JP4881038B2 - 永久磁石同期電動機の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、永久磁石電動機を駆動制御する永久磁石電動機の制御装置に関する。
一般的に、回転子に電気的突極性を有する永久磁石同期電動機の駆動制御装置は、回転子の回転角度を検出する検出器を用いるが、検出器の存在が同期機の容積を増大させる。そこで、検出器を用いずに回転角度を推定し、推定された回転角度により駆動制御(以下、「センサレス制御」という。)を行う方式が知られている。
例えば、センサレス制御は、誘起電圧利用方法と高周波電圧重畳方法がある。前者は、同期機の回転によって誘起される誘起電圧が同期機制御回転軸のq軸方向(トルク軸方向)に観測されることを利用して回転角度を推定する手法である。後者は、同期機を制御するための電圧指令もしくは電流指令に高周波成分を能動的に重畳し、それに対応する周波数の応答を検出することにより同期機のインピーダンスを推定もしくは評価関数を演算することにより回転角度を推定する手法である。
一方、センサレス制御方法の他に、電動機に印加する電圧と周波数とをほぼ比例させて制御するV/f一定制御も知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開平05−68394号公報
しかしながら、以上のような制御装置は、以下のような問題がある。センサレス制御方法は、制御に必要となる多くのパラメータを調整する必要があるため、調整時間に費やす時間を多く必要とし、また、複雑かつ高速な演算処理が必要なため、制御装置が高価になる。一方、V/f一定制御は、制御が簡単なため制御装置を安価にすることができるが、電動機の起動時において大きな起動トルクを必要とする場合、脱調して運転不能に至る恐れがある。
そこで、本発明の目的は、永久磁石同期電動機の回転子の位置を検出するセンサを用いずに駆動制御する電動機において、停止状態から起動を行う際に、起動トルク不足での脱調よる運転不能を回避することのできる永久磁石同期電動機の制御装置を提供することにある。
本発明の観点に従った永久磁石同期電動機の制御装置は、直流電力を交流電力に変換するインバータを制御し、前記インバータから出力される前記交流電力により、回転子の位置を検出するセンサを用いずに、永久磁石同期電動機を駆動する永久磁石同期電動機の制御装置において、前記永久磁石同期電動機が停止している状態から起動する際に、前記永久磁石同期電動機の電機子巻線に、前記永久磁石同期電動機の定格値以上の電流を流す制御をするための指令値を生成する指令値生成手段と、前記指令値生成手段により生成された前記指令値に基づいて、トルク軸の電気量を制御するための指令であるトルク軸指令値及び磁束軸の電気量を制御するための指令である磁束軸指令値を出力する電気量制御手段と、前記永久磁石同期電動機の一次周波数を制御するための指令である一次周波数指令値を生成する一次周波数指令値生成手段と、前記電気量制御手段で出力された前記磁束軸指令値から振動成分を抽出する振動成分抽出手段と、前記振動成分抽出手段から抽出される振動成分に基づいて、前記永久磁石同期電動機のトルク振動を抑制するために、前記一次周波数指令値生成手段により生成された前記一次周波数指令値を、増加に応じて減少させる補正量で補正する一次周波数指令値補正手段と、前記一次周波数指令値補正手段により補正された前記一次周波数指令値に基づいて、前記電気量制御手段から出力された前記トルク軸指令値及び前記磁束軸指令値を、前記インバータから出力される三相の電気量を制御するための指令値に変換する座標変換手段とを備えた構成である。
本発明によれば、永久磁石同期電動機の回転子の位置を検出するセンサを用いずに駆動制御する電動機において、停止状態から起動を行う際に、起動トルク不足での脱調よる運転不能を回避することのできる永久磁石同期電動機の制御装置を提供することができる。
以下図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1を参照して、本実施形態に係る永久磁石同期電動機の制御装置の適用された構成について説明する。
本装置は、直流電圧を交流電圧に変換する逆変換器によって駆動され、回転子に電気的突極性を有する永久磁石同期電動機の起動制御装置である。
本装置の適用された構成は、電流制御部1、座標変換部2、PWM変調部3、インバータ4、モータ5、座標変換部6、積分器7、電流指令値生成器8、一次周波数指令値生成器9、及び電流検出器21からなる。
本構成は、電流指令値生成器8と、電流制御部1と、座標変換部2と、PWM変調部3と、インバータ4とが順次に接続されている。インバータ4は、直流電力の供給を受けるための電源10と接続され、出力電圧を印加するモータ5と接続されている。一次周波数指令値生成器9は、積分器7を介して、座標変換部2,6に情報をそれぞれ出力するように接続されている。座標変換部6は、インバータ4の出力側に設けられた電流検出器21の検出値が入力されるように接続され、電流制御部1に情報を出力するように接続されている。
モータ5は、回転子に電気的突極性を有する永久磁石同期電動機である。モータ5は、インバータ4から供給される交流電力によって、駆動制御される。
電流指令値生成器8は、インバータ4が出力する電流値を制御するための電流指令値IdRef,IqRefを生成する。電流指令値生成器8は、dq座標軸でのd軸(磁束軸)電流指令値IdRef及びq軸(トルク軸)電流指令値IqRefを電流制御部1に出力する。
一次周波数指令値生成器9は、モータ5の回転数を制御するための一次周波数指令値ωRefを生成する。一次周波数指令値生成器9は、一次周波数指令値ωRefを積分器7に出力する。
積分器7は、入力された一次周波数指令値ωRefを積分し位相角θを算出する。積分器7は、算出した位相角θを座標変換部2,6にそれぞれ出力する。
電流検出器21は、トルク電流及び磁束電流を算出するための電流値を検出する。電流検出器21は、インバータ4から出力され、モータ5に供給される三相の電流検出値IuRes,IvRes,IwResを検出する。
座標変換部6は、電流検出器21で検出されたモータ5の三相の電流検出値IuRes,IvRes,IwResと、積分器7から出力される位相角θとが入力され、三相/二相変換及び座標回転変換により、d軸電流の実際値IdRes及びq軸電流の実際値IqResを求める。座標変換部6は、求められたd軸電流及びq軸電流の実際値IdRes,IqResを電流制御部1に出力する。
電流制御部1は、モータ5のトルク電流及び磁束電流を制御する。電流制御部1は、座標変換部6から入力されたモータ5のd軸電流及びq軸電流の実際値IdRes,IqResが、電流指令値生成器8から入力されたd軸電流指令値IdRef及びq軸電流指令値IqRefに追従するように、座標変換部2に出力するd軸電圧指令値VdRef及びq軸電圧指令値VqRefを操作する。具体的には、電流制御部1は、d軸電流及びq軸電流の指令値IdRef,IqRefと、d軸電流及びq軸電流の実際値IdRes,IqResに基づいて、比例積分制御することにより、d軸電圧指令値VdRef、q軸電圧指令値VqRefを求める。電流制御部1は、d軸電圧指令値VdRef、q軸電圧指令値VqRefを座標変換部2に出力する。
座標変換部2は、電流制御部1から入力されたd軸電圧指令値VdRef及びq軸電圧指令値VqRefを、積分器7の出力である位相角θを用いて、座標回転変換及び二相/三相変換し、インバータ4の三相電圧指令値VuRef,VvRef,VwRefを算出する。座標変換部2は、三相電圧指令値VuRef,VvRef,VwRefをPWM変調部3に出力する。
PWM変調部3は、座標変換部2から入力される三相電圧指令値VuRef,VvRef,VwRefをパルス幅変調(Pulse Width Modulation)により変調し、三相ゲート信号VuINV,VvINV,VwINVをインバータ4に出力する。
インバータ4は、直流電圧を交流電圧に変換する逆変換器であり、PWMインバータである。インバータ4は、PWM変調部3から入力された三相ゲート信号VuINV,VvINV,VwINVをパルス幅制御された三相の交流電圧Vu,Vv,Vwとして出力する。インバータ4は、交流電圧Vu,Vv,Vwをモータ5の固定子巻線に印加し、回転磁界を発生させる。
電源10は、交流電力に変換するために、インバータ4に直流電力を供給するための電源である。
次に、以上のように構成された永久磁石同期電動機の制御装置の動作について説明する。
電流指令値生成器8は、モータ5が停止状態から起動を行う際、モータ5の定格電流値より大きな値となるようにd軸電流指令値IdRef及びq軸電流指令値IqRefを生成し、電流制御部1に出力する。
本装置は、電流指令値生成器8により生成されたd軸電流指令値IdRef及びq軸電流指令値IqRefに基づいて、上述の構成により、電流制御部1、座標変換部2、PWM変調部3を順次に介して、インバータ4を制御し、インバータ4から出力される交流電圧Vu,Vv,Vwにより、モータ5が駆動制御される。
本実施形態によれば、電流指令値生成器8により生成される電流指令値IdRef,IqRefを、永久磁石同期電動機5の定格電流値に比して大きな値、すなわち最大電流値/定格電流値で求まる比まで電流指令値を増加させることにより、定格以上の起動トルクを発生させるため、起動トルク不足により脱調して運転不能になることを回避し、安定に起動させることができる。
また、電流制御部1によりトルク電流及び磁束電流の実際値が電流指令値IdRef,IqRefに追従するように制御を行うため、過電流が発生して運転不能になることを回避し、安定に起動させることができる。
(第2の実施の形態)
図2を参照して、本実施形態に係る永久磁石同期電動機の制御装置の適用された構成について説明する。図1と同一要素には同一符号を付してその詳しい説明を省略し、ここでは異なる部分について主に述べる。なお、以下の実施形態も同様にして重複した説明を省略する。
本装置は、図1に示す構成に加えて、振動抑制器11及び減算器12を付加した構成としている。減算器12は、一次周波数指令値生成器9と積分器7との間に設けられている。振動抑制器11は、電流制御部1からd軸電圧指令値VdRefが入力され、減算器12に一次周波数補正量ωcmpを出力するように接続されている。
振動抑制器11は、起動時発生したトルク振動を抑制するための機器である。振動抑制器11は、電流制御部1から入力されたd軸電圧指令値VdRefに基づいて、一次周波数補正量ωcmpを求める。振動抑制器11は、求めた一次周波数補正量ωcmpを減算器12に出力する。
振動抑制器11は、ハイパスフィルタ111と比例増幅器112とからなる。ハイパスフィルタ111は、電流制御部1から入力されたd軸電圧指令値VdRefを、ハイパスフィルタにより直流成分を除去することにより、d軸電圧指令値VdRefの振動成分を抽出する。ハイパスフィルタ111は、抽出したd軸電圧指令値VdRefの振動成分を比例増幅器112に出力する。比例増幅器112は、ハイパスフィルタ111から入力されたd軸電圧指令値VdRefの振動成分にゲインを乗じて、一次周波数補正量ωcmpを求める。比例増幅器112は、求めた一次周波数補正量ωcmpを減算器12に出力する。
減算器12は、一次周波数指令値生成器9から入力された一次周波数指令値ωRefから振動抑制器11から入力された一次周波数補正量ωcmpを減算し、新たな一次周波数指令値ωRef2として積分器7へ出力する。
本実施形態によれば、第1の実施形態による効果に加え、電流制御部1により生成されるd軸電圧指令値VdRefの振動成分を演算し、この振動成分で一次周波数指令値ωRefを補正することにより、起動時発生したトルク振動を抑制することができる。これにより、起動時発生したトルク振動で、脱調して運転不能になることを回避し、安定に起動させることができる。
(第3の実施の形態)
図3を参照して、本実施形態に係る永久磁石同期電動機の制御装置の適用された構成について説明する。
本装置は、図2に示す構成に加えて、一次周波数指令値対応ゲイン演算部13(以下、「ゲイン演算部13」という。)を付加した構成としている。ゲイン演算部13は、振動抑制器11と減算器12との間に設けられている。ゲイン演算部13は、振動抑制器11から一次周波数補正量ωcmpが入力され、一次周波数指令値生成器9から一次周波数指令値ωRefが入力され、減算器12に一次周波数補正量ωcmp2を出力するように接続されている。
ゲイン演算部13は、一次周波数指令値生成器9から入力された一次周波数指令値ωRefに応じて、振動抑制器11から入力された一次周波数補正量ωcmpの振幅を可変にするようにし、新たな一次周波数補正量ωcmp2として減算器12へ出力する。
次に、図4を参照して、ゲイン演算部13の動作について説明する。
モータ5が停止時は、一次周波数指令値ωRefは「0」であり、起動開始とともに一次周波数指令値ωRefは増加する。一次周波数指令値ωRefが「0」から設定周波数ωRef_Aの間においては、ゲインGcmpを「1」に保持し、一次周波数指令値ωRefがωRef_Aを超えた場合には、所定の変化率でゲインGcmpを「1」から「0」に下降させる。
ゲイン演算部13を構成する乗算器131は、算出したゲインGcmpと振動抑制器11の出力である一次周波数補正量ωcmpを乗算し、新たな一次周波数補正量ωcmp2を算出する。ゲイン演算部13は、算出した一次周波数補正量ωcmp2を減算器12に出力する。
これにより、一次周波数補正量ωcmp2は、一次周波数指令値ωRefが設定周波数ωRef_Aを超えると、所定の変化率で「0」に下降する特性となる。すなわち、ゲイン演算部13のゲインGcmpを可変ゲインとし、停止から起動する場合はゲインGcmpを「1」として振動抑制器11により起動時の振動抑制させる。また、高速(一次周波数指令値大領域)になるに従いゲインGcmpを落とし、ある周波数以上においてはゲインGcmpを「0」として振動抑制器11を無効にする。なお、特定の周波数領域だけ振動抑制器11の効果を上げるように、所定の関数の可変ゲインを使用してもよい。
本実施形態によれば、第2の実施形態による効果に加え、以下の効果を得ることができる。
永久磁石同期電動機5が高速で回転している場合は、振動抑制器11の出力も高周波となる。このため、電流制御部1の応答が限界を超えトルク振動に対して位相ずれが発生し、振動抑制の効果が無くなり、逆に振動を増加するような現象が起こり得る。よって、高速で回転している場合は振動抑制器11を無効にすることで、この現象を防止することができる。
(第4の実施の形態)
図5を参照して、本実施形態に係る永久磁石同期電動機の制御装置の適用された構成について説明する。
本装置は、図1に示す構成に加えて、停止判定部14、初期位相角推定部15、加算器16及び高周波電流重畳部17を付加した構成としている。高周波電流重畳部17は、電流指令値生成器8と電流制御部1との間に設けられている。停止判定部14は、一次周波数指令値生成器9から情報が入力され、初期位相角推定部15及び高周波電流重畳部17に情報を出力するように接続されている。加算器16は、積分器7と、座標変換部2,6との間に設けられている。初期位相角推定部15は、停止判定部14及び座標変換部6からそれぞれ情報が入力され、加算器16に情報を出力するように接続されている。
停止判定部14は、一次周波数指令値生成器9から入力された一次周波数指令値ωRefに基づいて、初期位相角推定部15で初期位相角推定を行うか否かを判定する。停止判定部14は、判定結果を初期位相角推定フラグFLGiniとして、初期位相角推定部15及び高周波電流重畳部17に出力する。
具体的には、停止判定部14は、一次周波数指令値生成器9から入力された一次周波数指令値ωRefが「0」か否かを判定する。一次周波数指令値ωRefが「0」の場合は、初期位相角推定を行うとして、停止判定部14は、初期位相角推定フラグFLGiniを「1」にして、初期位相角推定部15及び高周波電流重畳部17に出力する。一方、一次周波数指令値ωRefが「0」以外の場合は、初期位相角推定を行わないとして、停止判定部14は、初期位相角推定フラグFLGiniを「0」にして、初期位相角推定部15及び高周波電流重畳部17に出力する。
高周波電流重畳部17は、停止判定部14から入力された初期位相角推定フラグFLGiniに従って、電流指令値生成器8から入力された電流指令値IdRef,IqRefに高調波を重畳するか否かを決定する。高周波電流重畳部17は、決定結果に従って、決定した電流指令値IdRef2,IqRef2を、電流制御部1に出力する。
具体的には、高周波電流重畳部17は、停止判定部14から入力された初期位相角推定フラグFLGiniが「1」の時は、初期位相角推定を行うとして、電流指令値IdRef,IqRefに、高周波電流を重畳する。高周波電流重畳部17は、電流指令値IdRef,IqRefに高調波を重畳させた新たな電流指令値IdRef2,IqRef2を、電流制御部1に出力する。一方、初期位相角推定フラグFLGiniが「0」の時は、高周波電流重畳部17は、初期位相角推定を行わないとして、高周波電流は重畳しない。高周波電流重畳部17は、電流指令値IdRef,IqRefに高調波を重畳せずに、電流指令値IdRef2,IqRef2を電流制御部1に出力する。すなわち、d軸電流指令値IdRef2=d軸電流指令値IdRef、q軸電流指令値IqRef2=q軸電流指令値IqRefとなる。
初期位相角推定部15は、停止判定部14から入力された初期位相角推定フラグFLGiniに従って、初期位相角推定を行うか否か決定する。初期位相角推定を行う場合は、初期位相角推定部15は、座標変換部6から入力されたd軸電流及びq軸電流の実際値IdRes,IqResに基づいて、初期推定位相角θiniを算出する。初期位相角推定部15は、初期推定位相角θiniを加算器16に出力する。
具体的には、初期位相角推定部15は、停止判定部14から入力された初期位相角推定フラグFLGiniが「1」の時は、初期位相角推定を行い、推定した位相角を初期推定位相角θiniとして、加算器16に出力する。一方、初期位相角推定フラグFLGiniが「0」の時は、初期位相角推定部15は、初期位相角推定を行わず、初期位相角推定フラグFLGini「1」の時に推定した初期推定位相角θiniをホールドし、ホールドした位相角を初期推定位相角θiniとして、加算器16に出力する。
高周波電流重畳部17にて、電流指令値IdRef,IqRefに高周波成分を重畳されることにより、高周波成分が重畳された電流指令値IdRef2,IqRef2によりインバータ4が制御され、インバータ4から出力される実電流であるd軸電流IdRes及びq軸電流IqResには、高周波成分が含まれる。初期位相角推定部15は、この高周波成分から初期推定位相角θiniを算出することができる。
例えば、モータ5の位相角を推定する方法は、モータ5を制御するための電圧指令値もしくは電流指令値に高周波成分を能動的に重畳し、それに対応する周波数の応答を検出することにより同期機のインピーダンスを推定もしくは評価関数を演算することにより回転角度を推定する方法である。
加算器16は、初期位相角推定部15から入力された初期推定位相角θiniと、積分器7から入力された位相角θとを加算し、新たな位相角θ2を算出して、座標変換部2,6にそれぞれ出力する。
次に、図6を参照して、起動時の一次周波数指令値ωRef、初期位相角推定フラグFLGini、位相角θ、初期推定位相角θini、位相角θ2の関係について説明する。(a)は、一次周波数指令値ωRefを、(b)は、初期位相角推定フラグFLGiniを、(c)は、位相角θを、(d)は、初期推定位相角θiniを、(e)は、位相角θ2をそれぞれ表している。なお、図6中の横軸tは時間を表している。
t=0からt=t1の間は、一次周波数指令値ωRef=0となり、この状態ではモータ5は停止状態であり、一次周波数指令値ωRef=0のため初期位相角推定フラグFLGini=1となり、初期位相角推定を行い、初期推定位相角θiniを演算する。また、t=0からt=t1の間は一次周波数指令値ωRef=0のため、位相角θ=0にクリアされており、加算器16の出力である位相角θ2は、位相角θ=0のため、位相角θ2=初期推定位相角θiniとなる。
次に、t=t1にて、モータ5は起動開始し、所定の変化率によって一次周波数指令値ωRefは上昇する。t=t1以降は一次周波数指令値ωRefは0でないため、初期位相角推定フラグFLGini=0となり、初期位相角推定を行わず初期推定位相角θiniはホールドされる。加算器16は、初期推定位相角θiniと位相角θとを加算し、新たな位相角θ2を出力する。
上述により、モータ5が停止状態である時の回転子位相角は、初期位相推定角θiniとして判明する。t=t1以降は、回転子位相角を推定せずに電機子電圧とその周波数とをほぼ比例させて可変速運転するV/f制御に切り替え、初期位相推定角θiniを初期値とする位相角θ2を位相角指令として起動を開始する。
本実施形態によれば、第1の実施形態による効果に加え、永久磁石同期電動機5が停止している状態から起動する際に、電動機5の停止状態における回転子の初期位置を推定し、この初期位相角推定値θiniに基づいて起動時の位相角θ2を決定して起動を行うため、起動の際に磁極位置が判明しているので、大きい起動トルクを得ることができ、脱調して運転不能になることを回避し、安定に起動させることができる。
また、起動後は、回転子位相角を推定せずに電機子電圧とその周波数とをほぼ比例させて可変速運転するV/f制御に切り替えるため、高周波電流重畳によって発生する電動機5からの電磁音は発生しなくなる。また、高周波電流重畳に伴うインバータ損失も発生しなくなる。
(第5の実施の形態)
図7を参照して、本実施形態に係る永久磁石同期電動機の制御装置の適用された構成について説明する。
本装置は、図1に示す構成における一次周波数指令値生成器9に代えて、同期引込一次周波数指令値生成器18とした構成としている。
同期引込一次周波数指令値生成器18は、予め定めた関数に従って、モータ5の一次周波数指令値ωRefを、積分器7に出力する。
次に、図8を参照して、同期引込一次周波数指令値生成器18から出力される一次周波数指令値ωRefについて説明する。なお、図8中の横軸tは時間を表している。
t=t1のとき、一次周波数指令値ωRefを上昇させ、モータ5を停止状態から起動を開始させる。このとき、起動開始t=t1からt=t2までの間は、一次周波数指令値ωRefを、所定の一次周波数指令値変化率に比して下げた変化率で上昇させる。t=t2以降(又は、一次周波数指令値ωRef>ωRef_Bのとき)は、一次周波数指令値ωRefを、所定の一次周波数指令値変化率で上昇させる。このようにして、起動時の一次周波数指令値の時間特性を変化させる。
本実施形態によれば、第1の実施形態による効果に加え、永久磁石同期電動機5が停止している状態から起動する際に、起動直後は一次周波数指令値変化率を下げて起動を開始するので、回転子の磁極を固定子巻線に印加する電圧の位相角(励磁位相角)近傍に位置させることができる。一定時間後に、予め設定された運転周波数に加減速する時間を基に演算した一次周波数指令値変化率に切り替えることにより、脱調して運転不能になることを回避し、安定に起動させることが可能となる利点が得られる。
(第6の実施の形態)
図9を参照して、本実施形態に係る永久磁石同期電動機の制御装置の適用された構成について説明する。
本装置は、図1に示す構成に加えて、停止判定部14、加算器16及び起動時位相角設定部19を付加した構成としている。加算器16は、積分器7と、座標変換部2,6との間に設けられている。停止判定部14は、一次周波数指令値生成器9から情報が入力され、起動時位相角設定部19に情報を出力するように接続されている。起動時位相角設定部19は、停止判定部14から情報が入力され、加算器16に情報を出力するように接続されている。
停止判定部14は、一次周波数指令値生成器9から入力された一次周波数指令値ωRefに基づいて、起動時位相角設定部19で起動時位相角設定を行うか否かを判定する。停止判定部14は、判定結果を起動時位相角設定フラグFLGaddとして、起動時位相角設定部19に出力する。
具体的には、停止判定部14は、一次周波数指令値生成器9から入力された一次周波数指令値ωRefが「0」か否かを判定する。一次周波数指令値ωRefが「0」の場合は、起動時位相角設定を行うとして、停止判定部14は、起動時位相角設定フラグFLGaddを「1」にして、起動時位相角設定部19に出力する。一方、一次周波数指令値ωRefが「0」以外の場合は、起動時位相角設定を行わないとして、停止判定部14は、起動時位相角設定フラグFLGaddを「0」にして、起動時位相角設定部19に出力する。
起動時位相角設定部19は、停止判定部14から入力された起動時位相角設定フラグFLGaddに従って、起動時位相角設定を行うか否かを決定する。起動時位相角設定部19は、起動時設定位相角θaddを加算器16に出力する。
具体的には、起動時位相角設定部19は、停止判定部14から入力された起動時位相角設定フラグFLGaddが「1」の時は、起動時位相角設定を行い、設定した位相角を起動時設定位相角θaddとして、加算器16に出力する。起動時位相角設定フラグFLGaddが「0」の時は、起動時位相角設定部19は、起動時位相角設定を行わず、起動時位相角設定フラグFLGadd「1」の時に設定した起動時設定位相角θaddをホールドし、ホールドした位相角を起動時設定位相角θaddとして、加算器16に出力する。
加算器16は、起動時位相角設定部19から入力された起動時設定位相角θaddと、積分器7から入力された位相角θを加算して、新たな位相角θ3を座標変換部2,6にそれぞれ出力する。
次に、以上のように構成された本装置の動作について説明する。
加算器16は、起動時位相角設定部19から入力された起動時設定位相角θaddと積分器7から入力された位相角θを加算し、新たな位相角θ3を算出して、座標変換部2,6にそれぞれ出力する。
次に、図10を参照して、起動時の一次周波数指令値ωRef、起動時位相角設定フラグFLGadd、位相角θ、起動時設定位相角θadd、位相角θ3の関係について説明する。(a)は、一次周波数指令値ωRefを、(b)は、起動時位相角設定フラグFLGaddを、(c)は、位相角θを、(d)は、起動時設定位相角θaddを、(e)は、位相角θ3をそれぞれ表している。なお、図6中の横軸tは時間を表している。
t=0からt=t1の間は、一次周波数指令値ωRef=0となり、この状態ではモータ5は停止状態であり、ωRef=0のため起動時位相角設定フラグFLGadd=1となり、起動時位相角設定を行い、起動時設定位相角θaddを演算する。また、t=0からt=t1の間はωRef=0のため、位相角θ=0にクリアされており、加算器16の出力である位相角θ3は、位相角θ=0のため、位相角θ3=起動時設定位相角θaddとなる。
次に、t=t1にて、モータ5は起動開始し、所定の変化率によって一次周波数指令値ωRefは上昇する。t=t1以降はωRefは0でないため、起動時位相角設定フラグFLGadd=0となり、起動時設定位相角θaddはホールドされる。加算器16は、起動時設定位相角θaddと位相角θとを加算し、新たな位相角θ3を出力する。
また、t=0からt=t1の間は起動時設定位相角θaddを位相角θaまで変化させている。位相角θaは、360度以上に設定される値である。
上述により、起動時設定位相角θaddを位相角θaまで変化させることは、モータ5の固定子巻線に印加する電圧の位相角(励磁位相角)を一回転以上回転させることであり、これにより、回転子を磁極方向に引き込むことができる。t=t1以降は、起動時設定位相角θaddを変化させずにホールドして、起動時設定位相角θaddを初期値とするθ3を位相角指令値として起動を開始する。
本実施形態によれば、第1の実施形態による効果に加え、永久磁石同期電動機5が停止している状態から起動する際に、電動機5の固定子巻線に印加する電圧の位相角を一回転以上回転させることにより、回転子を磁極方向へ引き込みを行った後、電動機5を加速するようにしたため、大きい起動トルクを得ることができ、脱調して運転不能になることを回避し、安定に起動させることが可能となる利点が得られる。
なお、各実施形態において、電流指令値生成器は、モータ5の定格電流より大きな値となるように、d軸電流指令値IdRef及びq軸電流指令値IqRefを生成したが、モータ5の定格電流値より大きな値であって、かつ、インバータ4が流せる最大電流値となるように生成してもよい。これにより、起動トルク不足により脱調して運転不能になることをより確実に回避することができる。
各実施形態において、インバータは、電圧形インバータを用いて構成をしたが、電流形インバータを用いて同様の構成とすることにより、各実施形態の同様の効果が得られる。適用される状況及び環境により、最適な構成を選択することができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る永久磁石同期電動機の制御装置を適用した構成を説明するためのブロック図。 第2の実施形態に係る永久磁石同期電動機の制御装置を適用した構成を説明するためのブロック図。 第3の実施形態に係る永久磁石同期電動機の制御装置を適用した構成を説明するためのブロック図。 第3の実施形態に係る一次周波数指令値対応ゲイン演算部の動作を説明するためのブロック図。 第4の実施形態に係る永久磁石同期電動機の制御装置を適用した構成を説明するためのブロック図。 第4の実施形態に係る永久磁石同期電動機の制御装置の起動時における各種パラメータの相関関係を説明するための相関図。 第5の実施形態に係る永久磁石同期電動機の制御装置を適用した構成を説明するためのブロック図。 第5の実施形態に係る同期引込一次周波数指令値生成器の動作を説明するためのブロック図。 第6の実施形態に係る永久磁石同期電動機の制御装置を適用した構成を説明するためのブロック図。 第6の実施形態に係る永久磁石同期電動機の制御装置の起動時における各種パラメータの相関関係を説明するための相関図。
符号の説明
1…電流制御部、2…座標変換部、3…PWM変調部、4…インバータ、5…永久磁石同期電動機、6…座標変換部、7…積分器、8…電流指令値生成器、9…一次周波数指令値生成器、11…振動抑制器、12…減算器、13…一次周波数指令値対応ゲイン演算部、14…停止判定部、15…初期位相角推定部、16…加算器、17…高周波電流重畳部、18…同期引込一次周波数指令値生成器、19…起動時位相角設定部。

Claims (3)

  1. 直流電力を交流電力に変換するインバータを制御し、前記インバータから出力される前記交流電力により、回転子の位置を検出するセンサを用いずに、永久磁石同期電動機を駆動する永久磁石同期電動機の制御装置において、
    前記永久磁石同期電動機が停止している状態から起動する際に、前記永久磁石同期電動機の電機子巻線に、前記永久磁石同期電動機の定格値以上の電流を流す制御をするための指令値を生成する指令値生成手段と、
    前記指令値生成手段により生成された前記指令値に基づいて、トルク軸の電気量を制御するための指令であるトルク軸指令値及び磁束軸の電気量を制御するための指令である磁束軸指令値を出力する電気量制御手段と、
    前記永久磁石同期電動機の一次周波数を制御するための指令である一次周波数指令値を生成する一次周波数指令値生成手段と、
    前記電気量制御手段で出力された前記磁束軸指令値から振動成分を抽出する振動成分抽出手段と、
    前記振動成分抽出手段から抽出される振動成分に基づいて、前記永久磁石同期電動機のトルク振動を抑制するために、前記一次周波数指令値生成手段により生成された前記一次周波数指令値を、増加に応じて減少させる補正量で補正する一次周波数指令値補正手段と、
    前記一次周波数指令値補正手段により補正された前記一次周波数指令値に基づいて、前記電気量制御手段から出力された前記トルク軸指令値及び前記磁束軸指令値を、前記インバータから出力される三相の電気量を制御するための指令値に変換する座標変換手段と
    を具備することを特徴とする永久磁石同期電動機の制御装置。
  2. 前記永久磁石同期電動機に供給される電気量を検出する電気量検出手段を有し、
    前記電気量制御手段は、前記電気量検出手段により検出された前記電気量を、前記指令値生成手段により生成された前記指令値に追従するように制御すること
    を特徴とする請求項1に記載の永久磁石同期電動機の制御装置。
  3. 前記指令値生成手段は、前記永久磁石同期電動機が停止している状態から起動する際に、前記インバータが流せる最大の電流を出力させる指令をするための指令値を生成すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の永久磁石同期電動機の制御装置。
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