JP4880961B2 - 経路案内システム - Google Patents
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Description
A.システム構成:
B.データ構造:
C.経路探索:
C1.経路探索処理例:
C2.経路探索処理:
C3.経由経路設定処理:
C4.変形例:
D.経路案内:
図1は実施例としての経路案内システムの構成を示す説明図である。本実施例では、歩行者用の経路案内システムとしての構成例を示すが、車両用の経路案内システムとして構成することもできる。経路案内システムは、携帯電話を利用した端末100とサーバ200とをネットワークINTで接続して構成されている。ネットワークINTは無線通信を利用したネットワークであり、LANやイントラネットのように限定的なものであってもよいし、インターネットのように広域的なものであってもよい。端末100は、携帯電話の他、いわゆる車両用のナビゲーション装置やPDA、ネットワーク通信機能を有するパーソナルコンピュータなどを利用することができる。歩行者用の経路案内システムとして構成する場合、車両用のナビゲーション装置は、車両から取り外して携帯可能としておくことが望ましい。
図2は地図DB250および時刻表DB252のデータ構造を示す説明図である。地図DB250については、経路探索用のネットワークデータの構造のみを例示した。図の中央に例示するように、ネットワークデータは、ノードN1〜N8およびリンクL1〜L9等で構成される。リンクL1〜L9は歩行者が通行可能な通路を表しており、ノードN1〜N8はリンクL1〜L9の端点または接続点を表している。
本実施例における経路探索処理について説明する。まず、いくつかの具体例に基づいて処理概要を説明した後、経路探索処理を実現するためのフローチャートを説明する。
図3は経路探索処理例を示す説明図である。図中に経路探索の対象となるノード、リンクの構成を例示した。丸印はノードを表し、実線はリンクを表している。以後、ノードは丸印中の文字を用いて特定し、リンクはその両端のノードを用いて表す。例えば、ノードSとノードAとの間のリンクはリンクSAまたはリンクASを表すものとする。各リンクに付された数字は、リンク間の移動に要する所要時間である。移動の所要時間は、ユーザの移動速度に応じて変化する。本実施例では、ユーザDB254に登録された通常速度(図1では4km/h)を用いるものとした。経路探索時に用いる移動速度は、通常速度、最大速度などをユーザが選択可能としてもよいし、経路途中にある規制条件による制約を最も効率的に回避し得るようユーザDB254を参照しながら経路案内システムが設定してもよい。
経路S→A→H→B …コスト=40;
経路S→A→B …コスト=22;
経路S→A→E→F→B…コスト=30;
従って、ノードBに至る最適経路は、経路S→A→Bと求まる。この結果、ノードCに至る最適経路は、経路S→A→B→Cと求まる。この経路を採用した場合、ノードCへの到達時刻は5:30と予測される。
余裕時間=規制ノードCでの待ち時間−余剰時間;
余剰時間=経由経路の所要時間−規制ノードCまでの本来の経路の所要時間(図3で得られた経路の所要時間);
図5の例では、余裕時間は30分となる。
評価値=所要時間+(余裕時間/待合好適度);
図5の例では、評価値は60となる。この評価値は値が小さいほど好ましい経由経路であることを表している。評価値の内容は、経由経路を採ることによる所要時間の増大というデメリットと、快適な場所で待ち時間を過ごすことによるメリットとを加味した値となっている。待合好適度は、余裕時間を過ごす際の評価値の増加を抑制する因子として作用する。従って、この評価値を用いれば、待合好適度が高い快適な場所であれば、若干、所要時間が増大したとしても経由する価値があるという評価が得られることになる。評価値は任意に設定可能であり、所要時間に代えて、先に説明した余剰時間を用いても良い。また、所要時間や余剰時間にも重み係数を乗じるようにしてもよい。
(図5のケース)待合ノード=S … 評価値=60;
(図6のケース)待合ノード=E … 評価値=49;
(図7のケース)待合ノード=H … 評価値=51;
(図8のケース)待合ノード=C … 評価値=60;
従って、これらの中では、図6のケース、即ちコンビニエンスストアEを待合場所とする経路が推奨経路となる。図7のケース、即ち喫茶店Hを待合場所とする場合が推奨経路とならないのは、待合好適度は大きいため、待ち時間の過ごしやすさという点では優れるものの、場所が遠く、喫茶店Hを経由する際の所要時間が増大することが原因と言える。当然、評価値の演算方法次第で、これらの結果は変動する。先に述べた通り、評価値の演算方法は、ユーザの要望に沿った実用性、利便性の高い待合場所が得られるよう、任意に設定すればよい。
図9は経路探索処理のフローチャートである。図3〜8で具体的に示した経路探索を実現するための処理例である。この処理は、サーバ200の経路探索部230(図1参照)が実行する処理であり、ハードウェア的にはサーバ200のCPUが実行する処理である。
図10は経由経路設定処理のフローチャートである。先に図4〜8で示した処理例を実現するための処理であり、図9のステップS100に相当する処理である。
図10の例では、自動選択モードで経路を選択する際に、「評価値最小となる経由経路を選択」という第1の条件のみ、または第1の条件および「余裕時間が待合許容時間内」という第2の条件の双方を画一的に使用する場合を例示した。これに対し以下に示すように、規制条件の種類に応じて経路を選択するための条件を使い分けるようにしてもよい。
図11は経路案内処理のフローチャートである。図9で説明した経路探索処理の結果をユーザに提示するための案内データを生成し、端末100に送信する処理である。経路案内は、端末100の画面表示や音声出力などで行うことができる。経路案内処理は、サーバ200の経路案内部240が実行する処理であり、ハードウェア的にはサーバ200のCPUが実行する処理である。
110…主制御部
120…通信部
130…コマンド入力部
140…GPS
150…表示制御部
200…サーバ
220…通信部
230…経路探索部
240…経路案内部
250…地図DB
250L…リンクデータ
250N…ノードデータ
252…時刻表DB
254…ユーザDB
Claims (7)
- 経路案内システムであって、
出発地、出発時刻および目的地の指定を受け付ける指定入力部と、
通路をノードおよびリンクで表すとともに、前記ノードおよびリンクの少なくとも一部は、採りうる通行態様を時刻に応じて規制する規制条件が付されたネットワークデータと、
少なくとも一部の地点について、その場に留まって時間の経過を待つ待合場所としての利用の適否を複数段階の指標値を含む待合場所適性情報とを格納するネットワークデータべースと、
前記出発地から目的地に至る経路を探索する経路探索部とを備え、
該経路探索部は、
前記ネットワークデータベースに格納されたネットワークデータに基づいて、前記出発地から目的地に至る所要時間に応じたコストが最小となる経路であって、前記出発時刻に応じて予測される前記規制条件が付された地点への到着時刻に基づいて該地点を通行可能となるまでの待ち時間を求め、該待ち時間を前記コストに反映して得られた第1の経路を探索し、
前記ネットワークデータを参照して、前記第1の経路上の待ち時間が生じる地点から所定範囲内で待合場所に適したノードである待合ノードを複数選択し、
前記出発地と、前記待ち時間が生じる地点との間で、前記出発地から選択されたそれぞれの待合ノードを経由して前記待ち時間が生じる地点に至る複数の経由経路を探索し、
各経由経路の距離、所要時間、および待合ノードでの待ち時間の少なくとも一部と、利用の適否に関する前記指標値とを用いて該経由経路の評価値を算出し、
該評価値に基づいていずれか一つの経由経路を選択することで、前記出発地から目的地に至る経路を探索する経路案内システム。 - 請求項1記載の経路案内システムであって、
前記待合場所適性情報は、前記待合場所で待つことが許容される待ち時間の上限値および下限値の少なくとも一方を含んでおり、
前記経路探索部は、待合ノードでの待ち時間と、前記上限値および下限値の少なくとも一方との大小関係を考慮して、前記待合ノードの選択を行う経路案内システム。 - 請求項1または2記載の経路案内システムであって、
前記規制条件は、前記ノードまたはリンクを通行可能となる時刻を規制する時刻規制条件と、通行可能となる時間帯を規制する時間帯規制条件とを含む複数種類の条件に分類され、
前記経路探索部は、前記規制条件が、前記時刻規制条件である場合と前記時間帯規制条件である場合とで、前記待合ノードの選択の方法を切り換える経路案内システム。 - 請求項1〜3いずれか記載の経路案内システムであって、
前記経路探索部は、
前記ネットワークデータを参照して、前記出発地から前記待ち時間が生じる地点を回避して前記目的地に至る迂回経路を探索し、
前記迂回経路および前記経由経路それぞれの距離および所要時間の少なくとも一方に基づいて、前記迂回経路および経由経路のいずれかを前記出発地から目的地に至る経路として推奨する経路案内システム。 - 請求項1〜4いずれか記載の経路案内システムであって、
地図上に、前記経由経路とその他の経路とを異なる表示態様で表示する経路案内部を備える経路案内システム。 - 請求項1〜5いずれか記載の経路案内システムであって、
前記経路案内部は、前記経由経路を表示する場合には、前記規制条件に基づき、前記待合ノードを出発すべき時刻をユーザに報知する経路案内システム。 - 請求項1〜6いずれか記載の経路案内システムであって、
前記経路案内部は、前記経由経路を案内する場合には、前記待ち時間が生じる地点に到達すべき到達時刻または該到達時刻までの余裕時間をユーザに提示する経路案内システム。
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