JP4876751B2 - 画像形成装置およびプロセスカートリッジ - Google Patents

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Description

本発明は、レーザプリンタなどの画像形成装置と、この画像形成装置に着脱自在に装着されるプロセスカートリッジに関する。
一般に、レーザプリンタなどの電子写真方式の画像形成装置には、現像剤像を担持する感光ドラムと、現像剤像を引き寄せる転写バイアスが印加される転写ローラとが互いに当接した状態で設けられており、これらの間を用紙が通過する際に現像剤像が転写ローラ側に移動することで用紙に現像剤像が転写されて画像が形成されるようになっている。ところで、このような画像形成装置では、感光ドラムと転写ローラとの間における転写位置よりも用紙の搬送方向上流側において、感光ドラムと用紙が離れていると、それらの間に電界が発生した場合に現像剤が飛散して用紙が汚れるといった問題(いわゆる、プレ転写)があった。
このような問題に対しては、従来、転写位置よりも上流側に設けた案内板によって用紙を感光ドラム側へ寄せることで、プレ転写を抑制する技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2003−5535号公報(図1)
しかしながら、前記した技術では、用紙の後端(上流側の端部)が案内板先端を通り抜けるときに、それまで案内板で支持されていた用紙の後端が自由になることで、用紙の後端がばたつくことがあった。そして、このような用紙後端のばたつきは、転写不良を引き起こして用紙に形成される画像の品質低下を招来させるおそれがあった。
そこで、本発明は、案内板先端を通り抜ける用紙の後端のばたつきを抑えることで、用紙に形成される画像の品質を向上させることができる画像形成装置およびプロセスカートリッジを提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る画像形成装置は、現像剤像を担持する像担持体と、前記像担持体に対向配置され、前記像担持体上の前記現像剤像を記録シートに転写する転写手段と、前記像担持体と前記転写手段の間の転写位置へ記録シートを搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送される記録シートを前記像担持体へ向けて案内する案内板とを備え、前記案内板と前記転写位置との間に、前記案内板から外れた記録シートの後端部がぶつかった際の衝撃を和らげる緩衝部材が設けられ、前記緩衝部材の前記記録シート側の面を、前記像担持体と前記転写手段のニップ搬送方向に対して、平行またはシート搬送方向における下流側が上流側よりも前記転写手段側に近づくような傾斜状に形成したことを特徴とする。また、前記緩衝部材は、前記記録シート側の面のうちシート搬送方向の上流側の面と下流側の面を、前記像担持体と前記転写手段のニップ搬送方向に対して傾斜させて山型に形成されていてもよい。なお、像担持体が感光ドラムである場合には、この感光ドラムは、画像形成装置に着脱自在に装着されるプロセスカートリッジに設けてもよい。さらに、この場合には、プロセスカートリッジに、案内板や緩衝部材を設けてもよい。
本発明によれば、案内板と転写位置との間に案内板から外れた記録シートの後端部がぶつかった際の衝撃を和らげる緩衝部材が設けられているので、案内板先端を通り抜けた用紙の後端は、緩衝部材で受け止められて、そのばたつきが抑制される。
本発明によれば、案内板先端を通り抜けた用紙の後端が緩衝部材で受け止められることにより、用紙後端のばたつきが抑制されるので、用紙に形成される画像の品質を向上させることができる。
<レーザプリンタの全体構成>
最初に、本発明の画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの全体構成について簡単に説明する。参照する図面において、図1は、本発明の画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの一実施形態を示す側断面図である。
図1に示すように、レーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に用紙3を給紙するためのフィーダ部4や、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5などを備えている。
<フィーダ部の構成>
フィーダ部4は、本体ケーシング2内の底部に着脱可能に装着される給紙トレイ6と、給紙トレイ6内に設けられた用紙押圧板7を備えている。また、フィーダ部4は、給紙トレイ6の一端側端部の上方に設けられる給紙ローラ8および給紙パット9と、給紙ローラ8に対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられる紙粉取りローラ10,11を備えている。さらに、フィーダ部4は、紙粉取りローラ10,11に対して下流側に設けられるレジストローラ12を備えている。なお、以下の説明においては、用紙3の搬送方向下流側または上流側を、単に、下流側または上流側という場合があるとともに、搬送されている用紙3の下流側の端縁を先端、上流側の端縁を後端という場合がある。
そして、このように構成されるフィーダ部4では、給紙トレイ6内の用紙3が、用紙押圧板7によって給紙ローラ8側に寄せられ、この給紙ローラ8および給紙パット9で送り出されて各種ローラ10〜12を通った後一枚ずつ画像形成部5(詳しくは、転写位置C;図2参照)に搬送されるようになっている。
<画像形成部の構成>
画像形成部5は、スキャナ部16、プロセスカートリッジ17、定着部18などを備えている。
<スキャナ部の構成>
スキャナ部16は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず。)、回転駆動されるポリゴンミラー19、レンズ20,21、反射鏡22,23,24などを備えている。レーザ発光部から発光される画像データに基づくレーザビームは、鎖線で示すように、ポリゴンミラー19、レンズ20、反射鏡22,23、レンズ21、反射鏡24の順に通過あるいは反射して、プロセスカートリッジ17の感光ドラム27の表面上に高速走査にて照射される。
<プロセスカートリッジの構成>
プロセスカートリッジ17は、スキャナ部16の下方に配設され、本体ケーシング2に対して着脱自在に装着される構造となっている。そして、このプロセスカートリッジ17の外枠を構成する中空の筐体51内には、現像カートリッジ28、感光ドラム27、スコロトロン型帯電器29および転写ローラ30が主に設けられている。
現像カートリッジ28は、筐体51に対して着脱自在に装着されており、現像ローラ31、層厚規制ブレード32、供給ローラ33およびトナーホッパ34を備えている。そして、トナーホッパ34内のトナーは、供給ローラ33の矢印方向(反時計方向)への回転により、現像ローラ31に供給され、このとき、供給ローラ33と現像ローラ31との間で正に摩擦帯電される。現像ローラ31上に供給されたトナーは、現像ローラ31の矢印方向(反時計方向)への回転に伴なって、層厚規制ブレード32と現像ローラ31との間に進入し、一定厚さの薄層として現像ローラ31上に担持される。
感光ドラム27は、筐体51に、矢印方向(時計方向)へ回転可能に支持されている。この感光ドラム27は、ドラム本体が接地されるとともに、その表面部分がポリカーボネートからなる正帯電性の感光層により形成されている。
スコロトロン型帯電器29は、感光ドラム27の上方に、感光ドラム27に接触しないように、所定間隔を隔てて対向配置されている。このスコロトロン型帯電器29は、タングステンなどの帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であり、感光ドラム27の表面を一様に正極性に帯電させるように構成されている。
転写ローラ30は、感光ドラム27の下方において、この感光ドラム27に対向して接触するように配置され、筐体51に、矢印方向(反時計方向)へ回転可能に支持されている。この転写ローラ30は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料が被覆されて構成されている。この転写ローラ30には、転写時に、定電流制御によって転写バイアスが印加される。なお、この転写ローラ30と感光ドラム27との接触位置(ニップ位置)で、転写位置C(図2参照)が形成される。
そして、感光ドラム27の表面は、スコロトロン型帯電器29により一様に正帯電された後、スキャナ部16からのレーザビームの高速走査により露光される。これにより、露光された部分の電位が下がって、画像データに基づく静電潜像が形成される。ここで、「静電潜像」とは、一様に正帯電されている感光ドラム27の表面のうち、レーザビームによって露光されて電位が下がっている露光部分をいう。次いで、現像ローラ31の回転により、現像ローラ31上に担持されているトナーが、感光ドラム27に対向して接触する時に、感光ドラム27の表面上に形成される静電潜像に供給される。そして、トナーは、感光ドラム27の表面上で選択的に担持されることによって可視像化され、これによって反転現像によりトナー像が形成される。
その後、感光ドラム27と転写ローラ30とは、図2に示す転写位置Cにおいて、用紙3を両者間で挟持して搬送するように回転駆動され、感光ドラム27と転写ローラ30との間を用紙3が搬送されることにより、感光ドラム27の表面に担持されているトナー像が用紙3上に転写される。
<定着部の構成>
定着部18は、プロセスカートリッジ17の下流側に配設され、加熱ローラ41、加熱ローラ41と対向配置され加熱ローラ41を押圧する押圧ローラ42、および、これら加熱ローラ41および押圧ローラ42の下流側に設けられる1対の搬送ローラ43を備えている。そして、このように構成される定着部18では、用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ41と押圧ローラ42との間を通過する間に熱定着させ、その後、その用紙3を搬送ローラ43によって、排紙パス44に搬送するようにしている。なお、排紙パス44に送られた用紙3は、排紙ローラ45によって排紙トレイ46上に排紙されるか、あるいは、排紙ローラ45の逆回転およびフラッパ49の切替によって装置内に戻されて、複数の反転搬送ローラ50で画像形成部5の上流側に反転状態で再供給されて両面印刷がなされるようになっている。
<転写位置周りの構造>
次に、本発明の特徴部分となる転写位置周りの構造について詳細に説明する。参照する図面において、図2は、図1に示すレーザプリンタの転写位置周りの構造を簡易化して示す側断面図である。なお、図1の転写位置周りの構造は、説明の便宜上、適宜省略して示している。
図2に示すように、感光ドラム27と転写ローラ30との当接部(転写位置C)より上流側には、用紙3を感光ドラム27へ向けて案内する案内板61と、スポンジ62とが上流側から順に設けられている。
案内板61は、可撓性を有する絶縁性材料、たとえば、ポリエチレンテレフタレートなどの樹脂からなり、プレス加工などにより略矩形状のフィルム部材として形成されている。そして、この案内板61は、上流側から下流側に向かって上方(転写ローラ30の中心点から感光ドラム27の中心点へ向かう方向)へ傾斜するように、その基端部(上流側の端部)61aが、第1台座51aに固定されている。また、この案内板61は、前記したように第1台座51aによって傾斜状態で固定されることで、その先端部61bが、常に感光ドラム27に向いた状態で揺動自在となっている。
ここで、第1台座51aの上面は、案内板61を固定する部位の上流側の部位が案内板61の板厚以上の高さ分一段上がった段差形状となっており、これにより、紙詰まり(ジャム)が防止されるようになっている。また、第1台座51aの下部には、ニップ搬送方向NDに沿って転写位置C側へ延びるとともに、転写位置Cよりも下側に配置される第2台座51bが形成されている。ここで、「ニップ搬送方向」とは、像担持体と転写手段で記録シートを搬送する方向であり、本実施形態のように、像担持体と転写手段がともにローラ状であるときは、側面視におけるこれらの共通接線方向(または、両者の軸を結んだ方向に直交する方向)をいう。
そして、これらの第1台座51aおよび第2台座51bは、筐体51の一部として形成されている。なお、第1台座51aや第2台座51bは、互いに別体に構成されていてもよく、また、筐体51とは別体に構成されていてもよい。
スポンジ62は、案内板61よりも軟らかい多孔質の部材であり、矩形状に形成されて、案内板61の揺動範囲R外に配設されている。詳しくは、スポンジ62は、案内板61の先端部61bよりも転写位置C側の第2台座51b上に配設されている。また、言い換えると、スポンジ62は、案内板61から外れた用紙3の後端部3aが下方へ振れた際に、この後端部3aと当接可能な位置に配設されている。ここで、「揺動範囲R」とは、用紙3から加わる力によって案内板61が実際に撓んで揺動する範囲であり、案内板61が真っ直ぐの状態のときの位置から案内板61が厚紙等のコシの強い用紙3によって最も撓んでいる状態のときの位置までの扇状の範囲をいう。なお、この揺動範囲R内において、案内板61とスポンジ62は当接しないようになっている。
<スポンジの作用の説明>
次に、用紙3の後端部3aが案内板61を通り抜けるときのスポンジ62の作用を主に図3を参照して説明する。参照する図面において、図3は、案内板で用紙の後端を支持している状態を示す側断面図(a)と、案内板先端から用紙の後端が外れた状態を示す側断面図(b)である。
図3(a)に示すように、用紙3が図示右側から左側に搬送されていく際において、用紙の後端部3aが案内板61から外れるまでの間では、用紙3が案内板61によって感光ドラム27側に寄せられることにより、プレ転写の抑制が図られている。そして、図3(b)に示すように、用紙3の後端部3aが案内板61から外れて下方に振れると、その後端部3aはスポンジ62によって受け止められて、そのばたつきが抑制される。さらに、このとき、スポンジ62が案内板61よりも軟らかい部材であることから、後端部3aがスポンジ62にぶつかった際に、音がほとんど生じない。そして、その後は、用紙3の後端部3aがスポンジ62で支持されつつ転写位置Cへと搬送されることとなる。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
案内板61から外れた用紙3の後端部3aがスポンジ62によって受け止められることによって、その後端部3aのばたつきが抑えられるので、用紙3に形成される画像の品質を向上させることができる。
用紙3の後端部3aの振れを、案内板61よりも軟らかいスポンジ62で受けることによって、音がほとんど生じないので、使用者が快適にレーザプリンタ1を使用することができる。さらに、緩衝部材にスポンジ62を採用することにより、スポンジ62内の空隙によって音を吸収することができるので、吸音効果をさらに高めることができる。
スポンジ62を案内板61の揺動範囲R外に設けることで、案内板61とスポンジ62との接触により用紙3に電気が流れることが防止されるので、用紙3に形成される画像の転写バイアスによる品質低下をより抑制することができる。なお、このような用紙3に電気が流れる現象が起こらない場合や電気が流れても画像の品質に影響がない場合などには、案内板61の揺動範囲R内にスポンジ62の一部が配置されてもよい。
また、スポンジ62を案内板61の揺動範囲R外に設けることで、案内板61の撓み変形が阻害されないので、用紙3が厚紙である場合であっても、案内板61を良好に撓ませて、ジャムの発生を抑えることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。
例えば、スポンジ(緩衝部材)62の形状としては、以下に示すような様々な形状を採用してもよい。
<スポンジの変形例>
[変形例1]
図4に示すように、変形例1に係るスポンジ63は、その上面63aの下流側が上流側よりも感光ドラム27に近づくように(上側に位置するように)、上面63aをニップ搬送方向NDに対して傾斜させた構造となっている。言い換えると、スポンジ63の上面63aは、その下流側から上流側に向かって下り勾配となるように、ニップ搬送方向NDに対して傾斜している。また、このスポンジ63の一部としての下流側上部の角部63bは、転写位置Cよりも上側(感光ドラム27側)に位置するように形成されている。
以上、変形例1によれば、以下のような効果を得ることができる。
スポンジ63の上面63aが、その下流側から上流側に向かって下り勾配となっているので、例えば用紙3の先端が下方に向けて曲がっている場合であっても、用紙3の先端を傾斜した上面63aで受け止めて、感光ドラム27側に確実に案内することができる。
さらに、スポンジ63の角部63bが転写位置Cよりも上側に位置するので、その角部63bによって用紙3を感光ドラム27側に寄せた状態で支持することができる。そのため、プレ転写をより抑えることができる。
[変形例2]
図5に示すように、変形例2に係るスポンジ64は、その上面64aが、ニップ搬送方向NDに対して平行で、かつ、転写位置Cよりも上側に位置するように、上下方向において所定の厚さを有する矩形状に形成されている。言い換えると、用紙3と当接する部位としてのスポンジ64の下流側上部の角部64bが、90°の角度で形成され、かつ、転写位置Cよりも上側に位置するように形成されている。
以上、変形例2によれば、以下のような効果を得ることができる。
スポンジ64の上面64aが、ニップ搬送方向NDに対して平行となることによって、用紙3と当接する角部64bの角度が90°となるので、用紙3を支持する角部64bが潰れにくくなる。そのため、用紙3の位置を略一定に維持することができる。
さらに、スポンジ64の角部64bが転写位置Cよりも上側に位置するので、その角部64bによって用紙3を感光ドラム27側に寄せた状態で支持することができる。そのため、プレ転写をより抑えることができる。
[変形例3]
図6に示すように、変形例3に係るスポンジ65は、その上面65aの下流側が上流側よりも転写ローラ30に近づくように(下側に位置するように)、上面65aをニップ搬送方向NDに対して傾斜させた構造となっている。言い換えると、スポンジ65の上面65aは、その下流側から上流側に向かって上り勾配となるように、ニップ搬送方向NDに対して傾斜している。また、このスポンジ65の一部としての上流側上部の角部65bは、転写位置Cよりも上側に位置するように形成されている。さらに、スポンジ65の下流側上部の角部65cの角度は、上面65aが下流側から上流側に向かって上り勾配となるように傾斜することによって、鈍角となっている。
以上、変形例3によれば、以下のような効果を得ることができる。
スポンジ65の上面65aが、その下流側から上流側に向かって上り勾配となることによって、用紙3と当接する部位が上面65a自体もしくは下流側上部の鈍角となる角部65cとなるので、用紙3を支持する部位が潰れにくくなる。そのため、用紙3の位置を略一定に維持することができる。
さらに、スポンジ65の上流側上部の角部65bが転写位置Cよりも上側(感光ドラム27側)に位置するので、その角部65b近傍の上面65aによって用紙3を感光ドラム27側に寄せた状態で支持することができる。そのため、プレ転写をより抑えることができる。
[変形例4]
図7に示すように、変形例4に係るスポンジ66は、その上面66aのうち上流側の面66a’と下流側の面66a”を、ニップ搬送方向NDに対して傾斜させることによって、その上部が山型となるように形成されている。そして、この山型となったスポンジ66の頂上部66bは、転写位置Cよりも上側(感光ドラム27側)に位置するように形成されている。
以上、変形例4によれば、以下のような効果を得ることができる。
上流側の面66a’が、下流側から上流側に向けて下り勾配となっているので、例えば用紙3の先端が下方に向けて曲がっている場合であっても、用紙3の先端を傾斜した上流側の面66a’で受け止めて、感光ドラム27側に確実に案内することができる。
また、下流側の面66a”が、下流側から上流側に向かって上り勾配となることによって、用紙3と当接する部位が面66a”自体もしくは下流側上部の鈍角となる角部となるので、用紙3を支持する部位が潰れにくくなる。そのため、用紙3の位置を略一定に維持することができる。
さらに、スポンジ66の頂上部66bが転写位置Cよりも上側に位置するので、その頂上部66bが用紙3を感光ドラム27側に寄せた状態で支持することができる。そのため、プレ転写をより抑えることができる。
なお、前記実施形態や各変形例で示した各スポンジ62〜66、すなわち緩衝部材は、用紙の幅方向(用紙の面と平行な方向であり、かつ、搬送方向と直交する方向)において複数に分割し、それらを所定の隙間を介して配設するようにしてもよい。これによれば、用紙と緩衝部材との摩擦抵抗が減るため、用紙をスムーズに搬送することができる。
<その他の実施形態>
前記実施形態では、レーザプリンタ1に本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、その他の画像形成装置、例えば複写機や複合機などに本発明を適用してもよい。
前記実施形態では、像担持体の一例として、感光ドラム27を採用したが、本発明はこれに限定されず、例えばトナーを担持する中間転写ベルトや感光体ベルトなどを採用してもよい。
前記実施形態では、緩衝部材の一例としてスポンジ62を採用したが、本発明はこれに限定されず、例えばゴムやフェルトなどを採用してもよい。
前記実施形態では、搬送手段の一例として、給紙ローラ8、紙粉取りローラ10,11およびレジストローラ12を採用したが、本発明はこれに限定されず、どのような機構であってもよい。例えば、手差しトレイから挿入される用紙を転写位置へ搬送するための機構を、搬送手段としてもよい。
前記実施形態では、転写手段の一例として転写ローラ30を採用したが、本発明はこれに限定されず、例えば非接触型のものを採用してもよい。
前記実施形態では、記録シートの一例として、厚紙、はがき、薄紙などの用紙3を採用したが、本発明はこれに限定されず、例えばOHPシートであってもよい。
前記実施形態では、緩衝部材としてのスポンジ62を、案内板61の先端部61bよりも転写位置C側に配設したが、本発明はこれに限定されず、案内板61の揺動範囲R外であれば、案内板61の下方まで延びるように形成してもよい。この場合は、スポンジ62の設置面(下面)を広げることができるので、第2台座51b上にスポンジ62を安定して設置することができる。
前記実施形態では、感光ドラム27を上側、転写ローラ30を下側としたが、本発明はこれに限定されず、これらの配置は適宜変更可能である。例えば、感光ドラム27を下側、転写ローラ30を上側とした構造や、感光ドラム27を左側、転写ローラ30を右側とした構造などを採用してもよい。
前記実施形態では、ニップ搬送方向NDを水平としたが、本発明はこれに限定されず、例えば水平面に対して斜めに設定してもよい。
前記実施形態では、案内板61をプロセスカートリッジ17側に設けたが、本発明はこれに限定されず、レーザプリンタ1側(プリンタ本体)に設けてもよい。
前記実施形態では、スポンジ62をプロセスカートリッジ17側に設けたが、本発明はこれに限定されず、レーザプリンタ1側(プリンタ本体)に設けてもよい。
前記実施形態では、第1台座51aをプロセスカートリッジ17側に設けたが、本発明はこれに限定されず、レーザプリンタ1側(プリンタ本体)に設けてもよい。
前記実施形態では、第2台座51bをプロセスカートリッジ17側に設けたが、本発明はこれに限定されず、レーザプリンタ1側(プリンタ本体)に設けてもよい。
前記実施形態では、転写ローラ30をプロセスカートリッジ17側に設けたが、本発明はこれに限定されず、レーザプリンタ1側(プリンタ本体)に設けてもよい。
前記実施形態では、トナーを正極に帯電させる方式のプリンタに本発明を適用したが、本発明はこれに限定されず、トナーを負極に帯電させる方式のプリンタに本発明を適用してもよい。
なお、案内板は、以下に示すような構造としてもよい。
(1)案内板を用紙の幅方向において複数に分割し、それらを所定の隙間を介して配設するようにしてもよい。これによれば、用紙と案内板との摩擦抵抗が減るため、用紙をスムーズに搬送することができる。
(2)案内板の先端部に搬送方向に沿った切れ目(スリット)や切り欠きを1つまたは複数設けてもよい。これによれば、案内板に皺を寄せずに、精度良く取り付けることができる。なお、このように切れ目等を設ける場合には、切れ目の根元に孔を開けたり、切り欠きの形状を略矩形や略U字状等にすることで、案内板が切れ目等を基準に裂けるのを抑えるのが望ましい。
(3)案内板をプレス加工で形成する場合は、プレス加工において先に裁断刃と接触する側の面を表面、その反対側の面を裏面とした場合に、その表面、つまり、プレス加工のだれ面が、用紙と接触する上面となるように配置するのがよい。これによれば、用紙が案内板周縁のばりに引っ掛かることがないので、用紙をスムーズに搬送することができる。
本発明の画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの一実施形態を示す側断面図である。 図1に示すレーザプリンタの転写位置周りの構造を簡易化して示す側断面図である。 案内板で用紙の後端を支持している状態を示す側断面図(a)と、案内板先端から用紙の後端が外れた状態を示す側断面図(b)である。 変形例1に係るスポンジを示す側断面図である。 変形例2に係るスポンジを示す側断面図である。 変形例3に係るスポンジを示す側断面図である。 変形例4に係るスポンジを示す側断面図である。
符号の説明
1 レーザプリンタ(画像形成装置)
3 用紙(記録シート)
3a 後端部
5 画像形成部
8 給紙ローラ(搬送手段)
10,11 紙粉取りローラ(搬送手段)
12 レジストローラ(搬送手段)
27 感光ドラム(像担持体)
30 転写ローラ(転写手段)
51 筐体
51a 第1台座
51b 第2台座
61 案内板
61a 基端部
61b 先端部
62 スポンジ(緩衝部材)
C 転写位置
ND ニップ搬送方向
R 揺動範囲

Claims (6)

  1. 現像剤像を担持する像担持体と、
    前記像担持体に対向配置され、前記像担持体上の前記現像剤像を記録シートに転写する転写手段と、
    前記像担持体と前記転写手段の間の転写位置へ記録シートを搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される記録シートを前記像担持体へ向けて案内する案内板とを備え、
    前記案内板と前記転写位置との間には、前記案内板から外れた記録シートの後端部がぶつかった際の衝撃を和らげる緩衝部材が設けられ
    前記緩衝部材の前記記録シート側の面を、前記像担持体と前記転写手段のニップ搬送方向に対して、平行またはシート搬送方向における下流側が上流側よりも前記転写手段側に近づくような傾斜状に形成したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 現像剤像を担持する像担持体と、
    前記像担持体に対向配置され、前記像担持体上の前記現像剤像を記録シートに転写する転写手段と、
    前記像担持体と前記転写手段の間の転写位置へ記録シートを搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段により搬送される記録シートを前記像担持体へ向けて案内する案内板とを備え、
    前記案内板と前記転写位置との間には、前記案内板から外れた記録シートの後端部がぶつかった際の衝撃を和らげる緩衝部材が設けられ
    前記緩衝部材の前記記録シート側の面のうちシート搬送方向の上流側の面と下流側の面を、前記像担持体と前記転写手段のニップ搬送方向に対して傾斜させて山型に形成したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記案内板は、前記像担持体とは反対側の端部が支持されることで、先端が揺動自在であり、
    前記緩衝部材は、前記案内板の揺動範囲外に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記緩衝部材の少なくとも一部が、前記転写位置よりも前記像担持体側に位置することを特徴とする請求項1〜請求項のうちのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 画像形成装置に着脱自在に装着されるプロセスカートリッジであって、
    現像剤像を担持する感光ドラムと、
    前記感光ドラムに対向配置され、前記感光ドラム上の前記現像剤像を記録シートに転写する転写手段と、
    前記感光ドラムと前記転写手段の間の転写位置へ向けて搬送される前記記録シートを前記感光ドラムへ向けて案内する案内板とを備え、
    前記案内板と前記転写位置との間には、前記案内板から外れた記録シートの後端部がぶつかった際の衝撃を和らげる緩衝部材が設けられ
    前記緩衝部材の前記記録シート側の面を、前記感光ドラムと前記転写手段のニップ搬送方向に対して、平行またはシート搬送方向における下流側が上流側よりも前記転写手段側に近づくような傾斜状に形成したことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  6. 画像形成装置に着脱自在に装着されるプロセスカートリッジであって、
    現像剤像を担持する感光ドラムと、
    前記感光ドラムに対向配置され、前記感光ドラム上の前記現像剤像を記録シートに転写する転写手段と、
    前記感光ドラムと前記転写手段の間の転写位置へ向けて搬送される前記記録シートを前記感光ドラムへ向けて案内する案内板とを備え、
    前記案内板と前記転写位置との間には、前記案内板から外れた記録シートの後端部がぶつかった際の衝撃を和らげる緩衝部材が設けられ
    前記緩衝部材の前記記録シート側の面のうちシート搬送方向の上流側の面と下流側の面を、前記感光ドラムと前記転写手段のニップ搬送方向に対して傾斜させて山型に形成したことを特徴とするプロセスカートリッジ。
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