JP4880918B2 - ポリエステル原料組成物の製造方法 - Google Patents
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Description
(1)4−カルボキシベンズアルデヒドのようなポリエステルの着色因となる不純物を低レベルに保つ。
(2)テレフタル酸,ジメチルテレフタル酸,メチルテレフタル酸,ビス−(β−ヒドロキシエチル)テレフタレート,ビス−(β−ヒドロキシエチル)テレフタレートが数分子縮合したいわゆるオリゴマーなどの混合物から常に安定して一定の品質のポリエステルを合成する。
「95重量%以上99.9重量%以下のテレフタル酸と、ジメチルテレフタル酸、メチルテレフタル酸、ビス−(β−ヒドロキシエチル)テレフタレート及びビス−(β−ヒドロキシエチル)テレフタレートが2〜5分子縮合したオリゴマーとを合せて0.1重量%以上5.0重量%以下含むポリエステル原料組成物を用いて合成したポリエステルの製造方法であって、該ポリエステル原料組成物がエチレンテレフタレート単位を含有するポリエステル樹脂を含む混合物に対してエチレングリコールによる解重合反応次いでメタノールによるエステル交換反応を行い引き続き加水分解反応を行い得られた、またはエチレンテレフタレート単位を含有するポリエステルを含む混合物に対してメタノールによる反応を行い引き続き加水分解反応を行い得られた組成物であるポリエステルの製造方法。」からなる。
原料組成物試料に対して、アセトン溶媒及びMeOH溶媒を用いて再結晶抽出操作を行った後に濃縮して、特級試薬アセトン溶媒中でGC−MASS(装置:ヒューレット・パッカード社製、GC/質量検出器:HP6890/HP5973、キャピラリーカラム:J&W社製DB−17)を用いて求めた。
原料組成物試料を2N−アンモニア水に溶解後、高速液体クロマトグラフィー(装置:日立社製HPLC D−7000、充填式カラム:RP−18)を用いて求めた。
ポリエステル0.6gをオルトクロロフェノール50ml中に加熱溶解させた後、室温に冷却し、得られたポリエステル溶液の粘度をオストワルド式粘度管を用いて35℃の温度条件で測定し、得られた溶液粘度の値から当該ポリエステルの固有粘度を求めた。
ポリエステルを抱水ヒドラジンにより分解してガスクロマトグラフィー(装置:日立社製モデル263−70)を用いて求めた。
Mauriceらの方法[Anal.Chim.Acta,22,p363(1960)]によって測定し、ポリエステル試料106gあたりの当量数(eq/T)を求めた。
ポリエステル試料を290℃、真空下で10分間溶融し、これをアルミニウム板上で厚さ3.0±1.0mmのプレートに成形後ただちに氷水中で急冷した。このプレートを160℃、1時間乾燥結晶化処理後、色差計調整用の白色標準プレート上に置き、プレート表面のハンターL値及びb値をミノルタ社製ハンター型色差計CR−200を用いて測定した。L値はその数値が大きいほど明度が高く、b値はその数値が大きいほど黄色の度合いが強いことを示す。
前述の(2)項の高速液体クロマトグラフィーを用いて、オリゴマー部分を分取したのち濃縮乾固した。この乾固物をサンプリングし、Mauriceらの方法[Anal.Chim.Acta,22,p363(1960)]によりカルボキシル末端基量を測定した。次にヒドロキシル末端基量は試料をヘキサフルオロイソプロパノールに溶解し、この溶液について13C−NMRを用いて定量した。さらに両方の末端基量から数平均分子量を求め、重合度に換算した。
ペレット状に加工したポリエステル粒子を真空乾燥機にて160℃で5時間乾燥させた後、射出成形機(日精樹脂工業株式会社製FN−2000)にてシリンダー温度280℃、スクリュー回転数160rpm、一次圧時間3.0秒、金型温度10℃、サイクル30秒で、外径約28mm、内径約19mm、長さ136mm、重量約56gの円筒状のプリフォームを射出成形した。引続いて、赤外線ヒーターを設けた口部結晶化装置で、160℃・1分間の条件でプリフォームのボトル口部相当部分のみを結晶化させた後、プリフォームの表面温度約110℃に赤外線ヒーターで予熱し、ブロー圧力5〜40kg/cm2、金型温度150℃に設定したブロー成形機にて延伸ブロー成形し、胴部平均肉厚330μm、内容積約1.5リットルのボトルを成形した。
(a)厚み斑
ボトル胴部から50mm×50mmの大きさに切り出した試料の重量から厚み(μm)を求めた。この測定を20本のボトルについて行い、平均値と標準偏差を求めた。
○:標準偏差が5μ未満で良好である。
△:標準偏差が5μ以上8μ未満でありやや不良である。
×:標準偏差が8μ以上であり不良である。
(b)ヘーズ
ボトル胴部から50mm×50mmの大きさに切り出した試料について、日本電色工業社製Color and color difference meter MODEL1001DPにて測定した。結果を%単位で示した。
○:測定結果が0.5%未満であり良好である。
△:測定結果が0.5%以上1.0%未満でありやや不良である。
×:測定結果が1.0%以上であり不良である。
(c)アセトアルデヒド含有量
プリフォームを凍結粉砕しバイアル瓶に仕込み、150℃×60分保持し、日立社製ヘッドスペースガスクロマトグラフィーにて測定した。
○:測定結果が12ppm未満であり良好である。
△:測定結果が12ppm以上18ppm未満でありやや不良である。
×:測定結果が18ppm以上であり不良である。
(d)オリゴマー含有量
プリフォームを一定量計量し、粉砕した後、ヘキサフロロイソプロパノール/クロロホルム混合溶液中に溶解し、この溶液をクロロホルムで一定濃度(50g/リットル)に希釈した。この試料をゲルパーミュテーションクロマトグラフィー(ウォーターズ社製ALC/GPC244型)に供して、低分子量領域を分離し、かつそのピークを検出し、環状三量体の標準サンプルから求めた検量線を基準にして求めた。
○:測定結果が0.4重量%未満であり良好である。
△:測定結果が0.4重量%以上0.6重量%未満でありやや不良である
×:測定結果が0.6重量%以上であり不良である
ペレット状に加工したポリエステル粒子を真空乾燥機にて160℃で5時間乾燥させた後、288℃で溶融させて紡糸口金から吐出し、冷却固化した紡出糸条に油剤を付与し、3300m/分の速度で引取った。この糸条を孔径1.8mmの圧空吹き出し孔を有するインターレースノズルを通過させつつ空気交絡を施した。さらに糸条を延伸倍率1.60、第一ヒーター前半部温度550℃、第一ヒーター後半部温度350℃で厚み9mmのウレタンディスクを仮撚ディスクとして用い、速度800m/分で延伸仮撚加工した長繊維を得た。この長繊維は丸断面で中実タイプであった。
(a)繊度斑
長繊維をツェルベーガーウースター社製のUSTER TESTER4型を用い400m/minの走行速度で測定した。
○:測定結果が0.6%以下であり非常に良好である。
△:測定結果が0.6%を超えて0.8%以下であり良好である。
×:測定結果が0.8%を超えており不良である。
(b)染斑
長繊維状を12ゲージ丸編機で30cm長の筒編みとし、染料(テラシールブルーGFL)を用い、100℃、40分染色し、均染性を目視判定した。
○:均一に染色されており、染斑がほとんど認められない。
△:縞状あるいは斑点状の染斑が少し認められる。
×:縞状あるいは斑点状の染斑が一面に認められる。
ペレット状に加工したポリエステル粒子を真空乾燥機にて160℃で5時間乾燥させた後、285℃で溶融させて、20℃に維持した回転冷却ドラム上に溶融押出して厚み140μmの未延伸フィルムを得た。この未延伸フィルムを130℃で機械軸方向に3.5倍延伸したのち、引続いて110℃で横方向に3.9倍延伸し、さらに220℃で熱処理して厚み10μmの二軸配向ポリエステルフィルムを得た。
(a)表面滑り性
ASTM D1894−63に準じ、東洋テスター社製のスリッパリー測定器を使用し、静摩擦係数(μs)を測定する。ただしスレッド板はガラス板とし、荷重は1kgとする。結果は次の基準で判定する。
○:μsが0.6未満であり良好なもの
△:μsが0.6以上0.8未満でありやや不良なもの
×:μsが0.8以上であり不良なもの
(b)オリゴマー析出率
フィルムを金枠に固定したのち160℃の熱風循環(空気)式乾燥器内に5分間保持した後、フィルム表面にアルミニウムを蒸着し、微分干渉型光学顕微鏡でフィルム表面の写真を撮影する。この写真上でオリゴマー(白い斑点状に写る)の占める面積の総和の写真全面積に対する百分率でオリゴマー析出率を評価する。
○:オリゴマー析出率が0.8重量%未満であり良好なもの
△:オリゴマー析出率が0.8重量%以上1.2重量%未満でありやや不良なもの
×:オリゴマー析出率が1.2重量%以上であり不良なもの
(c)ヘーズ
フィルム1枚を日本精密工業社製POICヘーズメーター SET−HS−D1型を用いて表面ヘーズを測定した。
○:表面ヘーズが2.0%未満であり良好なもの
△:表面ヘーズが2.0%以上2.7%未満でありやや不良なもの
×:表面ヘーズが2.7%以上であり不良なもの
内容物を飲用した後で圧縮して潰されたペットボトル100部を、長径12mm以下のフレーク状に粉砕した。フレークを水道水120部を満たした攪拌機つきの槽に投入して、室温で20分間洗浄した後にフレークと水を分別してフレークを取り出した。このフレークは、0.4重量%の水分を含む。ここまでの過程で、風力選別、浮遊選別を同時に実施したので、最初の圧縮して潰されたペットボトルに付随するラベルやキャップやゴミや砂の一部を除去できた。次いで、水を0.4重量%含むフレーク/水混合物の中のフレーク100部に対して、水を0.15重量%含有するエチレングリコール290部と炭酸カリウム1部と炭酸二ナトリウム2部を添加して常圧・175℃で攪拌しながら3.5時間反応させた。反応後の混合物を5分間静置して、上下二層に分離させた。下層部を取り出し、60メッシュの金網フィルターでろ過したのち、ろ液から水とエチレングリコールの混合物175部を35kPa・150℃で蒸発除去した。蒸発後の液組成は、ポリエチレンテレフタレートのエチレングリコールによる解重合物61.2重量%、エチレングリコール38.3重量%、水0.2重量%、その他の化合物0.3重量%であった。
ポリエステル繊維製造工程で発生したポリエステル99.7%からなる規格外品40部と、ポリエステルを80%含む使用後のシャツ60部を、混合・粉砕して断面径10mm長さ25mmの円柱状に成形した。成形物100部を回分式反応槽に仕込み、更に水を0.15重量%含有するエチレングリコール400部を加えて常温から120℃まで温度をあげた。120℃に達した後に4時間加熱して、フィルタープレスで固液分離した。固体部100部に対して、水を0.3重量%含有するエチレングリコール350部と炭酸カリウム1部と炭酸二ナトリウム1部を添加して常圧・180℃で攪拌しながら3時間反応させた。反応後の混合物を10分間静置して、上下二層に分離させた。下層部を取り出し、30メッシュの金網フィルターでろ過したのち、ろ液から水とエチレングリコールの混合物280部を40kPa・180℃で蒸発除去した。蒸発後の液組成は、ポリエチレンテレフタレートのエチレングリコールによる解重合物60.7重量%、エチレングリコール36.6重量%、その他の化合物2.6重量%であった。
ポリエステルフィルム製造工程で発生したポリエステル99.8%からなる規格外品40部と、ポリエステルを90%含む使用後のディスプレイパネル10部と、ポリエステルを60%含む使用後の磁気カード50部を、混合・粉砕して長径15mmのフレーク状に成形した。成形物100部に対して、水を0.3重量%含有するエチレングリコール350部と炭酸カリウム1部と炭酸二ナトリウム1部を添加して常圧・180℃で攪拌しながら4時間反応させた。反応後の混合物を10分間静置して、上下二層に分離させた。下層部を取り出し、60メッシュの金網フィルターでろ過したのち、ろ液から水とエチレングリコールの混合物280部を40kPa・180℃で蒸発除去した。蒸発後の液組成は、ポリエチレンテレフタレートのエチレングリコールによる解重合物58.2重量%、エチレングリコール39.0重量%、その他の化合物2.8重量%であった。
市販の混合キシレンから純度98%のパラキシレンを得た。このパラキシレンをビッテン・ハーキュレス法により酸化・エステル化してジメチルテレフタル酸を合成した。このジメチルテレフタル酸は常温で粉末状であり、純度を参考までに表1に示す。分析の結果、ビス−(β−ヒドロキシエチル)テレフタレートが縮合したオリゴマーは含まれていなかった。
無水トリメリット酸2部をエチレングリコール98部に混合したエチレングリコール溶液にテトラブトキシチタンを無水トリメリット酸に対するモル比が0.5となるように添加した。そしてこの混合物を常圧下で80℃に保持して60分間反応せしめ、その後室温まで冷却して生成物をその10倍量のアセトンで再結晶させ、析出物をろ過して取り出し、100℃で2時間乾燥して目的のチタン化合物を調製した。
市販の混合キシレンから純度98%のパラキシレンを得た。このパラキシレンをビッテン・ハーキュレス法により酸化・エステル化してジメチルテレフタル酸を合成した。このジメチルテレフタル酸は常温で粉末状であり、純度を参考までに表1に示す。分析の結果、ビス−(β−ヒドロキシエチル)テレフタレートが縮合したオリゴマーは含まれていなかった。
ポリエステル粒子とした以外のポリマーは冷却固化させることなく溶融状態のままで製糸した。この時の性能を表1、2に示す。
エチレングリコール919部と酢酸10部とを混合して、この混合物にチタンテトラブトキシド71部をゆっくり添加してチタン化合物の透明なエチレングリコール溶液を調製した。この溶液のチタン濃度を蛍光X線を用い測定したところ、1.02%であった。
・リン化合物の調製
エチレングリコール537部を攪拌しながら100℃まで加熱した。その温度に達したとき、これにモノブチルホスフェート28.3部を添加して、加熱攪拌しながら溶解させた。
・触媒の調製
前記のように調製したリン化合物液を70℃の温度にコントロールし、その中に前記のように調製したチタン化合物液をゆっくり添加した。添加量はチタン原子に対するリン原子のグラム当量比が2.0になるように調整した。そして70℃で1時間反応させた。得られた反応生成物はエチレングリコールに不溶であり微細な析出物として存在していた。
市販の混合キシレンから純度98%のパラキシレンを得た。このパラキシレンをビッテン・ハーキュレス法により酸化・エステル化してジメチルテレフタル酸を合成した。このジメチルテレフタル酸は常温で粉末状であり、純度を参考までに表1に示す。分析の結果、ビス−(β−ヒドロキシエチル)テレフタレートが縮合したオリゴマーは含まれていなかった。
実施例1において、次の「次に予め250℃に加熱した水100部を含む完全混合槽に、液状のジメチルテレフタル酸を単位時間あたり100部と4.5MPaの水蒸気を単位時間あたり300部とを供給して平均反応時間2時間加水分解反応させた後、後続の反応器で単位時間あたり10部の4.5MPaの水蒸気を供給して220℃で0.5時間加水分解反応させた。反応混合物を常圧にした後、遠心分離機で固体部と液体部に分離した。この固体部は20重量%の液体を含むポリエステル原料組成物であり、」を下記記載のように変更する以外は実施例1と同様にしてジメチルテレフタル酸、ポリエステル原料組成物、ポリエステル粒子を得た。これらの品質と性能を表1、2に示す。ポリエステル原料組成物の分析の結果、含まれているオリゴマーはすべてビス−(β−ヒドロキシエチル)テレフタレートが縮合したものであり、そのオリゴマーの重合度は2〜5の範囲内であった。
実施例2において、次の「次に予め250℃に加熱した水100部を含む完全混合槽に、液状のジメチルテレフタル酸を単位時間あたり100部と5.0MPaの水蒸気を単位時間あたり150部とを供給して平均反応時間1.5時間加水分解反応させた後、後続の反応器で単位時間あたり170部の5.0MPaの水蒸気を供給して240℃で平均反応時間1.5時間加水分解反応させた後、更に後続の反応器で単位時間あたり15部の4.0MPaの水蒸気を供給して220℃で0.5時間加水分解反応させた。反応混合物を常圧にした後、遠心分離機で固体部と液体部に分離した。この固体部は22重量%の液体を含むポリエステル原料組成物であり、」を下記記載のように変更する以外は実施例1と同様にしてジメチルテレフタル酸、ポリエステル原料組成物、ポリエステル粒子を得た。これらの品質と性能を表1、2に示す。ポリエステル原料組成物の分析の結果、含まれているオリゴマーはすべてビス−(β−ヒドロキシエチル)テレフタレートが縮合したものであり、そのオリゴマーの重合度は2〜5の範囲内であった。
市販の混合キシレンから純度98%のパラキシレンを得た。このパラキシレンを酢酸溶媒中で空気酸化し、固液分離したのち固体部を水素処理による精製を行い乾燥して粉末状のポリエステル原料組成物を得た。このポリエステル原料組成物の品質を表1に示す。分析の結果、ビス−(β−ヒドロキシエチル)テレフタレートが縮合したオリゴマーは含まれていなかった。
このポリエステル粒子にポリヘキサメチレンテレフタレートの水分散体(濃度0.3重量%)を一定量スプレーした後、140℃で3時間乾燥させてポリヘキサメチレンテレフタレートの濃度が20ppmのポリエステル粒子を得た。このポリエステル粒子の品質と性能を表1、2に示す。
Claims (4)
- エチレンテレフタレート単位を含有するポリエステルを含む混合物に対して炭酸カリウムと炭酸二ナトリウムを触媒としエチレングリコールによる解重合反応次いでメタノールによるエステル交換反応を行い得られた、またはエチレンテレフタレート単位を含有するポリエステルを含む混合物に対してメタノールによる反応により得られたジメチルテレフタル酸を加水分解して、95重量%以上99.9重量%未満のテレフタル酸と、ジメチルテレフタル酸、メチルテレフタル酸、ビス−(β−ヒドロキシエチル)テレフタレート及びビス−(β−ヒドロキシエチル)テレフタレートが2〜5分子縮合したオリゴマーとを合せて0.1重量%以上5.0重量%以下含む組成物の製造方法。
- エチレンテレフタレート単位を含有するポリエステルを含む混合物がポリエチレンテレフタレートボトル、ポリエチレンテレフタレート繊維またはポリエチレンテレフタレートフィルムを含む請求項1に記載の組成物の製造方法。
- 95重量%以上99.9重量%以下のテレフタル酸と、ジメチルテレフタル酸、メチルテレフタル酸、ビス−(β−ヒドロキシエチル)テレフタレート及びビス−(β−ヒドロキシエチル)テレフタレートが2〜5分子縮合したオリゴマーとを合せて0.1重量%以上5.0重量%以下含むポリエステル原料組成物を用いるポリエステルの製造方法であって、該ポリエステル原料組成物がエチレンテレフタレート単位を含有するポリエステルを含む混合物に対して炭酸カリウムと炭酸二ナトリウムを触媒としエチレングリコールによる解重合反応次いでメタノールによるエステル交換反応を行い引き続き加水分解反応を行い得られた、またはエチレンテレフタレート単位を含有するポリエステルを含む混合物に対してメタノールによる反応を行い引き続き加水分解反応を行い得られた組成物であるポリエステルの製造方法。
- エチレンテレフタレート単位を含有するポリエステルを含む混合物がポリエチレンテレフタレートボトル、ポリエチレンテレフタレート繊維またはポリエチレンテレフタレートフィルムを含む請求項3に記載のポリエステルの製造方法。
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