JP4879625B2 - 変速機のチェンジ機構 - Google Patents

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Description

本発明は、主として自動二輪車に使用される変速機のチェンジ機構に関し、特に、所定単位角度の回転により変速機のシフタにシフト動作を与えるシフトドラムの端部に、その軸線周りに配列する複数の従動ピンを設け、これら従動ピンのうち互いに隣接する2本の従動ピンを跨いで対向する一対の駆動爪を有するシフトアームにチェンジスピンドルを、チェンジスピンドルの中正位置からの往復回動に応じてシフトアームが往復動するように連動させ、シフトアームの往動により駆動爪が、それに対向する従動ピンを送ってシフトドラムを所定単位角度回転するようにした、変速機のチェンジ機構の改良に関する。
かゝる変速機のチェンジ機構は、特許文献1に開示されるように、既に知られている。
実公平5−9566号公報
従来のかゝる変速機のチェンジ機構では、特許文献1にも開示されるように、一対の駆動爪をシフトアームに一体に形成して、シフトアームの往動時には、駆動爪がその前面に対向する従動ピンを押圧してシフトし、シフトアームの復動時には、前記駆動爪背面の斜面が、これに当接する従動ピンを滑りながら通過することで、シフトアームは復動を終える。この間、駆動爪の背面が従動ピンから離れたとき、シフトアームが従動ピンの側面に衝撃的に当接して衝撃音が発生し、これがクランクケースに反響して、操縦者にとって不快な打音となることがある。
本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたもので、チェンジ操作時、シフトアームと従動ピンとの衝撃的な当接を回避して、打音の発生を未然に防ぐことができる、前記変速機のチェンジ機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、所定単位角度の回転により変速機のシフタにシフト動作を与えるシフトドラムの端部に、その軸線周りに配列する複数の従動ピンを設け、これら従動ピンのうち互いに隣接する2本の従動ピンの外側面に摺動可能且つ接離可能に係合するシフトアームを、チェンジスピンドルと共に回動する作動アームに回動可能に連結し且つばねで前記従動ピンとの係合方向に常時付勢して、チェンジスピンドルの中正位置からの往復回動に応じてシフトアームが何れかの従動ピンと係合しつつ往復動するように、チェンジスピンドルにシフトアームを連動させ、そのシフトアームに前記2本の従動ピンを跨いで対向する一対の駆動爪を設けて、該シフトアームの往動により駆動爪が、それに対向する従動ピンを送ってシフトドラムを所定単位角度回転するようにした、変速機のチェンジ機構であって、前記駆動爪を、その前面が従動ピンと対向する起立位置と、従動ピンの回転経路から退去する退去位置との間を回動し得るようシフトアームにピボット軸を介して取り付けると共に、この駆動爪に、これを前記起立位置に向けて付勢する起立ばねを接続し、シフトアームの復動時には、前記駆動爪をその背面に当接する従動ピンにより、この従動ピンとシフトアームとの係合状態を保ちつつ前記起立ばねの付勢力に抗して前記退去位置に回動可能にしたことを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴に加えて、前記シフトドラムの端部に設けられて外周に複数のノッチを互いに間隔をおいて有するディテント板と、そのディテント板のノッチの1つに選択的に係合し得るローラと、このローラをノッチとの係合方向へ付勢するディテントばねとを有して、該ローラのノッチへの弾発係合によりシフトドラムを所定の回転位置に保持可能としたディテント機構を備えることを第2の特徴とする。
さらに本発明は、第1又は第2の特徴に加えて、前記一対の駆動爪には、その両駆動爪を同時に前記起立位置に付勢すべく、共通の起立ばねの両端を接続したことを第3の特徴とする。
さらにまた本発明は、第1〜第3の何れかの特徴に加えて、前記シフトアームには、前記駆動爪の前記起立位置を規制して、該駆動爪に対する前記起立ばねの付勢力を受け止めるストッパ部を固設したことを第4の特徴とする。
本発明の第1特徴によれば、シフトドラムの端部に、その軸線周りに配列する複数の従動ピンを設け、これら従動ピンのうち互いに隣接する2本の従動ピンの外側面に摺動可能且つ接離可能に係合するシフトアームを、チェンジスピンドルと共に回動する作動アームに回動可能に連結し且つばねで従動ピンとの係合方向に常時付勢して、チェンジスピンドルの中正位置からの往復回動に応じてシフトアームが何れかの従動ピンと係合しつつ往復動するようにシフトアームをチェンジスピンドルに連動させ、そのシフトアームに前記2本の従動ピンを跨いで対向する一対の駆動爪を設けて、該シフトアームの往動により駆動爪が、それに対向する従動ピンを送ってシフトドラムを所定単位角度回転するようにした変速機のチェンジ機構において、チェンジ操作によるシフトアームの往復動時、シフトアーム上での駆動爪の起立及び退去動作により、シフトドラムの従動ピンに送りをかけることができると共に、シフトアームと従動ピンとの衝撃的な当接を回避して、打音の発生を未然に防ぐことができる。しかも駆動爪は、シフトアームにピボット軸により起立位置及び退去位置間を回動し得るように取り付けされるので、駆動爪の起立位置及び退去位置間での動きがスムーズであり、したがって起立ばねのセット荷重を充分に下げることが可能である。
また特に本発明の第2の特徴によれば、ディテント機構は、ローラのノッチへの弾発係合により、シフトドラムを所定の回転位置に保持することができる。
また特に本発明の第3の特徴によれば、起立ばねを両駆動爪に対して共通1個とすることができ、構造の簡素化に寄与し得る。
また特に本発明の第4の特徴によれば、シフトアームに設けられるストッパ部により駆動爪の起立位置を確実に規制して、駆動爪による従動ピンの送りを的確に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した好適な実施例に基づいて説明する。
図1は本発明の施例に係る自動二輪車用変速機のチェンジ機構の側面図、図2は図1の2−2線断面図、図3は図1の要部拡大図、図4はシフトアームの往動時の作動説明図、図5はシフトアームの復動時の作動説明図であり、また図6は第1参考例を示す、図3との対応図、図7は第2参考例を示す、図3との対応図である。
先ず、図1〜図5に示す本発明の施例の説明より始める。
図1及び図2において、自動二輪車用エンジンのクランクケース1の上部にはシフトドラム2が回動自在に支承されると共に、これに隣接してシフタガイド軸3が支持される。シフトドラム2の外周には、その長手方向に間隔を置いて複数条のリード溝4a,4bが形成されている。シフタガイド軸3には複数のシフタ5a,5bの基部が摺動自在に嵌合され、これらシフタ5a,5bの基部外周に一体に突設されるガイドピン6a,6bが前記リード溝4a,4bに摺動可能に係合される。シフタ5a,5bは、その先端をクランクケース1内の変速機のシフトギヤに係合させており、シフトドラム2の所定単位角度の回転毎にリード溝4a,4bに沿って移動して対応するシフトギヤをシフトし、その繰り返しにより変速機をニュートラルからトップへと、又はその反対方向へ切り換えるようになっている。
シフトドラム2の一端にはディテント板7が固着される。このディテント板7は、図3に示すように、外周に複数のノッチ7a,7a…を略等間隔に配列している。このディテント板7の一側方において、ディテントアーム9の基端部がクランクケース1に枢軸8により回動自在に支持される。このディテントアーム9の先端には、複数のノッチ7a,7a…のうちの1個に係合し得るローラ9aが軸支されると共に、このローラ9aをノッチ7aとの係合方向へ付勢するディテントばね10が枢軸8周りに装着される。而して、ディテント板7、ディテントアーム9及びディテントばね10は、ローラ9aをノッチ7aに弾発係合させることによりシフトドラム2を所定の回転位置に保持するディテント機構11を構成する。
ディテント板7には、その外端面に突出して周方向等間隔に並ぶ複数の従動ピン15,15…が差し込みにより取り付けられ、これら従動ピン15,15…の外端を押さえる保持板16が、この保持板16及びディテント板7の中心部を貫通するボルト17によりシフトドラム2の端壁に固着される。その際、シフトドラム2及びディテント板7に亙って、両者の相対位置を規定するノックピン18が嵌合される。こうしてディテント板7及び保持板16は、1本のボルト17によりシフトドラム2に固着される。尚、図2中、符号19はニュートラル検出スイッチであって、シフトドラム2が変速機をニュートラル状態にするニュートラル位置に来たとき作動して、車両のインストルメントパネル上のニュートラル表示ランプを点灯させるものである。
一方、クランクケース1の下部には、チェンジペダル(図示せず)を外端に備えるチェンジスピンドル20が回転自在に支承される。このチェンジスピンドル20には、クランクケース1内に配置される作動アーム21の基端部が固着されている。この作動アーム21は、所定の中正位置Cを起点として、その前後方向に往復回動するものであり、この作動アーム21とクランクケース1との間には、作動アーム21を上記中正位置Cへ付勢する公知の中正戻し機構22が設けられる。
図1及び図3に示すように、作動アーム21の先端部にはシフトアーム25が連結軸24を介して相対回動自在に連結される。これら作動アーム21及びシフトアーム25間にはアームばね26が張設され、このアームばね26の付勢力によって、シフトアーム25は、前記従動ピン15,15…群中、隣接する2本の従動ピン15,15の外側面に当接するように付勢される。
このシフトアーム25には、上記2本の従動ピン15,15を挟んで前面27fを互いに対向させる一対の駆動爪27,27が設けられる。この両駆動爪27,27は、ピボット軸31,31によりシフトアーム25に取り付けられ、先端爪部をシフトアーム25の上面より突出させて従動ピン15に対向させる起立位置A(図3及び図4参照)と、先端爪部を従動ピン15,15…の回転経路から退去させるようにシフトアーム25の上面下方に移動させる退去位置B(図5参照)との間をピボット軸31周りに往動回動するようになっており、各駆動爪27の起立位置Aは、駆動爪27,27に形成されたストッパ28が、シフトアーム25に一体に形成されたストッパ29に当接することで規制される。そして両駆動爪27,27をそれぞれの起立位置Aに向かって付勢するように、両駆動爪27,27には、爪部と反対側で共通1本の起立ばね30の両端が接続される。この起立ばね30のセット荷重は、前記アームばね26のセット荷重より充分に小さく設定される。
両駆動爪27,27の背面27rは、爪部を頂部とする斜面に形成される。したがって、各駆動爪27は、起立位置Aにおいてその前面27fで、それに対向する従動ピン15を押し動かすことはできるが、傾斜した背面27rで、それに対向する従動ピン15を押圧するときは、起立ばね30を伸ばしながら退去位置B側へ回動して上記従動ピン15を送ることはできないようになっている。即ち、各駆動爪27は、一方向のみの送り機能を持つ。両駆動爪27,27は、その形状及び動きにおいて対称的である。
次に、この施例の作用について説明する。
作動アーム21が中正位置Cにある状態では、図3に示すように、シフトアーム25は従動ピン15,15…群中の2本の従動ピン15,15の外側面にアームばね26の付勢力で当接し、起立状態の一対の駆動爪27,27は、上記2本の従動ピン15,15を跨いで対向している。またディテントアーム9はディテントばね10の付勢力をもってローラ9aを、ディテント板7の1つのノッチ7aに弾発係合させて、シフトドラム2を、その位置に保持している。
いま、図4に示すように、チェンジペダルの踏み込み操作によりチェンジスピンドル20を介して作動アーム21を中正位置Cから例えば矢印S方向へ回動(往動)していくと、一方の駆動爪27(図4では左方の駆動爪27)が、その前面27fに対向する一方の従動ピン15を押動することにより、シフトドラム2を所定単位角度回転させ、変速機に1段階のシフト動作を与えることができる。このとき、他方の駆動爪27(図4では右方の駆動爪27)は、それと対向する従動ピン15から逃げる方向に移動するのみであって、変速機のシフトには関与しない。
この間、ディテントアーム9のローラ9aは、シフトドラム2の上記回転に伴ない、ローラ9aを、先刻係合していたノッチ7aから隣のノッチ7aに移してシフトドラム2を新たな回転位置で保持することになる。
上記のように一方の駆動爪27が、一方の従動ピン15を送り出してシフトドラム2を所定単位角度回転させた状態では、該駆動爪27の傾斜した背面27rには他の従動ピン15が対向するようになる。
そこで、チェンジペダルから操作力を解除して、作動アーム21を中正戻し機構22により中正位置Cに復動させると、シフトアーム25も一対の駆動爪27,27を伴なって復動するが、このとき前記一方の駆動爪27(図5で左側の駆動爪27)は、その背後の従動ピン15に傾斜した背面27rを押されるため、起立ばね30を伸ばしながら退去位置Bに向かってピボット軸31周りに回動して、上記従動ピン15から逃げることができる。
このような駆動爪27のピボット軸31周りでの回動により、シフトアーム25は、アームばね26の付勢力により、隣接する2本の従動ピン15,15の外側面との当接状態を保ち、従動ピン15,15に対して摺動するのみであるから、その間に衝突が生じることはなく、それらの衝突に起因する打音の発生を未然に防ぐことができる。
作動アーム21を、中正位置Cから矢印Sとは反対方向に往復回動するときは、シフトアーム25は上記とは反対の方向で往復動して、他方の駆動爪27の作動により、シフトドラム2を上記と反対方向へ所定単位角度回転させることができ、この場合も、シフトアーム25は、アームばね26の付勢力により、隣接する2本の従動ピン15,15の外側面との当接状態を保つことができるので、その間に衝突が生じることはない。
ところで、各駆動爪27は、シフトアーム25にピボット軸31により起立位置A及び退去位置B間を回動し得るように取り付けされるので、各駆動爪27の起立位置A及び退去位置B間での動きがスムーズであり、したがって起立ばね30のセット荷重を充分に下げることが可能であり、またこれに伴ないシフトアーム25の復動時、従動ピン15からの離間を防ぐことができる。
また起立ばね30は、その両端を一対の駆動爪27,27に接続することにより、これを両駆動爪27,27に対して共通1個とすることができ、構造の簡素化に寄与し得る。
次に、図6に示す第1参考例について説明する。
この第1参考例では、チェンジスピンドル20にシフトアーム25が直接固着される。このシフトアーム25は、その中正位置Cにおいて、チェンジスピンドル20及びシフトドラム2の軸線間を結ぶ直線上Lに、且つ先端部が隣接する2本の従動ピン15,15に近接するように配置される。このシフトアーム25に、これを中正位置Cへ付勢する公知の中正戻し機構22が接続される。このシフトアーム25の先端部には、隣接する2本の従動ピン15,15を挟んで対向する一対の駆動爪27,27がピボット軸31,31を介して取り付けられる。円柱状のストッパ29は駆動爪27に溶接等により固着される。その他の構成は、前記施例と同様であるので、図6中、前記実施例と対応する部分には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。
この第1参考例によれば、シフトアーム25を、中正位置Cから矢印S方向又はそれと反対方向に往復動させることにより、前記施例と同様に、駆動爪27,27、従動ピン15,15…及びディテント機構11の協働によりシフトドラム2に所定単位角度の回転を与えることができる。しかも、この間、回動するシフトアーム25は、従動ピン15,15…に当接することがないから、打音の発生もない。またチェンジスピンドル20に直接固着されるシフトアーム25は、前記施例中の作動アーム21を兼ねることになるから、構造の簡素化及びチェンジ機構のコンパクト化をもたらすことができる。
次に、図7に示す第2参考例について説明する。
この第2参考例では、チェンジスピンドル20に直接固着されるシフトアーム25が、シフトドラム2の軸線を横切るように配置される。このシフトアーム25の先端部には、チェンジスピンドル20と反対側で隣接する2本の従動ピン15,15を跨ぐように配置される一対の駆動爪27,27がピボット軸31,31によりそれぞれ取り付けられる。またシフトアーム25の一側には補助アーム25aが一体に形成され、この補助アーム25aに公知の中正戻し機構22が連結される。
その他の構成は、前記第1参考例と同様であるので、図7中、第1参考例と対応する部分には同一の参照符号を付して、重複する説明を省略する。
この第2参考例によれば、シフトアーム25が、シフトドラム2の軸線を横切るように配置されることで、チェンジスピンドル20及びシフトドラム2の軸間距離を短縮させることができるので、チェンジ機構の更なるコンパクト化をもたらすことができる。
以上、本発明の実施例及び参考例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことができる。例えば、変速機の変速段数は、上記実施例のような4段に限らず、これを3段又は5段以上とすることもできる。また本発明は自動二輪車以外の車両用変速機にも適用が可能である。
本発明の施例に係る自動二輪車用変速機のチェンジ機構の側面図。 図1の2−2線断面図。 図1の要部拡大図。 シフトアームの往動時の作動説明図。 シフトアームの復動時の作動説明図。 第1参考例を示す、図3との対応図。 第2参考例を示す、図3との対応図。
2・・・・・・シフトドラム
5a,5b・・シフタ
7・・・・・・ディテント板
7a・・・・・ノッチ
9a・・・・・ローラ
10・・・・・ディテントばね
11・・・・・ディテント機構
15・・・・・従動ピン
20・・・・・チェンジスピンドル
21・・・・・作動アーム
25・・・・・シフトアーム
26・・・・・ばね
27・・・・・駆動爪
27f・・・・駆動爪の前面
27r・・・・駆動爪の背面
29・・・・・ストッパ
30・・・・・起立ばね
31・・・・・ピボット軸
A・・・・・・駆動爪の起立位置
B・・・・・・駆動爪の退去位置

Claims (4)

  1. 所定単位角度の回転により変速機のシフタ(5a,5b)にシフト動作を与えるシフトドラム(2)の端部に、その軸線周りに配列する複数の従動ピン(15)を設け、これら従動ピン(15)のうち互いに隣接する2本の従動ピン(15)の外側面に摺動可能且つ接離可能に係合するシフトアーム(25)を、チェンジスピンドル(20)と共に回動する作動アーム(21)に回動可能に連結し且つばね(26)で前記従動ピン(15)との係合方向に常時付勢して、チェンジスピンドル(20)の中正位置からの往復回動に応じてシフトアーム(25)が何れかの従動ピン(15)と係合しつつ往復動するようにシフトアーム(25)をチェンジスピンドル(20)に連動させ、そのシフトアーム(25)に前記2本の従動ピン(15)を跨いで対向する一対の駆動爪(27)を設けて、該シフトアーム(25)の往動により駆動爪(27)が、それに対向する従動ピン(15)を送ってシフトドラム(2)を所定単位角度回転するようにした、変速機のチェンジ機構であって、
    前記駆動爪(27)を、その前面(27f)が従動ピン(15)と対向する起立位置(A)と、従動ピン(15)の回転経路から退去する退去位置(B)との間を回動し得るようシフトアーム(25)にピボット軸(31)を介して取り付けると共に、この駆動爪(27)に、これを前記起立位置(A)に向けて付勢する起立ばね(30)を接続し、
    シフトアーム(25)の復動時には、前記駆動爪(27)をその背面(27r)に当接する従動ピン(15)により、この従動ピン(15)とシフトアーム(25)との係合状態を保ちつつ前記起立ばね(30)の付勢力に抗して前記退去位置(B)に回動可能にしたことを特徴とする、変速機のチェンジ機構。
  2. 請求項1記載の変速機のチェンジ機構において、
    前記シフトドラム(2)の端部に設けられて外周に複数のノッチ(7a)を互いに間隔をおいて有するディテント板(7)と、そのディテント板(7)のノッチ(7a)の1つに選択的に係合し得るローラ(9a)と、このローラ(9a)をノッチ(7a)との係合方向へ付勢するディテントばね(10)とを有して、該ローラ(9a)のノッチ(7a)への弾発係合によりシフトドラム(2)を所定の回転位置に保持可能としたディテント機構(11)を備えることを特徴とする、変速機のチェンジ機構。
  3. 請求項1又は2記載の変速機のチェンジ機構において、
    前記一対の駆動爪(27)には、その両駆動爪(27)を同時に前記起立位置(A)に付勢すべく、共通の起立ばね(30)の両端を接続したことを特徴とする、変速機のチェンジ機構。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の変速機のチェンジ機構において、
    前記シフトアーム(25)には、前記駆動爪(27)の前記起立位置(A)を規制して、該駆動爪(27)に対する前記起立ばね(30)の付勢力を受け止めるストッパ(29)を固設したことを特徴とする、変速機のチェンジ機構。
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