JP4881665B2 - 自動車のアクセルペダル装置及びその操作方法 - Google Patents
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Description
図12は、従来の技術の基本構成を説明する図であり、従来の簡易式足踏み健康補助器201は、ベース202にスプリング203を介して足踏み板204が上下スライド自在に取り付けられ、左右の足位置にそれぞれ配置して足踏み板204を踏むことで、運動を行うことができ、自動車の座席に長時間座るようなときに、座った状態でも使用できる。
また、足踏み健康補助器201を使用するときは、運転を中断する必要があるという問題がある。
請求項4に係る発明では、運動量検出センサーは、ペダル機構の回転または揺動から回転運動を得て、回転運動から運動量を検出することを特徴とする。
運転者の運動量を検出し、運動量の増減を判別し、運動量が増加すると、運動量に応じた車速増加情報を出力し、運動量が減少すると、運動量に応じた車速減少情報を出力し、車速増加情報又は、車速減少情報に基づいて、車速増減部材を制御することを特徴とする。
また、足でペダル機構を逆転させて、作動変換部を介して車輪ブレーキ装置を作動させて制動することができ、別のブレーキペダルに足を移動させる必要がなく、ペダル踏み換え時間を極めて短くすることができるという利点がある。
請求項4に係る発明では、運動量検出センサーは、ペダル機構の回転または揺動から回転運動を得て、回転運動から運動量を検出するので、自動車を走行させるためには、ペダル機構を運転者の足で動かす必要があり、ペダル機構を動かすことで、運転中の運転者は運動を行うことができる。
図1は、本発明の自動車のアクセルペダル装置(第1の実施の形態)を説明する概要図である。
アクセルペダル装置(第1の実施の形態)11は、自動車12に採用され、運転者Mがペダル機構13を操作すると、自動車12の車速Vを増減する。具体的には後で述べる。
スロットルアクチュエータ43は、アクセルペダル装置11のスロットル情報(信号)に基づいて作動し、スロットル弁42を開閉する。
ペダル機構13は、足で踏むペダル部51と、ペダル部51を回転自在(B軸方向)に支持する支持部52と、支持部52に連なり、ペダル部51から力が伝達される作動変換部53と、作動変換部53に連結している引きケーブル54と、を備えている。
引きケーブル54は、車輪ブレーキ装置27の油圧増圧機構31に連結され、作動変換部53によって矢印a1の方向へ引かれる。
駆動源制御部47は、運動量検出センサー46との間においてドライブバイワイヤを採用したもので、ガソリンエンジン(車輪駆動装置)21側の車速増減部材36に接続して、予め設定された、ペダル部51のペダル回転数と車速増減部材36との関係(図3を参照)に基づいて、車速増減部材36(スロットル弁42)のスロットル開度を制御する。
ペダル回転数Npがゼロのときは、スロットル弁42のスロットル開度Sはゼロで、スロットル弁42は閉じている。
ペダル回転数Npが大きくなると、スロットル弁42のスロットル開度Sは大きくなる。
運転座席26に座った運転者Mが、スイッチを「入り」した後、ペダル部51を正転方向(矢印a2の方向)に踏むと、スロットル弁42が開き、ガソリンの燃焼によって自動車12は走行を開始するので、運転者Mは運動をすることができる。
また、運動量表示部48に身体の脈拍を検出する脈拍検出センサーを、例えば、無線で接続することで、運転中の運転者Mの脈拍を逐一把握することができ、運転中の運転者Mの運動不足をより効果的に解消することができる。
図4は、本発明のアクセルペダル装置の操作方法を説明するフローチャートである。図1を併用して説明する。
ST02:運転者Mの運動量を検出する。例えば、ペダル部51の回転数を検出する。
ST03:運動量(例えば、回転数)は増加したか否かを判別する。減少したときはST06へ進む。増加したときはST04へ進む。
ST04:車速増加情報を出力する。
ST05:車速増加情報に基づいて、車速増減部材を作動させる。例えば、スロットルアクチュエータ43を駆動することで、図3に示しているようにペダル部51の正転の回転数に応じた量だけスロットル弁42を開く。
ST06:ST03で減少を選択した場合に、車速減少情報を出力する。
ST07:車速減少情報に基づいて、車速増減部材を作動させる。例えば、スロットルアクチュエータ43を駆動することで、図3に示しているようにペダル部51の正転の回転数に応じた量だけスロットル弁42を閉じる。
第2〜第5の実施の形態のアクセルペダル装置11B〜11Eを順に説明する。
最後に、電気自動車81(図10参照)に採用された第6の実施の形態のアクセルペダル装置11Fを説明する。
図5(a)、(b)は、第2の実施の形態を説明する図であり、上記図2に対応する図である。
(a)はペダル機構(第2の実施の形態)13Bの斜視図、(b)はペダル機構(第2の実施の形態)13Bの作動を説明する図である。上記図1〜図3に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
ペダル機構13Bは、ペダル部51Bと、ペダル部51Bから力が伝達される作動変換部53Bと、を備え、ペダル部51Bのペダル本体55B間にブレーキペダル部61を配置可能としたものである。
作動変換部53Bは、左右のペダル本体55B間に配置されているが、配置位置は任意であり、例えば、左のペダル本体55Bの左隣に配置される構成でもよい。
なお、ブレーキペダル部61を配置しないで、ペダル本体55Bに、図9に示したブレーキ力検出センサー63を取り付けることも可能である。
第2の実施の形態のアクセルペダル装置11Bでは、第1の実施の形態のペダル機構13と同様の効果を発揮する。つまり、運転者Mは自動車12を運転するときに、ペダル部51Bを継続して踏む必要があり、運転中の運転者Mの運動不足を解消することができる。
図6は、第3の実施の形態(ペダル機構)の斜視図であり、上記図2に対応する図である。
図7は、第3の実施の形態(ペダル機構)の作動状態を説明する図である。
ペダル機構13Cは、ペダル部51Cと、ペダル部51Cから力が伝達される作動変換部53Cと、を備え、ペダル部51Cのペダル本体55C間にブレーキペダル部61Cを配置可能としたことを特徴とする。
第3の実施の形態のアクセルペダル装置11Cでは、第1の実施の形態のペダル機構13と同様の効果を発揮する。つまり、運転者Mは自動車12を運転するときに、ペダル部51Cを継続して踏む必要があり、運転中の運転者Mの運動不足を解消することができる。
図8は、第4の実施の形態(ペダル機構)の斜視図であり、上記図2に対応する図である。
ペダル機構13Dは、ペダル部51Dと、ペダル部51Dから力が伝達される作動変換部53Dと、を備え、ペダル部51Dの1枚のペダル本体55Dの中央にブレーキペダル部61Dを配置可能としたことを特徴とする。
第4の実施の形態のアクセルペダル装置11Dでは、第1の実施の形態のペダル機構13と同様の効果を発揮する。つまり、運転者Mは自動車12を運転するときに、ペダル部51Dを継続して踏む必要があり、運転中の運転者Mの運動不足を解消することができる。
図9は、第5の実施の形態(ペダル機構)の斜視図であり、上記図2に対応する図である。
第5の実施の形態のアクセルペダル装置11Eは、ペダル機構13Eを備える。
ペダル機構13Eは、ペダル部51Eと、ペダル部51Eから力が伝達される作動変換部53Eと、ペダル部51Eの1枚のペダル本体55Eに取り付けられて、足による押圧力を検出するブレーキ力検出センサー63と、を備えている。
第5の実施の形態のアクセルペダル装置11Eでは、第1の実施の形態のペダル機構13と同様の効果を発揮する。つまり、運転者Mは自動車12を運転するときに、ペダル部51Eを継続して踏む必要があり、運転中の運転者Mの運動不足を解消することができる。
図10は、別の自動車のアクセルペダル装置(第6の実施の形態)を説明する概要図である。上記図1、図2に示す実施の形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省略する。
電気駆動装置82は、アクセルペダル装置11Fと、アクセルペダル装置11Fに接続しているバッテリー83と、バッテリー83及びアクセルペダル装置11Fに接続しているとともに、アクセルペダル装置11Fに駆動源制御部(ドライブバイワイヤ)47Fを介して接続しているモータ制御装置84と、モータ制御装置84に接続し、後輪24Fに配置された車輪駆動装置であるところのインホイールモータ85と、を備えている。
インホイールモータ85は、交流(AC)モータを用いた。
作動変換部53Fは、第1の実施の形態の作動変換部53と同様の構成に、さらに、発電機86(充電装置を含む。)を備えている。
また、駆動源制御部47Fは、運転者Mの運動の負荷が小さいときには、自動又は手動の情報に基づいて、発電機86を回すギヤ比を変更し、運転者Mの運動の負荷を増減させる。
ペダル回転数Npがゼロのときは、インホイールモータ85に励磁の電力は供給されない。
ペダル回転数Npが大きくなると、インホイールモータ85のトルクは大きくなる。
電気自動車81は、ペダル機構13Fを用いたが、第2〜第5の実施の形態のペダル機構13B〜13Eのうちいずれか1つのペダル機構に発電機86を付加して用いることも可能である。
アクセルペダル装置11は、足でペダル機構13のペダル部51を踏む構成としたが、足を用いずに、手でペダル部51に相当するハンドル部を回転させるようにしてもよい。
Claims (5)
- 運転席(25)に配置されて、車輪駆動装置(21)の車速増減部材(36)に接続しているペダル機構(13)を備えた自動車(12)のアクセルペダル装置(11、11B〜11F)において、
前記運転中にペダル機構(13)に加わる運動量を検出する運動量検出センサー(46)と、該運動量検出センサー(46)の情報に基づいて、運転者(M)の前記運動量の増減を判別し、
前記運動量が増加すると、その運動量に応じた車速増加情報を出力し、
前記運動量が減少すると、その運動量に応じた車速減少情報を出力する駆動源制御部(47)と、を備え、
前記駆動源制御部(47)は、前記車速増加情報または前記車速減少情報に基づいて、前記車速増減部材(36)を制御することを特徴とする自動車(12)のアクセルペダル装置(11、11B〜11F)。 - 前記ペダル機構(13)は、運動負荷に抗する力が加わる運動操作入力部(51)と、該運動操作入力部(51)から伝わる力を回転又は直動に変換するとともに、車輪ブレーキ装置(27)に接続している作動変換部(53)と、を備えていることを特徴とする請求項1記載の自動車のアクセルペダル装置。
- 前記運動操作入力部(51)は、前記運動負荷に抗する力が加わる近傍に配置されたブレーキ力検出センサー(63)を備えていることを特徴とする請求項2記載の自動車のアクセルペダル装置。
- 前記運動量検出センサー(46)は、前記ペダル機構(13)の回転または揺動から回転運動を得て、前記回転運動から運動量を検出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の自動車のアクセルペダル装置。
- 運転中の運転者(M)の運動量に応じて、車輪駆動装置(21)の車速増減部材(36)を制御し、車速を増減させる自動車(12)のアクセルペダル装置の操作方法であって、
前記運転者(M)の運動量を検出し、運動量の増減を判別し、
前記運動量が増加すると、運動量に応じた車速増加情報を出力し、
前記運動量が減少すると、運動量に応じた車速減少情報を出力し、
前記車速増加情報又は、車速減少情報に基づいて、車速増減部材(36)を制御することを特徴とする自動車(12)のアクセルペダル装置の操作方法。
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