JP4877039B2 - 化粧材及び化粧材の凹凸加飾形成方法 - Google Patents
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Description
上記特許文献2に記載のものは、特許文献2・図1及び図3に記載されるように規則的な凹凸加工がされた化粧材を形成することはできるが、ランダムな凹凸を形成することは困難であった。
また、着色インクとして、従来のように、フィラーを含有した着色インクを別途用意する必要がなく、着色インクは、フィラーが含有されていないもののみを使用することができるので、印刷設備の簡易化、コスト削減化を図ることができる。
図1は、本発明の化粧材の一例を説明するための図で、(a)は平面図、(b)は図1(a)の縦断面図、図2は図1(b)のA部の拡大断面図であり、(a)は着色インクが噴射塗布される前を示す図、(b)は着色インクが噴射塗布された後を示す図、図3は本発明の化粧材の凹凸加飾形成方法の工程を示したフローチャート、図4は本発明に用いられるインクジェット装置の一例を示すブロック図、図5は同インクジェット装置の概略平面図である。
図中、基材に印刷される図柄は木目模様のものを示しているが、これに限定されるものではなく、本発明の凹凸加飾形成方法は、点字、ロゴ、番号等を凹凸模様として立体的に印刷することも可能である。また、本実施形態に適用可能な化粧材としては、図例の板状のものに限定されるものではない。
そして、フィラー入り受理層13の上面から、基材11の表面の全体には、形成された凸部と基材11表面に施される図柄とが一致するように着色インク14を噴射塗装し、凹凸模様を形成している。
したがって、化粧材10に施された木目模様の導管部分は、フィラー入り受理層13で形成された凸部に対応して印刷され、リアルで意匠性の高い化粧材10を構成することができる。
フィラーなし受理層12の形成方法としては、グラビアコート、スプレーコート、カーテンコート、インクジェット塗装など種々の方法が採用可能である。
速乾性、速硬化性の樹脂として、紫外線を照射して硬化させるUV硬化型の樹脂が一般的に使用され、例えばラジカル重合型のUV硬化樹脂、カチオン重合型のUV硬化樹脂などが使用できる。また、インク塗装時に速硬化をねらう方法として、噴射する直前、ヘッド部分で固形樹脂を加熱して溶融させ、基材に滴下し、基材表面に塗装したところで放熱硬化する方法もある。
尚、着色インクとして、UV硬化タイプのインクを使用すれば、紫外線照射装置(不図示)によって迅速に硬化することができるため、同品質ものを量産するのに都合がよく、生産リードタイムを短縮することもできる。
まず、基材11の表面にフィラーなし受理層12を形成し(ステップ101)、その上にフィラー入り受理層13を部分的に形成し、凸部を形成する(ステップ102、図2(a)参照)。そして凸部を含む基材11の表面、即ちフィラーなし受理層12及びフィラー入り受理層13の上に、後記するインクジェット装置によって、着色インク14を噴射塗装(ステップ103)し、凸部を備え所望する図柄、色彩が施された化粧材10を得ることができる(図2(b)参照)。
尚、この実施形態では、フィラーなし受理層12を形成した後に、フィラー入り受理層13を形成する例について述べているが、これに限定されず、基材11の表面にフィラー入り受理層13を形成し、凸部を形成しておいてから、フィラーなし受理層12を形成し、凸部を含む基材11の表面に、着色インク14を噴射塗装したものとしてもよい。またフィラーFの供給を独立したものとすることにより、フィラーなし受理層12を形成する塗料とフィラー入り受理層13を形成するインクを同じノズルヘッドから塗出させることもできる。
インクジェット装置Bは、第1ノズルヘッド駆動手段20、第2ノズルヘッド駆動手段21、基材11が載置される基台22、インクジェット装置Bの操作制御を行う制御装置25を備えている。
第1ノズルヘッド駆動手段20は、基台22に隣接して配設され、制御装置25に接続されている各装置本体20aと、案内棹支持部20bと、第1ノズルヘッド20cと、ノズルヘッド案内棹20dとを備えており、制御装置25によって、駆動制御されている。ノズルヘッド案内棹20dは装置本体20aに対して対向配置された案内棹支持部20bと、装置本体20aとにより支持されており、第1ノズルヘッド20cを白抜矢印X方向に移動可能としている。
第2ノズルヘッド駆動手段21は、インクジェット塗装噴射手段である第2ノズルヘッド21cを駆動するため、装置本体21a、ノズルヘッド案内棹21d、案内棹支持部21bを備えており、上記第1ノズルヘッド駆動手段20と同様に制御装置25によって駆動制御されている。ノズルヘッド案内棹21dは装置本体21aに対して対向配置された案内棹支持部21bと、装置本体21aとにより支持されており、第2ノズルヘッド21cを白抜矢印X方向に移動可能としている。
11 基材
12 フィラーなし受理層
13 フィラー入り受理層
F フィラー
B インクジェット塗装装置
Claims (3)
- フィラーを含有したフィラー入り受理層を、基材の表面に部分的に形成して凸部を形成した後、該凸部を含む基材の表面に、前記凸部が形成された部分と前記基材表面に施される図柄とが一致するように、インクジェット装置によって着色インクを噴射塗装して、凹凸模様を施した化粧材。
- 請求項1において、
前記フィラー入り受理層は、透明或いは白色であることを特徴とする化粧材。 - フィラーを含有したフィラー入り受理層を、基材の表面に部分的に形成して、凸部を形成した後、該凸部を含む基材の表面に、前記凸部が形成された部分と前記基材表面に施される図柄とが一致するように、インクジェット装置によって着色インクを噴射塗装して、上記基材の表面に凹凸模様を施すことを特徴とする化粧材の凹凸加飾形成方法。
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