の如く足踏みして、踏込むことで、揺動を回転運動に変換する。左のペダル本体55Bを矢印b1のように踏込めば、右のペダル本体55Bは強制的に矢印b3のように押し返される。また、運動量検出センサー46によって、回転運動を検出することで、運動量が検出される。
なお、作動変換部53Bは、円柱状のケース62としたが、ケース62の形状は任意である。
作動変換部53Bは、左右のペダル本体55B間に配置されているが、配置位置は任意であり、例えば、左のペダル本体55Bの左隣に配置される構成でもよい。
ブレーキペダル部61は、既存の構成と同様であり、ブレーキペダル部61を踏むことで、前輪23と後輪24を制動する。
なお、ブレーキペダル部61を配置しないで、ペダル本体55Bに、図9に示したブレーキ力検出センサー63を取り付けることも可能である。
第2の実施の形態のアクセルペダル装置11Bは、第1の実施の形態のアクセルペダル装置11と同様に、ペダル部51Bを速く踏むと、ペダル回転数Npが増加して、スロットル開度Sは大きくなる。
第2の実施の形態のアクセルペダル装置11Bでは、第1の実施の形態のペダル機構13と同様の効果を発揮する。つまり、運転者Mは自動車12を運転するときに、ペダル部51Bを継続して踏む必要があり、運転中の運転者Mの運動不足を解消することができる。
次に、第3の実施の形態のアクセルペダル装置11Cを説明する。
図6は、第3の実施の形態(ペダル機構)の斜視図であり、上記図2に対応する図である。
図7は、第3の実施の形態(ペダル機構)の作動状態を説明する図である。
第3の実施の形態のアクセルペダル装置11Cは、ペダル機構13Cを備える。
ペダル機構13Cは、ペダル部51Cと、ペダル部51Cから力が伝達される作動変換部53Cと、を備え、ペダル部51Cのペダル本体55C間にブレーキペダル部61Cを配置可能としたことを特徴とする。
作動変換部53Cは、左右のペダル本体55Cを交互に矢印c1、c2の如く足踏みして、踏込むことで、揺動を回転運動に変換する。左のペダル本体55Cを矢印c1のように踏込めば、右のペダル本体55Cは強制的に矢印c3のように押し返される。また、内蔵した運動量検出センサー46によって、回転運動を検出することで、運動量が検出される。
さらに、作動変換部53Cは、左のペダル本体55Cが中空軸65に取り付けられ、中空軸65内を貫通した軸66に右のペダル本体55Cが取り付けられ、ペダル本体55Cを下限位置P1から上限位置P2まで強制的に矢印c3のように押し返す。Pは原点位置である。
ブレーキペダル部61Cは、既存の構成と同様であり、ブレーキペダル部61Cを踏むことで、前輪23と後輪24を制動する。
第3の実施の形態のアクセルペダル装置11Cは、第1の実施の形態のアクセルペダル装置11と同様に、ペダル部51Cを速く踏むと、ペダル回転数Npが増加して、スロットル開度Sは大きくなる。
第3の実施の形態のアクセルペダル装置11Cでは、第1の実施の形態のペダル機構13と同様の効果を発揮する。つまり、運転者Mは自動車12を運転するときに、ペダル部51Cを継続して踏む必要があり、運転中の運転者Mの運動不足を解消することができる。
また、第3の実施の形態のアクセルペダル装置11Cでは、図7に示すように、かかとHを車体22のフロア68に固定することができ、自動車12を曲げ(旋回)たときに、運転姿勢の安定性を向上させることができる。
次に、第4の実施の形態のアクセルペダル装置11Dを説明する。
図8は、第4の実施の形態(ペダル機構)の斜視図であり、上記図2に対応する図である。
第4の実施の形態のアクセルペダル装置11Dは、ペダル機構13Dを備える。
ペダル機構13Dは、ペダル部51Dと、ペダル部51Dから力が伝達される作動変換部53Dと、を備え、ペダル部51Dの1枚のペダル本体55Dの中央にブレーキペダル部61Dを配置可能としたことを特徴とする。
作動変換部53Dは、1枚のペダル本体55Dの手前部71と奥部72を交互に矢印d1、d2のように踏込むことで、揺動を回転運動に変換する。また、内蔵した運動量検出センサー46によって、回転運動を検出することで、運動量が検出される。
ブレーキペダル部61Dは、既存の構成と同様であり、ブレーキペダル部61Dを踏むことで、前輪23と後輪24を制動する。
第4の実施の形態のアクセルペダル装置11Dは、第1の実施の形態のアクセルペダル装置11と同様に、ペダル部51Dを速く踏むと、ペダル回転数Npが増加して、スロットル開度Sは大きくなる。
第4の実施の形態のアクセルペダル装置11Dでは、第1の実施の形態のペダル機構13と同様の効果を発揮する。つまり、運転者Mは自動車12を運転するときに、ペダル部51Dを継続して踏む必要があり、運転中の運転者Mの運動不足を解消することができる。
また、第4の実施の形態のアクセルペダル装置11Dでは、左右の足の踏み位置を手前部71と奥部72とで変えたり、片足で操作(踏む)したりすることができ、ペダル操作の自由度を高めることができる。
次に、第5の実施の形態のアクセルペダル装置11Eを説明する。
図9は、第5の実施の形態(ペダル機構)の斜視図であり、上記図2に対応する図である。
第5の実施の形態のアクセルペダル装置11Eは、ペダル機構13Eを備える。
ペダル機構13Eは、ペダル部51Eと、ペダル部51Eから力が伝達される作動変換部53Eと、ペダル部51Eの1枚のペダル本体55Eに取り付けられて、足による押圧力を検出するブレーキ力検出センサー63と、を備えている。
作動変換部53Eは、1枚のペダル本体55Eの手前部71と奥部72を交互に矢印e1、e2のように踏込むことで、揺動を回転運動に変換する。また、内蔵した運動量検出センサー46によって、回転運動を検出することで、運動量が検出される。
ブレーキ力検出センサー63は、ブレーキ力検出センサー63を配置している部位が踏込まれると、信号(ブレーキ情報)を出力するものである。ブレーキ情報に基づいて、図に示していない、制御装置(駆動源制御部47を含む。)が車輪ブレーキ装置(キャリパ32を含む。)を作動させる。
なお、ブレーキ力検出センサー63が取り付けられる位置は、1枚のペダル本体55Eの手前部71と奥部72の間に設定したが、取り付けられる位置は任意であり、ペダル本体55E全体を踏込むと、検出する構成であればよい。例えば、ペダル本体55Eからブレーキ力検出センサー63を取外して、別の位置にブレーキ用のセンサーを取り付けてもよい。
第5の実施の形態のアクセルペダル装置11Eは、第1の実施の形態のアクセルペダル装置11と同様に、ペダル部51Eを速く踏むと、ペダル回転数Npが増加して、スロットル開度Sは大きくなる。
第5の実施の形態のアクセルペダル装置11Eでは、第1の実施の形態のペダル機構13と同様の効果を発揮する。つまり、運転者Mは自動車12を運転するときに、ペダル部51Eを継続して踏む必要があり、運転中の運転者Mの運動不足を解消することができる。
また、第5の実施の形態のアクセルペダル装置11Eでは、手前部71と奥部72を交互に踏んで運動しているときに、瞬時にブレーキ用のブレーキ力検出センサー63を操作(押す)することができ、別のブレーキペダルに足を移動させる必要がなく、ペダル踏み換え時間を極めて短くすることができるという利点がある。
次に、別の自動車に用いた第6の実施の形態のアクセルペダル装置11Fを説明する。
図10は、別の自動車のアクセルペダル装置(第6の実施の形態)を説明する概要図である。上記図1、図2に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
別の自動車81は、電気自動車であり、電気駆動装置82を備える。
電気駆動装置82は、アクセルペダル装置11Fと、アクセルペダル装置11Fに接続しているバッテリー83と、バッテリー83及びアクセルペダル装置11Fに接続しているとともに、アクセルペダル装置11Fに駆動源制御部(ドライブバイワイヤ)47Fを介して接続しているモータ制御装置84と、モータ制御装置84に接続し、後輪24Fに配置された車輪駆動装置であるところのインホイールモータ85と、を備えている。
アクセルペダル装置11Fは、ペダル機構13Fと、ペダル機構13Fに接続している運動量検出センサー46と、運動量検出センサー46の情報に基づいて、モータ制御装置84を介してインホイールモータ85を制御する駆動源制御部47Fと、を備える。
インホイールモータ85は、交流(AC)モータを用いた。
モータ制御装置84は、アクセルペダル装置11Fの発電機86並びにバッテリー83に接続しているインバータ87と、アクセルペダル(運動量検出センサー46)の情報に基づいてインバータ87を制御するモータ制御部88と、からなる。
ペダル機構13Fは、ペダル部51から力が伝達される作動変換部53Fを備えている。
作動変換部53Fは、第1の実施の形態の作動変換部53と同様の構成に、さらに、発電機86(充電装置を含む。)を備えている。
駆動源制御部47Fは、運動量検出センサー46のアクセル情報(回転数や角速度)に基づいてインホイールモータ85の駆動トルクを制御するトルク情報をモータ制御部88に出力する。
また、駆動源制御部47Fは、運転者Mの運動の負荷が小さいときには、自動又は手動の情報に基づいて、発電機86を回すギヤ比を変更し、運転者Mの運動の負荷を増減させる。
図11は、ペダル回転数とモータトルクの関係を示したグラフであり、横軸をペダル回転数Npとし、縦軸をモータトルクTmとしたものである。
ペダル回転数Npがゼロのときは、インホイールモータ85に励磁の電力は供給されない。
ペダル回転数Npが大きくなると、インホイールモータ85のトルクは大きくなる。
電気自動車81のアクセルペダル装置11Fの操作方法は、図4に示しているガソリンエンジン車12に採用したアクセルペダル装置11の操作方法とほぼ同様であり、説明を省略する。
電気自動車81は、ペダル機構13Fを用いたが、第2〜第5の実施の形態のペダル機構13B〜13Eのうちいずれか1つのペダル機構に発電機86を付加して用いることも可能である。
別の自動車(電気自動車)81に用いた第6の実施の形態のアクセルペダル装置11Fでは、ガソリンエンジン車12に採用したアクセルペダル装置11と、同様の効果を発揮する。すなわち、電気自動車81を運転するには、運転者Mはペダル部51を継続して踏む必要があり、運転中の運転者Mの運動不足を解消することができる。
尚、本発明の自動車のアクセルペダル装置及びその操作方法は、実施の形態では四輪車に適用したが、二輪車、三輪車にも適用可能であり、一般の車両に適用することは差し支えない。
アクセルペダル装置11は、足でペダル機構13のペダル部51を踏む構成としたが、足を用いずに、手でペダル部51に相当するハンドル部を回転させるようにしてもよい。
本発明の自動車のアクセルペダル装置及びその操作方法は、四輪車に好適である。
本発明の自動車のアクセルペダル装置(第1の実施の形態)を説明する概要図 本発明のアクセルペダル装置が備えるペダル機構(第1の実施の形態)の斜視図 ペダル回転数と車速増減部材の作動量の関係を示したグラフ 本発明のアクセルペダル装置の操作方法を説明するフローチャート 第2の実施の形態を説明する図 第3の実施の形態(ペダル機構)の斜視図 第3の実施の形態(ペダル機構)の作動状態を説明する図 第4の実施の形態(ペダル機構)の斜視図 第5の実施の形態(ペダル機構)の斜視図 別の自動車のアクセルペダル装置(第6の実施の形態)を説明する概要図 ペダル回転数とモータトルクの関係を示したグラフ 従来の技術の基本構成を説明する図
符号の説明
11…アクセルペダル装置、11B〜11F…アクセルペダル装置、12…自動車、13…ペダル機構、13B〜13F…ペダル機構、21…車輪駆動装置(エンジン)、25…運転席、27…車輪ブレーキ装置、36…車速増減部材、46…運動量検出センサー、47…駆動源制御部、51…運動操作入力部(ペダル部)、53…作動変換部、63…ブレーキ力検出センサー。

Claims (5)

  1. 運転席(25)に配置されて、車輪駆動装置(21)の車速増減部材(36)に接続しているペダル機構(13)を備えた自動車(12)のアクセルペダル装置(11、11B〜11F)において、
    前記運転中にペダル機構(13)に加わる運動量を検出する運動量検出センサー(46)と、該運動量検出センサー(46)の情報に基づいて、運転者(M)の前記運動量の増減を判別し、
    前記運動量が増加すると、その運動量に応じた車速増加情報を出力し、
    前記運動量が減少すると、その運動量に応じた車速減少情報を出力する駆動源制御部(47)と、を備え
    前記駆動源制御部(47)は、前記車速増加情報または前記車速減少情報に基づいて、前記車速増減部材(36)を制御することを特徴とする自動車(12)のアクセルペダル装置(11、11B〜11F)
  2. 前記ペダル機構(13)は、運動負荷に抗する力が加わる運動操作入力部(51)と、該運動操作入力部(51)から伝わる力を回転又は直動に変換するとともに、車輪ブレーキ装置(27)に接続している作動変換部(53)と、を備えていることを特徴とする請求項1記載の自動車のアクセルペダル装置。
  3. 前記運動操作入力部(51)は、前記運動負荷に抗する力が加わる近傍に配置されたブレーキ力検出センサー(63)を備えていることを特徴とする請求項2記載の自動車のアクセルペダル装置。
  4. 前記運動量検出センサー(46)は、前記ペダル機構(13)の回転または揺動から回転運動を得て、前記回転運動から運動量を検出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の自動車のアクセルペダル装置。
  5. 運転中の運転者(M)の運動量に応じて、車輪駆動装置(21)の車速増減部材(36)を制御し、車速を増減させる自動車(12)のアクセルペダル装置の操作方法であって、
    前記運転者(M)の運動量を検出し、運動量の増減を判別し、
    前記運動量が増加すると、運動量に応じた車速増加情報を出力し、
    前記運動量が減少すると、運動量に応じた車速減少情報を出力し、
    前記車速増加情報又は、車速減少情報に基づいて、車速増減部材(36)を制御することを特徴とする自動車(12)のアクセルペダル装置の操作方法。
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