JP4877696B2 - 情報ポータル - Google Patents

Description

【０００１】
発明の分野
本発明は通信システム、特に、無線通信システムに関する。
【０００２】
背景
携帯コンピュータやパーソナルディジタル支援（ＰＤＡ）等の移動処理システムは、他の処理システムとの無線接続を確立する能力を備えることが多い。そのような無線接続はユーザが移動中にインターネットサイトにアクセスすることを可能にする。従ってその移動処理システムを携帯しているユーザはインターネットサイトから実時間情報を得られ、その情報を基に直ちに行動し得る。例えば、空港へ行く途中のユーザが移動処理システムを使用して、飛行便が取消しになったので家に戻ったほうが良いという情報を得られる。
【０００３】
しかしながら実際には、移動処理システムを有するユーザが移動中にタイムリーに情報を得ることは困難である。移動の繁忙に対処しながらウェブサイトを識別してアクセスするプロセスは煩わしく、アテンドは困難である。更に、無線データ伝送の速度は多くの物理的制約により制限される。例えば、高速データ伝送には高帯域が要求される。多くのチャネルが有限の帯域を分け合わなければならないので、そのような帯域は簡単には入手し得ない。雑音や多重通路反射による不十分なＳＮ比は高エラー率をもたらし、データパケットの頻繁な再伝送が必要になる。
【０００４】
概要
本発明に基くシステムは移動処理システムへの高速度無線通信を提供する。そのシステムは１つ以上の情報ポータルを保持し、地域ネットワーク（ＬＡＮ）への高速度無線アクセスを提供する。情報ポータルは限定された空間範囲なので、情報ポータル内では低電力であるが高帯域チャネルが保持され得る。情報ポータルの限定された空間範囲内では、公共放送波により無線データ通信を提供する無線データ通信システムで得られるよりもずっと高速度で無線データ通信が確立される。
【０００５】
本発明を組み入れた通信システムは、そのすぐ近傍に情報ポータルを定めた定置トランシーバを備える。この定置トランシーバと接続したローカルサーバは情報ポータル内にある移動処理システムに対応すべく設定される。
【０００６】
ローカルサーバは移動処理システムの識別を基に機能を発揮すべく設定されるのが一般的である。この機能は移動処理システムに選択されたデータを供給し、コンピュータネットワークへの双方向アクセスを備え、或いは定置トランシーバを設置している建物の業務と関連した多種の機能を行う。このような機能の例は、建物が建物の部分へアクセスする、或いは建物内のエレベータを制御する等を含む。
【０００７】
本発明の一態様において、ローカルサーバは情報ポータル中の移動処理システムと選択された場所との間の情報リンクを確立するために設定される。通信リンクは音声リンク、ビデオリンク，或いは双方向通信リンクである。
【０００８】
定置トランシーバとして多種の型のトランシーバが使用され得る。例えば、定置トランシーバは無線トランシーバ、光トランシーバ、赤外線トランシーバ、および音声トランシーバでもよい。
【０００９】
移動処理システムが情報ポータル内にいる時には、情報は移動処理システムに伝達される。結局、定置トランシーバ、従ってそれが保持している情報ポータルは、通勤者や旅行者が一時的に留まると期待される場所に設定される。そのような場所はエレベータ、エレベータロビー、及び待合所、列車のプラットホーム、空港の飛行機ゲート域等の交通の結節点、更に運搬用車両自体を含む。
【００１０】
別の実施例においては、通信システムはローカルサーバと接続するフルフィルメントサーバも含む。このフルフィルメントサーバは、広範囲ネットワークへのアクセスを有する。その広範囲ネットワークはインターネット等のグローバルコンピュータネットワークでもよい。
【００１１】
フルフィルメントサーバはユーザがある行動を特定し得るユーザネットワークを含み得る。そのような行動の例は、情報ポータルで移動処理システムに選択された情報を伝送可能にさせる、或いはフルフィルメントサーバが選択された事象の発生を示すメッセージを移動処理システムに送信することを要求する等を含む。
【００１２】
本発明の一態様において、フルフィルメントサーバは、移動処理システムが情報ポータルの中にいる間は移動処理システムに双方向サービスを提供すべく設定される。そのような双方向サービスの例は電子メールやインターネットアクセスを含む。
【００１３】
性能を向上させるために、ローカルサーバにキャッシュを備えることは有益である。このキャッシュは移動処理システムに伝送されるための情報を蓄積するために使用される。移動処理システムが情報ポータル内に入るまで、この情報はキャッシュ内に残っている。蓄積された情報が目的とする移動処理システムが情報ポータル内に入ると、キャッシュ中の情報はその移動処理システムに中継される。
【００１４】
他の実施例において、本通信システムは複数の定置トランシーバを備える。各トランシーバは対応する情報ポータル中にある移動処理システム及び各定置受信機と接続しているサーバシステムと無線通信すべく設定される。サーバシステムはグローバルコンピュータネットワークにリンクしている。このサーバシステムにより、移動処理システムが世界的コンピュータネットワークに無線アクセスすることが可能になる。
【００１５】
本発明は、移動処理システムがグローバルコンピュータネットワークに無線アクセスする方法も含む。その方法は情報ポータルを保持し、移動処理システムが情報ポータルシステムに入った後に移動処理システムとサーバシステムとの間の無線通信の確立を含む。このようにして接続が確立されたならば、サーバシステムと世界的コンピュータネットワークとの間のリンクが備えられる。
【００１６】
別に定義されなければ、ここで使用される科学技術用語は、本発明が属する技術分野の通常の当業者が一般的に理解する意味を有する。ここで述べられるものと同様或いは等価の方法やシステムは本発明の実施や試験に使用され得るが、適切な方法やシステムを下記に述べる。ここで述べるすべての出版物、特許出願、特許、および他の参考文献は全体的に援用される。対立する場合は、定義を含む本明細書を優先する。更に、システム、方法、例等は説明のためであって、限定を意図するものではない。
【００１７】
本発明の他の特徴や優位性は請求項、下記の詳細な説明、および付随する図から明らかになる。
詳細な説明
図１を参照して、本発明を組み込む通信システム１０は、私的ネットワークを介して１つ以上の定置トランシーバ１４ａ‐ｎとデータ接続するローカルサーバ１２を含む。各定置トランシーバ１４ａ‐ｎはその近傍に広がる、対応する情報ポータル１６ａ‐ｎを保持する。例えば携帯コンピュータや携帯ディジタル支援（ｄｉｇｉｔａｌ ａｓｓｉｓｔａｎｔ）等の移動処理システム１８を携帯している人がこれらの情報ポータル１６ａの１つに入った時、情報ポータル１６ａを保持する定置トランシーバ１４ａはローカルサーバ１２と移動処理システム１８との間の無線通信を確立する。
【００１８】
移動処理システム１８と定置トランシーバ１４ａとは、データによって変調された電磁波或いは音波を送受信することにより無線通信を確立する。電磁波の場合、波は無線周波数波、赤外線波、光波、或いは短距離データ通信に適した他の周波数を有するいずれの電磁波でもよい。音波は超音波あるいはメガ周波数波が一般的である。
【００１９】
無線周波数波の場合、通信リンクの確立は完全に受動的でよい。情報ポータル１６ａに入る以外には人に要求される行為は無い。赤外線や光波や、近隣の散乱構造物よりずっと短い波長を有する他の波の場合は、人が移動処理システム１８のポートを定置トランシーバ１４ａの方向へ向けることによって通信を確立する。
【００２０】
各定置トランシーバ１４ａ‐ｎは、継続中の米国特許出願第０９／１２３，２８４号明細書及び同じく第０９／４６８，５０４号明細書中に記載されているように、建物内でエレベータの表示やロビーの表示と接続されて配置され得る。これらの出願の内容が援用されている。表示は移動処理システム１８を携帯している人に情報を伝達するために使用され得るので、この配置は好都合である。更に、表示はすでにローカルサーバ１２とデータ接続されており、従って定置トランシーバ１４ａを収容すべく容易に改変され得る。しかしながら、近隣に表示が存在していない定置トランシーバ１４ａ‐ｎも又各場所に配置され得る。
【００２１】
定置トランシーバ１４ａ‐ｎは、通勤者や旅行者が彼らの移動コース中で留まりそうな場所に配置されるのが一般的である。これは人が、必要なデータ伝送をするのに充分な時間、情報データポータル１６ａ-ｎ中にいることを保証する。
【００２２】
ローカルサーバ１２は又、１つ以上の周辺装置２０に接続される。このような周辺装置はエレベータ制御システム２２、建物のセキュリティシステム２４、建物の通信システム２６、建物の環境制御システム２８、および建物の付加機能を制御する他のシステムを含み得る。これらの接続はローカルサーバ１２が、移動処理システムを携帯している人の特定や行動に応じて建物の機能を制御することを可能にする。
【００２３】
地域ネットワーク（ＬＡＮ）３０はローカルサーバ１２、周辺装置および定置トランシーバ１４ａ‐ｎとリンクする。これらのリンクは有線リンク、無線リンク、或いは有線と無線との混合でもよい。
【００２４】
操作において、移動処理システム１８を携帯している人が情報データポータル１６ａ‐ｎ中の１つに入る。移動処理システム１８および定置トランシーバ１４ａとが接続を確立し、それによりローカルサーバ１２と移動処理システム１８との間のデータ通路が備わる。これによりローカルサーバ１２が移動処理システム１８を識別することを可能にする。次に、ローカルサーバ１２は移動処理システム１８の識別と合致した方法で周辺装置と相互接続する。
【００２５】
多種の型の可能な相互接続の幾つかの例を示すために、代表的なテナントが建物に到着した際の行動を追跡することは有益である。図２は、ある時間ｔ_１に建物３４に近接する駐車場３２に入ったテナントの行動を示す。
【００２６】
この詳細な記載を通して、情報ポータル１６ａ‐ｎ内で検出や識別されたテナントやユーザに時折言及する。しかしながら、実際に検出され識別されるのはテナントやユーザではなくて移動処理システム１８である。
【００２７】
図２を参照して、第１の定置トランシーバ３６ａは駐車場３２の入口の第１の情報ポータル３８ａを保持する。テナントが運転して第１の情報ポータル３８ａを通過すると、ローカルサーバ１２は移動処理システム１８を識別し、適切な駐車代金を計算する際に使用すべく、入場時間を記録する。
【００２８】
数分後、テナントは駐車し、近傍のエレベータロビー４０に向かって歩き始める。ｔ_２で、テナントはエレベータロビー４０に近づき、第２の定置トランシーバ３６ｂによって保持された第２の情報ポータル３８ｂに入る。テナントがこの第２の情報ポータル３８ｂに入ると、第２の定置トランシーバ３６ｂはローカルサーバ１２とテナントの移動処理システム１８との間の接続を確立する。ローカルサーバ１２はテナントが駐車したフロアを記録する。このデータは後に回収され、テナントがその日の終わりにエレベータに再び入る時をエレベータにプログラムするために使用される。次にローカルサーバ１２はエレベータ４２を呼ぶためにエレベータ制御システム２２と相互接続する。テナントがエレベータロビー４０に到着する時までに、エレベータ４２はすでにテナントを迎える途中にある。
【００２９】
ローカルサーバ１２は又テナントが働く階を決定し、更にエレベータ制御システム２２と相互接続して、テナントが、エレベータ４２内の第３の定置トランシーバ３６ｃに保持されている第３の情報ポータル３８ｃに入ると、エレベータ４２にその階に行くことを命令する。次にローカルサーバ１２は建物の環境制御システム２８と相互接続して、テナントの識別を基に選択された場所で暖房や空調をオンする。
【００３０】
エレベータ４２が指定された駐車場の階でテナントを乗せるために到着すると、ローカルサーバ１２はタイマを起動する。テナントが選択された時間内に第３の情報ポータル３８ｃ（エレベータ中に配置）に入らないと、ローカルサーバ１２は建物セキュリティ担当者に事故発生の可能性があるというメッセージを送る。
【００３１】
ｔ_３の時間で、エレベータ４２に乗ることにより、テナントは第３の情報ポータル３８ｃに入る。エレベータ４２中の第３の定置トランシーバ３６ｃはテナントが第３の情報ポータル３８ｃに入ったことを検出する。テナントからの更なる介入がなければ、エレベータ４２はローカルサーバ１２によって選択された階にテナントを運ぶ。
【００３２】
しばらくして、エレベータは選択された階４２に到着し、そこでテナントはエレベータ４２を出る。ｔ_４の時間で、テナントは第４の定置トランシーバ３８ｄに保持されている第４の情報ポータル３８ｄに入る。ローカルサーバ１２はテナントが第４の情報ポータル３８ｄに入ったことを検出し、建物セキュリティシステム２４へ適切なメッセージを送る。対応して、建物セキュリティシステム２４はテナント用の適切なドア４４のロックを外す。
【００３３】
エレベータ４２が階の間で動かなくなるという思いがけない事件においては、エレベータ制御システム２２はこの状況の存在を検出し、ローカルサーバ１２に信号を送る。そこでローカルサーバ１２は、エレベータ４２中に保持されている情報ポータル内に乗員がいるかどうかを確認するためのチェックを行う。乗員がいた場合、ローカルサーバ１２はエレベータ４２中に保持されている情報ポータルを使用して、乗員と建物セキュリティ担当者との間の実時間通信を提供する。その通信リンクはストリーミングビデオでも音声リンクでもよい。そのように確立された通信リンクは双方向ビデオリンクが好ましい。
【００３４】
通信システム１０は又、放送や他の移動処理システム１８への直接データにも使用され得る。この場合、移動処理システム１８を携帯しているテナントは、建物３４全体に渡って広がっている情報ポータルの何れか１つに入る。このような情報ポータルの何れかに入ると、ローカルサーバは適切なデータを移動処理システム１８に伝送する。
【００３５】
図３に示す他の実施例は、グローバルコンピュータネットワーク５２を介して、ローカルサーバ１２と選択された複数のコンテンツプロバイダ５０ａ‐ｃとをインタフェイスするフルフィルメントサーバ４６も含む。フルフィルメントサーバ４６は、プライベートネットワーク４８或いは実質的なプライベートネットワークを介してローカルサーバ１２と通信する。プライベートネットワーク４８によるデータ転送はフレームリレー或いはｘＤＳＬサービスを使用して行われ得る。
【００３６】
通信システムへのフルフィルメントサーバ４６の付加により、フルフィルメントサーバ４６によって収集された情報をローカルサーバが、ユーザが建物３４全体に渡って広がっている多くの情報ポータルの１つに入っている時はいつでもユーザに中継可能になる。フルフィルメントサーバ４６と接続しているユーザインタフェイス（ＵＩ）５４により、選択された情報をコンテンツプロバイダからユーザの移動処理システム１８に伝送することを、ユーザが要求し得る。
【００３７】
提供され得るサービスのタイプを示すために、毎労働日の終了時に交通情報を得たいユーザを考えることは有益である。そのようなユーザの行動を図３に示した。
【００３８】
ある時間ｔ_１にユーザがユーザのコンピュータシステム５８を操作して、ウェブブラウザ５６を使用して、フルフィルメントサーバ４６のユーザインタフェイス（ＵＩ）５４にアクセスする。このユーザインタフェイス（ＵＩ）５４によりユーザは、毎日利用できる交通レポートを日常的に作成することをフルフィルメントサーバ４６に命令する。
【００３９】
適当な時間に、ユーザによるそれ以上の介入無しに、フルフィルメントサーバ４６はコンテンツプロバイダ５０ａから交通情報を送信する。次にフルフィルメントサーバ４６は、特定のユーザと結び付くローカルサーバ１２を識別する。その後、フルフィルメントサーバ４６はそのローカルサーバ１２に要求された情報を送信する。次にローカルサーバ１２は、ユーザの移動処理システム１８が情報ポータル１６ａ‐ｎ中に入った際にその移動処理システム１８に伝送するために、その情報をキャッシュ６０に記憶させる。
【００４０】
時間ｔ_２に、ユーザがエレベータ４２内にいる間に、移動処理システム１８を携帯したそのユーザは情報ポータルに入る或いはそこを通過する。情報ポータルを保持している定置トランシーバ１４ａは、ユーザの移動処理システム１８の存在を示すローカルサーバ１２にメッセージを送信する。対応して、ローカルサーバ１２は要求された情報をキャッシュから取り出し、定置トランシーバ１４ａにその情報を送信する。次に定置トランシーバ１４ａはそのデータを移動処理システム１８に直接伝送する。この方法で、ユーザが情報ポータル１６ａを離れるまでに、移動処理システム１８は必要なデータを収集し得る。
【００４１】
前述の例は、情報システム１０がプログラムサービスを提供する方法を示した。そのようなプログラムサービスは、特定のコンテンツを特定の期間内に伝送する要求が特徴である。しかしながら情報システム１０は又、実時間サービスも提供し得る。実時間サービスは、特別の事件が発生したことを示すメッセージの伝送が特徴である。
【００４２】
実時間サービスを提供すべく情報システム１０を使用する例を示すために、例えば特定の株式の価格が所定のレベル以上に上がった時に警告を受けることを希望するユーザを考える。そのユーザはユーザのコンピュータシステム５８を操作して、ウェブブラウザ５６を使用して、フルフィルメントサーバ４６のユーザインタフェイス（ＵＩ）５４にアクセスする。その際にユーザは、株式の価格を監視し、株価が所定のレベルに達した或いは超えた時にはメッセージを伝送することを要求する。
【００４３】
ユーザ命令に対応して、フルフィルメントサーバ４６はその株価を監視するために、選択されたコンテンツプロバイダ５０ａ‐５０ｃの１つ以上に１日中周期的にアクセスする。株価が所定のしきい値を超えた時、モニタはユーザと接続しているローカルサーバ１２にメッセージを送信する。次にローカルサーバ１２は、移動処理システム１８を携帯しているユーザが情報ポータル１６ａ‐ｎ中に入った時には何時でもユーザに伝送すべくこのメッセージをキャッシュに記憶する。
【００４４】
ここで述べた情報システム１０はユーザに双方向サービスも提供する。例えば、ローカルサーバ１２は、近所のレストラン、預金自動預け入れ支払い機（ＡＴＭ）、駅、及び他のサービスの場所等の情報を提供し得る。そのようなサービスはすぐ近所に疎い旅行者には有益である。この場合ユーザは、前以てフルフィルメントサーバ４６に連絡する必要はない。そのような情報は移動処理システム１８を携帯しているユーザが情報ポータル１６ａに入っている時はいつでも要求に応じて入手可能である。
【００４５】
前述の記載はオフィスビル、ホテル等の建物内に設置された情報システム１０について説明したが、同様な情報システムは、情報は移動処理システム１８を携帯している人が一時的に留まっている可能性のある所なら何処でも設置可能である。例えば、ここに記載したタイプの情報システムは、空港、駅、列車、周遊観光船等の多様な場所に設置可能である。
【００４６】
情報システム１０のユーザは特定のローカルサーバ１２に限定される必要はない。例えば情報システム１０は、駅全体を取り囲むべく設置され得る。図４に示すように、駅は各々自身のローカルサーバ１２を有する。
【００４７】
この応用において、各駅は（図では２つしか示していない）ローカルキャッシュ６０ａ‐ｂを有するローカルサーバ１２ａ‐ｂを備える。第１のローカルサーバ１２ａは、第１の駅での４つの定置トランシーバ１４ａ‐ｄとフルフィルメントサーバ４６との間のリンクを備える。第２のローカルサーバ１２ｂは、第１の駅での４つの定置トランシーバ１４ｅ‐ｈとフルフィルメントサーバ４６との間のリンクを備える。フルフィルメントサーバ５２は、グローバルコンピュータネットワーク５２を介して複数のコンテンツプロバイダ５０ａ‐ｃにリンクする。各駅の定置トランシーバの数や駅の数は本発明の範囲から逸脱することなく変化させ得る。
【００４８】
ローカルサーバ１２ａが、駅で或いは列車に入るユーザを検出した時、リンクは、図１と３で説明した方法で確立される。Ｅメール、等の双方向サービス、或いは音楽等の拡大サービスのために、ローカルサーバ１２は要求を受け入れてキャッシュに記憶し、その要求を完成するために次の駅を待つ。次にユーザは情報が入手可能になった時を知らされる。
【００４９】
詳細な説明と関連させて本発明について述べたが、前述の説明は本発明の範囲を示すためのものであり、付記した請求項の範囲によって規定された本発明の範囲を限定するものではない。他の態様、特長、および変形は請求項の範囲内である。なお本図面中の、ＦＵＬＦＩＬＬＭＥＮＴ ＳＥＲＶＥＲ は フルフィルメントサーバと、ＬＯＣＡＬ ＳＥＲＶＥＲ は ローカルサーバと訳す。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明を組み込む通信システム。
【図２】図１の通信システムの応用を示す図。
【図３】本発明を組み込む追加の通信システム。
【図４】本発明を組み込む追加の通信システム。

Claims (1)

1. 近傍に情報ポータルをそれぞれ定める複数の定置トランシーバであって、各定置トランシーバが、エレベータ、建物のロビー及び乗り物のうちから選択される場所に設置される、定置トランシーバと、
   該複数の定置トランシーバに接続されるローカルサーバと、を備え、
   前記ローカルサーバは、移動処理システムが全ての情報ポータルのうちのいずれの情報ポータル内にも入っていないときに、同移動処理システムに供給すべきデータについての要求を前もって受信し、
   前記ローカルサーバは、前記複数の情報ポータルのうちのいずれかの情報ポータル内に前記移動処理システムが入ることに応答して、同移動処理システムに対し、前以て要求されていた前記データの供給を開始すべく設定されている、情報システム。

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